JPH0644429Y2 - 皮内針収納容器 - Google Patents

皮内針収納容器

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JPH0644429Y2
JPH0644429Y2 JP1991078002U JP7800291U JPH0644429Y2 JP H0644429 Y2 JPH0644429 Y2 JP H0644429Y2 JP 1991078002 U JP1991078002 U JP 1991078002U JP 7800291 U JP7800291 U JP 7800291U JP H0644429 Y2 JPH0644429 Y2 JP H0644429Y2
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JP
Japan
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space
needle
intradermal
storage container
cotton
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1991078002U
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English (en)
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JPH0528340U (ja
Inventor
大介 伊東
Original Assignee
セイリン化成株式会社
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Publication date
Application filed by セイリン化成株式会社 filed Critical セイリン化成株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、東洋医学における鍼治
療に使用される皮内針を滅菌状態にて収納することがで
きる皮内針収納容器に関する。ここで、皮内針は、針先
部と針柄部とから構成され、針柄部の形状によりリング
皮内針及び平軸皮内針等に分類され、針先部の5mm位を
皮下に、皮膚面とほぼ平行な向きに刺入して使用され
る。
【0002】
【従来の技術】皮内針は、皮膚の極浅い箇所に刺して刺
激を得るものであるが、その形状は、皮下に刺し入れる
針先部と、これと一連に連なる針柄部とよりなる。従来
の収納方法としては、図7にその断面図を、また図8に
その底面図を示すように、プラスチック製のケース21の
凹部22に1本ずつ皮内針23を収納し、その上に滅菌ガス
透過性のシート24をヒートシールにて固着する、所謂、
ブリスタ包装を採用したものがある。
【0003】これが、図9に示すように、分離可能な状
態で複数個連結している。使用に際しては、シート24の
ピールタブ24aを摘んで矢印の方向に引っ張ってピール
オフし、ピンセット等で皮内針23を摘んで取り出し、必
要であれば、施術し易い向きに挟み直して、皮下に刺
す。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
収納方法にあっては、収納容器が小さくて見づらいのに
加えて、1本ずつの収納であるため、何本も使用するユ
ーザーにとっては、取り出しの手間が煩わしいという不
都合があった。また、収納容器が小さく取り扱い難いの
で、ピールオフの際、凹部22を潰して、凸部にしてしま
い、その際に滅菌状態にある皮内針23を飛ばしてしまう
という不都合もあった。
【0005】また、皮内針23を飛ばすことなく、ピンセ
ットで摘めたとしても、施術の向きに挟み直すことがし
難いという不都合もあった。更に、製造に際しては、皮
内針23が軽いために静電気の影響を受けて、所定位置で
あるケースの凹部22に1本ずつ並べる作業をし辛いとい
う不都合もあった。尚、この際、皮内針23は凹部22に置
くだけなので、ずれて凹部22からはみ出していると、ヒ
ートシールの際に、肝心の皮内針23を押しつぶしてしま
い、歩留りが悪化する。
【0006】本考案は、従来の問題点に鑑み、扱い易
く、歩留りの良い皮内針収納容器を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案では、針先部と、これと一連に連なる針柄
部とよりなる皮内針を複数収納する容器であって、底側
から順に、前記針先部を位置させる第1空間、前記針柄
部を位置させる第2空間を備え、第1空間と第2空間と
の間には段部が形成され、第2空間の反第1空間側に開
口部が形成されるケースと、前記第1空間に収納され、
前記針先部が刺し通される綿状体と、前記段部にその周
囲を固着されて前記第1空間と第2空間とを仕切ること
により前記綿状体を前記第1空間内に保持し、前記針先
部が貫通して刺し通される仕切りシートと、前記針柄部
より外側に位置して前記開口部を覆う滅菌ガス透過性の
蓋部材と、を含んでなる構成とする。
【0008】
【作用】上記の構成によると、ケースの底側の第1空間
に収納されて仕切りシートにより保持された針先部保持
部材としての綿状体に、仕切りシートを貫通させた後、
皮内針の針先部を刺し通して針先部を保持させ、針柄部
はその上側の第2空間内に位置させるようにできる。
【0009】ここで、仕切りシートは、ガス透過性を有
するものの、柔らかい綿状体がバラバラになるのと、針
に付いてしまうのを防止できる。そして、滅菌ガス透過
性の蓋部材により開口部を覆っているので、複数の皮内
針を収納した状態にて、滅菌が可能である。
【0010】
【実施例】以下に、本考案の実施例を説明する。先ず、
皮内針を説明する。図5にその平面図を、図6にその正
面図を示すように、例えば、リング皮内針(以下、単に
皮内針という)1は、皮下に刺し入れる針先部2と、こ
れと一連に連なるコイル状に巻いた針柄部3とよりな
る。
【0011】ここで、皮内針1の線径は0.12〜0.18mm、
針先部の長さは 3.0〜15.0mm、針柄部の直径は 1.5〜3.
0mm である。次に、本考案にかかる収納容器について説
明する。収納容器は、図1にその断面図を、図2にその
平面図を示すように、プラスチック製のケース4と滅菌
ガス透過性のシート状の蓋部材5とを有する。
【0012】ケース4は、図3にその平面図を、図4に
その正面図を示すように、底側から順に、綿状体を収納
する第1空間6、針柄部を位置させる空間としての第2
空間7を備え、第1空間6と第2空間7との間には段部
8が形成され、第2空間の反第1空間側に形成された開
口部9にはフランジ10が設けられている。蓋部材5は滅
菌ガス透過性で、その周縁をフランジ10にヒートシール
され、使用前に矢印の方向にピールオフされるが、この
とき、指で摘み易くするために、蓋部材5の一辺がフラ
ンジ10より張り出すようにしてピールタブ11を形成して
いる。
【0013】また、収納容器は、第1空間6に充填され
綿状体としての脱脂綿12と、段部8にその周囲を固着
された不織布等の仕切りシート13とを具備している。脱
脂綿12は針先部2を保持するものであり、仕切りシート
13は脱脂綿12を第1空間6内に保持すると共に脱脂綿12
の繊維が第1空間6外に出て、例えば、蓋部材5のヒー
トシールの際、フランジ10にあって、シール性に支障を
きたすこと、また、塵等を除去した周囲の衛生環境を損
なうことを回避するものである。
【0014】製造に際しては、ケース用のプラスチック
フィルムあるいはシートを、加熱真空もしくは圧空成形
等により、段部8と共に第1空間6及び第2空間7をな
す凹部を形成する。そして、第1空間6に脱脂綿12を充
填し、仕切りシート13を段部8に、その周囲をヒートシ
ールすることにより固着する。
【0015】その次に、仕切りシート13を貫通して、脱
脂綿12中に、皮内針1を針柄部3の下方が仕切りシート
13に当接するまで刺し入れる。また、皮内針1を斜めに
刺しておくと、針柄部3により皮内針1の回転を防止す
ることができるので、取り出すときにより扱い易い。こ
こで、皮内針1の数は、1ケースに対して、例えば、10
〜50本と、多数にすることにより、大量に使用するユー
ザーにとって、取り出す面倒を解消することができる。
【0016】更に、その次に、蓋部材5を載置して、ピ
ールタブ11を残してその周囲をヒートシールして、フラ
ンジ10に固着する。最後に、エチレンオキサイドガス等
を使用する通常の方法にて、ガス滅菌に付す。施術に際
しては、タブ11を摘んで、蓋部材をピールオフすること
により、即、使用可能状態になる。
【0017】尚、仕切りシート13は、皮内針1を突き刺
すことにより、孔があくので、ここから、滅菌ガスを第
1空間6内に導くことができるため、通気性のない材質
でもよい。
【0018】以上説明したように、本実施例によると、
1ケースに複数の皮内針1を収納しているので、大量に
使用する際には、個別包装に較べて、取り出す手間が大
幅に省け、また、従来品に較べて、収納容器が大きいの
で、その分扱いが楽になると共に、従来のように、取り
出し時に凹部を潰して皮内針を飛ばしてしまうという不
都合も回避することができる。
【0019】更に、皮内針が回転することなく、収納さ
れているので、ピンセット等で摘む際に摘み易い。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、多
数の皮内針を1ケース内に収納することができしかも皮
内針同士がからまることなく収納されているので、大量
に使用する場合にも、取り出しの手間がかからず、面倒
でないという効果を得ることができる。
【0021】また、針先部保持部材として、ガス透過性
がある脱脂綿等の綿状体を使用し、この綿状体は柔らか
いため、単独では、バラバラになったり、針に付着する
恐れがあるが、仕切りシートと組合わせて使用すること
で、針先部を良好に保持し、かつ保護できる。
【0022】また、ケース自体が従来のケースに較べて
大きいので、扱い易く、また、ケースの凹部を潰すとい
った従来有りがちだった取り出しミスを回避することが
できる。更に、皮内針の針柄部が仕切りシートの上側の
空間内に突出した状態にあるので、ピンセット等で摘み
やすく、また、皮内針を斜めに刺した場合には、皮内針
の回転を防止できるので、より一層摘み易くすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案にかかる実施例を示す収納容器の断面
【図2】 同上の平面図
【図3】 本実施例のケースの平面図
【図4】 同上の正面図
【図5】 皮内針の平面図
【図6】 同上の正面図
【図7】 従来の収納容器を示す断面図
【図8】 同上の底面図
【図9】 多数の収納容器が連結した状態を示す斜視図
【符号の説明】
1 皮内針 2 針先部 3 針柄部 4 ケース 5 蓋部材 6 第1空間 7 第2空間 8 段部 9 開口部 10 フランジ 11 ピールタブ 12 脱脂綿 13 仕切りシート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】針先部と、これに一連に連なる針柄部とよ
    りなる皮内針を複数収納する容器であって、底側から順
    に、前記針先部を位置させる第1空間、前記針柄部を位
    置させる第2空間を備え、第1空間と第2空間との間に
    は段部が形成され、第2空間の反第1空間側に開口部が
    形成されるケースと、前記第1空間に収納され、前記針
    先部が刺し通される綿状体と、前記段部にその周囲を固
    着されて前記第1空間と第2空間とを仕切ることにより
    前記綿状体を前記第1空間内に保持し、前記針先部が貫
    通して刺し通される仕切りシートと、前記針柄部より外
    側に位置して前記開口部を覆う滅菌ガス透過性の蓋部材
    と、を含んでなることを特徴とする皮内針収納容器。
JP1991078002U 1991-09-26 1991-09-26 皮内針収納容器 Expired - Lifetime JPH0644429Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0528340U JPH0528340U (ja) 1993-04-16
JPH0644429Y2 true JPH0644429Y2 (ja) 1994-11-16

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ID=13649595

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