JPH0636500A - 磁気ディスクジャケット - Google Patents
磁気ディスクジャケットInfo
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- JPH0636500A JPH0636500A JP4191124A JP19112492A JPH0636500A JP H0636500 A JPH0636500 A JP H0636500A JP 4191124 A JP4191124 A JP 4191124A JP 19112492 A JP19112492 A JP 19112492A JP H0636500 A JPH0636500 A JP H0636500A
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Links
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B23/00—Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
- G11B23/02—Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
- G11B23/03—Containers for flat record carriers
- G11B23/033—Containers for flat record carriers for flexible discs
- G11B23/0332—Containers for flat record carriers for flexible discs for single discs, e.g. envelopes
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B23/00—Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
- G11B23/50—Reconditioning of record carriers; Cleaning of record carriers ; Carrying-off electrostatic charges
- G11B23/505—Reconditioning of record carriers; Cleaning of record carriers ; Carrying-off electrostatic charges of disk carriers
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ライナーの塵埃の捕集性を高め、そのクリー
ニング性能を向上させると共に、ライナー材に含まれる
処理剤等の移行を防止して磁気ディスク面への動摩擦係
数を安定なものとすることができる磁気ディスクジャケ
ットを提供すること。 【構成】 磁気ディスクをクリーニングするライナーを
ジャケット本体の内面に有する磁気ディスクジャケット
において、上記ライナーは、そのライナー材1kg当た
り、粘度が50〜3000cSt(温度25℃)の変性
鎖状ポリジメチルシロキサン(但し、分子中にヒドロキ
シル基、アミノ基、メルカプト基、カルボキシル基、α
−メチルスチレン基、α−オレフィン基、フッ素、アル
キル基及び高級脂肪酸基、メタアクリル基、アクリル
基、ポリエーテル基、及びエポキシ基の少なくとも1以
上の基を有する。)を0.01〜1g含んでいることを
特徴とする。
ニング性能を向上させると共に、ライナー材に含まれる
処理剤等の移行を防止して磁気ディスク面への動摩擦係
数を安定なものとすることができる磁気ディスクジャケ
ットを提供すること。 【構成】 磁気ディスクをクリーニングするライナーを
ジャケット本体の内面に有する磁気ディスクジャケット
において、上記ライナーは、そのライナー材1kg当た
り、粘度が50〜3000cSt(温度25℃)の変性
鎖状ポリジメチルシロキサン(但し、分子中にヒドロキ
シル基、アミノ基、メルカプト基、カルボキシル基、α
−メチルスチレン基、α−オレフィン基、フッ素、アル
キル基及び高級脂肪酸基、メタアクリル基、アクリル
基、ポリエーテル基、及びエポキシ基の少なくとも1以
上の基を有する。)を0.01〜1g含んでいることを
特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ディスクジャケット
に関するものであり、より詳しくは、ライナーの塵埃の
捕集性を高めて、磁気ディスクのクリーニング性の向上
を図った磁気ディスクジャケットに関する。
に関するものであり、より詳しくは、ライナーの塵埃の
捕集性を高めて、磁気ディスクのクリーニング性の向上
を図った磁気ディスクジャケットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気ディスクジャケットは、磁気
ディスクをクリーニングするライナーをジャケット本体
の内面に有した構成になっている。上記ライナーは、ジ
ャケット本体の内面への溶着態様によってその膨み具合
を適宜調整することによりクリーニング性能の改善が図
られ、或いはライナーから捕集した塵埃等が再発生しな
いようになされている。また、3.5インチの磁気ディ
スク用の磁気ディスクジャケットの場合には、ライナー
とジャケット本体の内面との間にリフターが取り付けら
れており、該リフターによってライナーを磁気ディスク
の表面へ部分的に膨出させて、この膨出部によって磁気
ディスクの表面をクリーニングするようにしている。
ディスクをクリーニングするライナーをジャケット本体
の内面に有した構成になっている。上記ライナーは、ジ
ャケット本体の内面への溶着態様によってその膨み具合
を適宜調整することによりクリーニング性能の改善が図
られ、或いはライナーから捕集した塵埃等が再発生しな
いようになされている。また、3.5インチの磁気ディ
スク用の磁気ディスクジャケットの場合には、ライナー
とジャケット本体の内面との間にリフターが取り付けら
れており、該リフターによってライナーを磁気ディスク
の表面へ部分的に膨出させて、この膨出部によって磁気
ディスクの表面をクリーニングするようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
磁気ディスクジャケットは、単に、ライナーの膨み具合
を調整してクリーニング性能を改善し、ライナーのジャ
ケット本体内面への溶着態様によってライナーに内包さ
れる塵埃等の発生を防止したものであるに過ぎず、この
ような手段でクリーニング機能を向上させるには限界が
あった。また、ライナー材には種々の処理剤が添加され
るが、これらの処理剤を使用した場合、回転する磁気デ
ィスク面に処理剤が移行し、ライナーと磁気ディスクと
の動摩擦係数を初期の状態より上昇させるという問題も
あった。従って、本発明の目的は、ライナーの塵埃の捕
集性を高め、そのクリーニング性能を向上させると共
に、ライナー材に含まれる処理剤等の移行を防止して磁
気ディスク面への動摩擦係数を安定なものとすることが
できる磁気ディスクジャケットを提供することにある。
磁気ディスクジャケットは、単に、ライナーの膨み具合
を調整してクリーニング性能を改善し、ライナーのジャ
ケット本体内面への溶着態様によってライナーに内包さ
れる塵埃等の発生を防止したものであるに過ぎず、この
ような手段でクリーニング機能を向上させるには限界が
あった。また、ライナー材には種々の処理剤が添加され
るが、これらの処理剤を使用した場合、回転する磁気デ
ィスク面に処理剤が移行し、ライナーと磁気ディスクと
の動摩擦係数を初期の状態より上昇させるという問題も
あった。従って、本発明の目的は、ライナーの塵埃の捕
集性を高め、そのクリーニング性能を向上させると共
に、ライナー材に含まれる処理剤等の移行を防止して磁
気ディスク面への動摩擦係数を安定なものとすることが
できる磁気ディスクジャケットを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁気ディスク
をクリーニングするライナーをジャケット本体の内面に
有する磁気ディスクジャケットにおいて、上記ライナー
は、そのライナー材1kg当たり、粘度が50〜300
0cSt(温度25℃)の変性鎖状ポリジメチルシロキ
サン(但し、分子中にヒドロキシル基、アミノ基、メル
カプト基、カルボキシル基、α−メチルスチレン基、α
−オレフィン基、フッ素、アルキル基及び高級脂肪酸
基、メタアクリル基、アクリル基、ポリエーテル基、及
びエポキシ基の少なくとも1以上の基を有する。)を
0.01〜1g含んでいることを特徴とする磁気ディス
クジャケットを提供することにより上記目的を達成した
ものである。
をクリーニングするライナーをジャケット本体の内面に
有する磁気ディスクジャケットにおいて、上記ライナー
は、そのライナー材1kg当たり、粘度が50〜300
0cSt(温度25℃)の変性鎖状ポリジメチルシロキ
サン(但し、分子中にヒドロキシル基、アミノ基、メル
カプト基、カルボキシル基、α−メチルスチレン基、α
−オレフィン基、フッ素、アルキル基及び高級脂肪酸
基、メタアクリル基、アクリル基、ポリエーテル基、及
びエポキシ基の少なくとも1以上の基を有する。)を
0.01〜1g含んでいることを特徴とする磁気ディス
クジャケットを提供することにより上記目的を達成した
ものである。
【0005】本発明の磁気ディスクジャケットは、種々
のサイズの磁気ディスクジャケットに適用することがで
き、本発明が適用される各サイズの磁気ディスクジャケ
ットは、基本的には従来の各サイズの磁気ディスクジャ
ケットと同様に構成されるものである。ここでは、例え
ば3.5インチの磁気ディスクジャケットに適用した場
合について第1図乃至第3図を参照しながら本発明を説
明する。図1は、本発明の磁気ディスクジャケットの平
面図、図2は、図1のジャケット本体の内面図、図3
は、磁気ディスクメデアの動摩擦係数を測定する装置の
要部斜視図、及び図4(a) 及び(b) は、ライナー材から
の処理剤の移行性評価するためのセットの平面図及び断
面図である。本発明の磁気ディスクジャケットは、第1
図及び図2に示す如く、磁気ディスク2をクリーニング
するライナー3をジャケット本体4の内面に有するもの
であり、この点においては公知の磁気ディスクジャケッ
トと同様である。
のサイズの磁気ディスクジャケットに適用することがで
き、本発明が適用される各サイズの磁気ディスクジャケ
ットは、基本的には従来の各サイズの磁気ディスクジャ
ケットと同様に構成されるものである。ここでは、例え
ば3.5インチの磁気ディスクジャケットに適用した場
合について第1図乃至第3図を参照しながら本発明を説
明する。図1は、本発明の磁気ディスクジャケットの平
面図、図2は、図1のジャケット本体の内面図、図3
は、磁気ディスクメデアの動摩擦係数を測定する装置の
要部斜視図、及び図4(a) 及び(b) は、ライナー材から
の処理剤の移行性評価するためのセットの平面図及び断
面図である。本発明の磁気ディスクジャケットは、第1
図及び図2に示す如く、磁気ディスク2をクリーニング
するライナー3をジャケット本体4の内面に有するもの
であり、この点においては公知の磁気ディスクジャケッ
トと同様である。
【0006】而かして、本発明の磁気ディスクジャケッ
ト1のライナー3は、そのライナー材1kg当たり、粘
度が50〜3000cSt(温度25℃)で、且つ分子
中にヒドロキシル基、アミノ基、メルカプト基、カルボ
キシル基、α−メチルスチレン基、α−オレフィン基、
フッ素、アルキル基及び高級脂肪酸基、メタアクリル
基、アクリル基、ポリエーテル基、及びエポキシ基の少
なくとも1以上の基を有してなる変性鎖状ポリジメチル
シロキサンを0.01〜1g含んでいる。
ト1のライナー3は、そのライナー材1kg当たり、粘
度が50〜3000cSt(温度25℃)で、且つ分子
中にヒドロキシル基、アミノ基、メルカプト基、カルボ
キシル基、α−メチルスチレン基、α−オレフィン基、
フッ素、アルキル基及び高級脂肪酸基、メタアクリル
基、アクリル基、ポリエーテル基、及びエポキシ基の少
なくとも1以上の基を有してなる変性鎖状ポリジメチル
シロキサンを0.01〜1g含んでいる。
【0007】本発明に係る磁気ディスクジャケットを更
に説明すると、図2に示す如く、ライナー3は略C字形
状に形成され、ヘッドウインド5を除く、ジャケット本
体4の内面に貼り付けられる。ライナー3の材料は、従
来から用いられるライナー材であれば、その使用に特に
制限されることはなく、既に公知の不織布、織布、シー
ト状物等を用いることができ、その素材には天然繊維、
熱可塑性樹脂繊維等を用いることができる。ライナー2
の処理剤である上記変性鎖状ポリジメチルシロキサン
は、25℃における粘度が、50〜3000cSt であ
り、より好ましくは500〜2000cSt である。25
℃における粘度が50cSt 未満では粘度が小さすぎて上
記処理剤が磁気ディスク2に移行し、磁気ディスク2を
汚染する虞れがあり、また、25℃における粘度が30
00cSt を超えるとクリーニング効果が極めて乏しくな
る虞れがある。
に説明すると、図2に示す如く、ライナー3は略C字形
状に形成され、ヘッドウインド5を除く、ジャケット本
体4の内面に貼り付けられる。ライナー3の材料は、従
来から用いられるライナー材であれば、その使用に特に
制限されることはなく、既に公知の不織布、織布、シー
ト状物等を用いることができ、その素材には天然繊維、
熱可塑性樹脂繊維等を用いることができる。ライナー2
の処理剤である上記変性鎖状ポリジメチルシロキサン
は、25℃における粘度が、50〜3000cSt であ
り、より好ましくは500〜2000cSt である。25
℃における粘度が50cSt 未満では粘度が小さすぎて上
記処理剤が磁気ディスク2に移行し、磁気ディスク2を
汚染する虞れがあり、また、25℃における粘度が30
00cSt を超えるとクリーニング効果が極めて乏しくな
る虞れがある。
【0008】上記変性鎖状ポリジメチルシロキサンは、
分子中に活性水素、水酸基、アミノ基、メルカプト基、
カルボキシル基、α−メチルスチレン基、α−オレフィ
ン基、フッ素、アルキル基及び高級脂肪酸基、メタアク
リル基、アクリル基、ポリエーテル基、及びエポキシ基
の少なくとも1以上の変性基を有している。変性鎖状ポ
リジメチルシロキサンは、未変性鎖状ポリジメチルシロ
キサンに比してライナー材との結合力が強く、磁気ディ
スク2へ移行し難く、初期の含有量を安定的に保有する
ことができ、経時的に安定したクリーニング性能を維持
することができる。上記変性鎖状ポリジメチルシロキサ
ンはライナー材1kg当り0.01〜1g、より好まし
くは0.03〜0.5g含有させたものである。含有量
が0.01g未満では上記処理剤による効果が低下し捕
集性が悪くなり、また、含有量が1gを超えると多すぎ
て上記処理剤が磁気ディスク2へ移行し、却ってライナ
ー3のクリーニング性能を阻害する虞れがある。
分子中に活性水素、水酸基、アミノ基、メルカプト基、
カルボキシル基、α−メチルスチレン基、α−オレフィ
ン基、フッ素、アルキル基及び高級脂肪酸基、メタアク
リル基、アクリル基、ポリエーテル基、及びエポキシ基
の少なくとも1以上の変性基を有している。変性鎖状ポ
リジメチルシロキサンは、未変性鎖状ポリジメチルシロ
キサンに比してライナー材との結合力が強く、磁気ディ
スク2へ移行し難く、初期の含有量を安定的に保有する
ことができ、経時的に安定したクリーニング性能を維持
することができる。上記変性鎖状ポリジメチルシロキサ
ンはライナー材1kg当り0.01〜1g、より好まし
くは0.03〜0.5g含有させたものである。含有量
が0.01g未満では上記処理剤による効果が低下し捕
集性が悪くなり、また、含有量が1gを超えると多すぎ
て上記処理剤が磁気ディスク2へ移行し、却ってライナ
ー3のクリーニング性能を阻害する虞れがある。
【0009】このように構成された磁気ディスクジャケ
ットでは、上記処理剤によりライナー2自体のクリーニ
ング性能を高め、磁気ディスクの表面に付着する塵埃等
を一層効果的に除去する。また、上記処理剤はライナー
2に過剰に含まれず、しかも、上記処理剤によってライ
ナー3内に内包された塵埃等をライナー3から遊離しな
いようにライナー3に固定することができる。このた
め、ライナー2は安定したクリーニング性能を維持する
ことができる。
ットでは、上記処理剤によりライナー2自体のクリーニ
ング性能を高め、磁気ディスクの表面に付着する塵埃等
を一層効果的に除去する。また、上記処理剤はライナー
2に過剰に含まれず、しかも、上記処理剤によってライ
ナー3内に内包された塵埃等をライナー3から遊離しな
いようにライナー3に固定することができる。このた
め、ライナー2は安定したクリーニング性能を維持する
ことができる。
【0010】
【作用】一定の粘度を有する変性鎖状ポリジメチルシロ
キサンをライナー材に極微量添加すると、磁気ディスク
からの塵埃の捕集性がよくなると共に、そのシロキサン
自身の磁気ディスクメデアへの移行性がない。
キサンをライナー材に極微量添加すると、磁気ディスク
からの塵埃の捕集性がよくなると共に、そのシロキサン
自身の磁気ディスクメデアへの移行性がない。
【0011】
【実施例】次に、本発明を下記実施例に基づいて具体的
に説明する。尚、本発明は下記実施例に何等制限される
ものではない。 実施例1 本実施例では、ライナー材にポリエーテル変性鎖状ポリ
ジメチルシロキサン(粘度1000cSt(at25℃) )を下
記第1表に示す如く含有量を変化させて実施サンプル1
〜5及び比較サンプル1を作製した。これらのサンプル
を以下の方法で捕集性を評価し、表1に示した。 〔捕集性の評価方法〕 30〜70μmのケイ砂をヘッドウインド部よりメデ
ア上に投入し、投入したケイ砂の個数をカウント
(N0 )する。 メデアを1回転させる(ケイ砂をライナーに捕捉)。 20Gの衝撃を与える。 メデア上に放出されたケイ砂の個数をカウント(N)
する。 乃至を20枚のサンプルについて繰り返し行う。
その平均値より、下記数1の式に基づいて捕集率を求め
る。
に説明する。尚、本発明は下記実施例に何等制限される
ものではない。 実施例1 本実施例では、ライナー材にポリエーテル変性鎖状ポリ
ジメチルシロキサン(粘度1000cSt(at25℃) )を下
記第1表に示す如く含有量を変化させて実施サンプル1
〜5及び比較サンプル1を作製した。これらのサンプル
を以下の方法で捕集性を評価し、表1に示した。 〔捕集性の評価方法〕 30〜70μmのケイ砂をヘッドウインド部よりメデ
ア上に投入し、投入したケイ砂の個数をカウント
(N0 )する。 メデアを1回転させる(ケイ砂をライナーに捕捉)。 20Gの衝撃を与える。 メデア上に放出されたケイ砂の個数をカウント(N)
する。 乃至を20枚のサンプルについて繰り返し行う。
その平均値より、下記数1の式に基づいて捕集率を求め
る。
【0012】
【数1】
【0013】
【表1】
【0014】実施例2 実施例1での実施サンプル5の他に、実施例1で用いた
変性鎖状ポリジメチルシロキサンを用いて更に、実施サ
ンプル6、7及び比較サンプル3、4を作製した。これ
らのサンプルを以下の方法で処理剤の移行性を評価し、
表2に示した。 〔処理剤移行性の評価方法〕 図3に示す動摩擦係数測定装置で、磁気ディスクメデ
ア2の動摩擦係数を測定する。 図4に示す如く、磁気ディスクメデア2と上記サンプ
ル3’とを重ね、従来の処理剤が無添加のライナー6、
6を介して、荷重10g/cm2 で挟圧し、温度40℃
で湿度80%の条件下に1か月間保存する。 保存した磁気ディスクメデアと保存前の磁気ディスク
メデアとをの装置によって動摩擦係数を測定する。 保存前のメデアの摩擦係数値に対する保存後のメデア
の摩擦係数値の上昇率をライナー処理剤の移行性の評価
とした。
変性鎖状ポリジメチルシロキサンを用いて更に、実施サ
ンプル6、7及び比較サンプル3、4を作製した。これ
らのサンプルを以下の方法で処理剤の移行性を評価し、
表2に示した。 〔処理剤移行性の評価方法〕 図3に示す動摩擦係数測定装置で、磁気ディスクメデ
ア2の動摩擦係数を測定する。 図4に示す如く、磁気ディスクメデア2と上記サンプ
ル3’とを重ね、従来の処理剤が無添加のライナー6、
6を介して、荷重10g/cm2 で挟圧し、温度40℃
で湿度80%の条件下に1か月間保存する。 保存した磁気ディスクメデアと保存前の磁気ディスク
メデアとをの装置によって動摩擦係数を測定する。 保存前のメデアの摩擦係数値に対する保存後のメデア
の摩擦係数値の上昇率をライナー処理剤の移行性の評価
とした。
【0015】
【表2】
【0016】
【発明の効果】本発明に係る磁気ディスクジャケット
は、ライナーの塵埃の捕集性を高め、そのクリーニング
性能を向上させると共に、ライナー材に含まれる処理剤
等の移行を防止して磁気ディスク面への動摩擦係数を安
定なものとすることができる。
は、ライナーの塵埃の捕集性を高め、そのクリーニング
性能を向上させると共に、ライナー材に含まれる処理剤
等の移行を防止して磁気ディスク面への動摩擦係数を安
定なものとすることができる。
【図1】本発明に係る磁気ディスクジャケットの平面図
である。
である。
【図2】図1のジャケット本体の内面図である。
【図3】磁気ディスクメデアの動摩擦係数を測定する装
置の要部斜視図である。
置の要部斜視図である。
【図4】(a) 及び(b) は、ライナー材からの処理剤の移
行性評価するためのセットの平面図及び断面図である。
行性評価するためのセットの平面図及び断面図である。
1 磁気ディスクジャケット 2 磁気ディスク 3 ライナー 4 ジャケット本体 5 ヘッドウインド
Claims (1)
- 【請求項1】 磁気ディスクをクリーニングするライナ
ーをジャケット本体の内面に有する磁気ディスクジャケ
ットにおいて、上記ライナーは、そのライナー材1kg
当たり、粘度が50〜3000cSt(温度25℃)の
変性鎖状ポリジメチルシロキサン(但し、分子中にヒド
ロキシル基、アミノ基、メルカプト基、カルボキシル
基、α−メチルスチレン基、α−オレフィン基、フッ
素、アルキル基及び高級脂肪酸基、メタアクリル基、ア
クリル基、ポリエーテル基、及びエポキシ基の少なくと
も1以上の基を有する。)を0.01〜1g含んでいる
ことを特徴とする磁気ディスクジャケット。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4191124A JPH0636500A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 磁気ディスクジャケット |
US08/074,467 US5379173A (en) | 1992-07-17 | 1993-06-10 | Magnetic disk jacket |
DE4322822A DE4322822A1 (de) | 1992-07-17 | 1993-07-08 | Magnetplattenhülle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4191124A JPH0636500A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 磁気ディスクジャケット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0636500A true JPH0636500A (ja) | 1994-02-10 |
Family
ID=16269270
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4191124A Pending JPH0636500A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 磁気ディスクジャケット |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5379173A (ja) |
JP (1) | JPH0636500A (ja) |
DE (1) | DE4322822A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996019805A1 (fr) * | 1994-12-22 | 1996-06-27 | Sony Corporation | Cartouche pour disque |
JP2004030705A (ja) * | 2002-06-21 | 2004-01-29 | Fuji Photo Film Co Ltd | 磁気ディスクカートリッジ |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA1057396A (en) * | 1974-10-07 | 1979-06-26 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Self-lubricating magnetic recording diskette |
JPS61165871A (ja) * | 1985-01-14 | 1986-07-26 | Fuji Photo Film Co Ltd | 情報記録媒体の収納容器 |
JPS6344285U (ja) * | 1986-09-09 | 1988-03-24 | ||
JPH0644383B2 (ja) * | 1990-03-28 | 1994-06-08 | 花王株式会社 | 磁気ディスクジャケット |
US5060105B1 (en) * | 1990-04-16 | 1996-12-03 | Int Paper Co | Hybrid nonwoven diskette liner |
-
1992
- 1992-07-17 JP JP4191124A patent/JPH0636500A/ja active Pending
-
1993
- 1993-06-10 US US08/074,467 patent/US5379173A/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-07-08 DE DE4322822A patent/DE4322822A1/de not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE4322822A1 (de) | 1994-01-20 |
US5379173A (en) | 1995-01-03 |
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