JPH0644987A - 燃料電池のセル構造 - Google Patents
燃料電池のセル構造Info
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- JPH0644987A JPH0644987A JP5049768A JP4976893A JPH0644987A JP H0644987 A JPH0644987 A JP H0644987A JP 5049768 A JP5049768 A JP 5049768A JP 4976893 A JP4976893 A JP 4976893A JP H0644987 A JPH0644987 A JP H0644987A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 製作が容易で、且つ、製作コストが安価な燃
料電池のセル構造を提供する。 【構成】 板状電解質層１の一方の面に膜状又は板状酸
素極２をかつ他方の面に膜状又は板状燃料極３を付設
し、酸素極２を臨ませる酸素含有ガス流路と燃料極３を
臨ませる燃料流路とを区画した燃料電池のセル構造にお
いて、酸素極２の両側縁部又は板状電解質層１の両側縁
部に対する各別の連結部４ａを有し、かつ、それら連結
部４ａどうしの間で酸素極２との間に酸素含有ガス流路
を形成するセパレータ４を設け、そのセパレータ４によ
り酸素含有ガス流路と仕切られるセル周部空間を燃料流
路とした。
料電池のセル構造を提供する。 【構成】 板状電解質層１の一方の面に膜状又は板状酸
素極２をかつ他方の面に膜状又は板状燃料極３を付設
し、酸素極２を臨ませる酸素含有ガス流路と燃料極３を
臨ませる燃料流路とを区画した燃料電池のセル構造にお
いて、酸素極２の両側縁部又は板状電解質層１の両側縁
部に対する各別の連結部４ａを有し、かつ、それら連結
部４ａどうしの間で酸素極２との間に酸素含有ガス流路
を形成するセパレータ４を設け、そのセパレータ４によ
り酸素含有ガス流路と仕切られるセル周部空間を燃料流
路とした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、板状電解質層の一方の
面に膜状又は板状酸素極をかつ他方の面に膜状又は板状
燃料極を付設し、前記酸素極を臨ませる酸素含有ガス流
路と前記燃料極を臨ませる燃料流路とを区画した燃料電
池のセル構造に関する。
面に膜状又は板状酸素極をかつ他方の面に膜状又は板状
燃料極を付設し、前記酸素極を臨ませる酸素含有ガス流
路と前記燃料極を臨ませる燃料流路とを区画した燃料電
池のセル構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、図１７に示すように、板状電解質
層１の一面に膜状又は板状酸素極２をかつ他面に膜状又
板状燃料極３を有するセルＣに、酸素極２との間に酸素
含有ガス流路４１を形成する第１セパレータ４２、並び
に、燃料極３との間に燃料流路４３を形成する第２セパ
レータ４４を付設していた。
層１の一面に膜状又は板状酸素極２をかつ他面に膜状又
板状燃料極３を有するセルＣに、酸素極２との間に酸素
含有ガス流路４１を形成する第１セパレータ４２、並び
に、燃料極３との間に燃料流路４３を形成する第２セパ
レータ４４を付設していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、セルＣ夫々に
２個のセパレータ４２，４４を付設しているために、製
作が面倒であり、製作コストが高くなる。
２個のセパレータ４２，４４を付設しているために、製
作が面倒であり、製作コストが高くなる。
【０００４】本発明の目的は、製作が容易で、且つ、製
作コストが安価な燃料電池のセル構造を提供することに
ある。
作コストが安価な燃料電池のセル構造を提供することに
ある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明による燃料電池の
セル構造の第１の特徴構成は、前記酸素極の両側縁部又
は前記板状電解質層の両側縁部に対する各別の連結部を
有し、かつ、それら連結部どうしの間で前記酸素極との
間に前記酸素含有ガス流路を形成するセパレータを設
け、そのセパレータにより前記酸素含有ガス流路と仕切
られるセル周部空間を前記燃料流路とした点にある。
セル構造の第１の特徴構成は、前記酸素極の両側縁部又
は前記板状電解質層の両側縁部に対する各別の連結部を
有し、かつ、それら連結部どうしの間で前記酸素極との
間に前記酸素含有ガス流路を形成するセパレータを設
け、そのセパレータにより前記酸素含有ガス流路と仕切
られるセル周部空間を前記燃料流路とした点にある。
【０００６】第２の特徴構成は、前記燃料極の両側縁部
又は前記板状電解質層の両側縁部に対する各別の連結部
を有し、かつ、それら連結部どうしの間で前記燃料極と
の間に前記燃料流路を形成するセパレータを設け、その
セパレータにより前記燃料流路と仕切られるセル周部空
間を前記酸素含有ガス流路とした点にある。
又は前記板状電解質層の両側縁部に対する各別の連結部
を有し、かつ、それら連結部どうしの間で前記燃料極と
の間に前記燃料流路を形成するセパレータを設け、その
セパレータにより前記燃料流路と仕切られるセル周部空
間を前記酸素含有ガス流路とした点にある。
【０００７】第３の特徴構成は、前記セパレータがＬａ
ＣｒＯ3 から成る点にある。
ＣｒＯ3 から成る点にある。
【０００８】
【作用】第１の特徴構成によれば、セパレータの連結部
夫々を酸素極の両側縁部夫々又は板状電解質層の両側縁
部夫々に連結することにより、セパレータと酸素極との
間に酸素含有ガス流路を仕切り形成する。そして、セパ
レータにより酸素含有ガス流路と仕切られるセル周部空
間を燃料流路とする。
夫々を酸素極の両側縁部夫々又は板状電解質層の両側縁
部夫々に連結することにより、セパレータと酸素極との
間に酸素含有ガス流路を仕切り形成する。そして、セパ
レータにより酸素含有ガス流路と仕切られるセル周部空
間を燃料流路とする。
【０００９】第２の特徴構成によれば、セパレータの連
結部夫々を燃料極の両側縁部夫々又は板状電解質層の両
側縁部夫々に連結することにより、セパレータと燃料極
との間に燃料流路を仕切り形成する。そして、セパレー
タにより燃料流路と仕切られるセル周部空間を酸素含有
ガス流路とする。
結部夫々を燃料極の両側縁部夫々又は板状電解質層の両
側縁部夫々に連結することにより、セパレータと燃料極
との間に燃料流路を仕切り形成する。そして、セパレー
タにより燃料流路と仕切られるセル周部空間を酸素含有
ガス流路とする。
【００１０】第３の特徴構成によれば、酸化雰囲気であ
る酸素含有ガス流路と還元雰囲気である燃料流路との両
方に臨むセパレータを、高温酸化雰囲気中での耐蝕性及
び高温還元雰囲気中の耐蝕性のいずれにも優れているＬ
ａＣｒＯ3 により形成してある。
る酸素含有ガス流路と還元雰囲気である燃料流路との両
方に臨むセパレータを、高温酸化雰囲気中での耐蝕性及
び高温還元雰囲気中の耐蝕性のいずれにも優れているＬ
ａＣｒＯ3 により形成してある。
【００１１】
【発明の効果】第１の特徴構成によれば、従来のセル構
造に比べて、燃料流路を単独に仕切り形成する第２セパ
レータが不要になり、又、第２の特徴構成によれば、従
来のセル構造に比べて、酸素含有ガス流路を単独に仕切
り形成する第１セパレータが不要になる。その結果、従
来に比べて、セルの製作が容易になるとともに、製作コ
ストが安価になった。
造に比べて、燃料流路を単独に仕切り形成する第２セパ
レータが不要になり、又、第２の特徴構成によれば、従
来のセル構造に比べて、酸素含有ガス流路を単独に仕切
り形成する第１セパレータが不要になる。その結果、従
来に比べて、セルの製作が容易になるとともに、製作コ
ストが安価になった。
【００１２】更に、第３の特徴構成によれば、酸化及び
還元の両方に対して高い耐久性をセルに備えさせること
ができるようになった。
還元の両方に対して高い耐久性をセルに備えさせること
ができるようになった。
【００１３】
〔第１実施例〕次に、図１ないし図４により第１実施例
を示す。先ず、燃料電池のセルＣのセル構造について説
明する。
を示す。先ず、燃料電池のセルＣのセル構造について説
明する。
【００１４】四角形の板状電解質層１の一方の面に膜状
又は板状酸素極２をかつ他方の面に膜状又は板状燃料極
３を、夫々全面又はほぼ全面にわたって一体的に貼付け
た状態で付設して、酸素極２と燃料極３から起電力を得
るための起電部を形成してある。
又は板状酸素極２をかつ他方の面に膜状又は板状燃料極
３を、夫々全面又はほぼ全面にわたって一体的に貼付け
た状態で付設して、酸素極２と燃料極３から起電力を得
るための起電部を形成してある。
【００１５】電解質層１は、３モル％程度のＹｔを固溶
させた正方晶のＺｒＯ2 、その他適当なものから成り、
酸素極２はＬａＭｎＯ3 、その他適当なものから成り、
燃料極３はＮｉとＺｒＯ2 のサーメット、その他適当な
ものから成る。
させた正方晶のＺｒＯ2 、その他適当なものから成り、
酸素極２はＬａＭｎＯ3 、その他適当なものから成り、
燃料極３はＮｉとＺｒＯ2 のサーメット、その他適当な
ものから成る。
【００１６】一対の突条部４ａを有する導電性セパレー
タ４を、その一対の突条部４ａ夫々を全長にわたって酸
素極２の両側縁部夫々に貼付けることにより、前記起電
部の酸素極２側に付設してある。もって、セパレータ４
と酸素極２との間に酸素含有ガス流路５を仕切り形成し
てある。又、酸素含有ガス流路５の流路方向視において
セルＣの周部全体を燃料流路９とするようにしてある。
セパレータ４は、酸化と還元に対する耐食性に優れたＬ
ａＣｒＯ3 、その他適当なものから成る。
タ４を、その一対の突条部４ａ夫々を全長にわたって酸
素極２の両側縁部夫々に貼付けることにより、前記起電
部の酸素極２側に付設してある。もって、セパレータ４
と酸素極２との間に酸素含有ガス流路５を仕切り形成し
てある。又、酸素含有ガス流路５の流路方向視において
セルＣの周部全体を燃料流路９とするようにしてある。
セパレータ４は、酸化と還元に対する耐食性に優れたＬ
ａＣｒＯ3 、その他適当なものから成る。
【００１７】酸素含有ガス流路５において、熱歪みを吸
収できる柔軟な導電体７を、ほぼ等間隔で平行に、か
つ、酸素極２とセパレータ４に密着させて設け、酸素極
２からセル端子としてのセパレータ４への電気通路の断
面積を大きくしてある。導電体７は耐熱性、耐酸化性に
優れたＬａＭｎＯ3 のフェルト状材、その他適当なもの
から成る。
収できる柔軟な導電体７を、ほぼ等間隔で平行に、か
つ、酸素極２とセパレータ４に密着させて設け、酸素極
２からセル端子としてのセパレータ４への電気通路の断
面積を大きくしてある。導電体７は耐熱性、耐酸化性に
優れたＬａＭｎＯ3 のフェルト状材、その他適当なもの
から成る。
【００１８】次に、上述のセル構造を有するセルＣの複
数を集積した燃料電池におけるセル集積構造について説
明する。
数を集積した燃料電池におけるセル集積構造について説
明する。
【００１９】多数のセルＣを縦向き姿勢でかつ左右に並
ぶ状態で、隔壁８ａないし８ｄで形成した燃料流路９の
内部に配置し、セルＣどうしの間夫々に、対向する燃料
極３とセパレータ４とを電気的に接続する導電性のスペ
ーサ１０をほぼ等間隔で並設し、セルＣ全ての燃料極３
を燃料流路９に臨ませると共に、セルＣ全てを導電性ス
ペーサ１０で直列に接続してある。隔壁８ａないし８ｄ
はセラミックス等の電気絶縁性、高温断熱性の材料から
成る。スペーサ１０は熱歪みを吸収できる柔軟な材料、
例えば還元に対する耐食性に優れたＮｉのフェルト状
材、その他適当なものから成る。
ぶ状態で、隔壁８ａないし８ｄで形成した燃料流路９の
内部に配置し、セルＣどうしの間夫々に、対向する燃料
極３とセパレータ４とを電気的に接続する導電性のスペ
ーサ１０をほぼ等間隔で並設し、セルＣ全ての燃料極３
を燃料流路９に臨ませると共に、セルＣ全てを導電性ス
ペーサ１０で直列に接続してある。隔壁８ａないし８ｄ
はセラミックス等の電気絶縁性、高温断熱性の材料から
成る。スペーサ１０は熱歪みを吸収できる柔軟な材料、
例えば還元に対する耐食性に優れたＮｉのフェルト状
材、その他適当なものから成る。
【００２０】セルＣ内の酸素含有ガス流路５夫々の入口
に対して、隔壁８ａ，１１で燃料流路９の下方に形成し
た酸素含有ガス供給路１３を接続し、かつ、出口に対し
て隔壁８ｂ，１４で燃料流路９の上方に形成した排気路
１５を接続してある。
に対して、隔壁８ａ，１１で燃料流路９の下方に形成し
た酸素含有ガス供給路１３を接続し、かつ、出口に対し
て隔壁８ｂ，１４で燃料流路９の上方に形成した排気路
１５を接続してある。
【００２１】要するに、酸素含有ガス流路５に空気、酸
素富化空気、酸素などの酸素含有ガスを供給すると共
に、燃料流路９にＨ2 供給源としての各種燃料を供給
し、セルＣ夫々において電解質層１の作用で電力を発生
させ、直列接続した多数のセルＣから電力を回収するよ
うに構成してある。
素富化空気、酸素などの酸素含有ガスを供給すると共
に、燃料流路９にＨ2 供給源としての各種燃料を供給
し、セルＣ夫々において電解質層１の作用で電力を発生
させ、直列接続した多数のセルＣから電力を回収するよ
うに構成してある。
【００２２】燃料流路９と酸素含有ガス供給路１３を区
画する隔壁８ａの凹部１２に、セルＣの下端部を挿入載
置すると共に、燃料流路９と排気路１５を区画する隔壁
８ｂに、セルＣの上端側を抜差し自在に貫通させてあ
る。
画する隔壁８ａの凹部１２に、セルＣの下端部を挿入載
置すると共に、燃料流路９と排気路１５を区画する隔壁
８ｂに、セルＣの上端側を抜差し自在に貫通させてあ
る。
【００２３】つまり、セルＣと隔壁８ａの間での漏れに
対するシールを、セルＣの自重による隔壁８ａとの密接
維持で施して、燃料と酸素含有ガスの混合によるトラブ
ルを防止し、セルＣの上下方向への熱変形を自由に許容
して、セルＣや隔壁８ａ，８ｂの破壊を防止するように
構成してある。
対するシールを、セルＣの自重による隔壁８ａとの密接
維持で施して、燃料と酸素含有ガスの混合によるトラブ
ルを防止し、セルＣの上下方向への熱変形を自由に許容
して、セルＣや隔壁８ａ，８ｂの破壊を防止するように
構成してある。
【００２４】〔第２実施例〕次に、図５ないし図８によ
り第２実施例を示す。先ず、燃料電池のセルＣのセル構
造について説明する。
り第２実施例を示す。先ず、燃料電池のセルＣのセル構
造について説明する。
【００２５】第１実施例と同様に、四角形の板状電解質
層１の一方の面に膜状又は板状酸素極２をかつ他方の面
に膜状又は板状燃料極３を、夫々全面又はほぼ全面にわ
たって一体的に貼付けた状態で付設して、酸素極２と燃
料極３から起電力を得るための起電部を形成してある。
層１の一方の面に膜状又は板状酸素極２をかつ他方の面
に膜状又は板状燃料極３を、夫々全面又はほぼ全面にわ
たって一体的に貼付けた状態で付設して、酸素極２と燃
料極３から起電力を得るための起電部を形成してある。
【００２６】第１実施例と同様のセパレータ２１を、一
対の突条部２１ａ夫々を全長にわたって燃料極３の両側
縁部夫々に貼付けることにより、前記起電部の燃料極３
側に付設してある。もって、セパレータ２１と燃料極３
との間に燃料流路２４を仕切り形成してある。又、燃料
流路２４の流路方向視においてセルＣの周部全体を酸素
含有ガス流路２６とするようにしてある。
対の突条部２１ａ夫々を全長にわたって燃料極３の両側
縁部夫々に貼付けることにより、前記起電部の燃料極３
側に付設してある。もって、セパレータ２１と燃料極３
との間に燃料流路２４を仕切り形成してある。又、燃料
流路２４の流路方向視においてセルＣの周部全体を酸素
含有ガス流路２６とするようにしてある。
【００２７】燃料流路２４において、熱歪みを吸収でき
る柔軟な導電体２３を、ほぼ等間隔で平行に、かつ、燃
料極３とセパレータ２１に密着させて設け、燃料極３か
らセル端子としてのセパレータ２１への電気通路の断面
積を大きくしてある。
る柔軟な導電体２３を、ほぼ等間隔で平行に、かつ、燃
料極３とセパレータ２１に密着させて設け、燃料極３か
らセル端子としてのセパレータ２１への電気通路の断面
積を大きくしてある。
【００２８】次に、上述のセル構造を有するセルＣの複
数を集積した燃料電池におけるセル集積構造について説
明する。
数を集積した燃料電池におけるセル集積構造について説
明する。
【００２９】多数のセルＣを縦向き姿勢でかつ左右に並
ぶ状態で、隔壁２５ａないし２５ｄで形成した酸素含有
ガス流路２６の内部に配置し、セルＣどうしの間夫々
に、対向する酸素極２とセパレータ４とを電気的に接続
する第１実施例と同様の導電性スペーサ２７をほぼ等間
隔で並設し、セルＣ全ての酸素極２を酸素含有ガス流路
２６に臨ませると共に、セルＣ全てを導電性スペーサ２
７で直列に接続してある。
ぶ状態で、隔壁２５ａないし２５ｄで形成した酸素含有
ガス流路２６の内部に配置し、セルＣどうしの間夫々
に、対向する酸素極２とセパレータ４とを電気的に接続
する第１実施例と同様の導電性スペーサ２７をほぼ等間
隔で並設し、セルＣ全ての酸素極２を酸素含有ガス流路
２６に臨ませると共に、セルＣ全てを導電性スペーサ２
７で直列に接続してある。
【００３０】セルＣ内の燃料流路２４夫々の入口に対し
て、隔壁２５ａ，３０で酸素含有ガス流路２６の下方に
形成した燃料供給路３１を接続し、かつ、出口に対して
隔壁２５ｂ，３２で酸素含有ガス流路２６の上方に形成
した排気路３３を接続してある。
て、隔壁２５ａ，３０で酸素含有ガス流路２６の下方に
形成した燃料供給路３１を接続し、かつ、出口に対して
隔壁２５ｂ，３２で酸素含有ガス流路２６の上方に形成
した排気路３３を接続してある。
【００３１】酸素含有ガス流路２６と燃料供給路３１を
区画する隔壁２５ａの凹部２８に、セルＣの下端部を挿
入載置すると共に、酸素含有ガス流路２６と排気路３３
を区画する隔壁２５ｂに、セルＣの上端側を抜差し自在
に貫通させ、第１実施例と同様の特性を有する燃料電池
を形成してある。
区画する隔壁２５ａの凹部２８に、セルＣの下端部を挿
入載置すると共に、酸素含有ガス流路２６と排気路３３
を区画する隔壁２５ｂに、セルＣの上端側を抜差し自在
に貫通させ、第１実施例と同様の特性を有する燃料電池
を形成してある。
【００３２】〔第３実施例〕次に、図９ないし図１１に
より第３実施例を示す。
より第３実施例を示す。
【００３３】第１実施例と同様のセルＣの多数を、横向
き姿勢でかつ上下に並ぶ状態で、隔壁５１ａないし５１
ｄで形成した燃料流路５２の内部に配置し、第１実施例
と同様の導電性スペーサー５３により、セルＣ全ての燃
料極３を燃料流路５２に臨ませると共に、セルＣ全てを
導電性スペーサ５３で直列に接続してある。
き姿勢でかつ上下に並ぶ状態で、隔壁５１ａないし５１
ｄで形成した燃料流路５２の内部に配置し、第１実施例
と同様の導電性スペーサー５３により、セルＣ全ての燃
料極３を燃料流路５２に臨ませると共に、セルＣ全てを
導電性スペーサ５３で直列に接続してある。
【００３４】セルＣ内の酸素含有ガス流路５夫々の入口
に対して、隔壁５１ａ，５４で燃料流路５２の横一側方
に形成した酸素含有ガス供給路５５を接続し、かつ、出
口に対して隔壁５１ｂ，５６で燃料流路５２の横他側方
に形成した排気路５７を接続してある。
に対して、隔壁５１ａ，５４で燃料流路５２の横一側方
に形成した酸素含有ガス供給路５５を接続し、かつ、出
口に対して隔壁５１ｂ，５６で燃料流路５２の横他側方
に形成した排気路５７を接続してある。
【００３５】燃料流路５２と酸素含有ガス供給路５５を
区画する隔壁５１ａに、全てのセルＣの一端部を、セラ
ミック溶融物などの耐熱性、電気絶縁性の接着材５８で
気密状に連結し、燃料流路５２と排気路５７を区画する
隔壁５１ｂに、全てのセルＣの他端部を抜差し自在に貫
通させてある。
区画する隔壁５１ａに、全てのセルＣの一端部を、セラ
ミック溶融物などの耐熱性、電気絶縁性の接着材５８で
気密状に連結し、燃料流路５２と排気路５７を区画する
隔壁５１ｂに、全てのセルＣの他端部を抜差し自在に貫
通させてある。
【００３６】つまり、接着材５８によって燃料流路５２
と酸素含有ガス供給路５５の間での漏れに対するシール
を施し、セルＣの片側固定によって高温になるセルＣの
熱膨張による応力集中を抑制して、セルＣ、隔壁５１
ａ，５１ｂの破壊を防止するように構成してある。
と酸素含有ガス供給路５５の間での漏れに対するシール
を施し、セルＣの片側固定によって高温になるセルＣの
熱膨張による応力集中を抑制して、セルＣ、隔壁５１
ａ，５１ｂの破壊を防止するように構成してある。
【００３７】〔第４実施例〕次に、図１２ないし図１４
により第４実施例を示す。
により第４実施例を示す。
【００３８】第２実施例と同様のセルＣの多数を、横向
き姿勢でかつ上下に並ぶ状態で、隔壁６１ａないし６１
ｄで形成した酸素含有ガス流路６２の内部に配置し、第
２実施例と同様の導電性スペーサー６３により、セルＣ
全ての酸素極２を酸素含有ガス流路６２に臨ませると共
に、セルＣ全てを導電性スペーサー６３で直列に接続し
てある。
き姿勢でかつ上下に並ぶ状態で、隔壁６１ａないし６１
ｄで形成した酸素含有ガス流路６２の内部に配置し、第
２実施例と同様の導電性スペーサー６３により、セルＣ
全ての酸素極２を酸素含有ガス流路６２に臨ませると共
に、セルＣ全てを導電性スペーサー６３で直列に接続し
てある。
【００３９】セルＣ内の燃料流路２４夫々の入口に対し
て、隔壁６１ａ，６４で酸素含有ガス流路６２の横一側
方に形成した燃料供給路６５を接続し、かつ、出口に対
して隔壁６１ｂ，６６で酸素含有ガス流路６２の横他側
方に形成した排気路６７を接続してある。
て、隔壁６１ａ，６４で酸素含有ガス流路６２の横一側
方に形成した燃料供給路６５を接続し、かつ、出口に対
して隔壁６１ｂ，６６で酸素含有ガス流路６２の横他側
方に形成した排気路６７を接続してある。
【００４０】酸素含有ガス流路６２と燃料供給路６５を
区画する隔壁６１ａに、全てのセルＣの一端部を、セラ
ミック溶融物などの耐熱性、電気絶縁性の接着材６８で
気密状に連結し、酸素含有ガス流路６２と排気路６７を
区画する隔壁６１ｂに、全てのセルＣの他端部を抜差し
自在に貫通させ、第３実施例と同様の特性を有する燃料
電池を形成してある。
区画する隔壁６１ａに、全てのセルＣの一端部を、セラ
ミック溶融物などの耐熱性、電気絶縁性の接着材６８で
気密状に連結し、酸素含有ガス流路６２と排気路６７を
区画する隔壁６１ｂに、全てのセルＣの他端部を抜差し
自在に貫通させ、第３実施例と同様の特性を有する燃料
電池を形成してある。
【００４１】〔別実施例〕次に別実施例を説明する。酸
素極２とセパレータ４の間に形成した酸素含有ガス流路
５、及び、燃料極３とセパレータ２１の間に形成した燃
料流路２４における導電体７，２３の設置数は適当に変
更でき、また、導電体７，２３を省略してもよい。
素極２とセパレータ４の間に形成した酸素含有ガス流路
５、及び、燃料極３とセパレータ２１の間に形成した燃
料流路２４における導電体７，２３の設置数は適当に変
更でき、また、導電体７，２３を省略してもよい。
【００４２】セパレータ４及び２１の突条部４ａ及び２
１ａを板状電解質層１に貼付けてもよく、また、セパレ
ータ４及び２１において平板状の主要部と突条部４ａ及
び２１ａを別体にして貼付けてもよい。
１ａを板状電解質層１に貼付けてもよく、また、セパレ
ータ４及び２１において平板状の主要部と突条部４ａ及
び２１ａを別体にして貼付けてもよい。
【００４３】セルＣの間のスペーサ１０，２７，５３，
６３を省略してもよい。
６３を省略してもよい。
【００４４】酸素含有ガスと燃料を供給しかつ排出する
ための流路構成は適当に変更でき、例えば図１５に示す
ように、セルＣを内装させた燃料流路９又は酸素含有ガ
ス流路２６に、燃料供給路１６又は酸素含有ガス供給路
３４を分配路１７で接続し、燃料流路９又は酸素含有ガ
ス流路２６を排気路１５又は３３に回収路１８で接続し
てもよい。
ための流路構成は適当に変更でき、例えば図１５に示す
ように、セルＣを内装させた燃料流路９又は酸素含有ガ
ス流路２６に、燃料供給路１６又は酸素含有ガス供給路
３４を分配路１７で接続し、燃料流路９又は酸素含有ガ
ス流路２６を排気路１５又は３３に回収路１８で接続し
てもよい。
【００４５】多数のセルＣを並設して成るユニットの複
数を電気的に直列又は並列接続して設けてもよい。
数を電気的に直列又は並列接続して設けてもよい。
【００４６】セルＣの下端部を挿入載置する凹部１２，
２８を形成するに、具体構造は適当に変更でき、例え
ば、図１６に示すように、セルＣに内嵌させる凸部３５
を隔壁８ａ，２５ａに備えさせて、良好なシールを一層
確実に実現できるようにしてもよい。又、セルＣと隔壁
８ａ，２５ａの間をシールするための充填材を凹部１
２，２８内に備えさせてもよい。
２８を形成するに、具体構造は適当に変更でき、例え
ば、図１６に示すように、セルＣに内嵌させる凸部３５
を隔壁８ａ，２５ａに備えさせて、良好なシールを一層
確実に実現できるようにしてもよい。又、セルＣと隔壁
８ａ，２５ａの間をシールするための充填材を凹部１
２，２８内に備えさせてもよい。
【００４７】隔壁５１ａ，６１ａにセルＣを気密状に連
結するに、隔壁５１ａ，６１ａとセルＣの間に屈曲板を
介装し、屈曲板の撓み変形によって熱膨張差を吸収させ
るように構成する等、変形自在で応力発生がほとんど無
い融通気密連結部を形成すると、熱歪による破壊防止を
より十分に図れる。
結するに、隔壁５１ａ，６１ａとセルＣの間に屈曲板を
介装し、屈曲板の撓み変形によって熱膨張差を吸収させ
るように構成する等、変形自在で応力発生がほとんど無
い融通気密連結部を形成すると、熱歪による破壊防止を
より十分に図れる。
【００４８】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図１】本発明の第１実施例にかかる燃料電池の断面図
【図２】図１のＩＩ−ＩＩ矢視図
【図３】図１のＩＩＩ−ＩＩＩ矢視図
【図４】本発明の第１実施例にかかる燃料電池のセルの
分解斜視図
分解斜視図
【図５】本発明の第２実施例にかかる燃料電池の断面図
【図６】図５のＶＩ−ＶＩ矢視図
【図７】図５のＶＩＩ−ＶＩＩ矢視図
【図８】本発明の第２実施例にかかる燃料電池のセルの
分解斜視図
分解斜視図
【図９】本発明の第３実施例にかかる燃料電池の断面図
【図１０】図９のＸ−Ｘ矢視図
【図１１】図９のＸＩ−ＸＩ矢視図
【図１２】本発明の第４実施例にかかる燃料電池の断面
図
図
【図１３】図１２のＸＩＩＩ−ＸＩＩＩ矢視図
【図１４】図１２のＸＩＶ−ＸＩＶ矢視図
【図１５】別実施例における燃料電池の断面図
【図１６】他の別実施例における燃料電池の要部の断面
図
図
【図１７】従来の燃料電池のセルの分解斜視図
【図１８】従来の燃料電池の断面図
１ 板状電解質層 ２ 酸素極 ３ 燃料極 ４，２１ セパレータ ４ａ，２１ａ 連結部 ５，２６ 酸素含有ガス流路 ９，２４ 燃料流路
Claims (3)
- 【請求項１】 板状電解質層（１）の一方の面に膜状又
は板状酸素極（２）をかつ他方の面に膜状又は板状燃料
極（３）を付設し、前記酸素極（２）を臨ませる酸素含
有ガス流路（５）と前記燃料極（３）を臨ませる燃料流
路（９）とを区画した燃料電池のセル構造であって、 前記酸素極（２）の両側縁部又は前記板状電解質層
（１）の両側縁部に対する各別の連結部（４ａ）を有
し、かつ、それら連結部（４ａ）どうしの間で前記酸素
極（２）との間に前記酸素含有ガス流路（５）を形成す
るセパレータ（４）を設け、そのセパレータ（４）によ
り前記酸素含有ガス流路（５）と仕切られるセル周部空
間を前記燃料流路（９）とした燃料電池のセル構造。 - 【請求項２】 板状電解質層（１）の一方の面に膜状又
は板状酸素極（２）をかつ他方の面に膜状又は板状燃料
極（３）を付設し、前記酸素極（２）を臨ませる酸素含
有ガス流路（２６）と前記燃料極（３）を臨ませる燃料
流路（２４）とを区画した燃料電池のセル構造であっ
て、 前記燃料極（３）の両側縁部又は前記板状電解質層
（１）の両側縁部に対する各別の連結部（２１ａ）を有
し、かつ、それら連結部（２１ａ）どうしの間で前記燃
料極（３）との間に前記燃料流路（２４）を形成するセ
パレータ（２１）を設け、そのセパレータ（２１）によ
り前記燃料流路（２４）と仕切られるセル周部空間を前
記酸素含有ガス流路（２６）とした燃料電池のセル構
造。 - 【請求項３】 前記セパレータ（４），（２１）がＬａ
ＣｒＯ3 から成る請求項１又は２記載の燃料電池のセル
構造。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1155517A JPH0754709B2 (ja) | 1989-06-16 | 1989-06-16 | 燃料電池 |
| JP5049768A JPH0644987A (ja) | 1989-06-16 | 1993-03-11 | 燃料電池のセル構造 |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1155517A JPH0754709B2 (ja) | 1989-06-16 | 1989-06-16 | 燃料電池 |
| JP5049768A JPH0644987A (ja) | 1989-06-16 | 1993-03-11 | 燃料電池のセル構造 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1155517A Division JPH0754709B2 (ja) | 1989-06-16 | 1989-06-16 | 燃料電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0644987A true JPH0644987A (ja) | 1994-02-18 |
Family
ID=26390220
Family Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1155517A Expired - Lifetime JPH0754709B2 (ja) | 1989-06-16 | 1989-06-16 | 燃料電池 |
| JP5049768A Pending JPH0644987A (ja) | 1989-06-16 | 1993-03-11 | 燃料電池のセル構造 |
Family Applications Before (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1155517A Expired - Lifetime JPH0754709B2 (ja) | 1989-06-16 | 1989-06-16 | 燃料電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (2) | JPH0754709B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5795550A (en) * | 1993-08-27 | 1998-08-18 | Idemitsu Engineering Co., Ltd. | Apparatus for packing catalyst |
| US10005053B2 (en) | 2015-05-12 | 2018-06-26 | Kashima Engineering Co., Ltd. | Particle packing apparatus |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2693676B2 (ja) * | 1991-12-12 | 1997-12-24 | 日本碍子株式会社 | 発電装置 |
| JP3790053B2 (ja) | 1998-10-14 | 2006-06-28 | 株式会社東芝 | 距離継電器 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58155669A (ja) * | 1982-03-11 | 1983-09-16 | Kansai Electric Power Co Inc:The | 燃料電池の反応ガス給排装置 |
| JPS60100377A (ja) * | 1983-10-12 | 1985-06-04 | エイアールシイエッチ ディベロップメント コーポレーション，ユニバーシティ オブ シカゴ | 燃料電池 |
| JPH02306545A (ja) * | 1989-05-22 | 1990-12-19 | Osaka Gas Co Ltd | 燃料電池 |
-
1989
- 1989-06-16 JP JP1155517A patent/JPH0754709B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1993
- 1993-03-11 JP JP5049768A patent/JPH0644987A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58155669A (ja) * | 1982-03-11 | 1983-09-16 | Kansai Electric Power Co Inc:The | 燃料電池の反応ガス給排装置 |
| JPS60100377A (ja) * | 1983-10-12 | 1985-06-04 | エイアールシイエッチ ディベロップメント コーポレーション，ユニバーシティ オブ シカゴ | 燃料電池 |
| JPH02306545A (ja) * | 1989-05-22 | 1990-12-19 | Osaka Gas Co Ltd | 燃料電池 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5795550A (en) * | 1993-08-27 | 1998-08-18 | Idemitsu Engineering Co., Ltd. | Apparatus for packing catalyst |
| US10005053B2 (en) | 2015-05-12 | 2018-06-26 | Kashima Engineering Co., Ltd. | Particle packing apparatus |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0754709B2 (ja) | 1995-06-07 |
| JPH0320969A (ja) | 1991-01-29 |
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