JPH0643613A - カラー写真記録材料 - Google Patents

カラー写真記録材料

Info

Publication number
JPH0643613A
JPH0643613A JP5040746A JP4074693A JPH0643613A JP H0643613 A JPH0643613 A JP H0643613A JP 5040746 A JP5040746 A JP 5040746A JP 4074693 A JP4074693 A JP 4074693A JP H0643613 A JPH0643613 A JP H0643613A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
silver halide
halide emulsion
gelatin
coupler
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5040746A
Other languages
English (en)
Inventor
Guenter Helling
ギユンター・ヘリング
Guenter Renner
ギユンター・レナー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Agfa Gevaert AG
Original Assignee
Agfa Gevaert AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Agfa Gevaert AG filed Critical Agfa Gevaert AG
Publication of JPH0643613A publication Critical patent/JPH0643613A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/392Additives
    • G03C7/396Macromolecular additives

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 改良された色安定性を有するカラー写真記録
材料を提供する。 【構成】 支持体、ピラゾロアゾールマゼンタカプラー
を含有する少なくとも1つの感光性ハロゲン化銀乳剤層
および光源に近く配置された少なくとも1つの他の層お
よび前記ピラゾロアゾールマゼンタカプラーを含有する
ハロゲン化銀乳剤より光源から離れて配置された少なく
とも1つの他の層からなるカラー写真記録材料であっ
て、これらの他の層はゼラチンおよびビニルアルコール
と不飽和カルボン酸とのランダムの構造または交互する
構造のコポリマーまたはポリアルキレンオキシド上の酢
酸ビニルのグラフトポリマーのアセテート基の鹸化物を
含有するカラー写真記録材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、改良された色安定性を有するカ
ラー写真記録材料に関する。
【0002】カラー写真材料は、通常、少なくとも1種
のイエローカプラー、少なくとも1種のマゼンタカプラ
ーおよび少なくとも1種のカラーカプラーを含有し、こ
れらのカプラーから対応する色素が露光および現像によ
り生成する。これらの色素、とくに光に絶えず露出され
た色素は、高い色安定性を有することが要求され、そし
てすべての3つの色の色安定性はできるだけ等しい、こ
うして色のわずかの損失が存在するとき、色のフォール
シフィケイション(falsification)起こ
らないようにすることはとくに重要である。
【0003】同時に、色素はできるだけ色が純粋である
べきである。マゼンタ領域について、このために従来普
通に使用されたピラゾロンのカプラーはピラゾロアゾー
ルのカプラーによる置換が増加した。なぜなら、これら
のピラゾロアゾールのカプラーはより純粋なマゼンタの
トーンに導くからである。しかしながら、ピラゾロアゾ
ールのカプラーから得られた色素は、イエローカプラー
およびカラーカプラーから得られた通常の色素と比較し
て光に対して十分に安定ではない。
【0004】したがって、本発明の目的は、この光に対
する安定性の欠如を克服することである。
【0005】今回、この問題は、ビニルアルコールと不
飽和カルボン酸、とくに不飽和のモノ−、ジ−またはト
リカルボン酸とのランダムの構造または交互する構造の
コポリマー、またはポリアルキレンオキシド上の酢酸ビ
ニルのグラフトポリマーのアセテート基の鹸化物を、光
源により近い材料の層およびマゼンタカプラーを含有す
る層より光源から遠い他の層(これらの追加の層はグラ
フトポリマーまたはコポリマーに加えてゼラチンを含有
する)に、添加することによって解決することができる
ことが発見された。
【0006】コポリマーは、酢酸ビニルおよび少なくと
も1種の不飽和カルボン酸との相互の重合および引き続
くアセテート基の鹸化により得られる。鹸化は定量的で
ある必要はないので、化合物はなおアセテート基を含有
することができる。そのうえ、コポリマーは、また、他
のコモノマーを含有することができる。
【0007】好ましいコポリマーは、50〜98モル%
のビニルアルコールの単位、0〜20モル%の酢酸ビニ
ルの単位、2〜30モル%の不飽和カルボン酸の単位お
よび0〜30モル%の他のコモノマーを含有する。
【0008】分子量Mnは少なくとも10,000であ
るべきである。
【0009】適当な不飽和カルボン酸の例は、アクリル
酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、クロロン酸
およびイタコン酸を包含する。他の適当なコモノマー
は、塩化ビニル、塩化ビニリデン、アクリレートおよび
メタクリレート、エチレン、プロピレン、スチレン、ス
チレンスルホン酸、ビニルホスホン酸およびビニルスル
ホン酸を包含する。
【0010】グラフトポリマーはドイツ国特許公開明細
書(DE−OS)第3 541 162号に記載されて
おり、そしてそこに示されている方法により調製するこ
とができる。アセテート基の鹸化は既知の方法により実
施する。
【0011】グラフトポリマーは、好ましくは、次の構
造式を有する:
【0012】
【化1】
【0013】式中、R3は水素またはC1−C2アルキ
ル、好ましくは水素であり、nは20〜1000、好ま
しくは40〜500の値であり、mは1〜300、好ま
しくは2〜100の値であり、そしてn>mであり、そ
してZは50〜100モル%のビニルアルコールの単
位、0〜20モル%の酢酸ビニルの単位、0〜30モル
%の不飽和カルボン酸の単位および0〜30モル%の他
のコモノマーのコポリマーである。
【0014】グラフト分枝鎖の不飽和カルボン酸および
他のコモノマーはコポリマーと同一である。
【0015】適当なビニルアルコールのコポリマーおよ
びグラフトポリマーの例は次の通りである:
【0016】
【化2】
【0017】
【化3】
【0018】ポリアルキレンオキシドは、好ましくは、
次の式に相当する:
【0019】
【化4】
【0020】式中、R1はメチルまたはエチルであり、
そしてnは20〜2000の値である。
【0021】ポリエチレンオキシドは好ましい。
【0022】ピラゾロトリアゾールのカプラー、とくに
次の式に相当するものは、好ましいピラゾロアゾールの
カプラーである:
【0023】
【化5】
【0024】式中、R1は水素、ハロゲン、アルキル、
アリール、複素環式基、シアノ、アルコキシ、アシロキ
シ、カルバモイルオキシ、アシルアミノまたはポリマー
残基であり、Xは水素または切り離し可能な基であり、
1およびZ2により表される基の一方は窒素原子であ
り、そして他方はCR2であり、そしてR2はR1と同一
の意味を有し、そして基R1およびR2の一方はバラスト
基であるか、あるいはポリマー残基であることができる
バラスト基により置換されている。
【0025】適当なマゼンタカプラーは次の通りであ
る:
【0026】
【化6】
【0027】
【化7】
【0028】
【化8】
【0029】
【化9】
【0030】グラフトポリマーまたはコポリマーは、好
ましくは、マゼンタカプラーを含有する層にすぐに隣接
して配置される。
【0031】本発明による層は、好ましくは、0.3〜
3.0gのグラフトポリマーまたはコポリマーおよび
0.1〜2.0gのゼラチン/m2を含有する。
【0032】本発明による材料は、最も好ましくは、反
射性支持体上に所定の順序で次の層:少なくとも1種の
イエローカプラーを含有する少なくとも1つの青感性ハ
ロゲン化銀乳剤層、中間層、少なくとも1種のマゼンタ
カプラーを含有する少なくとも1つの緑感性ハロゲン化
銀乳剤層、中間層、少なくとも1種のシアンカプラーを
含有する少なくとも1つの赤感性ハロゲン化銀乳剤層お
よび少なくとも1つの保護層を含有する材料であり、緑
感性ハロゲン化銀乳剤層と赤感性ハロゲン化銀乳剤層と
の間の中間層および青感性ハロゲン化銀乳剤層と緑感性
ハロゲン化銀乳剤層との間の中間層はゼラチンおよびビ
ニルアルコールと不飽和カルボン酸とのランダムの構造
または交互する構造のコポリマーまたはポリアルキレン
オキシド上の酢酸ビニルのグラフトポリマーのアセテー
ト基の鹸化物を含有し、そしてマゼンタカプラーはピラ
ゾロアゾールカプラーであることを特徴とする。
【0033】支持体は反射性または透明性であることが
できる。
【0034】カラーカプラーを含有するハロゲン化銀乳
剤層およびカラーカプラーを含有しないハロゲン化銀乳
剤層におけるハロゲン化銀は、AgBr、AgBrI、
AgBrCl、AgBrClIまたはAgClであるこ
とができる。
【0035】本発明による中間層を包含するすべての感
光性層のハロゲン化銀は、好ましくは、少なくとも80
モル%の塩化物、とくに95〜100モル%の塩化物、
0〜5モル%の臭化物および0〜1モル%のヨウ化物を
含有する。
【0036】ハロゲン化銀は、主として詰まった結晶か
ら成り、これらの結晶は、例えば、規則正しい立方体ま
たは八角形の形態または転移の形態を有することがで
き、これらを使用することができる。ハロゲン化銀は、
また、小板様結晶が存在することが好ましく、その平均
の直径対厚さの比は好ましくは少なくとも5:1であ
り、結晶の直径は結晶の投影した面積に相当する面積を
もつ円の直径として定義される。しかしながら、層は、
また、板状ハロゲン化銀を有することができ、ここで直
径対厚さの比は5:1より大きく、例えば、12:1〜
30:1である。
【0037】ハロゲン化銀粒子は、また、多層粒子の構
造を有し、最も簡単な場合において、内側および外側の
コア領域(コア/シェル)をもち、ハロゲン化物の組成
および/または他の変更、例えば、個々の粒子領域のド
ーピングは異なる。乳剤の平均の粒子サイズは好ましく
は0.2μm〜2.0μmであり、そして粒子サイズの
分布は均質分散および異質分散の両者であることができ
る。均質分散の粒子サイズの分布は、粒子の95%が平
均の粒子サイズが±30%以下で偏ることを意味する。
均質分散のハロゲン化銀乳剤またはそれらの混合物は好
ましい。ハロゲン化銀に加えて、乳剤は、また、有機銀
塩、例えば、銀ベンズトリアゾレートまたは銀ベヘネー
トを含有することができる。
【0038】別々に調製したハロゲン化銀乳剤の1また
はそれ以上のタイプを、また、混合物の形態で使用でき
る。
【0039】写真乳剤は、可溶性銀塩類および可溶性ハ
ロゲン化物から種々の方法によって調製できる〔参照、
例えば、P.グラフキデス(Glafkides)、ヒ
ミー・エト・フィジク・フォトグラフィク(Chimi
e et PhysiquePhotographiq
ue)、パウル・モンテル(Paul Monte
l)、パリ(1967);G.F.ズフィン(Duff
in)、写真乳剤の化学(Photographic
Emulsion Chemistry)、ザ・フォウ
カル・プレス(The Focal Press)、ロ
ンドン(1966);V.L.ゼリクマン(Zelik
man)ら、写真乳剤の調製および被覆(Making
and Coating Photographic
Emulsion)、ザ・フォウカル・プレス(Th
e Focal Press)、ロンドン(196
6)〕。
【0040】ハロゲン化銀は、好ましくは、結合剤、例
えば、ゼラチンの存在下に沈澱させ、そして酸性、中性
またはアルカリ性のpHの範囲で実施することができ、
ハロゲン化銀の錯化剤を好ましくはさらに使用する。ハ
ロゲン化銀錯化剤は、例えば、アンモニア、チオエーテ
ル、イミダゾール、アンモニウムチオシアネートまたは
過剰のハライドである。水溶性銀塩類およびハライドを
順次に単一の噴射法により、あるいは同時に二重噴射法
により、あるいは両者の方法の組み合わせによって、一
緒にする。計量添加は好ましくは流入速度を増大させて
実施するが、新しい核がそれ以上ちょうど形成しない
「臨界的」供給速度を越えるべきではない。pAg範囲
は沈澱の間広い限界内で変化させることができる。いわ
ゆるpAgコントロール法を適用することが好ましく、
ここであるpAg値を一定に保持するか、あるいはpA
g値はない沈澱の間定めたプロフィルを通過する。しか
しながら、過剰のハライドの存在下の沈澱に加えて、過
剰の銀イオンの存在下のいわゆる逆沈澱も可能である。
ハロゲン化銀結晶は沈澱によってのみならず、かつまた
過剰のハライドおよび/またはハロゲン化銀錯化剤の存
在下に物理的熟成〔オストワルド(Ostwald)の
熟成〕によって成長させることができる。乳剤粒子は、
オストワルドの熟成によって、主に沈澱させることさえ
でき、微細な粒子のいわゆるリップマン(Lippma
nn)乳剤を、好ましくは、容易には可溶性でない乳剤
と混合し、そして後者の上に再結晶化させる。
【0041】ハロゲン化銀粒子の沈澱は、いわゆる成長
変性剤、すなわち、特定の粒子の形態および粒子の表面
(例えば、AgClの場合において111表面)が生ず
るような方法で成長に影響を及ぼす物質の存在下にする
ことができる。
【0042】金属、例えば、Cd、Zn、Pd、Tl、
Bi、Ir、RhまたはFeの塩類または複合塩類は、
ハロゲン化銀粒子の沈澱および/または物理的熟成の間
に存在することができる。
【0043】沈澱は、また、増感色素の存在下に実施す
ることができる。錯化剤および/または色素は、任意の
時間に、例えば、pH値を変化させることによって、あ
るいは酸化的処理によって不活性化することができる。
【0044】ゼラチンは結合剤として使用することが好
ましいが、それを他の合成ポリマー、半合成ポリマーま
たはなおさらに天然に産出するポリマーによって、部分
的にあるいは完全に置換することができる。合成ゼラチ
ン置換体は、例えば、ポリビニルアルコール、ポリ−N
−ビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ポリアクリ
ル酸およびそれらの誘導体、とくにコポリマーである。
天然に産出するゼラチン置換体は、例えば、他のタンパ
ク質、例えば、アルブミンまたはカゼイン、セルロー
ス、糖、澱粉またはアルギネートである。半合成ゼラチ
ン置換体は、一般に、変性した天然生成物である。セル
ロース誘導体、例えば、ヒドロキシアルキルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロースおよびフタリルセルロ
ースであり、そして、また、アルキル化剤またはアシル
化剤との反応によって、あるいは重合可能なモノマーの
グラフト化によって得られたゼラチン誘導体はこのよう
な変性天然生成物の例である。
【0045】結合剤は、適当な硬膜剤との反応によって
十分に抵抗性の層を生成できるように、十分な量の官能
基を有するべきである。このような官能基は、とくに、
アミノ基およびまたカルボキシル基、ヒドロキシル基お
よび活性メチレン基である。ゼラチンは、好ましくは、
酸性またはアルカリ性の消化によって得ることができ
る。酸化されたゼラチンを、また、使用することができ
る。このようのゼラチンの製造は、例えば、「ゼラチン
の科学および技術(The Scienceand T
echnology of Gelatine)」、
A.G.ワード(Ward)およびA.コーツ(Cou
rts)編、アカデミック・プレス(Academic
Press)、1977、295ページ以降。使用す
る特定のゼラチンは、できるだけわずかの写真的に活性
な不純物(不活性ゼラチン)を含有すべきである。高い
粘度および低い膨潤性のゼラチンは、とくに有利であ
る。ゼラチンは部分的または完全に酸化することができ
る。
【0046】結晶の形成が完結した後、あるいはより早
い段階においてさえ、可溶性塩類は、例えば、シュレッ
ディング(shredding)および洗浄によって、
凝集および洗浄によって、限外濾過によって、あるいは
イオン交換によって乳剤から除去する。
【0047】写真乳剤は、カブリを防止するための化合
物、あるいは製造、貯蔵および写真処理の間の写真機能
を安定化するための化合物を含有することができる。
【0048】アザインデンとくに適当であり、ことにテ
トラインデンおよびペンタインデン、とくにヒドロキシ
ル基またはアミノ基で置換されたものは適当である。こ
れらのような化合物は、例えば、ビル(Birr)、
Z.Wiss.Phot.47(1952)、pp.2
−58、に記載されている。他の適当なカブリ防止剤
は、金属、例えば、水銀またはカドミウムの塩類、芳香
族スルホン酸またはスルフィン酸、例えば、ベンゼンス
ルフィン酸、または窒素含有複素環式化合物、例えば、
ベンズイミダゾール、ニトロインダゾール、置換されて
いてもよいベンズトリアゾールまたはベンズチアゾリウ
ム塩である。メルカプト基を含有するヘテロサイクル化
合物はとくに適当であり、このような化合物の例はメル
カプトベンズチアゾール、メルカプトベンズイミダゾー
ル、メルカプトテトラゾール、メルカプトチアジアゾー
ル、メルカプトピリミジンである;これらのメルカプト
アゾールは、なお、水可溶化基、例えば、カルボキシル
基またはスルホ基を含有することができる。他の適当な
化合物は、リサーチ・ディスクロージャー(Resea
ch Disclosure)No.17643(19
78)、節VIに発表されている。
【0049】安定剤は、熟成の前、間または後にハロゲ
ン化銀乳剤に添加することができる。化合物は、もちろ
んまた、ハロゲン化銀層に関連する他の写真層に添加す
ることができる。
【0050】2種またはそれ以上の前述の化合物の混合
物を、また、使用できる。
【0051】本発明に従って製造する感光性材料の写真
乳剤層または他の親水性コロイド層は、種々の目的で、
塗布促進のため、帯電を防止するために、すべり性質を
改良するため、分散液を乳化するため、接着を防止する
ため、および写真特性(例えば、現像の加速、高いコン
トラスト、増感など)を改良するために、表面活性剤を
含有することができる。
【0052】次の色素はとくに適当である(スペクトル
領域の順序で記載する): 1、赤増感剤として 9−エチルカルボシアニン類、塩基性末端基としてベン
ゾチアゾール、ベンゾセレノアゾールまたはナフトチア
ゾールを有し、そして必要に応じて5−および/または
6−位置においてハロゲン、メチル、メトキシ、カルボ
キシまたはアリールにより置換されることができる;お
よびまた、9−エチル−ナフトキサチア−または−セレ
ノカルボシアニン類および9−エチル−ナフトチアオキ
サ−または−ベンズイミダゾカルボシアニン類、ただし
色素は複素環族窒素上に少なくとも1つのスルホアルキ
ル基を含有する。
【0053】2、緑増感剤として 9−エチルカルボシアニン類、これらは塩基性末端基と
してベンゾキサゾール、ナフトキサゾールまたはベンゾ
キサゾールを有する、およびベンズイミダゾカルボシア
ニン類、これらは、また、さらに置換されることができ
そして、また、複素環族の窒素上に少なくとも1つのス
ルホアルキル基を含有しなくてはならない。3、青増感
剤 複素環の窒素上に少なくとも1つスルホアルキル基およ
び、必要に応じて、芳香族核上に他の置換基を有する、
対称および非対称のベンズイミダゾ−、オキサ−、チア
−またはセレナシアニン類、およびローダニン基を含有
するアポメロシアニン類。
【0054】ハロゲン化銀の固有の感光度がスペクトル
領域の所定の領域、例えば、臭化銀の青感性のために適
切である場合、増感剤は省略することができる。
【0055】非拡散性モノマーまたはポリマーのカラー
カプラーは種々の増感された乳剤層と関連する;これら
の化合物は同一またはそれに隣接する層の中に組み込む
ことができる。シアンカプラーは通常赤感性層に関連
し、マゼンタカプラーは緑感性層と関連し、そしてイエ
ローカプラーは青感性層と関連する。
【0056】シアン成分の部分的色素画像を生成するカ
ラーカプラーは、一般に、フェノールまたはα−ナフト
ールタイプのカプラーである。
【0057】本発明に従い要求されるピラゾロアゾール
のカプラーに加えて、マゼンタの部分的色画像を生成す
るためのカラーカプラーとして、5−ピラゾロンまたは
インダゾロンの系列のカプラーを使用することができ
る。
【0058】イエロー成分の部分的色素画像を生成する
カラーカプラーは、一般に、開鎖ケトメチレン基を含有
するカラー、ことにα−アセチルアセトアミド系列のカ
プラーである。これらの適当な例はα−ベンゾイルアセ
トアニリドカプラーおよびα−ピバロイルアセトアニリ
ドである:カラーカプラーは、4当量のカプラーまたは
2当量のカプラーであることができる。後者は、知られ
ているように、カプリング反応において切り放される置
換基を、カプリング位置に、有する4当量のカプラーか
ら誘導される。
【0059】カプラーは、通常、バラスト残基(bal
last residue)を含有して、材料内、すな
わち、層内または1つの層から他の層への拡散を防止す
ることができるが、バラスト残基を有するカプラーの代
わりに高分子量のカプラーを使用するすることができ
る。
【0060】適当なカラーカプラーを記載する参考文献
は、リサーチ・ディスクロージャー(Research
Disclosure)17643(1978)、V
IIの中に見いださすことができる。
【0061】高分子量のカラーカプラーは、例えば、次
の特許に記載されている:ドイツ国特許出願(DE−
C)1 297 417号、ドイツ国特許出願(DE−
A)24 07 569号、ドイツ国特許出願(DE−
A)31 48 125号、ドイツ国特許出願(DE−
A)32 17 200号、ドイツ国特許出願(DE−
A)33 20 079号、ドイツ国特許出願(DE−
A)33 24 932号、ドイツ国特許出願(DE−
A)33 31 743号、ドイツ国特許出願(DE−
A)33040 376号、欧州特許出願(EP−A)
0 027 284号および米国特許(US−A)4
080 211号。高分子量カラーカプラーは、一般
に、エチレン系不飽和モノマーのカラーカプラー重合す
ることによって調製される。しかしながら、それらは、
また、ポリ付加またはポリ縮合によって得ることができ
る。
【0062】カプラーまたは他の化合物は、最初に特定
の化合物の溶液、分散液または乳濁液を調製し、次いで
それを特定の層のための塗布溶液に添加することによっ
て、ハロゲン化銀乳剤層に混入することができる。適当
な溶媒または分散剤の選択は、化合物の特定の溶解度に
依存する。
【0063】水中に実質的に不溶性の化合物を粉砕法に
よって導入する方法は、例えば、ドイツ国特許出願(D
E−A)2 609 741号およびドイツ国特許出願
(DE−A)2 609 742号に記載されている。
【0064】疎水性化合物は、また、塗布溶液に、高沸
点溶媒、いわゆる油形成剤を使用して導入できる。対応
する方法は、例えば、米国特許(US−A)2,32
2,027号、米国特許(US−A)2,801,17
0号、米国特許(US−A)2,801,171号およ
び欧州特許出願(EP−A)0 043 037号に記
載されている。
【0065】高沸点溶媒の代わりに、また、オリゴマー
またはポリマー、いわゆる油形成剤を使用することが可
能である。
【0066】化合物は、また、塗布溶液に、帯電した格
子の形態で導入することができる、参照、例えば、ドイ
ツ国特許出願(DE−A)2 541 230号、ドイ
ツ国特許出願(DE−A)2 541 274号、ドイ
ツ国特許出願(DE−A)2835 856号、欧州特
許出願(EP−A)0 014 921号、欧州特許出
願(EP−A)0 069 671号、欧州特許出願
(EP−A)0 130 115号および米国特許(U
S−A)4,291,113号。
【0067】アニオン性水溶性化合物(例えば、色素)
を、また、カチオン性ポリマー、いわゆる媒染ポリマー
の助けにより、非拡散形態で混入することができる。
【0068】適当な油形成剤は、例えば、フタル酸アル
キルエステル、リン酸エステル、クエン酸エステル、安
息香酸エステル、アミド、脂肪酸エステル、トリメシン
酸エステル、アルコール、フェノール、アニリン誘導体
および炭化水素である。
【0069】適当な油形成剤の例は、次のとおりであ
る:ジブチルフタレート、ジシクロヘキシルフタレー
ト、ジ−2−エチルヘキシルフタレート、デシルフタレ
ート、トリフェニルホスフェート、トリクレシルホスフ
ェート、2−エチルヘキシルジフェニルホスフェート、
トリシクロヘキシルホスフェート、とり−2−エチルヘ
キシルホスフェート、トリデシルホスフェート、トリブ
トキシエチルホスフェート、トリクロロプロピルホスフ
ェート、ジ−2−エチルヘキシルフェニルホスフェー
ト、2−エチルヘキシルベンゾエート、ドデシルベンゾ
エート、2−エチルヘキシル−p−ヒドロキシベンゾエ
ート、ジエチルドデカンアミド、N−テトラデシルピロ
リドン、イソステアリルアルコール、2,4−ジ−t−
アミルフェノール、ジオクチルアセテート、グリセロー
ルトリブチレート、イソステアリルラクテート、トリオ
クチルシトレート、N,N−ジブチル−2−ブトキシ−
5−t−オクチルアニリン、パラフィン、ドデシルベン
ゼンおよびジイソプロピルナフタレン。 写真材料は、
また、紫外線吸収剤、ホワイトナー、スペーサー、フィ
ルター色素、ホルマリンスカベンジャー、光安定剤、酸
化防止剤、Dmin色素、色素、カプラーおよび白色の安
定化のための添加剤、カラーカブリ減少剤、可塑剤(ラ
テックス)、殺生物剤および他の添加剤含有することが
できる。
【0070】紫外線吸収化合物は、一方において、紫外
線に富んだ日光の影響下に退行に対して画像色素を保護
し、そして、他方において、フィルター色素として、露
光時の日光の紫外線成分を吸収し、こうしてフィルムの
色再現を改良する。異なる構造の化合物は、通常、2つ
の機能で使用する。例は次のとおりである:アリール置
換ベンゾトリアゾール〔米国特許(US−A)3,53
3,794号〕、4−チアゾリドン化合物〔米国特許
(US−A)3,314,794号および米国特許(U
S−A)3,352,781号〕、ベンゾフェノン化合
物〔日本国特許出願(JP−A)2784/71号〕、
桂皮酸エステル化合物〔米国特許(US−A)3,70
5,805号および米国特許(US−A)3,707,
375号〕、ブタジエン化合物〔米国特許(US−A)
4,045,229号〕またはベンゾキサゾール化合物
〔米国特許(US−A)3,700,455号〕。
【0071】紫外線吸収カプラー(例えば、α−ナフト
ール型のシアンカプラー)および紫外線吸収ポリマーを
使用することが可能である。これらの紫外線吸収剤は特
別の層中に媒染によって固定することができる。
【0072】可視光のために適当なフィルター色素は、
オキソノール色素、ヘミオキソノール色素、スチリル色
素、メロシアニン色素、シアニン色素およびアゾ色素を
包含する。これらの色素のうちで、オキソノール色素、
ヘミオキソノール色素およびメロシアニン色素をとくに
有利に使用することができる。
【0073】適当な白色トナーは、例えば、1978年
12月のリサーチ・ディスクロージャー(Reseac
h Disclosure)No.17643のV章、
米国特許(US−A)2,632,701号および米国
特許(US−A)3,269,840号および英国特許
出願(GB−A)852,075号および英国特許出願
(GB−A)1,319,763号に記載されている。
【0074】ある種の結合剤層、とくに支持体最も遠い
層であるが、場合によって同様に中間層は、とくにそれ
らが製造の間支持体から最も遠い層である場合、無機ま
たは有機の写真的に不活性の粒子を、例えば、艶消し剤
またはスペーサーとして、含有することができる〔ドイ
ツ国特許出願(DE−A)3 331 542号、ドイ
ツ国特許出願(DE−A)3 424 893号、19
78年12月のリサーチ・ディスクロージャー(Res
each Disclosure)No.17643の
XVI章、22ページ以降〕。
【0075】スペーサーの平均の粒子直径はとくに0.
2〜10μmの範囲である。スペーサーは水中に不溶性
であり、そしてアルカリ中に不溶性または可溶性である
ことができ、アルカリ可溶性スペーサーは、一般に、ア
ルカリ性現像剤浴中の写真材料から除去される。適当な
ポリマーの例は、ポリメチルメタクリレート、アクリル
酸およびメチルメタクリレートのコポリマーおよびまた
ヒドロキシプロピルメチルセルロースヘキサヒドロフタ
レートである。
【0076】色素、カプラーおよび白色の安定性を改良
しかつカラーカブリの減少するための添加剤〔リサーチ
・ディスクロージャー(Research Discl
osure)No.17643/1978章VII〕
は、化合物の次のクラスに属すことができる:ハイドロ
キノン、6−ヒドロキシクロマン、5−ヒドロキシクマ
ロン、スピロクマロン、スピロインダン、p−アルコキ
シフェノール、立体障害フェノール、没食子酸誘導体、
メチレンジオキシベンゼン、アミノフェノール、立体障
害アミン、エステル化間エーテル化したフェノール性ヒ
ドロキシル基を含有する誘導体、金属錯塩。
【0077】立体障害アミンの部分的構造およびまた立
体障害フェノールの部分的構造の両者を1つのかつ同一
分子中にを含有する化合物〔米国特許(US−A)4,
268,593号〕は、熱、湿気および光の発生の結
果、イエロー色素の画像の障害〔劣化(deterio
rationまたはdegradation)〕の防止
するためにとくに有効である。スピロインダン類〔日本
国特許出願(JP−A)159 644/81号〕およ
びハイドロキノンジエーテルまたはモノエーテルにより
置換されたクマロン類〔日本国特許出願(JP−A)8
9 835/80号〕は、マゼンタ−赤画像の障害(劣
化)、とくに光の作用の結果の障害の防止に特に有効で
ある。
【0078】写真材料の層は、通常の硬膜剤で硬膜する
ことができる。適当な硬膜剤は、例えば、次のとおりで
ある:ホルムアルデヒド,グルタルアルデヒドおよび同
様なアルデヒド化合物、ジアセチル、シクロペンタジオ
ンおよび同様なケトン化合物、ビス−(2−クロロエチ
ル尿素)、2−ヒドロキシ−4,6−ジクロロ−1,
3,5−トリアジンおよび活性ハロゲンを含有する他の
化合物〔米国特許(US−A)3,288,775号、
米国特許(US−A)2,732,303号、英国特許
出願(GB−A)974,723号および英国特許出願
(GB−A)1,167,207号〕、ジビニルスルホ
ン化合物、5−アセチル−1,3−ジアクリロイルヘキ
サヒドロ−1,3,5−トリアジンおよび反応性オレフ
ィン結合を含有する他の化合物〔米国特許(US−A)
3,635,718号、米国特許(US−A)3,23
2,763号および英国特許出願(GB−A)994,
869号〕;N−ヒドロキシメチルフタルイミドおよび
他のN−メチロール化合物〔米国特許(US−A)2,
732,316号および米国特許(US−A)2,58
6,168号〕;イソシアネート〔米国特許(US−
A)3,103,437号〕;アジリジン化合物〔米国
特許(US−A)3,017,280号および米国特許
(US−A)2,983,611号〕;および酸誘導体
〔米国特許(US−A)2,725,294号および米
国特許(US−A)2,725,295号〕;カーボジ
イミドタイプの化合物〔ドイツ国特許出願(DE−A)
22 25230号およびドイツ国特許出願(DE−
A)24 39 551号〕;カルバモイルオキシプリ
ジニウム化合物〔ドイツ国特許出願(DE−A)24
39814号〕;リン−ハロゲン結合を含有する化合物
〔日本国特許出願(JP−A)113 929/83
号;N−カルボニルオキシイミド化合物〔日本国特許出
願(JP−A)43353/81号〕;N−スルホニル
オキシイミド化合物〔米国特許(US−A)4,11
1,926号〕、ジヒドロキノリン化合物〔米国特許
(US−A)4,013,468号、2−スルホニルオ
キシピリジニウム塩類〔日本国特許出願(JP−A)1
10 762/81号〕、ホルムアミジニウム塩類〔欧
州特許出願(EP−A)0 162 308号〕、2ま
たはそれ以上のN−アシルオキシイミノ基を含有する化
合物〔米国特許(US−A)4,052、373号〕、
エポキシ化合物〔米国特許(US−A)3,091、5
37号〕、イソキゾールタイプの化合物〔米国特許(U
S−A)3,321,313号および米国特許(US−
A)3,543,292号〕;ハロカルボキシアルデヒ
ド、例えば、ムココール酸;ジオキサン誘導体、例え
ば、ジヒドロキシジオキサンおよびジクロロジオキサ
ン;および無機硬膜剤、例えば、クロム明礬および硫酸
ジルコニウム。
【0079】硬膜は、既知の方法において、硬膜剤を硬
膜すべき層のための流延溶液に添加することによるか、
あるいは硬膜すべき層を拡散性硬膜剤を含有する層でカ
バーすることにより実施することができる。
【0080】前述のクラスは、遅く作用する硬膜剤およ
び速く作用する硬膜剤およびとくに有利であるいわゆる
インスタント硬膜剤が存在する。用語「インスタント硬
膜剤」は、塗布直後であるが、一番遅くて24時間にお
いて、そして、好ましくは、塗布後8時間に、交差反応
の結果、センシトメトリーがそれ以上変化せずかつ層の
組み合わせの膨潤が存在しないような程度に、硬膜が進
行してしまうような方法で、適当な結合剤を架橋する化
合物であると理解すべきである。膨潤とは、フィルムの
水性処理の間の差を意味する〔フォトグラフィック・サ
イエンス・エンジニアリング(Photogr.Sc
i.Eng.)8(1964)、275;フォトグラフ
ィック・サイエンス・エンジニアリング(Photog
r.Sci.Eng.)(1972)、449〕。
【0081】ゼラチンと急速に反応するこれらの硬膜剤
は、例えば、ゼラチンの遊離カルボキシル基と反応する
ことができるカルバモイルピリジニウム塩類であり、こ
うしてこれらの基はゼラチンの遊離アミノ基と反応し
て、ペプチド結合を形成しかつゼラチンを架橋する。
【0082】層の組み合わせのすべての層に対して等し
い硬膜作用を有する拡散性硬膜剤が存在するが、低分子
量または高分子量の化合物であることができる他の硬膜
剤は非拡散性であり、そしてそれらの作用はそれらが位
置する層に限られる。これらは個々の層、例えば、保護
層の例外的に高い架橋を生ずる。これは、ハロゲン化銀
層が銀の被覆力の増加の必要性のためにほんのわずかに
硬膜されるとき重要であり、こうして機械的性質を改良
するために保護層を使用することが必要である〔欧州特
許出願(EP−A)0 114 699号〕。
【0083】本発明によるカラー写真材料は、通常、現
像、定着および洗浄または引き続く洗浄を伴わない安定
化により処理され、そして漂白および定着を単一の工程
において組み合わせることができる。使用する現像剤化
合物は、それらの酸化生成物の形態でカラーカプラーと
反応してアゾメチンまたはインドフェノール色素を形成
することができる現像剤化合物である。適当な発色現像
剤化合物は、次の通りである:p−フェニレンジアミン
型の少なくとも1つの第一アミン基結晶芳香族化合物、
例えば、N,N−ジアルキル−p−フェニレンジアミ
ン、例えば、N,N−ジエチル^p−フェニレンジアミ
ン、1−(N−エチル−N−メタンスルホニルアミドエ
チル)−3−メチル−p−フェニレンジアミン、1−
(N−エチル−N−ヒドロキシエチル)−3−メチル−
p−フェニレンジアミンおよび1−(N−エチル−N−
メトキシエチル)−3−メチル−p−フェニレンジアミ
ン。他の有用な発色現像剤は、例えば、ジャーナル・オ
ブ・アメリカン・ケミカル・ソサイアティー(J.A
m.Chem.Soc.)、73、3106(195
1)およびG.ハイスト(Haist)、現代の写真処
理(Modern Photographic Pro
cessing)、1979、ジョン・ウィリー・アン
ド・サンズ(John Wiely and Son
s)、p.545以降、に記載されている。 発色現像
に引き続いて、酸性の短い停止液または洗浄が存在する
ことができる。
【0084】発色現像後、材料は通常漂白および定着す
る。適当な漂白剤は、例えば、Fe(III)塩類およ
びFe(III)錯塩類、例えば、フェリシアニド、ジ
クロメート、水溶性コバルト錯塩類である。とくに好ま
しい漂白剤は、アミノポリカルボン酸の鉄(III)錯
塩、よりとくに、例えば、エチレンジアミン四酢酸、プ
ロピレン四酢酸、ジエチレントリアミンペンタ酢酸、ニ
トリロトリ酢酸、イミノ二酢酸、N−ヒドロキシエチル
エチレンジアミントリ酢酸、アルキルイミノジカルボン
酸、および対応するリン酸の鉄(III)錯塩である。
他の適当な漂白剤は過硫酸塩類および過酸化物、例え
ば、過酸化水素である。
【0085】漂白定着浴または定着浴に引き続いて、一
般に、洗浄を実施し、これは向流で実施するか、あるい
は水の供給もついくつかの槽から成る。
【0086】有利な結果は、ホルムアルデヒドほとんど
または全く含有しない仕上げ浴を引き続いて使用すると
き、得ることができる。
【0087】洗浄は安定化液で完全に置換することがで
き、この安定化液は通常向流で使用する。ホルムアルデ
ヒドを添加する場合、この安定化浴は、また、仕上げ液
の機能を実施する。
【0088】本発明によるカラー写真材料は、また、反
転現像することができる。その場合において、発色現像
は、まず、カプラーと色素を形成しない現像剤を使用す
る現像および拡散の第2露光または化学的カブリにより
進行する。
【0089】実施例 両側がポリエチレンで塗布されたペイパーに次の層を記
載する順序で適用することによって、カラー写真記録材
料を調製した。量は1m2に基づく。適用した銀の量は
AgNO3の対応する量より表す。
【0090】層配置1(比較) 第1層(支持体層) 0.2gのゼラチン 第2層(青感性層) 次の成分を含有する0.50gのAgNO3からの青感
性ハロゲン化銀乳剤層(99.5モル%の塩化物、0.
5モル%の臭化物、平均粒子直径0.78μm) 1.38gのゼラチン 0.60gのイエローカプラーY−1および 0.48gのトリクレシルホスフェート(TCP) 第3層(中間層) 1.18gのゼラチン 0.08gの2,5−ジオクチルハイドロキノンおよび 0.08gのジブチルフタレート(DBP) 第4層(緑感性層) 次の成分を含有する0.40gのAgNO3からの緑感
性ハロゲン化銀乳剤層(99.5モル%の塩化物、0.
5モル%の臭化物、平均粒子直径0.37μm) 1.
02gのゼラチン 0.60gのマゼンタカプラーM−1および 0.40gのDBP 第5層(中間層) 1.20gのゼラチン 0.66gの次の式に相当する紫外線吸収剤
【0091】
【化10】
【0092】0.052gの2,5−ジオクチルハイド
ロキノンおよび0.36gのTCP 第6層(赤感性層) 次の成分を含有する0.28gのAgNO3からの残基
ハロゲン化銀乳剤層(99.5モル%の塩化物、0.5
モル%の臭化物、平均粒子直径0.35μm) 1.84gのゼラチン 0.39gのカラーカプラーC−1および 0.40gのTCP 第7層(紫外線保護層) 0.65gのゼラチン 0.21gの第5層におけるような紫外線吸収剤 0.11gのTCP 第8層(保護層) 0.65gのゼラチンおよび0.39gの次の式に相当
する硬膜剤
【0093】
【化11】
【0094】層の配置2(比較) 層の配置1と同一であるが、次の変更を有する: 層3 0.59gのゼラチンおよび1.77gのポリビニルア
ルコール 層5 0.59gのゼラチンおよび1.77gのポリビニルア
ルコール層の配置4 (比較) 層の配置1と同一であるが、次の変更を有する: 層3 0.59gのゼラチンおよび1.77gのポリマーP1層の配置5 (比較) 層の配置1と同一であるが、次の変更を有する: 層5 0.59gのゼラチンおよび1.77gのポリマーP1層の配置6 (本発明による) 層の配置1と同一であるが、次の変更を有する: 層3 0.59gのゼラチンおよび1.77gのポリマーP1 層5 0.59gのゼラチンおよび1.77gのポリマーP1層の配置7 (本発明による) 層の配置1と同一であるが、次の変更を有する: 層3 0.82gのゼラチンおよび1.14gのポリマーP3 層5 0.82gのゼラチンおよび1.14gのポリマーP3層の配置8 (本発明による) 層の配置1と同一であるが、次の変更を有する: 層2 1.12gのゼラチンおよび1.18gのポリマーP3 層5 0.82gのゼラチンおよび1.14gのポリマーP3層の配置9 本発明による) 層の配置1と同一であるが、次の変更を有する: 層2 1.12gのゼラチンおよび1.18gのポリマーP4 層6 0.82gのゼラチンおよび1.02gのポリマーP4層の配置10 (本発明による) 層の配置1と同一であるが、次の変更を有する: 層3 0.82gのゼラチンおよび1.14gのポリマーP3 層7 0.65gのゼラチンおよび0.65gのポリマーP3層の配置11 本発明による) 層の配置1と同一であるが、次の変更を有する: 層3 0.94gのゼラチンおよび1.12gのポリマーP1 層5 0.82gのゼラチンおよび1.14gのポリマーP5 層の配置を引き続いて等級づけたグレイウェッジを通し
て露光した。次いで材料を通常の方法で下に示す処理液
中で処理した。
【0095】次いで、露光した試料を昼光について標準
のクセノンランプからの4.5×106ルック時に露光
した。次いで、1.5の初期デンシティについてデンシ
ティの損失百分率を測定した(表1)。
【0096】層の配置を、また、斜めに入射する光の下
で観察し、そして層をそれらの光沢について視的に評価
した(表1)。
【0097】表1が示すように、マゼンタ色素を含有す
る層より上の1つの層および下の1つの層における本発
明によるポリマーを使用することによって、マゼンタ色
素の光に対する安定性は顕著に改良されると同時に、層
のすぐれた透明性は保存される。
【0098】 a)発色現像剤−45秒−35℃ トリエタノールアミン 9.0g/l N,N−ジエチルヒドロキシルアミン 4.0g/l ジエチレングリコール 0.05g/l 3−メチル−4−アミノ−N−エチル− N−メタンスルホンアミドエチル−アニリ ン−サルフェート 5.0g/l 亜硫酸カリウム 0.2g/l トリエチレングリコール 0.05g/l 炭酸カリウム 22g/l 水酸化カリウム 0.4g/l エチレンジアミン四酢酸2ナトリウム塩 2.2g/l 塩化カリウム 2.5g/l 1,2−ジヒドロキシベンゼン−3,4, 6−トリスルホン酸3ナトリウム塩 0.3g/l 水で1000mlにする;pH10.0 b)漂白定着液−45秒−35℃ チオ硫酸アンモニウム 75g/l 亜硫酸水素ナトリウム 13.5g/l 酢酸アンモニウム 2.0g/l エチレンジアミン四酢酸(鉄−アンモニウム塩) 57g/l アンモニア、25重量% 9.5g/l 酢酸 9.0g/l 水で1000mlにする;pH5.5 c)洗浄−2分−35℃ d)乾燥
【0099】
【表1】
【0100】本発明の主な特徴および態様は、次の通り
である。
【0101】1、支持体、ピラゾロアゾールマゼンタカ
プラーを含有する少なくとも1つの感光性ハロゲン化銀
乳剤層および光源に近く配置された少なくとも1つの他
の層および前記ピラゾロアゾールマゼンタカプラーを含
有するハロゲン化銀乳剤より光源から離れて配置された
少なくとも1つの他の層からなるカラー写真記録材料で
あって、これらの他の層はゼラチンおよびビニルアルコ
ールと不飽和カルボン酸とのランダムの構造または交互
する構造のコポリマーまたはポリアルキレンオキシド上
の酢酸ビニルのグラフトポリマーのアセテート基の鹸化
物を含有することを特徴とするカラー写真記録材料。
【0102】2、コポリマーが50〜98モル%のビニ
ルアルコールの単位、0〜20モル%の酢酸ビニルの単
位、2〜30モル%の不飽和カルボン酸の単位および0
〜30モル%の他のコモノマーを含有し、そして少なく
とも10,000の分子量Mnを有することを特徴とす
る上記第1項記載のカラー写真記録材料。
【0103】3、ピラゾロアゾールカプラーが、式
【0104】
【化12】
【0105】式中、R1は水素、ハロゲン、アルキル、
アリール、複素環式基、シアノ、アルコキシ、アシロキ
シ、カルバモイルオキシ、アシルアミノまたはポリマー
残基であり、Xは水素または切り離し可能な基であり、
1およびZ2により表される基の一方は窒素原子であ
り、そして他方はCR2であり、そしてR2はR1と同一
の意味を有し、そして基R1およびR2の一方はバラスト
基であるか、あるいはポリマー残基であることができる
バラスト基により置換されている、を有することを特徴
とする上記第1項記載のカラー写真記録材料。
【0106】4、グラフトポリマーが、2〜50モル%
のアルキレンオキシド、50〜98モル%のビニルアル
コールおよび0〜20モル%の酢酸ビニルを含有するこ
とを特徴とする上記第1項記載のカラー写真記録材料。
【0107】5、他の層の各々が0.3〜3.0gのグ
ラフトポリマーまたはコポリマーおよび0.1〜2.0
gのゼラチン/m2を含有することを特徴とする、上記
第1項記載のカラー写真記録材料。
【0108】6、反射性支持体上に所定の順序で次の
層:少なくとも1種のイエローカプラーを含有する少な
くとも1つの青感性ハロゲン化銀乳剤層、中間層、少な
くとも1種のマゼンタカプラーを含有する少なくとも1
つの緑感性ハロゲン化銀乳剤層、中間層、少なくとも1
種のシアンカプラーを含有する少なくとも1つの赤感性
ハロゲン化銀乳剤層および少なくとも1つの保護層を含
有するカラー写真記録材料であって、緑感性ハロゲン化
銀乳剤層と赤感性ハロゲン化銀乳剤層との間の中間層お
よび青感性ハロゲン化銀乳剤層と緑感性ハロゲン化銀乳
剤層との間の中間層はゼラチンおよびビニルアルコール
と不飽和カルボン酸とのランダムの構造または交互する
構造のコポリマーまたはポリアルキレンオキシド上の酢
酸ビニルのグラフトポリマーのアセテート基の鹸化物を
含有し、そしてマゼンタカプラーはピラゾロアゾールカ
プラーであることを特徴とするカラー写真記録材料。
【0109】7、ハロゲン化銀乳剤層のハロゲン化銀乳
剤が少なくとも80モル%の程度の塩化銀から成ること
を特徴とする上記第6項記載のカラー写真記録材料。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体、ピラゾロアゾールマゼンタカプ
    ラーを含有する少なくとも1つの感光性ハロゲン化銀乳
    剤層および光源に近く配置された少なくとも1つの他の
    層および前記ピラゾロアゾールマゼンタカプラーを含有
    するハロゲン化銀乳剤より光源から離れて配置された少
    なくとも1つの他の層からなるカラー写真記録材料であ
    って、これらの他の層はゼラチンおよびビニルアルコー
    ルと不飽和カルボン酸とのランダムの構造または交互す
    る構造のコポリマーまたはポリアルキレンオキシド上の
    酢酸ビニルのグラフトポリマーのアセテート基の鹸化物
    を含有することを特徴とするカラー写真記録材料。
  2. 【請求項2】 反射性支持体上に所定の順序で次の層:
    少なくとも1種のイエローカプラーを含有する少なくと
    も1つの青感性ハロゲン化銀乳剤層、中間層、少なくと
    も1種のマゼンタカプラーを含有する少なくとも1つの
    緑感性ハロゲン化銀乳剤層、中間層、少なくとも1種の
    シアンカプラーを含有する少なくとも1つの赤感性ハロ
    ゲン化銀乳剤層および少なくとも1つの保護層を含有す
    るカラー写真記録材料であって、緑感性ハロゲン化銀乳
    剤層と赤感性ハロゲン化銀乳剤層との間の中間層および
    青感性ハロゲン化銀乳剤層と緑感性ハロゲン化銀乳剤層
    との間の中間層はゼラチンおよびビニルアルコールと不
    飽和カルボン酸とのランダムの構造または交互する構造
    のコポリマーまたはポリアルキレンオキシド上の酢酸ビ
    ニルのグラフトポリマーのアセテート基の鹸化物を含有
    し、そしてマゼンタカプラーはピラゾロアゾールカプラ
    ーであることを特徴とするカラー写真記録材料。
JP5040746A 1992-02-07 1993-02-05 カラー写真記録材料 Pending JPH0643613A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4203532.5 1992-02-07
DE4203532A DE4203532A1 (de) 1992-02-07 1992-02-07 Farbfotografisches aufzeichnungsmaterial

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0643613A true JPH0643613A (ja) 1994-02-18

Family

ID=6451170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5040746A Pending JPH0643613A (ja) 1992-02-07 1993-02-05 カラー写真記録材料

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5330886A (ja)
EP (1) EP0554756B1 (ja)
JP (1) JPH0643613A (ja)
DE (2) DE4203532A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0664487B1 (en) * 1993-12-08 1998-07-29 Fuji Photo Film Co., Ltd. Silver halide light-sensitive material comprising light-sensitive polymerizable layer and an overcoating layer containing polyvinyl alcohol with acidic groups or a salt thereof
DE4438004A1 (de) * 1994-10-25 1996-05-02 Agfa Gevaert Ag Farbfotografisches Silberhalogenidmaterial

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB542704A (en) * 1940-07-19 1942-01-23 Eastman Kodak Co Improvements relating to photographic emulsions
DD114691A1 (ja) * 1974-05-09 1975-08-12
DE3630165C2 (de) * 1985-09-04 1998-04-23 Fuji Photo Film Co Ltd Photographisches, lichtempfindliches Material
JP2630410B2 (ja) * 1988-01-12 1997-07-16 富士写真フイルム株式会社 ハロゲン化銀カラー感光材料
EP0382443A3 (en) * 1989-02-06 1991-05-08 Konica Corporation A silver halide light-sensitive photographic material
US5057405A (en) * 1989-04-04 1991-10-15 Fuji Photo Film Co., Ltd. Silver-halide color photographic light-sensitive material

Also Published As

Publication number Publication date
DE4203532A1 (de) 1993-08-12
EP0554756A1 (de) 1993-08-11
EP0554756B1 (de) 1995-03-01
DE59300091D1 (de) 1995-04-06
US5330886A (en) 1994-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5215875A (en) Color photographic recording material
US5200301A (en) Color photographic recording material
JPH0713311A (ja) カラー写真記録材料
JP2723628B2 (ja) 写真記録材料
JP3337095B2 (ja) カラー写真記録材料
JPH06208211A (ja) カラー写真のハロゲン化銀材料
JPH07295126A (ja) 写真記録材料
US5550015A (en) Production of silver halide emulsions comprising tabular grains
US5266451A (en) Color photographic recording material
US5445928A (en) Color photographic recording material
JPH0643613A (ja) カラー写真記録材料
JP2825720B2 (ja) カラー写真記録材料
JP3554027B2 (ja) カラー写真記録材料
JP2812746B2 (ja) ハロゲン化銀記録材料
US4855216A (en) No-rinse photographic processing method and the stabilizing bath used for this method
JPH0713282A (ja) 写真記録材料
JPH05265156A (ja) 写真記録材料
JP3221974B2 (ja) カラー写真ハロゲン化銀材料
US5134059A (en) Color photographic recording material containing color couplers
JPH0643580A (ja) 写真記録材料
JPH07181646A (ja) カラー写真記録材料
JPH02228648A (ja) ハロゲン化銀記録材料
US5354649A (en) Color photographic silver halide material
US5143823A (en) Color photographic recording material containing color couplers
JPH0728210A (ja) カラー写真記録材料