JPH0645290U - 電気コネクタ用結線装置 - Google Patents

電気コネクタ用結線装置

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JPH0645290U
JPH0645290U JP8754292U JP8754292U JPH0645290U JP H0645290 U JPH0645290 U JP H0645290U JP 8754292 U JP8754292 U JP 8754292U JP 8754292 U JP8754292 U JP 8754292U JP H0645290 U JPH0645290 U JP H0645290U
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wire
pusher
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pressing
electric wire
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JP8754292U
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広美 加藤
唯凱 青木
清実 丸山
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日本エー・エム・ピー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造で、特に多心ケーブルの比較的柔
軟性を有する被覆電線を1本ずつ確実に送り出すことが
可能な電線整列手段を有する電気コネクタ用結線装置を
提供する。 【構成】 電気コネクタ用結線装置1の電線整列手段10
は、多心ケーブル2の被覆電線3を1列に整列させるガ
イド12及び被覆電線3を第2プッシャ42側に押圧する第
1プッシャ18を有する。第1プッシャ18と平行に延び、
ロッド22に連結される案内ロッド26上には、第1プッシ
ャ18をその押圧方向と逆方向に付勢するばね部材30が設
けられる。このばね部材30による付勢は、ガイド12に挟
持された被覆電線3の本数に応じて変化する。従って、
特に被覆電線3の本数が少ないときには押圧する力が低
減するので、被覆電線3が潰れることなく確実に1本ず
つ送り出される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は電気コネクタ用結線装置、特に多心ケーブルの複数の被覆電線を1本 ずつ移送して電気コネクタの所定端子に接続する電気コネクタ用結線装置に関す る。
【0002】
【従来の技術】
パーソナルコンピュータ等のシステムにおいて、コンピュータ本体と周辺機器 とを接続するために、多心ケーブルの両端に電気コネクタが結線されたハーネス が使用されている。このハーネスを製造するための装置が、例えば特開平3-2169 80号公報、特開平4-71178 号公報等に開示されている。これらの装置は、多心ケ ーブルの一端から露出する多数の被覆電線を1列に整列させる電線整列手段と、 その電線整列手段から1本ずつ送り出された電線を電気コネクタの所定位置に移 送する電線移送手段と、移送された電線を電気コネクタに結線する結線手段とを 具える。
【0003】
【解決すべき課題】
多心ケーブルの被覆電線の被覆はPVC(塩化ビニル)製であるのが一般的で ある。PVCは所定の硬度を有するので、上記結線装置においてPVC製の被覆 電線を使用することは問題はない。
【0004】 ところが、近年SCSI規格が要求する所定インピーダンスを得るために、発 泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレン等の柔軟な被覆を有する電線が使用され始 めてきた。この柔軟な被覆電線を従来の結線装置に使用すると、以下の問題が生 ずることが判明した。即ち、従来の結線装置の電線整列手段において1列に整列 した多数の電線群の後端を一般にはエアシリンダで駆動されるプッシャにより押 圧しているが、エアシリンダは整列した電線の数に拘らず、略一定の力で押圧す る。多数の柔軟な被覆電線が整列している場合、電線及び電線を整列案内する部 材の摩擦抵抗により、エアシリンダによる押圧荷重は低減されて電線群の先端の 電線に伝達される。このため、先端の電線の被覆は潰れるおそれは少ない。とこ ろが、電線送り出し作業が進行して少数の被覆電線を押圧する場合、シリンダに よる押圧荷重が低減されないで伝達されるので、電線群先端の電線の被覆が潰れ てしまい、1本ずつ送り出すべきところが一度に複数本送り出してしまうという 問題が生じた。
【0005】 この問題を回避するために、エアシリンダの代りにプッシャの移動量に応じて 押圧荷重を制御する電気的モータを駆動源とすることが考えられる。しかし、押 圧荷重を制御することは一般に困難であるか、又は可能であるとしても複雑な構 造になってしまうという問題がある。
【0006】 従って、本考案は、上記問題点を解決する電気コネクタ用結線装置、即ち簡単 な構造でありながら柔軟な被覆電線を1本ずつ確実に送り出すことができる電線 整列手段を有する電気コネクタ用結線装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の電気コネクタ用結線装置は、多心ケーブルの一端から露出した複数の 被覆電線を1列に整列させる電線整列手段、及び該電線整列手段から1本ずつ送 り出された前記被覆電線を所定位置に移送する電線移送手段を具え、電気コネク タの前記被覆電線と対応する端子に前記被覆電線を結線する電気コネクタ用結線 装置において、前記電線整列手段は1列に整列した前記被覆電線を略一定の力で 押圧する押圧部材と、該押圧部材の押圧方向への移動に伴って前記押圧部材によ る押圧力を変更するばね部材とを有することを特徴とする。
【0008】
【作用】
押圧部材の押圧方向への移動に伴って該方向と逆方向への付勢が増大するばね 部材を設けたことにより、押圧部材による荷重は多数の整列した電線を押圧する 場合は大きくなり、少数の整列した電線を押圧する場合は小さくなる。従って、 整列した電線の本数に応じて押圧荷重を制御することができるので、特に柔軟な 被覆を有する電線を1本ずつ確実に送り出すことが可能になる。
【0009】
【実施例】
以下添付図面を参照して本考案の電気コネクタ用結線装置の好適実施例を説明 する。図1は、本考案の電気コネクタ用結線装置の第1実施例の要部を示す斜視 図である。
【0010】 電気コネクタ用結線装置1は、電線整列手段10、電線移送手段(図示せず)、 及び結線手段(図示せず)を有する。電線整列手段10は、多心ケーブル2の多数 の被覆電線3を間に挟んで1列に整列させるガイド12、及び整列した電線3の後 端を押圧する第1プッシャ即ち押圧部材18を含む。押圧部材18は、一端を台20に 固定されたエアシリンダ16により駆動され、そのロッド22の先端に取付けられて いる。ロッド22は、案内部24により摺動方向が規制される案内ロッド26と連結部 28を介して連結している。これにより、第1プッシャ18はその移動方向が規制さ れ、電線3との当接によって左右又は上方向に傾くのが防止される。
【0011】 案内ロッド26の外周には圧縮ばね30が案内ロッド26の一端のストッパ32及び案 内部24の一面との間に設けられている。この圧縮ばね30は、第1プッシャ18の押 圧方向への移動に抗して第1プッシャ18をその逆方向へ付勢する機能を有する。 図示の多数の電線3が整列しているときは圧縮ばね30の付勢はないが、電線3の 送り出しが進行して電線3の数が減少すると、第1プッシャ18の押圧方向への移 動に伴ってばね30が圧縮される。この圧縮により、第1プッシャ18はその進行( 押圧)方向と逆方向に付勢される。エアシリンダ16により押圧力は略一定である ので、第1プッシャ18が電線3を押圧する力はエアシリンダ16の押圧力とばね30 による逆方向への力との差に低減される。従って、第1プッシャ18が押圧方向へ の移動量が大きくなると、ばね30の圧縮量が増大するので電線3を押圧する力が 小さくなる。これにより、ガイド12内に整列した電線3の数が少ない場合、電線 3は過度の力で押圧されることなく1本ずつ確実に送り出される。
【0012】 ばね30の特定実施例にあっては、次の値が挙げられる。ガイド12内に整列した 50本の電線3を1kgfの力で押圧し、残りの電線3が2本の場合は0.25kgf の力で 押圧するものとする。50本の電線3のうち、先端の電線3から後端の電線3迄の 距離を39mm、残り2本の電線3の電線間の距離を1.5mm とすると、ばね定数が約 0.02kgf/mmのばねを採用すればよいことが判る。より具体的には、外径10.4mm、 内径9.2mm 、線径0.6mm 、自由長100mm 、巻数23.5のばね30がこの場合に最適で ある。尚、設定値が上記例と異なる場合は、設定値に対応してばね30の最適の値 を選択すべきことは言うまでもない。
【0013】 次に、電線整列手段10を含む電気コネクタ用結線装置1の動作について簡単に 説明する。ガイド12により1列に整列した電線3は、第1プッシャ18の図示の位 置からの移動量に応じた荷重で、第1プッシャ18によりガイド12の先端側に設け られた第2プッシャ42側に押圧される。押圧された電線3は、電線3の整列方向 と直交する方向に移動する第2プッシャ42によって1本ずつ送り出される。この 第2プッシャ42は台44上に固定されたエアシリンダ46により駆動され、第2プッ シャ42の先端には電線3を1本分収容する段部40が形成されている。第2プッシ ャ42により送りだされた1本の電線3は、その送り出し途中で線番を識別される と共に電線移送手段を構成するチャック(図示せず)により把持され、結線手段 (図示せず)に移送されコネクタに結線される。尚、第2プッシャ42以降の動作 は特開平4-71178 号公報に記載されているものと同様である。
【0014】 図2は、本考案の電気コネクタ用結線装置の第2実施例を示し、部分的に切り 欠いた斜視図である。ガイド112 により1列に整列した電線3は、エアシリンダ 116 により駆動されるプッシャ(押圧部材)118 によって送り出しロータ142 側 に押圧される。エアシリンダ116 を支持する台120 の一端132 及びプッシャ118 の後端は引張りばね130 により連結されている。この引張りばね130 は、プッシ ャ118 の押圧方向への移動に抗する方向にプッシャ118 を付勢する。従って、ガ イド112 内に整列した電線3の本数に応じて電線3を押圧する力を制御すること ができ、電線3を確実に1本ずつ送り出しロータ142 に送り出し、電線移送手段 を構成するチャック150 に受け渡すことができる。チャック150 によって移送さ れた電線3は、結線手段160 によって電気コネクタ4の所定位置に結線される。 尚、第2実施例の結線装置101 全体の構成、作用については特願平3-329628号明 細書を参照されたい。
【0015】 以上、本考案の電気コネクタ用結線装置の好適実施例について説明したが、本 考案は上記実施例に限定することなく、必要に応じて変形変更が可能である。例 えば、第1実施例において圧縮ばねの代りに台20の一端及び連結部28の間に引張 りばねを設けてもよい。また、適用の被覆電線は発泡系の柔軟な被覆電線に限定 することなくPVC等の通常の被覆電線であってもよい。
【0016】
【効果】
本考案によれば、押圧部材の押圧方向への移動に伴ってこの押圧方向と逆方向 に押圧部材を付勢するばね部材を設けたので、整列した電数に応じて押圧荷重を 制御することができる。従って、特に柔軟な被覆を有する電線を確実に1本ずつ 送り出すことが可能になる。しかも、この機能を得るために付加した部材はばね 部材のみであるので、結線装置全体の製造コストを大幅に上昇することなく簡単 な構成で上記機能を得られる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の電気コネクタ用結線装置の第1実施例
の要部を示す斜視図である。
【図2】本考案の電気コネクタ用結線装置の第2実施例
を示し、部分的に切り欠いた斜視図である。
【符号の説明】
1、101 電気コネクタ用結線装置 2 多心ケーブル 3 被覆電線 10、110 電線整列手段 18、118 押圧部材 30、130 ばね部材 150 電線移送手段 160 結線手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多心ケーブルの一端から露出した複数の
    被覆電線を1列に整列させる電線整列手段、及び該電線
    整列手段から1本ずつ送り出された前記被覆電線を所定
    位置に移送する電線移送手段を具え、電気コネクタの前
    記被覆電線と対応する端子に前記被覆電線を結線する電
    気コネクタ用結線装置において、 前記電線整列手段は1列に整列した前記被覆電線を略一
    定の力で押圧する押圧部材と、該押圧部材の押圧方向へ
    の移動に伴って前記押圧部材による押圧力を変更するば
    ね部材とを有することを特徴とする電気コネクタ用結線
    装置。
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