JPH0644361Y2 - コンバインの回動式グレンタンク - Google Patents
コンバインの回動式グレンタンクInfo
- Publication number
- JPH0644361Y2 JPH0644361Y2 JP1988119132U JP11913288U JPH0644361Y2 JP H0644361 Y2 JPH0644361 Y2 JP H0644361Y2 JP 1988119132 U JP1988119132 U JP 1988119132U JP 11913288 U JP11913288 U JP 11913288U JP H0644361 Y2 JPH0644361 Y2 JP H0644361Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glen tank
- threshing
- tank
- recess
- carry
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Threshing Machine Elements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、グレンタンクの容量を増大させるとともに、
グレンタンクを回動させると脱穀部の内側のメンテナン
ス作業ができるようにしたコンバインの回動式グレンタ
ンクに関する。
グレンタンクを回動させると脱穀部の内側のメンテナン
ス作業ができるようにしたコンバインの回動式グレンタ
ンクに関する。
［従来の技術］ 従来は、底部に軸装した搬出コンベアの軸を中心にして
回動できるグレンタンクを脱穀部の横側方に搭載して構
成するコンバインにおいて、グレンタンクはその機体内
側面が脱穀部の機体内側面に接近するように搭載し、グ
レンタンクを回動させると、不安定とならないようにし
なければならないので、その回動も制限されることにな
って脱穀部との間には充分なスペースができないような
構造になっていた。
回動できるグレンタンクを脱穀部の横側方に搭載して構
成するコンバインにおいて、グレンタンクはその機体内
側面が脱穀部の機体内側面に接近するように搭載し、グ
レンタンクを回動させると、不安定とならないようにし
なければならないので、その回動も制限されることにな
って脱穀部との間には充分なスペースができないような
構造になっていた。
［考案が解決しようとする課題］ したがって、機体の幅員に制限があることから、グレン
タンクの横幅が制限されて容量増大化が達成できず、ま
た、グレンタンクを回動させて脱穀部との間に作業者が
はいりこんでメンテナンス作業を行うには狭すぎる、と
いった不具合を呈していた。
タンクの横幅が制限されて容量増大化が達成できず、ま
た、グレンタンクを回動させて脱穀部との間に作業者が
はいりこんでメンテナンス作業を行うには狭すぎる、と
いった不具合を呈していた。
［課題を解決するための手段］ 本考案は、そのような不具合を解決し、グレンタンクの
容量を増大化させることができて脱穀部との間のメンテ
ナンス作業を容易に行うことができるようにしたもので
あり、そのため、脱穀部の機体の内側方上部には下面が
傾斜する凹所を形成するとともに、グレンタンクは、搬
出コンベアの下部近傍から長く延出する傾斜底面の上部
側下面が前記下面に接合して前記傾斜底面の上端側上方
となる機体の内側部が前記凹所内に嵌合できるよう大形
に形成し、グレンタンクの傾斜底面で脱穀部より離れな
がら略垂直になってストッパーの衝合により支持できる
までグレンタンクを機体の外側方へ回動可能にして構成
したものである。
容量を増大化させることができて脱穀部との間のメンテ
ナンス作業を容易に行うことができるようにしたもので
あり、そのため、脱穀部の機体の内側方上部には下面が
傾斜する凹所を形成するとともに、グレンタンクは、搬
出コンベアの下部近傍から長く延出する傾斜底面の上部
側下面が前記下面に接合して前記傾斜底面の上端側上方
となる機体の内側部が前記凹所内に嵌合できるよう大形
に形成し、グレンタンクの傾斜底面で脱穀部より離れな
がら略垂直になってストッパーの衝合により支持できる
までグレンタンクを機体の外側方へ回動可能にして構成
したものである。
［作用］ したがって、グレンタンクの機体内側部を脱穀部の凹所
に嵌合できるようにしてグレンタンク全体の容量を増大
化させることができることになり、グレンタンクを回動
させると、不安定にならないように良好に支持できると
ともに、脱穀部との間に作業者がはいりこんで、広く開
放されるその間で容易にメンテナンス作業を行うことが
できることになる。
に嵌合できるようにしてグレンタンク全体の容量を増大
化させることができることになり、グレンタンクを回動
させると、不安定にならないように良好に支持できると
ともに、脱穀部との間に作業者がはいりこんで、広く開
放されるその間で容易にメンテナンス作業を行うことが
できることになる。
［実施例］ 次に、図面に示す実施例について説明する。
第２図はコンバインの側面図を示し、両クローラ（５）
により支持する機体上に搭載した脱穀部（Ｂ）の前方に
刈取部（Ｃ）を配備し、機体の前部右側方に架設したス
テップ（６）の前後および内側方には操縦コラム
（７）、シート（８）およびサイドコラム（９）をそれ
ぞれ立設し、前記シート（８）の後方側となる脱穀部
（Ｂ）の横側方にはグレンタンク（Ａ）とエンジン部
（Ｄ）を前後に配備し、グレンタンク（Ａ）の底部から
エンジン部（Ｄ）の下部にかけては搬出コンベア（１）
を軸装し、前方のギヤケース（13）から入力する前記搬
出コンベア（１）の軸を中心にして、上方のハンドル
（10）を操作しながらグレンタンク（Ａ）が回動できる
ように装設し、エンジン部（Ｄ）の後方には前記搬出コ
ンベア（１）の終端側に連通する縦オーガ筒（11）を立
設するとともに、該縦オーガ筒（11）の上部には排出オ
ーガ筒（12）の基部を連通連設して従来形構造同様に構
成する。
により支持する機体上に搭載した脱穀部（Ｂ）の前方に
刈取部（Ｃ）を配備し、機体の前部右側方に架設したス
テップ（６）の前後および内側方には操縦コラム
（７）、シート（８）およびサイドコラム（９）をそれ
ぞれ立設し、前記シート（８）の後方側となる脱穀部
（Ｂ）の横側方にはグレンタンク（Ａ）とエンジン部
（Ｄ）を前後に配備し、グレンタンク（Ａ）の底部から
エンジン部（Ｄ）の下部にかけては搬出コンベア（１）
を軸装し、前方のギヤケース（13）から入力する前記搬
出コンベア（１）の軸を中心にして、上方のハンドル
（10）を操作しながらグレンタンク（Ａ）が回動できる
ように装設し、エンジン部（Ｄ）の後方には前記搬出コ
ンベア（１）の終端側に連通する縦オーガ筒（11）を立
設するとともに、該縦オーガ筒（11）の上部には排出オ
ーガ筒（12）の基部を連通連設して従来形構造同様に構
成する。
また、前記脱穀部（Ｂ）は、扱胴（14）、揺動選別体
（15）、送塵胴（16）、直交処理胴（17）、挟扼稈（1
8）、フィードチェン（19）を装備し、内側方には各伝
動プーリ（20）などを配備するとともに、脱穀部の１番
コンベアに連通して上部に投口部（21a）を有する揚穀
筒（21）を立設して従来形構造同様に構成するが、前記
扱胴（14）の背面側となる脱穀部（Ｂ）の機体内側方上
部には下面（2a）が傾斜面となる凹所（２）を形成し、
扱胴（14）の下方に配備する前記揺動選別体（15）の一
側部が前記凹所（２）の下方側にのぞむように揺動選別
体（15）を幅広に形成して構成する。
（15）、送塵胴（16）、直交処理胴（17）、挟扼稈（1
8）、フィードチェン（19）を装備し、内側方には各伝
動プーリ（20）などを配備するとともに、脱穀部の１番
コンベアに連通して上部に投口部（21a）を有する揚穀
筒（21）を立設して従来形構造同様に構成するが、前記
扱胴（14）の背面側となる脱穀部（Ｂ）の機体内側方上
部には下面（2a）が傾斜面となる凹所（２）を形成し、
扱胴（14）の下方に配備する前記揺動選別体（15）の一
側部が前記凹所（２）の下方側にのぞむように揺動選別
体（15）を幅広に形成して構成する。
前記グレンタンク（Ａ）は、前記搬出コンベア（１）の
下部近傍から延出する機体内側下部の傾斜底面（３）の
傾斜上位側が前記凹所（２）の下面（2a）上に接合でき
るよう傾斜底面（３）を長く延長するとともに、傾斜底
面（３）の上方側となるタンクの機体内側部が前記凹所
（２）に嵌合できるようにして大形に形成し、該グレン
タンク（Ａ）の内側方一端側の角面上部には前記揚穀筒
（21）の投口部（21a）に嵌合できる投口（22）を形成
し、グレンタンク（Ａ）の機体外側面側下部には、前記
傾斜底面（３）が垂直となるようにグレンタンク（Ａ）
を機体外側方へ回動させた状態で下部の機台（23）上に
衝合できるストッパー（４）を固設して構成する。
下部近傍から延出する機体内側下部の傾斜底面（３）の
傾斜上位側が前記凹所（２）の下面（2a）上に接合でき
るよう傾斜底面（３）を長く延長するとともに、傾斜底
面（３）の上方側となるタンクの機体内側部が前記凹所
（２）に嵌合できるようにして大形に形成し、該グレン
タンク（Ａ）の内側方一端側の角面上部には前記揚穀筒
（21）の投口部（21a）に嵌合できる投口（22）を形成
し、グレンタンク（Ａ）の機体外側面側下部には、前記
傾斜底面（３）が垂直となるようにグレンタンク（Ａ）
を機体外側方へ回動させた状態で下部の機台（23）上に
衝合できるストッパー（４）を固設して構成する。
したがって、第１図ないし第５図に示すように、グレン
タンク（Ａ）の機体内側部を脱穀部（Ｂ）の凹所（２）
に嵌合できるように拡張させて形成したので、大容量の
グレンタンク（Ａ）にすることができ、また、凹所
（２）は脱穀部（Ｂ）の内側方上部に形成したので、脱
穀性能に支障がないように形成できることになる。
タンク（Ａ）の機体内側部を脱穀部（Ｂ）の凹所（２）
に嵌合できるように拡張させて形成したので、大容量の
グレンタンク（Ａ）にすることができ、また、凹所
（２）は脱穀部（Ｂ）の内側方上部に形成したので、脱
穀性能に支障がないように形成できることになる。
脱穀部（Ｂ）の内側方各部のメンテナンス作業を行う場
合には、第６図に示すように、グレンタンク（Ａ）を搬
出コンベア（１）の軸を中心にして矢印（イ）で示すよ
うに機体の外側方へ回動させることになるが、ストッパ
ー（４）が機台（23）上に衝合した状態で傾斜底面
（３）が垂直状態となり、その状態でグレンタンク
（Ａ）を安定良く支持できることになるとともに、グレ
ンタンク（Ａ）と脱穀部（Ｂ）の間を広く開放できるこ
とになって、その間に作業者が入ってメンテナンス作業
を容易に行うことができることになる。
合には、第６図に示すように、グレンタンク（Ａ）を搬
出コンベア（１）の軸を中心にして矢印（イ）で示すよ
うに機体の外側方へ回動させることになるが、ストッパ
ー（４）が機台（23）上に衝合した状態で傾斜底面
（３）が垂直状態となり、その状態でグレンタンク
（Ａ）を安定良く支持できることになるとともに、グレ
ンタンク（Ａ）と脱穀部（Ｂ）の間を広く開放できるこ
とになって、その間に作業者が入ってメンテナンス作業
を容易に行うことができることになる。
［考案の効果］ このように本考案は、脱穀部（Ｂ）の凹所（２）に嵌合
できるようにグレンタンク（Ａ）の機体内側部を拡張し
てタンク容量を増大させることができることになり、ま
た、傾斜底面（３）が略垂直となるようグレンタンク
（Ａ）を機体外側方に回動させると、ストッパー（４）
が衝合することになって、グレンタンク（Ａ）が安定良
く支持される状態になるとともに、グレンタンク（Ａ）
と脱穀部（Ｂ）との間を広く開放できることになり、そ
の間に作業者が入って脱穀部（Ｂ）の内側方各部のメン
テナンス作業を安全容易に行うことができることにな
り、簡単な構造にして好適に実施できる特長を有する。
できるようにグレンタンク（Ａ）の機体内側部を拡張し
てタンク容量を増大させることができることになり、ま
た、傾斜底面（３）が略垂直となるようグレンタンク
（Ａ）を機体外側方に回動させると、ストッパー（４）
が衝合することになって、グレンタンク（Ａ）が安定良
く支持される状態になるとともに、グレンタンク（Ａ）
と脱穀部（Ｂ）との間を広く開放できることになり、そ
の間に作業者が入って脱穀部（Ｂ）の内側方各部のメン
テナンス作業を安全容易に行うことができることにな
り、簡単な構造にして好適に実施できる特長を有する。
第１図は本考案の実施例である要部の断面図、第２図は
コンバインの側面図、第３図はその平面図、第４図は第
１図の正面図、第５図は要部の平面図を示し、第６図は
作動説明図を示す。 （１）……搬出コンベア、（Ａ）……グレンタンク （Ｂ）……脱穀部、（2a）……下面 （２）……凹所、（３）……傾斜底面 （４）……ストッパー
コンバインの側面図、第３図はその平面図、第４図は第
１図の正面図、第５図は要部の平面図を示し、第６図は
作動説明図を示す。 （１）……搬出コンベア、（Ａ）……グレンタンク （Ｂ）……脱穀部、（2a）……下面 （２）……凹所、（３）……傾斜底面 （４）……ストッパー
Claims (1)
- 【請求項１】底部に軸装した搬出コンベア（１）の軸を
中心にして回動できるグレンタンク（Ａ）を脱穀部
（Ｂ）の横側方に搭載して構成するコンバインにおい
て、前記脱穀部（Ｂ）の機体の内側方上部には下面（2
a）が傾斜する凹所（２）を形成するとともに、前記グ
レンタンク（Ａ）は、前記搬出コンベア（１）の下部近
傍から長く延出する傾斜底面（３）の上部側下面が前記
下面（2a）に接合して前記傾斜底面（３）の上端側上方
となる機体の内側部が前記凹所（２）内に嵌合できるよ
う大形に形成し、前記グレンタンク（Ａ）の傾斜底面
（３）が脱穀部（Ｂ）より離れながら略垂直になってス
トッパー（４）の衝合により支持できるまでグレンタン
ク（Ａ）を機体の外側方へ回動可能にして構成したこと
を特徴とするコンバインの回動式グレンタンク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988119132U JPH0644361Y2 (ja) | 1988-09-09 | 1988-09-09 | コンバインの回動式グレンタンク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988119132U JPH0644361Y2 (ja) | 1988-09-09 | 1988-09-09 | コンバインの回動式グレンタンク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0239634U JPH0239634U (ja) | 1990-03-16 |
| JPH0644361Y2 true JPH0644361Y2 (ja) | 1994-11-16 |
Family
ID=31364099
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988119132U Expired - Lifetime JPH0644361Y2 (ja) | 1988-09-09 | 1988-09-09 | コンバインの回動式グレンタンク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0644361Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2570251Y2 (ja) * | 1991-12-02 | 1998-05-06 | ヤンマー農機株式会社 | グレンタンクの増量構造 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5870745U (ja) * | 1981-11-09 | 1983-05-13 | 株式会社クボタ | コンバインの穀粒貯留部構造 |
| JPS6217848U (ja) * | 1985-07-17 | 1987-02-03 | ||
| JPH068682Y2 (ja) * | 1986-12-26 | 1994-03-09 | 株式会社クボタ | コンバイン |
-
1988
- 1988-09-09 JP JP1988119132U patent/JPH0644361Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0239634U (ja) | 1990-03-16 |
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