JPH0643703B2 - ドラグサクション浚渫船の浚渫自動制御装置 - Google Patents

ドラグサクション浚渫船の浚渫自動制御装置

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JPH0643703B2
JPH0643703B2 JP3412185A JP3412185A JPH0643703B2 JP H0643703 B2 JPH0643703 B2 JP H0643703B2 JP 3412185 A JP3412185 A JP 3412185A JP 3412185 A JP3412185 A JP 3412185A JP H0643703 B2 JPH0643703 B2 JP H0643703B2
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dredging
drag
detector
drag arm
arm
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喜一郎 藤井
明 澤
敏正 鈴木
治男 山田
正之 渡田
行男 竹口
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UNYUSHO DAIYON KOWAN KENSETSU
UNYUSHO DAIYON KOWAN KENSETSU KYOKUCHO
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
UNYUSHO DAIYON KOWAN KENSETSU
UNYUSHO DAIYON KOWAN KENSETSU KYOKUCHO
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F3/00Dredgers; Soil-shifting machines
    • E02F3/04Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
    • E02F3/88Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with arrangements acting by a sucking or forcing effect, e.g. suction dredgers
    • E02F3/90Component parts, e.g. arrangement or adaptation of pumps
    • E02F3/907Measuring or control devices, e.g. control units, detection means or sensors

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ドラグサクション浚渫船の浚渫自動制御装置
に関し、特に浚渫作業の開始から終了までの一連の作業
を完全に自動制御できるようにした浚渫自動制御装置に
関する。
〔従来の技術〕
第8,9図に示すように、通常多く用いられているドラ
グサクション浚渫船1においては、放出用のホッパード
ア3を下部に設け浚渫土を積載する泥倉2がそなえら
れ、船内の浚渫ポンプ4により、ドラグアーム6を用い
て掘削された水底19の浚渫土が積込管5を介し泥倉2
へ移送されるようになっている。
そして、ドラグアーム6は、その基端をトラニオン7を
介し浚渫船1に接続され、その中央に中間ジョイント8
をそなえるとともに、その先端にドラグヘッド9をそな
えて構成されており、これらのトラニオン7,中間ジョ
イント8およびドラグヘッド9の各近傍にはそれぞれワ
イヤー10,11および12の一端が接続され、ワイヤ
ー10,11および12の他端はジブ13,14および
15を経由して浚渫船1上のウインチ16,17および
18に接続されている。
このようなドラグサクション浚渫船1により浚渫作業を
行なう場合には、目的地においてウインチ16,17,
18を操作しワイヤー10,11,12を繰り出すこと
により、浚渫船1の船上に格納されていたドラグアーム
6を降下させて、そのトラニオン7部を船内の浚渫ポン
プ4に連通する舷側部の船体付トラニオン(図示省略)
と嵌合させ、ドラグヘッド9を水底19へ着地させた
後、浚渫ポンプ4を駆動させることによって水底土砂を
ドラグアーム6を通し吸引する。
浚渫された浚渫土は浚渫ポンプ4から図示しない吐出管
および積込管5を通して泥倉2へ積載される。
そして、泥倉2が浚渫土で一杯になると、ドラグアーム
6をウインチ16,17,18の操作によって引き上
げ、船上に格納したのち浚渫船1を土砂投棄場所まで航
行させ、同土砂投棄場所において泥倉2のホッパードア
3を開放して積載された浚渫土を放出する。
このようにして、一連の浚渫作業が行なわれる。
ところで、近年、浚渫作業における経費節減および省力
化が要求され、従来より各種の浚渫自動制御装置が提案
されている。
特に、浚渫作業の主要母体となるドラグアーム6の自動
制御装置についての公知の技術としては、次のようなも
のが提案されている。
(イ)船体に対するドラグヘッド9,中間ジョイント8
の位置を検出するそれぞれの位置検出器および吃水検出
器等からの信号を受けて、演算装置によりドラグヘッド
9および中間ジョイント8の深度を計算し、これらのド
ラグヘッド9および中間ジョイント8の位置変化量を制
御するドラグアーム制御装置(特願昭57−175626)。
(ロ)ドラグアーム6の船上格納位置と海底接地位置と
の間の一連の動作を適当数の動作区間に区切り、その位
置へドラグアーム6の複数個の支持点が到達したという
位置信号と、駆動方向動作司令信号とにより、ドラグア
ーム6が進入する動作区間を記憶し、通過した区間は記
憶を消去させるなどの操作により、各駆動源を所定の動
作プログラムに従って自動的に区切り位置に到着させ、
到着した順に各駆動源を停止させるドラグアーム駆動制
御方法(特開昭58−44131)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来のドラグアーム駆動制御
装置あるいは方法では、次のような問題点がある。
(a)ドラグアーム6自体の格納状態から着底までの自
動制御を行なう際、ドラグアーム6は指定位置まで定速
度で駆動されるので、ドラグアーム6を指定位置に停止
させるときに、ドラグアーム6の受ける衝撃が大きく不
具合を生じやすい。
(b)ドラグアーム6を降下させ浚渫作業を行なう場
合、波浪,潮流等によってドラグアーム6の置かれた状
況が刻々と変化するが、この変化へのドラグアーム6の
対応がなされない。
(c)ドラグアーム6の着底後に浚渫作業へ移る場合、
これらのドラグアーム6の着底作業と浚渫作業とが、別
々に制御されているため、不連続となり、浚渫効率の低
下を招く。
(d)ドラグアームの屈折形状や、ドラグヘッドの海底
に対する位置,ドラグアームの船体に対する姿勢が、操
作者にとって適切に把握できない。
(e)浚渫土の泥倉への積込制御が的確に行なわれな
い。
本発明は、上述の問題点の解決をはかろうとするもの
で、ドラグアームが、指定位置停止時に衝撃を受けるの
を防止するとともに、波浪,潮流等の状況の変化に対応
できるようにする一方、浚渫作業のためのドラグアー
ム,浚渫ポンプ,浚渫バルブおよびホッパードア等の機
器類の作動と、同機器類によって行なわれる浚渫作業の
開始から浚渫土の泥倉への積載までの一連の作業とを完
全に自動制御して、浚渫効率の向上をはかれるように
し、しかもドラグアームの屈折形状やドラグヘッドの位
置,ドラグアームの船体に対する姿勢を視認できるよう
にした、ドラグサクション浚渫船の浚渫自動制御装置を
提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、本発明のドラグサクション浚渫船の浚渫自動
制御装置は、ドラグサクション浚渫船におけるトラニオ
ン付きドラグアーム,同ドラグアームを屈折変形すべく
同ドラグアームの中間部に設けられた中間ジョンイン
ト,同ドラグアーム先端のドラグヘッドから浚渫土を吸
引する浚渫ポンプおよび浚渫土積込経路機器を含む浚渫
用機器の作動状態を検出すべく船上に設けられたドラグ
アーム位置検出器,ドラグヘッド深度検出器,船体の吃
水検出器,浚渫ポンプの吸入負圧検出器,浚渫管付き含
泥率検出器およびドラグアーム用ウインチワイヤー繰り
出し長さ検出器からなるセンサー群と、浚渫下限深度,
地切深度,ドラグアームの中間ジョイント限界屈折角お
よびドラグアーム操作用ウインチ運転速度についての各
制御条件を設定入力する操作部と、上記センサー群から
の信号を基に行なわれた上記浚渫用機器の作動状態につ
いての演算結果と上記操作部へ入力された設定値との比
較計算を行ない、上記ドラグアームの屈折形状,位置お
よび姿勢,上記センサー群による各検出値および上記浚
渫用機器の運転状態を監視部のCRTに画像表示させる
運転監視処理部と、上記設定値と上記比較計算の結果と
を基に所定の制御パターンに従い少なくとも上記ドラグ
アームの動作,位置および姿勢の制御,上記浚渫ポンプ
の制御ならびに同浚渫ポンプについての上記吸入負圧を
検出器および含泥率検出器からの検出信号に基づく浚渫
土の泥倉への積込のためのバルブ制御を関連した順序の
もとで指令する自動運転処理部とをそなえたことを特徴
としている。
〔作用〕
上述の本発明のドラグサクション浚渫船の浚渫自動制御
装置では、上記のセンサー群,操作部,運転監視処理部
および自動運転処理部により、ドラグアームの経時的動
作,屈折形状,位置および姿勢をCRTに表示される画
像でオペレーターが確認しながら、浚渫ポンプならびに
浚渫土積込経路機器が、所定の制御パターンに従い関連
した順序のもとで制御されるので、各種浚渫用機器の作
動から浚渫土の泥倉への積載までの一連の浚渫作業が連
続して自動制御されるようになる。
〔実施例〕
以下、図面により本発明の一実施例としてのドラグサク
ション浚渫船の浚渫自動制御装置について説明すると、
第1図は同装置による自動制御の概略を説明するための
ブロック図、第2図はその系統を説明するためのブロッ
ク図、第2図はその系統を説明するためのブロック図、
第3図はその系統を詳細に説明するためのブロック図、
第4図は本装置における運転監視処理部の機能を説明す
るための模式図、第5図は本装置におけるドラグアーム
の指令行先位置を説明するための模式的な正面図、第6
図は同指令行先位置を示す斜視図、第7図は同ドラグア
ームのシステムの概略を説明するための模式的な側面図
である。
第1図に示すように、本装置において、浚渫作業全体は
手動(制御)20または自動(制御)21による運転の
選択が可能であり、自動(制御)21による運転を選択
すると、全ての浚渫用機器は浚渫自動運転操作盤で操作
されるようになっている。
そして、浚渫自動制御は、下記の5系統の制御方式によ
って全体のシステムを構成している。なお、本装置の対
象となる浚渫船1(第8,9図参照)の構造は、従来例
で説明した通りである。
(I)ドラグアーム制御22 浚渫作業の主要母体を占めるドラグアーム6は船体にト
ラニオン7を介し枢支されるとともに、屈折変形のため
の中間ジョンイントを有していて、同ドラグアーム6の
船上格納位置から水底19上の着底位置までの行先位置
として、格納,振出,洗浄,嵌合,地切および着底のい
ずれかを行先指令すれば、常時各種検出器により演算さ
れるドラグアーム6の現在位置から指令行先位置に向け
て、ドラグアーム6を自動制御し安全に且つ連続的に移
動させるための構成を有している。
(II)ドラグアーム6の自動浚渫姿勢制御23 (1)ドラグアーム6の水中での形状(上下屈曲,左右
屈曲)および船体に対する姿勢を各種検出器、特に後述
のドラグアーム用ウインチワイヤー繰出し長さ検出器か
らの検出信号によって演算し常時CRTな画像表示して
監視しておき、許容範囲を超えた場合は、補正してドラ
グアーム6の損傷を防止できるようにした構成を有して
いる。
(2)安定した浚渫作業を行なうために、スエルコン6
3(第7図参照)のストロークを常時検出して演算し、
スエルコン63が有効に作動する位置に補正する制御を
行なう。
(3)浚渫の余掘を防ぐため、計画深度以上に浚渫しな
いように浚渫深度を常時CRTに画像表示して監視して
おき、ドラグヘッド9が計画深度(あらかじめ設定して
おく)より深くならないように制御できる構成を有して
いる。以上、3点の基本制御を有機的に組合せて演算し
安全で効率のよい浚渫を行なうようにドラグアーム6を
自動制御する構成を有している。
(III)泥倉積込制御24 ドラグアーム6の昇降動作および浚渫ポンプ4の起動・
停止動作に同期した浚渫バルブの開閉制御と、ドラグヘ
ッド9の着底,浚渫ポンプ4における吸入負圧および含
泥率を検出して、浚渫された浚渫土の泥倉2への積込を
開始または停止させるバルブ開閉の自動制御機構を有し
ている。
(IV)浚渫ポンプ制御25 ドラグアーム6の昇降動作および浚渫バルブの開閉動作
に同期して浚渫ポンプ4の起動,停止および回転数を制
御するとともに、吸入負圧に応じた回転数制御等の状況
に対応して浚渫ポンプの自動制御を行なうための構成を
有している。
(V)ダンピング制御26 浚渫土砂を泥倉2から投棄する作業に関係した機器類の
制御、すなわちホッパードア3の開閉,ジェットポンプ
の起動停止,ジェット弁の開閉および泥倉2内の残水排
水の自動制御を行なう。
以上、5系統の自動制御が関連した順序のもとで自動的
に行なわれて、浚渫作業がすべて自動化されるようにし
た構成を本装置はそなえている。
つまり、上記5系統は、単独に自動制御されるのではな
く、相互に関連して情報を伝達を行なうことにより機能
する。
なお、これらの5系統はその時々の状況に応じて全て手
動でも操作が可能である。
ところで、第2,3図に示すように、本発明の浚渫自動
制御装置30は、入出力制御部31,操作部32,自動
運転処理部33,運転監視処理部34および監視部35
で構成されている。そして、この浚渫自動制御装置30
においては、各種の検出器,発信器,計測器等のセンサ
ー群、すなわち第3図に示すようなドラグアーム位置検
出器、ドラグヘッド深度検出器,船体の吃水検出器,浚
渫ポンプの吸入負圧検出器,浚渫管付き含泥率検出器お
よびドラグアーム用ウインチワイヤー繰り出し長さ検出
器等からなる入力部36が接続されている。なお、含泥
率検出器については第3図では省略されているが、後述
のように、吸入または吐出側の浚渫管に含泥率検出器が
設けられる。この入力部36の信号に基づきあらかじめ
作られているプログラムに従って、ドラグアーム6をは
じめ、ジブ13,14,15,ウインチ16,17,1
8,浚渫ポンプ4,浚渫バルブおよびホッパードア3等
の浚渫用機器類(第7〜9図参照)の作動・停止あるい
は開閉の指令がそれぞれの駆動機としての出力部37へ
出力され、浚渫作業の一連の自動制御が行なわれる。
第3図により、浚渫自動制御装置30における各部の具
体的な機能を説明すると次の通りである。
(ア)入出力制御部31 入力部36,出力部37,操作部32からの外部データ
の入力処理(入力値の各処理,フィルタリング等)と、
自動運転処理部33からのデータ読み込みおよびその処
理結果の出力部37への出力と、自動運転処理部33と
運転監視処理部34との間のデータ転送とを行なう。
(イ)操作部32 浚渫下限深度,地切深度,ドラグアーム6の中間ジョイ
ント8の限界屈折角およびドラグアーム操作用ウインチ
運転速度についての各制御条件等を、ドラグアーム操作
卓,油圧ポンプ操作卓,浚渫ポンプ操作卓および浚渫ポ
ンプ操作卓から設定入力する。
(ウ)運転監視処理部34 浚渫自動運転が適正に行なわれているかどうかをオペレ
ーターが判断するため、監視部35のCRT表示装置に
各種情報の表示を行なう。その主な処理項目および機能
は下記の通りである。
(1)浚渫運転監視 浚渫作業必要なセンサーデータ,ドラグヘッド9の深
度,浚渫ポンプ4の回転吸入負圧,吐出圧,スラリー流
速,含泥率,スエルコン圧力等を監視部35におけるメ
ータおよび第4図に示すようなCRT上に表示すること
により、オペレーターが機器の負荷バランスをチェック
できるようにする。
(2)ドラグアーム監視 ドラグヘッド9の深度,中間ジョイント8の屈折角度,
吃水,潮位,ワイヤー10,11,12の繰出し量等の
センサーデータを基に行なわれた浚渫用機器の作動状態
について演算し、その演算結果と操作部32へ入力され
た設定値との比較計算を行なって、ドラグアーム6の経
時的な屈折形状,船体や海底に対するドラグアームの位
置および姿勢,浚渫用機器の運転状態等をチェックでき
るように監視部35における第4図に示すようなCRT
への画像表示が行なわれる。
(3)自動制御異常発生監視 電源喪失,油圧系統喪失,コンピュータ異常,バルブ動
作異常,ドラグアーム6の動作異常,手動操作による非
常停止,各機器やセンサーの異常等が発生した場合、異
常発生原因を警報表示し、それぞれの異常に対応して定
められた処理を行なわせる。基本的な考え方としては、
非常事態発生時の状態を保持(停止)させたり、制御系
統を自動操作から手動操作に移行させて手動による復元
または対応を可能とさせる。
(エ)監視部35 第4図に示すように、浚渫船1上にある各機器のセンサ
ー群、例えば、トラニオン位置発信器40,ドラグヘッ
ド深度発信器41,中間ジョイント位置発信器42,ド
ラグヘッド位置発信器43、スエルコン位置発信器4
4,また図示しない吃水検出器および潮位検出器等によ
り伝達される信号に基づき、入出力制御部31,運転監
視処理部34であらかじめ設定されているプログラムで
演算処理されて、右舷,左舷のドラグアーム6の形状
が、中央監視卓やCRTに表示される。また、各機器,
センサーの異常が発生した場合も同様に中央監視卓やC
RTに表示される。
(オ)自動運転処理部33 入出力制御部31のデータによって、前述した5系統の
自動制御を行なう。
すなわち、操作部32からの設定値と、運転監視処理部
34における比較計算結果を基に、所定の制御パターン
に従い、ドラグアーム6の動作および姿勢の制御,浚渫
ポンプ4の制御ならびに浚渫土積込経路機器の制御等を
関連した順序のもとで指令する。
次に、浚渫作業の大きな要素を占めるドラグアーム6の
自動制御および姿勢自動制御の詳細について述べる。
第5,6図に示すように、ドラグアーム6の指令行先位
置としては、上限位置51,格納位置52,振出位置5
3,洗浄位置54,嵌合位置55,地切位置56および
着底位置57の6ケ所の位置が設定されており、ドラグ
アーム6がどの位置に置かれていても、指示した位置へ
のドラグアーム6の移動が全て自動制御により行なえる
ようになっている。
これらのドラグアーム6の各位置51〜57は次の表1
に示すように設定されている。
そして、第3,7図に示すように、出力部37における
各駆動機(ウインチ16,17,18,駆動機60,6
1,62,浚渫ポンプ4等)を有効に自動制御するため
に、浚渫自動制御装置30にデータを入力する入力部3
6におけるセンサーとして、ドラグアーム6およびジブ
13,14,15用のジブ上限位置検出器a,ジブ1
4,15のフック嵌脱検出器b,トラニオン格納位置検
出器c,ドラグアーム6の格納位置検出器d,トラニオ
ンジブタッチ検出器e,中間ジョイントジブタッチ検出
器f,ドラグ ヘッドジブタッチ検出器gおよびジブ振出位置検出器h
がそれぞれそなえられるとともに、ドラグヘッド9の水
底19への接地圧を自動調整するスエルコン63の上限
位置検出器i,ストローク検出器j,下限位置検出器k
およびドラグアーム6の姿勢制御に用いるドラグヘッド
ワイヤー角度検出器lがそなえられている。
さらに、第7図には図示しないセンサーとして、ワイヤ
ー10,11,12の繰出長さを検知するためにウイン
チ16,17,18の付近に設けられたワイヤー繰出長
さ検出器,トラニオン7部と接続して船上に設けられた
トラニオン嵌合検出器,各ウインチ16,17,18の
付近に設けられたウインチ停止検出器およびワイヤーエ
ンド検出器,浚渫ポンプ4の入口付近に設けられた吸入
負圧検出器,浚渫ポンプ4の出口付近に設けられた吐出
圧検出器,浚渫ポンプ4の回転数を検出する回転計,吸
入または吐出側の浚渫管に設けられた含泥率検出器,浚
渫船1の船底に設けられた吃水検出器,その他浚渫の一
連作業を実施するための各機器の作動,停止および開閉
指令等を発令するための位置検出器などがそなえられて
いる。
上述のようなセンサー群により、ドラグアーム6と、浚
渫ポンプ4と、浚渫バルブ,ホッパードア3,吸入ゲー
ト,ロッド洗浄弁,ジェット弁,海水吸入弁および油圧
回路仕切弁等の浚渫土積込経路機器を含む浚渫用機器の
作動状態が検出されるようになっている。
本発明のドラグサクション浚渫船の浚渫自動制御装置は
上述のような構成になっているので、本装置による浚渫
作業は以下のようにして行なわれる。
ドラグサクション浚渫船1による浚渫作業に際して、ま
ず、浚渫場所の全般的条件から浚渫手段等を検討した
後、浚渫船1を浚渫位置まで移動させ、浚渫自動制御装
置30による自動運転を開始するが、その前に浚渫自動
制御装置30の操作部32から次の初期設定値条件の入
力を行なう。
(A)地切深度設定 地切深度とは、折返し浚渫を行なう場合の船体回頭時に
おけるドラグヘッド9の深度であり、水底19より数メ
ートル程度上方の位置とする。浚渫作業中にドラグアー
ム6の姿勢に不具合を生じた場合は、ドラグヘッド9を
地切位置に配置した状態で、その姿勢を補正する。
(B)浚渫下限深度設定 浚渫下限深度は、浚渫深度の計画値より余分に水底19
を浚渫しないように設定するもので、スエルコン63の
ストロークと関連して制御される。
(C)ドラグアーム6のジョイント角設定 ドラグヘッド9の下面と水底19面との角度を調整して
浚渫効率向上をはかるために中間ジョイント8の角度を
設定する。これによりドラグアーム6の運転形状が制御
される。
(D)スエルコン圧力設定 水底19の土質等に従ってスエルコン圧力を決めて、ド
ラグヘッド9の水底19への接地圧を制御する。
(E)浚渫ポンプ電動機回転数設定 浚渫ポンプ4を駆動する電動機の回転数を制御する。
(F)浚渫ポンプ吸入負圧上限設定 浚渫ポンプ4の吸入負圧の上限を制御する。
以上の初期設定値条件の入力の完了にともない、浚渫作
業を行なう各装置は、自動運転準備完了状態となり、操
作部32から自動運転開始指令を入力することにより、
浚渫自動運転を開始し、ドラグアーム6の自動制御から
順次以下のように実行していく。
(I)ドラグアーム制御22 ドラグヘッド9の、船上のドラグアーム格納台45に格
納された状態の格納位置52から、水底19に接地した
状態である着底位置57までの指令された位置への動作
を自動制御するもので、ドラグアーム自動制御の前提条
件が満足されてから始動される。
そして、第5,6図に示す各位置へのドラグヘッド9の
移動は以下のようにして制御される。
(1)格納位置52から振出位置53 ドラグアーム6をウインチ16,17,18によりワイ
ヤー10,11,12を介し格納位置52からジブ1
3,14,15の上限位置51まで巻上げる。
このとき、ジブ上限位置検出器a,トラニオンジブタッ
チ検出器e,中間ジョイントジブタッチ検出器f,ドラ
グヘッドジブタッチ検出器gおよびワイヤー繰出長さ検
出器からの入力に基づきドラグアーム6の位置が自動運
転処理部33で演算され、ドラグアーム6が上限位置5
1に達したことを確認すると、トラニオン7,中間ジョ
イント8およびドラグヘッド9を吊下げているジブ1
3,14,15におけるジブ格納フック(図示省略)を
外す指令が出される。
これにより、フック嵌脱検出器bの入力に基づく指令に
従いジブ13,14,15は上限位置51から振出位置
53まで振り出される。
そして、トラニオン7,中間ジョイント8およびドラグ
ヘッド9の全てが振出位置53に配置され、ジブ振出位
置検出器gおよびワイヤー繰出長さ検出器からの入力に
基づき、浚渫自動制御装置30は各ウインチ16,1
7,18を停止させて、格納位置52から振出位置53
までの自動制御が終了する。
なお、このときウインチ16,17,18によるワイヤ
ー10,11,12の巻上げ繰出し速度は表2(ドラグ
アームウインチの速度設定値)における1速のスピード
で行なう。
また、ドラグアーム6を停止させる直前の速度は全て微
速に制御して、ドラグアーム6に与える衝撃を緩和させ
る。
ドラグアーム6の動作の制御は、以上の(1)項に述べた
要領と同様の手段で実行されるので、以下省略する。
(2)振出位置53から嵌合位置55 ドラグアーム6を、振出位置53からトラニオン嵌合直
前まで3速で各ウインチ16,17,18により吊下
し、トラニオン嵌合直前に到達したら各ウインチ16,
17,18を1速にしてトラニオン嵌合まで水平に吊下
する。
そして、微速にしてトラニオン嵌合を終えた時点で、ト
ラニオン7用のウインチ16を停止させる。
また、この動作の間に洗浄位置54を通過するが、この
洗浄位置54は各ウインチ16,17,18のワイヤー
繰出長さ検出器からの入力により演算して検出される。
洗浄位置54にドラグアーム6の行先指令がなされた時
はその位置で各ウインチ16,17,18を停止させ
る。
一方、トラニオン嵌合検出器の信号に基づいてトラニオ
ン7の嵌合が確認されると、浚渫ポンプ自動起動信号お
よび浚渫吸入弁開信号が浚渫自動制御装置30から発令
されて、この振出位置53から嵌合位置55までの間の
自動制御がなされる。
(3)嵌合位置55から地切位置56 浚渫ポンプ4が始動すると、中間ジョイント用のウイン
チ17を3速、ドラグヘッド用のウインチ18を4速で
回動させ、それぞれワイヤー11,12を繰り出す。
そして、各ワイヤー繰出長さ検出器からの入力に基づき
演算し、ドラグヘッド9の地切位置56への到達検出を
行なう。
この間の自動制御が終了すると、次の制御へ連続する。
(4)地切位置56から着底位置57 初期に設定した計画深度の直前で中間ジョイント用のウ
インチ17を1速に、ドラグヘッド用のウインチ18を
2速に減速する。
そして、ドラグヘッド9が着底位置57に到達し、スエ
ルコン63が作動して同スエルコン63のストロークが
中間状態になったところで、ウインチ17,18を停止
する。これと同時に、ドラグアーム6は目的位置に到達
する。その後、中間ジョイント8における角度が設定値
になるように、ドラグアーム6の形状信号によって中間
ジョイント8の角度を中間ジョイント用のウインチ17
で補正する自動制御を行なう。
以上のようにして、ドラグアーム6の繰出し吊下しの動
作制御が行なわれるが、同ドラグアーム6の巻上げは、
上述と逆の手順を実行することにより行なわれる。
また、ドラグアーム6の自動制御を格納位置52から順
序を追って説明したが、初期のドラグアーム6の位置を
検出して該当位置指定から目的位置を指定することによ
り、任意の位置へドラグアーム6を円滑に到達させるこ
とができる。
さらに、ドラグアーム6の動作中には、常時ドラグアー
ム6の形状が各ウインチ16,17,18のワイヤー繰
出長さ検出器からの入力により演算され、監視部35に
おけるCRTに表示されるとともに、ドラグアーム6の
形状が異常になった場合には、他の制御が一旦停止さ
れ、ドラグアーム6の形状を補正制御するようになって
いる。
(II)自動浚渫姿勢制御23 浚渫作業の効率を上げ円滑に推進するには、ドラグアー
ム6がどのような場合でも正常な状態で作動するように
制御することが重要なポイントである。ドラグアーム6
の先端に装着されたドラグヘッド9が浚渫を始動するの
は、ドラグアーム6が着底しスエルコン63が作動して
からであるが、通常の浚渫は、スエルコン63のストロ
ークが中央付近になった状態で行なわれるように、スエ
ルコン63のストローク検出器jの信号に基づいてドラ
グヘッド9を上下させて制御を行なう。
また、ドラグヘッド9の深度やスエルコン63のストロ
ーク検出器jからの信号により、浚渫深度が初期に設定
した計画浚渫深度の設定値以下にならぬように制御する
だけでなく、前述したようにドラグアーム6が正常に作
動することが浚渫作業の効率を向上させる重要なポイン
トであるため、ドラグアーム6がどのような場合でも正
常な形状で保持されるように制御しなければならない。
ところで、ドラグアーム6で発生する障害は、上下の屈
曲による船体との接触によって起こるドラグアーム6の
損傷とが大きな要素である。
そこで、上下の屈曲に対しては、ドラグヘッド9,中間
ジョイント8およびトラニオン7の位置検出器と、スエ
ルコン63のストローク検出器jとからのデータ情報等
によってドラグアーム6形状を演算し常に監視して、ド
ラグアーム6の形状が異常な状態になった場合には、中
間ジョイント8のウインチ17を制御してドラグアーム
6の形状を正常に戻しその損傷を防止する。
一方、左右の屈曲に対しては、上記検出器と、さらにド
ラグヘッドワイヤー角度検出器lとの信号等に基づいて
ドラグアーム6の形状を演算し、異常な状態になった場
合には、ドラグヘッド9を地切位置56に配置した状態
(自動移行させる)でドラグアーム6の形状を補正し
て、船体との接触によるドラグアーム6の損傷を防止す
る。
(III)泥倉積込制御24 ドラグアーム6の先端に装着されたドラグヘッド9が着
底し且つドラグアーム6が嵌合位置55に到達したとい
う信号に基づいて起動した浚渫ポンプ4においては、そ
の吸入負圧や吸入土の含泥率等を検出し、浚渫バルブの
開閉を制御して自動的に泥倉2への積込みを開始する。
積込み停止指令も、浚渫ポンプ4の吸入負圧や含泥率等
のデータ情報に基づいて演算され、出力されて泥倉2へ
の積込みが自動的に停止される。
(IV)浚渫ポンプ制御25 初期に設定された浚渫ポンプ4の回転数に基づき、当初
は低速運転を行ない、ドラグヘッド9が着底位置57に
近づくに従って徐々に設定回転数に上げていき浚渫運転
とする。浚渫運転中に浚渫ポンプ4の吸入負圧が初期に
設定した上限値に近づいた場合には、ドラグヘッド9を
巻上げて対応するが、さらに吸入負圧が上昇するような
場合には、浚渫ポンプ4の回転数を下げるように自動制
御する。
また、浚渫が終了または異常発生等によってドラグヘッ
ド9が地切位置56におかれた場合には、積込管5内を
洗浄する若干の時間をおいた後、浚渫ポンプ4を低速運
転する。
(V)ダンピング制御26 浚渫作業の各種機器類と検出器のデータに基づいて、関
連機器類例えばホッパードア3の開閉,ジェットポンプ
(図示省略)の発停およびジェット弁の開閉等の自動制
御を実行する。
浚渫作業の自動制御は前述した通りであるが、それぞれ
の機器の自動制御は個々に機能するものではなく、浚渫
自動制御装置30を介して緻密な情報伝達によって相互
に関連して行なわれ、全体として浚渫作業が円滑に自動
制御される。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明のドラグサクション浚渫船
の浚渫自動制御装置によれば、次のような効果ないし利
点を得ることができる。
(1)ドラグアームおよび浚渫ポンプの制御ならびに浚渫
土積込みのためのバルブ制御により、浚渫作業の開始か
ら泥倉への積込までの一連の作業が全て自動制御により
連続して行なわれるので、オペレーターの負担が軽減さ
れるとともに、オペレーターによる浚渫効率のバラツキ
が減少し、効率の良い浚渫作業を実施できるようにな
る。
(2)ドラグヘッドの位置を各種のセンサー群によって検
知することにより、設定された浚渫深度の範囲内におい
て確実に作業を進めることができるので、無駄な浚渫を
することがなくなり、浚渫効率が大幅に向上する。
(3)中間ジョンイントを有するドラグアームの屈折形状
や船体に対する位置および姿勢が運転監視処理部におけ
るCRTに画像表示されるので、オペレーターによるド
ラグアームの現状把握が的確に行なわれるようになっ
て、浚渫作業の能率および安全性の向上に著しく寄与し
うる効果がある。
(4)浚渫ポンプの吸入負圧検出器および浚渫管における
含泥率検出器からの検出信号に基づきバルブ制御を行な
って、泥倉への自動的な積込み制御が適切に行なわれる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
第1〜7図は本発明の一実施例としてのドラグサクショ
ン浚渫船の浚渫自動制御装置を示すもので、第1図は同
装置による自動制御の概略を説明するためのブロック
図、第2図はその系統を説明するためのブロック図、第
3図はその系統を詳細に説明するためのブロック図、第
4図は本装置における運転監視処理部の機能を説明する
ための模式図、第5図は本装置におけるドラグアームの
指令行先位置を説明するための模式的な正面図、第6図
は同指令行先位置を示す斜視図、第7図は同ドラグアー
ムのシステムの概略を説明するための模式的な側面図で
あり、第8,9図は一般に用いられるドラグサクション
浚渫船を示すもので、第8図はその側面図、第9図はそ
の平面図である。 1……ドラグサクション浚渫船、2……泥倉、3……ホ
ッパードア、4……浚渫ポンプ、5……積込管、6……
ドラグアーム、7……トラニオン、8……中間ジョイン
ト、9……ドラグヘッド、10,11,12……ワイヤ
ー、13,14,15……ジブ、16,17,18……
ウインチ、19……水底、20……手動(制御)、21
……自動(制御)、22……ドラグアーム制御、23…
…自動浚渫姿勢制御、24……泥倉積込制御、25……
浚渫ポンプ制御、26……ダンピング制御、30……浚
渫自動制御装置、31……入出力制御部、32……操作
部、33……自動運転処理部、34……運転監視処理
部、35……監視部、36……入力部、37……出力
部、40……トラニオン位置発信器、41……ドラグヘ
ッド深度発信器、42……中間ジョイント位置発信器、
43……ドラグヘッド位置発信器、44……スエルコン
位置発信器、45……格納台、51……上限位置、52
……格納位置、53……振出位置、54……洗浄位置、
55……嵌合位置、56……地切位置、57……着底位
置、60,61,62……駆動機、63……スエルコ
ン、a……ジブ上限位置検出器、b……フック嵌脱検出
器、c……トラニオン格納位置検出器、d……ドラグア
ームの格納位置検出器、e……トラニオンジブタッチ検
出器、f……中間ジョイントジブタッチ検出器、g……
ドラグヘッドジブタッチ検出器、h……ジブ振出位置検
出器、i……スエルコンの上限位置検出器、j……スエ
ルコンのストローク検出器、k……スエルコンの下限位
置検出器、l……ドラグヘッドワイヤー角度検出器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澤 明 山口県下関市阿弥陀寺町6の9 運輸省第 四港湾建設局下関機械整備事務所内 (72)発明者 鈴木 敏正 広島県広島市西区観音新町4丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島造船所内 (72)発明者 山田 治男 広島県広島市西区観音新町4丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島造船所内 (72)発明者 渡田 正之 広島県広島市西区観音新町4丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島造船所内 (72)発明者 竹口 行男 広島県広島市西区観音新町4丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島造船所内 (56)参考文献 特開 昭54−77433(JP,A) 特開 昭55−135767(JP,A) 実開 昭57−176400(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドラグサクション浚渫船におけるトラニオ
    ン付きドラグアーム,同ドラグアームを屈折変形すべく
    同ドラグアームの中間部に設けられた中間ジョイント,
    同ドラグアーム先端のドラグヘッドから浚渫土を吸引す
    る浚渫ポンプおよび浚渫土積込経路機器を含む浚渫用機
    器の作動状態を検出すべく船上に設けられたドラグアー
    ム位置検出器,ドラグヘッド深度検出器,船体の吃水検
    出器,浚渫ポンプの吸入負圧検出器,浚渫管付き含泥率
    検出器およびドラグアーム用ウインチワイヤー繰り出し
    長さ検出器からなるセンサー群と、浚渫下限深度,地切
    深度,ドラグアームの中間ジョイント限界屈折角および
    ドラグアーム操作用ウインチ運転速度についての各制御
    条件を設定入力する操作部と、上記センサー群からの信
    号を基に行なわれた上記浚渫用機器の作動状態について
    の演算結果と上記操作部へ入力された設定値との比較計
    算を行ない、上記ドラグアームの屈折形状,位置および
    姿勢,上記センサー群による各検出値および上記浚渫用
    機器の運転状態を監視部のCRTに画像表示させる運転
    監視処理部と、上記設定値と上記比較計算の結果とを基
    に所定の制御パターンに従い少なくとも上記ドラグアー
    ムの動作,位置および姿勢の制御,上記浚渫ポンプの制
    御ならびに同浚渫ポンプについての上記吸入負圧を検出
    器および含泥率検出器からの検出信号に基づく浚渫土の
    泥倉への積込のためのバルブ制御を関連した順序のもと
    で指令する自動運転処理部とをそなえたことを特徴とす
    る、ドラグサクション浚渫船の浚渫自動制御装置。
JP3412185A 1985-02-22 1985-02-22 ドラグサクション浚渫船の浚渫自動制御装置 Expired - Lifetime JPH0643703B2 (ja)

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