JPH0644383B2 - 磁気ディスクジャケット - Google Patents
磁気ディスクジャケットInfo
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- JPH0644383B2 JPH0644383B2 JP2080489A JP8048990A JPH0644383B2 JP H0644383 B2 JPH0644383 B2 JP H0644383B2 JP 2080489 A JP2080489 A JP 2080489A JP 8048990 A JP8048990 A JP 8048990A JP H0644383 B2 JPH0644383 B2 JP H0644383B2
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- magnetic disk
- liner
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Links
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B23/00—Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
- G11B23/02—Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
- G11B23/03—Containers for flat record carriers
- G11B23/033—Containers for flat record carriers for flexible discs
- G11B23/0332—Containers for flat record carriers for flexible discs for single discs, e.g. envelopes
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B23/00—Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
- G11B23/50—Reconditioning of record carriers; Cleaning of record carriers ; Carrying-off electrostatic charges
- G11B23/505—Reconditioning of record carriers; Cleaning of record carriers ; Carrying-off electrostatic charges of disk carriers
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気ディスクジャケット、更に詳しくは、磁気
ディスクのクリーニング性の向上を図った磁気ディスク
ジャケットに関する。
ディスクのクリーニング性の向上を図った磁気ディスク
ジャケットに関する。
従来の磁気ディスクジャケットは、ケースと、該ケース
に収納された磁気ディスクの表面をクリーニングするよ
うにケースの内面に部分溶着されたライナーとを備えて
構成されている。
に収納された磁気ディスクの表面をクリーニングするよ
うにケースの内面に部分溶着されたライナーとを備えて
構成されている。
上記ライナーは、ケース内面への溶着態様によってその
膨み具合を適宜調整することによりクリーニング性能が
改善され、あるいはライナーから塵埃等が発生しないよ
うになされている。
膨み具合を適宜調整することによりクリーニング性能が
改善され、あるいはライナーから塵埃等が発生しないよ
うになされている。
また、例えば、3.5インチの磁気ディスク用の磁気デ
ィスクジャケットの場合には、ライナーとケースの内面
との間にリフターが取り付けられており、該リフターに
よってライナーを磁気ディスクの表面へ部分的に膨出さ
せて、この膨出部によって磁気ディスクの表面をクリー
ニングするようにしている他、上記対策が採られてい
る。
ィスクジャケットの場合には、ライナーとケースの内面
との間にリフターが取り付けられており、該リフターに
よってライナーを磁気ディスクの表面へ部分的に膨出さ
せて、この膨出部によって磁気ディスクの表面をクリー
ニングするようにしている他、上記対策が採られてい
る。
しかしながら、従来の磁気ディスクジャケットは、単
に、ライナーの膨み具合を調整してクリーニング性能を
改善し、ライナーのケース内面への溶着態様によってラ
イナーに内包される塵埃等の発生を防止したものである
に過ぎず、このような手段でクリーニング機能を向上さ
せるには限界があった。
に、ライナーの膨み具合を調整してクリーニング性能を
改善し、ライナーのケース内面への溶着態様によってラ
イナーに内包される塵埃等の発生を防止したものである
に過ぎず、このような手段でクリーニング機能を向上さ
せるには限界があった。
従って、本発明の目的は、ライナーに塵埃等の除去手段
を新たに付与してクリーニングの性能を向上させると共
に、経時的に安定したクリーニング性能を維持すること
ができる磁気ディスクジャケットを提供することにあ
る。
を新たに付与してクリーニングの性能を向上させると共
に、経時的に安定したクリーニング性能を維持すること
ができる磁気ディスクジャケットを提供することにあ
る。
本発明者らは、ライナーのクリーニングの性能について
種々検討した結果、特定の化合物をライナーに所定量含
有させることによって上記目的を達成し得ることを知見
した。
種々検討した結果、特定の化合物をライナーに所定量含
有させることによって上記目的を達成し得ることを知見
した。
本発明は、上記知見に基づいてなされたもので、ケース
の内面に部分溶着され、該ケース内に収納された磁気デ
ィスクの表面をクリーニングするライナーを備えた磁気
ディスクジャケットにおいて、上記ライナーに、25℃
における粘度が50〜3000センチストークス(cSt)
で且つ分子中にポリエーテル基、またはポリエーテル基
とエポキシ基の両方を有する変性鎖状ポリジメチルシロ
キサンを、上記ライナー1g当り0.001〜0.05
g含有させたことを特徴とする磁気ディスクジャケット
を提供するものである。
の内面に部分溶着され、該ケース内に収納された磁気デ
ィスクの表面をクリーニングするライナーを備えた磁気
ディスクジャケットにおいて、上記ライナーに、25℃
における粘度が50〜3000センチストークス(cSt)
で且つ分子中にポリエーテル基、またはポリエーテル基
とエポキシ基の両方を有する変性鎖状ポリジメチルシロ
キサンを、上記ライナー1g当り0.001〜0.05
g含有させたことを特徴とする磁気ディスクジャケット
を提供するものである。
以下、本発明の磁気ディスクジャケットについて詳述す
る。
る。
本発明の磁気ディスクジャケットは、種々のサイズの磁
気ディスクジャケットに適用することができ、本発明が
適用される各サイズの磁気ディスクジャケットは、基本
的には従来の各サイズの磁気ディスクジャケットと同様
に構成されるものである。ここでは、例えば3.5イン
チの磁気ディスクジャケットに適用した場合について第
1図、第2図を参照しながら本発明を説明する。
気ディスクジャケットに適用することができ、本発明が
適用される各サイズの磁気ディスクジャケットは、基本
的には従来の各サイズの磁気ディスクジャケットと同様
に構成されるものである。ここでは、例えば3.5イン
チの磁気ディスクジャケットに適用した場合について第
1図、第2図を参照しながら本発明を説明する。
本発明の磁気ディスクジャケットは、第1図に示す如
く、下ハーフ11と上ハーフ12とからなるケース1内
に磁気ディスク2を回転自在に収納し、ケース1の先端
縁(磁気ディスクジャケットの装填方向を基準にした先
端側縁)に偏倚する略中央の矩形状のヘッド孔1Aにお
いて磁気ディスク2に情報が記録され、あるいは磁気デ
ィスク2の情報が再生されるように構成されている。上
記ケース1の先端縁にはシャッター3が先端縁に沿って
摺動自在に装着され、情報の記録・再生時にシャッター
3の孔3Aによってケース1のヘッド孔1Aを開閉する
ように構成されている。
く、下ハーフ11と上ハーフ12とからなるケース1内
に磁気ディスク2を回転自在に収納し、ケース1の先端
縁(磁気ディスクジャケットの装填方向を基準にした先
端側縁)に偏倚する略中央の矩形状のヘッド孔1Aにお
いて磁気ディスク2に情報が記録され、あるいは磁気デ
ィスク2の情報が再生されるように構成されている。上
記ケース1の先端縁にはシャッター3が先端縁に沿って
摺動自在に装着され、情報の記録・再生時にシャッター
3の孔3Aによってケース1のヘッド孔1Aを開閉する
ように構成されている。
また、上記下ハーフ11の内面にはリフター4とライナ
ー5とが取り付けられ、また、上記上ハーフ12の内面
にはリフター4と対向させて形成された突起12Cを被
うリフター4が取り付けられ、ケース1に収納された磁
気ディスク2の両面を主に上記リフター4と上記突起1
2Cとの間でクリーニングするように構成されている
(第2図参照)。
ー5とが取り付けられ、また、上記上ハーフ12の内面
にはリフター4と対向させて形成された突起12Cを被
うリフター4が取り付けられ、ケース1に収納された磁
気ディスク2の両面を主に上記リフター4と上記突起1
2Cとの間でクリーニングするように構成されている
(第2図参照)。
また、上記下ハーフ11は、先端縁に偏倚した略中央部
に磁気ヘッドが臨むヘッド孔11Aを有すると共に上記
磁気ディスク2のハブが臨む中央孔11Bを有してい
る。そして、上記ライナー5は、第2図(a)に示す如
く、上記中央孔11Bを囲みヘッド孔11Aに相当する
部分を欠いた略C字形状を呈し、同図(b)に示す上ハー
フ12に溶着されたライナー5とで磁気ディスク2の両
面の記録領域を挟み、磁気ディスク2の両面をクリーニ
ングすることができる幅に成形されている。
に磁気ヘッドが臨むヘッド孔11Aを有すると共に上記
磁気ディスク2のハブが臨む中央孔11Bを有してい
る。そして、上記ライナー5は、第2図(a)に示す如
く、上記中央孔11Bを囲みヘッド孔11Aに相当する
部分を欠いた略C字形状を呈し、同図(b)に示す上ハー
フ12に溶着されたライナー5とで磁気ディスク2の両
面の記録領域を挟み、磁気ディスク2の両面をクリーニ
ングすることができる幅に成形されている。
而して、本発明の磁気ディスクジャケットは、そのライ
ナー5に、25℃における粘度が50〜3000センチ
ストークス(cSt)で且つ分子中にポリエーテル基、また
はポリエーテル基とエポキシ基の両方を有する変性鎖状
ポリジメチルシロキサンを含有させたものである。
ナー5に、25℃における粘度が50〜3000センチ
ストークス(cSt)で且つ分子中にポリエーテル基、また
はポリエーテル基とエポキシ基の両方を有する変性鎖状
ポリジメチルシロキサンを含有させたものである。
上記変性鎖状ポリジメチルシロキサンの25℃における
粘度は、50〜3000cSt であり、より好ましくは5
00〜2000cSt である。25℃における粘度が50
cSt 未満では粘度が小さすぎて上記化合物が磁気ディス
ク2に移行し、磁気ディスク2を汚染する虞れがあり、
また、25℃における粘度が3000cSt を超えるとク
リーニング効果が極めて乏しくなる虞れがある。
粘度は、50〜3000cSt であり、より好ましくは5
00〜2000cSt である。25℃における粘度が50
cSt 未満では粘度が小さすぎて上記化合物が磁気ディス
ク2に移行し、磁気ディスク2を汚染する虞れがあり、
また、25℃における粘度が3000cSt を超えるとク
リーニング効果が極めて乏しくなる虞れがある。
上記変性鎖状ポリジメチルシロキサンは、分子中にポリ
エーテル基、またはポリエーテル基とエポキシ基の両方
を有している。ポリエーテル基を有する変性鎖状ポリジ
メチルシロキサンは、未変性鎖状ポリジメチルシロキサ
ンをエチレンオキサイド及び/またはプロピレンオキサ
イドで変性することによって得ることができ、また、ポ
リエーテル基とエポキシ基との両方を有する変性鎖状ポ
リジメチルシロキサンは、未変性鎖状ポリジメチルシロ
キサンをエチレンオキサイドで変性することによって得
ることができる。このような変性鎖状ポリジメチルシロ
キサンは、未変性鎖状ポリジメチルシロキサンに比して
ライナー5との結合力が強く、磁気ディスクへ移行し難
く、初期の含有量を安定的に保有することができ、経時
的に安定したクリーニングに性能を維持することができ
る。
エーテル基、またはポリエーテル基とエポキシ基の両方
を有している。ポリエーテル基を有する変性鎖状ポリジ
メチルシロキサンは、未変性鎖状ポリジメチルシロキサ
ンをエチレンオキサイド及び/またはプロピレンオキサ
イドで変性することによって得ることができ、また、ポ
リエーテル基とエポキシ基との両方を有する変性鎖状ポ
リジメチルシロキサンは、未変性鎖状ポリジメチルシロ
キサンをエチレンオキサイドで変性することによって得
ることができる。このような変性鎖状ポリジメチルシロ
キサンは、未変性鎖状ポリジメチルシロキサンに比して
ライナー5との結合力が強く、磁気ディスクへ移行し難
く、初期の含有量を安定的に保有することができ、経時
的に安定したクリーニングに性能を維持することができ
る。
本発明の磁気ディスクジャケットは、ライナー5に、上
記化合物をライナー1g当り0.001〜0.05g、
より好ましくは0.003〜0.02g含有させたもの
である。含有量が0.01g未満では上記化合物を含有
させる意義がなく、また、含有量が0.05gを超える
と多すぎて上記化合物が磁気ディスク2へ移行し、却っ
てライナー5によるクリーニングの性能を阻害する虞れ
がある。
記化合物をライナー1g当り0.001〜0.05g、
より好ましくは0.003〜0.02g含有させたもの
である。含有量が0.01g未満では上記化合物を含有
させる意義がなく、また、含有量が0.05gを超える
と多すぎて上記化合物が磁気ディスク2へ移行し、却っ
てライナー5によるクリーニングの性能を阻害する虞れ
がある。
上述の如く、上記変性鎖状ポリジメチルシロキサンをラ
イナー5に所定量含有させることにより、ライナー5自
体によるクリーニング性能と相俟って磁気ディスクの表
面に付着する塵埃等を一層効果的に除去すると共に、ラ
イナー5から磁気ディスクへ移行せず安定したクリーニ
ング性能を維持することができる。しかも、上記化合物
によってライナー5内に内包された塵埃等をライナー5
から遊離しないようにライナー5内に固定することがで
きる。尚、未変性鎖状ポリジメチルシロキサンを変性鎖
状ポリジメチルシロキサンと同様にライナー5に含有さ
せたものであってもライナー5によるクリーニング性能
は従来のものよりも格段に優れたものである。
イナー5に所定量含有させることにより、ライナー5自
体によるクリーニング性能と相俟って磁気ディスクの表
面に付着する塵埃等を一層効果的に除去すると共に、ラ
イナー5から磁気ディスクへ移行せず安定したクリーニ
ング性能を維持することができる。しかも、上記化合物
によってライナー5内に内包された塵埃等をライナー5
から遊離しないようにライナー5内に固定することがで
きる。尚、未変性鎖状ポリジメチルシロキサンを変性鎖
状ポリジメチルシロキサンと同様にライナー5に含有さ
せたものであってもライナー5によるクリーニング性能
は従来のものよりも格段に優れたものである。
本発明の磁気ディスクジャケットによれば、ライナーが
回転する磁気ディスクに接触する間に、ライナーに含有
させた変性鎖状ポリジメチルシロキサンを介して磁気デ
ィスクの表面に付着した塵埃等を除去する。
回転する磁気ディスクに接触する間に、ライナーに含有
させた変性鎖状ポリジメチルシロキサンを介して磁気デ
ィスクの表面に付着した塵埃等を除去する。
次に、本発明を下記実施例に基づいて具体的に説明す
る。尚、本発明は下記実施例に何等制限されるものでは
ない。
る。尚、本発明は下記実施例に何等制限されるものでは
ない。
実施例1〜6 本実施例では、ライナー5に、市販のポリエーテル変性
鎖状ポリジメチルシロキサン(東芝シリコーン(株)製T
SF4452)を下記第1表に示す如く含有量を変化さ
せて発明品1〜3を作成した。
鎖状ポリジメチルシロキサン(東芝シリコーン(株)製T
SF4452)を下記第1表に示す如く含有量を変化さ
せて発明品1〜3を作成した。
また、同様に、ライナー5に、市販のエポキシ−ポリエ
ーテル変性鎖状ポリジメチルシロキサン(信越化学工業
(株)製X−60−164)を下記第1表に示す如く含有
量を変化させて発明品4〜6を作成した。
ーテル変性鎖状ポリジメチルシロキサン(信越化学工業
(株)製X−60−164)を下記第1表に示す如く含有
量を変化させて発明品4〜6を作成した。
比較例1〜3 本比較例は、発明品1〜6と比較するためのもので、ラ
イナー5に未変性鎖状ポリジメチルシロキサンを下記第
1表に示す如く含有量を変化させて比較品1〜3を作成
した。
イナー5に未変性鎖状ポリジメチルシロキサンを下記第
1表に示す如く含有量を変化させて比較品1〜3を作成
した。
本発明品1〜6及び比較品1〜3について下記要領でク
リーニングの性能試験及びシリコーン油の磁気ディスク
2への移行性に関する試験を行い、それぞれの結果を下
記第1表に示した。
リーニングの性能試験及びシリコーン油の磁気ディスク
2への移行性に関する試験を行い、それぞれの結果を下
記第1表に示した。
クリーニングの性能試験 本試験は、磁気ヘッドが臨むヘッド孔1Aに拡大カメラ
を臨ませて、ヘッド孔1A内に位置する本発明品及び比
較品の各磁気ディスク2の表面に残存する塵埃等の数を
1個ずつ計数することによって各ライナー5のクリーニ
ングの性能を検査するものであり、具体的には次の如く
行った。
を臨ませて、ヘッド孔1A内に位置する本発明品及び比
較品の各磁気ディスク2の表面に残存する塵埃等の数を
1個ずつ計数することによって各ライナー5のクリーニ
ングの性能を検査するものであり、具体的には次の如く
行った。
まず、磁気ディスクを24rpm の回転速度で回転させ、
この際、磁気ディスクが1回転する間に上記ヘッド孔1
Aに現れた磁気ディスク2の表面をカメラで25回連続
的に撮影してこれらの各撮影部位に残存する塵埃等を1
個ずつ計数して各撮影部位における塵埃等の残存数を検
査して磁気ディスク2の表面全体の計数値を加算する。
この際、磁気ディスクが1回転する間に上記ヘッド孔1
Aに現れた磁気ディスク2の表面をカメラで25回連続
的に撮影してこれらの各撮影部位に残存する塵埃等を1
個ずつ計数して各撮影部位における塵埃等の残存数を検
査して磁気ディスク2の表面全体の計数値を加算する。
尚、下記第1表における各数値は、薬品処理を施さない
ライナー5を有する磁気ディスクジャケットの磁気ディ
スク2面における塵埃の存在量を100としたときの相
対値である。従って、数値が小さい程磁気ディスク面に
おける塵埃の存在量が少なくクリーニングの性能に優れ
ていることを表している。
ライナー5を有する磁気ディスクジャケットの磁気ディ
スク2面における塵埃の存在量を100としたときの相
対値である。従って、数値が小さい程磁気ディスク面に
おける塵埃の存在量が少なくクリーニングの性能に優れ
ていることを表している。
シリコーン油の磁気ディスクへの移行性試験 本試験は、磁気ディスクジャケットに挿入された磁気デ
ィスク2を一定環境下で一定時間回転させた後、本発明
品及び比較品の各磁気ディスク2と磁気ヘッドとの動摩
擦係数を測定し、その数値の大小からシリコーン油の磁
気ディスク2への移行性を検査するものであり、具体的
には次の如く行った。
ィスク2を一定環境下で一定時間回転させた後、本発明
品及び比較品の各磁気ディスク2と磁気ヘッドとの動摩
擦係数を測定し、その数値の大小からシリコーン油の磁
気ディスク2への移行性を検査するものであり、具体的
には次の如く行った。
まず、40℃、80%RHの環境下において10日間磁気
ディスク2を300rpm の回転速度で回転させる。次
に、磁気ディスク2を磁気ディスクジャケットから取り
出し、25℃、50%RHの環境下において磁気ディスク
2を300rpm の回転速度を保ちつつ回転させながら磁
気ヘッドを磁気ディスク2の両面から30gの荷重で圧
接させる。この時、300rpm の回転速度を保つために
はモーターに通ずる電流を増加する必要があるが、その
電流値の増加分から動摩擦力を逆算して求め、この動摩
擦力から動摩擦係数を計算する。
ディスク2を300rpm の回転速度で回転させる。次
に、磁気ディスク2を磁気ディスクジャケットから取り
出し、25℃、50%RHの環境下において磁気ディスク
2を300rpm の回転速度を保ちつつ回転させながら磁
気ヘッドを磁気ディスク2の両面から30gの荷重で圧
接させる。この時、300rpm の回転速度を保つために
はモーターに通ずる電流を増加する必要があるが、その
電流値の増加分から動摩擦力を逆算して求め、この動摩
擦力から動摩擦係数を計算する。
尚、下記第1表における各数値は、薬品処理を施さない
ライナーに有する磁気ディスクジャケットを用いて試験
を行った磁気ディスク2の動摩擦係数を100としたと
きの相対値である。従って、数値が100に近いほど薬
品の移行性が低いことを表している。
ライナーに有する磁気ディスクジャケットを用いて試験
を行った磁気ディスク2の動摩擦係数を100としたと
きの相対値である。従って、数値が100に近いほど薬
品の移行性が低いことを表している。
(1)クリーニングの性能試験の結果 下記第1表に示す測定結果によれば、相対値は本発明品
1〜3では16〜22、本発明品4〜6では21〜2
5、比較品1〜3では19〜23とほぼ同等に低く、シ
リコーン油の変性、未変性によらずクリーニング性能に
優れていることが判る。
1〜3では16〜22、本発明品4〜6では21〜2
5、比較品1〜3では19〜23とほぼ同等に低く、シ
リコーン油の変性、未変性によらずクリーニング性能に
優れていることが判る。
(2)シリコーン油の移行性試験の結果 第1表に示すシリコーン油の磁気ディスク2への移行性
試験の測定結果によれば、その相対値は本発明品1〜6
ではほぼ100に等しいが、比較品1〜3では111〜
115と高い数値になっており、未変性シリコーン油に
比して変性シリコーン油は磁気ディスク2への移行性が
低いことが判る。
試験の測定結果によれば、その相対値は本発明品1〜6
ではほぼ100に等しいが、比較品1〜3では111〜
115と高い数値になっており、未変性シリコーン油に
比して変性シリコーン油は磁気ディスク2への移行性が
低いことが判る。
従って、本発明品1〜6は、クリーニング性能に優れて
いると共にライナー5に変性シリコーン油を安定的に保
有され経時的に安定したクリーニング性能を維持し得る
ことが判る。
いると共にライナー5に変性シリコーン油を安定的に保
有され経時的に安定したクリーニング性能を維持し得る
ことが判る。
〔発明の効果〕 本発明の磁気ディスクジャケットは、ライナーがポリエ
ーテル基、またはポリエーテル基とエポキシ基との両方
を有する変性鎖状ポリジメチルシロキサンを含有するた
め、ライナーに塵埃等に対するクリーニング性能が一層
優れ且つ含有物の磁気ディスクへの移行性が低く経時的
に安定したクリーニング性能を維持することができるも
のである。
ーテル基、またはポリエーテル基とエポキシ基との両方
を有する変性鎖状ポリジメチルシロキサンを含有するた
め、ライナーに塵埃等に対するクリーニング性能が一層
優れ且つ含有物の磁気ディスクへの移行性が低く経時的
に安定したクリーニング性能を維持することができるも
のである。
第1図は本発明の磁気ディスクジャケットの一実施例を
示す平面図、第2図(a)、(b)はそれぞれ第1図に示す磁
気ディスクジャケットの下ハーフ及び上ハーフの内面を
示す平面図で、同図(a)はリフターを有する下ハーフを
示す図、同図(b)はライナーを取り付ける前の上ハーフ
を示す図である。 1;ケース、5;ライナー
示す平面図、第2図(a)、(b)はそれぞれ第1図に示す磁
気ディスクジャケットの下ハーフ及び上ハーフの内面を
示す平面図で、同図(a)はリフターを有する下ハーフを
示す図、同図(b)はライナーを取り付ける前の上ハーフ
を示す図である。 1;ケース、5;ライナー
フロントページの続き (72)発明者 新家 昌彦 栃木県芳賀郡市貝町大字赤羽2606 花王株 式会社情報科学研究所内 (56)参考文献 特開 昭60−236182(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】ケースの内面に部分溶着され、該ケース内
に収納された磁気ディスクの表面をクリーニングするラ
イナーを備えた磁気ディスクジャケットにおいて、上記
ライナーに、25℃における粘度が50〜3000セン
チストークス(cSt)で且つ分子中にポリエーテル基、ま
たはポリエーテル基とエポキシ基の両方を有する変性鎖
状ポリジメチルシロキサンを、上記ライナー1g当り
0.001〜0.05g含有させたことを特徴とする磁
気ディスクジャケット。
Priority Applications (5)
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---|---|---|---|
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