JPH0644870U - 断熱二重屋根 - Google Patents

断熱二重屋根

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JPH0644870U
JPH0644870U JP084534U JP8453492U JPH0644870U JP H0644870 U JPH0644870 U JP H0644870U JP 084534 U JP084534 U JP 084534U JP 8453492 U JP8453492 U JP 8453492U JP H0644870 U JPH0644870 U JP H0644870U
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JP
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plate
sandwiching
mounting
folded roof
roof plate
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重一 安本
重治 河野
嘉彦 鹿島
卓雄 安田
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Maruichi Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量・コンパクト化され、かつ製作性・組付
性がよく、上部折版屋根板の支持剛性が高くて横ゆれの
少ない安定のよい取付金具によって組み付けらける断熱
効果がよくて結露を生じることのない断熱二重屋根を提
供する。 【構成】 下部折版屋根板1の上に断熱材6を介して上
部折版屋根板4を支持するための取付金具Bが間装部材
21を介してボルト締結により一体化される一対の挟持部
材12,12よりなり、その挟持部材12の下部には、下部折
版屋根板1の頂部1aに着座する着座部分13とその着座部
分13から延びて両側の斜面15の上部に対接する延長部分
14とを有する乗載部16と、前記着座部分13の直上位置で
前記下部折版屋根板1の馳締部1bをその両側から挟着す
る挟付部17とを設ける一方、その間装部材21の下端を、
下部折版屋根板1の馳締部1bの頂部に上載させている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は上下に重ね合わされる上部折版屋根板と下部折版屋根板との間に断熱 材を介在させた断熱二重屋根に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上下に重ね合わされる2枚の折版屋根板の中間に断熱材を介在させた断熱二重 屋根は、例えば図6に示すものがある。図にて符号1は馳締めタイプの下部折版 屋根板、2はその下部折版屋根板1を受けて母屋もしくは梁3の上に固定支持さ れる金属材よりなる屋根受フレーム、4は、下部折版屋根板1の上に間隔をおい て載設される馳締めタイプの上部折版屋根板で、その上部折版屋根板4はその頂 部4aを受フレーム5によって支持されており、その両折版屋根板1,4の間には グラスウール等よりなる断熱材6が介装されている。その受フレーム5は、下部 折版屋根板1の頂部1aと頂部1aとの間にわたり架設され、その各頂部1aの上方に おいて下部折版屋根板1の馳締部1bを合成樹脂材よりなる断熱用薄板8,8を介 して挟持部5a,5aで両側から挟持し、かつその上部で、前述のように、上部折版 屋根板4の頂部4aを支持するとともに、その馳締部4bで馳締めされた吊子9の下 部をボルト10とナット11の締結により固定している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記の従来例にあっては、上部折版屋根板4を支持するための受フレーム5は 保管や運搬も容易でなく、また、現地での施工においても取り扱いにくいという 難点があった。現地での施工性を考慮して、両受フレーム5,5の挟持部5a,5a 間に断熱用薄板8,8を予め挟持させるように仮組みしておく場合にはさらに長 尺なものとなり、かつ重量も大となるのでその保管や運搬もさらに容易でなく、 かつそのように仮組みしても現地での取り扱いが容易でなく組付性・施工性に難 点があった。
【0004】 かつまた、その受フレーム5の現地での組付性を考慮して、その水平部5bと下 部折版屋根板1との間に若干の隙間Cを設けているが、その隙間Cに断熱材6を 敷きつめることができず、その結果、上部折版屋根板4が組み付けられた状態で その隙間Cに空間部分が形成されることになり、その部分での断熱効果が低下す るだけでなく、その部分の下部折版屋根板1の内面に結露が生じやすいという難 点もある。それは、受フレーム5が上部折版屋根板4から受けた熱をその空間部 分に比較的容易に伝達しやすいため、その空間部分での温度変化が大きくなるか らである。
【0005】 一方、降雪や風雨の影響を直接受ける上部折版屋根板4,…は上方からの荷重 や負圧に対して充分安定であることが望ましく、従って、その上部折版屋根板4 ,…を支持する受フレーム5は、下部折版屋根板1,…に安定に支持されるとと もにそれ自体の剛性が高く、充分な支持剛性を発揮できることが望ましい。しか るに、従来では、上部折版屋根板4,…を支持する吊子9の下部を、ボルト10と ナット11の締結によって両受フレーム5,5間で挟持させているため、その部分 が細くなっており、外力の作用方向によっては横ゆれが発生することが懸念され る。つまり、受フレーム5の支持剛性が充分ではなかった。
【0006】 本考案はこのような実情を考慮してなされ、軽量・コンパクト化され、かつ製 作性・組付性がよく、かつ安定性がよくて支持剛性の高い取付金具によって組み 付けられる断熱効果がよくて結露を生じることのない断熱二重屋根を提供するこ とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上述の課題を解決するための手段を以下のように構成している。 すなわち、下部折版屋根板の頂部に立設した取付金具を介して上部折版屋根板 が前記下部折版屋根板との間に間隔を有して載設され前記両折版屋根板間に断熱 材を介在させてなる断熱二重屋根にあって、前記取付金具が断熱性の部材よりな る間装部材を介してボルト締結により一体化される一対の挟持部材よりなり、そ の挟持部材の下部には、前記下部折版屋根板の頂部に着座する着座部分とその着 座部分から延びて両側の斜面の上部に対接する延長部分とを有する乗載部と、前 記着座部分の直上位置で前記下部折版屋根板の馳締部をその両側から挟着する挟 付部とが設けられる一方、前記上部折版屋根板の頂部を上載支持するための前記 間装部材の載台部を受載支持する受載部が、前記挟持部材の上部に外方に向けて 折曲形成され、前記間装部材の載台部の下方の両側には、前記挟持部材に開設さ れた孔部に嵌合させる突部が突設形成され、その両突部間に形成された溝部にボ ルト取付孔付きの吊子が嵌挿固定され、かつその突部の下方はボルト締結部とさ れ、そのボルト締結部に穿設形成されたボルト孔に挿通させたボルトが前記両挟 持部材を貫通してナットで螺合締結され、その間装部材の下端には、前記下部折 版屋根板の馳締部の頂部に上載させる上載部が下向きの凹陥状に形成されている ことを特徴としている。
【0008】
【作用】
間装部材の溝部に吊子を嵌挿させてボルト締結等によって固定する一方、取付 金具の乗載部の着座部分を下部折版屋根板の頂部に着座させてその延長部分を両 側の斜面の上部にかけて対接跨設するように設け、その受載部に間装部材の載台 部を受載支持させて、その間装部材の両突部を挟持部材の孔部に嵌合させ、かつ その上載部を前記下部折版屋根板の馳締部の頂部に上載させた後、その下方のボ ルト孔に両挟持部材を貫通させたボルトを挿通させてナットで螺合締結すること により、挟付部で下部折版屋根板の馳締部を両側から挟み付けた状態として、そ の取付金具を下部折版屋根板の頂部に安定に固定することができる。
【0009】 次いで、下部折版屋根板の上に断熱材を敷設し、その間装部材の載台部分に上 部折版屋根板の頂部を上載させてその馳締部を吊子を介して馳締めすれば断熱二 重屋根の組み付けが終了する。
【0010】 上述の取付金具は、下部折版屋根板の隣り合う頂部間にわたり設けられるもの ではなく各頂部に個別に独立して跨設されるコンパクトで軽量なもので製作性が よく、頂部間の間隔に制約されることなく使用でき、かつ上述のように、組付性 もきわめて良好である。
【0011】 また、その取付金具の乗載部が、下部折版屋根板の頂部に着座する着座部分か ら延び両側の斜面の上部に対接する延長部分とを有して安定に跨設されるので、 たとえその頂部の幅が狭い場合においても取付金具を下部折版屋根板の頂部に安 定に立設させることができる上に、両挟持部材を、ボルト締結によって間装部材 の両側に挟持させているので、取付金具が高い支持剛性を発揮し、下部折版屋根 板の上に上部折版屋根板を強固に支持することができる。
【0012】 かつまた、その延長部分は、下部折版屋根板の頂部に着座する着座部分から斜 面の両側の上部にかけて跨設されるものであり、その上に敷設された断熱材と、 下部折版屋根板との間にすき間が形成されることがない。よって、断熱効果が良 好となりかつ結露の発生が防止される。
【0013】
【実施例】
以下に本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図5にて、符号1は、母屋もしくは梁3の上に固定された屋根受フレーム(タ イトフレーム)2の上に敷設固定される下部折版屋根板で、その頂部1aに形成さ れた馳締部1bによって隣接し合う下部折版屋根板1,1同士が接合され、その頂 部1aの平坦面に、図1ないし図3に示す取付金具Bを構成する両挟持部材12,12 の下部に形成された着座部分13,13が安定に着座し、かつその着座部分13,13の 端縁から斜め下方に向けて屈曲形成された延長部分14,14が下部折版屋根板1の 斜面15,15の上部に対接し、その着座部分13,13と延長部分14,14よりなる乗載 部16,16が、下部折版屋根板1,1の頂部1a,1aに安定に跨設されている。
【0014】 その乗載部16の直上には馳締部1bを両側から挟着固定する挟付部17,17が円弧 状に湾曲して形成されその外側に補強リブ17a,17a(図3参照)が施されて高 剛性なものとされ、その馳締部1bの頂部には間装部材21(図4参照)の下向きの 凹陥状に形成された上載部25が上載され、その直上のボルト締結部20に穿設形成 されたボルト孔26に嵌装させたスリーブ26aに、両挟持部材12,12を貫通したボ ルト27が嵌挿され、ナット28によって螺合締結されている。これにより、取付金 具Bの挟付部17が下部折版屋根板1の馳締部1bを強固に挟み付けた状態となり、 そのボルト締結部20では、両挟持部材12,12で間装部材21を挟持していることに より、その取付金具Bの剛性が向上し、後述するように、上部折版屋根板4をよ り安定に支持することができる。なお、そのボルト締結部20の一方の挟持部材12 には方形のボルト孔20a(図3参照)が開設され、そのボルト孔20aに嵌挿され るボルト27は角根丸頭状のものが用いられる。
【0015】 一方、その間装部材21の上部に形成された縦方向の溝部21bにはボルト取付孔 9a付きの吊子9が嵌挿され、そのボルト取付孔9aを両突部30,30に穿設形成され たボルト孔30a,30aに対応させてボルト23とナット24の締結によってその吊子 9が間装部材21に予め固定されており、その両突部30が挟持部材12のボルト締結 部20の直上に開設された孔部29に嵌装されるとともに、上部折版屋根板4,4の 頂部4a,4aを上載支持するために、間装部材21の上部に両外方に向けて形成され た載台部21a,21aが両挟持部材12,12の上部に両外方に向けて折曲形成された 受載部22,22に安定に受載支持されている。
【0016】 この間装部材21は、断熱効果を有するABS樹脂等の硬質な合成樹脂材の型成 形により一体に形成されたブロック体よりなり、上述のように、両挟持部材12, 12に安定に挟持固定されて良好な断熱効果が発揮され、後述するように、上部折 版屋根板4から下部折版屋根板1への熱伝導を効果的に遮断することができる。
【0017】 上述したような構成により、ボルト23とナット24の締結によって予め吊子9を 取り付けた間装部材21が両挟持部材12,12に支持された状態では、前述のように 、上部折版屋根板4の頂部4a,4aを上載支持するための載台部21a,21aが両挟 持部材12,12の上部に形成された受載部22,22に安定に受載され、かつその下方 の両突部30,30が挟持部材12,12の孔部29,29に嵌合している。従って、その間 装部材21が挟持部材12,12に安定強硬に固定支持されるとともに、その間装部材 21によって取付金具B自体の支持剛性が格段に向上している。よって、その取付 金具Bにより上部折版屋根板4を安定強固に支持することができ、強風等によっ ても横ゆれが発生するのが防止される。
【0018】 また、その取付金具Bの挟付部17,17によって下部折版屋根板1の馳締部1bを 両側から挟み付けるように固定し、かつその頂部1aに間装部材21の上載部25を上 載させるとともに、取付金具Bの乗載部16が下部折版屋根板1,1の頂部1a,1a に安定に跨設されているため、その取付金具B自体が下部折版屋根板1の頂部1a および馳締部1bに対して安定性よく強固に取り付けられている。従って、降雪等 による上方からの荷重のみでなく下方からの吹き上げや負圧に対しても充分安定 な屋根構造を得ることができる。なお、挟持部材12の延長部分14と下部折版屋根 板1の斜面とをセルフドリルビス等の止具101 で固着すれば、より安定して取付 金具Bを取り付けることができる。また、延長部分14にビス止め孔100 を設けれ ば止具101 の取り付けが容易となる。
【0019】 一方、その取付金具Bの下部に形成される乗載部16は、その延長部分14が下部 折版屋根板1の頂部1aから斜面の上部にかけて対接しているのみであることから 、下部折版屋根板1の上に断熱材6を敷設する際に、空所を発生させることなく すき間なくきっちりと敷き詰めることができる。従って、間装部材21の断熱効果 と相まって屋根全体の良好な断熱効果を得ることができる。
【0020】 そして、上部折版屋根板4から吊子9を介して下方に伝達される熱は間装部材 21の良好な断熱作用によって効果的に遮断され、取付金具Bにはそのまま伝達さ れるのが防止される。つまり、この間装部材21によって金属同士の接触による熱 伝導が皆無となるため、前述の断熱材6による断熱効果をも飛躍向上させること ができる。なお、間装部材21は複数に分割したものを組み合わせてもよい。例え ば、図示は省略するが、縦割りに2つに分割して、その対応する内面に凹凸嵌合 による係合部分を形成したものや、一方の分割片に吊子に形成した孔部に嵌入す る凸部を突設形成して他方の分割片に穿設形成した凹部にその凸部を嵌合させ、 ボルト23およびナット24を不要としたもの等であってもよい。
【0021】 このような取付金具Bを用いた断熱二重屋根を葺成するには、まず、母屋もし くは梁3(図5参照)の上に屋根受フレーム2を介して下部折版屋根板1を葺成 した後、下部折版屋根板1,1の頂部1a,1aに両挟持部材12,12の乗載部16,16 を対応乗載させてボルト27とナット28を緩く締結することにより取付金具Bを仮 組みしておく。一方、予め、吊子9を間装部材21の溝部21bに挿入してボルト23 とナット24の締結によりこれを固定しておき、その間装部材21の載台部21a,21 aを挟持部材12,12の受載部22,22に受載させ、その両突部30,30を孔部29,29 に嵌合させた後、ボルト27とナット28を本締めして取付金具Bを下部折版屋根板 1,1の頂部1a,1aに強硬に立設する。
【0022】 次いで、その下部折版屋根板1,1の上に断熱材6を敷設した後、上部折版屋 根板4,4の頂部4a,4aを間装部材21の載台部21aに上載させ吊子9を介して馳 締部4b,4bを馳締めすれば断熱二重屋根の葺成が完成する。
【0023】 このように、取付金具Bがコンパクトでかつ間装部材21がブロック状に一体化 されており、取り扱いが容易で組付作業性がきわめてよく、現地での施工性が大 いに向上した。また、コンパクト化およびブロック化により原材料費が低減でき 、かつその保管のための収納スペースが少なくてよく在庫管理が容易となり、運 搬も容易となった。さらに、その取付金具Bのコンパクト化により断熱材6の敷 設が容易となった。
【0024】 そして、葺成された状態では、支持剛性の高い取付金具Bによって横ゆれする ことなく上部折版屋根板4,4を安定に支持することができ、かつ断熱材6が下 部折版屋根板1,1上にすき間なく敷き詰められるので、上部折版屋根板4,4 からの熱伝導が間装部材21によって効果的に遮断されることと相まって屋根全体 の断熱効果が著しく向上し、かつ内部で結露が発生するのが防止される。
【0025】 さらに、取付金具Bの乗載部16が下部折版屋根板1,1の頂部1a,1aの幅が狭 い場合にも安定に跨乗でき、かつ隣り合う頂部間の間隔とはかかわりなくその取 付金具Bを各独立に頂部1a,1aに跨設できるので、適用範囲がきわめて広くなっ た。
【0026】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の断熱二重屋根によれば、下部折版屋根板の上に 上部折版屋根板を支持する取付金具を、ボルト締結により断熱性の間装部材を介 して一体化される一対の挟持部材で形成し、その挟持部材が、下部折版屋根板の 頂部に着座する着座部分とその着座部分から延びて両側の斜面の上部に対接する 延長部分とを有する乗載部と、前記ボルト締結により前記下部折版屋根板の馳締 部を両側から挟着固定する挟付部とを有し、前記上部折版屋根板を吊持する吊子 が前記間装部材に取り付けられるので、作業性よくその取付金具を下部折版屋根 板の頂部の幅の如何にかかわらず安定に跨設することができる。かつ、その取付 金具がコンパクト化されているので、断熱材の敷設が容易であり、下部折版屋根 板との間にすき間を発生させることなく敷設することができ、断熱効果が向上し かつ結露の発生が防止される。
【0027】 そして、その間装部材の上部には、上部折版屋根板の頂部を上載支持する載台 部が形成されるとともに、その下方両側には挟持部材に開設した孔部に嵌合させ る突部が突設形成され、その両突部間の溝部に、上部折版屋根板を吊持するため のボルト取付孔付きの吊子を嵌挿固定し、かつその突部の下方のボルト締結部で は、下端に下部折版屋根板の馳締部の頂部に上載させる上載部が下向きの凹陥状 に形成されているところの間装部材を介して両挟持部材をボルトとナットにより 締結固定しているので、その取付金具自体の剛性を強固なものとすることができ 、上部折版屋根板を横ゆれを発生させることなく安定かつ強固に支持することが でき、降雪等による上方からの荷重のみならず、下方からの吹き上げや負圧に対 しても充分安定であり、かつその間装部材によって上部折版屋根板からの熱伝導 が遮断され、屋根全体の断熱効果がより一層向上する。
【0028】 また、取付金具がコンパクト化され、かつ間装部材がブロック化されているの で、原材料費が低減でき、かつその保管のための収納スペースが少なくてよく在 庫管理が容易となり、また、運搬性も向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の断熱二重屋根の一実施例における間装
部材が組み付けられた取付金具の縦断正面図である。
【図2】同側面図である。
【図3】同取付金具の斜視図である。
【図4】同間装部材の斜視図である。
【図5】同断熱二重屋根の断面図である。
【図6】従来の断熱二重屋根の一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1…下部折版屋根板、1a…頂部、1b…馳締部、4…上部
折版屋根板、4a…頂部、4b…馳締部、6…断熱材、9…
吊子、12…挟持部材、13…着座部分、14…延長部分、15
…斜面、16…乗載部、17…挟付部、20…ボルト締結部、
21…間装部材、21a…載台部、21b…溝部、22…受載
部、25…上載部、27…ボルト、28…ナット、29…孔部、
30…突部、B…取付金具。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 鹿島 嘉彦 大阪府大阪市中央区南本町4丁目1番1号 株式会社淀川製鋼所内 (72)考案者 安田 卓雄 大阪府大阪市中央区南本町4丁目1番1号 株式会社淀川製鋼所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部折版屋根板の頂部に立設した取付金
    具を介して上部折版屋根板が前記下部折版屋根板との間
    に間隔を有して載設され前記両折版屋根板間に断熱材を
    介在させてなる断熱二重屋根であって、前記取付金具が
    断熱性の部材よりなる間装部材を介してボルト締結によ
    り一体化される一対の挟持部材よりなり、その挟持部材
    の下部には、前記下部折版屋根板の頂部に着座する着座
    部分とその着座部分から延びて両側の斜面の上部に対接
    する延長部分とを有する乗載部と、前記着座部分の直上
    位置で前記下部折版屋根板の馳締部をその両側から挟着
    する挟付部とが設けられる一方、前記上部折版屋根板の
    頂部を上載支持するための前記間装部材の載台部を受載
    支持する受載部が、前記挟持部材の上部に外方に向けて
    折曲形成され、前記間装部材の載台部の下方の両側に
    は、前記挟持部材に開設された孔部に嵌合させる突部が
    突設形成され、その両突部間に形成された溝部にボルト
    取付孔付きの吊子が嵌挿固定され、かつその突部の下方
    はボルト締結部とされ、そのボルト締結部に穿設形成さ
    れたボルト孔に挿通させたボルトが前記両挟持部材を貫
    通してナットで螺合締結され、その間装部材の下端に
    は、前記下部折版屋根板の馳締部の頂部に上載させる上
    載部が下向きの凹陥状に形成されていることを特徴とす
    る断熱二重屋根。
JP084534U 1992-11-14 1992-11-14 断熱二重屋根 Pending JPH0644870U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013194448A (ja) * 2012-03-21 2013-09-30 Yanai Co Ltd 太陽電池モジュール取付金具及び固定具
JP2019027156A (ja) * 2017-07-31 2019-02-21 エバー株式会社 屋根上構造物固定金具

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