JP2507138Y2 - 円皮針ユニット - Google Patents

円皮針ユニット

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JP2507138Y2
JP2507138Y2 JP2001091U JP2001091U JP2507138Y2 JP 2507138 Y2 JP2507138 Y2 JP 2507138Y2 JP 2001091 U JP2001091 U JP 2001091U JP 2001091 U JP2001091 U JP 2001091U JP 2507138 Y2 JP2507138 Y2 JP 2507138Y2
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needle
hole
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JP2001091U
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Inventor
茂昭 井出
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セイリン化成株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、東洋医学における鍼灸
の分野で使用される円皮針ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の円皮針ユニットとしては、従来
より、図6及び図7に示すようなものがある(実開昭5
7−24262号公報参照)。円皮針1は、環状に丸め
られて一定のバネ性を有する基端の座部2の円形中央部
から一連となって、先端の針部3が突出し、更に、その
座部2には、粘着テープ(絆創膏)4が貼付されてい
る。そして、針部3を人体のつぼに刺入した状態で、皮
膚表面に固定できるようになっている。
【0003】台座5は、円皮針1をその使用時まで保持
しておくためのもので、長方形をなしており、その上面
には、円皮針1を1個ずつ挿入できるテーパ状の孔部6
aを複数個設けてあり、孔部6aを囲む平面部7に粘着
テープ4を貼付している。また、孔部6aは、台座5の
底面に設けられた空間部6bに連通しており、空間部6
bは、底面を兼ねる滅菌ガス透過性のフィルタ8により
覆われている。
【0004】また、台座5の上面の2辺には、切り欠き
部9を各円皮針1毎に設けているので、この切り欠き部
9を覆う粘着テープ4を摘んで、台座5から剥がして施
術する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の円皮針ユニットにあっては、台座5の端に切
り欠き部9が設けられているものの、粘着テープ4の摘
む部分が約1〜2mmと小さくて剥がし難く、また、剥が
した後でも、粘着テープ4の粘着面が指にくっつき、施
術し難いという問題点があった。
【0006】本考案は、このような従来の問題点に鑑
み、低コストで製造でき、使用時に、粘着テープを容易
に剥がすことができ、また、粘着テープが指にくっつく
ことなく、正確に施術できる円皮針ユニットを提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本考案は、円
皮針ユニットの構成を以下のようにする。 (1) 針部の基端に形成された環状の座部を、共に針
部側に粘着面を向けた2枚の粘着テープにより挟み保持
して、円皮針を構成する一方、露出した前記粘着面に、
孔を有する剥離紙を、前記孔より前記針部を突出させて
あてがい、前記針部を、前記針部よりやや長く前記孔よ
り小径の筒状のプロテクタの中空部に収納させて、該プ
ロテクタの一端を、前記孔を介して前記粘着面に仮止め
するようにする。
【0008】(2) または、針部の基端に形成された
環状の座部を、共に針部側に粘着面を向けた2枚の粘着
テープにより挟み保持して、円皮針を構成する一方、露
出した前記粘着面に、針突出用の孔を有する剥離紙を、
前記孔より前記針部を突出させてあてがい、前記針部
を、前記針部よりやや長く前記孔より大径の筒状のプロ
テクタの中空に収納させて、該プロテクタの一端を、前
記剥離紙に接着するようにする。
【0009】即ち、(1)の場合は、プロテクタは、剥
離紙の孔より小径で、この孔を介して、粘着テープの粘
着面に仮止めされるが、(2)の場合は、プロテクタ
は、剥離紙の孔より大径で、剥離紙に接着剤等により接
着される。 (3) これらに加えて、前記剥離紙が、2枚にて分割
形成され、隣合ったそれぞれの端部に、剥離面側を向い
合せにした剥がし代を有するようにする。
【0010】
【作用】上記の構成においては、座部を挟み保持した粘
着テープは、剥離紙上に載置されているので、容易に剥
がすことができ、剥がした後に、粘着面に仮止めされて
針部を保護しているプロテクタを外して、針部をつぼに
あてがって刺入しつつ、粘着テープを皮膚に貼り付けて
施術する。
【0011】または、プロテクタが剥離紙に固定されて
いる場合は、剥離紙を、粘着テープより剥がす際、同時
にプロテクタをも取り除くことができる。更に、剥離紙
を2枚にて分割形成し、剥がし代を設けた場合には、剥
がし代を摘んで剥離紙を粘着テープから、より容易に剥
がすことができる。
【0012】
【実施例】以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1には円皮針ユニットの縦断面図、図2には同
平面図、図3には組立順を示す斜視図、図4には包装状
態の断面図を示している。円皮針11は、一定のバネ性を
有する環状の座部12の先端に針部13を有し、共に針部13
側に粘着面14a,15aを向けた円形の小粘着テープ(絆
創膏)14と針部13貫通用の孔15bを形成された円形の大
粘着テープ15との間に座部12を挟み保持されている。
【0013】施術の際は、大粘着テープ15の孔15bより
突出した針部13のみが皮下に刺入され、大粘着テープ15
の粘着面15aが皮膚に貼り付く。もって、従来のよう
に、座部12は皮膚に接触しないので、かぶれの恐れはな
い。大粘着テープ15の粘着面15a側には、大粘着テープ
15より大きい長円形のポリオレフィン製の剥離紙16があ
てがわれている。円皮針11は、皮膚に貼り付けた状態で
目立たないことが要求されるので、大粘着テープ15自体
は小さい。そこで、扱い難さを解消するために、剥離紙
16を大きくしているのである。
【0014】また、剥離紙16は、図において左右2枚で
構成され、両剥離紙16a,16bの隣合った端部には、剥
離面(大粘着テープ15に接触する面)側を向かい合わせ
にした剥がし代17a,17bを有している。また、左側の
剥離紙16aの剥がし代17aは、反剥離面側に折り曲げら
れており、右の剥離紙16bの剥がし代17bは、左の剥離
紙16aの剥がし代17aより大きくして、両剥がし代17
a,17bの分離を容易にしている。
【0015】加えて、両剥離紙16a,16bは、このよう
に重なり合った状態で、針部13が貫通する位置を中心と
して、後述するプロテクタ18の外径より大径の孔19が形
成されている。プロテクタ18は、樹脂製で針部13よりや
や長い円筒状で、その中空部18aに針部13を収納して、
針部13を施術時まで保護するものである。プロテクタ18
の大粘着テープ15側の一端は、剥離紙16a,16bに形成
された孔19を介して大粘着テープ15の粘着力により仮止
めされている。ここで、プロテクタ18は、ストロー状の
ものを所定の長さにカットしてつくられる。
【0016】尚、円皮針ユニットは、図4に示すよう
に、プロテクタ18側に凹部を有するフィルム20と、粘着
テープ14,15側が滅菌ガス透過性の紙21よりなるブリス
タ包装にて、被包される。ここで、フィルム20と紙21と
は、周囲(A箇所)をヒートシールされ、一端にて、フ
ィルム20を反らせて、摘み補助部22を形成している。使
用に際しては、包装状態から円皮針ユニットを取り出し
て、右側の剥離紙16bの剥がし代17bを摘んで右側の剥
離紙16bを剥がす。続いて、プロテクタ18を外し、針部
13を露出させ、左側の剥離紙16a及び円皮針11を摘ん
で、施術部位にあてがい、針部13を皮下に刺入すると共
に、左側の剥離紙16aを、その剥がし代17aを摘んで剥
がしつつ、大粘着テープ15全体を皮膚に貼り付け固定す
る。
【0017】また、本実施例では、剥がし代17a,17b
を有する剥離紙16a,16bを用いたが、必ずしも、剥が
し代は必要ではなく、一般に、剥離紙より、粘着テープ
の方が柔軟性があるので、2枚の剥離紙の分割ラインに
て、粘着テープ側に円皮針ユニットを屈曲させることに
より、容易に剥がすことができるので、このようにして
もよい。
【0018】また、図5に、上記の実施例とは別の態様
を示す。即ち、剥離紙16bに針突出用の小さい孔19を形
成したものにあっては、この孔19より大径のプロテクタ
18を、その中空部18aに針部13を収納して、大粘着テー
プ15ではなく剥離紙16bに接着剤にて接着する。このよ
うにすると、剥離紙16bを剥がす際にプロテクタ18をも
一緒に外すことができるので、より扱いが簡単になる。
【0019】以上説明したように、本実施例によると、
従来のように、台座を使用しない構成なので、低コスト
で製造できる。また、大粘着テープ15は、皮膚に貼り付
けるまで、剥離紙16a,16bに覆われており、粘着面15
aを直接指で摘むことがないので、指にくっつくことが
なく、扱い易い。
【0020】また、大粘着テープ15は台座ではなく、剥
離紙16a,16b上に載置されているので、剥がし易い。
また、剥離紙16a,16bを大きいサイズに形成してある
ので、摘みやすく、扱い易い。また、剥がし代17a,17
bのサイズを左右で異なるようにしているので、剥がし
代を1枚だけ摘む操作がより容易である。
【0021】更に、座部12は大粘着テープ15により覆わ
れているので、皮膚に触れることがなく、かぶれを回避
することができる。
【0022】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、座
部を挟み保持した粘着テープは、剥離紙上に載置されて
いるので、容易に剥がすことができ、剥がした後に、粘
着面に仮止めされて針部を保護しているプロテクタを外
して、針部をつぼにあてがって刺入しつつ、粘着テープ
を皮膚に貼り付けて、容易に施術できる。
【0023】または、プロテクタが剥離紙に固定されて
いる場合は、剥離紙を、粘着テープより剥がす際、同時
にプロテクタをも取り除くことができ、より簡便であ
る。更に、剥離紙を2枚にて分割形成し、剥がし代を設
けた場合には、剥がし代を摘んで剥離紙を粘着テープか
ら、より容易に剥がすことができる。加えて、本考案に
よる円皮針ユニットは、従来のように、台座を使用しな
い構成なので、その分、低コストで製造できるという効
果が得られる。
【0024】また、粘着テープは、皮膚に貼り付けるま
で、剥離紙に覆われており、粘着面を直接指で摘むこと
がないので、指にくっつくことがなく、扱い易いという
効果も得られる。また、粘着テープは台座ではなく、剥
離紙上に載置されているので、剥がし易いという効果も
得られる。
【0025】更に、座部は粘着テープにより覆われてい
るので、皮膚に触れることがなく、かぶれを回避するこ
とができるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例を示す円皮針ユニットの縦断
面図
【図2】 同上の平面図
【図3】 同上の組立を示す斜視図
【図4】 包装状態を示す断面図
【図5】 別の態様を示す円皮針ユニットの縦断面図
【図6】 従来例の円皮針ユニットの平面図
【図7】 同上のB−B断面図
【符号の説明】
11 円皮針 12 座部 13 針部 14 小粘着テープ 14a 粘着面 15 大粘着テープ 15a 粘着面 15b 孔 16a 左側の剥離紙 16b 右側の剥離紙 17a 左側の剥離紙の剥がし代 17b 右側の剥離紙の剥がし代 18 プロテクタ 18a 中空部 19 孔

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】針部の基端に形成された環状の座部を、共
    に針部側に粘着面を向けた2枚の粘着テープにより挟み
    保持して、円皮針を構成する一方、露出した前記粘着面
    に、孔を有する剥離紙を、前記孔より前記針部を突出さ
    せてあてがい、前記針部を、前記針部よりやや長く前記
    孔より小径の筒状のプロテクタの中空部に収納させて、
    該プロテクタの一端を、前記孔を介して前記粘着面に仮
    止めして構成したことを特徴とする円皮針ユニット。
  2. 【請求項2】針部の基端に形成された環状の座部を、共
    に針部側に粘着面を向けた2枚の粘着テープにより挟み
    保持して、円皮針を構成する一方、露出した前記粘着面
    に、針突出用の孔を有する剥離紙を、前記孔より前記針
    部を突出させてあてがい、前記針部を、前記針部よりや
    や長く前記孔より大径の筒状のプロテクタの中空部に収
    納させて、該プロテクタの一端を、前記剥離紙に接着し
    て構成したことを特徴とする円皮針ユニット。
  3. 【請求項3】前記剥離紙が、2枚にて分割形成され、隣
    合ったそれぞれの端部に、剥離面側を向い合せにした剥
    がし代を有することを特徴とする請求項1又は請求項2
    記載の円皮針ユニット。
JP2001091U 1991-03-29 1991-03-29 円皮針ユニット Expired - Lifetime JP2507138Y2 (ja)

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JPH04117635U JPH04117635U (ja) 1992-10-21
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CN105902390A (zh) * 2016-04-11 2016-08-31 杭州元力医疗器械有限公司 防热过敏或防寒冷过敏或防热和寒冷都过敏的一次性使用方便揿针
CN105902392B (zh) * 2016-05-06 2018-07-10 杭州元力医疗器械有限公司 急救与应急用的重叠式方便揿针及压穴物

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