JPH06439U - 空気マット装置 - Google Patents

空気マット装置

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JPH06439U
JPH06439U JP4085492U JP4085492U JPH06439U JP H06439 U JPH06439 U JP H06439U JP 4085492 U JP4085492 U JP 4085492U JP 4085492 U JP4085492 U JP 4085492U JP H06439 U JPH06439 U JP H06439U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】隣接する空気袋を順次滑らかに膨らませること
ができる空気マット装置を提供すること。 【構成】制御回路100が、前記エンコーダEDからの
位置情報信号を受けてステッピングモータ65を駆動制
御して、ロータリーバルブ60のエア供給通路Aがエア
案内通路63b〜63i間の中間位置に位置した状態で
前記回転体61を停止制御可能に設定されていると共
に、前記排気通路である円弧溝61fが中間位置で前記
エア案内通路63b〜63iの全てを大気に連通可能に
形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、マット本体に設けられた複数の空気袋にエアをロータリーバルブ で給排する様にした空気マット装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の空気マット装置としては、例えば特公昭46−26545号公報開示 されたような人体支持体の自動圧力交換装置がある。この装置では、寝台に複数 のチューブが並設され、この各チューブに連通させた通気孔を有する筒状の固定 コックが設けられ、この固定コックに嵌合されて前記各通気孔と流体供給源とを 順次連通させる通気孔を設けた回転コックが設けられている。この固定コックと 回転コックはロータリーバルブを構成している。
【0003】 しかも、このロータリーバルブは、回転コックの回転により、回転コックの通 気孔と固定コックの通気孔の一つとが順次間欠的に連通させられて、各チューブ に対し流体供給源からの流体が順次給排されるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この自動圧力交換装置では、「一つのチューブにエアを供給し てこのチューブを膨らました後に、このチューブ(空気袋)からエアを排出させ て縮小させる」動作を各チューブ毎に行っていたため、隣接するチューブを順次 滑らかに膨らませることはできないものであった。
【0005】 そこで、この考案は、隣接する空気袋を順次滑らかに膨らませることができる 空気マット装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、この請求項1の考案は、複数の空気袋を備えるマッ ト本体と、前記各空気袋に夫々連通するエア案内通路が複数設けられたバルブ本 体、及び、エア供給源に連通するエア供給通路が設けられた回転弁体を備えるロ ータリーバルブと、前記回転弁体駆動用のモータと、該回転弁体に連動する回転 位置検出手段と、前記回転位置検出手段からの検出信号を基に前記モータを駆動 制御する制御手段を備え、 前記複数のエア案内通路は前記回転弁体の回転方向に間隔をおいて配列されて いると共に、前記エア供給通路は前記回転弁体の回転に伴って前記複数のエア案 内通路の一つに選択的に連通させられる空気マット装置において、 前記エア供給通路が前記複数のエア案内通路の一つに連通しているとき残りの エア案内通路を大気に連通させる排気通路が前記回転弁体に設けられていると共 に、 前記制御手段は、前記回転位置検出手段からの位置情報信号を受けて前記モー タを駆動制御して、前記エア供給通路が前記エア案内通路間の中間位置に位置し た状態で前記回転弁体を停止制御可能に設定され、 前記排気通路は中間位置で前記エア案内通路の全てを大気に連通可能に形成さ れている空気マット装置としたことを特徴とする。
【0007】 また、請求項2の考案は、前記制御手段が、前記エア供給通路が前記中間位置 と選択された一つのエア案内通路への連通位置とに交互に移動させられる様に、 前記モータを駆動制御することを特徴とする。
【0008】 請求項3の考案は、複数の空気袋を備えるマット本体と、前記各空気袋に夫々 連通するエア案内通路が複数設けられたバルブ本体、及び、エア供給源に連通す るエア供給通路が設けられた回転弁体を備えるロータリーバルブと、前記回転弁 体駆動用のモータと、該回転弁体に連動する回転位置検出手段と、前記回転位置 検出手段からの検出信号を基に前記モータを駆動制御する制御手段を備え、 前記複数のエア案内通路は前記回転弁体の回転方向に間隔をおいて配列されて いると共に、前記エア供給通路は前記回転弁体の回転に伴って前記複数のエア案 内通路の一つに選択的に連通させられる空気マット装置において、 前記制御手段が、前記エア供給通路が前記複数のエア案内通路にランダムに連 通制御される様に、前記モータを駆動制御することを特徴とする。
【0009】
【作用】
この様な構成によれば、モータの駆動によりロータリーバルブの回転弁体が回 転駆動され、この回転に伴い回転位置検出手段からは回転弁体の回転位置の検出 信号が出力され、この検出信号は制御手段に入力される。一方、制御手段は、ロ ータリーバルブの回転位置検出手段からの位置情報信号を受けてモータを駆動制 御する。
【0010】 そして、制御回路によりエア供給通路が前記エア案内通路間の中間位置に位置 した状態で前記回転弁体が停止させられると、前記排気通路は中間位置で前記エ ア案内通路の全てを大気に連通させられ、全ての空気袋のエアが大気に排出され る。
【0011】 また、制御手段がモータを駆動制御して回転弁体を往復回転させ、エア供給通 路を前記中間位置と選択された一つのエア案内通路への連通位置とに交互に移動 させると、一つの空気袋に対してエアの給排が行われて、一つの空気袋が膨出・ 縮小を繰り返す。
【0012】 更に、制御手段がモータを駆動制御して回転弁体を回転させ、前記エア供給通 路を前記複数のエア案内通路にランダムに連通制御させると、任意の空気袋が膨 出させられる。
【0013】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0014】 図1および図2において、10は肩等を受ける肩受部11,腰等を受ける腰受 部12,足等を受ける足受部13の3つに区画されたマット本体である。
【0015】 これら各受部11〜13は、硬質の合成樹脂からなるマット基部14〜16と 、このマット基部14〜16を覆うように取り付けられた軟質の合成樹脂からな る上層部17〜19とを有している。20は例えば布製等の表皮で、マット本体 10は布団として使用でき、3つ折りに畳めるようになっている。
【0016】 マット基部14〜16の上面は波状に形成され、マット基部14〜16の上面 と上層部17〜19の下面との間には複数の間隙21〜23が形成されている。 マット基部14と上層部17との間には3つの短冊状の空気袋31〜33が、マ ット基部15と上層部18との間には4つの短冊状の空気袋34〜37が、マッ ト基部16と上層部19との間には1つの短冊状の足用空気袋38がそれぞれ配 置されている。
【0017】 これら空気袋31〜38は後述する給排装置によって空気が供給されて膨張す ると、空気袋31〜38の下部が間隙に21〜23に入って固定された状態とな り、空気袋31〜38の上部が上層部17〜19を上方へ突出させ、これにより マッサージを行なうになっている。
【0018】 足用空気袋38の上面には、図3に示すように、硬質の合成樹脂からなる長方 形の板材38a,38bが空気袋38の長手方向に沿って取り付けられており、足 用空気袋38が膨張したとき、図4に示すように、上部が尖頭形状の押圧部38 cに形成されるようになっている。
【0019】 また、足受部13のマット基部16の上面には電床帯25が設けられ、上層部 19と表皮20との間にはヒータ26が設けられている。
【0020】 図1において、40は空気袋31〜38に空気を供給したり、空気袋31〜3 8内の空気を排気したりする給排装置である。この給排装置40は電床帯25や ヒータ26をも制御する。
【0021】 給排装置40の本体ケース40aの上面には、操作パネル41が設けられてお り、この操作パネル41には、図5に示すように、電源スイッチ42と、ヒータ スイッチ43と、ヒータの温度を調整する温度調整ダイヤル44と、空気袋31 〜38が膨張・収縮を順次繰り返していくウエーブスイッチ45と、電床帯25 にマイナス数百ボルトの電位を印加して電位治療を行なうイオンスイッチ46と 、ウエーブを行なった後イオン治療を行なうウエーブイオンスイッチ47と、ウ エーブ選択スイッチ48とが設けられている。43a,45a〜47aはそれらスイ ッチ43,45〜47が押されたとき点灯する発光ダイオードである。
【0022】 ウエーブ選択スイッチ48は押す毎にAモードからLモードまでそのモードが 順次切り換わっていくもので、Aモードが選択されると足から首に向かって空気 袋38〜31が順次膨張・収縮されていく。Bモードが選択されると首から足に 向かって空気袋31〜38が順次膨張・収縮されていく。Cモードが選択される と肩の部分を押圧する空気袋31〜33のみが順次膨張・収縮されていく。Dモ ードが選択されると背中や腰の部分を押圧する空気袋34〜37が順次膨張・収 縮されていく。E〜Lモードが選択されると各モードの各局部を押圧する空気袋 31〜38のみが膨張・収縮される。48a〜48lはそれら各モードが選択され たとき点灯する発光ダイオードである。
【0023】 49,50はマッサージの強さを設定する設定スイッチで、設定スイッチ49 を押していくと強さが増加し、設定スイッチ50を押していくと強さが減少して いく。50a〜50dはその設定された強度を示す発光ダイオードである。52は リモコン本体51(図6参照)を収納する収納部である。
【0024】 リモコン本体51には、図6に示すように、操作パネル41に設けたスイッチ と同様な機能を有するスイッチがリモコン操作部52に設けられており、各スイ ッチにより上記と全く同様な操作が行えるようになっている。
【0025】 また、給排装置40は、図7に示すロータリバルブ60を内蔵している。この ロータリバルブ60は、回転自在なロータすなわち回転体61(回転弁体)と、 この回転体61を回転自在に挟持した固定体62,63(バルブ本体)とを有し ている。
【0026】 固定体62は本体ケース40a内に設けたフレーム64のフレーム板64aに取 り付けられており、この固定体62の中心部には上下方向(図7において)に延 びた貫通孔62aが形成されている。この貫通孔62aは圧縮空気を貯えるフィル タタンク(後述する)と接続されている。
【0027】 回転体61には、図7に示した様に、軸方向に延びる中心孔部61a、周縁部 の連通孔部61b、中心孔部61aと連通孔部61bの間の孔部61cからなる エア供給孔(エア供給通路)Aが形成されている。この中心孔部61aは、上記 貫通孔62aと対向するとともに、回転体61の上面の周端側に設けた連通孔部 61bに孔部61cによって連通されている。回転体61の周面にはギヤ61dが 形成され、このギヤ61dがステッピングモータ65の駆動軸66に設けたギヤ 67に噛合している。これにより、回転体61はステッピングモータ65によっ て中心軸線61e廻りに回転され、回転体61の回転に拘らず回転体61の中心 孔部61aと固定体62の貫通孔62aとは常に連通状態を保つようになってい る。
【0028】 回転体61の上面には、図8に示すように、外周に沿って形成されたC字状の 円弧溝61fが排気通路として設けられており、この円弧溝61fの両端部に連通 孔部61bが挟まれる状態となっている。さらに、円弧溝61fの中央部から回転 体61の中心部まで延びた直線溝61gが設けられている。
【0029】 固定体63は、フレーム64のフレーム板64b(図7参照)に固定されてお り、図9に示すように、中心部に貫通孔63aが排気通路として設けられ、この 貫通孔63aの周囲には等間隔に8つの貫通孔63b〜63iがエア案内通路とし て設けられている。63jは貫通孔63aに設けたフィルタである。
【0030】 貫通孔63aの下側(図7において)の開口は回転体61の直線溝61gと常に 対向するとともに連通した状態にあり、貫通孔63b〜63iの下側の開口のうち の1つが回転体61の連通孔部61bと対向して連通するようになっている。こ のとき、他の貫通孔の前記開口は回転体61の円弧溝61fと対向して連通する 。例えば、貫通孔63bの下側の開口が回転体61の連通孔部61bと対向して連 通しているときは、貫通孔63c〜63iの下側の開口が円弧溝61fと対向して 連通する。
【0031】 貫通孔63aの他端側は外気に開放され、貫通孔63b〜63iの上側の開口は ホース68a〜68h(図1参照)によりマット本体10に配置した空気袋31〜 38にそれぞれ連通しており、回転体61の回転によって任意の空気袋31〜3 8にフィルタタンク92に貯えらえた圧縮空気を供給できるようになっている。 例えば、回転体61の連通孔部61bが固定体63の貫通孔63bと連通状態にな ると空気袋31のみに圧縮空気が供給され、空気袋34は膨張することとなる。
【0032】 このとき、貫通孔63c〜63iが回転体61の円弧溝61fと固定体63の貫 通孔63aを介して外気と連通するので他の空気袋32〜38は排気状態となる 。
【0033】 また、回転体61の連通孔部61bを固定体63の貫通孔63b〜63iとの間 に位置させると、全貫通孔63b〜63iは回転体61の円弧溝61fに連通され 、空気袋31〜38は全て排気状態となるように構成されている。
【0034】 なお、固定体62はスプリングによって上方(図7において)へ常時付勢され 、この付勢により回転体61と固定体62,63との接合面の気密性を保ってお り、各接合面から圧縮空気が漏れないように設定されている。
【0035】 また、図7において、ロータリーバルブ60の外周にはエンコーダ板70と位 置検出手段80からなるエンコーダ(回転位置検出手段)EDが設けられている 。このエンコーダ板70は、回転体61に取り付けられていて、回転体61と一 体的に回転する。
【0036】 このエンコーダ板70には、図8に示すように、45度間隔の位置決位置すな わち被検出部位71〜78が設けられている。この被検出部位71〜78は、4 5度間隔で設定され且つ半径方向に延びる8本の仮想径線E1〜E8を想定すると 、この仮想径線E1〜E8上に設けられている。尚、この仮想経線E1上には連通 孔部61bが位置している。
【0037】 しかも、位置検出手段80は、フレーム64内に設けられて、エンコーダ板7 0に設けた被検出部位71〜78の後述する孔71d〜78d(被位置情報)を 検知して4ビットの検知信号を出力させるためのもので、発光ダイオードと受光 ダイオードの一組からなるm個の位置センサを複数有する。尚、この位置センサ の数mは各被検出部位71〜78の被位置情報検出位置の数と一致する。
【0038】 ここで、エンコーダ板70の位置決位置の数すなわち被検出部位の数をnとす ると、位置センサの個数mはエンコーダ板70(回転体)の周方向への位置決数 nに対して2m-1≦n<2mを満足する値に設定されている。
【0039】 本実施例では、位置決位置(被検出部位)の数nは71〜78の8箇所である ので、2m-1≦8<2mを満足するmを求めると、m=4となる。
【0040】 従って、本実施例において位置センサはm1〜m4の4つが設けられ、各被検出 部位71〜78の被位置情報検出位置の数はビットb0,b1,b2,b3の4つの位 置が設けられている。このビットb0からビットb3までの位置は、各仮想経線E 1〜E8上にエンコーダ板70の内周側から外周側に向けて配置されている。
【0041】 上記被検出部位71は仮想経線E1のビットb3の位置に設けた孔71dを被位 置情報として有し、被検出部位72は仮想経線E2のビットb1,b3の位置に設け た孔72a,72dを被位置情報として有し、被検出部位73は仮想経線E3のビッ トb1,b3の位置に設けた孔73b,73dを被位置情報として有し、被検出部位7 4は仮想経線E4のビットb0,b1,b3の位置に設けた孔74a,74b,74dを被 位置情報として有する。しかも、被検出部位75は仮想経線E5のビットb2,b3 の位置に設けた孔75c,75dを被位置情報として有し、被検出部位76は仮想 経線E6のビットb0,b2,b3の位置に設けた孔76a,76c,76dを被位置情報 として有し、被検出部位77は仮想経線E7のビットb1,b2,b3の位置に設けた 孔77b,77c,77d被位置情報として有し、被検出部位78は仮想経線E8のビ ットb0,b1,b2,b3の位置に設けた孔78a,78b,78c,78dを被位置情報と して有する。
【0042】 また、上記位置センサm1は、エンコーダ板70に設定された各ビットb0位 置と対向する位置に設けられた発光ダイオード81aと、この発光ダイオード8 1aが発光する光をエンコーダ板70に設けた孔72a,74a,76a,78 aを介して受光する受光ダイオード82aとから構成されている。位置センサm 2は、エンコーダ板70に設定された各ビットb1位置と対向する位置に設けら れた発光ダイオード81bと、この発光ダイオード81bが発光する光をエンコー ダ板70に設けた孔73b,74b,77b,78bを介して受光する受光ダイ オード82bとから構成されている。位置センサm3は、エンコーダ板70に設 定された各ビットb2位置と対向する位置に設けられた発光ダイオード81cと、 この発光ダイオード81cが発光する光をエンコーダ板70に設けた孔75c, 76c,77c,78cを介して受光する受光ダイオード82cとから構成され ている。位置センサm4は、エンコーダ板70に設定された各ビットb3位置と 対向する位置に設けられた発光ダイオード81dと、この発光ダイオード81dが 発光する光をエンコーダ板70に設けた孔71d…78dを介して受光する受光 ダイオード82dとから構成されている。
【0043】 この受光ダイオード82a〜82dの受光・不受光状態は回転体61の回転位置 によって異なる。例えば、回転体61の連通孔部61bと固定体63の貫通孔6 3bが連通し、空気袋31に圧縮空気が供給される状態になっているとき、受光 ダイオード82dのみが受光し、仮想経線E1上の孔71dが検出される。
【0044】 受光ダイオード82a〜82dの受光・不受光と、仮想経線E1〜E8との関係を 図10の真理表に示す。この真理表では、ビットb0〜b3が受光ダイオード82 a〜82dに対応し、「1」が受光していることを示し、「0」が不受光を示す。 また、E1〜E8が貫通孔63b〜63iに対応する。すなわち、E1〜E8は空気袋 31〜38に対応する。
【0045】 例えば、受光ダイオード82a,82dのみが受光しているときは、位置検出手 段80は「1001」の4ビットの信号を出力し、E2の孔72a,72dを検知し ていることを示す。このときは、回転体61の連通孔部61bが貫通孔63cと連 通し、空気袋32に圧縮空気が供給される。
【0046】 同様に、位置検出手段80から図10のE3〜E8に示す検知信号が出力される と回転体61の連通孔部61bが固定体63の貫通孔63d〜63iに連通し、空 気袋33〜38に圧縮空気が供給されることを示す。
【0047】 図11は、空気マット装置の全体の構成を概略的に示したブロック図であり、 図11において、91は圧縮空気を生成するエアコンプレッサ、92は前記圧縮 空気を浄化して貯えるフィルタタンク、93はフィルタタンク92を開放させる ニードル弁であり、これらエアコンプレッサ91,フィルタタンク92,ニードル 弁93等は本体ケース40a内に設けられている。100は操作パネル41に設 けた各スイッチの操作に基づいてステッピングモータ65やマット本体10に設 けたヒータ26,電床帯25等を制御する制御回路(制御手段)である。
【0048】 制御回路100は、図12に示すように、マイクロコンピュータ101とイン ターフェース102〜105等から構成され、この制御回路100も本体ケース 40内に設けてある。
【0049】 次に、上記のように構成される空気マット装置の動作を図13および図14に 示すフロー図に基づいて説明する。
【0050】 ステップ1 先ず、給排装置40の操作パネル41に設けた電源スイッチ42を入れる。こ れによりコンプレッサ91が作動して圧縮空気がフィルタタンク92に蓄えられ ていく。そして、ステップ1では、ウエーブスイッチ45またはウエーブイオン スイッチ47が押されたか否かが判断され、イエスであればステップ2へ進み、 ノーであればステップ20へ進んでステップ20〜22のヒータ・電床帯モード の動作制御を行う。
【0051】 ステップ2 ステップ2では、ウエーブ選択スイッチ48によって全体繰り返しモードすな わちAモード〜Dモードが選択されたか否かが判断され、イエスであればステッ プ10〜16の全体繰り返し等の制御を行い、ノーであればステップ3のE〜L の局部マッサージモードへ進む。
【0052】 E〜Lの局部マッサージモードの内いずれか1つが選択された場合には、ステ ップ2でノーと判断されてステップ3〜8の特定の空気袋の膨張・収縮制御がな される。以下の3〜8のステップでは、例えば、Lモードが選択された場合にお いて、足に対応する空気袋38の膨張・収縮の繰り返し制御がなされる場合につ き説明する。
【0053】 (ステップ3〜8;局部マッサージモード) ステップ3 ステップ3では、ステッピングモータ65が駆動制御されて、ロータリーバル ブ60の回転体61が回転させられ、ステップ4に移行する。
【0054】 ステップ4 ステップ4では、回転体61が目標位置まで回転したか否かが判断される。す なわち、回転体61の連通孔部61bが固定体63の貫通孔63iと連通したか 否かが判断される。これは、位置検出手段80が仮想経線E8の孔78a〜78d を検出して4ビットの信号「1111」を出力したか否かで判断される。ステッ プ4でノーと判断されるとステップ3へ戻り、ステッピングモータ65の駆動を 続行させて回転体31をさらに回転させていく。
【0055】 回転体61の連通孔部61bが固定体63の貫通孔63iと連通すると、位置 検出手段80は仮想経線E8の孔78a〜78dを検出して「1111」の信号を 出力し、ステップ4ではイエスと判断されステップ5へ進む。
【0056】 ステップ5 ステップ5ではステッピングモータ65の駆動が停止されて空気袋38に圧縮 空気が供給され、空気袋38が膨張していく。
【0057】 空気袋38は膨張すると、図4に示すように、板材38a,38bにより上部が 尖頭形状の押圧部38cとなり、この押圧部38cが足部であるふくらはぎ等を押 圧していくこととなる。押圧部38cは尖頭形状となっているので、ふくらはぎ を押圧する単位面積当りの力は大きくなり、足部を十分にマッサージすることが できることとなる。
【0058】 ステッピングモータ65の停止時間は、強度を設定する設定スイッチ49,5 0の設定によって決定されるもので、強度が強く設定されると停止時間は長くな り、強度が弱く設定されると停止時間は短くなる。このステッピングモータ65 がその決定された所定時間停止されると、ステップ6に移行する。
【0059】 ステップ6 ステップ6では、制御回路100から所定の数だけモータ駆動用のパルスが出 力されてステッピングモータ65が所定角度だけ回転駆動され、ステップ7に移 行する。
【0060】 この駆動によりロータリーバルブ60の回転体61が所定角度だけ回転され、 回転体61の連通孔部61bが固定体63の貫通孔63iと63bとの間に位置さ れる。これにより、固定体63の全ての貫通孔63b〜63iが回転体61の円弧 溝61fに連通され、全ての空気袋31〜38は排気状態となり、膨張した足用 空気袋38は収縮していく。一方、エア供給孔Aの連通孔部61bが固定体63 の貫通孔63iと63bとの連通を断たれる。
【0061】 ステップ7 しかし、ステップ7では、ニードル弁93が開放されてフィルタタンク92内 の圧縮空気が放出されるので、フィルタタンク92内の圧力が高くなりすぎるこ とはない。この後ニードル弁93が閉成され、ステップ8に移行する。
【0062】 ステップ8 ステップ8では、終了するか否かが判断される。これは、例えば図示しないタ イマによって設定された設定時間に達したか否か、あるいは図示しないストップ スイッチが押されたか否かを判断するものである。ノーであればステップ3へ戻 り、ステップ8でイエスと判断されるまでステップ3〜8の動作が繰り返し行な われる。
【0063】 このステップ3〜8の繰り返しの動作により足用空気袋38は膨張・収縮を繰 り返すこととなる。そして、ステップ8でイエスと判断されると終了する。
【0064】 (ステップ10〜16;全体繰り返しモード等) ステップ10,11,12 ステップ2でイエスと判断されてステップ10へ進むと、ステップ10ではス テッピングモータ65が駆動されてロータリーバルブ60の回転体61が回転し ていく。ステップ11では、回転体61が目標位置まで回転したか否かが判断さ れる。
【0065】 ここで、例えばBモードが選択されている場合、位置検出手段80が仮想経線 E1の孔71dを検知したか否かが判断される。すなわち、回転体61の連通孔部 61bが固定体63の貫通孔63bに連通したか否かが判断され、ノーであれば ステップ10へ戻り、ステッピングモータ65が駆動されロータリーバルブ60 の回転体61がさらに回転される。そして、回転体61の連通孔部61bが貫通 孔63bに連通すると、位置検出手段80から真理値のE1に示す4ビットの検知 信号が出力され、これによりステップ11ではイエスと判断し、ステップ12で ステッピングモータ65の駆動が停止される。
【0066】 ステップ13,14 この停止により、空気袋31に圧縮空気が供給され、空気袋31が膨張してい く。なお、他の空気袋32〜38は排気状態にある。この停止時間は上述と同様 にして決定される。この決定された所定時間停止されると、ステッピングモータ 65は駆動され(ステップ13)、ステップ14では回転体61が次の目標位置 まで回転したか否かが判断される。
【0067】 ここでは、Bモードが設定されているので、回転体61の連通孔部61bが固 定体63の貫通孔63cと連通した否かが判断される。すなわち、位置検出手段 80は仮想経線E2の孔72a,72dを検出したか否かが判断される。ノーであれ ばステップ13へ戻り、ステッピングモータ65が駆動されロータリーバルブ6 0の回転体61がさらに回転される。
【0068】 そして、回転体61の連通孔部61bが貫通孔63cに連通すると、位置検出 手段80から真理表のE2に示す4ビットの検知信号が出力され、これによりス テップ14ではイエスと判断されてステップ15へ進む。
【0069】 ステップ15 ステップ15ではステッピングモータ65の駆動が停止される。この停止によ り、空気袋32が膨張されていく。一方、膨張した空気袋31は排気状態となる ので収縮していく。
【0070】 ステップ16 ステップ16では、終了するか否かが判断され、ノーであればステップ13へ 戻り、ステップ16でイエスと判断されるまでステップ13〜16の動作が繰り 返し行なわれる。この判断により、空気袋31〜38が順次膨張・収縮していく 。
【0071】 これにより、首から足まで繰り返しマッサージが行なわれることとなる。そし て、図示しないストップスイッチあるいは図示しないタイマによって設定された 時間になると、ステップ16でイエスと判断されて終了する。
【0072】 本実施例では、空気袋31〜38を順次膨張・収縮させて、首から足までを順 次マッサージさせるようにした制御例を説明したが、必ずしもこれに限定される ものではない。例えば、空気袋31〜38を膨張・収縮させる順序をランダムに 設定して、首から足までをランダムにマッサージさせるようにしてもよい。
【0073】 (ステップ20,21,22;ヒータ・電床帯モード) ステップ20,21,22 ステップ1でノーと判断されてステップ20へ進むと、ステップ20ではヒー タスイッチ43またはイオンスイッチ46が押されたか否かが判断され、ノーで あればステップ1へ戻り、各スイッチ45,47,43,46が押されるまでステ ップ1,20の動作が繰り返し行なわれる。ステップ20でイエスと判断される とステップ21へ進み、ヒータ26や電床帯25の制御が行なわれる。ステップ 22では、上述と同様にして終了するか否かが判断され、ノーと判断されるとス テップ21へ戻り、ステップ21,22の動作が繰り返される。イエスと判断さ れると終了する。
【0074】 上記実施例では、空気袋31〜33,34〜37は収縮しているときには互い に重なる状態で配置されているが、重ならないように配置してもよいことは勿論 である。
【0075】 図15は、足用空気袋110の他の実施例を示したもので、これは、空気袋1 10の上に硬質の合成樹脂からなる棒材111を取り付け、その棒材111の上 部を尖頭形状の押圧部112に形成したものである。
【0076】 図4および図15に示すいずれの足用空気袋38は、押圧部を線状に尖らせて あるが、点状に尖らせてもよいことは勿論である。
【0077】 [他の例] 上記実施例では、回転体61の連通孔部61bを固定体63の貫通孔63b〜 63i間に位置させる場合、制御回路100から所定の数のパルスを出力させて いるが、図16に示すように、ビットb0に対応する位置に位置させてエンコー ダ板70の仮想経線E1〜E8の間の中間位置に孔113を設けることにより、 ビットb0〜b3の中間位置の孔113を検知することにより行なってもよい。こ の場合には、図18に示した様に、E1〜E8の各中間位置において、ビットb0 位置における受光ダイオード82aからの出力信号があるか否かすなわち検出信 号「0001」があるか否かを検出させるようにする。
【0078】 また、図16に示すエンコーダ板70に設けたビットb3の位置の孔121d… 128dは小径に形成し、ビットb0〜b2の孔122a〜128dの径を大きく、 しかも、図17に示すように、回転体61の中心位置Oから見た孔の径を挟む角 度θ1を孔122a〜128dを挟む角度θ2より小さくしてある。これは、ビット b3の孔によって回転体61の位置を検出することにより、回転体61の連通孔 部61bと貫通孔63b〜63iとを正確に合致させることができる。また、ビッ トb0〜b2によって位置情報を検出すれば、孔122a〜128dの径が大きいこ とにより受光ダイオード82a〜82dの受光量が大きくなり、この結果、正確な 位置情報検出することができることとなる。
【0079】 次に、この構成を用いた制御例を図18に示したフローチャートを用いて説明 する。
【0080】 上記実施例では、ステップ2においてウエーブ選択スイッチ48によって全体 繰り返しモードすなわちAモード〜Dモードが選択されたか否かが判断され、イ エスであればステップ10〜16の全体繰り返し制御を行う。そして、ノーであ ればステップ3のE〜Lの局部マッサージモードへ進むが、上記実施例のステッ プ2から本実施例のステップ30に移行させてもよい。。
【0081】 そして、E〜Lの局部マッサージモードの内いずれか1つが選択された場合に は、ステップ2でノーと判断されてステップ30〜37の特定の空気袋の膨張・ 収縮制御がなされる。以下の30〜37のステップでは、上記実施例のステップ 3〜8と同様に、例えば、Lモードが選択された場合において、足に対応する空 気袋38の膨張・収縮の繰り返し制御がなされる場合につき説明する。
【0082】 ステップ30 ステップ30では、ステッピングモータ65が駆動され、ロータリーバルブ6 0の回転体61が回転していく。
【0083】 ステップ31 ステップ31では、回転体61が目標位置まで回転したか否かが判断される。 すなわち、回転体61の連通孔部61bが固定体63の貫通孔63iと連通した か否かが判断される。これは、位置検出手段80が仮想経線E8の孔78a〜78 dを検出して4ビットの信号「1111」を出力したか否かで判断される。ステ ップ31でノーと判断されるとステップ30へ戻り、ステッピングモータ65の 駆動を続行させて回転体31をさらに回転させていく。
【0084】 回転体61の連通孔部61bが固定体63の貫通孔63iと連通すると、位置 検出手段80は仮想経線E8の孔78a〜78dを検出して「1111」の信号を 出力し、ステップ31ではイエスと判断されステップ32へ進む。
【0085】 ステップ32 ステップ32ではステッピングモータ65の駆動が停止されて空気袋38に圧 縮空気が供給され、空気袋38が膨張していく。
【0086】 空気袋38は膨張すると、図4に示すように、板材38a,38bにより上部が 尖頭形状の押圧部38cとなり、この押圧部38cが足部であるふくらはぎ等を押 圧していくこととなる。押圧部38cは尖頭形状となっているので、ふくらはぎ を押圧する単位面積当りの力は大きくなり、足部を十分にマッサージすることが できることとなる。
【0087】 ステッピングモータ65の停止時間は、強度を設定する設定スイッチ49,5 0の設定によって決定されるもので、強度が強く設定されると停止時間は長くな り、強度が弱く設定されると停止時間は短くなる。このステッピングモータ65 がその決定された所定時間停止されると、ステップ33に移行する。
【0088】 ステップ33 ステップ33では、ニードル弁93を開放してフィルタタンク92内の圧縮空 気を放出した後、ニードル弁93が閉成され、ステップ34に移行する。
【0089】 ステップ34 ステップ34では、制御回路100から1パルスだけモータ駆動用のパルスが 出力されてステッピングモータ65が1ステップだけ回転駆動され、ステップ3 5に移行する。
【0090】 ステップ35 ステップ35では、ステップ34における回転体61の回動にともない、連通 孔部61bが固定体63の貫通孔63iと63bとの中間位置に位置しているか否 かが判断される。すなわち、発光ダイオード81aと受光ダイオード82aが E8とE1との中間位置の孔113に臨んで、発光ダイオード81aからの光を 受光ダイオード82aが検出し、この位置における検出ビットが「0001」で あるか否かが判断される。
【0091】 この判断において、連通孔部61bが固定体63の貫通孔63iと63bとの中 間位置に位置していなければ、検出ビットが「0000」となるので、ステップ 34に戻ってループする。また、この判断において連通孔部61bが固定体63 の貫通孔63iと63bとの中間位置に位置していれば検出ビットが「0001」 となり、この場合にはステッピングモータ65を停止させてステップ36に移行 する。
【0092】 この停止位置では、連通孔部61bが固定体63の貫通孔63iと63bとの中 間位置に位置して、固定体63の全ての貫通孔63b〜63iが回転体61の円弧 溝61fに連通され、全ての空気袋31〜38は排気状態となり、膨張した足用 空気袋38は収縮していく。一方、エア供給孔Aの連通孔部61bが固定体63 の貫通孔63iと63bとの連通を断たれる。
【0093】 ステップ36 このステップでは、セットされた時間だけステッピングモータ65を停止させ て、セットした時間がすぎるとステップ37に移行する。
【0094】 ステップ37 ステップ37では、終了するか否かが判断される。これは、例えば図示しない タイマによって設定された設定時間に達したか否か、あるいは図示しないストッ プスイッチが押されたか否かを判断するものである。ノーであればステップ30 へ戻り、ステップ37でイエスと判断されるまでステップ30〜37の動作が繰 り返し行なわれる。
【0095】 このステップ30〜37の繰り返しの動作により足用空気袋38は膨張・収縮 を繰り返すこととなる。そして、ステップ37でイエスと判断されると終了する 。
【0096】
【効果】
以上説明した様に、請求項1の考案は、制御手段が、前記回転位置検出手段か らの位置情報信号を受けて前記モータを駆動制御して、前記エア供給通路が前記 エア案内通路間の中間位置に位置した状態で前記回転弁体を停止制御可能に設定 されていると共に、前記排気通路が中間位置で前記エア案内通路の全てを大気に 連通可能に形成されている構成としたので、隣接する空気袋を順次滑らかに膨ら ませることができる。
【0097】 また、請求項2の考案は、前記制御手段が、前記エア供給通路が前記中間位置 と選択された一つのエア案内通路への連通位置とに交互に移動させられる様に、 前記モータを駆動制御する構成としたので、定位置での人体のマッサージをスム ーズに行うことができる。
【0098】 更に、請求項3の考案は、前記制御手段が、前記エア供給通路が前記複数のエ ア案内通路にランダムに連通制御される様に、前記モータを駆動制御する構成と したので、特定の部位のマッサージを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる空気マット装置の全体を示し
た外観斜視図、
【図2】マット本体の構成を示した断面図、
【図3】足用空気袋の構成を示した断面斜視図、
【図4】足用空気袋を膨張させたときの状態を示した斜
視図、
【図5】操作パネルに設けた各スイッチの配置を示した
平面図、
【図6】リモコン本体を示した平面図、
【図7】ロータリーバルブの構成を示した断面図、
【図8】エンコーダ板と回転体を示した平面図、
【図9】回転体に設けられた貫通孔の配置関係を示した
平面図、
【図10】回転体の位置関係とエンコーダが出力する信
号との関係を示した真理値を表す説明図、
【図11】空気マット装置の構成を概略的に示したブロ
ック図、
【図12】ステッピングモータを制御する制御回路の構
成を示したブロック図、
【図13】制御回路の動作を示したフロー図、
【図14】制御回路の動作を示したフロー図、
【図15】足用空気袋の他の実施例を示した斜視図、
【図16】エンコーダ板の他の実施例を示した平面図、
【図17】孔の大きさを示した説明図、
【図18】回転体の位置関係とエンコーダが出力する信
号との関係を示した真理値を表す説明図、
【図19】制御回路の動作を示したフロー図、
【符号の説明】
10…マット本体 11…肩受部 12…腰受部 13…足受部 31〜37…空気袋 38…足用空気袋 38c…押圧部 40…給排装置 60…ロータリーバルブ 61…回転体(回転弁体) 61f…円弧溝(排気通路) 63b〜63i…貫通孔(エア案内通路) 70…エンコーダ板(回転体) 71〜78…被検出部位 80…位置情報検出手段 100…制御回路(制御手段) A…エア供給通路 m1〜m4…位置センサ b0〜b3…位置(被位置情報検出位置) E1〜E8…仮想経線

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の空気袋を備えるマット本体と、 前記各空気袋に夫々連通するエア案内通路が複数設けら
    れたバルブ本体、及び、エア供給源に連通するエア供給
    通路が設けられた回転弁体を備えるロータリーバルブ
    と、 前記回転弁体駆動用のモータと、 該回転弁体に連動する回転位置検出手段と、 前記回転位置検出手段からの検出信号を基に前記モータ
    を駆動制御する制御手段を備え、 前記複数のエア案内通路は前記回転弁体の回転方向に間
    隔をおいて配列されていると共に、前記エア供給通路は
    前記回転弁体の回転に伴って前記複数のエア案内通路の
    一つに選択的に連通させられる空気マット装置におい
    て、 前記エア供給通路が前記複数のエア案内通路の一つに連
    通しているとき残りのエア案内通路を大気に連通させる
    排気通路が前記回転弁体に設けられていると共に、 前記制御手段は、前記回転位置検出手段からの位置情報
    信号を受けて前記モータを駆動制御して、前記エア供給
    通路が前記エア案内通路間の中間位置に位置した状態で
    前記回転弁体を停止制御可能に設定され、 前記排気通路は中間位置で前記エア案内通路の全てを大
    気に連通可能に形成されていることを特徴とする空気マ
    ット装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記エア供給通路が前
    記中間位置と選択された一つのエア案内通路への連通位
    置とに交互に移動させられる様に、前記モータを駆動制
    御することを特徴とする請求項1に記載の空気マット装
    置。
  3. 【請求項3】 複数の空気袋を備えるマット本体と、 前記各空気袋に夫々連通するエア案内通路が複数設けら
    れたバルブ本体、及び、エア供給源に連通するエア供給
    通路が設けられた回転弁体を備えるロータリーバルブ
    と、 前記回転弁体駆動用のモータと、 該回転弁体に連動する回転位置検出手段と、 前記回転位置検出手段からの検出信号を基に前記モータ
    を駆動制御する制御手段を備え、 前記複数のエア案内通路は前記回転弁体の回転方向に間
    隔をおいて配列されていると共に、前記エア供給通路は
    前記回転弁体の回転に伴って前記複数のエア案内通路の
    一つに選択的に連通させられる空気マット装置におい
    て、 前記制御手段は、前記エア供給通路が前記複数のエア案
    内通路にランダムに連通制御される様に、前記モータを
    駆動制御することを特徴とする空気マット装置。
JP4085492U 1992-06-15 1992-06-15 空気マット装置 Expired - Lifetime JP2558605Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3597014B2 (ja) * 1997-06-27 2004-12-02 東芝テック株式会社 椅子式マッサージ機
JP3686244B2 (ja) * 1997-12-15 2005-08-24 東芝テック株式会社 エアーマッサージ機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3597014B2 (ja) * 1997-06-27 2004-12-02 東芝テック株式会社 椅子式マッサージ機
JP3686244B2 (ja) * 1997-12-15 2005-08-24 東芝テック株式会社 エアーマッサージ機

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