JPH0643707B2 - カルバートの外周部盛土を補強することによって、作用土圧を軽減するカルバートの構築方法 - Google Patents
カルバートの外周部盛土を補強することによって、作用土圧を軽減するカルバートの構築方法Info
- Publication number
- JPH0643707B2 JPH0643707B2 JP32935789A JP32935789A JPH0643707B2 JP H0643707 B2 JPH0643707 B2 JP H0643707B2 JP 32935789 A JP32935789 A JP 32935789A JP 32935789 A JP32935789 A JP 32935789A JP H0643707 B2 JPH0643707 B2 JP H0643707B2
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- culvert
- embankment
- earth pressure
- reinforcing
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- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
- Sewage (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、盛土の中に埋設されるカルバートの構築方
法についての発明である。
法についての発明である。
［従来の技術］ 従来の一般的なカルバートの構築方法は、鉄筋コンクリ
ート部材を用いて剛結構造のカルバートを製作しておい
てから、これを埋めて盛土する方法である。
ート部材を用いて剛結構造のカルバートを製作しておい
てから、これを埋めて盛土する方法である。
この方法でカルバートを構築すると、カルバートには次
の鉛直土圧が同時に作用する。
の鉛直土圧が同時に作用する。
盛土の土砂重による土圧。
鉄筋コンクリート等で作られた剛結構造のカルバート
は、盛土に比べ剛性が大きいため盛土内にせん断歪が生
じる。この影響による付加土圧。
は、盛土に比べ剛性が大きいため盛土内にせん断歪が生
じる。この影響による付加土圧。
したがって、カルバートに作用する鉛直土圧の強さは、
土被りＤに直線比例しないで指数関数的に増加すること
になる。
土被りＤに直線比例しないで指数関数的に増加すること
になる。
［発明が解決しようとする課題］ 土被りＤの大きいカルバートを従来の方法で施工しよう
とすると、作用土圧が大きいため、部材を厚くし、鉄筋
を多く配置せねばならない。
とすると、作用土圧が大きいため、部材を厚くし、鉄筋
を多く配置せねばならない。
このため、構築費が増加し、施工性も悪くなる。
この発明が解決しようとする課題は、土被りＤの大きい
カルバートについて、構築費を低減し、施工を簡易化す
るにはどのような方法をとればよいかと言う点にある。
カルバートについて、構築費を低減し、施工を簡易化す
るにはどのような方法をとればよいかと言う点にある。
［課題を解決するための手段］ 以上の課題を解決するため、次の方法を発明した。
第１図に於いてカルバート部材１のヒンジ部にゴム等の
伸縮材を装着する。
伸縮材を装着する。
カルバート部材１の外周部３にセメント系固化材等を配
合して補強した盛土材を用い、カルバートを構築する。
合して補強した盛土材を用い、カルバートを構築する。
［作用］ 前項の方法でカルバートを構築すると、盛土の進行とと
もに、カルバートにかかる土圧が増加するが、カルバー
ト部材の応力が増すとヒンジ部２の伸縮材が収縮し、土
圧は外周部の補強盛土３に転荷されるので、カルバート
部材の応力はわずかに増加するだけである。
もに、カルバートにかかる土圧が増加するが、カルバー
ト部材の応力が増すとヒンジ部２の伸縮材が収縮し、土
圧は外周部の補強盛土３に転荷されるので、カルバート
部材の応力はわずかに増加するだけである。
したがってカルバートは、断面寸法が小さく鉄筋量の少
ない部材で構築することができる。
ない部材で構築することができる。
［実施例］ 第１図に実施例を示す。
［発明の効果］ この発明の寸法を用いてカルバートを構築すると、従来
の一般的な方法で施工するカルバートに比べ、カルバー
ト部材に作用する土圧が小さいので、部材の断面積が小
さく、鉄筋量も少なくて済む。
の一般的な方法で施工するカルバートに比べ、カルバー
ト部材に作用する土圧が小さいので、部材の断面積が小
さく、鉄筋量も少なくて済む。
３の補強土の単価は、強度10Kg/cm2の場合、1,200円/m3
程度であり、鉄筋コンクリートの単価は約45,000円m3で
あるから、補強土の工費を加算しても、構築費は従来の
方法に比べ格段に少なくなる。内空巾10mの道路用カル
バート、道路面から盛土天場までの高さ24m、について
比較すると、発明の方法で構築するカルバートの工費
は、従来の方法の60％程度となり、延長1m当約85万円節
約できる。
程度であり、鉄筋コンクリートの単価は約45,000円m3で
あるから、補強土の工費を加算しても、構築費は従来の
方法に比べ格段に少なくなる。内空巾10mの道路用カル
バート、道路面から盛土天場までの高さ24m、について
比較すると、発明の方法で構築するカルバートの工費
は、従来の方法の60％程度となり、延長1m当約85万円節
約できる。
第１図は、実施例の横断面図、１はカルバート部材、２
はカルバート部材のヒンジ部、３はセメント系固化材等
で補強した盛土、４は一般部の盛土、５は地盤面、６は
盛土の天場、Ｄは土被り高さを示す。 第２図は、ヒンジ部の断面図、２は伸縮材、2-1は鋼
棒、2-2は鋼棒とコンクリートとを絶縁するためのキャ
ップを示す。
はカルバート部材のヒンジ部、３はセメント系固化材等
で補強した盛土、４は一般部の盛土、５は地盤面、６は
盛土の天場、Ｄは土被り高さを示す。 第２図は、ヒンジ部の断面図、２は伸縮材、2-1は鋼
棒、2-2は鋼棒とコンクリートとを絶縁するためのキャ
ップを示す。
Claims (1)
- 【請求項１】カルバート部材(1)のヒンジ部(2)に伸縮材
を装着し、カルバート部材(1)の外周部(3)にセメント系
固化材等補強材を配合した盛土材料を用い、一般部の盛
土材(4)と平行して盛土し、カルバートを構築する方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32935789A JPH0643707B2 (ja) | 1989-12-18 | 1989-12-18 | カルバートの外周部盛土を補強することによって、作用土圧を軽減するカルバートの構築方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32935789A JPH0643707B2 (ja) | 1989-12-18 | 1989-12-18 | カルバートの外周部盛土を補強することによって、作用土圧を軽減するカルバートの構築方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03191137A JPH03191137A (ja) | 1991-08-21 |
| JPH0643707B2 true JPH0643707B2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=18220555
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32935789A Expired - Fee Related JPH0643707B2 (ja) | 1989-12-18 | 1989-12-18 | カルバートの外周部盛土を補強することによって、作用土圧を軽減するカルバートの構築方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0643707B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10518440B2 (en) * | 2016-08-22 | 2019-12-31 | LowSpan LLC | Pre-stressed box culvert and methods for assembly thereof |
| US11059201B2 (en) | 2016-08-22 | 2021-07-13 | LowSpan LLC | Pre-stressed box culvert and methods for assembly thereof |
-
1989
- 1989-12-18 JP JP32935789A patent/JPH0643707B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03191137A (ja) | 1991-08-21 |
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