JPH0644364B2 - 光磁気記録再生装置 - Google Patents
光磁気記録再生装置Info
- Publication number
- JPH0644364B2 JPH0644364B2 JP26012085A JP26012085A JPH0644364B2 JP H0644364 B2 JPH0644364 B2 JP H0644364B2 JP 26012085 A JP26012085 A JP 26012085A JP 26012085 A JP26012085 A JP 26012085A JP H0644364 B2 JPH0644364 B2 JP H0644364B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic field
- recording
- permanent magnet
- erasing
- generating means
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、光磁気記録再生装置に関するもので、特に、
その磁界発生手段に関するものである。
その磁界発生手段に関するものである。
従来の技術 従来、この種の光磁気記録再生装置の磁界発生手段とし
ては、鉄芯にコイルを巻き、これに通電することにより
発生する磁界を利用するものが考えられている。
ては、鉄芯にコイルを巻き、これに通電することにより
発生する磁界を利用するものが考えられている。
第4図にその一例を示す。1はディスクで、モータ2の
ターンテーブル3上にセンターボス4により調芯されて
固定されている。5はディスク1に信号を記録/再生も
しくは消去可能なピックアップで、図中矢印方向に移動
可能に構成されている。6は磁界発生手段で、鉄芯7に
ボビン8を介してコイル9を巻いたものであり、これが
ディスク1の記録帯を覆うように配置されている。コイ
ル9の通電動作により、記録もしくは消去に必要な磁界
が発生されるものである。
ターンテーブル3上にセンターボス4により調芯されて
固定されている。5はディスク1に信号を記録/再生も
しくは消去可能なピックアップで、図中矢印方向に移動
可能に構成されている。6は磁界発生手段で、鉄芯7に
ボビン8を介してコイル9を巻いたものであり、これが
ディスク1の記録帯を覆うように配置されている。コイ
ル9の通電動作により、記録もしくは消去に必要な磁界
が発生されるものである。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、記録及び消去時に必要な磁界の強さはデ
ィスクの記録材料によっても異なり、例えば、記録時は
200Oe ,消去時は600Oe といった値が必要とな
る。さらに、磁極の逆転も必要である。
ィスクの記録材料によっても異なり、例えば、記録時は
200Oe ,消去時は600Oe といった値が必要とな
る。さらに、磁極の逆転も必要である。
ここで問題となるのが、消去時に必要な600Oe とい
う磁界の強さである。前述した従来例のようなコイルに
おいては、鉄芯とディスク表面間の距離として1mm程度
必要であるため、実際に記録材料の膜面と鉄芯までの距
離は2mm程度(ディスク保護板の厚みを1mmとした場
合)となる。この様な設定で、記録帯の巾を40mm,コ
イル線径φ0.18mm,ターン数1500の条件にて磁界の強さ
を測定すると、0.2Aの電流で約350Oe の強さし
か得られなかった。大電流を流せば磁界の強さは大きく
なるが、上記の条件では直流抵抗が約145Ωとなるた
め、高圧の直流電源が必要となるばかりでなく発熱が著
しく連続使用に耐えうるものではない。
う磁界の強さである。前述した従来例のようなコイルに
おいては、鉄芯とディスク表面間の距離として1mm程度
必要であるため、実際に記録材料の膜面と鉄芯までの距
離は2mm程度(ディスク保護板の厚みを1mmとした場
合)となる。この様な設定で、記録帯の巾を40mm,コ
イル線径φ0.18mm,ターン数1500の条件にて磁界の強さ
を測定すると、0.2Aの電流で約350Oe の強さし
か得られなかった。大電流を流せば磁界の強さは大きく
なるが、上記の条件では直流抵抗が約145Ωとなるた
め、高圧の直流電源が必要となるばかりでなく発熱が著
しく連続使用に耐えうるものではない。
このような欠点を解消するため、磁界発生手段として永
久磁石の利用が考えられるが、記録時の200Oe と消
去時の600Oe の差を出すためには、膜面に対する距
離の大きく変える必要がある。本発明者が測定したもの
では、消去時に膜面からの距離を2mm(600Oe )と
すれば記録時には12mm(200Oe )にする必要があ
る。さらに、磁極の反転が必要となり、到底実用に供せ
られないものであった。
久磁石の利用が考えられるが、記録時の200Oe と消
去時の600Oe の差を出すためには、膜面に対する距
離の大きく変える必要がある。本発明者が測定したもの
では、消去時に膜面からの距離を2mm(600Oe )と
すれば記録時には12mm(200Oe )にする必要があ
る。さらに、磁極の反転が必要となり、到底実用に供せ
られないものであった。
本発明は、上記の問題点に鑑み、簡単な構成で記録時と
消去時の磁界の強さの差を確保できる手段を提供するも
のである。
消去時の磁界の強さの差を確保できる手段を提供するも
のである。
問題点を解決するための手段 本発明では、上記の問題点を解決するため、磁界発生手
段として片側にヨークを配した永久磁石を回転可能に構
成したものである。
段として片側にヨークを配した永久磁石を回転可能に構
成したものである。
作 用 上記の構成により、記録時にはヨーク側の面を対向させ
ることによりヨークから洩れる磁界を利用し、消去の際
にはこれを回転させることによりヨークによって強力と
なった磁界が利用でき、膜面からの距離を変えることな
く各々所望の磁界の強さの差を確保できるものである。
ることによりヨークから洩れる磁界を利用し、消去の際
にはこれを回転させることによりヨークによって強力と
なった磁界が利用でき、膜面からの距離を変えることな
く各々所望の磁界の強さの差を確保できるものである。
実施例 本発明による実施例を第1図から第3図に示す。ここ
で、従来例と同一番号のものについては同様のものであ
り説明を略す。
で、従来例と同一番号のものについては同様のものであ
り説明を略す。
第1図において、磁界発生手段10はモータ2の軸方向
に着磁された永久磁石11とこれに取付けられたヨーク
12とで構成されている。この磁界発生手段10は支点
13によりホルダー14に回転可能に軸支されており、
片側の支点13がモータ15に固定されることにより磁
界発生手段10がモータ15により回転制御可能となって
いる。
に着磁された永久磁石11とこれに取付けられたヨーク
12とで構成されている。この磁界発生手段10は支点
13によりホルダー14に回転可能に軸支されており、
片側の支点13がモータ15に固定されることにより磁
界発生手段10がモータ15により回転制御可能となって
いる。
第2図イ,ロは第1図のY方向より見た磁界発生手段1
0の状態を示すもので、イは消去時(第1図の状態)を
示しており、この状態よりモータ15により磁界発生手
段10が180゜回転させられたものが記録再生時を示
すロの状態である。
0の状態を示すもので、イは消去時(第1図の状態)を
示しており、この状態よりモータ15により磁界発生手
段10が180゜回転させられたものが記録再生時を示
すロの状態である。
第3図は、ヨーク12を取付けた永久磁石11と取付け
ない永久磁石11との特性をそれぞれ磁石面、ヨーク面
からの距離を横軸に、その時の磁束密度を縦軸にとり示
したものである。これからわかるように、ヨーク12を
取付けない永久磁石11では、600Gと200Gの差
を確保するためには9mm程度の差(1mmで約600G,
10mmで約200G)が必要となる。これに対して、ヨ
ーク12を取付けた永久磁石11では、3mmの位置でヨ
ーク12側Bが約200G,永久磁石側Aが約600G
と、全く同一の距離で200Gと600Gの差が確保で
きる。
ない永久磁石11との特性をそれぞれ磁石面、ヨーク面
からの距離を横軸に、その時の磁束密度を縦軸にとり示
したものである。これからわかるように、ヨーク12を
取付けない永久磁石11では、600Gと200Gの差
を確保するためには9mm程度の差(1mmで約600G,
10mmで約200G)が必要となる。これに対して、ヨ
ーク12を取付けた永久磁石11では、3mmの位置でヨ
ーク12側Bが約200G,永久磁石側Aが約600G
と、全く同一の距離で200Gと600Gの差が確保で
きる。
従って、第2図イ,ロで示すようにモータ15により単
に180゜回転させるだけで、200Gと600Gの差
が確保でき、かつ、磁極をも切換えられるものである。
に180゜回転させるだけで、200Gと600Gの差
が確保でき、かつ、磁極をも切換えられるものである。
発明の効果 このように本発明によれば、ヨークを取付けることによ
り生じる磁界の強さの増強及び減少を利用し単に磁界発
生手段を回転させることにより、磁極を切換えるだけで
なく、記録時及び消去時に必要な磁界の強さを確保でき
るものである。従って、永久磁石の磁界の強さを調節す
る必要もなく、コイルのような発熱といった問題がない
ものであり、簡単な構造でその効果が大きいものであ
る。
り生じる磁界の強さの増強及び減少を利用し単に磁界発
生手段を回転させることにより、磁極を切換えるだけで
なく、記録時及び消去時に必要な磁界の強さを確保でき
るものである。従って、永久磁石の磁界の強さを調節す
る必要もなく、コイルのような発熱といった問題がない
ものであり、簡単な構造でその効果が大きいものであ
る。
第1図は本発明による一実施例の光磁気記録再生装置の
側面図、第2図イ,ロはそれぞれその消去時と記録再生
時の状態を示したY方向側面図、第3図はその永久磁石
の特性図、第4図は従来例の光磁気記録再生装置の側面
図である。 1……ディスク、2……モータ、5……ピックアップ、
11……永久磁石、12……ヨーク、15……モータ。
側面図、第2図イ,ロはそれぞれその消去時と記録再生
時の状態を示したY方向側面図、第3図はその永久磁石
の特性図、第4図は従来例の光磁気記録再生装置の側面
図である。 1……ディスク、2……モータ、5……ピックアップ、
11……永久磁石、12……ヨーク、15……モータ。
Claims (1)
- 【請求項1】ディスクを載置して回転するモータと、前
記ディスクへ信号を記録もしくは再生もしくは消去可能
なピックアップと、前記ピックアップに対応した磁界発
生手段とを備え、前記磁界発生手段は着磁面の一方にヨ
ークを配した永久磁石を有し、記録/再生時には前記永
久磁石のヨーク側を前記ピックアップに対応させ消去時
には永久磁石面を前記ピックアップに対応させるように
したことを特徴とする光磁気記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26012085A JPH0644364B2 (ja) | 1985-11-20 | 1985-11-20 | 光磁気記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26012085A JPH0644364B2 (ja) | 1985-11-20 | 1985-11-20 | 光磁気記録再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62120647A JPS62120647A (ja) | 1987-06-01 |
JPH0644364B2 true JPH0644364B2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=17343562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26012085A Expired - Lifetime JPH0644364B2 (ja) | 1985-11-20 | 1985-11-20 | 光磁気記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0644364B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6734683B2 (en) | 2001-09-27 | 2004-05-11 | Intel Corporation | Method and apparatus for in-circuit testing of sockets |
-
1985
- 1985-11-20 JP JP26012085A patent/JPH0644364B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62120647A (ja) | 1987-06-01 |
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