JPH064517Y2 - 回路開閉装置の操作装置 - Google Patents
回路開閉装置の操作装置Info
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- JPH064517Y2 JPH064517Y2 JP12488587U JP12488587U JPH064517Y2 JP H064517 Y2 JPH064517 Y2 JP H064517Y2 JP 12488587 U JP12488587 U JP 12488587U JP 12488587 U JP12488587 U JP 12488587U JP H064517 Y2 JPH064517 Y2 JP H064517Y2
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- Japan
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- closing
- latch
- spring
- trigger
- lever
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- Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、回路開閉装置の操作装置、特に投入ばねの
無負荷放勢を防止に関するものである。
無負荷放勢を防止に関するものである。
第3図から第7図は従来の遮断器用ばね操作装置を示す
もので、第3図aは閉路状態、bは開路状態、cは投入
ばね放勢状態を示す。図において、101はカム、102は投
入ばね、103は遮断ばね、104はピンAであり、レバー10
9に設けられている。105は引外しトリガ、106は引外し
ラッチ、107はツメ車、108はカム軸であり、これに支持
されたカム101、ツメ車107はカム軸108とともに一体と
して回転する。110は投入トリガ、111は投入ラッチ、11
2はプランジャ、113は投入電磁石である。114はツメ
軸、115a及び115bはツメであり、ツメ軸114が回転する
ことにより、ツメ115a及び115bが揺動連動し、ツメ車10
7を回転させる。116はプランジャ、117は引外し電磁石
である。100は遮断器の可動接触子であり、レバー109に
連結されている。118はピンBであり、これはツメ車107
に突設されている。
もので、第3図aは閉路状態、bは開路状態、cは投入
ばね放勢状態を示す。図において、101はカム、102は投
入ばね、103は遮断ばね、104はピンAであり、レバー10
9に設けられている。105は引外しトリガ、106は引外し
ラッチ、107はツメ車、108はカム軸であり、これに支持
されたカム101、ツメ車107はカム軸108とともに一体と
して回転する。110は投入トリガ、111は投入ラッチ、11
2はプランジャ、113は投入電磁石である。114はツメ
軸、115a及び115bはツメであり、ツメ軸114が回転する
ことにより、ツメ115a及び115bが揺動連動し、ツメ車10
7を回転させる。116はプランジャ、117は引外し電磁石
である。100は遮断器の可動接触子であり、レバー109に
連結されている。118はピンBであり、これはツメ車107
に突設されている。
次に動作について説明する。開路動作は第3図aにおい
て、レバー109は遮断ばね103により常時時計方向の回転
力を与えられており、その回転力を引外しラッチ106お
よび引外しトリガ105にて保持している。
て、レバー109は遮断ばね103により常時時計方向の回転
力を与えられており、その回転力を引外しラッチ106お
よび引外しトリガ105にて保持している。
したがって、この状態にて引外し電磁石117が励磁さ
れ、引外しトリガ105が反時計方向に回転すると、引外
しラッチ106がピンA104からはずれ、レバー109は時計
方向に回転し、消弧室は遮断方向に駆動され、第3図b
に示す状態で動作を完了する。
れ、引外しトリガ105が反時計方向に回転すると、引外
しラッチ106がピンA104からはずれ、レバー109は時計
方向に回転し、消弧室は遮断方向に駆動され、第3図b
に示す状態で動作を完了する。
閉路動作は第3図bにおいて、ツメ車107に連結された
投入ばね102はカム軸108に時計方向の回転力を与えてお
り、その回転力を投入ラッチ111および投入トリガ110に
て保持している。したがってこの状態にて投入電磁石11
3が励磁され、投入トリガ110が反時計方向に回転すると
投入ラッチ111がツメ車107に取付けられたピンB118か
らはずれ、カム軸108に固定されているカム101は時計方
向に回転し、レバー109は遮断ばね103を圧縮しながら反
時計方向に駆動される。第3図cが投入動作を完了し、
再びピンA104が引はずしラッチ106にて保持された状態
である。
投入ばね102はカム軸108に時計方向の回転力を与えてお
り、その回転力を投入ラッチ111および投入トリガ110に
て保持している。したがってこの状態にて投入電磁石11
3が励磁され、投入トリガ110が反時計方向に回転すると
投入ラッチ111がツメ車107に取付けられたピンB118か
らはずれ、カム軸108に固定されているカム101は時計方
向に回転し、レバー109は遮断ばね103を圧縮しながら反
時計方向に駆動される。第3図cが投入動作を完了し、
再びピンA104が引はずしラッチ106にて保持された状態
である。
投入ばねの蓄勢動作は次のように行なう。即ち第3図c
に示すように投入動作の完了直後には、投入ばね102は
放勢状態にあり、ツメ軸114は図示以外の歯車を介して
モータに結合されており、投入ばね102の放勢位置で
は、モータが起動されてツメ軸114は回転する。ツメ軸1
14は偏心しているため、取付けられた2つのツメ115a及
び115bは揺動運動を行い、この動作によりツメ車107は
時計方向に回転し、投入ばね102が蓄勢され、デッドポ
イントを越えた位置でカム軸108は時計方向の回転力を
与えられ、この回転力はピンB118に投入ラッチ111が係
合することにより保持され、再び第3図aの状態とな
る。
に示すように投入動作の完了直後には、投入ばね102は
放勢状態にあり、ツメ軸114は図示以外の歯車を介して
モータに結合されており、投入ばね102の放勢位置で
は、モータが起動されてツメ軸114は回転する。ツメ軸1
14は偏心しているため、取付けられた2つのツメ115a及
び115bは揺動運動を行い、この動作によりツメ車107は
時計方向に回転し、投入ばね102が蓄勢され、デッドポ
イントを越えた位置でカム軸108は時計方向の回転力を
与えられ、この回転力はピンB118に投入ラッチ111が係
合することにより保持され、再び第3図aの状態とな
る。
上記第3図aの状態、すなわち投入ばね102が蓄勢され
ている時に誤信号により投入電磁石113が励磁される
と、投入トリガ110が投入ラッチ111から離脱し、この投
入ラッチ111がフリー状態となることによってツメ車107
のロックが外れ、遮断器がすでに投入された状態のとき
には投入ばね102が無負荷で放勢されてしまうので、こ
れを防止するために第4図および第6図に示す機構が設
けられている。
ている時に誤信号により投入電磁石113が励磁される
と、投入トリガ110が投入ラッチ111から離脱し、この投
入ラッチ111がフリー状態となることによってツメ車107
のロックが外れ、遮断器がすでに投入された状態のとき
には投入ばね102が無負荷で放勢されてしまうので、こ
れを防止するために第4図および第6図に示す機構が設
けられている。
第4図および第6図において、106bは引外しラッチ106
の先端部に形成された切欠段部で、この切欠段部106bに
はフレーム11に支持ピン42によって回動自在に支承され
たキックレバー41の一端が係脱自在に係合するようにな
され、このキックレバー41の他端にはキックピン43が植
設されている。そして、このキックレバー41が時計方向
に回動したとき、後述する操作片45を反時計方向に回動
させるようになされている。44は上記キックレバー41を
常時時計方向に付勢するばねである。
の先端部に形成された切欠段部で、この切欠段部106bに
はフレーム11に支持ピン42によって回動自在に支承され
たキックレバー41の一端が係脱自在に係合するようにな
され、このキックレバー41の他端にはキックピン43が植
設されている。そして、このキックレバー41が時計方向
に回動したとき、後述する操作片45を反時計方向に回動
させるようになされている。44は上記キックレバー41を
常時時計方向に付勢するばねである。
次に、第5図および第7図において、45は支持ピン47に
よって投入電磁石113のプランジャ112の先端に揺動自在
に枢着された操作片で、この操作片45は上記投入電磁石
113が励磁されてプランジャ112が伸長したとき、キック
レバー41が係合しないときには投入トリガ110の一端と
係合し、復帰ばね28に抗してこれを時計方向に回転さ
せ、上述した投入動作を行なうようになされている。そ
して、この投入動作の終了時点で、上述したように引外
しラッチ106がレバー109のピンA104と係合したとき、
この引外しラッチ106が反時計方向に回転することによ
って第4図に示す状態から第6図に示す状態に変化し、
キックレバー41は引外しラッチ106の切欠段部106bから
解放され、ばね44によって時計方向に回転するため、こ
のキックレバー41の他端のキックピン43は第7図に示す
ように操作片45の自由端部を押し上げ、反時計方向に回
転させるので、投入電磁石113が誤って励磁されてプラ
ンジャ112が伸長しても操作片45は投入トリガ110に係合
せず、したがって投入ばね102が無負荷で放勢されるよ
うなことがない。
よって投入電磁石113のプランジャ112の先端に揺動自在
に枢着された操作片で、この操作片45は上記投入電磁石
113が励磁されてプランジャ112が伸長したとき、キック
レバー41が係合しないときには投入トリガ110の一端と
係合し、復帰ばね28に抗してこれを時計方向に回転さ
せ、上述した投入動作を行なうようになされている。そ
して、この投入動作の終了時点で、上述したように引外
しラッチ106がレバー109のピンA104と係合したとき、
この引外しラッチ106が反時計方向に回転することによ
って第4図に示す状態から第6図に示す状態に変化し、
キックレバー41は引外しラッチ106の切欠段部106bから
解放され、ばね44によって時計方向に回転するため、こ
のキックレバー41の他端のキックピン43は第7図に示す
ように操作片45の自由端部を押し上げ、反時計方向に回
転させるので、投入電磁石113が誤って励磁されてプラ
ンジャ112が伸長しても操作片45は投入トリガ110に係合
せず、したがって投入ばね102が無負荷で放勢されるよ
うなことがない。
上記のような従来の操作装置では、投入ばねの無負荷放
勢防止としてキックレバー41、ばね44、支持ピン42が組
込まれており、複雑かつ高価となる。又、上記キックレ
バー41が動作したとしても投入トリガ110が振動等の影
響で投入ラッチ111との係合が外れないようにするに
は、ばね28の力を強くする必要が生じ、このことは、投
入トリガ110を押圧する投入電磁石113の吸引力を増大化
させることになり、高速度動作の面では不利となるなど
の問題点があった。
勢防止としてキックレバー41、ばね44、支持ピン42が組
込まれており、複雑かつ高価となる。又、上記キックレ
バー41が動作したとしても投入トリガ110が振動等の影
響で投入ラッチ111との係合が外れないようにするに
は、ばね28の力を強くする必要が生じ、このことは、投
入トリガ110を押圧する投入電磁石113の吸引力を増大化
させることになり、高速度動作の面では不利となるなど
の問題点があった。
この考案は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、投入電磁石の吸引力の増大を必要とせず、投
入ばねの無負荷放勢を防止する簡単な構造の操作装置を
得ることを目的とする。
たもので、投入電磁石の吸引力の増大を必要とせず、投
入ばねの無負荷放勢を防止する簡単な構造の操作装置を
得ることを目的とする。
この考案に係る操作装置は、投入ばね及び遮断ばねが共
に蓄勢された状態において、投入ばねの蓄勢を保持する
投入トリガ及び投入ラッチの内、投入トリガを遮断ばね
の蓄勢を保持する引はずしラッチにより係止させるよう
に構成したものである。
に蓄勢された状態において、投入ばねの蓄勢を保持する
投入トリガ及び投入ラッチの内、投入トリガを遮断ばね
の蓄勢を保持する引はずしラッチにより係止させるよう
に構成したものである。
この考案における投入トリガと引外しラッチの係合は、
遮断ばねの放勢時にはその係合は外れ、投入トリガの動
作を許して投入ばねの放勢を可能とし、遮断ばね蓄勢時
には両者が係合して投入トリガの動作を阻止するので、
投入ばねの無負荷放勢を防止する。
遮断ばねの放勢時にはその係合は外れ、投入トリガの動
作を許して投入ばねの放勢を可能とし、遮断ばね蓄勢時
には両者が係合して投入トリガの動作を阻止するので、
投入ばねの無負荷放勢を防止する。
以下この考案の一実施例を第1図及び第2図について説
明する。なお図中従来の装置と同一又は同一機能を発揮
する部品は同一符号を付して説明する。まず第2図にお
いて1はレバー109の回転主軸であり、内側に遮断用ト
ーションバー2の一端が固定されており、この遮断用ト
ーションバー2により反時計方向に回転力が与えられて
いる。3は投入用主軸、4は投入用レバー、5はリンク
であり、上記投入用主軸3は投入用レバー4の回転支点
である。投入用主軸3の内側に投入用トーションバー6
の一端が固定されており、この投入用トーションバー6
により投入用主軸3は反時計方向に回転力が与えられて
いる。7は大歯車、8はこの大歯車7に噛合する小歯車
であり、大歯車7はその歯の一部分に切欠き部7aを設
け、投入ばね蓄勢状態において大歯車7と小歯車8の噛
合が外れるようになっている。なお、大歯車7はリンク
5を介して、レバー4に連結されており、またカム101
と大歯車7とはカム軸108を介して連結されており、同
一の回転運動を行う。100は消弧室の可動接触子であ
り、図示されていないリンク機構でレバー109と連結さ
れている。9は緩衝器であり、レバー109と連結されて
おり、開路、閉路動作時の衝撃を緩衝する。
明する。なお図中従来の装置と同一又は同一機能を発揮
する部品は同一符号を付して説明する。まず第2図にお
いて1はレバー109の回転主軸であり、内側に遮断用ト
ーションバー2の一端が固定されており、この遮断用ト
ーションバー2により反時計方向に回転力が与えられて
いる。3は投入用主軸、4は投入用レバー、5はリンク
であり、上記投入用主軸3は投入用レバー4の回転支点
である。投入用主軸3の内側に投入用トーションバー6
の一端が固定されており、この投入用トーションバー6
により投入用主軸3は反時計方向に回転力が与えられて
いる。7は大歯車、8はこの大歯車7に噛合する小歯車
であり、大歯車7はその歯の一部分に切欠き部7aを設
け、投入ばね蓄勢状態において大歯車7と小歯車8の噛
合が外れるようになっている。なお、大歯車7はリンク
5を介して、レバー4に連結されており、またカム101
と大歯車7とはカム軸108を介して連結されており、同
一の回転運動を行う。100は消弧室の可動接触子であ
り、図示されていないリンク機構でレバー109と連結さ
れている。9は緩衝器であり、レバー109と連結されて
おり、開路、閉路動作時の衝撃を緩衝する。
なお第1図a、bはこの考案の主要構成部分の拡大図であ
り、第1図aにおいて蓄勢された投入用トーションバー
6によりカム軸108とこれに固着されたカム101及びカム
101に設けたピンB118は時計方向の回転を与えられてい
るが、この回転は、投入ラッチ111にて阻止され、投入
ラッチ111は投入トリガ110にて保持されている。そして
遮断用トーションバー2も同じく蓄勢されており、遮断
用トーションバー2に固着されている主軸1、レバー10
9、ピンA104は反時計方向の回転を与えられているが、
この回転は引はずしラッチ106により阻止され、引はず
しラッチ106は引はずしトリガ105にて保持されている。
この状態において、引はずしラッチ106に設けられた爪1
06cが投入トリガ110に係合しており、例え誤まって投入
電磁石113を付勢させ、プランジャ112を吸引し、操作片
45を右方向に移動させ、投入トリガ110を押圧しても、
投入トリガ110は引はずしラッチ106にて係止されている
ので動作することはできず、従って、投入ラッチ111と
の保持から離脱できないので、投入用トーションバー6
の放勢は許されない。つまり遮断用トーションバー2の
蓄勢状態においては、引外しラッチ106と投入トリガ110
が係合しているので、投入トーションバー6の無負荷放
勢の防止がなされている。
り、第1図aにおいて蓄勢された投入用トーションバー
6によりカム軸108とこれに固着されたカム101及びカム
101に設けたピンB118は時計方向の回転を与えられてい
るが、この回転は、投入ラッチ111にて阻止され、投入
ラッチ111は投入トリガ110にて保持されている。そして
遮断用トーションバー2も同じく蓄勢されており、遮断
用トーションバー2に固着されている主軸1、レバー10
9、ピンA104は反時計方向の回転を与えられているが、
この回転は引はずしラッチ106により阻止され、引はず
しラッチ106は引はずしトリガ105にて保持されている。
この状態において、引はずしラッチ106に設けられた爪1
06cが投入トリガ110に係合しており、例え誤まって投入
電磁石113を付勢させ、プランジャ112を吸引し、操作片
45を右方向に移動させ、投入トリガ110を押圧しても、
投入トリガ110は引はずしラッチ106にて係止されている
ので動作することはできず、従って、投入ラッチ111と
の保持から離脱できないので、投入用トーションバー6
の放勢は許されない。つまり遮断用トーションバー2の
蓄勢状態においては、引外しラッチ106と投入トリガ110
が係合しているので、投入トーションバー6の無負荷放
勢の防止がなされている。
一方、第1図bに示す遮断用トーションバー2の放勢状
態においては、引はずしラッチ106の爪106cは、投入ト
リガ110との係合を解くので、投入トリガ110の動作が許
され、投入電磁石113の付勢があれば、プランジャ112が
吸引され、操作片45を介して投入トリガ110を時計方向
に回転させ、投入ラッチ111の保持を解くので、ピンB1
18と投入ラッチ111の係合が離脱し、カム101及びカム軸
108は時計方向に回転し、図示しない投入用トーション
バー2は放勢され、遮断器は閉路される。
態においては、引はずしラッチ106の爪106cは、投入ト
リガ110との係合を解くので、投入トリガ110の動作が許
され、投入電磁石113の付勢があれば、プランジャ112が
吸引され、操作片45を介して投入トリガ110を時計方向
に回転させ、投入ラッチ111の保持を解くので、ピンB1
18と投入ラッチ111の係合が離脱し、カム101及びカム軸
108は時計方向に回転し、図示しない投入用トーション
バー2は放勢され、遮断器は閉路される。
次に動作について説明する。まず開路動作は、第1図
a、第2図aに示す閉路状態において、レバー109は遮
断用トーションバー2により常時反時計方向の回転力が
与えられており、その回転力を引外しラッチ106および
引外しトリガ105にて保持している。したがってこの状
態にて引外し電磁石117が励磁されると、引外し電磁石1
17のプランジャー116が右方向に動作し、これによって
引外しトリガ105が時計方向に回転し、引外しラッチ106
がピンA104からの反力により反時計方向に回転する。
引外しラッチ106がピンA104からはずれ、レバー109は
反時計方向に回転し、消弧室の可動接触子100は遮断方
向に作動され、第1図bに示す動作完了状態となる。
a、第2図aに示す閉路状態において、レバー109は遮
断用トーションバー2により常時反時計方向の回転力が
与えられており、その回転力を引外しラッチ106および
引外しトリガ105にて保持している。したがってこの状
態にて引外し電磁石117が励磁されると、引外し電磁石1
17のプランジャー116が右方向に動作し、これによって
引外しトリガ105が時計方向に回転し、引外しラッチ106
がピンA104からの反力により反時計方向に回転する。
引外しラッチ106がピンA104からはずれ、レバー109は
反時計方向に回転し、消弧室の可動接触子100は遮断方
向に作動され、第1図bに示す動作完了状態となる。
次に閉路動作は、第1図b、第2図bに示す開路状態に
おいて、カム101はカム軸108、大歯車7、リンク5を介
してレバー4に連結され、しかも投入用トーションバー
6により時計方向の回転力が与えられており、その回転
力を投入ラッチ111および投入トリガ110にて保持してい
る。この状態にて投入電磁石113が励磁されると投入電
磁石113のプランジャー112が右方向に動作し、投入トリ
ガ110が時計方向に回転し、投入ラッチ111がカム101に
設けられたピンB118からの反力により反時計方向に回
転する。投入ラッチ111がピンB118からはずれ、カム10
1は時計方向に回転し、レバー109に設けられたローラ10
を押し上げる。したがってレバー109は遮断用トーショ
ンバー2を時計方向にねじりながら回動する。第2図c
は投入動作が完了し、再びピンA104が引外しラッチ106
にて保持された状態を示している。なお、遮断用トーシ
ョンバー2を蓄勢しながら投入用トーションバー6が放
勢されるので、蓄勢エネルギは遮断用トーションバー2
よりも投入用トーションバー6の方が大である。
おいて、カム101はカム軸108、大歯車7、リンク5を介
してレバー4に連結され、しかも投入用トーションバー
6により時計方向の回転力が与えられており、その回転
力を投入ラッチ111および投入トリガ110にて保持してい
る。この状態にて投入電磁石113が励磁されると投入電
磁石113のプランジャー112が右方向に動作し、投入トリ
ガ110が時計方向に回転し、投入ラッチ111がカム101に
設けられたピンB118からの反力により反時計方向に回
転する。投入ラッチ111がピンB118からはずれ、カム10
1は時計方向に回転し、レバー109に設けられたローラ10
を押し上げる。したがってレバー109は遮断用トーショ
ンバー2を時計方向にねじりながら回動する。第2図c
は投入動作が完了し、再びピンA104が引外しラッチ106
にて保持された状態を示している。なお、遮断用トーシ
ョンバー2を蓄勢しながら投入用トーションバー6が放
勢されるので、蓄勢エネルギは遮断用トーションバー2
よりも投入用トーションバー6の方が大である。
ところで投入用トーションバー6の蓄勢動作は次のよう
に行なわれる。第2図cに示すように投入動作の完了直
後には、投入用トーションバー6は放勢状態にある。小
歯車8は図示以外の歯車を介してモータに結合されてお
り、このモータを起動して小歯車8を反時計方向に回転
させることにより、大歯車7が時計方向に回転し、リン
ク5、レバー4、投入用主軸3を介して投入用トーショ
ンバー6が蓄勢される。レバー4の引張り荷重方向がカ
ム軸108の中心を交差するデットポイントを越えた位置
でカム軸108は投入用トーションバー6の力によりリン
ク4を介して時計方向の回転力が与えられると同時に、
大歯車7の切欠き部7aが小歯車8に対位するので噛合
が外れる。なお、投入用トーションバー6の力による大
歯車7の時計方向の回転力は、ピンB118に投入ラッチ1
11が係合することにより保持される。すなわち第1図
a、第2図aに示した状態に復する。
に行なわれる。第2図cに示すように投入動作の完了直
後には、投入用トーションバー6は放勢状態にある。小
歯車8は図示以外の歯車を介してモータに結合されてお
り、このモータを起動して小歯車8を反時計方向に回転
させることにより、大歯車7が時計方向に回転し、リン
ク5、レバー4、投入用主軸3を介して投入用トーショ
ンバー6が蓄勢される。レバー4の引張り荷重方向がカ
ム軸108の中心を交差するデットポイントを越えた位置
でカム軸108は投入用トーションバー6の力によりリン
ク4を介して時計方向の回転力が与えられると同時に、
大歯車7の切欠き部7aが小歯車8に対位するので噛合
が外れる。なお、投入用トーションバー6の力による大
歯車7の時計方向の回転力は、ピンB118に投入ラッチ1
11が係合することにより保持される。すなわち第1図
a、第2図aに示した状態に復する。
なお、上記実施例では遮断器の場合について説明した
が、断路器や他の開閉装置の操作装置であってもよく、
また操作装置の操作駆動源はトーションバー以外のコイ
ルばね、或は空気、油圧等の流体であってもよい。
が、断路器や他の開閉装置の操作装置であってもよく、
また操作装置の操作駆動源はトーションバー以外のコイ
ルばね、或は空気、油圧等の流体であってもよい。
〔考案の効果〕 この考案は以上説明したとおり、投入及び遮断ばねが共
に蓄勢された状態において、ばね蓄勢保持用の投入トリ
ガを引はずしラッチで係止するように構成したので、振
動等の影響を受けず投入ばねの無負荷放勢を確実に防止
することができ信頼性の高いものが得られる。また構造
が簡単であり安価に提供できるという効果がある。
に蓄勢された状態において、ばね蓄勢保持用の投入トリ
ガを引はずしラッチで係止するように構成したので、振
動等の影響を受けず投入ばねの無負荷放勢を確実に防止
することができ信頼性の高いものが得られる。また構造
が簡単であり安価に提供できるという効果がある。
第1図a、bはこの考案の一実施例を示す部分拡大図、第
2図a、b、cはこの考案の一実施の動作説明図、第3図a、
b、c及び第4図から第7図は従来の遮断器の操作装置を
示す図である。 図において、101はカム、105は引はずしトリガ、106は
引はずしラッチ、110は投入トリガ、111は投入ラッチで
ある。 尚、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
2図a、b、cはこの考案の一実施の動作説明図、第3図a、
b、c及び第4図から第7図は従来の遮断器の操作装置を
示す図である。 図において、101はカム、105は引はずしトリガ、106は
引はずしラッチ、110は投入トリガ、111は投入ラッチで
ある。 尚、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】投入ばねの力によりカム及びレバーを介し
て遮断ばねを蓄勢しながら投入動作し、投入動作完了後
電動機により上記投入ばねを蓄勢し、これらばねの力に
より遮断動作及び投入動作を行なう装置であって、カム
に係止して上記投入ばねの蓄勢保持を行なう投入ラッチ
と、これを保持する投入トリガ及びレバーに係止して遮
断ばねの蓄勢保持を行なう引はずしラッチと、これを保
持する引はずしトリガを備え、投入及び遮断ばねが共に
蓄勢保持された状態で上記投入トリガを上記引はずしラ
ッチにて係止するように構成したことを特徴とする回路
開閉装置の操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12488587U JPH064517Y2 (ja) | 1987-08-17 | 1987-08-17 | 回路開閉装置の操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12488587U JPH064517Y2 (ja) | 1987-08-17 | 1987-08-17 | 回路開閉装置の操作装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6429740U JPS6429740U (ja) | 1989-02-22 |
JPH064517Y2 true JPH064517Y2 (ja) | 1994-02-02 |
Family
ID=31375002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12488587U Expired - Lifetime JPH064517Y2 (ja) | 1987-08-17 | 1987-08-17 | 回路開閉装置の操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH064517Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2777696B1 (fr) * | 1998-04-17 | 2000-05-26 | Schneider Electric Ind Sa | Dispositif de commande de la decharge et du debrayage d'un accumulateur d'energie lors de l'extraction d'un disjoncteur debrochable |
-
1987
- 1987-08-17 JP JP12488587U patent/JPH064517Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6429740U (ja) | 1989-02-22 |
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