JPH0645261U - 速結端子 - Google Patents

速結端子

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JPH0645261U
JPH0645261U JP8111592U JP8111592U JPH0645261U JP H0645261 U JPH0645261 U JP H0645261U JP 8111592 U JP8111592 U JP 8111592U JP 8111592 U JP8111592 U JP 8111592U JP H0645261 U JPH0645261 U JP H0645261U
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JP
Japan
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piece
terminal
locking piece
bent
lock spring
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8111592U
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English (en)
Inventor
哲 上野
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】接続可能な電線の直径の許容範囲が広い速結端
子を提供する。 【構成】速結端子は、端子板11と錠ばね12と解除釦
13とを備える。錠ばね12は、弾性を有する導電材料
の帯板の両端部を曲成して鎖錠片12aと接触片12b
とを中央片12cの両端部に形成した形状に形成され
る。中央片12cは鎖錠片12aおよび接触片12bを
形成した一面側に屈曲する屈曲部12dを中間部に備え
る。屈曲部12dは鎖錠片12aが撓むと鎖錠片12a
とは反対側に撓むから、鎖錠片12aのばね定数は大き
く増加することがない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主として配線器具において外部電線と接続する端子として用いられ る速結端子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、配線器具への結線を容易にするなどの目的で板ばねよりなる錠ばね のばね力を利用して電線を端子板との間に挟持するようにした速結端子が用いら れている。たとえば、配線器具であるスイッチにこの種の速結端子を用いた例を 図8に示す。このスイッチは、シーソー型スイッチであって、ケース20に対し て支点21aの回りに揺動する操作子21を備え、操作子21が揺動すると操作 子21に対してコイルスプリングよりなる反転ばね(図示せず)を介して結合さ れている揺動子22が速動して反転し、揺動子22に設けた可動接点22aが端 子板11に設けた固定接点23aに離接するように構成されている。端子板11 には端子片11aが設けられ、端子片11aには錠ばね12に設けた鎖錠片12 aおよび接触片12bが対向する。鎖錠片12aおよび接触片12bは、弾性を 有する導電材料の帯板の両端部を曲成して中央片12cの両端部に形成されてい る。鎖錠片12aは中央片12cとの連結部位から先端縁に向かって端子板11 に設けた端子片11aに近づく向きに傾斜し、接触片12bは略S字形に曲成さ れている。また、中央片12cは平板状に形成されていて端子板11の当接片1 1bに当接している。
【0003】 ケース20には、鎖錠片12aおよび接触片12bと端子片11aとの間に電 線を外部から導入するための電線挿入口14が開口する。電線挿入口14を通し てケース20の中に導入された電線は、鎖錠片12aおよび接触片12bと端子 片11aとの間に挟持され、鎖錠片12aの先端縁が電線に食い込むことによっ て、電線の脱落が防止されるようになっている。したがって、電線挿入口14に 電線を挿入するだけで、電線が保持されるとともに、端子板11への電気的接続 がなされるのである。
【0004】 一方、ケース20の中には、鎖錠片12aに接触可能であって外力を受けたと きに鎖錠片12aの先端縁を端子片11aから引き離す向きに鎖錠片12aを撓 ませる絶縁材料よりなる解除釦13が配設されている。解除釦13は、ケース2 0に設けた工具挿入口15を通して挿入されるドライバの先端部などの工具によ って押圧されて鎖錠片12aを撓ませるのである。したがって、鎖錠片12aお よび接触片12bと端子片21aとの間に電線が挟持されている状態で工具挿入 口15に工具を挿入して解除釦13を操作すれば、鎖錠片12aが電線から離れ て電線を容易に引き抜くことができるのである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述したように、錠ばね12の中央片12cは平板状であって、中 央片12cは端子板11の当接片11bに当接しているから、鎖錠片12aおよ び接触片12bのばね定数は、中央片12cに対する鎖錠片12a、接触片12 bの各突出寸法によって規制されることになる。たとえば、図7に示す錠ばね1 2は、板厚が0.37mm、板幅が3.6mmの帯板を曲成したものであって、 図7に示す寸法a,bはそれぞれ6.2mm、3.5mmであり、曲率半径Rは 1.0mmである。ここに、現行の速結端子では、商用電源に用いる場合に、直 径が1.6〜2.0mmの範囲の電線に対応できるように各部寸法が設定され、 鎖錠片12aおよび接触片12bと端子片11aとの距離dは1.1mmに設定 されている。このように、接続可能な電線の許容範囲が比較的狭い範囲に設定さ れているのが現状である。
【0006】 しかしながら、将来需要が増加すると予想される200Vの商用電源に用いる 場合や海外で用いられている高電圧の電源に用いる場合には電線の直径が細くな るから、鎖錠片12aおよび接触片12bと端子片11aとの間で電線を挟持で きない場合が生じたり、電線を挟持できたとしても接触圧が不十分になって接触 抵抗が大きくなり発熱等が生じるという問題がある。
【0007】 本考案は上記問題点の解決を目的とするものであり、接続可能な電線の直径の 許容範囲を広くした速結端子を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案では、上記目的を達成するために、導電材料よりなり端子片と端子片に 対向する当接片とを一体に備える端子板と、弾性を有する導電材料の帯板よりな り当接片に当接する中央片の一端部を端子片に近付く向きに曲成して端子片との 間に電線を挟持する鎖錠片を設けた錠ばねと、外力を受けて鎖錠片を端子片から 離す向きに撓ませる絶縁材料よりなる解除釦と、錠ばねと端子板と解除釦とを収 納し電線を導入する電線挿入口および解除釦に外力を作用させる工具を挿入する 工具挿入口を備えたケースとを具備し、鎖錠片は電線を電線挿入口から錠ばねと 端子板との間に導く向きにおいて中央片から離れて端子片に近付く向きに傾斜し 、中央片と鎖錠片との連続部位は比較的大きな曲率半径で湾曲し、中央片の中間 部には当接片から離れる側に屈曲した屈曲部を形成している。
【0009】
【作用】
上記構成によれば、帯板の一端部を曲成して中央片の一端部に鎖錠片を形成し 、錠ばねの中央片の中間部に端子板の当接片から離れる側に屈曲した屈曲部を形 成しているので、鎖錠片が端子片から離れる向きに撓むときに中央片も撓むこと ができ、撓み量を大きくとることができるのである。すなわち、ばね定数を小さ く設定することが可能になり、電線を挟持するばね力の変化を電線の直径の広い 範囲に亙って比較的小さくすることができるのであって、適合可能な電線の直径 の許容範囲を従来構成よりも広げることができるのである。
【0010】
【実施例】
本実施例では、図1に示すように、速結端子をスイッチに用いた例を示す。こ のスイッチの構成は従来の技術として説明したものと同じであって、操作子21 の揺動に伴って揺動子22が速動して可動接点22aと固定接点23aとが離接 するように構成されたシーソ型スイッチとなっている。速結端子10は、略コ形 に折曲された部分を有する端子板11と、端子板11のコ形部分に収納された錠 ばね12と、錠ばね12の鎖錠片12aに当接可能な絶縁材料よりなる解除釦1 3とを備える。錠ばね12は帯板の両端部を曲成して形成され、一端部は略し字 形に曲成されて先端部が鎖錠片12aとなり、他端部は略S字形に曲成されて先 端部が接触片12bとなる。また、鎖錠片12aと接触片12bとの間の中央片 12cの中間部には、鎖錠片12aおよび接触片12bを形成した一面側に突出 するように略く字形に屈曲された屈曲部12dが形成されている。鎖錠片12a および接触片12bと端子片11aとの対向部位に対応する部位でケース20に は電線挿入口14が開口し、電線挿入口14を通して導入された電線を鎖錠片1 2aおよび接触片12bと端子片11aとの間に挟持することによって、電線を 端子板11に電気的に接続し、かつ鎖錠片11aを電線に食い込ませて電線の機 械的接続を行うようになっている。
【0011】 一方、解除釦13は鎖錠片12aの先端部に当接し、ケース20に開口した工 具挿入口15からドライバの先端部のような工具を挿入することによって、解除 釦13を介して鎖錠片12aを端子片11aから離す向きに撓ませることができ るようになっている。 ところで、本実施例の錠ばね12では、板厚は0.30mmに設定されている から、錠ばね12の全体としてのばね定数は従来構成(板厚は0.38mm)に 比較して小さくなっている。また、図2に示す寸法a,bはそれぞれ7.0mm 、3.9mmに設定され、鎖錠片12aと接触片12bとを連続させている湾曲 部の曲率半径Rは1.3mmに設定されている。したがって、鎖錠片12aの長 さは従来構成よりも長く、かつ鎖錠片12aと中央片12cとの連結部位の曲率 半径Rが大きいことによって、鎖錠片12aのばね定数が従来構成よりも小さく なっている。しかも、錠ばね12の中央片12cには屈曲部12dが形成されて いるのであって、鎖錠片12aの先端部を中央片12cに近付ける向きに撓ませ たときに中央片12cが鎖錠片12aとは反対側に膨らんでも、屈曲部12dが 端子板11の当接片11bに当接するまでは鎖錠片12aのばね定数は比較的小 さく保たれることになる。すなわち、鎖錠片12aを中央片12cに近付ける向 きに撓ませたときに、比較的広い範囲に亙ってばね定数を比較的小さい状態に保 つことができるのである。
【0012】 鎖錠片12aの先端縁と端子片11aとの距離dは0.3mmに設定されてい る。この寸法dは、図3に示すように、従来構成の錠ばね12の鎖錠片12aに ついて直径が1.6mmの電線に対応する接触圧力と同程度の接触圧力を、直径 が1.0mmの電線に対応して与えるように設定されている。すなわち、本実施 例の錠ばね12の鎖錠片12aは、図3に実線で示す特性を有し、破線で示した 従来の錠ばね12に比較して、ばね定数が小さくなっており、電線の直径が1. 0〜2.0mmの範囲において接触圧力の変化が比較的小さくなっている。さら に、鎖錠片12aの曲げ応力については、図4に示すように、電線の直径が2. 0mmにおいて従来構成と同程度になるように設定されている。したがって、電 線の直径の許容範囲において最大直径のものを用いても鎖錠片12aに作用する 曲げ応力は従来構成と同程度になり、錠ばね12の塑性変形を防止することがで きるのである。
【0013】 上述のように形成した速結端子を従来のスイッチに組み込む場合には、錠ばね 12の鎖錠片12aが長くなった分だけ解除釦13の寸法を小さくすることが必 要である。すなわち、図5に示す本実施例に用いる解除釦13は、図6に示す従 来構成の解除釦13に比較すると、鎖錠片12aが撓む方向における寸法cが小 さくなっており、従来構成での厚み寸法cが6.2mmであるのに対して5.0 mmに設定されている。このことによって、従来と同じ端子板11を用いながら も錠ばね12と解除釦13との2部品を交換するだけで、電線の直径に対する対 応範囲を広げることができるのである。すなわち、従来品と大部分の部品を共用 することができ、製造コストの増加を抑制することができる。
【0014】
【考案の効果】
本考案は上述のように、錠ばねにおいて鎖錠片を一端部に備えた中央片に端子 板の当接片から離れる側に屈曲した屈曲部を形成しているので、鎖錠片が端子片 から離れる向きに撓むときに中央片も撓むことができ、撓み量を大きくとること ができるのであり、ばね定数を小さく設定することが可能になる。その結果、電 線を挟持するばね力の変化を電線の直径の広い範囲に亙って比較的小さくするこ とができるのであって、適合可能な電線の直径の許容範囲を従来構成よりも広げ ることができるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す断面図である。
【図2】実施例に用いる錠ばねを示し、(a)は側面
図、(b)は正面図である。
【図3】実施例に用いる錠ばねの特性を示す説明図であ
る。
【図4】実施例に用いる錠ばねの特性を示す説明図であ
る。
【図5】実施例に用いる解除釦を示し、(a)は側面
図、(b)は平面図、(c)は下面図である。
【図6】従来例に用いる解除釦を示し、(a)は側面
図、(b)は平面図、(c)は下面図である。
【図7】従来例に用いる錠ばねを示し、(a)は側面
図、(b)は正面図である。
【図8】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
11 端子板 11a 端子片 11b 当接片 12 錠ばね 12a 鎖錠片 12b 接触片 12c 中央片 12d 屈曲部 13 解除釦 14 電線挿入口 15 工具挿入口 20 ケース

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電材料よりなり端子片と端子片に対向
    する当接片とを一体に備える端子板と、弾性を有する導
    電材料の帯板よりなり当接片に当接する中央片の一端部
    を端子片に近付く向きに曲成して端子片との間に電線を
    挟持する鎖錠片を設けた錠ばねと、外力を受けて鎖錠片
    を端子片から離す向きに撓ませる絶縁材料よりなる解除
    釦と、錠ばねと端子板と解除釦とを収納し電線を導入す
    る電線挿入口および解除釦に外力を作用させる工具を挿
    入する工具挿入口を備えたケースとを具備し、鎖錠片は
    電線を電線挿入口から錠ばねと端子板との間に導く向き
    において中央片から離れて端子片に近付く向きに傾斜
    し、中央片と鎖錠片との連続部位は比較的大きな曲率半
    径で湾曲し、中央片の中間部には当接片から離れる側に
    屈曲した屈曲部を形成して成る速結端子。
JP8111592U 1992-11-25 1992-11-25 速結端子 Withdrawn JPH0645261U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002164093A (ja) * 2000-11-27 2002-06-07 Matsushita Electric Works Ltd 端子装置
JP2014232612A (ja) * 2013-05-28 2014-12-11 スワロー電機株式会社 トランスの端子台
US10581182B2 (en) 2016-01-15 2020-03-03 Epcos Ag Spring clip electrically connecting a wire and electronic component

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