JPH0645018B2 - 電気集塵機 - Google Patents

電気集塵機

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JPH0645018B2
JPH0645018B2 JP33077488A JP33077488A JPH0645018B2 JP H0645018 B2 JPH0645018 B2 JP H0645018B2 JP 33077488 A JP33077488 A JP 33077488A JP 33077488 A JP33077488 A JP 33077488A JP H0645018 B2 JPH0645018 B2 JP H0645018B2
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dust collecting
anode plate
plate
electrode plate
anode
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完治 茂木
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Daikin Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は吸込口と吹出口とを連通する空気流路中にモー
ルド材陽極板及び陰極の集塵極板を有する集塵部を配置
した電気集塵機に関する。
(従来の技術) 従来、陽極板と集塵極板とを備える集塵部を設けるもの
は実公昭62-34598号公報並びに実開昭62-24950号公報な
どによって公知であり、シートに突起を設ける構造、並
びに平坦状シートと波形状シートを交互に積層させる構
造が前記各公報によって開示されている。
また、金属薄板の周囲を絶縁性合成樹脂でモールドした
陽極板と集塵極板とを積層した集塵部は本出願人によっ
て先に提案されている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、上述する従来技術のものは前者は導電層の導電
面と絶縁フィルムの絶縁面とを対向するように重ねたも
のであるが導電層自体は平坦であり、また後者も表面を
薄い絶縁層で被覆するとは云え、やはりそれ自身は平面
であって、何れも表面が汚れて塵が付着し、汚れた場合
には該汚れを伝わった陽極板の表面に接触する集塵極板
から負の電荷が流れて陽極板の表面電位が低下し、集塵
性能の低下を招来する。
また本出願人が提案した前記モールド材陽極にしても同
様、その表面は平坦であり、表面電位の低下、集塵性能
の低下については考慮されていなかった。
本発明は上述の如き実状に鑑み、陽極表面に汚れ難い場
所を設け、陽極の汚れ面と集塵極の遮断を図ることによ
り陽極表面電位の低下を減少させ、性能の長期間維持を
確保することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) しかして、上記目的を達成する本発明の特徴とするとこ
ろは、金属薄板の周囲が絶縁性合成樹脂でモールドされ
た陽極板と、前記陽極板に平行に設ける陰極の集塵極板
とを集塵部に備える電気集塵機において、絶縁性合成樹
脂で形成するモールド材の表面に複数の突起を設けると
共に、集塵極板に先端が当接する突起をスペーサーとし
てこの周辺に、集塵極板から先端が離れる突起を配設さ
せた構成にある。
また、本発明は、上記構成と同一の課題を解決すべく、
金属薄板の周囲が絶縁性合成樹脂でモールドされた陽極
板と、前記陽極板に平行に設ける陰極の集塵極板とを集
塵部に備える電気集塵機において、絶縁性合成樹脂で形
成するモールド材の表面に複数の凹凸を設けると共に、
このモールド材の凹凸面を集塵極板に対向させて配置さ
せた構成をも特徴とする。
(作用) 上記の如く陽極板のモールド材の表面に複数の突起を設
けると共に、集塵極板に先端が当接する突起をスペーサ
ーとしてこの周辺に、集塵極板から先端が離れる突起を
配設させたことにより、陽極板の沿面が多くなり、また
スペーサーとなる突起と、この周辺の突起との間の陽極
板表面が汚れても、その凹部により汚れ難い場所が作ら
れ、陽極板の汚れ面と集塵極板が遮断され、陽極板の表
面電位の低下が従来よりも遅くなり、洗浄等のサイクル
が長くなり、保守など取り扱いが容易になる。
また、陽極板のモールド材の表面に複数の凹凸を設ける
と共に、このモールド材の凹凸面を集塵極板に対向させ
て配置させたときも同様、汚れ難い場所を得ると共に、
集塵極板に対向する陽極板の沿面距離が増し、従来と同
一の幅寸法内で陽極板の表面積を拡大でき、湿度又は汚
れに対する影響が少なくなって集塵性能が長期間維持さ
れることとなる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の概要示斜視図であって、立方形状のフ
レームで囲繞してなる集塵機本体(1)には、吸込口と吹
出口との間に吸込口側からイオン化部(2)と集塵部(3)と
が前後の配列で収納されており、集塵部(3)は矢示線(A)
方向にスライド操作により挿脱可能となっている。
そしてイオン化部(2)は上下方向の多段に等ピッチの平
行を保持し並べた対向極板(4),(4)・・・と、対向極板
(4),(4)間の中心線位置に平行をなし張設したイオン化
線(5),(5)・・・とからなり、流通する空気中に含まれ
る微細塵埃にプラスイオン帯電させる個所となってお
り、一方、集塵部(3)は、陽極板(6)と陰極の集塵極板
(7)とを空気流通可能な空隙が介在するよう交互に重ね
て形成した集塵エレメント(9)を、四角の短筒をなす枠
体(8)内に充填させて収設した構造となり、図示例は平
帯状の金属箔からなる長尺の極板(M)の周囲を絶縁性合
成樹脂で形成するモールド材(P)でモールドした長尺の
陽極板(6)と平帯状の金属箔からなる長尺の陰極の集塵
極板を接して重ね合わせた後、平たい楕円形の渦巻コイ
ル状に巻き付けて前記集塵エレメント(9)を形成してお
り、段ボール紙を平丸巻した形に似て陽極板(6)と陰極
の集塵極板(7)との間にスペーサー(10)により区切られ
た多数の空気流通空隙が存在している。
なお、イオン化部(2)でマイナスイオン帯電させる場合
はモールドされた電極が陰極で、陽極の集塵極板であっ
ても差し支えないものである。
かくて、この集塵エレメント(9)を枠体(8)内に収納し
て、一番外側の巻終わり端部において、前記両極板
(6),(7)が本体側に設けた高圧電源と接地電源とに夫々
接続されるようになっている。
しかして、上記の如き構成において、第2図より明らか
なように、陽極板(6)のモールド材(P)には凹凸が設けら
れており、集塵極板(7)に先端が当接するモールド材(P)
表面の突起をスペーサー(10)とし、このスペーサー(10)
周辺に、図では両側に集塵極板(7)から先端が離れる突
起(11),(11)が形成されている。
そして、上記スペーサー(10)及び突起(11),(11)は風の
方向(矢印B)と平行なリブとし、スペーサー(10)両側
に一対の突起(11),(11)を位置させ、これらスペーサー
(10)及び突起(11)の形成によって陽極板(6)の沿面を多
くして、スペーサー(10)と突起(11)間の凹部(12)が汚れ
にくい構造となしている。
従って、陽極板(6)の表面が汚れても、前記凹部(12)に
より汚れにくい部分が作られるから、陽極板(6)の汚れ
面と集塵極板(7)が汚れのない又は極めて少ない凹部(1
2)により電気的に遮断され、集塵極板(7)から負の電荷
が陽極板(6)表面に流れるのを防止でき、陽極板(6)の表
面電位の低下を遅くする。
なお、上記図示例ではスペーサー(10)に対し突起(11)を
略平行に設けたが、別段、これに拘泥することなく、例
えばスペーサー(10)及び突起(11)の形状を頭部を大き
く、きのこ状に形成したり、スペーサー(11)を柱状に突
出させ、スペーサー(10)の周囲に輪形に突起(11)を形成
してもよい。
特にきのこ状とするときは、一層、汚れにくくなり、好
適である。
さらに、第4図は前記実施例の変形例を示すもので、山
形に曲げて圧縮した形のスペーサー(10)及び突起(11),
(11)を一体形成した合成樹脂製の硬質フィルム(13)を平
帯状の陽極板(6)表面に貼付け固定させると共に、前記
フィルム(13)に体積抵抗の大きなものを使用したもので
あり、第2図,第3図に示す実施例と略同一の作用効果
を有する。
さらに、第5図は本発明のもう1つの実施例であり、連
続する平帯形の集塵極板(7)を波形に曲げて圧縮した形
のスペーサー(7a)・・・を繰り返し形成し、隣接する陽
極板(6)との間隔を該スペーサー(7a)によっで略一定に
保ち、陽極板(6)と集塵極板(7)を略一定間隔で隔てる構
造として形成されており、陽極板(6)において、電極(M)
の周囲をモールドするモールド材(P)の表面に複数の溝
(14)・・・を設け、陽極板(6)の長手方向に略平行に前
記の複数の溝(14)・・・を形成し、その溝(14)・・・に
よってモールド材(P)の表面に複数の凹凸を設けると共
に、このモールド材(P)の凹凸面を集塵極板(7)に対向さ
せて配置させている。
従って、前記の複数の溝(14)・・・の形成によって汚れ
にくい個所と共に陽極板(6)の沿面距離も増し、前記の
例の場合と同じく陽極板(6)の表面の汚れが前記溝(14)
・・・によって不連続となり、陽極板(6)の汚れ面とス
ペーサー(7a)との間に距離を保ち、集塵極板(7)から負
の電荷が陽極板(6)表面に流れるのを防ぎ、陽極板(6)の
表面電位が低下するのを遅くするため、湿度又は汚れに
対する影響が少なくなり、集塵性能を長期間維持するこ
とができる。
更に、第6図は第5図の変形例を示すもので、モールド
材(P)表面に設ける複数の溝(14)・・・を、陽極板(6)の
短手幅方向に略平行に形成したものであり、第5図の実
施例と略同一の作用効果を有する。
なお、その外、モールド材(P)の表面に複数の溝を設け
ると共に、更にこの表面に前記の如きスペーサー,突起
を設けてもよく、またはその逆として第3図または第4
図に示す実施例においてそのモールド材(P)の表面に複
数の溝を形成してもよく、種々の設計的改変が可能であ
ることは云うまでもない。
(発明の効果) 本発明の請求項1に記載の発明は、上述の如く集塵極板
に当接させる突起をスペーサーとし、このスペーサーを
囲むように稍低い突起を設け、この突起先端を集塵極板
から離れて位置させたものであり、陽極板の表面が汚れ
てもスペーサーと突起間の凹部は汚れにくいため、また
沿面距離も増して陽極板の汚れと集塵極板とが不連続状
となって電気的に遮断され、陽極板の表面電位の低下が
遅くなり、洗浄などのサイクルを長くすることができ、
保守など取り扱いが容易に行える効果を有する。
また、請求項2に記載の発明もモールド材表面の凹凸に
よって前記同様汚れにくい場所が設けられると共に、陽
極板の沿面距離が増加した構造となり、陽極板表面の汚
れが不連続となり、陽極板の表面電位を低下させ易い湿
度または汚れに対する影響が少なくなり、集塵性能を長
期間維持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す概要示斜視図、 第2図は集塵部の部分斜視図、第3図は集塵部の部分拡
大図、第4図は前図の変形例を示す集塵部の部分拡大
図、第5図は本発明の請求項2記載の発明の一実施例を
示す集塵部の部分斜視図、第6図は前図の変形例を示す
集塵部の部分斜視図である。 (3)……集塵部,(6)……陽極板, (7)……集塵極板,(10……スペーサー, (11)……突起,(P)……モールド材,

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属薄板の周囲が絶縁性合成樹脂でモール
    ドされた陽極板(6)と、前記陽極板(6)に平行して設けら
    れる陰極の集塵極板(7)とを集塵部(3)に備える電気集塵
    機において、前記陽極板(6)の絶縁性合成樹脂で形成す
    るモールド材(P)の表面に複数の突起を設けると共に、
    集塵極板(7)に先端が当接する突起をスペーサー(10)と
    してこの周辺に、集塵極板(7)から先端が離れる突起(1
    1)を配設させたことを特徴とする電気集塵機。
  2. 【請求項2】金属薄板の周囲が絶縁性合成樹脂でモール
    ドされる陽極板(6)と、前記陽極板(6)に平行して設けら
    れる陰極の集塵極板(2)とを集塵部(3)に備える電気集塵
    機において、前記陽極板(6)の絶縁性合成樹脂で形成す
    るモールド材(P)の表面に複数の凹凸を設けると共に、
    このモールド材(P)の凹凸面を集塵極板(7)に対向させて
    配置させたことを特徴とする電気集塵機。
JP33077488A 1988-12-27 1988-12-27 電気集塵機 Expired - Lifetime JPH0645018B2 (ja)

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CN102580854B (zh) * 2011-12-29 2014-07-16 东莞市宇洁新材料有限公司 一体化结构的静电集尘过滤器及其驻极处理工艺
WO2019003379A1 (ja) * 2017-06-29 2019-01-03 三菱電機株式会社 集塵デバイスおよび空気調和機
KR102070053B1 (ko) * 2018-05-02 2020-01-28 엘지전자 주식회사 전기집진장치 및 이를 포함하는 공기조화기

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