JPH0644732A - テープカートリッジ - Google Patents
テープカートリッジInfo
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- JPH0644732A JPH0644732A JP21754892A JP21754892A JPH0644732A JP H0644732 A JPH0644732 A JP H0644732A JP 21754892 A JP21754892 A JP 21754892A JP 21754892 A JP21754892 A JP 21754892A JP H0644732 A JPH0644732 A JP H0644732A
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- metal cylinder
- tape
- cartridge
- base plate
- rollers
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 製造コストを安くできるにも拘らず、テープ
リールやローラ等の回転部材の回転摩擦抵抗を低減でき
るようにすること。 【構成】 カートリッジのベース板2と複数の支点軸1
0とを合成樹脂によって一体成形し、金属円筒21を複
数の支軸10の外周に嵌装して、これらの金属円筒10
の外周でテープリールやローラ等の回転部材を回転自在
に枢支することを特徴とする。
リールやローラ等の回転部材の回転摩擦抵抗を低減でき
るようにすること。 【構成】 カートリッジのベース板2と複数の支点軸1
0とを合成樹脂によって一体成形し、金属円筒21を複
数の支軸10の外周に嵌装して、これらの金属円筒10
の外周でテープリールやローラ等の回転部材を回転自在
に枢支することを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、CPUのデー
タを高密度記録(バックメモリ)するデータカートリッ
ジに適用するのに最適なテープカートリッジに関し、特
に、テープリールやローラ等の支軸に関するものであ
る。
タを高密度記録(バックメモリ)するデータカートリッ
ジに適用するのに最適なテープカートリッジに関し、特
に、テープリールやローラ等の支軸に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、CPUのデータを高密度記録
(バックメモリ)するデータカートリッジとして、例え
ば、特公昭52−14976号公報が知られている。
(バックメモリ)するデータカートリッジとして、例え
ば、特公昭52−14976号公報が知られている。
【0003】従来のこの種データカートリッジは、図8
に示すように、カートリッジ1が下ハーフであるアルミ
板等の金属のベース板2上に透光性を有する合成樹脂に
よって成形された上ハーフである薄型箱状の上カバー3
をねじ止め等することによって形成されている。そし
て、ベース板2上には合成樹脂によって成形された左右
一対のテープリール4が回転自在に枢支され、これら両
テープリール4にはテープである磁気テープ5が巻回さ
れている。この磁気テープ5はベース板2に取り付けら
れた3つのフランジ付テープガイド6によってガイドさ
れて上カバー3の前面壁3aの内側に沿って掛け渡され
ている。また、ベース板2上の前端縁側のほぼ中央部と
後端縁側の左右両コーナー部とに合成樹脂によって成形
された駆動ローラ7と左右一対のコーナーローラ8が回
転自在に枢支されている。そして、これら駆動ローラ7
と両コーナーローラ8との間にゴムベルト等にて形成さ
れた弾性を有する駆動ベルト9が強いテンションでほぼ
T形状に巻き掛けられている。そして、この駆動ベルト
9の駆動ローラ7と両コーナーローラ8との間の左右一
対の駆動部9aが両テープリール4に巻回されている磁
気テープ5の左右一対のテープ巻装部5aの外周に圧接
されている。
に示すように、カートリッジ1が下ハーフであるアルミ
板等の金属のベース板2上に透光性を有する合成樹脂に
よって成形された上ハーフである薄型箱状の上カバー3
をねじ止め等することによって形成されている。そし
て、ベース板2上には合成樹脂によって成形された左右
一対のテープリール4が回転自在に枢支され、これら両
テープリール4にはテープである磁気テープ5が巻回さ
れている。この磁気テープ5はベース板2に取り付けら
れた3つのフランジ付テープガイド6によってガイドさ
れて上カバー3の前面壁3aの内側に沿って掛け渡され
ている。また、ベース板2上の前端縁側のほぼ中央部と
後端縁側の左右両コーナー部とに合成樹脂によって成形
された駆動ローラ7と左右一対のコーナーローラ8が回
転自在に枢支されている。そして、これら駆動ローラ7
と両コーナーローラ8との間にゴムベルト等にて形成さ
れた弾性を有する駆動ベルト9が強いテンションでほぼ
T形状に巻き掛けられている。そして、この駆動ベルト
9の駆動ローラ7と両コーナーローラ8との間の左右一
対の駆動部9aが両テープリール4に巻回されている磁
気テープ5の左右一対のテープ巻装部5aの外周に圧接
されている。
【0004】なお、両テープリール4及び3つのローラ
7、8はベース板2上に垂直に植設された合計5つの支
軸10の外周にこれらの中心孔11によって挿入されて
回転自在に枢支されており、磁気テープ5の走行路の内
側にはテープエンドの光検出用ミラー12が取り付けら
れている。
7、8はベース板2上に垂直に植設された合計5つの支
軸10の外周にこれらの中心孔11によって挿入されて
回転自在に枢支されており、磁気テープ5の走行路の内
側にはテープエンドの光検出用ミラー12が取り付けら
れている。
【0005】次に、このデータカートリッジが記録再生
装置に装着されると、ベース板2及び上カバー3の前端
縁側で駆動ローラ7の一側部に形成されている切欠き部
13を開閉するようにベース板2と上カバー3との間に
取り付けられた開閉扉14が1点鎖線のように矢印a方
向に開蓋され、記録再生装置側の磁気ヘッド15が切欠
部13内に矢印b方向から挿入されて磁気テープ5に接
触する。これと同時に、記録再生装置側のモータ(図示
せず)によって回転駆動されるゴムローラ等のモータロ
ーラ16がうえカバー3の前面壁3aで駆動ローラ7の
正面に形成された開口部17内に矢印c方向から挿入さ
れて、そのモータローラ16が駆動ローラ7のベルト巻
付面7aの上部に一体成形されている大径ローラ部7b
の外周に圧着される。そして、このモータローラ16に
よって駆動ローラ7が例えば矢印d方向に回転駆動され
て、駆動ベルト9が矢印e方向に回転駆動されると、両
駆動部9aによって両テープ巻装部5aを介して両テー
プリール4が矢印e方向に回転駆動され、磁気テープ5
が矢印f方向に25〜120in/secの速い速度で
走行されて、磁気ヘッド15によって磁気テープ5にC
PUのデータが記録、再生されるように構成されてい
る。
装置に装着されると、ベース板2及び上カバー3の前端
縁側で駆動ローラ7の一側部に形成されている切欠き部
13を開閉するようにベース板2と上カバー3との間に
取り付けられた開閉扉14が1点鎖線のように矢印a方
向に開蓋され、記録再生装置側の磁気ヘッド15が切欠
部13内に矢印b方向から挿入されて磁気テープ5に接
触する。これと同時に、記録再生装置側のモータ(図示
せず)によって回転駆動されるゴムローラ等のモータロ
ーラ16がうえカバー3の前面壁3aで駆動ローラ7の
正面に形成された開口部17内に矢印c方向から挿入さ
れて、そのモータローラ16が駆動ローラ7のベルト巻
付面7aの上部に一体成形されている大径ローラ部7b
の外周に圧着される。そして、このモータローラ16に
よって駆動ローラ7が例えば矢印d方向に回転駆動され
て、駆動ベルト9が矢印e方向に回転駆動されると、両
駆動部9aによって両テープ巻装部5aを介して両テー
プリール4が矢印e方向に回転駆動され、磁気テープ5
が矢印f方向に25〜120in/secの速い速度で
走行されて、磁気ヘッド15によって磁気テープ5にC
PUのデータが記録、再生されるように構成されてい
る。
【0006】ところで本発明の出願人は、特願平2−4
10005号等の先願例によって、ベース板2を合成樹
脂によって成形し、そのペース板2上に、合計5つのス
テンレス等の金属の支軸10をインサート成形したもの
を提案している。
10005号等の先願例によって、ベース板2を合成樹
脂によって成形し、そのペース板2上に、合計5つのス
テンレス等の金属の支軸10をインサート成形したもの
を提案している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、金属の支軸1
0自体の部品コストが高い上に、合計5つの金属の支軸
10をベース板上にインサート成形する方式は、金型構
造が著しく複雑になって、製造コストが非常に高くなる
と言う問題があった。
0自体の部品コストが高い上に、合計5つの金属の支軸
10をベース板上にインサート成形する方式は、金型構
造が著しく複雑になって、製造コストが非常に高くなる
と言う問題があった。
【0008】なお、ベース板2と、合計5つの支軸とを
合成樹脂によって一体成形し、その合成樹脂の支軸の外
周で合成樹脂成形されたテープリールやローラ7、8を
直接回転自在に枢支することも考えられるが、合成樹脂
どうしの接触では、テープリール4やローラ7、8の回
転摩擦抵抗が非常に大きく、テープリール4やローラ
7、8を安定良く円滑に回転できない上に、これら支軸
やテープリール4、ローラ7、8の早期摩耗が発生する
ので実用性に欠けると言う問題がある。
合成樹脂によって一体成形し、その合成樹脂の支軸の外
周で合成樹脂成形されたテープリールやローラ7、8を
直接回転自在に枢支することも考えられるが、合成樹脂
どうしの接触では、テープリール4やローラ7、8の回
転摩擦抵抗が非常に大きく、テープリール4やローラ
7、8を安定良く円滑に回転できない上に、これら支軸
やテープリール4、ローラ7、8の早期摩耗が発生する
ので実用性に欠けると言う問題がある。
【0009】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、製造コストを安くできるにも拘ら
ず、テープリールやローラ等の回転部材の回転摩擦抵抗
を低減できるテープカートリッジを提供することを目的
としている。
されたものであって、製造コストを安くできるにも拘ら
ず、テープリールやローラ等の回転部材の回転摩擦抵抗
を低減できるテープカートリッジを提供することを目的
としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のテープカートリッジは、カートリッジのベ
ース板上に植立した複数の支軸の外周にテープリールや
ローラ等の複数の回転部材を回転自在に枢支させたテー
プカートリッジにおいて、上記ベース板と複数の支軸と
を合成樹脂によって一体成形し、金属円筒を上記複数の
支軸の外周に嵌装し、上記複数の回転部材を上記金属円
筒の外周で回転自在に枢支させたものである。この際、
金属薄板を円筒状に曲げ加工したスリット付金属円筒を
形成し、このスリット付金属円筒を上記支軸の外周に弾
性に抗して圧入すること、上記スリット付金属円筒の上
記支軸に対する回り止め手段を設けること、上記スリッ
ト付金属円筒の上記支軸に対する軸方向の抜け止め手段
を設けたることが好ましい。
めの本発明のテープカートリッジは、カートリッジのベ
ース板上に植立した複数の支軸の外周にテープリールや
ローラ等の複数の回転部材を回転自在に枢支させたテー
プカートリッジにおいて、上記ベース板と複数の支軸と
を合成樹脂によって一体成形し、金属円筒を上記複数の
支軸の外周に嵌装し、上記複数の回転部材を上記金属円
筒の外周で回転自在に枢支させたものである。この際、
金属薄板を円筒状に曲げ加工したスリット付金属円筒を
形成し、このスリット付金属円筒を上記支軸の外周に弾
性に抗して圧入すること、上記スリット付金属円筒の上
記支軸に対する回り止め手段を設けること、上記スリッ
ト付金属円筒の上記支軸に対する軸方向の抜け止め手段
を設けたることが好ましい。
【0011】
【作用】上記のように構成された本発明のテープカート
リッジは、カートリッジのベース板と複数の支軸とを合
成樹脂によって一体成形し、金属円筒を複数の支軸の外
周に嵌装して、これらの金属円筒の外周でテープリール
やローラ等の回転部材を回転自在に枢支したので、ベー
ス板を成形する金型構造を簡単にできる上に、金属円筒
によって回転部材の回転摩擦抵抗を低減できる。
リッジは、カートリッジのベース板と複数の支軸とを合
成樹脂によって一体成形し、金属円筒を複数の支軸の外
周に嵌装して、これらの金属円筒の外周でテープリール
やローラ等の回転部材を回転自在に枢支したので、ベー
ス板を成形する金型構造を簡単にできる上に、金属円筒
によって回転部材の回転摩擦抵抗を低減できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を適用したデータカートリッジ
の実施例を図1〜図7を参照して説明する。なお、図8
と同一構造部には同一の符号を付して説明の重複を省
く。
の実施例を図1〜図7を参照して説明する。なお、図8
と同一構造部には同一の符号を付して説明の重複を省
く。
【0013】まず、図7に示すように、ベース板2と、
合計5つの支軸10と、3つのフランジ付テープガイド
6等を、ガラス繊維等の補強材入りのポリプロピレンや
ポリアセタール等の合成樹脂によって一体成形してい
る。
合計5つの支軸10と、3つのフランジ付テープガイド
6等を、ガラス繊維等の補強材入りのポリプロピレンや
ポリアセタール等の合成樹脂によって一体成形してい
る。
【0014】次に、図1〜図4に示すように、合成樹脂
の各支軸10の外周に、ステンレス等の金属薄板を円筒
状に曲げ加工したスリット20付の金属円筒(以下単に
金属円筒と記載する)21を圧入して取り付けている。
の各支軸10の外周に、ステンレス等の金属薄板を円筒
状に曲げ加工したスリット20付の金属円筒(以下単に
金属円筒と記載する)21を圧入して取り付けている。
【0015】即ち、図1及び図4の(A)は、金属円筒
21の第1実施例を示したものであり、図1の(A)に
示すように、金属円筒21の内径D1 を支軸10の外径
D2より若干小さく形成しておき、図1の(B)及び図
4の(A)に示すように、金属円筒21のスリット20
を弾性に抗して押し開くようにして、金属円筒21を支
軸10の外周に軸方向から矢印k方向に圧入したもので
ある。
21の第1実施例を示したものであり、図1の(A)に
示すように、金属円筒21の内径D1 を支軸10の外径
D2より若干小さく形成しておき、図1の(B)及び図
4の(A)に示すように、金属円筒21のスリット20
を弾性に抗して押し開くようにして、金属円筒21を支
軸10の外周に軸方向から矢印k方向に圧入したもので
ある。
【0016】次に、図2及び図4の(B)は、金属円筒
21の第2実施例を示したものであり、この場合は、金
属円筒21のスリットの上下中間部の左右両側部に形成
した一対の凹部22と、支軸10の外周面の一部の上下
中間部に一体成形した凸部とを相互に係合させて、これ
らの凹部22と凸部23とによって、支軸10に対する
金属円筒21の矢印m方向の回り止め手段と、矢印k′
方向の抜け止め手段を構成したものである。
21の第2実施例を示したものであり、この場合は、金
属円筒21のスリットの上下中間部の左右両側部に形成
した一対の凹部22と、支軸10の外周面の一部の上下
中間部に一体成形した凸部とを相互に係合させて、これ
らの凹部22と凸部23とによって、支軸10に対する
金属円筒21の矢印m方向の回り止め手段と、矢印k′
方向の抜け止め手段を構成したものである。
【0017】次に、図3及び図4の(C)は、金属円筒
21の第3実施例を示したものであり、金属円筒21の
スリットの一側部から内側に折り曲げた垂直な係止片2
4を支軸10の外周面の一部に形成した垂直な係止溝2
5内に係合させて、これらの係止片24と係止溝25と
によって、支軸10に対する金属円筒21の矢印m方向
の回り止め手段を構成したものである。
21の第3実施例を示したものであり、金属円筒21の
スリットの一側部から内側に折り曲げた垂直な係止片2
4を支軸10の外周面の一部に形成した垂直な係止溝2
5内に係合させて、これらの係止片24と係止溝25と
によって、支軸10に対する金属円筒21の矢印m方向
の回り止め手段を構成したものである。
【0018】次に、図5は各支軸10に対する金属円筒
21のスリット20の方向を設定したものであり、回転
部材である左右一対のテープリール4を枢支している支
軸10には、駆動ベルト9の押圧力F1 が約41°の角
度θ1 内で矢印方向に加えられる。また、回転部材であ
る駆動ローラ7及び左右一対のコーナーローラ8を枢支
している支軸10には、駆動ベルト9の押圧力F2 及び
F3 が約35°及び約10°の角度θ2 及びθ3 内で矢
印方向から加えられる。
21のスリット20の方向を設定したものであり、回転
部材である左右一対のテープリール4を枢支している支
軸10には、駆動ベルト9の押圧力F1 が約41°の角
度θ1 内で矢印方向に加えられる。また、回転部材であ
る駆動ローラ7及び左右一対のコーナーローラ8を枢支
している支軸10には、駆動ベルト9の押圧力F2 及び
F3 が約35°及び約10°の角度θ2 及びθ3 内で矢
印方向から加えられる。
【0019】そこで、各金属円筒21のスリット20
を、上記押圧力F1 、F2 、F3 が加えられる角度θ
1 、θ2 、θ3 の反対側の角度θ1 ′、θ2 ′、θ3 内
に配置させれば、図5及び図6に示すように、一対のテ
ープリール4及び3つのローラ7、8をこれらの中心穴
11によって金属円筒21の外周に回転自在に枢支した
際、図4の(A)に一点鎖線で示すように、各中心穴1
1を各金属円筒21の各スリット20部分から浮かすよ
うにして、これら各スリット20部分を中心穴11の内
周面に全く接触させることなく、これらテープリール4
及びローラ7、8を金属円筒21の外周に回転自在に枢
支させることができる。
を、上記押圧力F1 、F2 、F3 が加えられる角度θ
1 、θ2 、θ3 の反対側の角度θ1 ′、θ2 ′、θ3 内
に配置させれば、図5及び図6に示すように、一対のテ
ープリール4及び3つのローラ7、8をこれらの中心穴
11によって金属円筒21の外周に回転自在に枢支した
際、図4の(A)に一点鎖線で示すように、各中心穴1
1を各金属円筒21の各スリット20部分から浮かすよ
うにして、これら各スリット20部分を中心穴11の内
周面に全く接触させることなく、これらテープリール4
及びローラ7、8を金属円筒21の外周に回転自在に枢
支させることができる。
【0020】ところで、回転部材であるテープリール4
やローラ7、8はポリアセタール樹脂等の合成樹脂で成
形されたものであり、これらテープリール4やローラ
7、8をステンレス等の金属円筒21の外周で回転自在
に枢支すれば、これらテープリール4やローラ7、8の
回転摩擦抵抗を著しく低減できるので、これらテープリ
ール4やローラ7、8を安定良く、円滑に回転できる上
に、金属円筒21とテープリール4やローラ7、8の相
互の早期摩耗も防止できる。
やローラ7、8はポリアセタール樹脂等の合成樹脂で成
形されたものであり、これらテープリール4やローラ
7、8をステンレス等の金属円筒21の外周で回転自在
に枢支すれば、これらテープリール4やローラ7、8の
回転摩擦抵抗を著しく低減できるので、これらテープリ
ール4やローラ7、8を安定良く、円滑に回転できる上
に、金属円筒21とテープリール4やローラ7、8の相
互の早期摩耗も防止できる。
【0021】そして、テープリール4やローラ7、8を
スムーズに回転できることから、磁気テープ5の走行安
定性を著しく高めることができて、磁気テープ5のワウ
・フラッター等を減少させて、高精度の記録、再生を行
える。
スムーズに回転できることから、磁気テープ5の走行安
定性を著しく高めることができて、磁気テープ5のワウ
・フラッター等を減少させて、高精度の記録、再生を行
える。
【0022】また、ベース板2に複数の支軸10を合成
樹脂によって一体成形する金型構造は、ベース板2に複
数の金属の支軸をインサート成形するための金型構造に
比べて、非常に簡単で低コストであり、また、各支軸1
0の外周に金属円筒21を圧入により嵌装するのは非常
に簡単であるから、カートリッジ1の製造コストを安く
できる。
樹脂によって一体成形する金型構造は、ベース板2に複
数の金属の支軸をインサート成形するための金型構造に
比べて、非常に簡単で低コストであり、また、各支軸1
0の外周に金属円筒21を圧入により嵌装するのは非常
に簡単であるから、カートリッジ1の製造コストを安く
できる。
【0023】以上、本発明の実施例に付き述べたが、本
発明は上記の実施例に限定されることなく、本発明の技
術的思想に基づいて各種の変更が可能である。例えば、
実施例では金属円筒としてスリット20付の金属円筒2
1を示したが、スリット20のない真円筒状の金属円筒
であっても良い。また本発明はデータカートリッジに限
定されることなく、各種のテープカートリッジに適用可
能である。
発明は上記の実施例に限定されることなく、本発明の技
術的思想に基づいて各種の変更が可能である。例えば、
実施例では金属円筒としてスリット20付の金属円筒2
1を示したが、スリット20のない真円筒状の金属円筒
であっても良い。また本発明はデータカートリッジに限
定されることなく、各種のテープカートリッジに適用可
能である。
【0024】
【発明の効果】以上のように構成された本発明のフラン
ジ付テープカートリッジは次のような効果を奏する。
ジ付テープカートリッジは次のような効果を奏する。
【0025】請求項1は、カートリッジのベース板と複
数の支軸とを合成樹脂によって一体成形し、金属円筒を
複数の支軸の外周に嵌装して、これらの金属円筒の外周
でテープリールやローラ等の回転部材を回転自在に枢支
したので、ベース板を成形する金型構造を簡単にでき
て、製造が簡単であり、製造コストを大巾に低減でき
る。しかも、金属円筒によって回転部材の回転摩擦抵抗
を低減できるので、回転部材を安定良く、円滑に回転さ
せることができて、磁気テープの走行安定性を高め、高
精度の記録、再生を行える上に、金属円筒及び回転部材
の早期摩耗を防止して、耐久性を向上できる。
数の支軸とを合成樹脂によって一体成形し、金属円筒を
複数の支軸の外周に嵌装して、これらの金属円筒の外周
でテープリールやローラ等の回転部材を回転自在に枢支
したので、ベース板を成形する金型構造を簡単にでき
て、製造が簡単であり、製造コストを大巾に低減でき
る。しかも、金属円筒によって回転部材の回転摩擦抵抗
を低減できるので、回転部材を安定良く、円滑に回転さ
せることができて、磁気テープの走行安定性を高め、高
精度の記録、再生を行える上に、金属円筒及び回転部材
の早期摩耗を防止して、耐久性を向上できる。
【0026】請求項2は、金属薄板を円筒状に曲げ加工
したスリット付金属円筒を形成し、このスリット付金属
円筒を上記支軸の外周に弾性に抗して圧入したので、金
属円筒自体の部品コストを安くできる上に、支軸の外周
への金属円筒の取り付けをワンタッチで簡単に行える。
したスリット付金属円筒を形成し、このスリット付金属
円筒を上記支軸の外周に弾性に抗して圧入したので、金
属円筒自体の部品コストを安くできる上に、支軸の外周
への金属円筒の取り付けをワンタッチで簡単に行える。
【0027】請求項3及び4のように、上記スリット付
金属円筒の上記支軸に対する回り止め手段を設けたり、
上記スリット付金属円筒の上記支軸に対する軸方向の抜
け止め手段を設ければ、支軸に対する金属円筒の取り付
けの信頼性を向上させることができる。
金属円筒の上記支軸に対する回り止め手段を設けたり、
上記スリット付金属円筒の上記支軸に対する軸方向の抜
け止め手段を設ければ、支軸に対する金属円筒の取り付
けの信頼性を向上させることができる。
【図1】本発明を適用したデータカートリッジの金属円
筒の第1実施例を示す分解及び組立て完了状態の斜視図
である。
筒の第1実施例を示す分解及び組立て完了状態の斜視図
である。
【図2】金属円筒の第2実施例を示す分解及び組立て完
了状態の斜視図である。
了状態の斜視図である。
【図3】金属円筒の第3実施例を示す分解及び組立て完
了状態の斜視図である。
了状態の斜視図である。
【図4】図4の(A)(B)(C)は、図1の(B)、
図2の(B)、図3の(B)の横断平面図である。
図2の(B)、図3の(B)の横断平面図である。
【図5】データカートリッジの金属円筒のスリットの方
向を説明する平面図である。
向を説明する平面図である。
【図6】データカートリッジのテープリールやローラの
枢支状態を示した斜視図である。
枢支状態を示した斜視図である。
【図7】データカートリッジのベース板の斜視図であ
る。
る。
【図8】データカートリッジを示した一部切欠き平面図
である。
である。
1 カートリッジ 2 ベース板 4 テープリール(回転部材) 7 駆動ローラ(回転部材) 8 コーナーローラ(回転部材) 10 支軸 11 中心穴 20 スリット 21 スリット付金属円筒 22 凹部(回り止め及び抜け止め手段) 23 凸部(回り止め及び抜け止め手段) 24 係止片(回り止め手段) 25 係止溝(回り止め手段)
Claims (4)
- 【請求項1】カートリッジのベース板上に植立した複数
の支軸の外周にテープリールやローラ等の複数の回転部
材を回転自在に枢支させたテープカートリッジにおい
て、 上記ベース板と複数の支軸とを合成樹脂によって一体成
形し、 金属円筒を上記複数の支軸の外周に嵌装し、 上記複数の回転部材を上記金属円筒の外周で回転自在に
枢支させたことを特徴とするテープカートリッジ。 - 【請求項2】金属薄板を円筒状に曲げ加工したスリット
付金属円筒を形成し、このスリット付金属円筒を上記支
軸の外周に弾性に抗して圧入したことを特徴とする請求
項1記載のテープカートリッジ。 - 【請求項3】上記スリット付金属円筒の上記支軸に対す
る回り止め手段を設けたことを特徴とする請求項2記載
のテープカートリッジ。 - 【請求項4】上記スリット付金属円筒の上記支軸に対す
る軸方向の抜け止め手段を設けたことを特徴とする請求
項2又は3記載のテープカートリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21754892A JPH0644732A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | テープカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21754892A JPH0644732A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | テープカートリッジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0644732A true JPH0644732A (ja) | 1994-02-18 |
Family
ID=16705988
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21754892A Pending JPH0644732A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | テープカートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0644732A (ja) |
-
1992
- 1992-07-24 JP JP21754892A patent/JPH0644732A/ja active Pending
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