JPH05247807A - 筒型組物構造体の組成装置 - Google Patents

筒型組物構造体の組成装置

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JPH05247807A
JPH05247807A JP8473192A JP8473192A JPH05247807A JP H05247807 A JPH05247807 A JP H05247807A JP 8473192 A JP8473192 A JP 8473192A JP 8473192 A JP8473192 A JP 8473192A JP H05247807 A JPH05247807 A JP H05247807A
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JP
Japan
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mandrel
round
braid structure
track
orbits
Prior art date
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Pending
Application number
JP8473192A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Akiyama
康夫 秋山
Zenichiro Maekawa
善一郎 前川
Yasumochi Hamada
泰以 濱田
Akihiro Fujita
章洋 藤田
Tadashi Uozumi
忠司 魚住
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05247807A publication Critical patent/JPH05247807A/ja
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  • Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】鋭角をなして複数分岐し、その分岐点で互いに
一体化した繊維強化プラスチック用の筒型組物構造体を
組成することができるようにする。 【構成】鋭角をなす複数の分岐部2a〜2dを有し、中空の
仮想球体1の中心に配されたマンドレル2と、その各分
岐部2a〜2dの延長上の仮想球体1内面に設けられた各丸
打組物用軌道3〜7と、隣接する丸打組物用軌道間を連
結する移動用軌道81 、82 〜121 、122 と、各丸打組
物用軌道3〜7毎に設けられた環状ガイド13〜17とより
なり、組成対象のマンドレル分岐部又は環状ガイドをそ
の分岐部軸方向に相対的に進退させることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、熱硬化性樹脂を用い
る繊維強化プラスチック(FRP)又は熱可塑性樹脂を
用いる繊維強化プラスチック(FRTP)の芯体に使用
する鋭角をなして複数分岐する形状の筒型組物構造体の
組成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】比較的に大きな環状ガイドを中央上方に
配した丸打組紐機を用い、T字又は十字型のマンドレル
表面に、マンドレルを引上げ又は引下げ、あるいは回転
させて繊維束を組成し、T字又は十字型等の筒型組物構
造体を製造する方法、装置は、本出願人によって既に提
案されている(特願平2−223852号、特願平2−
296984号等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の筒型組物構造体
の組成装置は、丸打組紐機の中央に配した環状ガイドに
よりマンドレルの組成対象部分に対して垂直方向から繊
維束をガイドすることによって、マンドレルの組成対象
部分以外の部分と繊維束との引っ掛かりを回避し、初め
て組成が可能となったものである。従って、この組成技
術の実施可能範囲は、T字又は十字型組物構造体のよう
にそれぞれの軸が垂直又は鈍角をなして結合されている
場合に限られ、鋭角をなして複数分岐する形状の筒型組
物構造体を組成することはできなかった。
【0004】この発明は、鋭角をなして複数分岐し、そ
の分岐点で互いに一体化した繊維強化プラスチック用の
筒型組物構造体の組成を可能にする組成装置を提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の筒型組物構造体の組成装置は、鋭角をな
す複数の分岐部を有し、中空の仮想球体の中心に配され
たマンドレルと、その各分岐部の延長上の仮想球体内面
に設けられた各丸打組物用軌道と、隣接する丸打組物用
軌道間を連結する移動用軌道と、各丸打組物用軌道毎に
設けられた環状ガイドとよりなり、組成対象のマンドレ
ル分岐部又は環状ガイドをその分岐部軸方向に相対的に
進退させることを特徴とするものである。
【0006】
【作 用】上記のように構成された筒型組物構造体の組
成装置においては、組成対象のマンドレル分岐部又は環
状ガイドをその分岐部軸方向に相対的に進退させなが
ら、そのマンドレル分岐部及び環状ガイドの属する丸打
組物用軌道において組成が行われる。その後、全ボビン
・キャリアは、移動用軌道を通って隣の丸打組物用軌道
へと移動され、隣のマンドレル分岐部上に同様に組成さ
れる。以後、同様な組成が繰り返され、マンドレル全体
に組物が二重に形成される。
【0007】
【実施例】図1ないし図3を参照し、この発明の筒型組
物構造体の組成装置の実施例について説明する。
【0008】この組成装置は、中空の仮想球体1の中心
に配され、鋭角をなして複数分岐する部分を有するマン
ドレル2と、マンドレル2各分岐部の延長上の仮想球体
1内面に設けられた各丸打組物用軌道3、4、5、6、
7と、隣接する丸打組物用軌道間を連結する移動用軌道
1 、82 、91 、92 、101 、102 、111 、1
2 、121 、122 と、各丸打組物用軌道3、4、
5、6、7毎に設けられた環状ガイド13、14、1
5、16、17と、丸打組物用軌道3に設けられた補助
環状ガイド18とより構成されている。
【0009】マンドレル2は、プラスチック製の円筒よ
りなり、主部2aに複数の分岐部2b、2c、2dを鋭
角をなして接合したものである。主部2aの一端は延長
して丸打組物用軌道3の中心に延び、支持体2’となっ
ている。主部2a及び各分岐部各2b、2c、2dは、
図示のものでは、一平面内に存在するが、この他に、1
点から様々な方向を向いて立体的に分岐するようにして
もよい。
【0010】各丸打組物用軌道3、4、5、6、7は、
一般に使用されている丸打組紐機におけるものと同様の
もの(従って、図示を省略する)であり、ディスクに形
成した環状軌道(丸打組物用軌道3以外は一点鎖線によ
って省略されている)に沿って複数組のボビン・キャリ
アが左回り又は右回りに交錯走行することにより、組成
が行われる。それぞれのボビン・キャリアに装着の各ボ
ビンから繰り出される繊維束は、マンドレルの対応する
主部2a又は分岐部2b、2c、2d上で組み合わされ
て組物となる。なお、ボビン・キャリアは、ディスク内
に存在する駆動ギヤーによって自転しつつ送られる。
【0011】移動用軌道81 、82 、91 、92 、10
1 、102 、111 、112 、121 、122 (移動用
軌道81 、82 以外は一点鎖線によって省略されてい
る)は、一つの特定の丸打組物用軌道での組成が終了し
た後に、全ボビン・キャリアを隣の丸打組物用軌道へと
移動させるためのものである。このボビン・キャリアの
移動の際に、筒型組物構造体の接合部での繊維の粗密を
生じないようにする軌道設計が必要である。また、生産
効率の点から、全てのスピンドルの移動時間(移動距
離)に大きな差の生じないように注意しなければならな
い。
【0012】環状ガイド13、14、15、16、17
は、マンドレル2の対応する主部2a又は分岐部2b、
2c、2dに組成を行うときに、組成に供される繊維束
Yを案内するものであり、マンドレル2各部の外径より
少し大きめの筒状をしており、各対応する環状ガイド1
3、14、15、16、17の中心に進退可能に支持さ
れている。図1に示す各環状ガイド13、14、15、
16、17は、単体からなっているが、径の僅かに異な
る2つの筒状体を同心円状に配置し、互いに相反する方
向に振動させるようにしてもよい。そのようにすれば、
組成中に、逆方向に移動する繊維束Yの乗越えが円滑に
行われる。
【0013】補助環状ガイド18は、丸打組物用軌道3
にのみ設けられ、環状ガイド13、14、15、16、
17と同様に筒状をしており、進退可能に支持されてい
るが、その内径は、補助環状ガイド18がマンドレル2
側へ前進するときに、その中にマンドレル2全体を取り
込める程度のものでなければならない。また、補助環状
ガイド18も、同様に径の僅かに異なる2つの筒状体を
同心円状に配置したものとすることもできる。
【0014】このような構成の組成装置における実際の
組成は、図3の矢印に示す順序で行われる。先ず、環状
ガイド13をマンドレル主部2aの先端部位置から仮想
球体1の中心に向けて前進させながら、丸打組物用軌道
3において全ボビン・キャリアを循環させ、マンドレル
主部2aの先端部から接合部に向けて順に繊維束Yが組
み上げられる。接合部まで組成されると、環状ガイド1
3が丸打組物用軌道3の面近くまで移動すると共に、全
ボビン・キャリアは、移動用軌道81 、82 を通って隣
の丸打組物用軌道4へと移動され、マンドレル分岐部2
b位置で環状ガイド14を前進した後、後退、前進を行
い、マンドレル分岐部2bに二重に繊維束Yが組み上げ
られる。以後、残りの丸打組物用軌道5、6、7でこの
ような組成が繰り返される。そして最後に、全ボビン・
キャリアが移動用軌道12から丸打組物用軌道3に移動
させ、補助環状ガイド18をマンドレル主部2aの丸打
組物用軌道7側の分岐部まで前進させた後、丸打組物用
軌道3側の分岐部まで後退させながら、丸打組物用軌道
3において全ボビン・キャリアを循環させて組成し、そ
こからは、補助環状ガイド18を丸打組物用軌道3の面
近くまで移動させると共に環状ガイド13を前進させた
後、環状ガイド13を後退させながら、残り部分の組成
が行われる。こうして、全体的に二重に組成がなされ
る。以上、環状ガイド13、14、15、16、17及
び補助環状ガイド18を進退させて組成を行う場合を説
明したが、その代わりにマンドレル2を組成対象のマン
ドレル分岐部に対してその分岐部軸方向に進退させるよ
うにしてもよいが、その移動機構は非常に複雑になる。
【0015】このようにして製造された筒型組物構造体
は、マンドレル2に被覆された状態で常法により外側よ
り樹脂の含浸被覆が行われる。その後、マンドレル2を
抜取り、内面の処理を行って完了する。また、マンドレ
ル2に発砲体を用いれば、マンドレル2を外さずにその
まま使用することもできる。
【0016】マンドレル2が剛体である場合は、筒型組
物構造体より抜き取ることは、そのままでは困難である
ので、マンドレル2に次のような工夫をしておくとよ
い。即ち、(イ)マンドレルを分解可能な構造としてお
く。(ロ)FRTPの場合、マンドレルを成形樹脂より
軟化温度が充分に低い熱可塑性樹脂製とし、成形後に加
熱軟化させて溶出する。(ハ)マンドレルを水溶性素材
製とし、成形後に水洗除去する。
【0017】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0018】即ち、鋭角をなして複数分岐する形状の筒
型組物構造体を簡単に製造することができる。また、製
造された円筒状組物構造体は、分岐部の強度が大きく、
FRP、FRTPの芯体として充分に実用に供すること
ができる。また、ボビン・キャリアの移動自由度が大き
くなったので、分岐部を多様に接合した筒型組物構造体
を設計することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の筒型組物構造体の組成装置における
仮想球体上の各部材の配置を示す図である。
【図2】この発明の筒型組物構造体の組成装置の概略斜
視図である。
【図3】この発明の筒型組物構造体の組成装置に使用さ
れるマンドレルと組成順序を示す図である。
【符号の説明】
1 仮想球体 2 マンドレル 2a マンドレル主部 2b マンドレル分岐部 3 丸打組物用軌道 4 丸打組物用軌道 5 丸打組物用軌道 6 丸打組物用軌道 7 丸打組物用軌道 8 移動用軌道 9 移動用軌道 10 移動用軌道 11 移動用軌道 12 移動用軌道 13 環状ガイド 14 環状ガイド 15 環状ガイド 16 環状ガイド 17 環状ガイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 章洋 京都府京都市左京区岩倉花園町361 マリ ーポーサ103号室 (72)発明者 魚住 忠司 京都府京都市左京区岡崎北御所町29

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋭角をなす複数の分岐部を有し、中空の仮
    想球体の中心に配されたマンドレルと、その各分岐部の
    延長上の仮想球体内面に設けられた各丸打組物用軌道
    と、隣接する丸打組物用軌道間を連結する移動用軌道
    と、各丸打組物用軌道毎に設けられた環状ガイドとより
    なり、組成対象のマンドレル分岐部又は環状ガイドをそ
    の分岐部軸方向に相対的に進退させることを特徴とする
    筒型組物構造体の組成装置。
JP8473192A 1992-03-06 1992-03-06 筒型組物構造体の組成装置 Pending JPH05247807A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110382759A (zh) * 2016-12-22 2019-10-25 分形编织公司 用于操纵材料的装置和方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110382759A (zh) * 2016-12-22 2019-10-25 分形编织公司 用于操纵材料的装置和方法
CN110382759B (zh) * 2016-12-22 2021-06-18 分形编织公司 用于操纵材料的装置和方法
CN113622080A (zh) * 2016-12-22 2021-11-09 分形编织公司 用于操纵材料的装置和方法

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