JP2002050490A - 照明制御装置及びそれを用いた照明器具 - Google Patents

照明制御装置及びそれを用いた照明器具

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JP2002050490A JP2000233763A JP2000233763A JP2002050490A JP 2002050490 A JP2002050490 A JP 2002050490A JP 2000233763 A JP2000233763 A JP 2000233763A JP 2000233763 A JP2000233763 A JP 2000233763A JP 2002050490 A JP2002050490 A JP 2002050490A
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  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成、制御で人間が周辺を離れたとき
はすみやかに点灯制御することにより不要な点灯による
電力消費を抑え、また誤消灯、誤調光を可能な限り防止
して使用者の利便性を損なわない照明制御装置及びそれ
を用いた照明器具を提供する。 【解決手段】 照明負荷4と、照明負荷4を点灯制御す
る点灯制御回路部3と、人体の存在を検知して人体検知
信号を出力する人体検知手段7と、人体検知信号を入力
された時点から点灯保持時間を計時する点灯保持タイマ
機能及び点灯保持時間の計時が終了した時点から再点灯
時間を計時する再点灯タイマ機能を有するタイマ回路部
6と、人体検知手段7とタイマ回路部6との各出力信号
に基づいて点灯制御回路部3を制御する制御回路部5
と、前記各回路部と手段とに交流電源1を整流平滑、降
圧した電力を供給する電源回路部2とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体検知手段を有
して自動的に点灯制御を行う照明制御装置及びそれを用
いた照明器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、トイレ等に設置され、人体検
知手段を有し、人が近傍に存在すると自動的に点灯し、
人が遠ざかると自動的に消灯する照明制御装置及びそれ
を用いた照明器具は存在した。
【0003】ここで使用される人体検知手段を構成する
人体検知センサは、主に超音波センサ、測距センサ、焦
電センサ(熱線センサ、PIR)が使われる。
【0004】超音波センサと測距センサは各々超音波、
赤外線を出力して、人体に当たって反射して戻ってくる
までの時間、または三角法によって反射角度を測定する
ことで、人体の存在や人体までの距離を検知する能動型
センサ(アクティブタイプセンサ)である。このタイプ
のセンサの長所は、人体が完全に静止していても確実に
人体の存在検知ができることである。短所は、検知範囲
(検知角度)が狭いこと、センサ稼動時の消費電力が比
較的大きいこと、及び周辺回路を含めたコストが高いこ
とである。
【0005】焦電センサは人体の体温により発生する遠
赤外線の変化量を検知して人体の移動を検知するセンサ
であり、センサ自身からは何も出力しない受動型センサ
(パッシブタイプセンサ)である。このタイプのセンサ
の長所は、検知範囲(検知角度)が比較的広いこと、セ
ンサ稼動時の消費電力が比較的小さいこと、壁などの人
体以外の物体の誤検知が少ないこと、及び周辺回路を含
めたコストが比較的安いことである。短所は、熱量の変
化を検知するセンサであるので人体が完全に静止すると
人体の存在検知ができないことである。
【0006】最近は、前記のような各センサの特徴を考
慮して、能動型センサは洗面所のミラーライト等のよう
に人体が必ず正面に位置する部位の照明制御装置及びそ
れを用いた照明器具に利用され、また受動型センサは廊
下等の移動空間の照明制御装置及びそれを用いた照明器
具に利用されることが多い。
【0007】また、玄関やトイレ等のように人体が静止
する可能性があり、且つ一定以上の検知範囲(検知角
度)が必要な部位の照明制御装置及びそれを用いた照明
器具では受動型センサである焦電センサを使用し、人体
の静止時のセンサ不動作対策として数十秒から数分の範
囲で動作するタイマ回路を使用して、焦電センサにより
人体の存在検知をして照明負荷を点灯させた後、前記タ
イマ回路が計時動作中は点灯状態を保持して、前記タイ
マ回路が計時動作を終了した後(タイムアップ後)消灯
させる照明制御方式が用いられている。なお、以後この
タイマの動作時間を点灯保持時間と呼ぶ。また、能動型
センサを使用する場合においても、検知範囲(検知角
度)が狭いという短所を補う理由で前記同様にタイマ回
路によって一定時間点灯保持する照明制御方式が用いら
れている。
【0008】そして、前記点灯保持時間は通常固定、あ
るいはボリューム等を用いて手動調整が一般的である
が、特開平7−312295号公報で開示されているよ
うに人体の存在検知の検知間隔に応じて前記点灯保持時
間を自動的に調整する照明制御方式も提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の照明制御装置及
びそれを用いた照明器具では、人体の静止時のセンサ不
動作対策として十分な点灯保持時間を設定する必要か
ら、その場を立ち去った後(トイレでは退室後)人体が
照明制御装置及びそれを用いた照明器具の周辺に存在し
ないにも関わらず点灯保持時間が終了するまで無駄に点
灯する問題があった。
【0010】特開平7−312295号公報で開示され
ている発明では、人体検知手段の検知間隔に応じて柔軟
に点灯保持時間を調整するため、無駄に点灯する時間は
点灯保持時間固定の照明制御方式より短いと考えられ
る。焦電センサは熱(体温)の変化を検知するセンサで
あるから人間の移動速度が速ければ検知回数が多くなり
点灯保持時間は短くなり、例えば人間が移動してから急
に立ち止まった時には点灯保持時間が短くなっているの
で、人体が存在しているのにも関わらず誤消灯する可能
性が高い。また、点灯時常に人体検知手段の検知間隔を
比較する必要があり制御が複雑になる。
【0011】本発明は、上記事由に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、簡単な構成、制御で人間が周辺を
離れたときはすみやかに点灯制御することにより不要な
点灯による電力消費を抑え、また誤消灯、誤調光を可能
な限り防止して使用者の利便性を損なわない照明制御装
置及びそれを用いた照明器具を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、照明
負荷と、前記照明負荷の点灯を制御する点灯制御回路部
と、人体の存在を検知する人体検知手段と、点灯保持時
間と再点灯時間とを計時するタイマ回路部と、前記人体
検知手段の出力信号と前記タイマ回路部の計時状態とに
基づいて前記点灯制御回路部を制御する制御回路部と、
前記各回路部と前記手段とに電力を供給する電源回路部
とから構成され、前記制御回路部は、前記人体検知手段
が人体の存在を検知した時点から前記点灯保持時間の間
前記照明負荷を点灯させるよう前記点灯制御回路部を制
御し、前記照明負荷の点灯中に前記人体検知手段が人体
の存在を検知した時は、前記照明負荷の点灯中に前記人
体検知手段が人体の存在を検知した時点から前記点灯保
持時間の間前記照明負荷を点灯させるよう前記点灯制御
回路部を制御し、前記タイマ回路部は、前記照明負荷の
点灯終了後から前記再点灯時間の間に前記人体検知手段
が人体の存在を検知した結果に基づいて前記点灯保持時
間を長くすることを特徴とし、簡単な構成、制御で人間
が周辺を離れたときはすみやかに点灯制御することによ
り不要な点灯による電力消費を抑え、また誤消灯、誤調
光を可能な限り防止して使用者の利便性を損なわない照
明制御装置を提供することができる。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、タイマ回路部は、照明負荷の点灯終了後から前記再
点灯時間の間に人体検知手段が人体の存在を検知する
と、前記点灯保持時間を所定の点灯保持時間より長くす
ることを特徴とし、簡単な構成、制御で人間が周辺を離
れたときはすみやかに点灯制御することにより不要な点
灯による電力消費を抑え、また誤消灯、誤調光を可能な
限り防止して使用者の利便性を損なわない照明制御装置
を提供することができる。
【0014】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、照明負荷の点灯終了後から前記再点灯時間の間に人
体検知手段が人体の存在を検知した回数をカウントする
カウンタ回路部を備え、タイマ回路部は、前記カウンタ
回路部がカウントした回数が所定の回数に達すると前記
点灯保持時間を所定の点灯保持時間より長くすることを
特徴とし、カウンタ回路部を用いた簡単な構成、制御で
人間が周辺を離れたときはすみやかに点灯制御すること
により不要な点灯による電力消費を抑え、また誤消灯、
誤調光を可能な限り防止して使用者の利便性を損なわな
い照明制御装置を提供することができる。
【0015】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、タイマ回路部は、照明負荷の点灯終了後から前記再
点灯時間の間に人体検知手段が人体の存在を検知する毎
に、前記点灯保持時間を前回の点灯保持時間より長くす
ることを特徴とし、簡単な構成、制御で人間が周辺を離
れたときはすみやかに点灯制御することにより不要な点
灯による電力消費を抑え、また誤消灯、誤調光を可能な
限り防止して使用者の利便性を損なわない照明制御装置
を提供することができる。
【0016】請求項5の発明は、請求項3の発明におい
て、タイマ回路部は、照明負荷の点灯終了後から前記再
点灯時間の間にカウンタ回路部がカウントした人体検知
手段が人体の存在を検知した回数が増える毎に、前記点
灯保持時間を前回の点灯保持時間より長くすることを特
徴とし、カウンタ回路部を用いた簡単な構成、制御で人
間が周辺を離れたときはすみやかに点灯制御することに
より不要な点灯による電力消費を抑え、また誤消灯、誤
調光を可能な限り防止して使用者の利便性を損なわない
照明制御装置を提供することができる。
【0017】請求項6の発明は、請求項1の発明におい
て、少なくとも2個以上の人体検知手段を備え、制御回
路部は、照明負荷の点灯終了後、前記再点灯時間が経過
した後に少なくとも2個以上の前記人体検知手段が同時
に人体の存在を検知すると、照明負荷を点灯させるよう
に点灯制御回路部を制御することを特徴とし、小動物や
暖房機器等による人体の存在検知の誤動作を防いで信頼
性向上を図ることができる。
【0018】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、タイマ回路部は、照明負荷の点灯終了後から前記再
点灯時間の間に少なくとも1個以上の人体検知手段が人
体の存在を検知すると、前記点灯保持時間を長くするこ
とを特徴とし、一度点灯すると、人が存在するにも関わ
らず消灯する誤消灯、及び人が存在するにも関わらず調
光する誤調光を可能な限り防止し、信頼性向上を図るこ
とができる。
【0019】請求項8の発明は、請求項1の発明におい
て、人体検知手段は人体までの距離を測定できる波動の
反射を利用した能動型センサから構成され、人体を検知
した時の前記人体までの距離に応じて前記能動型センサ
の波動出力を下げることを特徴とし、消費電力を低減さ
せることができる。
【0020】請求項9の発明は、請求項1の発明におい
て、制御回路部は、照明負荷を点灯させるとき以外は照
明負荷を調光させるよう点灯制御回路部を制御すること
を特徴とし、完全に消灯させると危険な部位に設置する
ことができる。
【0021】請求項10の発明は、請求項1の発明にお
いて、照明負荷は放電灯で構成され、制御回路部は、前
記放電灯の点灯終了後から前記再点灯時間の間は前記放
電灯を予熱するよう点灯制御回路部を制御することを特
徴とし、放電灯を予熱しておくことで誤消灯時において
も即座に再点灯させて、ユーザの不快感を最小限に抑え
ることができる。
【0022】請求項11の発明は、請求項1乃至10い
づれか記載の照明制御装置を内蔵したことを特徴とし、
簡単な構成、制御で人間が周辺を離れたときはすみやか
に点灯制御することにより不要な点灯による電力消費を
抑え、また誤消灯、誤調光を可能な限り防止して使用者
の利便性を損なわない照明器具を提供することができ
る。
【0023】請求項12の発明は、請求項11の発明に
おいて、形状が卓上自立型であることを特徴とし、簡単
な構成、制御で人間が周辺を離れたときはすみやかに点
灯制御することにより不要な点灯による電力消費を抑
え、また誤消灯、誤調光を可能な限り防止して使用者の
利便性を損なわない卓上自立型の照明器具を提供するこ
とができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0025】(実施形態1)本実施形態1の構成を図1
に示し、動作を示すタイムチャートを図2に示す。本実
施形態1は、白熱灯からなる照明負荷4と、スイッチン
グ素子としてトライアックを含み照明負荷4を点灯制御
する点灯制御回路部3と、受動型センサである焦電セン
サとアンプICとで構成され人体の存在を検知して人体
検知信号を出力する人体検知手段7と、タイマ用ICか
らなり人体検知手段7から出力された人体検知信号を入
力された時点から所定の点灯保持時間T1またはT1´
を計時する点灯保持タイマ機能及び点灯保持時間T1ま
たはT1´の計時が終了した時点から所定の再点灯時間
T2を計時する再点灯タイマ機能を有するタイマ回路部
6と、マイクロコンピュータ等からなり人体検知手段7
から出力される人体検知信号とタイマ回路部6から出力
される点灯保持時間T1、T1´及び再点灯時間T2の
各計時状態とに基づいて点灯制御回路部3を制御する制
御回路部5と、前記各回路部と手段とに交流電源1を整
流平滑、降圧した電力を供給する電源回路部2とから構
成される。なお、タイマ回路部6は制御回路部5のマイ
クロコンピュータで実現してもよい。
【0026】ここで、図2(a)は人体検知手段7から
出力される人体検知信号、図2(b)はタイマ回路部6
の点灯保持タイマ機能の計時状態、図2(c)はタイマ
回路部6の再点灯タイマ機能の計時状態、図2(d)は
照明負荷4の状態の各タイムチャートを示す。時点S1
において照明負荷4が消灯している状態で人体検知手段
7が人体の存在を検知して人体検知信号を出力すると、
制御回路部5は点灯制御回路部3を制御して照明負荷4
を点灯させ、制御回路部5を介して人体検知信号を入力
されたタイマ回路部6は点灯保持タイマ機能により点灯
保持時間T1の計時を開始する。以後タイマ回路部6の
点灯保持タイマ機能が点灯保持時間T1またはT1´の
計時を行っている間、制御回路部5は点灯制御回路部3
を制御して照明負荷4を点灯させる。タイマ回路部6の
点灯保持タイマ機能が点灯保持時間T1の計時中である
時点S2において人体検知手段7が人体の存在を検知し
て人体検知信号を出力すると、タイマ回路部6の点灯保
持タイマ機能は時点S2から点灯保持時間T1の計時を
再び開始し、制御回路部5は点灯制御回路部3を制御し
て照明負荷4の点灯をそのまま保持する。時点S2から
点灯保持時間T1が経過して点灯保持タイマ機能の計時
が終了する時点S3まで人体検知手段7が人体の存在を
検知しなければ、時点S3において制御回路部5は点灯
制御回路部3を制御して照明負荷4を消灯させて、タイ
マ回路部6の再点灯タイマ機能は再点灯時間T2の計時
を開始する。時点S4において、再点灯時間T2の計時
中に人体検知手段7が人体を再検知して人体検知信号を
出力すると、制御回路部5は点灯制御回路部3を制御し
て照明負荷4を点灯させて、タイマ回路部6の点灯保持
タイマ機能は前回の点灯保持時間T1よりも長い点灯保
持時間T1´の計時を開始する。すなわち、消灯後、再
点灯時間T2の計時中に人体検知手段7が人体の存在を
再検知するのは、人がその場にいるにも関わらず、人体
検知手段7の検知範囲が狭いため、あるいは本実施形態
1のように人体検知手段7の人体検知センサに焦電セン
サを用いている場合に人が静止してしまったために人体
検知手段7が人体の存在を検知できない人体不検知現象
のために誤消灯したと判断し、点灯保持時間を長くして
誤消灯を防止する方向に制御する。ここでもし、時点S
3からの再点灯時間T2の計時終了後に人体検知手段7
が人体検知信号を出力した場合は、タイマ回路部6の点
灯保持タイマ機能は前回と同じ点灯保持時間T1を計時
する。次に時点S4から点灯保持時間T1´が経過した
時点S5までに人体検知手段7が人体の存在を検知しな
い場合は、時点S5において制御回路部5は点灯制御回
路部3を制御して照明負荷4を消灯させて、再点灯時間
T2の計時が開始される。この時点S5から再点灯時間
T2が経過するまで人体検知手段7が人体の存在を再検
知しない場合は、次に人体の存在を検知した時点S6に
おいて、制御回路部5は点灯制御回路部3を制御して照
明負荷4を点灯させて、タイマ回路部6の点灯保持タイ
マ機能は点灯保持時間T1´をリセットして再び点灯保
持時間T1にて計時を開始する。時点S6から点灯保持
時間T1が経過するまで人体検知手段7が人体の存在を
検知しない場合には時点S6から点灯保持時間T1が経
過した時点S7にて照明負荷4は消灯し、再点灯時間T
2の計時が開始される。点灯保持時間T1、T1´は使
用される部位やユーザによって異なるためボリューム等
で調整できることが望ましい。例えば、点灯保持時間T
1は30秒から数分程度、点灯保持時間T1´はT1+
30秒、再点灯時間T2は5秒程度が一般的である。
【0027】本実施形態1では、例えば時点S5から再
点灯時間T2が経過するまでに人体検知手段7が人体の
存在を再検知したとしても点灯保持タイマ機能は前回の
計時と同様に点灯保持時間T1´で計時を開始するが、
人体検知手段7が連続して人体の存在を再検知した場合
は、再検知回数が増える毎に点灯保持時間を延長しても
よい。また、本実施形態1では照明負荷4として白熱灯
を用いているが、蛍光灯やLEDを用いてもよい。
【0028】このように本実施形態1によれば、人体検
知手段7の人体不検知現象があった場合には次の点灯保
持時間を長く設定し、また初期の点灯保持時間T1を必
要と予想される最短時間に設定することにより、簡単な
構成、制御で人間が周辺を離れたときはすみやかに消灯
することにより不要な点灯による電力消費を抑え、誤消
灯を可能な限り防止して使用者の利便性を損なわない照
明制御装置及びそれを用いた照明器具を提供することが
できる。
【0029】(実施形態2)本実施形態2の構成を図3
に示し、動作を示すタイムチャートを図2に示す。前記
実施形態1とは基本的な構成は同一であり、同一の構
成、要素には同一の符号を付して説明は省略する。本実
施形態2において、制御回路部5と接続されるカウンタ
回路部8は、カウンタを有し、照明負荷4の点灯が終了
してタイマ回路部6の再点灯タイマ機能が再点灯時間T
2の計時中に人体検知手段7が人体の存在を検知する再
検知が発生するとカウンタが1回カウントアップする。
そして再検知が2回発生し、カウンタが2回カウントア
ップするとタイマ回路部6の点灯保持タイマ機能は前回
の点灯保持時間T1よりも長い点灯保持時間T1´を計
時して、点灯保持時間を長くして誤消灯を防止する方向
に制御する。また人体検知手段7は、ドップラー効果に
よる超音波の反射波の周波数の違いを利用して人体の移
動(主に接近移動)を検知するセンサである。
【0030】そして本実施形態2の照明負荷4は蛍光灯
であり、点灯制御回路部3は蛍光灯点灯回路で構成さ
れ、点灯制御回路部3と照明負荷4とは図5の回路構成
で示される。交流電源1を整流器DBで全波整流し、電
解コンデンサC1で平滑して直流電源を得る。電解コン
デンサC1に並列にインダクタL1とコンデンサC2と
の直列回路が接続され、インダクタL1に並列にコンデ
ンサC3とインダクタL2との直列回路が接続され、コ
ンデンサC3に並列に蛍光灯である照明負荷4が接続さ
れる。コンデンサC2に並列にダイオードD1とスイッ
チング素子Q1とが接続され、スイッチング素子Q1に
は駆動回路K1が接続される。この回路は一般に一石式
インバータと呼ばれる電圧共振型のインバータ回路であ
り、駆動回路K1でスイッチング素子Q1のオンデュー
ティを制御することで電解コンデンサC1から供給され
る直流電力を高周波電力に変換して照明負荷4に高周波
電流を供給し、スイッチング素子Q1のオンデューティ
を変化させることで調光制御を行うことができる。例え
ば、スイッチング素子Q1のオンデューティを小さくす
ることで調光比を下げることができる。またコンデンサ
C3は予熱用のコンデンサであり、照明負荷4を構成す
る蛍光灯が点灯(放電)を開始するまでの予熱時には高
周波の予熱電流がコンデンサC3を介して照明負荷4を
構成する蛍光灯のフィラメントを流れる。この予熱時に
はスイッチング素子Q1のオンデューティを予熱期間だ
け小さくしてコンデンサC3を介して照明負荷4を構成
する蛍光灯のフィラメントに予熱電流を流して十分に予
熱して、その後スイッチング素子Q1のオンデューティ
を大きくすることで照明負荷4の両端電圧を始動電圧以
上にして点灯させる。本実施形態2では一石式インバー
タ回路を用いているが、調光制御と予熱期間の制御とが
可能なハーフブリッジ式のインバータ回路、及び銅鉄式
の安定器回路であってもよい。
【0031】ここで、図4(a)は人体検知手段7から
出力される人体検知信号、図4(b)はタイマ回路部6
の点灯保持タイマ機能の計時状態、図4(c)はタイマ
回路部6の再点灯タイマ機能の計時状態、図4(d)は
照明負荷4の状態の各タイムチャートを示す。時点S1
0において照明負荷4が消灯している状態で、人体検知
手段7が人体の存在を検知して人体検知信号を出力する
と、制御回路部5は点灯制御回路部3を制御して照明負
荷4を予熱し点灯させ、制御回路部5を介して人体検知
信号を入力されたタイマ回路部6は点灯保持タイマ機能
により点灯保持時間T1の計時を開始する。以後タイマ
回路部6の点灯保持タイマ機能が点灯保持時間T1また
はT1´の計時を行っている間、制御回路部5は点灯制
御回路部3を制御して照明負荷4を点灯させる。時点S
10から点灯保持時間T1が経過する時点S11まで人
体検知手段7が人体の存在を検知しなければ、時点S1
1からタイマ回路部6の再点灯タイマ機能が再点灯時間
T2の計時を行う。このタイマ回路部6の再点灯タイマ
機能が再点灯時間T2の計時を行っているとき、制御回
路部5は点灯制御回路部3を制御して照明負荷4を完全
には消灯させず予熱状態にしておく(予熱状態時には照
明負荷4は点灯していない)。これは、再点灯時間T2
の計時中に人体検知手段7が人体を再検知して人体検知
信号を出力するときは誤消灯であったと考えられるの
で、照明負荷4を予熱状態にしておいて人体検知手段7
が人体の存在を再検知したら少しでも早く再点灯をさせ
て、ユーザの不快感を最小限に抑えるためである。時点
S12において、再点灯タイマ機能が再点灯時間T2の
計時を終了すると、制御回路部5は点灯制御回路部3を
制御して照明負荷4の予熱状態を解除して完全に消灯さ
せる。時点S13において、人体検知手段7が人体の存
在を検知して人体検知信号を出力すると、時点S10同
様に制御回路部5は照明負荷4を予熱して点灯させる。
タイマ回路部6の点灯保持タイマ機能が点灯保持時間T
1の計時中である時点S14において、人体検知手段7
が人体の存在を検知して人体検知信号を出力すると、タ
イマ回路部6の点灯保持タイマ機能は時点S14から点
灯保持時間T1の計時を再び開始し、制御回路部5は点
灯制御回路部3を制御して照明負荷4の点灯をそのまま
保持する。時点S14から点灯保持時間T1が経過する
時点S15まで人体検知手段7が人体の存在を検知しな
ければ、時点S15において制御回路部5は点灯制御回
路部3を制御して照明負荷4を予熱状態にして、タイマ
回路部6の再点灯タイマ機能が再点灯時間T2の計時を
開始する。時点S16において、再点灯タイマ機能が再
点灯時間T2の計時中に人体検知手段7が人体を再検知
して人体検知信号を出力すると、カウンタ回路部8のカ
ウンタはカウントアップし、1をカウントする。そして
制御回路部5は点灯制御回路部3を制御して予熱状態で
あった照明負荷4をすぐ点灯させ、制御回路部5を介し
て人体検知信号を入力されたタイマ回路部6は点灯保持
タイマ機能により点灯保持時間T1の計時を開始する。
時点S17において照明負荷4は点灯状態から予熱状態
になり、タイマ回路部6の再点灯タイマ機能が再点灯時
間T2の計時を開始する。時点S18において、再点灯
時間T2の計時中に人体検知手段7が人体を再検知して
人体検知信号を出力すると、カウンタ回路部8のカウン
タはカウントアップし、2をカウントする。本実施形態
2ではカウンタ回路部8のカウンタが2回カウントアッ
プして2をカウントすると、制御回路部5は点灯制御回
路部3を制御して予熱状態であった照明負荷4をすぐ点
灯させ、制御回路部5を介して人体検知信号を入力され
たタイマ回路部6は誤消灯を防止するために点灯保持タ
イマ機能により前回の点灯保持時間T1よりも長い点灯
保持時間T1´の計時を開始する。時点S18から点灯
保持時間T1´が経過した時点S19までに人体検知手
段7が人体の存在を検知しない場合は、時点S19にお
いて前記同様照明負荷4は予熱状態になり、再点灯時間
T2の計時が開始される。
【0032】なお、本実施形態2では、カウンタ回路部
8のカウンタが2回カウントアップすると誤消灯防止の
ために点灯保持時間を延長しているが、カウントアップ
の回数は2回に限定しておらず、任意の回数カウントア
ップすれば点灯時間T1を長くしてもよい。またカウン
タ回路部6のカウンタがカウンタアップする毎に点灯保
持時間を延長してもよい。
【0033】図6は本実施形態2の照明制御装置を内蔵
して、机やテーブル上に設置して使用する卓上自立型の
照明器具の外形図を示す。電源回路部2、点灯制御回路
3、制御回路部5、タイマ回路部6及びカウンタ回路部
8を内蔵し、電源コード24を介して交流電源と接続さ
れる台座20と、台座20の表面に配置された操作スイ
ッチ23と、台座20後部から上方に向かって設置さ
れ、台座20の前部側に人体検知手段7を備え、且つ点
灯制御回路部3と照明負荷4との間の配線を内部に備え
た支柱21と、支柱21の上端に設置され、下面に蛍光
灯である照明負荷4を備えた蛍光灯取付け部22とから
構成される。
【0034】(実施形態3)本実施形態3の構成を図7
に示し、動作を示すタイムチャートを図8に示す。前記
実施形態2と同一の構成、要素には同一の符号を付して
説明は省略する。本実施形態3では、点灯制御回路部3
は一定の調光比で照明負荷4を調光する調光制御を行う
ことができ、完全に消灯すると危険な部位に設置するた
め照明負荷4を点灯させていないときは調光状態にして
おく。また、照明器具100と送信機101とに分離さ
れ、各々が人体検知手段を有している。送信機101
は、第1の人体検知手段7aと、送信制御回路部11
と、送信タイマ回路部12と、送信回路部10と送信電
源回路部(図示せず)とを内蔵している。送信電源回路
部は、電池等で構成され送信機101の前記各回路部と
手段とに電力を供給する。第1の人体検知手段7aは、
能動型センサであり、本実施形態3では出力した赤外線
が反射して戻ってきたときの反射角から人体との距離を
測定して人体の存在を検知する測距センサからなり、そ
の検知動作はタイマ用ICで構成された送信タイマ回路
部12により検知動作間隔T3にて離散的に行うよう制
御され、人体の存在を検知したときには第1の人体検知
信号を出力する。送信制御回路部11はマイクロコンピ
ュータ等で構成され、送信回路部10の送信動作を制御
する。送信回路部10は、赤外LEDやトランジスタ等
で構成され、周知の赤外リモコン送信機と同様の手段
で、第1の人体検知信号に基づいたリモコン送信信号を
照明器具100内の受信回路部9に送信する。また照明
器具100は、受動型センサである焦電センサからなる
第2の人体検知手段7bを有している。なお送信タイマ
回路部12は、送信制御回路部11のマイクロコンピュ
ータで実現してもよい。また、送信機101には点灯保
持時間T1、T1´を手動で設定できる設定スイッチを
設けてもよい。
【0035】ここで、図8(a)は測距センサからなる
第1の人体検知手段7aの赤外線出力、図8(b)は第
1の人体検知手段7aから出力される第1の人体検知信
号、図8(c)は送信回路部10から送信されるリモコ
ン送信信号、図8(d)は第2の人体検知手段7bから
出力される第2の人体検知信号、図8(e)はタイマ回
路部6の点灯保持タイマ機能の計時状態、図8(f)は
タイマ回路部6の再点灯タイマ機能の計時状態、図8
(g)は照明負荷4の状態の各タイムチャートを示す。
【0036】図8(a)に示すように第1の人体検知手
段7aが、送信タイマ回路部12で計時する時間T3の
間隔で赤外線を出力して人体の存在の検知動作を行い、
時点S20において、第1の人体検知手段7aは人体の
存在を検知して第1の人体検知信号を出力し、送信制御
回路部11は第1の人体検知信号が出力されている間、
送信回路部10を制御して一定間隔のリモコン送信信号
を受信回路部9に送信させ、受信回路部9は受信したリ
モコン送信信号をデジタル信号に変換して制御回路部5
に入力する。そして時点S21において受信回路部9が
受信したリモコン送信信号と第2の人体検知手段7bか
ら出力された第2の人体検知信号とが同時に制御回路部
5に入力されると、制御回路部5は点灯制御回路部3を
制御して照明負荷4を調光状態から点灯させ、タイマ回
路部6は点灯保持タイマ機能により点灯保持時間T1の
計時を開始する。即ち、第2の人体検知手段7bの焦電
センサで人体であることを検知し、第1の人体検知手段
7aの測距センサで所定の距離にまで接近したことを検
知して第1及び第2の人体検知手段7a、7bから各人
体検知信号が同時に入力されて照明負荷4は調光状態か
ら点灯することにより、小動物や暖房機器等による誤動
作を防ぐ。以後タイマ回路部6の点灯保持タイマ機能が
点灯保持時間T1またはT1´の計時を行っている間、
制御回路部5は点灯制御回路部3を制御して照明負荷4
を点灯させる。点灯後は、タイマ回路部6の点灯保持タ
イマ機能が点灯保持時間T1の計時中である時点S22
〜25のように第1の人体検知手段7aまたは第2の人
体検知手段7bの内どちらか一方が人体検知信号を出力
すると、タイマ回路部6の点灯保持タイマ機能は各時点
S22〜25から点灯保持時間T1の計時を再び開始
し、制御回路部5は点灯制御回路部3を制御して照明負
荷4の点灯をそのまま保持する。時点S25から点灯保
持時間T1が経過する時点S26まで人体検知手段7a
または人体検知手段7bが人体の存在を検知しなけれ
ば、時点S26において制御回路部5は点灯制御回路部
3を制御して照明負荷4を完全には消灯させず調光状態
にして、タイマ回路部6の再点灯タイマ機能は再点灯時
間T2の計時を開始する。時点S27において、再点灯
時間T2の計時中に第1の人体検知手段7aまたは第2
の人体検知手段7bの内どちらか一方が人体の存在を再
検知して人体検知信号を出力すると、制御回路部5は点
灯制御回路部3を制御して調光状態であった照明負荷4
を点灯させ、タイマ回路部6は誤調光を防止するために
点灯保持タイマ機能により前回の点灯保持時間T1より
も長い点灯保持時間T1´の計時を開始する。点灯後
は、タイマ回路部6の点灯保持タイマ機能が点灯保持時
間T1´の計時中である時点S28〜31のように第1
の人体検知手段7aまたは第2の人体検知手段7bの内
どちらか一方が人体検知信号を出力すると、タイマ回路
部6の点灯保持タイマ機能は各時点S28〜31から点
灯保持時間T1´の計時を再び開始し、制御回路部5は
点灯制御回路部3を制御して照明負荷4の点灯をそのま
ま保持する。時点S31から点灯保持時間T1´が経過
する時点S32まで第1の人体検知手段7aまたは第2
の人体検知手段7bが人体の存在を検知しなければ、時
点S32において制御回路部5は点灯制御回路部3を制
御して照明負荷4を完全には消灯させず、調光状態にし
ておく。
【0037】このように本実施形態3では、タイマ回路
部6の再点灯タイマが計時を行っていない調光状態では
第1の人体検知手段7aと第2の人体検知手段7bとが
同時に人体の存在を検知すると照明負荷4は点灯し、点
灯後はどちらか一方の人体検知手段の人体検知信号によ
って点灯を保持し、また再点灯タイマが計時を行ってい
る調光状態ではどちらか一方の人体検知手段の人体検知
信号によって再点灯する。したがって、一度点灯すると
人が存在するのに調光状態になる誤調光を防止する方向
に制御するので信頼性向上を図ることができる。また、
能動型の第1の人体検知手段7aを分離して第1の人体
検知信号を無線で送信することにより、第1の人体検知
手段7aを人体が静止する場所の近くに設置できるた
め、検知範囲が狭くても確実に人体の存在を検知するこ
とができ、検知するための赤外線の出力を必要最小限に
下げることができる。そして、前記赤外線の出力を必要
最小限に下げること及び第1の人体検知手段7aが検知
動作を連続的ではなく離散的に行うことによって消費電
力を低減させることができる。そのため、送信電源回路
部(図示せず)を電池で構成して送信機101の前記各
回路部、手段を電池駆動することができる。本実施形態
3では、第1の人体検知センサ7aを赤外線の反射角か
ら人体の存在の検知を行う測距センサとしたが、超音波
が反射して戻ってくる時間で人体の存在の検知を行う超
音波センサでもよい。
【0038】また、測距センサや超音波センサを用いた
第1の人体検知手段7aは、人体の存在を検知したとき
の人体との距離に応じて次回に出力する赤外線や超音波
の出力を下げることによりさらに消費電力を低減させる
ことができる。即ち、調光状態に移行した直後は壁まで
の距離を測定しているのでその時に測定した距離を記憶
しておき、その次に第2の人体検知手段7bが人体の存
在を検知して照明負荷4が点灯した時に測定した人体と
の距離が前記記憶した距離より短い距離であれば、その
距離が人体までの距離であるので、次回からの赤外線や
超音波の出力を前記人体までの距離を測定することので
きる最小限の出力に下げることができる。その結果さら
に消費電力を低減させることができる。
【0039】なお、本実施形態3では第1の人体検知手
段7aを測距センサとしたが、ドアの開閉を検知するこ
とによって人体の存在を検知するセンサであってもよ
い。
【0040】
【発明の効果】請求項1の発明は、照明負荷と、前記照
明負荷の点灯を制御する点灯制御回路部と、人体の存在
を検知する人体検知手段と、点灯保持時間と再点灯時間
とを計時するタイマ回路部と、前記人体検知手段の出力
信号と前記タイマ回路部の計時状態とに基づいて前記点
灯制御回路部を制御する制御回路部と、前記各回路部と
前記手段とに電力を供給する電源回路部とから構成さ
れ、前記制御回路部は、前記人体検知手段が人体の存在
を検知した時点から前記点灯保持時間の間前記照明負荷
を点灯させるよう前記点灯制御回路部を制御し、前記照
明負荷の点灯中に前記人体検知手段が人体の存在を検知
した時は、前記照明負荷の点灯中に前記人体検知手段が
人体の存在を検知した時点から前記点灯保持時間の間前
記照明負荷を点灯させるよう前記点灯制御回路部を制御
し、前記タイマ回路部は、前記照明負荷の点灯終了後か
ら前記再点灯時間の間に前記人体検知手段が人体の存在
を検知した結果に基づいて前記点灯保持時間を長くする
ので、簡単な構成、制御で人間が周辺を離れたときはす
みやかに点灯制御することにより不要な点灯による電力
消費を抑え、また誤消灯、誤調光を可能な限り防止して
使用者の利便性を損なわない照明制御装置を提供するこ
とができるという効果がある。
【0041】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、タイマ回路部は、照明負荷の点灯終了後から前記再
点灯時間の間に人体検知手段が人体の存在を検知する
と、前記点灯保持時間を所定の点灯保持時間より長くす
るので、簡単な構成、制御で人間が周辺を離れたときは
すみやかに点灯制御することにより不要な点灯による電
力消費を抑え、また誤消灯、誤調光を可能な限り防止し
て使用者の利便性を損なわない照明制御装置を提供する
ことができるという効果がある。
【0042】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、照明負荷の点灯終了後から前記再点灯時間の間に人
体検知手段が人体の存在を検知した回数をカウントする
カウンタ回路部を備え、タイマ回路部は、前記カウンタ
回路部がカウントした回数が所定の回数に達すると前記
点灯保持時間を所定の点灯保持時間より長くするので、
カウンタ回路部を用いた簡単な構成、制御で人間が周辺
を離れたときはすみやかに点灯制御することにより不要
な点灯による電力消費を抑え、また誤消灯、誤調光を可
能な限り防止して使用者の利便性を損なわない照明制御
装置を提供することができるという効果がある。
【0043】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、タイマ回路部は、照明負荷の点灯終了後から前記再
点灯時間の間に人体検知手段が人体の存在を検知する毎
に、前記点灯保持時間を前回の点灯保持時間より長くす
るので、簡単な構成、制御で人間が周辺を離れたときは
すみやかに点灯制御することにより不要な点灯による電
力消費を抑え、また誤消灯、誤調光を可能な限り防止し
て使用者の利便性を損なわない照明制御装置を提供する
ことができるという効果がある。
【0044】請求項5の発明は、請求項3の発明におい
て、タイマ回路部は、照明負荷の点灯終了後から前記再
点灯時間の間にカウンタ回路部がカウントした人体検知
手段が人体の存在を検知した回数が増える毎に、前記点
灯保持時間を前回の点灯保持時間より長くするので、カ
ウンタ回路部を用いた簡単な構成、制御で人間が周辺を
離れたときはすみやかに点灯制御することにより不要な
点灯による電力消費を抑え、また誤消灯、誤調光を可能
な限り防止して使用者の利便性を損なわない照明制御装
置を提供することができるという効果がある。
【0045】請求項6の発明は、請求項1の発明におい
て、少なくとも2個以上の人体検知手段を備え、制御回
路部は、照明負荷の点灯終了後、前記再点灯時間が経過
した後に少なくとも2個以上の前記人体検知手段が同時
に人体の存在を検知すると、照明負荷を点灯させるよう
に点灯制御回路部を制御するので、小動物や暖房機器等
による人体の存在検知の誤動作を防いで信頼性向上を図
ることができるという効果がある。
【0046】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、タイマ回路部は、照明負荷の点灯終了後から前記再
点灯時間の間に少なくとも1個以上の人体検知手段が人
体の存在を検知すると、前記点灯保持時間を長くするの
で、一度点灯すると、人が存在するにも関わらず消灯す
る誤消灯、及び人が存在するにも関わらず調光する誤調
光を可能な限り防止し、信頼性向上を図ることができる
という効果がある。
【0047】請求項8の発明は、請求項1の発明におい
て、人体検知手段は人体までの距離を測定できる波動の
反射を利用した能動型センサから構成され、人体を検知
した時の前記人体までの距離に応じて前記能動型センサ
の波動出力を下げるので、消費電力を低減させることが
できるという効果がある。
【0048】請求項9の発明は、請求項1の発明におい
て、制御回路部は、照明負荷を点灯させるとき以外は照
明負荷を調光させるよう点灯制御回路部を制御するの
で、完全に消灯させると危険な部位に設置することがで
きるという効果がある。
【0049】請求項10の発明は、請求項1の発明にお
いて、照明負荷は放電灯で構成され、制御回路部は、前
記放電灯の点灯終了後から前記再点灯時間の間は前記放
電灯を予熱するよう点灯制御回路部を制御するので、放
電灯を予熱しておくことで誤消灯時においても即座に再
点灯させて、ユーザの不快感を最小限に抑えることがで
きるという効果がある。
【0050】請求項11の発明は、請求項1乃至10い
づれか記載の照明制御装置を内蔵したので、簡単な構
成、制御で人間が周辺を離れたときはすみやかに点灯制
御することにより不要な点灯による電力消費を抑え、ま
た誤消灯、誤調光を可能な限り防止して使用者の利便性
を損なわない照明器具を提供することができるという効
果がある。
【0051】請求項12の発明は、請求項11の発明に
おいて、形状が卓上自立型であるので、簡単な構成、制
御で人間が周辺を離れたときはすみやかに点灯制御する
ことにより不要な点灯による電力消費を抑え、また誤消
灯、誤調光を可能な限り防止して使用者の利便性を損な
わない卓上自立型の照明器具を提供することができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の構成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態1の動作タイムチャートを示
す図である。
【図3】本発明の実施形態2の構成を示す図である。
【図4】本発明の実施形態2の動作タイムチャートを示
す図である。
【図5】本発明の実施形態2の点灯制御回路部の回路構
成を示す図である。
【図6】本発明の実施形態2の卓上自立型の照明器具の
外形を示す図である。
【図7】本発明の実施形態3の構成を示す図である。
【図8】本発明の実施形態3の動作タイムチャートを示
す図である。
【符号の説明】
1 交流電源 2 電源回路部 3 点灯制御回路部 4 照明負荷 5 制御回路部 6 タイマ回路部 7 人体検知手段
フロントページの続き Fターム(参考) 3K073 AA12 AA14 AA49 AA50 AA85 BA25 CA05 CB01 CE13 CE17 CF17 CG06 CG15 CG58 CJ11 CJ22 5K048 AA06 AA16 BA07 DB04 EB02 EB10 FA07 FC03 HA04 HA06

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明負荷と、前記照明負荷の点灯を制御
    する点灯制御回路部と、人体の存在を検知する人体検知
    手段と、点灯保持時間と再点灯時間とを計時するタイマ
    回路部と、前記人体検知手段の出力信号と前記タイマ回
    路部の計時状態とに基づいて前記点灯制御回路部を制御
    する制御回路部と、前記各回路部と前記手段とに電力を
    供給する電源回路部とから構成され、前記制御回路部
    は、前記人体検知手段が人体の存在を検知した時点から
    前記点灯保持時間の間前記照明負荷を点灯させるよう前
    記点灯制御回路部を制御し、前記照明負荷の点灯中に前
    記人体検知手段が人体の存在を検知した時は、前記照明
    負荷の点灯中に前記人体検知手段が人体の存在を検知し
    た時点から前記点灯保持時間の間前記照明負荷を点灯さ
    せるよう前記点灯制御回路部を制御し、前記タイマ回路
    部は、前記照明負荷の点灯終了後から前記再点灯時間の
    間に前記人体検知手段が人体の存在を検知した結果に基
    づいて前記点灯保持時間を長くすることを特徴とする照
    明制御装置。
  2. 【請求項2】 タイマ回路部は、照明負荷の点灯終了後
    から前記再点灯時間の間に人体検知手段が人体の存在を
    検知すると、前記点灯保持時間を所定の点灯保持時間よ
    り長くすることを特徴とする請求項1記載の照明制御装
    置。
  3. 【請求項3】 照明負荷の点灯終了後から前記再点灯時
    間の間に人体検知手段が人体の存在を検知した回数をカ
    ウントするカウンタ回路部を備え、タイマ回路部は、前
    記カウンタ回路部がカウントした回数が所定の回数に達
    すると前記点灯保持時間を所定の点灯保持時間より長く
    することを特徴とする請求項1記載の照明制御装置。
  4. 【請求項4】 タイマ回路部は、照明負荷の点灯終了後
    から前記再点灯時間の間に人体検知手段が人体の存在を
    検知する毎に、前記点灯保持時間を前回の点灯保持時間
    より長くすることを特徴とする請求項1記載の照明制御
    装置。
  5. 【請求項5】 タイマ回路部は、照明負荷の点灯終了後
    から前記再点灯時間の間にカウンタ回路部がカウントし
    た人体検知手段が人体の存在を検知した回数が増える毎
    に、前記点灯保持時間を前回の点灯保持時間より長くす
    ることを特徴とする請求項3記載の照明制御装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも2個以上の人体検知手段を備
    え、制御回路部は、照明負荷の点灯終了後、前記再点灯
    時間が経過した後に少なくとも2個以上の前記人体検知
    手段が同時に人体の存在を検知すると、照明負荷を点灯
    させるように点灯制御回路部を制御することを特徴とす
    る請求項1記載の照明制御装置。
  7. 【請求項7】 タイマ回路部は、照明負荷の点灯終了後
    から前記再点灯時間の間に少なくとも1個以上の人体検
    知手段が人体の存在を検知すると、前記点灯保持時間を
    長くすることを特徴とする請求項6記載の照明制御装
    置。
  8. 【請求項8】 人体検知手段は人体までの距離を測定で
    きる波動の反射を利用した能動型センサから構成され、
    人体を検知した時の前記人体までの距離に応じて前記能
    動型センサの波動出力を下げることを特徴とする請求項
    1記載の照明制御装置。
  9. 【請求項9】 制御回路部は、照明負荷を点灯させると
    き以外は照明負荷を調光させるよう点灯制御回路部を制
    御することを特徴とする請求項1記載の照明制御装置。
  10. 【請求項10】 照明負荷は放電灯で構成され、制御回
    路部は、前記放電灯の点灯終了後から前記再点灯時間の
    間は前記放電灯を予熱するよう点灯制御回路部を制御す
    ることを特徴とする請求項1記載の照明制御装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10いづれか記載の照明
    制御装置を内蔵したことを特徴とする照明器具。
  12. 【請求項12】 形状が卓上自立型であることを特徴と
    する請求項11記載の照明器具。
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