JP3430982B2 - プリフォーム製造システム - Google Patents

プリフォーム製造システム

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JP3430982B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ブレイダー装置
を用いて、複数層からなる三次元筒状のプリフォームを
成形し、且つ、該筒状のプリフォームに対してステッチ
ング加工を施すように構成したプリフォーム製造システ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、ブレイダー装置によって
複数層からなる三次元筒状のプリフォームを成形するプ
リフォーム成形方法が開発され提供されてきている。上
記するような複数層からなる筒状のプリフォームを製造
する場合、層間の剥離、ズレなどの防止のために、プリ
フォームに対して最終成形前にステッチング加工(ミシ
ン縫いによる垂直糸加工)を行う必要がある。従来、三
次元筒状のプリフォームの製造にあたっては、三次元円
筒織機があるが、単純な形状のものでも、かなり煩雑な
作業が強いられ、仕上がりまでに長時間を要している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明で
は、複数層からなる三次元筒状のプリフォームを成形す
るブレイダー装置に、該プリフォームに対してステッチ
ング加工を施すためのステッチ装置を組み合わせ、共用
する1台のプリフォーム搬送用ロボットハンドによっ
て、該三次元筒状のプリフォームに対するステッチング
加工を自動的に行えるようにしたプリフォーム製造シス
テムを提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記する目
的を達成するにあたって、具体的には、組成の芯となる
マンドレル上にプリフォームを組成するブレイダー装置
と、前記ブレイダー装置によって組成されるプリフォー
ムに対してステッチ加工するためのステッチ装置とを備
え、前記ブレイダー装置とステッチ装置との間に前記プ
リフォームを搬送するためのプリフォーム搬送用ロボッ
トハンドを配置してなるプリフォーム製造システムを構
成するものである。
【0005】さらに、この発明では、前記マンドレル
が、軸方向に沿ってのびる溝を形成するものからなり、
前記溝に沿って前記マンドレル上のプリフォームに対し
てステッチング加工するプリフォーム製造システムを構
成するものである。
【0006】さらに、この発明では、前記マンドレル
が、軸方向に沿ってのびる複数の型割片の組み合わせに
よって形成され、前記型割片の一部を引き抜くことによ
り軸方向に沿ってのびる溝を形成する型割マンドレルか
らなり、前記型割片の一部を順次抜いてステッチング加
工するプリフォーム製造システムを構成する。
【0007】さらにまた、この発明では、前記マンドレ
ルが、軸方向に沿ってのびる複数の型割片の組み合わせ
によって形成され、前記型割片の一部を引き抜くことに
より軸方向に沿ってのびる溝を形成する型割マンドレル
からなり、前記型割片の一部を抜いて、前記プリフォー
ムのみを順次回転させてステッチング加工するプリフォ
ーム製造システムを構成するものでもある。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明になるブレイダー
によるプリフォーム製造システムについて、図面に示す
具体的な実施例にもとづいて詳細に説明する。図1は、
この発明になるブレイダーによる複数層でなる筒状のプ
リフォームの組成に関して、ブレイダー装置、ロボット
ハンド並びにステッチ加工のためのステッチ装置を含む
全体的な概要を示す概略的な側面図である。図2は、こ
の発明になるプリフォーム成形方法に適用されるブレイ
ダー装置の一例を示す概略的な正面図である。一方、図
3は、この発明になるブレイダーによるプリフォーム成
形方法のフローを示すブロック図であり、図4は、当該
プリフォームに対してステッチ加工を施した状態の概要
を示す概略的な斜視図である。
【0009】図5および図6は、この発明になるプリフ
ォーム製造システムに対し、ブレイダー装置に適用され
るマンドレルの異なる具体的な実施例を示すものであっ
て、図5は、マンドレルの基本的な構成例にあって、軸
方向に沿ってのびる溝を備えたものであって、図5Aお
よび図5Bは、その異なる例を示す概略的な斜視図であ
る。一方、図6は、型割マンドレルの構造例を示すもの
であって、図6Aは、該型割マンドレルの型割片の一部
を順次抜いてステッチング加工する構成例を示す概略的
な斜視図であり、図6Bは、該型割マンドレルの型割片
の一部を抜いて、プリフォームのみを順次回転させてス
テッチング加工する構成例を示す概略的な斜視図であ
る。
【0010】一方、図7〜図10は、この発明になるブ
レイダーによるプリフォーム製造システムにあって、特
に、マンドレルの一部を引き抜き前、プリフォームに対
する仮止めのための異なる具体的な例を示すものであっ
て、図7は、プリフォーム組成後に当該プリフォームを
希釈した樹脂液に含浸させる第1の具体例を概略的に示
す側断面図であり、図8は、プリフォームの組成過程に
おいて各層毎に組成表面に対して希釈した樹脂液を塗布
する第2の具体例を概略的に示す側断面図であり、図9
は、予めマンドレル上に粘着面を外向けにした粘着フィ
ルムを貼り、且つ最外層の組成表面に粘着面を内向きに
した粘着フィルムを貼る第3の具体例を概略的に示す側
断面図であり、図10は、予めマンドレル上に熱可塑性
樹脂を塗っておき、組成後に熱を加えて最内層を仮止め
し、且つ、最外層の組成表面に対して前記第2の具体例
あるいは第3の具体例を適用して最外層を仮止めする第
4の具体例を概略的に示す側断面図である。
【0011】まず、図1および図2にもとづき、ブレイ
ダー装置の一構成例について説明する。図1および図2
において、ブレイダー装置BRは、ブレイダー本体Bb
と多関節のロボットハンド装置RHから構成されてい
る。
【0012】前記ブレイダー本体Bbは、軸線が水平で
一側に開口eを有するほぼ円筒状の機台Fb内に配置さ
れた所定の曲率半径Rの曲面状の上板Uと、上板Uの周
方向に穿設された軌道に沿って走行するボビンキャリア
ーCと、ボビンキャリアーCを軌道に沿って走行させる
ための駆動装置Dと、糸条案内装置Gおよび中糸用また
は補強用ボビン支持装置Iとから構成されている。
【0013】そして、ボビンキャリアーCに載置された
ボビンからボビンの軸線方向に引き出される糸条Yが上
板Uのほぼ中心に集合し、また、ロボットハンド装置R
HにハンドリングされたマンドレルMの位置は、このマ
ンドレルM上に形成される組物の組み上げ点Pが上板U
の中心に位置するようになっている。ロボットハンド装
置RHは、マンドレルMを一次元、二次元あるいは三次
元的に位置制御することができる。
【0014】こうして、ボビンキャリアーCが駆動装置
Dによって軌道に沿って走行させられるとともに、マン
ドレルMの位置が前記ロボットハンド装置RHによって
制御され、その結果、多数の糸条Yが交錯し、また、必
要に応じて、機台FbにおけるフレームFb’にほぼ水
平に配置されたボビンキャリアーCから中糸用糸条y
が、軌道に沿って走行するボビンキャリアーCから巻き
戻され組み上げられる糸条Yに交絡することにより、ブ
レイディングが行われて、マンドレルM上に複数層から
なる筒状のプリフォームPFが組み上げられる。
【0015】ブレイディングによるプリフォーム作製が
完了した後、適当な切断手段によって糸条Yおよびyが
切断され、プリフォームPFを備えたマンドレルMは、
前記ロボットハンド装置RHによる搬出および反転動作
によって次段作業部所に受け渡される。
【0016】次に、上記するようなブレイダー本体Bb
およびロボットハンド装置RHから構成されるブレイダ
ー装置BRによるプリフォームPFの製造システムにつ
いて図面に基づいて詳細に説明する。
【0017】まず、この発明になるプリフォーム製造シ
ステムは、基本的には、組成の芯となるマンドレルMの
上にプリフォームPFを組成するブレイダー装置BR
と、このブレイダー装置BRによって組成されるプリフ
ォームPFに対してステッチ6加工するためのステッチ
装置Sと、前記ブレイダー装置BRとステッチ装置Sと
の間にプリフォームPFを搬送するためのプリフォーム
搬送用ロボットハンドRHを配置したものからなってい
る。
【0018】この発明において、前記ブレイダー装置B
Rは、図1および図2に示す通りの糸条素材をマンドレ
ルMの上に組成するための装置であり、その詳細は上述
する通りである。一方、ステッチ装置Sは、前記ブレイ
ダー装置BRによって組成されたプリフォームPFに対
し、所謂ミシン縫いによって垂直糸を組織させるための
装置であって、強化繊維用に改良したミシンである。
【0019】前記ブレイダー装置BRとステッチ装置S
との間に配置したプリフォーム搬送用ロボットハンドR
Hは、三次元円筒状プリフォームPFに対し、これを三
次元的な搬送に適合するロボットアーム機構を搭載する
装置であって、三次元円筒状プリフォームPFのステッ
チ加工に際して、前記プリフォームPFの三次元運動を
可能とするものである。
【0020】一方、この発明になるプリフォーム製造シ
ステムでは、前記ブレイダー装置BRによってマンドレ
ルMの上に組成されたプリフォームPFに対し、マンド
レルMを全体的に抜くことなくステッチ加工が可能なよ
うな構成になるマンドレルMを提供するものでもある。
【0021】この発明において、マンドレルMは、図5
に例示するように、その基本的な概念によれば、軸方向
に沿ってのびる溝7を形成するものからなっていればよ
い。即ち、図5Aに示すマンドレルMA は、組成の芯と
なるロッド形態のマンドレル周面に、軸方向に沿って一
母線方向にのびる溝7A を形成したものからなってい
る。一方、図5Bに示すマンドレルMB は、組成の芯と
なる中空状形態のマンドレル周面に、軸方向に沿って一
母線方向にのびる溝7B を形成したものからなってい
る。これらのマンドレルMの溝7に沿って、該マンドレ
ル上に組成されたプリフォームPFに対してステッチ装
置Sによりステッチング加工がなされる。
【0022】さらに、この発明において、マンドレルM
は、図6に例示するように、軸方向に沿ってのびる複数
の型割片8の組み合わせによって形成され、前記型割片
8の一部を引き抜くことにより軸方向に沿ってのびる溝
9を形成する型割マンドレルDMによって形成すること
もできる。
【0023】前記型割マンドレルDMの場合、図6Aに
例示するように、この型割マンドレルDMの上にプリフ
ォームPFを組成した後、該型割マンドレルDMの型割
片8の一部を順次抜き、引き抜きによって形成される溝
9に沿って、該マンドレル上に組成されたプリフォーム
PFに対してステッチ装置Sによりステッチング加工が
なされる。一方また、前記型割マンドレルDMの場合、
図6Bに例示するように、この型割マンドレルDMの上
にプリフォームPFを組成した後、該型割マンドレルD
Mの型割片8の一部を抜いて、前記プリフォームPFの
みを順次回転させて引き抜きによって形成される溝9に
沿って、該マンドレル上に組成されたプリフォームPF
に対してステッチ装置Sによりステッチング加工がなさ
れる。
【0024】この発明になるプリフォーム製造システム
において、プレフォームを成形する手順は、図4に例示
する通り、プリフォーム組成工程1、プリフォーム仮止
め工程2、マンドレルの一部を抜く脱型工程3、ステッ
チング工程4および仕上げ成形工程5を含むものからな
っている。
【0025】前記プリフォーム組成工程1では、組成の
芯となるマンドレルM上にブレイダーBRによって複数
層(例えば、PF1 、PF2 、PF3 )からなる筒状の
プリフォームPFを組成する。このプリフォームPF
は、図1に示すように複数層であるため各層の層間ズレ
を防止する目的において、ステッチ装置Sによって図4
に示すようなステッチ6が形成される。この場合、前記
プリフォームPFは筒状であり、しかもマンドレルM上
に組成されているため、そのままではステッチ装置Sに
よるステッチング加工ができない。
【0026】そこで、この発明では、プリフォーム組成
工程の後、ステッチング工程前に、前記プリフォームの
各層間を仮止めするプリフォーム仮止め工程2および前
記プリフォームの組成芯となるマンドレルの一部を抜く
脱型工程3が行われる。
【0027】特に、この発明にあって、プリフォーム仮
止め工程2は重要である。以下、前記プリフォームPF
を仮止めするための異なる4つの具体的な実施例につい
て、図7、図8、図9および図10に基づいて説明す
る。
【0028】第1の実施例になるプリフォームの仮止め
は、例えば、エポキシ樹脂を溶剤(アセトン)で希釈し
た希釈樹脂液Reを準備しておき、この希釈樹脂液Re
を、図7に示すようにマンドレルM上に組成されている
複数層からなる筒状のプリフォームPFに含浸させ、硬
化させてプリフォームの各層組成を仮止めする。
【0029】第2の実施例になるプリフォームの仮止め
は、上記する希釈樹脂液Re(エポキシ樹脂をアセトン
などの溶剤で希釈した希釈樹脂液)を準備しておき、こ
の希釈樹脂液Reを、図8に示すようにマンドレルM上
に組成されるプリフォームPFに対して、各層毎に組成
層表面に塗布してプリフォームの各層組成を仮止めす
る。
【0030】第3の実施例になるプリフォームの仮止め
は、プリフォームの組成前に、予めマンドレルM上に片
面だけ粘着性のある粘着性フィルムF1 を、粘着面を外
向きにして貼っておき、その上にプリフォームを組成
し、最外層のプリフォーム組成表面に対して、片面だけ
粘着性のある粘着性フィルムF2 を、粘着面を内向きに
して貼ってプリフォームの組成を仮止めする。
【0031】第4の実施例になるプリフォームの仮止め
は、プリフォームの組成前に、予めマンドレルM上に熱
可塑性樹脂RTPを塗布しておき、その上にプリフォーム
を組成し、最外層のプリフォーム組成表面に対して、希
釈樹脂液Reを塗布するか、あるいは片面だけ粘着性の
ある粘着性フィルムF2 を、粘着面を内向きにして貼る
かしてプリフォームの組成を仮止めする。
【0032】上記するいずれかの実施例によりプリフォ
ームPFを仮止めした後、プリフォーム組成の芯になっ
ているマンドレルMを引き抜く。この場合、前記プリフ
ォームPFは、前工程において仮止めされているので、
前記マンドレルMを引き抜く際、プリフォームPFの繊
維配列が乱れることがなくなる。
【0033】プリフォーム組成の芯になっているマンド
レルMを引き抜いた後、ステッチング工程4に移行す
る。前記ステッチング工程4は、図1に示すように組み
合わされたステッチ装置Sにより、例えば、図4に示す
ようにして前記プリフォームPFに対してステッチ6が
形成される。このステッチ6は、周方向に一定の間隔を
おいて、母線方向に沿って設けておけばよい。
【0034】前記ステッチング工程4の後、前記仮止め
工程において使用された樹脂を加熱して除去し、最終的
な成形工程5に移行する。前記最終的な成形工程5で
は、最終成形製品の形態に成形加工される。
【0035】
【発明の効果】以上の構成になるこの発明のプリフォー
ム製造システムによれば、ブレイダーによる複数層から
なる筒状のプリフォームの成形にあたって、プリフォー
ムに対してステッチング加工を行う場合、ブレイダー装
置BRとステッチ装置Sとの間に共用のプリフォーム搬
送用ロボットハンド装置RHを組み合わせて構成したこ
とにより、三次元筒状のプリフォームに対するステッチ
ング加工を自動的に行うことができ、その点において作
業性の向上並びに省力化に関して極めて有効に作用する
ものといえる。
【0036】さらに、この発明になるプリフォーム製造
システムによれば、マンドレルに対して、軸方向に沿っ
てのびる溝を形成することにより、マンドレルを完全に
抜くことなく、この溝に沿ってマンドレル上のプリフォ
ームに対してステッチング加工を施すことができ、この
点においても作業性の向上並びに省力化に関して極めて
有効に作用するものといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明になるブレイダーによる複数
層でなる筒状のプリフォームの組成に関して、ブレイダ
ー装置、ロボットハンド並びにステッチ加工のためのス
テッチ装置を含む全体的な概要を示す概略的な側面図で
ある。
【図2】図2は、この発明になるプリフォーム成形方法
に適用されるブレイダー装置の一例を示す概略的な正面
図である。
【図3】図3は、この発明になるブレイダーによるプリ
フォーム成形方法のフローを示すブロック図である。
【図4】図4は、当該プリフォームに対してステッチ加
工を施した状態の概要を示す概略的な斜視図である。
【図5】図5は、この発明になるプリフォーム製造シス
テムに対し、ブレイダー装置に適用されるマンドレルの
異なる具体的な実施例を示すものであり、マンドレルの
基本的な構成例にあって、軸方向に沿ってのびる溝を備
えたものであって、図5Aおよび図5Bは、その異なる
例を示す概略的な斜視図である。
【図6】図6は、型割マンドレルの構造例を示すもので
あって、図6Aは、該型割マンドレルの型割片の一部を
順次抜いてステッチング加工する構成例を示す概略的な
斜視図であり、図6Bは、該型割マンドレルの型割片の
一部を抜いて、プリフォームのみを順次回転させてステ
ッチング加工する構成例を示す概略的な斜視図である。
【図7】図7は、この発明になるブレイダーによるプリ
フォーム成形方法にあって、特に、マンドレル引き抜き
前、プリフォームに対する仮止めのための異なる具体的
な例を示すものであって、プリフォーム組成後に当該プ
リフォームを希釈した樹脂液に含浸させる第1の具体例
を概略的に示す側断面図である。
【図8】図8は、プリフォーム仮止めの第2の具体例を
示すものであって、プリフォームの組成過程において各
層毎に組成表面に対して希釈した樹脂液を塗布する具体
例を概略的に示す側断面図である。
【図9】図9は、プリフォーム仮止めの第3の具体例を
示すものであって、予めマンドレル上に粘着面を外向け
にした粘着フィルムを貼り、且つ最外層の組成表面に粘
着面を内向きにした粘着フィルムを貼る例を概略的に示
す側断面図である。
【図10】図10は、プリフォーム仮止めの第4の具体
例を示すものであって、予めマンドレル上に熱可塑性樹
脂を塗っておき、組成後に熱を加えて最内層を仮止め
し、且つ、最外層の組成表面に対して前記第2の具体例
あるいは第3の具体例を適用して最外層を仮止めする具
体例を概略的に示す側断面図である。
【符号の説明】
1 プリフォーム組成工程 2 プリフォーム仮止め工程 3 マンドレル脱型工程 4 ステッチング工程 5 仕上げ成形工程 6 ステッチ M マンドレル MA 、MB マンドレル 7A 、7B ステッチ加工のための溝 DM 型割マンドレル 8 型割片 9 ステッチ加工のための溝 PF プリフォーム PF1 、PF2 、PF3 プリフォームの各層 BR ブレイダー装置 S ステッチ装置 RH プリフォーム搬送用ロボットハンド装置 Re 希釈樹脂液 F1 、F2 粘着性フィルム RTP 熱可塑性樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 70/00 - 70/88

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組成の芯となるマンドレル上にプリフォ
    ームを組成するブレイダー装置と、前記ブレイダー装置
    によって組成されるプリフォームに対してステッチ加工
    するためのステッチ装置とを備え、前記ブレイダー装置
    とステッチ装置との間に前記プリフォームを搬送するた
    めのプリフォーム搬送用ロボットハンドを配置してなる
    ことを特徴とするプリフォーム製造システム。
  2. 【請求項2】 前記マンドレルが、軸方向に沿ってのび
    る溝を形成するものからなり、前記溝に沿って前記マン
    ドレル上のプリフォームに対してステッチング加工する
    ことを特徴とする請求項1に記載のプリフォーム製造シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記マンドレルが、軸方向に沿ってのび
    る複数の型割片の組み合わせによって形成され、前記型
    割片の一部を引き抜くことにより軸方向に沿ってのびる
    溝を形成する型割マンドレルからなり、前記型割片の一
    部を順次抜いてステッチング加工することを特徴とする
    請求項1に記載のプリフォーム製造システム。
  4. 【請求項4】 前記マンドレルが、軸方向に沿ってのび
    る複数の型割片の組み合わせによって形成され、前記型
    割片の一部を引き抜くことにより軸方向に沿ってのびる
    溝を形成する型割マンドレルからなり、前記型割片の一
    部を抜いて、前記プリフォームのみを順次回転させてス
    テッチング加工することを特徴とする請求項1に記載の
    プリフォーム製造システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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