JPH0645297U - 睡眠による電源遮断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 睡眠による電気機器等の付けっ放しによる不
安全性とエネルギーの無駄及びそれを消す為の体の動き
による睡眠の一時中断を防ぐ為の電源遮断装置。 【構成】 人の動きを感知する検知器１を支持体２に設
定する。外部よりの電源取入れ口３と、外部供給用電源
４を支持体２に設ける。この検知器１による人の静止状
態を睡眠と判断することにより外部供給用電源４を遮断
するような内部電気回路を組み込む。また検知器１を寝
具に組み込んでも良い。 【効果】 電気機器等を付けっ放しで眠った場合、検知
器１の睡眠判断により電源を遮断するのでエネルギーの
無駄がなく安全である。又気が付いて消す事が無いので
快眠が続行される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】 本考案は特に睡眠による不必要の電気等の働きを遮 断するスイッチである。

【０００２】

【従来の技術】 光、超音波、赤外線等を利用した物で物体の動きを検知し て信号を出すセンサーは公知であるが、人の静止状態を睡眠検知に転用したもの は見られない。睡眠後に電気機器等のスイッチを遮断する方法としては、タイマ ーを利用して一定時間後にスイッチを切る方法が一般的である。しかし普通は眠 る前に人がスイッチを切っていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術に述べたように、睡眠に対して電気機器等のスイッチを遮断する方 法は種々あるが、タイマーを利用すると設定時間に必ず切れるので都合が悪い時 がある。タイマーなしで寝ながら本等を読む時又はテレビ、ラジオ等を聞く時、 つけっ放しで眠る事が多く、不安全でエネルギーの無駄が多い。まして気がつい てスイッチを切ると眠気もさめてしまう。本考案は上記欠点を無くして自然な眠 りの中で自動的で安全にスイッチを切り、エネルギーの無駄を無くして快眠を促 す事を目的とした物である。

【０００４】

【問題を解決する為の手段】

支持体２に人の動きを感知する検知器１を自在に調節固定可能に設け、支持体 ２には外部よりの電源取入れ口３と、検知器１の感知後外部電源を遮断する電気 回路を組み込んだ外部供給用電源４を設ける。５は各種スイッチで外部供給用電 源手動入り、切り；検知器自動入り；設定タイマーである。また天井等の照明器 具やテレビ等を、電波、光等の信号で消すことができるこれらの発信器６を自在 に調節固定可能にしてある。 検知器には光、赤外線、超音波、レーザ、温度、重さセンサー等があるが、人 の動きを間接又は直接的に検知できればなんでも良い。また検知器を設定しやす いように可視光線を出すようにしても良い。

【０００５】

【作用】 本考案は図４のように普段、人が動いている時、検知器センサー のスイッチは短時間に入り切りしており、睡眠状態の時は人は静止の状態である から検知器センサーのスイッチ切りの時間が普段に比べて長くなるので、この差 を利用してタイマーを組み込み、切りの時間が一定時間（Ｔ）以上あれば睡眠と 判断し、タイムアップ後外部供給用電源を切る様に電気回路を組み込んである。 図５にはこれをブロック図にして説明してある。又検知器センサーの種類によっ てはスイッチの入り切りが逆になることもある。 又睡眠にこだわらなくて睡眠は人の静止状態つまり存在しない状態であるから 、これを判断して支持体を移動可能にして各種スイッチを遮断しても良いし、電 気機器に直接組み込んでも良い。

【０００６】

【実施例】

図１において、検知器１には人体の温度と周囲の温度差を感知する熱線センサ を用いた。これは人が静止時、人体と周囲の温度差が無いと判断しスイッチは切 りの状態になる。検知器１を自在に設定固定可能に支持体２に組込み、これを寝 た時の枕元におき、人の動きを感知するように設定する。電源取入れ口３は検知 器用電源と、外部供給用電源を兼ねている。外部供給用電源４には、テレビ、ラ ジオ等の電源を遮断したい物を接続する。５はスイッチ類であり外部供給用電源 手動入り、切り；検知器自動入り；検知器スイッチ入り解除；各個人によって差 があるので調節する静止時間設定タイマーである。６は発信器であり天井に設置 した照明器具やテレビ等を遠隔操作で消す為の物であり自在固定可能にしてある 。 又図１に示す様に支持体２に照明器具７を組み合わせても良い。 又図１の様に時計８を設け外部供給用電源４を遮断した時の時間や、図３の検 知器センサーのＯＮ，ＯＦＦの回数をカウンター９に表示して健康管理をしても 良い。 又図２の様に支持体２を置物のような形状にしても良い。 又図３の様に検知器１を寝具に組み込んで各電気機器を遮断しても良い。

【０００７】

【考案の効果】

本考案は上述の通り構成されているので検知器が睡眠を判断すると外部供給用 電源を遮断する。つまり、寝ながら本を読んだりテレビ、ラジオ等を付けっ放し で眠ることがある。こうした時、速やかに睡眠と判断するので、長時間の電気機 器等のつけっ放しがなく安全でありエネルギーの無駄を無くすことができる。ま た途中で気が付いてスイッチを切ると、その為に体を動かすので眠気が冷めてし まい快眠ができなくなる。睡眠の一時中断をしないので連続した睡眠が得られる 。

【０００８】

【図面の簡単な説明】

【図１】 検知器を組み込んだ支持体の外観図である。

【図２】 検知器を置物の形に組み込んだ外観図であ
る。

【図３】 検知器を寝具に組み込んだ外観図である。

【図４】 検知器センサーとタイマーの関連図である。

【図５】 本考案の働きを示したブロック図である。

【符号の説明】

１…検知器；２…支持体；３…電源取入れ口；４…外部
供給用電源；５各種スイッチ；６…発信器；７…照明器
具；８…時計；９…カウンター；１０…寝具

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 人の動きを感知する検知器を利用して、
   人が一定時間以上動かない状態を判断して信号を出し、
   その信号で外部の電気機器等の電源を切り又は入りする
   検知器１を支持体に組み込んだことを特徴とする電源遮
   断装置。
2. 【請求項２】 検知器１を寝具１０に取り付けたことを
   特徴とする電源遮断装置。