JPH064447Y2 - デイスク自動交換装置 - Google Patents

デイスク自動交換装置

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JPH064447Y2
JPH064447Y2 JP1987048941U JP4894187U JPH064447Y2 JP H064447 Y2 JPH064447 Y2 JP H064447Y2 JP 1987048941 U JP1987048941 U JP 1987048941U JP 4894187 U JP4894187 U JP 4894187U JP H064447 Y2 JPH064447 Y2 JP H064447Y2
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JP
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magazine
cam
disc
automatic
carrier
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俊夫 水口
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Denso Ten Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はディスク再生装置に対するディスク交換を自動
的に行うディスク自動交換装置いわゆるディスクオート
チャンジャに関する。
〔従来の技術およびその問題点〕
例えば、コンパクトディスク等のディスク自動交換装置
として、複数のディスクを個々に取り出し得るように収
容するマガジンと、このマガジンを着脱自在に保持する
マガジンキャリヤと、マガジンをマガジンキャリヤ内の
保持位置に錠止すべく該マガジンキャリヤに設けられた
錠止手段と、マガジン内に収容されたディスクのそれぞ
れをディスク再生装置に対する装填準備位置に位置決め
すべくマガジンキャリヤを該ディスク再生装置に対して
案内移動させるカム手段とを具備するディスク自動交換
装置はすでに知られている。
この種の従来のディスク自動交換装置において、カム手
段は階段状カム溝を備えた板カム部材と、その階段状カ
ム溝を係合するようになったカムフォロワとから構成さ
れる。カムフォロワはマガジンキャリヤから支持され、
カム部材は適当な駆動手段でもってマガジンキャリヤに
対して移動させられる。カム部材がマガジンキャリヤに
対して移動させられると、マガジンキャリヤは該カム部
材と該カムフォロワとの係合によってディスク再生装置
に対して案内移動させられる。階段状カム溝にはマガジ
ン内に収容されたディスクの数に対応する数の段部が設
けられており、カムフォロワがそれら段部のいずれか1
つに係合させられたとき、マガジン内のディスクのいず
れか1つがディスク再生装置に対する装填準備位置に位
置決めされることになる。そのような装填準備位置に位
置決めされたディスクはディスク自動交換装置に設けら
れた適当な駆動手段でもってディスク再生装置に装填さ
れ、ディスクの再生が終了すると、そのディスクは再び
マガジン内に戻される。その後、カム部材を適当に移動
させることによって、カムフォロワが階段状カム溝の別
の段部に係合させられると、別のディスクがディスク再
生装置に対する装填準備位置に位置決めされて、上述の
場合と同様な態様で該ディスク再生装置に装填される。
このようにして、ディスク再生装置に対するディスクの
交換が自動的に行われることになる。
ところで、マガジンキャリヤ内にディスクが着脱自在に
保持されるようになっているのはマガジン内のディスク
を交換し得るようにするためである。すなわち、マガジ
ン内のディスクの一部あるいは全部を交換する際にはマ
ガジンがマガジンキャリヤから取り出され、ディスクの
交換後、マガジンは再びマガジンキャリヤ内に入れられ
て保持されることになる。ディスク自動交換装置の作動
時にマガジンをマガジンキャリヤ内の保持位置に固定支
持させるために、上述したようにマガジンキャリヤには
錠止手段が設けられ、この錠止手段によってマガジンは
その保持位置に錠止される。また、ディスク自動交換装
置には、かかる錠止手段を解除するために駆動手段が設
けられ、マガジン内のディスクを交換する際には該駆動
手段によって錠止手段が解除されて、該マガジンがマガ
ジンキャリヤから取り出されることになる。
以上の説明から明らかなように、従来のディスク自動交
換装置には少なくとも3つの駆動手段、すなわちカム部
材を駆動するための駆動手段と、ディスクをディスク再
生装置に装填するための駆動手段と、錠止手段を解除す
るための駆動手段とが必要とされる。また、このような
ディスク自動交換装置は、通常、ディスク再生装置とユ
ニットとして構成され、この場合にはディスク再生装置
にも駆動手段が必要とされる。代表的には、これら駆動
手段のそれぞれには、動力源として用いられる電動モー
タと、減速歯車列等からなる伝動機構とが含まれるの
で、各駆動手段は比較的嵩張る構成となる。近年、コン
パクトディスクの出現に伴ってオーディオ機器等が小型
化される傾向にあり、このためディスク自動交換装置自
体の小型化あるいはディスク自動交換装置とディスク再
生装置とのユニットの小型化も当然要求されることにな
るが、そのような小型化に障害となる主要な問題点の1
つとして、かかる駆動手段の数が先ず挙げられることに
なる。特に、車載用のディスク自動交換装置の場合には
その設置空間が制限されているために、その小型化には
一層強い要求がある。一方、ディスク自動交換装置の小
型化については、その製造コストを高めることなく、し
かもその機能を低下させることなく行われなければなら
ないことは言うまでもない。
〔考案の目的および構成〕
したがって、本考案の目的は、従来のディスク自動交換
装置に比べてその機能を低下させることなく駆動手段の
数を減少し得るディスク自動交換装置であって、そのよ
うな駆動手段の数の減少により製造コストを低下し得る
ディスク自動交換装置を達成することである。
本考案によれば、複数のディスクを個々に取り出し得る
ように収容するマガジンと、このマガジンを着脱自在に
保持するマガジンキャリヤと、マガジンをマガジンキャ
リヤ内の保持位置に錠止すべく該マガジンキャリヤに設
けられた錠止手段と、マガジン内に収容されたディスク
のそれぞれをディスク再生装置に対する装填準備位置に
位置決めすべくマガジンキャリヤを該ディスク再生装置
に対して案内移動させるカム手段とを具備するディスク
自動交換装置において、カム手段がディスクのそれぞれ
を上述の装填準備位置に位置決めさせるための作動範囲
を越えて作動可能とされ、カム手段がその作動範囲を越
えて作動された際に上述の錠止手段と係合して該錠止手
段を解除するようになっていることを特徴とするディス
ク自動交換装置が提供される。
本考案において、カム手段はマガジンキャリヤに対して
移動するカム部材と、このカム部材に設けられたカム溝
と係合するようにマガジンキャリヤに支持されたカムフ
ォロワとからなり、カム溝がカムフォロワとの係合によ
ってディスクのそれぞれをディスク再生装置に対する装
填準備位置に位置決めするための長さ範囲を越えて延長
し、錠止手段の解除のためにカム部材がカムフォロワに
対してそのカム溝の延長範囲まで移動させられる。この
場合、好ましくは、カム溝は階段状に延び、その階段状
カム溝にはマガジン内に収容されたディスクの数に対応
した段部が設けられ、カムフォロワが階段状カム溝内の
段部の1つに係合したとき、マガジン内のディスクのい
ずれか1つがディスク再生装置に対する装填準備位置に
位置決めされ、階段状カム溝のいずれか一方の端の段部
が延長させられる。
〔実施例〕
次に、添付図面を参照して、本考案によるディスク自動
交換装置の一実施例について説明する。なお、第1図な
いし第3図において、図示の簡略化のために、本考案の
説明に必要な構成部分だけが図示され、その他の部分は
省略されている。
第1図および第2図を参照すると、細長の矩形状フレー
ム基台が参照番号10でもって全体的に示されており、
このフレーム基台10の底部の短い方の両側辺からは側
壁12が一体的に垂直方向に立ち上がり、またその長い
方の両側辺からも側壁14が一体的に垂直方向に立ち上
がっている。このようなフレーム基台10と側壁12お
よび14とは好ましくは金属板材料から構成される。な
お、第1図において、図示の明瞭化のために側壁14の
大部分が切り欠いて示されている。
本実施例では、ディスク再生装置16とディスク自動交
換装置18とがフレーム基台10にユニットとして設置
されることになる。ディスク再生装置16は第1図にお
いてフレーム基台10の左側に配置され、またディスク
自動交換装置18はフレーム基台10の右側に配置され
る。
ディスク再生装置16は適当な支持構造体(図示されな
い)を介してフレーム基台10の両側壁14から支持さ
れ、このときディスク再生装置の底部とフレーム基台1
0の底部との間には所定の空間が与えられるようにされ
る。また、ディスク再生装置16はディスク自動交換装
置18と向かい合った側にディスク取入口(第1図から
では見えない)を有し、ディスク自動交換装置18から
のディスクはそのディスク取入口からディスク再生装置
16内に装填されることになる。なお、ディスク再生装
置16の駆動手段は図示の簡略化のために図示されてい
ないが、フレーム基台10上に設置され得る。ディスク
再生装置16自体は本考案を構成するものではないの
で、これ以上詳細な説明については省くことにする。
ディスク自動交換装置18は複数のコンパクトディスク
(図示されない)を収容するマガジン20(第1図にお
いて、二点鎖線でもって示される)を具備し、このマガ
ジン20は直方体形状を呈するハウジングとして構成さ
れる。なお、第1図では、そのような直方体形状のマガ
ジン20の最も広い側壁部の一方が参照番号22でもっ
て示されている。マガジン20の内部には側壁部22と
平行な複数の仕切り壁(図示されない)が設けられ、そ
れら仕切り壁によって画定される複数の仕切り室内には
一枚づつコンパクトディスクが収容される。第1図にお
いて、マガジン20がディスク再生装置16と向かい合
うようになったその側壁部(第1図からでは見えない)
には上述の仕切り室毎にコンパクトディスク取出口が設
けられ、これによりマガジン20内の複数のコンパクト
ディスクが個々に取り出されることになる。また、マガ
ジン20の側壁部22にはフック状の切欠きスロット2
4が形成されるが、この切欠きスロット24の機能につ
いては後で詳しく述べることにする。
ディスク自動交換装置18は、また、マガジンキャリヤ
26を具備し、このマガジンキャリヤ26内にはマガジ
ン20が着脱自在に保持されることになる。マガジン2
0の場合と同様に、マガジンキャリヤ26も直方体形状
を呈するハウジングとして構成されるが、その頂部とデ
ィスク再生装置16と向かい合う側壁部とが開口させら
れる。第1図では、直方体形状のマガジンキャリヤ26
の最も広い側壁部の一方が参照番号28によって示され
ている。第1図から見ることができるように、マガジン
20はマガジンキャリヤ26の開口頂部から導入され
て、その底部位置に保持される。なお、第1図では、マ
ガジン20がマガジンキャリヤ26の底部位置に保持さ
れた際のマガジン20の底部が一点鎖線でもって示され
ている。
マガジンキャリヤ26の側壁部28には錠止手段30が
設けられ、この錠止手段によって、マガジン20は保持
位置(すなわち、一点鎖線でもって示す位置)に錠止さ
れる。錠止手段30は枢動片32を備え、この枢動片3
2は枢動ピン要素34によって側壁部28に枢着され
る。枢動片32の中央部には矩形状の小さな開口部36
が形成され、この開口部36内には側壁部28から突出
した突起要素38が収容され、これにより枢動片32の
枢動運動が規制されることになる。枢動片32の下部に
は短い錠止用突起体40が固着され、この錠止用突起体
40は側壁部28を貫通してマガジンキャリヤ26の内
部に延びる。なお、この場合、側壁部28には錠止用突
起体40を貫通させるための貫通孔(図示の複雑化をさ
けるために図示されない)が形成されるが、枢動片32
が上述の枢動運動を行い得るように、該貫通孔の大きさ
は錠止用突起体よりも十分な大きさとされるか、あるい
は細長のスロット状とされる。また、枢動片32の上部
には小さな突出アーム42が延び、この突出アーム42
には引張コイルばね44の一端が取り付けられる。引張
コイルばね44の他端は枢動片32の下部付近で側壁部
28に固着された取付片46に取り付けられ、これによ
り枢動片32は、通常、引張コイルばね44によって図
示の位置に偏倚されることになる。
このような錠止手段30の構成により、マガジン20が
二点鎖線で示される位置から一点鎖線で示す保持位置に
向かって下降させられると、錠止用突起体40は先ずマ
ガジン20の側壁部22に形成された切欠きスロット2
4の傾斜縁48に係合し、これにより枢動片32は引張
コイルばね44に抗して図示の位置から時計方向(第1
図において)に枢動させられる。マガジン20が保持位
置(一点鎖線)に到達すると、切欠きスロット24は参
照番号24′で示す箇所に位置されることになり、この
とき枢動片32は引張コイルばね44によって元の図示
の位置まで戻されて、錠止用突起体40が切欠きスロッ
ト24のフック部49内に取り込まれ、これによりマガ
ジン20が保持位置(一点鎖線)に錠止されることにな
る。
錠止手段30は、また、作動片50を備え、この作動片
50によって、錠止手段30の錠止解除が行われること
になる。作動片50にはマガジン20の移動方向に対し
て直角な方向に延びる2つの細長のスロット52,53が形
成され、これらスロット52,52には側壁部28から突出
する2つの突起体54,54がそれぞれ収容され、これによ
り作動片50はスロット52,52で規定される範囲内でマ
ガジン20の移動方向に対して直角な方向に移動するこ
とができる。作動片50の上側辺の左端(第1図におい
て)には上方に延びるアーム56が設けられる。一方、
枢動片32の下端からはアーム58が下方に延びて、そ
の先端は第1図の紙面に対して手前側に折り曲げられ、
その折曲部が作動片50のアーム56と係合するように
なっている。作動片50が図示の位置から右方向(第1
図において)移動されたとすると、枢動片32は引張コ
イルばね44に抗して反時計方向に枢動させられ、これ
により枢動片32の錠止用突起体40が切欠きスロット
24のフック部49から抜け出て、錠止手段30が解除
されることになる。作動片50の下側辺の右側端付近に
は下方に延びるアーム60が設けられるが、このアーム
60の機能については後で詳しく述べることにする。
マガジンキャリヤ26の側壁部28には、また、マガジ
ン20が錠止手段30によって解除された際に該マガジ
ン20を取出位置(すなわち、二点鎖線でもって示す位
置)まで移動させるための取出手段62が設けられる。
取出手段62は摺動片64を備え、この摺動片64には
マガジン20の移動方向に平行な2つの細長のスロット
66および68が形成される。スロット66内には側壁
部28から突出した突起体70が収容され、またスロッ
ト66よりも長いスロット68内には側壁部28から突
出する2つの突起体72および74が収容され、これに
より摺動片64の摺動運動がマガジン20の移動方向に
対して平行な方向において規定されることになる。すな
わち、図示するように、突起体70および72は同じレ
ベルに配置されているので、摺動片64の摺動運動はス
ロット66の長さによって規定されることになる。摺動
片64の下端には折曲突片76が設けられ、この折曲突
片76には圧縮コイルばね78の一端が取り付けられ
る。引張コイルばね78の他端は側壁部28の上端部付
近に固着された取付片80に取り付けられ、該引張コイ
ルばね78の作用により、摺動片64は図示の位置に偏
倚されることになる。側壁部28には細長の矩形状開口
部82が形成され、この矩形状開口部28は摺動片64
が図示の位置に置かれた際のその最下端からマガジン2
0の移動距離すなわちマガジン20の取出位置(二点鎖
線)とその保持位置(一点鎖線)との間の距離よりも幾
分長い距離に亙って延びる。摺動片64の最下端には矩
形状開口部82内を貫通してマガジンキャリヤ26内に
突出する係合支持片84(第3図)が設けられる。
このような取出手段62の構成によれば、マガジン20
がマガジンキャリヤ26の頂部開口から挿入されると、
マガジン20の底部が係合支持片84と係合させられ
る。この時点で、マガジン20を引張コイルばね78に
抗してマガジンキャリヤ26内に押し込めると、摺動片
64はマガジン20と共に下方に移動する。マガジン2
0が保持位置(一点鎖線)まで到達すると、マガジン2
0は錠止手段30によって上述したような態様で錠止さ
れ、このとき摺動片64はその最下方位置に維持され
て、引張コイルばね78は引き伸ばされた状態のままに
される。錠止手段30の解除が上述したような態様で行
われると、摺動片64が引張コイルばね78によって図
示の位置まで上方に移動させられ、このときマガジン2
0も係合支持片84によって取出位置(二点鎖線)まで
上昇させられることになる。
マガジンキャリヤ26はディスク再生装置16のディス
ク取入口に対して横方向に移動し得るようにフレーム基
台10上に支持される。詳しく述べると、第2図および
第3図に最もよく示すように、フレーム基台10の側壁
14間には一対の支持ロッド部材86および88架け渡
される。支持ロッド部材86はマガジンキャリヤ26の
開口側壁部すなわちディスク再生装置16のディスク取
入口に対向する側壁部の下側切欠きコーナ部に設けられ
た長尺のブロック部材90を摺動自在に貫通して延び、
一方支持ロッド部材88は該開口側壁部の反対側の側壁
部の下側コーナ部においてマガジンキャリヤ26の側壁
部28および28′と該下側コーナ部の内部に設けられ
たブロック片92とを摺動自在に貫通して延び、これに
よりマガジンキャリヤ26は一対の支持ロッド部材86
および88上で摺動自在に支持されて、ディスク再生装
置16のディスク取入口に対して横方向に移動し得るよ
うにされる。なお、第3図から明らかなように、ブロッ
ク部材90はその下面に固着された板状片94をマガジ
ンキャリヤ26の底部に機械ねじ要素でもって固定さ
れ、同様にブロック片92もその下面に固着された板状
片96をマガジンキャリヤ26の底部に機械ねじ要素で
もって固定される。
第3図に示すように、マガジンキャリヤ26の底部には
矩形状の開口部98が形成され、この開口部98はマガ
ジン20内のコンパクトディスクを該マガジン20から
ディスク再生装置16に装填する際に必要とされるもの
である。すなわち、フレーム基台10の底部にはコンパ
クトディスクの装填駆動手段(図示されない)が設けら
れ、この装填駆動手段が開口部98を通してマガジン2
0のコンパクトディスクのそれぞれと作動係合し得るよ
うになっている。なお、装填駆動手段自体は周知のもの
であり、本考案とは直接的には関係しないので、その詳
細な説明については省くことにする。
本実施例によるディスク自動交換装置では、マガジンキ
ャリヤ26を一対の支持ロッド部材86および88上で
移動させることによってマガジン20内のコンパクトデ
ィスクのそれぞれをディスク再生装置16に対する装填
準備位置(すなわち、ディスク再生装置16の取入口と
の整列位置)に位置決めするために、カム手段が用いら
れ、このカム手段はディスク再生装置16の底部とマガ
ジンキャリヤ26の底部との下側に配置された板カム部
材100と、マガジンキャリヤ26の底部の一端部すなわ
ちブロック部材90の真下に相当する箇所から支持され
たカムフォロワ102とから構成される。
第2図に示すように、板カム部材100には同じ長さを持
つ3つの案内スロット104,106および108が形成される。
一方、フレーム基台10の底部上には3つの支持柱が固
着され、これら支持柱の頂部にはヘッド付き突起体110,
112および124が設けられる。第2図から明らかなよう
に、ヘッド付き突起体110,112および114はそれぞれ案内
スロット104,106および108内に収容され、これにより板
カム部材100は3つの支持柱上に三点支持されると共に
案内スロット104,106および108とヘッド付き突起体110,
112および114との係合によりフレーム基台10の長手方
向に沿って案内移動させられることになる。第2図から
見られるように、案内スロット104,106および108のそれ
ぞれの左側端部にはヘッド付き突起体110,112および114
のそれぞれのヘッドを通り抜け得るように形成された拡
大孔117,119および121が設けられ、これら拡大孔117,11
9および121の配置関係は3つの支持柱すなわちヘッド付
き突起体110,112および114の配置関係と一致し、このた
め3つの支持柱に対する板カム部材100の着脱はヘッド
付き突起体110,112および114と拡大孔117,119および121
とを一致させた状態で行われることになる。なお、第1
図では、3つの支持柱のうちの2つ、すなわちヘッド付
き突起体110および114についての支持柱だけが示されて
おり、ヘッド付き突起体112についての支持柱は図示の
複雑化を避けるために省かれている。
第2図に示すように、板カム部材100には階段状となっ
たカム溝116が形成され、また第1図から見ることがで
きるように、このカム溝116にはカムフォロワ102が収容
され、このため板カム部材100がフレーム基台10の長
手方向に沿って移動させられたとすると、カムフォロワ
102がカム溝116との係合のためにフレーム基台10の巾
方向に移動させられ、その結果マガジンキャリヤ26が
カムフォロワ102と共に同じ方向(換言すれば、移動デ
ィスク再生装置16のディスク取入口に対して横方向)
に移動することになる。カム溝116には6つの段部a,
b,c,d,eおよびfが形成され、これら段部a,
b,c,d,eおよびfのいずれか1つにカムフォロワ
102が位置させられたとき、マガジン20内のコンパク
トディスクの1枚がディスク再生装置16に対する装填
準備位置に位置決めされることになる。要するに、段部
a,b,c,d,eおよびfの数(6つ)に対応する数
のコンパクトディスクがマガジン20内に収容され、カ
ムフォロワ102が各段部に位置させられたとき、それに
該当するコンパクトディスクが装填準備位置に位置決め
されることになる。
板カム部材100をフレーム基台10の長手方向に沿って
移動させるために、駆動手段118がフレーム基台10の
底部上に設けられ、この駆動手段118は電動モータ120、
減速歯車ユニット122およびラック部材124から構成され
る。減速歯車ユニット122は図示のように噛み合わされ
た3つの歯車要素128,130および132から構成され、これ
ら歯車要素128,130および132はフレーム基台10の底部
上に固着された取付板126上に設置される。電動モータ1
20は取付板から垂直に折り曲げられた折曲部に取り付け
られ、このとき電動モータ120の出力軸は該折曲部を貫
通するようにされ、その出力軸には歯車要素128と噛み
合うウォーム歯車134が装着される。一方、歯車要素132
はピニオン136が設けられ、このピニオン136は板カム部
材100の下面に固着されたラック部材124のラック面に噛
み合わされる。したがって、電動モータ120が駆動され
ると、板カム部材100はフレーム基台10の長手方向に
沿って移動させられることになり、その移動方向は電動
モータ120の回転方向に依存することになる。
電動モータ120を制御するために、第2図に示すよう
に、板カム部材100にはその一方の側縁部に沿って等間
隔に配置された検出孔a′,b′,c′,d′,e′お
よびf′が形成され、一方フレーム基台10の底部上に
は該側縁部に沿う箇所に検出器138が設置される。検出
器138にはU字状検出器140が設けられ、このU字状検出
器140は検出孔a′,b′,c′,d′,e′および
f′を形成した側縁部を挟むような態様で配置される。
U字状検出部140の一方の腕部には光源例えば発光ダイ
オードが設けられ、他方の腕部には光センサが設けられ
る。ここで、検出器138の作動例を述べると、ユーザが
マガジン20内のコンパクトディスクの1枚を操作釦等
(図示されない)で指定したとする。このコンパクトデ
ィスクをディスク再生装置16に対する装填準備位置に
位置決めするためには、例えばカムフォロワ102を段部
cに位置させなければならないとすると、検出器138が
検出孔c′を検出するまで、電動モータ120が駆動され
ることになる。換言すれば、段部a,b,c,d,e,
およびfのそれぞれは検出孔a′,b′,c′,d′,
e′およびf′に対応しており、ユーザによって所定の
検出孔(言い換えれば、所定のコンパクトディスク)が
指定されると、検出器138が該所定の検出孔を検出する
まで、電動モータ120が駆動され、これによりその検出
孔に対応する段部にカムフォロワ102が位置されること
になる。
本考案によれば、板カム部材100が上述した錠止手段3
0の作動片50から下方に延びるアーム60と係合し得
るように構成される。すなわち、本実施例では、第1図
および第2図に示すように、板カム部材100にはそれ自
体の材料の一部を切り抜くような態様で突片142が形成
され、この突片142が作動片50のアーム60と衝合し
て、該作動片50を第1図において右側に移動させるよ
うになっている。詳しく述べると、板カム部材100に形
成された階段状カム溝116の段部aは第2図において左
側に幾分延長されており、このため検出器138が検出孔
a′を検出した際にはカムフォロワ102は段部aの右端
に位置していて、段部aの左端とカムフォロワ102との
間には余裕が残された状態となる。ユーザが操作釦等
(図示されない)で釦止手段30の解除を指令すると、
板カム部材100は電動モータ120によってカムフォロワ10
2を段部aの左端に位置させるまで右側方向に移動させ
られ、このとき突片142が作動片50のアーム60と衝
合させられて、該作動片60を右側に移動させることに
なる。作動片50が右側に移動させられると、枢動片3
2が反時計方向に枢動させられて、錠止手段30の解除
が行われることはすでに述べたとうりである。
上述の実施例において、板カム部材100にはカム溝とし
て階段状のものが形成されたが、必要に応じて、カム溝
は単なる傾斜溝であってもよいことは言うまでもない。
また、図示の実施例においては、板カム部材自体にカム
溝を形成したが、板カム部材に一対のレール状要素を配
置してカム溝を形成してもよい。
また、上述の実施例では、板カム部材自体の材料の一部
を切り抜くような態様で突片142が形成されたが、この
突片の代わりに板カム部材に衝合片を付加的に取り付け
るようにしてもよい。
〔効果〕
以上の記載から明らかなように、本考案によるディスク
自動交換装置においては、板カム部材を作動させる駆動
手段と錠止手段を解除させる枢動手段とが単一の駆動手
段によって共有されることになるので、従来のディスク
自動交換装置よりも駆動手段の数を1つ減少させること
ができる。このため本考案によるディスク自動交換装置
では、従来の場合に比べ、部品点数が相当に減少させら
れ、かつ製造コストが大巾に低下させられることにな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるディスク自動交換装置をディスク
再生装置と共にユニットとして示す一部破断側面図、第
2図は第1図の平面図であって、図示の複雑化を避ける
ためにディスク再生装置とマガジンキャリヤとを取り除
いて示す図、第3図は第1図の右側の約半分の平面図で
あって、図示の複雑化を避けるために板カム部材と駆動
手段とを取り除いて示す図である。 10……フレーム基台、16……ディスク再生装置 18……ディスク自動交換装置、 20……マガジン、24……切欠きスロット、 26……マガジンキャリヤ、 30……錠止手段、32……枢動片、 40……錠止用突起体、50……作動片、 60……アーム、62……取付手段、 64……摺動片、84……係合支持片、 86,88……支持ロッド部材、 100……板カム部材、102……カムフォロワ、 116……カム溝、118……駆動手段、 102……電動モータ、122……減速歯車ユニット、 124……ラック部材、136……ピニオン、 138……検出器、142……突片。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のディスクを個々に取り出し得るよう
    に収容するマガジンと、このマガジンを着脱自在に保持
    するマガジンキャリヤと、前記マガジンを前記マガジン
    キャリヤ内の保持位置に錠止すべく該マガジンキャリヤ
    に設けられた錠止手段と、前記マガジン内に収容された
    ディスクのそれぞれをディスク再生装置に対する装填準
    備位置に位置決めすべく前記マガジンキャリヤを該ディ
    スク再生装置に対して案内移動させるカム手段とを具備
    するディスク自動交換装置において、前記カム手段が前
    記ディスクのそれぞれを前記装填準備位置に位置決めさ
    せるための作動範囲を越えて作動可能とされ、前記カム
    手段が前記作動範囲を越えて作動された際に前記錠止手
    段と係合して該錠止手段を解除するようになっているこ
    とを特徴とするディスク自動交換装置。
  2. 【請求項2】実用新案登録請求の範囲第1項に記載のデ
    ィスク自動交換装置において、前記カム手段が前記マガ
    ジンキャリヤに対して移動するカム部材と、このカム部
    材に設けられたカム溝と係合するように前記マガジンキ
    ャリヤに支持されたカムフォロワとからなり、前記カム
    溝が前記カムフォロワとの係合によって前記ディスクの
    それぞれを前記装填準備位置に位置決めするための長さ
    範囲を越えて延長し、前記錠止手段の解除のために前記
    カム部材が前記カムフォロワに対してそのカム溝の延長
    範囲まで移動させられることを特徴とするディスク自動
    交換装置。
  3. 【請求項3】実用新案登録請求の範囲第2項に記載のデ
    ィスク自動交換装置において、前記カム溝が階段状に延
    び、その階段状カム溝には前記マガジン内に収容された
    ディスクの数に対応した段部が設けられ、前記カムフォ
    ロワが前記階段状カム溝内の段部の1つに係合したと
    き、前記マガジン内のディスクのいずれか1つが前記デ
    ィスク再生装置に対する装填準備位置に位置決めされ、
    前記階段状カム溝のいずれか一方の端の段部が延長させ
    られていることを特徴とするディスク自動交換装置。
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