JPH0645237A - 荷電ビーム描画装置 - Google Patents

荷電ビーム描画装置

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JPH0645237A
JPH0645237A JP19443492A JP19443492A JPH0645237A JP H0645237 A JPH0645237 A JP H0645237A JP 19443492 A JP19443492 A JP 19443492A JP 19443492 A JP19443492 A JP 19443492A JP H0645237 A JPH0645237 A JP H0645237A
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chamber
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Yoji Sotooka
要治 外岡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】被描画試料の温度が荷電ビーム描画中に変動す
ることにより、試料が伸縮し、その結果パターン描画位
置精度が悪化してしまうのを防止する。 【構成】ローディングチャンバー5の前にガス温調室1
2を設け、そこに大気状態にするためのガスを滞留させ
ると共に温調室を温調ユニット11により温調する。 【効果】ローディングチャンバーを大気状態にするため
のガスの温度を温調して、ローディングチャンバー中で
被描画試料温度が変動してしまうのを防ぎ、描画中の試
料の伸縮を防いでパターン描画位置精度を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は荷電ビーム描画装置に係
わり、特に半導体製造プロセスにおける微細加工技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の荷電ビーム描画装置は、図3に示
すように、荷電ビーム発生および制御を行なうカラム1
と、試料を載置し、二次元方向の所望位置に移動するス
テージ2と、ステージを収納するワークチャンバー(以
下、W/Cと称す)3と、W/Cを真空に保つために使
用される真空ポンプ4と、描画前試料をセットし、かつ
描画後試料を取り出す為の前室として使用されるローデ
ィングチャンバー(以下、L/Cと称す)5と、L/C
とW/Cとの間のバルブ6と、L/Cを真空引きする為
の真空ポンプ7と、バルブ8と、L/Cを大気状態にす
る為に使用するガス(例えば窒素ガス)を供給する手段
9と(9は通常工場設備であり、荷電ビーム描画装置に
は含まれない)と、上記ガスのフローをON/OFFす
る為のバルブ10と、そしてカラム1、W/C3、L/
C5を温調する為の温調ユニット11とより構成され
る。
【0003】次に動作につき説明する。まずバルブ6,
8を閉じバルブ10を開けることによりL/C5を大気
状態にして、描画前の例えば半導体ウェハーまたはマス
ク基板の試料をL/C5内にセットする(フロー1)。
次にバルブ8を開け真空ポンプ7によりL/C5を真空
引きする(フロー2)。L/C5内の真空度が所定値以
下になったらバルブ6を開け試料をW/C3内のステー
ジ2にロードし、バルブ6を閉め荷電ビーム描画を開始
する(フロー3)。描画が終了したらバルブ6を開け試
料をL/C5に戻し、バルブ6を閉める(フロー4)。
【0004】L/C5に一度に複数枚の試料をセットす
るタイプの装置の場合、フロー3,フロー4をくりかえ
す。描画が全て終了したらフロー1に戻り描画済試料を
L/C5から取り出し、描画前試料をL/C5にセット
する。
【0005】温調ユニット11は通常カラム1、W/C
3、L/C5を同温度にするように制御し、描画中に試
料の温度が変化しないようにする。温調ユニットの温調
方式は通常循環水を温調媒体として使用する方式が採ら
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この従来の荷電ビーム
描画装置では、大気状態にするために使用するガスが温
調されていない為、大気状態にしている間にL/C5内
の温度が温調温度からはずれてしまい、試料の温度が温
調温度からはずれてしまう場合がある。その結果描画中
に試料温度が変動してしまい、試料がその熱膨張係数だ
け伸縮をおこし、描画パターン位置精度に悪影響をおよ
ぼすという問題があった。たとえば、直径5インチの石
英試料をアルミのカセットにセットしてステージに載置
するタイプの装置の場合、0.1℃の変動で最大0.2
μmの位置誤差が発生する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、半導体
ウェーハやマスク基板等の試料を載置し二次元方向の所
望の位置に移動するステージを収納し、前記試料に荷電
ビーム描画を行なっている時に真空状態を保っているW
/Cと、内部を大気状態にして描画前の前記試料をセッ
トしてから真空引きを行ない前記W/C中の前記ステー
ジに前記試料をロードする機能と描画後の前記試料を前
記ステージから受け取り内部を大気状態にして装置外に
前記試料を取り出す機能とを有するL/Cとを具備する
荷電ビーム描画装置において、前記L/Cを大気にする
ために使用するガスの温度を調節する、すなわち温調す
る手段を有する荷電ビーム描画装置にある。
【0008】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の第1の実施例の荷電ビーム描画装置
のブロック図である。従来の装置とはガス温調室12,
バルブ13、差圧計14,15を有し、温調ユニット1
1がガス温調室12に接続されてガス温調室を温調して
いる点が異なる。また図1において図3と同一の機能の
個所は同じ符号で示してある。
【0009】次に本発明の荷電ビーム描画装置の動作に
ついて説明する。ガス温調室12はL/C5を大気状態
にするのに必要な体積分のガス供給ラインと同圧力のガ
スを保持できるだけの容積を有している。通常ガス供給
ラインの圧力は1気圧以上(2〜6kg/cm2 程度)
である為、この容積はL/C5の容積に比べ小さくてよ
い。ガス温調室12の温調温度は、L/C5の温調温度
をTとし、L/C5を大気状態にする際に生ずる断熱膨
張によるベント用ガスの温度低下をΔTとするとほぼ、
(T+ΔT)とすれば良い。
【0010】L/C5を大気状態にする際にはバルブ1
3は閉じた状態でバルブ10を開ける。差圧計15は、
L/C5とガス温調室12との圧力差を検出しており、
両者が等しくなった時点(すなわちL/C5が大気圧に
なった時点)でバルブ10を閉じる。その後にバルブ1
3を開ける。差圧計14はガス供給ライン16とガス温
調室12との圧力差を検出しており、両者が等しくなっ
た時点でバルブ13を閉じる。
【0011】以上のような動作を行なうことにより、L
/C5を大気状態する時以外はガス温調室12に次回大
気状態にする分のガスがとどまることとなり、ガスの温
調を適確に行なうことができる。通常、大気状態にする
工程と次の大気状態にする工程との間のインターバルは
装置によって異なるが、1時間以上はかかる為、ガス温
調の為には十分な時間がある。
【0012】図2は本発明の第2の実施例の概念図であ
る。尚、図2において、図1,図3と同じ機能の個別は
同じ符号で示してある。本第2の実施例では、ガス供給
ライン16をL/C5近辺で蛇行させることにより、ラ
インに冗長分を持たせている。冗長分の容積はL/C5
を大気状態にするのに必要な体積分をもたせればよい。
このような構成をとることにより、次回の大気状態にす
る工程で用いるガスがガス供給ラインの蛇行部分にとど
まることになる。通常荷電ビーム描画装置は±0.1℃
程度に空調されたクリーンルーム内に設置されており、
大気状態にする工程で用いるガスは蛇行部に滞留してい
る間にほぼ室温に等しくなる。L/C5の温調温度は通
常クリーンルーム室温に等しくなるよう設定されている
為、結果として大気状態にする工程で用いるガスはL/
Cの温度にほぼ等しく温調されることになる。この第2
の実施例では先の第1の実施例に比べると温調が完全で
はないが、構成が単純であるという利点がある。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、L/Cを
大気状態にするために用いるガスを温調する手段を有す
る為、描画中の試料の温度変動を小さくおさえることが
でき、描画パターン位置精度を向上(典型的には誤差
0.05μm以下)させることができるという効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図。
【図2】本発明の第2の実施例を示すブロック図。
【図3】従来技術を示すブロック図。
【符号の説明】
1 荷電ビームカラム 2 ステージ 3 W/C 4 真空ポンプ 5 L/C 6 バルブ 7 真空ポンプ 8 バルブ 9 ガス供給手段 10 バルブ 11 温調ユニット 12 ガス温調室 13 バルブ 14,15 差圧計 16 大気状態にするためのガスの供給ライン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料を載置し二次元方向の所望の位置に
    移動するステージを収納し、前記試料に荷電ビーム描画
    を行なっている時に真空状態を保っているワークチャン
    バーと、内部を大気状態にして描画前の前記試料をセッ
    トしてから真空引きを行ない前記ワークチャンバー中の
    前記ステージに前記試料をロードする機能と描画後の前
    記試料を前記ステージから受け取り内部を大気状態にし
    て装置外に前記試料を取り出す機能とを有するローディ
    ングチャンバーとを具備する荷電ビーム描画装置におい
    て、前記ローディングチャンバーを大気にするために使
    用するガスの温度を調節する手段を有することを特徴と
    する荷電ビーム描画装置。
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