JPH0643791Y2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0643791Y2
JPH0643791Y2 JP2345191U JP2345191U JPH0643791Y2 JP H0643791 Y2 JPH0643791 Y2 JP H0643791Y2 JP 2345191 U JP2345191 U JP 2345191U JP 2345191 U JP2345191 U JP 2345191U JP H0643791 Y2 JPH0643791 Y2 JP H0643791Y2
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  • Variable Magnification In Projection-Type Copying Machines (AREA)
  • Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば複写可能領域
を表示し得る画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、例えば複写機において
は、原稿台上に原稿の載置位置を表示するスケールや、
原稿の大きさを示す発光素子等が配設されている。しか
しながら、これらは原稿の載置位置を表示するのみであ
り、複写可能な範囲は不明確である。このため、縮小あ
るいは拡大機能を併用して複写を行った場合、原稿の一
部が欠除したりするという複写ミスが生じ、用紙を無駄
にするという不都合を有していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この考案は、上記課題
を解決するためになされたものであり、その目的とする
ところは、画像形成範囲が確認でき、画像形成ミスを減
少することが可能な画像形成装置を提供しようとするも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、この考案は、
上記課題を解決するため、透光性の材料によって形成さ
れ所定の基準位置を有する原稿台の第1面上に載置され
た原稿を、光学走査手段により前記原稿台の第1面の裏
面である第2面側で、前記原稿台を介して走査して記録
媒体に画像を形成する画像形成装置において、画像形成
倍率を指定する指定手段と、記録媒体のサイズを検出す
る検出手段と、前記光学走査手段の移動方向と直交する
前記原稿台の基準位置に沿って原稿台近傍を移動可能に
設けられた第1の表示手段と、前記光学走査手段に連動
して移動し、前記原稿台の第2面側で前記光学走査手段
の位置を前記原稿台を介して表示する第2の表示手段
と、前記光学走査手段を原稿走査方向に駆動する第1の
駆動手段と、前記第1の表示手段を前記原稿台の基準位
置に沿って駆動する第2の駆動手段と、前記検知手段に
よって検知された記録媒体のサイズと前記指定手段によ
って指定された像形成倍率に応じ、前記第1の表示手段
および前記光学走査手段を前記第1および第2の駆動手
段により所定量動作させ、前記第1の表示手段および第
2の表示手段にて画像形成可能な範囲を表示するととも
に、画像形成状態において、前記第1の表示手段を露光
範囲外に移動させる制御手段とを設けている。
【0005】また、第1の表示手段は原稿台の一辺に沿
って移動可能な指示体からなり、第2の表示手段は移動
する光学走査手段からなっている。
【0006】さらに、第2の表示手段は移動する原稿台
の一辺とされている。
【0007】また、第1の表示手段は発光体からなって
いる。
【0008】さらに、第1の表示手段は画像形成状態に
おいて露光範囲外に移動され、第2の表示手段は走査開
始位置に移動される。
【0009】また、第1および第2の表示手段は画像形
成終了後、画像形成可能な範囲を表示する位置に移動さ
れる。
【0010】
【作用】この考案は、制御手段により、検知手段によっ
て検知された記録媒体のサイズと指定手段によって指定
された像形成倍率に応じて、第1の表示手段および光学
走査手段を第1および第2の駆動手段により所定量動作
させ、第1の表示手段および第2の表示手段によって画
像形成可能な範囲を透光性の原稿台を介して表示し、且
つ、画像形成状態においては、第1の表示手段を露光範
囲外に移動させることにより、第1の表示手段が画像と
して形成されないようにしている。
【0011】
【実施例】以下、この考案の一実施例について図面を参
照して説明する。
【0012】図1は、この考案の画像形成装置、例えば
複写機を概略的に示すものである。すなわち、1は複写
機本体であり、この本体1の上面には原稿を支承する原
稿台(透明ガラス)2が固定されている。そして、上記
原稿台2上にセットされた原稿は、露光ランプ4および
ミラ―5、6、7からなる光学系3が原稿台2の下面に
沿って矢印a方向に往復動することにより、露光走査さ
れるようになっている。この場合、ミラ−6、7は光路
長を一定に保持するようにミラ−5の1/2の速度にて
移動する。上記光学系の走査による原稿からの反射光、
つまり露光ランプ4の光照射による原稿からの反射光は
上記ミラ−5、6、7によって反射された後、変倍用レ
ンズブロック8を通り、更にミラ−9によって反射され
て感光体ドラム10に導かれ、原稿の像が感光体ドラム
10の表面に結像されるようになっている。上記光学系
3のホームポジション位置は後述する支点52の近傍つ
まり図面右端部となっている。
【0013】上記感光体ドラム10は図示矢印c方向に
回転され、先ず、帯電用帯電器11によって表面が帯電
される。この後、画像がスリット露光されることによ
り、表面に静電潜像が形成される。この静電潜像は現像
器12によってトナ―が付着されることにより可視像化
される。
【0014】一方、用紙(被転写材)Pは、選択された
上段給紙カセット13、あるいは下段給紙カセット14
から送出ロ―ラ15あるいは16によって一枚ずつ取出
され、この取出された用紙は用紙案内路17あるいは1
8を通ってレジストロ―ラ対19へ案内され、このレジ
ストロ―ラ対19によって転写部へ送られるようになっ
ている。ここで、上記給紙カセット13、14は、本体
1の右側下端部に着脱自在に設けられており、図示せぬ
操作パネルにおいていずれか一方が選択できるようにな
っている。尚、上記各給紙カセット13、14はそれぞ
れカセットサイズ検知スイッチ301 、302 によって
カセットサイズが検知されるものである。このカセット
サイズ検知スイッチ301 、302 はサイズの異なるカ
セットの挿入に応じてオン−オフされる複数のマイクロ
スイッチにより構成されている。
【0015】上記転写部に送られた用紙Pは、転写用帯
電器20の部分で感光体ドラム10の表面と密着され、
上記帯電器20の作用により感光体ドラム10上のトナ
―像が転写される。この転写された用紙Pは、剥離用帯
電器21の作用で感光体ドラム10から静電的に剥離さ
れ、搬送ベルト22によってその終端部に設けられた定
着器としての定着ロ―ラ23へ送られる。そして、ここ
を通過することにより転写像が定着され、定着後の用紙
Pは、排紙ロ―ラ対24によって本体1外に排出され
る。また、転写後の感光体ドラム10は、クリ―ナ27
で表面の残留トナ―が除去され、さらに除電ランプ28
によって残像が消去されることにより、初期状態に復帰
されるようになっている。尚、29は本体1内の温度上
昇を防止するための冷却ファンである。
【0016】ここに、上記レジストローラ対19、搬送
ベルト22、排紙ローラ対24およびこれらの間に適宜
配設されたガイド板(図示せず)等によって用紙搬送路
51が形成され、この搬送路51の中途部には感光体ド
ラム10と転写用帯電器20が配置され、終端部には上
記定着ローラ対23が配置されるようになっている。
【0017】さらに、上記本体1は図2に示すように、
用紙搬送路51を境にして上部ユニット11 と下部ユニ
ット12 とに分離可能とされている。上記上部ユニット
1はその一端が支軸(支点)52を介して下部ユニッ
ト12 に回動自在に枢支されており、開閉可能となって
いる。また、このように上部および下部ユニット11
2 に分離可能な本体1には上部ユニット11 を下部ユ
ニット12 に対して開閉する開閉機構53が設けられて
いる。そして、何等かの原因によって用紙Pが用紙搬送
路51に詰った場合に、用紙搬送路51の大部分を開放
でき、詰った用紙を取除くことができるようになってい
る。
【0018】図3は本体1に設けられた操作パネルを示
すものであり、複写開始を指令を与える複写キ―13
1、複写枚数の設定等を行なうテンキ―132、枚数表
示などを行う表示部133、複写濃度を設定する濃度設
定器134、上段給紙カセット13を選択する上カセッ
ト選択キ―135およびその表示灯(LED)136、
下段給紙カセット14を選択する下カセット選択キ―1
37およびその表示灯(LED)138、各カセットの
用紙サイズ表示器139、140、縮小指定キー14
2、拡大指定キー143、複写倍率表示素子(LED)
141により構成される。前記縮小、拡大指定キー14
2、143は、これを押すことにより複写倍率を1%ず
つ増減させるものである。また、複写倍率表示素子14
1では拡大、縮小指定キー143、142の操作に応じ
た複写倍率が表示されるようになっている。
【0019】図4は上記のように構成された複写機の各
駆動部の駆動源構成例を示すものであり、以下のような
モ―タで構成される。即ち、31はレンズ用モ―タであ
り、変倍を行わせるための前記レンズブロック8の位置
を移動させるためのモ―タである。32はミラ―用モ―
タであり、変倍を行なわせるための前記ミラ―5とミラ
―6,7との間の距離(光路長)を変更させるためのモ
―タである。33は走査用モ―タであり、前記露光ラン
プ4およびミラ―5、前記ミラ―6,7を原稿走査のた
めに移動させるためのモ―タである。34はシャッタ用
モ―タであり、変倍時の感光体ドラム10への帯電器1
1による帯電幅を調整するためのシャッタ(図示しな
い)を移動させるためのモ―タである。35は現像用モ
―タであり、前記現像器12の現像ロ―ラなどを駆動す
るためのモ―タである。36はドラム用モ―タであり、
前記感光体ドラム10を駆動するためのモ―タである。
37は定着用モ―タであり、前記用紙搬送路22、定着
ロ―ラ対23および排紙ロ―ラ対24を駆動するための
モ―タである。38は給紙用モ―タであり、前記送出ロ
―ラ15,16を駆動するためのモ―タである。39は
紙送り用モ―タであり、前記レジストロ―ラ対19を駆
動するためのモ―タである。40はファン用モ―タであ
り、前記冷却ファン29を駆動するためのモ―タであ
る。160は後述する複写可能範囲を表示する指示体1
61、162を駆動するためのモータである。
【0020】図5は前記光学系3を往復移動させるため
の駆動機構を示すものである。即ち、ミラ―5および露
光ランプ4は第1キャリッジ411 に、ミラ―6,7は
第2キャリッジ412 にそれぞれ支持されており、これ
らキャリッジ411 ,412は案内レ―ル421 ,42
2 に案内されて矢印a方向に平行移動自在とされてい
る。また、パルスモ―タ33はプ―リ43を駆動するよ
うになっている。このプ―リ43とアイドルプ―リ44
との間には無端ベルト45が掛渡されており、このベル
ト45の中途部にミラ―5を支持する第1キャリッジ4
1 の一端が固定されている。一方、ミラ―6、7を支
持する第2キャリッジ412 のレール422 の案内部4
6には、レ―ル422 の軸方向に離間して2つのプ―リ
47、47が回転自在に設けられており、これらプ―リ
47、47間にワイヤ48が掛渡されている。このワイ
ヤ48の一端は固定部49に、他端はコイルスプリング
50を介して上記固定部49にそれぞれ固定されてい
る。また、上記ワイヤ48の中途部には第1キャリッジ
411 の一端が固定されている。したがって、パルスモ
―タ33が回転されることにより、ベルト45が回転し
て第1キャリッジ411が移動され、これに伴って第2
キャリッジ412 も移動される。このとき、プ―リ4
7、47が動滑車の役目をするため、第1キャリッジ4
1 に対して第2キャリッジ412 が1/2の速度にて
同一方向へ移動される。尚、第1、第2キャリッジ41
1 、412 の移動方向は、パルスモ―タ33の回転方向
を切換えることにより制御される。
【0021】上記第1キャリッジ411 は選択されてい
る給紙カセットの用紙サイズに合わせて用紙Pの送り方
向の長さと、複写倍率から求めた複写可能範囲を示す位
置に設定されるようになっている。
【0022】図6および図7は前記原稿台2と光学系3
を移動する移動機構との関係を示すものである。すなわ
ち、本体1上面の原稿台2には第1キャリッジ411
平行して原稿の一辺を合わせる位置決め部61が設けら
れ、この位置決め部61に沿う方向、すなわち、第1キ
ャリッジ411 の移動方向と直交する方向に移動可能と
されている。また、前記露光ランプ4を支持する第1キ
ャリッジ411 にはその上部(つまり原稿台2の下部)
に原稿台2における複写可能な範囲を示すスケール62
が設けられている。なお、上記スケール62は選択され
ている給紙カセットの用紙サイズに合わせて、用紙の送
り方向の長さと複写倍率から求まる複写可能範囲に相当
する位置に設定されるものであり、そのスケール62上
のけい線621 がその位置を示すようになっている。ま
た、前記指示体161、162は用紙の幅方向の長さ
と、複写倍率とによって求まる複写可能範囲に相当する
位置に設定されるものであり、その内側が複写可能範囲
を表している。
【0023】図8は複写可能範囲を示す表示手段の構成
を示すものである。前記指示体161、162はそれぞ
れ例えは平板状とされており、その基端部には第1ガイ
ド軸163が貫通され、先端部は第2ガイド軸164に
摺接されている。さらに、各指示体161、162には
それぞれ係止具165、166が設けられており、この
係止具165、166はプーリ167〜170間に前記
第1ガイド軸163に対して平行に設けられたワイヤ1
71の往部1711 、復部1712 にそれぞれ取着され
ている。前記プーリ167はモータ160に設けられ、
プーリ170は一端が回動自在に保持された保持板17
2に設けられている。この保持板172はコイルばね1
73により図示矢印Z方向に付勢されており、前記ワイ
ヤ171に所定の張力が与えられている。しかして、モ
ータ160の回転方向に応じて指示体161、162は
互いに接近する方向あるいは離間する方向に駆動され
る。また、前記第1、第2ガイド軸163、164の相
互間には指示体162に当接可能なスイッチ174が設
けられている。このスイッチ174はワイヤ171とプ
ーリ167〜170との滑りによる位置ずれを防止する
ためのものであり、このスイッチ174の動作によって
基準位置を得ている。
【0024】尚、指示体161、162は露光工程(複
写動作)中においては、指示体161、162による露
光の影を防止するため、複写可能な原稿サイズ175の
両端から3〜10mm程度離れた位置に移動され、露光終
了後元の位置の戻されるようになっている。
【0025】図9は指示体の変形例を示すものであり、
原稿に対する露光量の減少を防止する工夫がなされてい
る。即ち、同図(a)は指示体181の裏面182に白
色の塗装を施したものである。同図(b)は指示体18
3を針状としてその表面積を小さくしたものである。同
図(c)は指示体184に複数の透孔185を設け、網
状としたものである。
【0026】図10は全体的な制御回路を示すものであ
る。メインプロセッサ群71と第1、第2サブプロセッ
サ群72、73とを主体に構成される。上記メインプロ
セッサ群71は、操作パネル74および各種スイッチや
センサ、例えば前記カセットサイズ検知スイッチ3
1 ,302 などの入力機器75からの入力を検知し、
前記各種帯電器を駆動する高圧トランス76、前記除電
ランプ28、前記クリ―ナ27のブレ―ドソレノイド2
7a、前記定着ロ―ラ対23のヒ―タ23a、前記露光
ランプ4、および前記各モ―タ31〜40などを制御し
て、前述の複写動作を行う。
【0027】上記モ―タ31〜40のうち、モ―タ3
5,37,40および現像器12にトナ―を供給するト
ナ―用モ―タ77は、モ―タドライバ78を介してメイ
ンプロセッサ群71で制御され、モ―タ31〜34は、
パルスモ―タドライバ79を介して第1サブプロセッサ
群72で制御され、モ―タ36,38,39,160
は、パルスモ―タドライバ80を介して第2サブプロセ
ッサ群73で制御される。また、露光ランプ4はランプ
レギュレ―タ81を介してメインプロセッサ群71で制
御され、ヒ―タ23aはヒ―タ制御部82を介してメイ
ンプロセッサ群71で制御される。そして、メインプロ
セッサ群71から第1,第2サブプロセッサ群72,7
3へは各モ―タの駆動、停止命令が送られ、第1,第2
サブプロセッサ群72,73からメインプロセッサ群7
1へは各モ―タの駆動、停止状態を示すステ―タス信号
が送られる。また、第1サブプロセッサ群72には、モ
―タ31〜34の各初期位置を検出する位置センサ83
からの位置情報が入力されている。
【0028】図11はメインプロセッサ群71の構成例
を示すものである。ワンチップマイクロコンピュ―タ9
1(以下、単にマイコンと略称する)では、入出力ポ―
ト92を介して図示せぬ操作パネルのキ―入力検知およ
び各種表示制御などが行われる。また、マイコン91は
入出力ポ―ト93〜96によって拡張されている。そし
て、入出力ポ―ト93には高圧トランス76、モ―タド
ライバ78、ランプレギュレ―タ81およびその他出力
などが接続され、入出力ポ―ト94には用紙サイズを検
知するサイズスイッチおよびその他入力が接続され、入
出力ポ―ト95には複写条件設定スイッチおよびその他
入力などが接続される。尚、入出力ポ―ト96はオプシ
ョン用である。
【0029】図12は第1サブプロセッサ群72の構成
例を示すものである。マイコン101は前記メインプロ
セッサ群71と接続されている。プログラマブル・イン
タ―バル・タイマ102はパルスモ―タの相切換間隔時
間を制御するものであり、マイコン101から設定値が
セットされることにより、それに基づいて基準クロック
パルスのカウントが開始され、カウントアウトすると終
了パルスをマイコン101の割込みラインに出力するよ
うになされている。また、マイコン101には、前記位
置センサ83からの位置情報が入力されるとともに、入
出力ポ―ト103、104が接続されている。そして、
上記入出力ポ―ト104には、前記パルスモ―タドライ
バ79を介してモ―タ31〜34が接続されている。
尚、上記入出力ポ―ト103は、各パルスモ―タのステ
―タス信号をメインプロセッサ群71へ出力する場合な
どに使用される。
【0030】図13は第2サブプロセッサ群73の構成
を示すものである。マイコン111は前記メインプロセ
ッサ群71と接続されている。プログラマブル・インタ
―バル・タイマ112はパルスモ―タの相切換間隔時間
を制御するものであり、マイコン111から設定値がセ
ットされると、それに基づいて基準クロックパルスのカ
ウントが開始され、カウントアウトすると終了パルスを
出力するようになっている。この終了パルスはラッチ回
路113にラッチされ、その出力はマイコン111の割
込みラインと入出力ポ−ト入力ラインに供給される。ま
た、マイコン111には入出力ポ―ト114が接続され
ており、この入出力ポ―ト114には前記パルスモ―タ
ドライバ80を介してモ―タ36、38、39、160
が接続されている。
【0031】図14はパルスモ―タの制御回路を示すも
のであり、入出力ポ―ト121(図12、図13の入出
力ポ―ト104、114に相当)にはパルスモ―タドラ
イバ122(図10のパルスモ―タドライバ79、80
に相当)が接続され、このパルスモ―タドライバ122
にはパルスモ―タ123(前記パルスモ―タ31〜3
4、36、38、39、160に相当)の各巻線A、
B、A、Bが接続されている。
【0032】図15はパルスモ―タの速度制御方法を示
すものである。同図(a)はパルスモ―タの速度曲線で
あり、同図(b)は相切換間隔を示している。この図か
ら明らかなように、始めは相切換間隔が長く、徐々に短
くし、やがて等間隔になり、再び徐々に長くなり、停止
する。即ち、これはパルスモ―タのスル―アップおよび
スル―ダウンを示し、始めは自起動領域から立上がり、
高速領域で使用し、やがて立ち下がることである。尚、
1 、t2 …txは相切換間隔の時間を示す。
【0033】次に、このような構成において動作を説明
する。例えば今、電源オン後、メインプロセッサ群71
はスイッチセンサ75からの信号に応じて用紙Pが用紙
搬送路51上に残留していないかチェックする。そし
て、残留がない場合、メインプロセッサ群71は検知ス
イッチ301 からの検知信号により上段給紙カセット1
3の用紙サイズを判断し、この判断結果に応じて光学系
3のイニシャライズ信号と用紙Pの長さLpを示す信号
をサブプロセッサ群72のマイコン101へ出力する。
すると、マイコン101はパルスモータドライバ79を
用いてモータ33を駆動することにより、第1、第2の
キャリッジ411 、412 を移動せしめる。これによ
り、ミラー5が図1に示すように電源オン直前にA点に
あったとすれば、A点よりB点まで移動される。そし
て、マイコン101はモータ33に対する初期位置検出
信号が位置センサ83から出力されてから所定時間つま
りスケール62のけい線621 (スケール位置L)が用
紙Pの搬送方向の長さとなるところまでスケール62を
移動せしめる。これにより、図1に示すようにミラー5
をB点よりC点まで移動する。また、メインプロセッサ
群71は用紙Pの幅Dpを示す信号をサブプロセッサ群
73のマイコン111に出力する。すると、このマイコ
ン111はパルスモータドライバ80を介してモータ1
60を駆動し、指示体161、162をその内側間の距
離が用紙Pの幅Dpに等しくなるようにする。これによ
り、例えば上段カセットにA4の紙がセットされている
とすれば、図7に示すようにA4サイズの用紙Pに対す
る複写範囲が原稿台2でl1 =Lp、l2 =Dpとして
指示され、使用者は斜線部分(l1 ×l2 )が複写可能
範囲であると瞬間的に判断できる。
【0034】また、マイコン101はパルスモータドラ
イバ79を用いてレンズ用モータ31、ミラー用モータ
32、シャッタ用モータ34を駆動することにより、レ
ンズ、ミラー、シャッタを初期位置へ移動してから等倍
位置まで移動せしめ、イニシャライズを完了する。
【0035】また、電源オン時、メインプロセッサ群7
1はモータドライバ78を駆動することによりファン用
モータ40をオンし、ヒータ制御部82を制御すること
によりヒータ23aをオンしている。そして、ヒータ2
3aが定着可能温度となったとき、メインプロセッサ群
71は複写可能を表示せしめる。
【0036】次に、このような状態において、操作部の
拡大指定キー143が押され、拡大複写の指示がなされ
た場合の動作について説明する。
【0037】メインプロセッサ群71は先ず表示素子1
41に拡大率M%の表示を行う。次に、A4のカセット
サイズ検知スイッチ301 の出力信号により、用紙Pの
サイズLp、Dpを判断し、拡大率M%と用紙Pの長さ
Lpより求まる信号をマイコン101に出力する。この
信号はスケール61のけい線611 を l1 =Lp×100/M なる位置に移動させる信号である。マイコン101はこ
の信号により、前述したように、モータドライバ79を
介してモータ33を駆動し、第1キャリッジ411 を本
例では図7に示す矢印Y方向に移動させる。次に、メイ
ンプロセッサ群71は拡大率M%と用紙Pの幅Dpより
求まる信号をマイコン111に出力する。この信号は指
示体161、162を l2 =Dp×100/M なる位置に移動させる信号である。マイコン111はこ
の信号により、モータドライバ80を介してモータ16
0を駆動し、指示体161、162を本例では図7に示
す矢印W,X方向に移動させる。このようにして、スケ
ール61、指示体161、162をl1 、l2 なる位置
に移動した状態を図16に示す。この状態は、図示斜線
部(l1 ×l2 )の領域が拡大されて用紙P(本例では
A4)の大きさに複写されることを示している。したが
って、使用者はこの領域が複写可能範囲を示すものであ
ると瞬時に判断することができる。次に、メインプロセ
ッサ群71は拡大率M%に応じた距離にレンズ8を移動
するため、レンズモータ31を駆動する。このため、レ
ンズ8は図1に示す矢印V方向に移動される。また、こ
れとともに、ミラーモータ32も駆動され、光路長が設
定される。
【0038】次に、このような状態において、縮小指定
キー142が押され、N%の縮小複写が指示された場合
の動作について説明する。
【0039】先ず、メインプロセッサ群71は表示素子
141に縮小率M%を表示する。次に、縮小の位置にレ
ンズを合わせるため、レンズモータ31を駆動し、レン
ズ8を図1に示す矢印U方向に移動させる。これととも
に、ミラーモータ32も駆動され、光路長が設定され
る。次に、前述した如く、第1キャリッジ411 、指示
体161、162をそれぞれ図16に示す矢印R、S、
T方向へ移動し、スケール62のけい線621 および指
示体161、162をそれぞれ l1 =Lp×100/N l2 =Dp×100/N となる位置に移動する。この状態を図17に示す。した
がって、使用者はこの領域が複写可能範囲を示すもので
あると瞬時に判断することができる。
【0040】尚、上段、下段カセットの切換え時や、カ
セットの交換により、用紙Pのサイズが変わった場合も
全く同様の動作である。
【0041】また、第1キャリッジ411 とレンズ8の
駆動順序は次のようになっている。
【0042】拡大から縮小の場合、 (1)レンズ8、(2)第1キャリッジ411 縮小から拡大の場合、 (1)第1キャリッジ411 、(2)レンズ8 これは、第1キャリッジ411 に連動して動くミラー
6、7とレンズ8との衝突を防ぐためである。
【0043】次に、上記のようにスケール62、指示体
161、162が設定された状態において、複写キー1
31が押された場合の動作について説明する。先ず、前
述のような方法により、指示体161、162が画像と
して表れないよう、図18に示すごとく、原稿台2の両
側限界まで移動され、第1キャリッジ411 はホームポ
ジションに移動される。そして、マイコン101はモー
タ33を駆動することにより、第1、第2キャリッジ4
1 、412 を走行せしめる。このとき、メインプロセ
ッサ群71により露光ランプ4が点灯制御される。これ
により、露光ランプ4の光が原稿に照射される。この原
稿からの反射光は、ミラー5,6,7さらに変倍用レン
ズブロック8を介してミラー9に達し、このミラー9で
反射されて感光体ドラム10に導かれる。これにより、
感光体ドラム10上には原稿の画像に対応した静電潜像
が形成され、この静電潜像は感光体ドラム10の回転に
より、現像器12に送られ現像される。このとき、給紙
カセット14の用紙Pが取り出され、レジストローラ1
9を介して感光体ドラム10と転写用帯電器20との間
に送られる。ここで、感光体ドラム10上の画像が転写
用帯電器20の作用により用紙Pの表面に転写され、こ
の転写後、剥離用帯電器21の作用により剥離される。
そして、この画像転写済の用紙Pは搬送ベルト22の走
行により定着ローラ対23へと送られ、ここで画像が定
着されて排紙ローラ対24、24により排出される。
【0044】そして、原稿走査が終了すると、第1キャ
リッジ411 および指示体161、162は図7、図1
6、図17に示すごとく、設定位置に復帰される。
【0045】また、複数枚連続して複写する場合は、そ
の間中指示体161、162は原稿台2の両端に移動さ
れ、複写終了後、所定の設定位置に復帰される。
【0046】上記実施例によれば、選択された用紙のサ
イズおよび設定された倍率に応じて指示体161、16
2およびスケール62を移動し、これらによって複写可
能な範囲を原稿台2上に表示している。したがって、使
用者は複写可能な範囲を容易に認識し得るため、複写ミ
スを防止することが可能である。
【0047】尚、上記実施例では指示体161、162
を機械的に移動して複写可能な範囲を表示したが、これ
に限らず、例えば指示体161、162に代えて、位置
決め部61に沿って複数の発光ダイオードを直線上に配
設し、この発光ダイオードのうち2個を複写可能な範囲
に対応して点灯するよう構成してもよい。
【0048】また、上記実施例では原稿台固定式の複写
機にこの考案を適用した場合について説明したが、これ
に限らず、この考案を原稿台移動式の複写機に適用する
ことも可能である。この場合、スケールは移動する原稿
台の一辺とすればよい。
【0049】その他、考案の要旨を変えない範囲におい
て、種々変形実施可能なことは勿論である。
【0050】
【考案の効果】以上詳述したようにこの考案によれば、
画像形成範囲が確認でき、画像形成ミスを減少すること
が可能な画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わる画像形成装置の一実施例を示
すものであり、全体の概略構成を示す断面図。
【図2】装置本体の開閉状態を説明するための図。
【図3】操作パネルの構成を示す平面図。
【図4】駆動部の構成例を示す斜視図。
【図5】光学系の移動駆動機構を概略的に示す斜視図。
【図6】原稿台と光学系の移動機構との関係を示す図。
【図7】原稿台と光学系の移動機構との関係を示す図。
【図8】表示手段の構成を示す要部の斜視図。
【図9】指示体の変形例を示す斜視図。
【図10】全体的な制御回路を示す構成図。
【図11】メインプロセッサ群の構成図。
【図12】第1サブプロセッサ群の構成図。
【図13】第2サブプロセッサ群の構成図。
【図14】パルスモ―タの制御回路を示す概略構成図。
【図15】パルスモ―タの速度制御方法を説明するため
の図。
【図16】原稿台における表示手段の動作を説明するた
めに示す図。
【図17】原稿台における表示手段の動作を説明するた
めに示す図。
【図18】原稿台における表示手段の動作を説明するた
めに示す図。
【符号の説明】
1…本体、11 …上部ユニット、12 …下部ユニット、
2…原稿台、3…光学系、5,6,7,9…ミラー、8
…変倍用レンズブロック、10…感光体ドラム、13…
上段給紙カセット、14…下段給紙カセット、P…用
紙、301 、302 …カセットサイズ検知スイッチ、3
1…レンズ用モータ、32…ミラー用モータ、33…走
査用モータ、411…第1キャリッジ(移動機構)、4
2 …第2キャリッジ(移動機構)、61、62…スケ
ール、621 …けい線、71…メインプロセッサ群、9
1、101…マイコン、131…複写キー、135…上
カセット選択キー、137…下カセット選択キー、16
01…モータ、161、162…指示体。

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性の材料によって形成され所定の基
    準位置を有する原稿台の第1面上に載置された原稿を、
    光学走査手段により前記原稿台の第1面の裏面である第
    2面側で、前記原稿台を介して走査して記録媒体に画像
    を形成する画像形成装置において、画像形成倍率を指定
    する指定手段と、記録媒体のサイズを検出する検出手段
    と、前記光学走査手段の移動方向と直交する前記原稿台
    の基準位置に沿って原稿台近傍を移動可能に設けられた
    第1の表示手段と、前記光学走査手段に連動して移動
    し、前記原稿台の第2面側で前記光学走査手段の位置を
    前記原稿台を介して表示する第2の表示手段と、前記光
    学走査手段を原稿走査方向に駆動する第1の駆動手段
    と、前記第1の表示手段を前記原稿台の基準位置に沿っ
    て駆動する第2の駆動手段と、前記検知手段によって検
    知された記録媒体のサイズと前記指定手段によって指定
    された像形成倍率に応じ、前記第1の表示手段および前
    記光学走査手段を前記第1および第2の駆動手段により
    所定量動作させ、前記第1の表示手段および第2の表示
    手段にて画像形成可能な範囲を表示するとともに、画像
    形成状態において、前記第1の表示手段を露光範囲外に
    移動させる制御手段と、を具備したことを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の表示手段は原稿台の一辺に沿
    って移動可能な指示体からなり、第2の表示手段は移動
    する光学走査手段からなることを特徴とする請求項1記
    載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の表示手段は移動する原稿台の
    一辺であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第1の表示手段は発光体からなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の表示手段は画像形成状態にお
    いて露光範囲外に移動され、第2の表示手段は走査開始
    位置に移動されることを特徴とする請求項2記載の画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 前記第1および第2の表示手段は画像形
    成終了後、画像形成可能な範囲を表示する位置に移動さ
    れることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
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