JPH0643654B2 - 筒型組物構造体の組成方法 - Google Patents

筒型組物構造体の組成方法

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JPH0643654B2
JPH0643654B2 JP2223852A JP22385290A JPH0643654B2 JP H0643654 B2 JPH0643654 B2 JP H0643654B2 JP 2223852 A JP2223852 A JP 2223852A JP 22385290 A JP22385290 A JP 22385290A JP H0643654 B2 JPH0643654 B2 JP H0643654B2
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mandrel
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康夫 秋山
善一郎 前川
泰以 濱田
敦士 横山
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  • Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 イ.発明の目的 〔産業上の利用分野〕 この発明は、熱硬化性樹脂を用いる繊維強化プラスチッ
ク(以後、FRPという)又は熱可塑性樹脂を用いる繊
維強化プラスチック(以後、FRTPという)の芯体に
使用するT字又は十字型をした筒状組物構造体の組成方
法に関するものである。
〔従来の技術〕
単純な円筒型の、ガラス繊維や炭素繊維製組物構造体を
有するFRP、FRTPは従来より知られている。ま
た、T字型、十字型等の筒型組物構造体を有するFR
P、FRTPは、別体の円筒状組物を2本あるいは3本
接合して芯体を形成して製造していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のT字型、十字型等の筒型組物構造体を有するFR
P、FRTPは、円筒状組物構造体の接合部の強度が満
足なものでなく、ものによっては実用に供し得ないもの
である。
この発明は、分岐部で筒状体が互いに一体化したFR
P、FRTP用のT字又は十字型の筒型組物構造体の組
成方法を提供することを目的としている。
ロ.発明の構成 〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するために、この発明の筒型組物構造体
の組成方法は、ボビン・キャリアに装着のボビン上端よ
り上方に環状ガイドを有し、T字又は十字状に円筒を接
合したマンドレルを軌道の中央上方に備えた丸打組機に
より、マンドレルをその円筒方向に沿って引上げあるい
は引下げつつ繊維束をマンドレル上に組成し、組成点が
マンドレルの接合点に達した時点で、接合点を中心にマ
ンドレルを回転させて組成対象のマンドレルにおける円
筒位置を変えるものである。
〔作 用〕
上記のように構成された筒型組物構造体の組成方法にお
いては、マンドレルをその円筒方向に沿って引上げある
いは引下げる過程で、繊維束がマンドレル上に組成され
る。そして、組成点がマンドレルの接合点に達したとき
に、接合点を中心にマンドレルを回転させて次に組成し
ようとするマンドレルの対象円筒が変えられる。
〔実施例〕
T字型円筒組物の製造には、通常の丸打組紐機と、特に
工夫したマンドレル及び環状ガイドを用いる。
丸打組紐機は、第1図に示すごとく、ディスクに形成し
た環状軌道1に沿って、複数組のボビン・キャリア2が
左回り又は右回りに交錯走行することによって、組成が
行われる。それぞれのボビン・キャリア2に装着の各ボ
ビンから繰り出される繊維束Fは、環状軌道1の中心部
上方に位置し、上方に引き上げられるマンドレル3上で
組み合わされて組物となる。なお、ボビン・キャリア2
は、ディスクの下部に存在する駆動ギヤーによって自転
しつつ送られる。また、この組紐機では、ギアー比を変
えることによって、ボビン・キャリア2の移動速度とマ
ンドレル3の引上げ速度の比を変えることができ、従っ
て、異なった巻き角度の組物を製造することができる。
この実施例で用いるマンドレル3は、第2図及び第3図
に示すごとく、円筒をT字状に接合した形状のT字形マ
ンドレルである。このように円筒を接合したものを用い
ると、第6図に示す状態に枝部を下にして支持するとき
に、筒内に紐を通して吊るすことができるので便利であ
る。このマンドレル3はプラスチック等の軽い素材で出
来ているので、組成時に繊維束の張力によって横方向に
動きやすい。この横方向に動きを防ぐには、T字形マン
ドレル3に荷重を負荷するとよい。
環状ガイド4は、マンドレル3の形状がT字形であるた
めに必要となるものである。
即ち、環状ガイド4を設けないで、従来の丸打組物と同
様にして組成を行うと、第2図に示すように、矢印の位
置で繊維束Fがマンドレル3の一部に接触し、組成の障
害となる。そのため、第3図に示すように繊維束Fを持
ち上げる必要がある。このように繊維束Fを持ち上げる
ために、この発明では、第1図に示すように、丸打組機
の環状軌道1の内側に環状ガイド4を装着している。こ
の環状ガイド4は、第4図に示すごとく下部に筒部を連
設しているが、環状ガイドを支持するものであれば数本
の支脚等どのようなものでもよい。環状ガイド4の環状
軌道面からの高さは、ボビン・キャリア2に装着したボ
ビンの高さの2.5倍程度である。なお、更に環状ガイ
ド4の上方にもガイドを設けることもできる。
次に、T字型筒型組物構造体の製造方法を第4図を参照
して、説明する。
この図における符号A、B、Cはマンドレル3のそれぞ
れの端部位置を示し、組成順序を説明する(1)〜(1
0)図に共通のものである。
先ず、マンドレル3を(1)図に示す姿勢にしてA位置
で上方から支持する。組成の進方向は環状軌道1の面に
対して垂直方向であうので、マンドレル3を矢印の方向
に引上げつつA位置から組成を開始する。(2)図に示
すように組成点がマンドレル3の接合点に達した時点
で、マンドレル3を接合点を中心にして矢印の方向に9
0゜回転させる。引き続いて(3)図に示すごとくB位
置に向かって組成する。(4)図のごとくB位置まで組
成が終了した時点(第6図に、このときのマンドレル3
と環状ガイド4との関係が示されている)で、マンドレ
ル3を(5)図の矢印の方向に下げつつ折り返し組成す
る。その際、組成の解けを防ぐために、テープでマンド
レル端部の組構造を固定するとよい。(6)図に示すよ
うに組成点がマンドレル3の接合点に達した時点で、マ
ンドレル3を接合点を中心にして矢印の方向に90゜回
転させる。そしてC位置に向かって組成し、(8)図の
状態に組成されたときに、マンドレル3を矢印の方向に
引上げつつA位置に向けて折り返し組成し、(10)図
に示すごとく組成が完了する。
このようにして組成されT字型筒型組物構造体は、2層
構造となっているが、かならずしも全体が2層構造であ
る必要はない。即ち、組成を第5図(8)の状態で止め
ることもできる。そのときには、B位置に向けて分岐し
た枝部分が2層構造となるので、その部分の組成字のマ
ンドレル3の引下げ、引上げ速度を他の部分の組成時よ
り大幅に速く、出来れば2倍にして繊維束密度を揃える
ようにするとよい。
また、マンドレル3の接合点近傍での引下げ又は引上げ
速度を他の部分に対して変更し、接合点近傍における繊
維束密度を調整するようにしてもよい。
このようにして製造されたT字型筒型組物構造体は、マ
ンドレル3に被覆された状態で常法により外側より樹脂
の含浸被覆が行われる。その後、マンドレル3を抜取
り、内面の処理を行って完了する。
T字型をした剛体のマンドレル3をT字型筒型組物構造
体より抜き取ることは、そのままでは困難であるので、
マンドレル3に次のような工夫をしておくとよい。即
ち、(イ)マンドレルを分解可能な構造としておく。
(ロ)FRTPの場合、マンドレルを成形樹脂より軟化
温度が充分に低い熱可塑性樹脂製とし、成形後に加熱軟
化させて溶出する。(ハ)マンドレルを水溶性素材製と
し、成形後に水洗除去する。
以上、T字型筒型組物構造体の組成方法について説明し
たが、T字型筒型組物構造体についてもマンドレルを十
字型とし、接合点におけるマンドレルの回転方向を工夫
することにより、同様に組成することができる。
ハ.発明の効果 この発明は、以上説明したように構成されているので、
以下に記載するような効果を奏する。
即ち、分岐部の強度が大きく、かつ、FRP、FRTP
の芯体として充分に実用に供し得るT字又は十字型円筒
状組物構造体を容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の筒型組物構造体の組成に使用する丸
打組機の概略平面図、第2図は環状ガイドを設けずにT
字型円筒状組物構造体を組成する場合に発生する障害に
ついて説明する図、第3図はその障害を回避するために
繊維束を持ち上げた状態を示す図、第4図は環状ガイド
の斜視図、第5図(1)〜(10)はT字型円筒状組物
構造体の組成順序を説明する図、第6図は組成過程にお
けるマンドレルと環状ガイドとの関係を示す斜視図であ
る。 1……環状軌道、2……ボビン・キャリア、3……マン
ドレル、4……環状ガイド、F……繊維束

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボビン・キャリアに装着のボビン上端より
    上方に環状ガイドを有し、T字又は十字状に円筒を接合
    したマンドレルを軌道の中央上方に備えた丸打組機によ
    り、マンドレルをその円筒方向に沿って引上げあるいは
    引下げつつ繊維束をマンドレル上に組成し、組成点がマ
    ンドレルの接合点に達した時点で、接合点を中心にマン
    ドレルを回転させて組成対象のマンドレルにおける円筒
    位置を変える筒型組物構造体の組成方法。
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