JPH064517A

JPH064517A - かな漢字変換方式

Info

Publication number: JPH064517A
Application number: JP4066652A
Authority: JP
Inventors: Susumu Masumura; 丞升村
Original assignee: NEC Software Hokuriku Ltd
Current assignee: NEC Solution Innovators Ltd
Priority date: 1992-03-25
Filing date: 1992-03-25
Publication date: 1994-01-14

Abstract

(57)【要約】【目的】日本語入力時における操作性の向上をはか
る。【構成】日本語入力装置に内蔵する記憶部には、予め
英数／かなキーに対応する識別コードと、変換キーに対
応する識別コードとを記憶し、また、変換テーブルに
は、変換キー対応識別コードごとに英数／かなキー対応
識別コードと文字コードとを対応させる。そして、、キ
ーボードから文字コードを読み込んで記憶する。次に、
変換キーを押して日本語入力装置が「英数」と「カナ」
との変換テーブルを参照する。ここで、対応する英数コ
ードがない場合は、文字列をそのまま確定する。また、
対応する英数コードがある場合は、変換テーブルを参照
し、その結果を表示すると共に、各モードに対応する文
字コードに変換して確定する。なお、再度変換する場合
には同様の操作を繰返す。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、日本語入力装置のかな
漢字変換方式に関する。

【０００２】

【従来の技術】現在、社会には異ったマンマシンインタ
ーフェイスを有するプログラムが数多く存在し、この異
ったマンマシンインターフェイスを有するプログラムに
よって構成される情報処理システムにおいては、日本語
の入力方式も同様に異っているのが通常である。従っ
て、日本語入力の操作性（キーボードの操作）は、共通
性がない場合が少なくない、このため、従来から日本語
入力装置においては、操作性を向上するための日本語入
力方式が種々考えられている。

【０００３】従来の日本語の入力方式は、かな漢字変換
方式が一般的である。また、かなを入力するためにロー
マ字を使用するローマ字漢字変換方式もあるが、基本的
にはかな漢字変換方式と同様である。この他にも、コー
ド入力方式やコード一覧選択入力方式があるが、現在で
はあまり使用されていない。

【０００４】このかな漢字変換方式では、これまでに、
図５に示すように、予め入力する文字のモード設定が必
要な日本語入力装置や、図６（ａ）及び同図（ｂ）に示
すように、かな入力モードと英数入力モードとを備え
て、各モード内では任意に変換可能な日本語入力装置
や、一部のみ変換可能な日本語入力装置もある。しかし
ながら、いずれの日本語入力装置も英数モードとかな入
力モードとだけは存在している。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来のかな漢
字変換方式では、例えば、入力手段（キーボード）から
「かんじ」と入力した場合、これまでは、図５の場合で
は、「かんじ」としか表示することができない。また、
変換パターンが多い場合であっても、図６（ａ）及び同
図（ｂ）の場合のように、「カンシ゛」（半角カナ）、
「カンジ」（全角カナ）、「かんじ」（全角かな）、
「漢字」（全角漢字）の４つのパターンのみの変換であ
る。

【０００６】このため、日本語入力装置におけるかな漢
字変換方式において、英数モード，かな入力モードと２
つのモードが存在すると、モードの設定を誤って入力し
た場合、その文字を消去してから再度入力し直さなけれ
ばならず、操作性が悪いという欠点がある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は、入力部より入
力された英数／かなキーに対応する第１の識別コードを
格納する第１の識別コード格納手段と、前記入力部より
入力された変換キーに対応する第２の識別コードを格納
する第２の識別コード格納手段と、前記第２の識別コー
ドごとの前記第１の識別コードと文字コードとの変換テ
ーブルとを備え、前記入力部より入力する英数／かなキ
ーを前記各識別コード格納手段に格納する識別コードを
それぞれ参照し、かつ前記変換テーブルに基づいて対応
する文字コードに変換するようにしたことを特徴とす
る。

【０００８】

【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。

【０００９】図１は本発明を実現する処理手順を示すフ
ローチャートであり、図２は本発明を一実施例を示すブ
ロック図である。本実施例は、図２に示すように、入力
手段であるキーボード１から入力したデータを、日本語
入力装置２により英数／かなモードに関係なく双方向に
変換し、それを日本語表示装置３に表示するように構成
されている。

【００１０】一般に、キーボード１は、例えば、情報処
理系けん盤配列（ＪＩＳＸ６００２）の一部抜粋を
示すと、図３（ａ）及び同図（ｂ）のようになってお
り、「カナ」キーや「英数」キーのように英数／かなモ
ード切替えキーを備え、１つのキーに対して、２つ以上
のコードが割当てられている。この英数／かなモード切
替えキーは、「カナ」キー１つで行うキーボードと、
「英数」及び「カナ」の２つのキーで行うキーボードと
がある。

【００１１】次に、本実施例の動作について説明する。

【００１２】日本語入力装置２に内蔵する記憶部（図示
せず）には、予め英数／かなキーに対応する識別コード
と、変換キーに対応する識別コードとを記憶し、また、
変換テーブルには、変換キー対応識別コードごとに英数
／かなキー対応識別コードと文字コードとを対応させ
る。

【００１３】そして、図１に示すように、まず、キーボ
ード１から文字コードを読み込んで記憶しておく。次
に、変換キーが押されると、日本語入力装置２が「英
数」と「カナ」との変換テーブルを参照する。ここで、
かな文字「ロ」のように、対応する英数コードがない場
合は、日本語表示装置３に表示することなく文字列を確
定する。また、対応する英数コードがある場合は、変換
テーブルの参照結果を日本語表示装置３に表示し、各モ
ードに対応する文字コードに変換する。なお、再度変換
する場合は、同様の操作を繰返せばよい。

【００１４】本発明によれば、英数モードとかなモード
とを誤って入力したような場合、その文字を再変換する
ことが容易になる。すなわち、図４に示すように、本実
施例のかな漢字変換のモード遷移を参照すると、キーに
対応するする「ＴＹＤ＠」（全角英数）に変換すること
が可能となる。これは、「１２」（全角英数）と入力し
ようとして、誤って「ぬふ」（全角かな）と入力した場
合に有効である。このとき、「ぬふ」（全角かな）を
「１２」（全角英数）と変換することにより、さらに、
「12」（半角英数）や「１２」（全角英数）などにも変
換可能である。このように、入力時にキーボードのモー
ド設定を意識しない操作が可能となり、操作性が向上す
る。

【００１５】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、英数モー
ドとかな入力モードとを相互に変換可能にすることによ
り、日本語入力時の操作性が向上するという効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明を実現する処理手順を示すフローチャー
トである。

【図２】本発明を一実施例を示すブロック図である。

【図３】キーボードのキー配列の一例を示す図である。

【図４】本実施例のかな漢字変換のモード遷移を示す図
である。

【図５】従来例のかな漢字変換のモード遷移を示す図で
ある。

【図６】従来例のかな漢字変換のモード遷移を示す図で
ある。

【符号の説明】

１キーボード２日本語入力装置３日本語表示装置

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】入力部より入力された英数／かなキーに
対応する第１の識別コードを格納する第１の識別コード
格納手段と、前記入力部より入力された変換キーに対応
する第２の識別コードを格納する第２の識別コード格納
手段と、前記第２の識別コードごとの前記第１の識別コ
ードと文字コードとの変換テーブルとを備え、前記入力
部より入力する英数／かなキーを前記各識別コード格納
手段に格納する識別コードをそれぞれ参照し、かつ前記
変換テーブルに基づいて対応する文字コードに変換する
ようにしたことを特徴とするかな漢字変換方式。