JPH0324936B2 - - Google Patents
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- JPH0324936B2 JPH0324936B2 JP59144786A JP14478684A JPH0324936B2 JP H0324936 B2 JPH0324936 B2 JP H0324936B2 JP 59144786 A JP59144786 A JP 59144786A JP 14478684 A JP14478684 A JP 14478684A JP H0324936 B2 JPH0324936 B2 JP H0324936B2
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- JP
- Japan
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- hose
- pump
- ship
- suction
- jet
- Prior art date
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Links
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Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02F—DREDGING; SOIL-SHIFTING
- E02F3/00—Dredgers; Soil-shifting machines
- E02F3/04—Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
- E02F3/88—Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with arrangements acting by a sucking or forcing effect, e.g. suction dredgers
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02F—DREDGING; SOIL-SHIFTING
- E02F3/00—Dredgers; Soil-shifting machines
- E02F3/04—Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
- E02F3/88—Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with arrangements acting by a sucking or forcing effect, e.g. suction dredgers
- E02F3/90—Component parts, e.g. arrangement or adaptation of pumps
- E02F3/905—Manipulating or supporting suction pipes or ladders; Mechanical supports or floaters therefor; pipe joints for suction pipes
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mining & Mineral Resources (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
この発明は海底や河川泥底の土砂を吸入排出し
て港湾設備の改善や骨材採取に稼働するしゆんせ
つ船、特にジエツトエゼクターを具えたサンドポ
ンプタイプのしゆんせつ船に係るものである。
て港湾設備の改善や骨材採取に稼働するしゆんせ
つ船、特にジエツトエゼクターを具えたサンドポ
ンプタイプのしゆんせつ船に係るものである。
(ロ) 従来の技術
ジエツトエゼクターを具えたサンドポンプタイ
プのしゆんせつ船は、先端から高圧で噴出するジ
エツト流によつて水底を掘り崩し、その土砂を船
上に設置したサンドポンプで船上まで吸引するも
ので、第4図に示すようなラダーサクシヨン方式
が最も多数を占めるが、船上に設置した巻取リー
ル16に吸入用の可撓性ホースを巻取る方式もあ
る。たとえば第5図は特公昭51−2734号公報に示
された実施例の図であり、このような方式は特公
昭45−7829号公報や実公昭55−39014号公報の実
施例にも見出されるもので相当普及しているもの
と見られる。またホースを巻き取る代りに特公昭
37−3028号公報・第6図のように、ホース23を
案内滑車24に案内させて水中へ垂下し、先端の
ジエツトポンプ21の昇降は櫓20の滑車22,
25を介した案内滑車24の軸26自体を吊り上
げ、吊り下して行う方式のものも例示している。
プのしゆんせつ船は、先端から高圧で噴出するジ
エツト流によつて水底を掘り崩し、その土砂を船
上に設置したサンドポンプで船上まで吸引するも
ので、第4図に示すようなラダーサクシヨン方式
が最も多数を占めるが、船上に設置した巻取リー
ル16に吸入用の可撓性ホースを巻取る方式もあ
る。たとえば第5図は特公昭51−2734号公報に示
された実施例の図であり、このような方式は特公
昭45−7829号公報や実公昭55−39014号公報の実
施例にも見出されるもので相当普及しているもの
と見られる。またホースを巻き取る代りに特公昭
37−3028号公報・第6図のように、ホース23を
案内滑車24に案内させて水中へ垂下し、先端の
ジエツトポンプ21の昇降は櫓20の滑車22,
25を介した案内滑車24の軸26自体を吊り上
げ、吊り下して行う方式のものも例示している。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点
最近の航行船の容量の増加に伴いしゆんせつ深
度の大きい仕様が通例となり、また土木建設構造
の骨材の採取に当たつても次第に採取条件の悪い
高深度の場所に移らざるを得なくなつてきた。
度の大きい仕様が通例となり、また土木建設構造
の骨材の採取に当たつても次第に採取条件の悪い
高深度の場所に移らざるを得なくなつてきた。
従来は高深度のしゆんせつを阻む二つの要因が
あつて、その一つはポンプ特性上吸入揚程には一
定の限度があり、限度をこえる深度ではポンプ効
率が劣化し遂に施工ができなくなることであつ
た。しかしこの要因は船上に設置するサンドポン
プの他に吸入管路の途中に水中サンドポンプを介
在させることによつてほぼ解決した。もう一つの
阻却要因としては船体の構造上の問題が残つてい
る。すなわち主流を占めるラダーサクシヨン方式
では高深度しゆんせつを可能にするためにはラダ
ー15を延ばさなければならず、そのためには船
体を大きくしなければ船の安定性が悪く波浪に対
して危険な状態を生じる。またラダー15の水中
における勾配を大きくとることは、しゆんせつ作
業でスイング角度を大きくとる必要があるから、
能率低下の不利を招く。一方ホースを巻取る方式
は構造上の不安定性はないが、可撓性のホースの
上にホースを重ねて巻付けていくため、ホースの
外面が互いに擦過し合つて損耗が大きいという問
題点がある。さらにホースの長さが一定であるか
ら、水深の浅い場所ではホースをリールに巻付け
たままでしゆんせつ作業をしなければならず、リ
ールの下部に巻付けられたホースはその上に巻付
けられたホースの自重や土砂の重量で楕円状に偏
平し、往々にして破裂する場合もある。また第6
図の先行技術のようにホースの重ね巻きを避けた
構成もあるが、この場合は安定した重心の位置を
保つために櫓の高さに厳密な制限があり、この制
限を超えると船の復元力が劣化して危険状態に陥
りやすい。通常は櫓の高さは船幅の2倍が限度と
みられているから、しゆんせつの可能な限度は櫓
の2倍、すなわち船幅の4倍という制約を受け、
深海などのしゆんせつ作業に課題を残す。
あつて、その一つはポンプ特性上吸入揚程には一
定の限度があり、限度をこえる深度ではポンプ効
率が劣化し遂に施工ができなくなることであつ
た。しかしこの要因は船上に設置するサンドポン
プの他に吸入管路の途中に水中サンドポンプを介
在させることによつてほぼ解決した。もう一つの
阻却要因としては船体の構造上の問題が残つてい
る。すなわち主流を占めるラダーサクシヨン方式
では高深度しゆんせつを可能にするためにはラダ
ー15を延ばさなければならず、そのためには船
体を大きくしなければ船の安定性が悪く波浪に対
して危険な状態を生じる。またラダー15の水中
における勾配を大きくとることは、しゆんせつ作
業でスイング角度を大きくとる必要があるから、
能率低下の不利を招く。一方ホースを巻取る方式
は構造上の不安定性はないが、可撓性のホースの
上にホースを重ねて巻付けていくため、ホースの
外面が互いに擦過し合つて損耗が大きいという問
題点がある。さらにホースの長さが一定であるか
ら、水深の浅い場所ではホースをリールに巻付け
たままでしゆんせつ作業をしなければならず、リ
ールの下部に巻付けられたホースはその上に巻付
けられたホースの自重や土砂の重量で楕円状に偏
平し、往々にして破裂する場合もある。また第6
図の先行技術のようにホースの重ね巻きを避けた
構成もあるが、この場合は安定した重心の位置を
保つために櫓の高さに厳密な制限があり、この制
限を超えると船の復元力が劣化して危険状態に陥
りやすい。通常は櫓の高さは船幅の2倍が限度と
みられているから、しゆんせつの可能な限度は櫓
の2倍、すなわち船幅の4倍という制約を受け、
深海などのしゆんせつ作業に課題を残す。
この発明は上記の問題点を解決するため、高深
度のしゆんせつができるしゆんせつ船であつて、
構造的に安定しており、またホースを重ねて巻取
る必要のない新しい方式を提供することを目的と
する。
度のしゆんせつができるしゆんせつ船であつて、
構造的に安定しており、またホースを重ねて巻取
る必要のない新しい方式を提供することを目的と
する。
(ニ) 問題点を解決するための手段
この発明に係るしゆんせつ船は、サンドポンプ
の吐出側は排送管に連結しサンドポンプの吸入側
およびジエツトポンプの送圧側は可撓性ホースを
経てジエツトエゼクターを具えたサクシヨンヘツ
ドへ連結するものであつて、船首又は船尾に櫓を
立設し、該櫓付近の船内にサンドポンプとジエツ
トポンプとを固設し、船上には船のほぼ全長に亘
つて船上に敷設したレール上を回転しつつ走行で
きるホースリールを取付け、このホースリールに
サンドポンプおよびジエツトポンプと夫々連結す
る2本の可撓性ホースを巻回して方向を反転し前
記櫓によつて昇降自在に吊支されたサクシヨンヘ
ツドの上部に連結することによつて問題点を解決
した。
の吐出側は排送管に連結しサンドポンプの吸入側
およびジエツトポンプの送圧側は可撓性ホースを
経てジエツトエゼクターを具えたサクシヨンヘツ
ドへ連結するものであつて、船首又は船尾に櫓を
立設し、該櫓付近の船内にサンドポンプとジエツ
トポンプとを固設し、船上には船のほぼ全長に亘
つて船上に敷設したレール上を回転しつつ走行で
きるホースリールを取付け、このホースリールに
サンドポンプおよびジエツトポンプと夫々連結す
る2本の可撓性ホースを巻回して方向を反転し前
記櫓によつて昇降自在に吊支されたサクシヨンヘ
ツドの上部に連結することによつて問題点を解決
した。
(ヘ) 作用
この発明のしゆんせつ船は、目的地への移動中
やしゆんせつ作業の稼働していないときにはホー
スリールは船内の長手方向の一端に留置されてい
る。サンドポンプおよびジエツトポンプと夫々連
結する2本の可撓性ホースは船の一端に留置され
るホースリールを巻回して方向を反転し、船内の
長手方向の他端へ延びて他端に留置されているサ
クシヨンヘツドの上部に連結している。作業目的
地において船の位置が定まり、しゆんせつ作業を
開始するに当つてはサクシヨンヘツドをジエツト
エゼクターその他の付属部材とともに自重で水中
へ沈降させ、この沈降力によつて水中へ繰り出さ
れる可撓性ホースがホールリールを他端へ向けて
引張り寄せようとする。ホースリールは船の全長
に亘つて船上に敷設したレール上を回転しつつ他
端へ向つて走行し、サクシヨンヘツドがしゆんせ
つ目的の水底に達してこの作用は停止する。この
結果、ホースリールが船の一方の端から他方の端
へ走行することによつてホースは船の全長のほぼ
2倍の長さまで船外へ繰り出すことができ、この
長さが最大のしゆんせつ可能の深度となる。この
状態でサンドポンプおよび水圧ポンプが稼働をは
じめると、1本のホースを通じて高圧のジエツト
流が噴出して水底を掘り崩し、この土砂を他方の
ホースを通じて船上に吸い上げる作業がはじま
る。
やしゆんせつ作業の稼働していないときにはホー
スリールは船内の長手方向の一端に留置されてい
る。サンドポンプおよびジエツトポンプと夫々連
結する2本の可撓性ホースは船の一端に留置され
るホースリールを巻回して方向を反転し、船内の
長手方向の他端へ延びて他端に留置されているサ
クシヨンヘツドの上部に連結している。作業目的
地において船の位置が定まり、しゆんせつ作業を
開始するに当つてはサクシヨンヘツドをジエツト
エゼクターその他の付属部材とともに自重で水中
へ沈降させ、この沈降力によつて水中へ繰り出さ
れる可撓性ホースがホールリールを他端へ向けて
引張り寄せようとする。ホースリールは船の全長
に亘つて船上に敷設したレール上を回転しつつ他
端へ向つて走行し、サクシヨンヘツドがしゆんせ
つ目的の水底に達してこの作用は停止する。この
結果、ホースリールが船の一方の端から他方の端
へ走行することによつてホースは船の全長のほぼ
2倍の長さまで船外へ繰り出すことができ、この
長さが最大のしゆんせつ可能の深度となる。この
状態でサンドポンプおよび水圧ポンプが稼働をは
じめると、1本のホースを通じて高圧のジエツト
流が噴出して水底を掘り崩し、この土砂を他方の
ホースを通じて船上に吸い上げる作業がはじま
る。
(ト) 実施例
この発明の実施例を図に基づいて説明する。
第1図から第3図AおよびBにおいて1はサン
ドポンプで耐摩耗性材料で製作した片吸込1段渦
巻ポンプであつてその吐出口1aは船外へ通じる
排送管2に繋がり、吸入口1bは鋼管を経て可撓
性の吸入ホース3と連結している。4はジエツト
ポンプであつてこの例では片吸込3段タービンポ
ンプを使用している。ジエツトポンプ4は鋼管を
経て可撓性のジエツトウオーターホース5と連結
している。これらの可撓性のホースは高圧に耐え
耐候性、耐摩耗性、耐老化性にすぐれたゴムを使
用することが望ましい。6はホースリールであつ
て輪状をなし、外周面にホースを嵌入する2本の
凹溝を設けている。ホースリール6の回転軸はリ
ール台車7の上部に固着した軸承によつて回転自
在に軸支されている。リール台車7の下部には車
輪が少なくとも4ヶ取付けられ、船内のほぼ全長
に亘つて敷設されたレール8の上を走行すること
ができる。9はサクシヨンヘツドであつて円筒状
をしており、この周辺に高圧水を噴出するジエツ
トエゼクター10が数ヶ所開口している。11は
水中サンドポンプ、12はその駆動モーターであ
る。最近は1台のサンドポンプでは吸入不可能な
高深度でのしゆんせつが要求されるのでこの例の
ようにサクシヨンヘツドの上部に水中ポンプを装
着しジエツトエゼクターで掘削した土砂を吸入し
て船上に圧送し、船上のサンドポンプでより遠く
の目的地まで圧送することが多くなつた。水中サ
ンドポンプ11は竪形の1段渦巻ポンプを採用し
吸入側はサクシヨンヘツド9と、吐出側は吸入ホ
ース3と夫々連結している。13はサクシヨンヘ
ツド9から駆動モーター12までを吊り上げるウ
インチであり13aはそのワイヤーである。すな
わち船尾又は船首に立設した櫓17の上端に装着
した滑車18を介してワイヤ13aがモータ12
を垂直に吊支し、ホースはウインチ13附近から
キヤリアローラ14に案内されて斜め下方に水中
へ向うために、ホースの移動とサクシヨンヘツド
の昇降は同調して円滑な引き揚げ、吊り下しが行
われる。一方リール台車7には図において常に左
方へ作用する油圧ウインチ(図示せず)を具えて
全体のバランスの台車の移動を司どる。14は船
上の長手方向に配設されたキヤリアローラーで2
本のホースの移動するとき回転してその動きを助
ける。
ドポンプで耐摩耗性材料で製作した片吸込1段渦
巻ポンプであつてその吐出口1aは船外へ通じる
排送管2に繋がり、吸入口1bは鋼管を経て可撓
性の吸入ホース3と連結している。4はジエツト
ポンプであつてこの例では片吸込3段タービンポ
ンプを使用している。ジエツトポンプ4は鋼管を
経て可撓性のジエツトウオーターホース5と連結
している。これらの可撓性のホースは高圧に耐え
耐候性、耐摩耗性、耐老化性にすぐれたゴムを使
用することが望ましい。6はホースリールであつ
て輪状をなし、外周面にホースを嵌入する2本の
凹溝を設けている。ホースリール6の回転軸はリ
ール台車7の上部に固着した軸承によつて回転自
在に軸支されている。リール台車7の下部には車
輪が少なくとも4ヶ取付けられ、船内のほぼ全長
に亘つて敷設されたレール8の上を走行すること
ができる。9はサクシヨンヘツドであつて円筒状
をしており、この周辺に高圧水を噴出するジエツ
トエゼクター10が数ヶ所開口している。11は
水中サンドポンプ、12はその駆動モーターであ
る。最近は1台のサンドポンプでは吸入不可能な
高深度でのしゆんせつが要求されるのでこの例の
ようにサクシヨンヘツドの上部に水中ポンプを装
着しジエツトエゼクターで掘削した土砂を吸入し
て船上に圧送し、船上のサンドポンプでより遠く
の目的地まで圧送することが多くなつた。水中サ
ンドポンプ11は竪形の1段渦巻ポンプを採用し
吸入側はサクシヨンヘツド9と、吐出側は吸入ホ
ース3と夫々連結している。13はサクシヨンヘ
ツド9から駆動モーター12までを吊り上げるウ
インチであり13aはそのワイヤーである。すな
わち船尾又は船首に立設した櫓17の上端に装着
した滑車18を介してワイヤ13aがモータ12
を垂直に吊支し、ホースはウインチ13附近から
キヤリアローラ14に案内されて斜め下方に水中
へ向うために、ホースの移動とサクシヨンヘツド
の昇降は同調して円滑な引き揚げ、吊り下しが行
われる。一方リール台車7には図において常に左
方へ作用する油圧ウインチ(図示せず)を具えて
全体のバランスの台車の移動を司どる。14は船
上の長手方向に配設されたキヤリアローラーで2
本のホースの移動するとき回転してその動きを助
ける。
その他しゆんせつ船として稼働する上に必要な
諸設備、たとえば操船ウインチ、操作室、居住
室、受電設備、非常発電装置などが具えられてい
る。第3図Aはこの発明のしゆんせつ船が移動
中、又はしゆんせつ作業をしていない場合の各部
材の位置関係を示し、第3図Bはしゆんせつ作業
に従事している状態を示したもので、ホースリー
ル6が船の一端から他端まで走行し、サクシヨン
ヘツドを所望の位置まで沈潜させている。
諸設備、たとえば操船ウインチ、操作室、居住
室、受電設備、非常発電装置などが具えられてい
る。第3図Aはこの発明のしゆんせつ船が移動
中、又はしゆんせつ作業をしていない場合の各部
材の位置関係を示し、第3図Bはしゆんせつ作業
に従事している状態を示したもので、ホースリー
ル6が船の一端から他端まで走行し、サクシヨン
ヘツドを所望の位置まで沈潜させている。
(チ) 発明の効果
この発明のしゆんせつ船は従来のラダーサクシ
ヨン方式のように船外に長く突出するラダー保持
部分(ラダーブロツク)がなくきわめて安定して
いるので同一の船形であれば数倍の高深度までの
しゆんせつが可能である。上記の実施例では船の
全長48m、幅8m、深さ2.25m、吃水1.15mで満
載排水屯約295トンであるが最深約100mの水底か
ら毎時120m3以上の土砂を吸引排送することがで
きる。ちなみにほぼ同じ船長、船幅を有するラダ
ーサクシヨン方式のしゆんせつ船では20〜30mの
深度が安定操業の限界と言われている。
ヨン方式のように船外に長く突出するラダー保持
部分(ラダーブロツク)がなくきわめて安定して
いるので同一の船形であれば数倍の高深度までの
しゆんせつが可能である。上記の実施例では船の
全長48m、幅8m、深さ2.25m、吃水1.15mで満
載排水屯約295トンであるが最深約100mの水底か
ら毎時120m3以上の土砂を吸引排送することがで
きる。ちなみにほぼ同じ船長、船幅を有するラダ
ーサクシヨン方式のしゆんせつ船では20〜30mの
深度が安定操業の限界と言われている。
また従来のホース巻取り方式のようにホースの
上にホースを重ねて巻付けることがないのでホー
スの損耗が著しかつたり、荷重のためホースが変
形破裂したりすることなく安全作業が担保され
る。また第6図に示す従来技術の同じ船体で比較
した場合には、この発明では船の全長48mの2倍
である96mまでのしゆんせつ深度が可能であるの
に対し、従来技術のそれは船幅の4倍である32m
が一応の限度とみられ、それ以上のしゆんせつ深
度を得るには別途の手段を加えなければ安定操業
上に懸念が残るという差異が認められる。
上にホースを重ねて巻付けることがないのでホー
スの損耗が著しかつたり、荷重のためホースが変
形破裂したりすることなく安全作業が担保され
る。また第6図に示す従来技術の同じ船体で比較
した場合には、この発明では船の全長48mの2倍
である96mまでのしゆんせつ深度が可能であるの
に対し、従来技術のそれは船幅の4倍である32m
が一応の限度とみられ、それ以上のしゆんせつ深
度を得るには別途の手段を加えなければ安定操業
上に懸念が残るという差異が認められる。
第1図はこの発明の実施例の正面図、第2図は
その平面図、第3図AおよびBは実施例の作用を
示す正面略図、第4図は従来技術の正面図、第5
図は別の従来技術の平面図。第6図はさらに別の
従来技術の正面図。 1……サンドポンプ、2……排送管、3……吸
入ホース、4……ジエツトポンプ、5……ジエツ
トウオーターホース、6……ホースリール、8…
…レール、9……サクシヨンヘツド、10……ジ
エツトエゼクター、15……従来技術のラダー、
16……別の従来技術の巻取リール、17……
櫓。
その平面図、第3図AおよびBは実施例の作用を
示す正面略図、第4図は従来技術の正面図、第5
図は別の従来技術の平面図。第6図はさらに別の
従来技術の正面図。 1……サンドポンプ、2……排送管、3……吸
入ホース、4……ジエツトポンプ、5……ジエツ
トウオーターホース、6……ホースリール、8…
…レール、9……サクシヨンヘツド、10……ジ
エツトエゼクター、15……従来技術のラダー、
16……別の従来技術の巻取リール、17……
櫓。
Claims (1)
- 1 サンドポンプ1の吐出口側は排送管2に連結
し、サンドポンプ1の吸入口側およびジエツトポ
ンプ4の送圧側は夫々可撓性ホース3および5を
経てジエツトエゼクター10を具えたサクシヨン
ヘツド9に連結するしゆんせつ船において、船首
又は船尾に櫓17を立設し、該櫓17附近の船内
にサンドポンプ1とジエツトポンプ4とを固設
し、船上には船のほぼ全長に亘つて船上に敷設し
たレール8上を回転しつつ走行できるホースリー
ル6を取付け、このホースリール6にサンドポン
プ1およびジエツトポンプ4と夫々連結する2本
の可撓性ホース3および5を巻回して方向を反転
し前記櫓17によつて昇降自在に吊支されたサク
シヨンヘツド9の上部に連結する高深度しゆんせ
つ用のしゆんせつ船。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59144786A JPS6121238A (ja) | 1984-07-11 | 1984-07-11 | しゆんせつ船 |
KR2019850007376U KR910008811Y1 (ko) | 1984-07-11 | 1985-06-20 | 준설선 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59144786A JPS6121238A (ja) | 1984-07-11 | 1984-07-11 | しゆんせつ船 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6121238A JPS6121238A (ja) | 1986-01-29 |
JPH0324936B2 true JPH0324936B2 (ja) | 1991-04-04 |
Family
ID=15370409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59144786A Granted JPS6121238A (ja) | 1984-07-11 | 1984-07-11 | しゆんせつ船 |
Country Status (2)
Country | Link |
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JP (1) | JPS6121238A (ja) |
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Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101025125B1 (ko) * | 2009-06-02 | 2011-03-25 | 현대건설주식회사 | 준설 여수 순환식 준설헤드장치, 이를 구비한 준설기 및 이를 이용한 준설방법 |
WO2011003438A1 (en) * | 2009-07-06 | 2011-01-13 | Damen Dredging Equipment B.V. | A dredge vessel system for deep-sea dredging |
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-
1985
- 1985-06-20 KR KR2019850007376U patent/KR910008811Y1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
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KR910008811Y1 (ko) | 1991-11-08 |
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JPS6121238A (ja) | 1986-01-29 |
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