JPH0643447A - 透過型液晶パネル、それを用いた投写型液晶表示装置、前記透過型液晶パネルに用いるマイクロレンチキュラーレンズアレイ及びマイクロレンズアレイ、並びに反射型液晶パネル - Google Patents

透過型液晶パネル、それを用いた投写型液晶表示装置、前記透過型液晶パネルに用いるマイクロレンチキュラーレンズアレイ及びマイクロレンズアレイ、並びに反射型液晶パネル

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JPH0643447A
JPH0643447A JP4199596A JP19959692A JPH0643447A JP H0643447 A JPH0643447 A JP H0643447A JP 4199596 A JP4199596 A JP 4199596A JP 19959692 A JP19959692 A JP 19959692A JP H0643447 A JPH0643447 A JP H0643447A
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JP
Japan
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liquid crystal
crystal panel
transmissive liquid
microlenticular
position identification
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Application number
JP4199596A
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English (en)
Inventor
Kozo Sato
剛三 佐藤
Kyohei Fukuda
京平 福田
Keiji Takasu
慶治 鷹栖
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マイクロレンチキュラーレンズアレイを容易
に形成することが出来ると共に、より広い角度からの入
射光を集光透過させることが出来、実効的な開口率を大
幅に向上させることが出来る。 【構成】 第一のマイクロレンチキュラーレンズアレイ
21は基板20の一方の面に、第二のマイクロレンチキ
ュラーレンズアレイ31は透明ガラス基板30の一方の
面に、それぞれ成形または注型により形成されている。
基板20は透過型液晶パネル本体5の表示面10に接着
乃至密着され、透明ガラス基板30は基板20に、マイ
クロレンチキュラーレンズアレイの形成された面が互い
に対向し、レンズストライプが互いに直交するように、
密着または接着積層される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透過型液晶パネル、そ
れを用いた投写型液晶表示装置、前記透過型液晶パネル
に用いるマイクロレンチキュラーレンズアレイ及びマイ
クロレンズアレイ、並びに反射型液晶パネルに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】各画素対応のマイクロレンズアレイと等
価なマイクロレンチキュラーレンズアレイを、透過型液
晶パネル本体の表示面に対向配置して成る透過型液晶パ
ネルとして、例えば、特開平1−187502号公報に
記載されたものがある。
【0003】この既提案例では、図12に示すように、
透明ガラス基板60の一方の面に屈折率分布型の第一の
マイクロレンチキュラーレンズアレイ61を形成し、ま
た、他方の面(即ち、反対の面)にもやはり屈折率分布
型の第二のマイクロレンチキュラーレンズアレイ63
を、そのレンズストライプが第一のマイクロレンチキュ
ラーレンズアレイ61のレンズストライプに対して直交
するように形成し、このようなマイクロレンチキュラー
レンズアレイの形成された透明ガラス基板60を透過型
液晶パネル本体の表示面に対向配置して、マイクロレン
チキュラーレンズアレイ付きの透過型液晶パネルを得て
いた。
【0004】一般に、透過型液晶パネルの画素ピッチは
約0.2mm以下と小さく、また、画素数は表示部面積に
もよるが約100,000画素以上の非常に多数となっ
ている。そのため、その画素に対応する高精度マイクロ
レンズを画素数分だけ形成した各画素対応のマイクロレ
ンズアレイを得ることは、製作技術上難しい面が多く、
また、得られたとしても非常に高価なものとなる。
【0005】それに比べ、マイクロレンチキュラーレン
ズアレイは製作技術上、例えば、成形金型の製作におい
て各画素対応のマイクロレンズアレイを作るより容易で
あるため、前述の既提案例(特開平1−187502号
公報)によれば、その比較的容易な方法で、各画素対応
のマイクロレンズアレイと等価なマイクロレンチキュラ
ーレンズアレイを得ることが出来る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の既提案例(特開
平1−187502号公報)では、マイクロレンチキュ
ラーレンズアレイを、透明ガラス基板を用いた屈折率分
布方式にて形成している。即ち、かかる方式の概要は、
透明ガラス基板中のアルカリイオンを部分的に他のアル
カリイオンと交換することにより、その透明ガラス基板
に屈折率分布を形成するものである。
【0007】この方式によると、マイクロレンチキュラ
ーレンズの焦点距離を任意の値に設定することは難し
く、そのため、透過型液晶パネル本体の画素開口部で焦
点を結ぶマイクロクロスレンチキュラーレンズ(直交す
る1組のマイクロレンチキュラーレンズによって構成さ
れる、マイクロレンズと等価なレンズ)を得ることが出
来なくなる場合がある。
【0008】このような場合、透過型液晶パネル本体の
ガラス基板の表面を研摩などによって削り、その厚さを
微妙に変更して、透過型液晶パネル本体の画素開口部で
焦点が結ばれるようにするか、或いは、画素開口部で焦
点が結ばれないままにして、光の透過性能を最高の性能
に対しある程度犠牲にした状態で使用するようにする
か、しなければならなかった。
【0009】また、マイクロレンチキュラーレンズアレ
イを形成する透明ガラス基板の厚さとしては、そのレン
ズアレイ形成部の大きさが3インチ程度乃至それ以上の
場合、強度的な点、反りの低減等から考えて、約2mm以
上が必要である。また、このような厚さ約2mmの透明ガ
ラス基板の両面にマイクロレンチキュラーレンズアレイ
を形成し、一方の面から光を入れて他方の面側で集光ス
ポットを得る場合、一方の面に形成されるマイクロレン
チキュラーレンズアレイのレンズ(マイクロレンチキュ
ラーレンズ)の焦点距離と、他方の面に形成されるマイ
クロレンチキュラーレンズアレイのレンズ(マイクロレ
ンチキュラーレンズ)の焦点距離と、を透明ガラス基板
の厚さ(2mm)分だけ違える必要がある。
【0010】しかし、一般に、マイクロレンチキュラー
レンズアレイのレンズ(マイクロレンチキュラーレン
ズ)のピッチは画素ピッチにほぼ等しく、約0.2mm以
下と考えられるから、厚さ2mmの透明ガラス基板の両面
に、上記のような焦点距離差のあるレンズ(マイクロレ
ンチキュラーレンズ)を有したマイクロレンチキュラー
レンズアレイを形成することは非常に困難となる。
【0011】本発明は上記した従来技術の問題点に鑑み
なされたものであり、本発明の第一の目的は、マイクロ
レンチキュラーレンズの焦点距離を任意の値に容易に設
定することが出来、しかも、マイクロレンチキュラーレ
ンズアレイを容易に形成することが出来る液晶パネルを
提供することにある。
【0012】また、本発明の第二の目的は、より広い角
度からの入射光を集光透過させることが出来、その実効
的な開口率を大幅に向上させることが出来る透過型液晶
パネル、または、その反射効率を大幅に向上させること
が出来る反射型液晶パネルを提供することにある。
【0013】また、本発明の第三の目的は、マイクロレ
ンチキュラーレンズアレイまたは各画素対応のマイクロ
レンズアレイと液晶パネル本体との相互の位置合わせを
高精度、かつ、容易に行うことが出来る液晶パネルを提
供することにある。
【0014】さらに、本発明の第四の目的は、投写画像
を高輝度化することが出来る投写型液晶表示装置を提供
することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、液晶パネル本体の各画素列と各々対応
する複数の、凸形状をなすマイクロレンチキュラーレン
ズを並べて構成される第一のマイクロレンチキュラーレ
ンズアレイと、前記液晶パネル本体の各画素行と各々対
応する複数の、凸形状をなすマイクロレンチキュラーレ
ンズを並べて構成される第二のマイクロレンチキュラー
レンズアレイと、を有し、前記第一及び第二のマイクロ
レンチキュラーレンズアレイを、互いのレンズストライ
プがほぼ直交し互いの凸形状が対向するよう、互いにほ
ぼ密着させつつ、前記液晶パネル本体の表示面に密接ま
たは近接して配置して構成した。
【0016】また、液晶パネル本体のブラックマトリク
ス形成基板のほぼ中央部のブラックマトリクス内に位置
識別パターンを、もしくは、該基板の表示領域の外部周
辺にほぼ画素幅以下の線幅を有する位置識別パターン
を、または、ブラックマトリクス内と表示領域の外部周
辺の両者に位置識別パターンを形成した。
【0017】また、第一のマイクロレンチキュラーレン
ズアレイ、第二のマイクロレンチキュラーレンズアレイ
のほぼ中央部もしくは周辺部、または、ほぼ中央部と周
辺部の両者に位置識別パターンを形成した。また、各画
素対応のマイクロレンズアレイのほぼ中央部もしくは周
辺部、または、ほぼ中央部と周辺部の両者に位置識別パ
ターンを形成した。
【0018】
【作用】本発明では、前述したように、第一及び第二の
マイクロレンチキュラーレンズアレイを、互いのレンズ
ストライプがほぼ直交し互いの凸形状が対向するよう、
互いにほぼ密着させつつ、液晶パネル本体の表示面に密
接または近接して配置している。従って、前記第一及び
第二のマイクロレンチキュラーレンズアレイは、従来の
ように屈折率分布方式でなく、成形または注型等により
形成されるので、マイクロレンチキュラーレンズの焦点
距離を任意の値に容易に設定することが出来る。また、
前記第一及び第二のマイクロレンチキュラーレンズアレ
イは、従来のように一枚の基板の両面に形成されるので
はなく、互いに異なる基板の一方の面にそれぞれ形成さ
れ、しかも、マイクロレンチキュラーレンズの焦点距離
は、前記第一及び第二のマイクロレンチキュラーレンズ
アレイでほぼ同一になるので、マイクロレンチキュラー
レンズアレイを従来に比べ容易に形成することが出来
る。
【0019】また、上記したように、前記第一及び第二
のマイクロレンチキュラーレンズアレイは、従来のよう
に一枚の基板の両面に形成されるのではなく、互いに異
なる基板の一方の面にそれぞれ形成され、互いにほぼ密
着されるので、より広い角度からの入射光を集光透過さ
せることが出来、透過型液晶パネルにおいてはその実効
的な開口率を、反射型液晶パネルにおいてはその反射効
率を、それぞれ大幅に向上させることが出来る。従っ
て、かかる液晶パネルを投写型液晶表示装置に適用した
場合、投写画面を高輝度化することが出来る。
【0020】また、液晶パネル本体のブラックマトリク
ス形成基板の前記した特定部分に位置識別パターンを形
成し、第一のマイクロレンチキュラーレンズアレイ、第
二のマイクロレンチキュラーレンズアレイの前記した特
定部分に位置識別パターンを形成することにより、それ
ら三者の位置合わせを高精度、かつ、容易に行うことが
出来る。
【0021】また、各画素対応のマイクロレンズアレイ
の前記した特定部分に形成した位置識別パターンを使用
して、該レンズアレイと液晶パネルの相互の位置合わせ
を高精度、かつ、容易に行うことが出来る。
【0022】反射型液晶パネル本体の表示面に第一のマ
イクロレンチキュラーレンズアレイ、第二のマイクロレ
ンチキュラーレンズアレイを配置した場合も、反射面に
入射光を集中させることができ、高輝度反射画像を得る
ことができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1は本発明の一実施例としての透過型液晶パネル
を示す斜視図、図2は図1の透過型液晶パネルを側面か
ら見て示した側面図、図3は図1の透過型液晶パネルを
分解して示した斜視図である。
【0024】本実施例は、次のように構成されている。
即ち、図1乃至図3において、基板20の一方の面に第
一のマイクロレンチキュラーレンズアレイ21を、透明
ガラス基板30の一方の面に第二のマイクロレンチキュ
ラーレンズアレイ31を、それぞれ、後述するような成
形または注型により形成する。そして、透過型液晶パネ
ル本体5の表示面10に、第一のマイクロレンチキュラ
ーレンズアレイ21を形成した基板20を接着乃至密着
し、さらに、第一のマイクロレンチキュラーレンズアレ
イ21を形成した面に、第二のマイクロレンチキュラー
レンズアレイ31を形成した透明ガラス基板30を、マ
イクロレンチキュラーレンズアレイを形成した面が互い
に対向し、かつ、マイクロレンチキュラーレンズアレイ
のレンズストライプが互いに直交するように、密着また
は接着積層して、構成している。
【0025】なお、このとき、第一のマイクロレンチキ
ュラーレンズアレイ21のレンズストライプは表示面1
0の画素の横方向ストライプ(図示せず)に、第二のマ
イクロレンチキュラーレンズアレイ31のレンズストラ
イプは画素の縦方向ストライプ(図示せず)に、それぞ
れ一致している。
【0026】よって、第一及び第二のマイクロレンチキ
ュラーレンズアレイ21、31は、従来のように屈折率
分布方式でなく、成形または注型により形成されるの
で、マイクロレンチキュラーレンズの焦点距離を任意の
値に容易に設定することが出来る。また、第一及び第二
のマイクロレンチキュラーレンズアレイ21、31は、
従来のように一枚の基板の両面に形成されるのではな
く、互いに異なる基板の一方の面にそれぞれ形成される
ので、マイクロレンチキュラーレンズアレイを従来に比
べ容易に形成することが出来る。
【0027】図4は図1の透過型液晶パネルにおけるマ
イクロクロスレンチキュラーレンズアレイによる集光作
用を説明するための説明図である。図4において、透明
ガラス基板30の表面32からの入射光(図示せず)
は、第二のマイクロレンチキュラーレンズアレイ31に
よりX方向にのみ集光作用を受け、Y方向には集光作用
を受けない。33は、第二のマイクロレンチキュラーレ
ンズアレイ31の形成された面側に得られる透過収束
光、即ち、第二のマイクロレンチキュラーレンズアレイ
31によりX方向に集光された透過収束光を示してい
る。該透過収束光33は第二のマイクロレンチキュラー
レンズアレイ31を構成するマイクロレンチキュラーレ
ンズ個数分だけできる。
【0028】また、第一のマイクロレンチキュラーレン
ズアレイ21の形成された面からの入射光(図示せず)
は、第一のマイクロレンチキュラーレンズアレイ21に
よりY方向にのみ集光作用を受け、X方向には集光作用
を受けない。23は、基板20の裏面22側に得られる
透過収束光、即ち、第一のマイクロレンチキュラーレン
ズアレイ21によりY方向に集光された透過収束光を示
している。該透過収束光23も第一のマイクロレンチキ
ュラーレンズアレイ21を構成するマイクロレンチキュ
ラーレンズ個数分だけできる。
【0029】従って、前述したように、第一のマイクロ
クロスレンチキュラーレンズアレイ21のレンズストラ
イプと第二のマイクロクロスレンチキュラーレンズアレ
イ31のレンズストライプとが直交するように配置する
と、表面32から入射した光は、第二のマイクロレンチ
キュラーレンズアレイ31によりX方向に集光された
後、第一のマイクロレンチキュラーレンズアレイ21に
よりY方向に集光されるため、裏面22より出射する際
には、スポット状に集光された状態になる。
【0030】図5は図1の透過型液晶パネルにおける一
画素相当部分の入射光の透過状況を説明するための説明
図である。前述したように、第一のマイクロクロスレン
チキュラーレンズアレイ21のレンズストライプと第二
のマイクロクロスレンチキュラーレンズアレイ31のレ
ンズストライプが直交するように配置されている場合、
当然のことながら、図5に示すように、第一のマイクロ
クロスレンチキュラーレンズアレイ21を構成するマイ
クロレンチキュラーレンズ24と第二のマイクロクロス
レンチキュラーレンズアレイ31を構成するマイクロク
ロスレンチキュラーレンズ34は直交して配置されるこ
とになり、これら1組のマイクロレンチキュラーレンズ
により、マイクロクロスレンチキュラーレンズが構成さ
れる。
【0031】そこで、一画素相当部分の入射光35が表
面32より入射すると、その入射光35は上記マイクロ
クロスレンチキュラーレンズ34,24により集光さ
れ、裏面22よりスポット状になって、出射される。従
って、その収束位置が裏面22から透過型液晶パネル本
体のガラス基板の厚みtに相当する位置になるよう、マ
イクロクロスレンチキュラーレンズ34,24の焦点距
離を設定すれば、表面32より入射した光35は、ブラ
ックマトリクス40に蹴られることなく、画素開口部4
5を透過することが出来、透過型液晶パネルの実効的な
開口率を向上させることが出来る。なお、48は画素開
口部45の透過光を示す。
【0032】ところで、図1の透過型液晶パネルにおい
ては、第一のマイクロレンチキュラーレンズアレイ21
を基板20の一方の面に形成し、その基板20を透過型
液晶パネル本体の表示面10に接着乃至密着していた
が、しかし、図6に示すように、第一のマイクロレンチ
キュラーレンズアレイ21を透過型液晶パネル本体5の
表示面10に成形または注型により直接形成することも
できる。
【0033】図6は図1の透過型液晶パネルの一変形例
の要部を示す斜視図である。即ち、この変形例では、図
6に示すように、透過型液晶パネル本体5のガラス基板
100の一方の面、即ち、表示面10に、第一のマイク
ロレンチキュラーレンズアレイ21を後述するような成
形または注型により透明なレジン24にて直接形成し
て、第一のマイクロレンチキュラーレンズアレイ21と
ガラス基板100を一体化している。
【0034】なお、透過型液晶パネル本体5のガラス基
板100の他方の面には、ブラックマトリクス40が形
成されていると共に、その面は透過型液晶パネル本体5
の別のガラス基板101の一方の面と対向しており、両
者の間には液晶(図示せず)が充填されている。
【0035】また、透明ガラス基板30は、ガラス基板
100とほぼ等しい熱膨張係数を持ち、その一方の面に
は、第二のマイクロレンチキュラーレンズアレイ31が
同じく成形または注型により透明なレジン34にて形成
されている。
【0036】この様に構成することにより、第一のマイ
クロレンチキュラーレンズアレイ21の厚みを、その第
一のマイクロレンチキュラーレンズアレイ21が形成さ
れる透過型液晶パネル本体5のガラス基板100の厚み
に対し、約1/10以下と非常に薄くすることが出来
る。
【0037】一般に、透過型液晶パネルを投写型液晶表
示装置に用いた場合、透過型液晶パネルに入射する光
は、表示面10に垂直な方向の光だけではなく、垂直な
方向に対してある角度を持った、即ち、ある程度広がっ
た光もあり、この広がった入射光をも透過型液晶パネル
を有効に透過させなければ、明るい画面は得られない。
【0038】従って、この変形例では、前述したよう
に、第一のマイクロレンチキュラーレンズアレイ21の
厚みを非常に薄くすることができるので、図1に示した
如く、第一のマイクロレンチキュラーレンズアレイ21
を基板20の一方の面に形成し、その厚みが厚いときに
比べ、より広い角度からの入射光を集光透過させること
が出来、透過型液晶パネルの実効的な開口率をより一層
向上させることが出来る。
【0039】では、この図6に示す透過型液晶パネル
が、より広い角度からの入射光を集光透過させることが
出来ることについて、前述の既提案例(特開平1−18
7502号公報)の透過型液晶パネルとの比較の上で説
明する。
【0040】図7は図6の透過型液晶パネルを既提案例
の透過型液晶パネルとの比較の上で説明するための説明
図であり、(a)は図6に示した透過型液晶パネルの部
分断面を概略的に示した断面図であり、(b)は既提案
例(特開平1−187502号公報)の透過型液晶パネ
ルの部分断面を概略的に示した断面図である。
【0041】なお、図7では、説明の都合上、第一及び
第二のマイクロレンチキュラーレンズアレイのレンズス
トライプは互いに平行となるよう描いてあるが、実際は
前述したように互い直交するよう配置されている。
【0042】図7において、透過型液晶パネル本体のガ
ラス基板100、画素開口部45の大きさ、ブラックマ
トリクス40など、透過型液晶パネル本体の部分は、
(a)、(b)とも同一である。両者の違いは、前述し
たように、マイクロレンチキュラーレンズアレイの形成
位置にある。
【0043】図7(a)に示すように、図6に示した透
過型液晶パネルでは、第一のマイクロレンチキュラーレ
ンズアレイ21はガラス基板100の一方の面(表示
面)に、第二のマイクロレンチキュラーレンズアレイ3
1は透明ガラス基板30の一方の面に、それぞれ形成さ
れ、互いに対向して配置されるので、第一のマイクロレ
ンチキュラーレンズアレイ21と第二のマイクロレンチ
キュラーレンズアレイ31は極めて近接させることが出
来る。
【0044】これに対し、図7(b)に示すように、既
提案例(特開平1−187502号公報)の透過型液晶
パネルでは、第一のマイクロレンチキュラーレンズアレ
イ61は透明ガラス基板60の一方の面に、第二のマイ
クロレンチキュラーレンズアレイ63は透明ガラス基板
60の他方の面に、それぞれ形成されるので、第一のマ
イクロレンチキュラーレンズアレイ61と第二のマイク
ロレンチキュラーレンズアレイ63は透明ガラス基板6
0の厚さ分の距離がある。
【0045】ここで、マイクロレンチキュラーレンズア
レイ形成部から画素開口部45までの距離を図7(a)
の場合と図7(b)の場合で比べてみると、図7(a)
の場合は、ガラス基板100の厚さtと、マイクロレン
チキュラーレンズアレイ21、31形成部の厚さt1、
t2と、の合計で厚さt+t1+t2であるのに対し、図
7(b)の場合は、ガラス基板100の厚さtと、マイ
クロレンチキュラーレンズアレイ61、63の形成され
た透明ガラス基板60の厚さt3と、の合計で厚さt+
t3である。
【0046】ここで、ガラス基板100の厚さtは、通
常約1mm程度に設定してある。この厚さtに対して、図
7(a)におけるマイクロレンチキュラーレンズアレイ
21、31形成部の厚さt1、t2は、通常無視できる
厚さとすることが出来る。例えば、透過型液晶パネルの
画素ピッチPを約0.15mm、画素開口部幅Wを約0.
11mmとした場合、t1、t2をそれぞれ約0.015
mm程度とすれば、集光作用のあるマイクロレンチキュラ
ーレンズを形成することが出来、そのとき、t1+t2
でも約0.030mmとなり、ガラス基板100の厚さt
の約1/30となる。一方、図7(b)における透明ガ
ラス基板60の厚さt3は、強度の保持、撓み防止の観
点から、約2mm程度が必要である。
【0047】ところで、透過型液晶パネルの画素開口部
45内を透過できる光線の最大角度は、ガラス基板10
0内において、tan-1((P+W)/(2T))(但し、T
= t+t1+t2またはT = t+t3)である。
【0048】従って、図7(a)の場合、前述の最大角
度θ11は、θ11= tan-1(0.13/(1+0.0
3))=7.2°となり、図7(b)の場合、前述の最
大角度θ12は、θ12= tan-1(0.13/(1+2))
=2.5°となり、よって、前者は後者の約3倍とな
る。この結果、入射光の角度において、図7(a)の場
合における入射光の角度θ21を図7(b)の場合にお
ける入射光の角度θ22の約3倍程度にすることが出来
る。よって、入射光の角度においても、図6に示す透過
型液晶パネルは、既提案例(特開平1−187502号
公報)の透過型液晶パネルに比べ、光広がり角が約3倍
程度の広い角度範囲の光を集光することが出来るので、
透過型液晶パネルの実効的な開口率を大幅に向上させる
ことが出来る。
【0049】図8は図6の透過型液晶パネルを適用した
投写型液晶表示装置における光学系の一例を概略的に示
した構成図である。光源70からの出射光線71はコン
デンサレンズ73により図6に示した透過型液晶パネル
74に照射される。照射光線72は、マイクロレンチキ
ュラーレンズアレイ31、21を透過する際、該レンズ
アレイ31、21により画素開口部(図示せず)内に集
光され、ブラックマトリクス(図示せず)に蹴られるこ
となく、透過型液晶パネル74を透過する。透過光線7
5は投写レンズ76により、スクリーン77上に投写さ
れ、高輝度画像が得られる。
【0050】ここで、照射光線72が透過型液晶パネル
74の表示面に対し垂直な方向のときは、画素ピッチと
マイクロレンチキュラーレンズアレイ31、21のレン
ズピッチは等しくて良いが、照射光線72が多少なりと
も収束または発散しているときは、マイクロレンチキュ
ラーレンズアレイ31、21のレンズピッチを、その収
束角または発散角に対応したピッチとする必要がある。
【0051】次に、図1に示した透過型液晶パネルにお
いて、透過型液晶パネル本体にマイクロレンチキュラー
レンズアレイの形成された透明ガラス基板を密着または
接着積層する際の、相互の位置合わせについて説明す
る。
【0052】図9は図1における透過型液晶パネル本体
とマイクロレンチキュラーレンズアレイの形成された透
明ガラス基板との相互の位置合わせを説明するための説
明図であり、(a)は透過型液晶パネル本体を示す正面
図、(b)はマイクロレンチキュラーレンズアレイの形
成された透明ガラス基板を示す正面図、(c)は(a)
に示す透過型液晶パネル本体に(b)に示す透明ガラス
基板を密着または接着積層した状態を示す正面図、であ
る。
【0053】図9(a)において、80は表示部、8
1、82はそれぞれ無表示部であり、そのうち、81は
表示部80と段差なく同一面を形成している部分、82
は駆動回路等が形成されている部分である。
【0054】図9(a)に示す透過型液晶パネル本体
の、従来の透過型液晶パネルに対する相違は、無表示部
81内と、表示部80中のほぼ中央のブラックマトリク
ス(図示せず)内に、位置識別パターン83、84を設
けたことにある。位置識別パターン83は少なくともほ
ぼ一画素幅より狭いパターン部分を有する図形からなる
マークであり、また、位置識別パターン84はブラック
マトリクス幅より狭い幅の線からなるマークである。
【0055】一方、図9(b)に示すように、マイクロ
レンチキュラーレンズアレイの形成された透明ガラス基
板においても、周辺部85と、レンズ形成部86の略中
央部に、位置識別パターン87、88を設けている。
【0056】従って、これら透過型液晶パネル本体の位
置識別パターン83、84と透明ガラス基板の位置識別
パターン87、88をそれぞれ精度良く形成し、顕微鏡
等によって両者を精度良く合わせることにより、図9
(c)に示すように、透過型液晶パネル本体と透明ガラ
ス基板との位置を精度良く合わせることが出来る。
【0057】図9(c)の構成に、図9(b)のマイク
ロレンチキュラーレンズアレイのレンズストライプと直
交するレンズストライプを有するマイクロレンチキュラ
ーレンズアレイの形成された基板を配置する際も、両者
マイクロレンチキュラーレンズアレイの形成された基板
に位置識別パターンを形成しておくことにより、それら
を精度良く合わせることが出来る。
【0058】このような位置識別パターンによる位置合
わせを行うようにすれば、画素ピッチとマイクロレンチ
キュラーレンズのレンズピッチとが同一でない構造のと
きなどにおいても、それら両者を所定の位置に正確かつ
容易に合わせることが出来る。
【0059】また、このとき、透過型液晶パネル本体の
ガラス基板、マイクロレンチキュラーレンズアレイの形
成された透明ガラス基板にそれぞれ設ける位置識別パタ
ーン83、84、87、88を、相互に対向する面にそ
れぞれ形成すると、位置合わせがさらに容易になる。即
ち、透過型液晶パネル本体のガラス基板の内面より外面
に、位置識別パターン83、84を形成した方が位置合
わせが容易になる。
【0060】しかし、透過型液晶パネル本体のガラス基
板の内面、即ち、ブラックマトリクス等の形成面と同一
面に形成しても、平行光照明等を利用することにより位
置合わせは可能である。この具体的方法としては、透過
型液晶パネル本体のガラス基板の背面より平行光を照射
し、一方の位置識別パターンの影に他方の位置識別パタ
ーンの影を重ねる方法がある。
【0061】なお、表示部80、レンズ形成部86に設
けられた位置識別パターン84、88が表示性能劣化を
来す場合は、それら位置識別パターン84、88を設け
ずに、位置識別パターン83、87だけ設けても、位置
合わせは可能である。
【0062】ところで、このような透過型液晶パネル本
体とマイクロレンチキュラーレンズアレイの形成された
透明ガラス基板との相互の位置合わせは、図1に示した
透過型液晶パネルや図6に示した透過型液晶パネルだけ
に限らず、従来よりある各画素対応のマイクロレンズア
レイを有した透過型液晶パネルにも適応できる。そこ
で、このような透過型液晶パネルにおいて、透過型液晶
パネル本体に各画素対応のマイクロレンズアレイを形成
した基板(マイクロレンズアレイ形成基板)を密着また
は接着積層する際の、相互の位置合わせについて説明す
る。
【0063】図10は透過型液晶パネル本体とマイクロ
レンズアレイ形成基板との相互の位置合わせを説明する
ための説明図であり、透過型液晶パネル本体95にマイ
クロレンズアレイ形成基板を密着または接着積層した状
態を示している。
【0064】即ち、透過型液晶パネル本体95の表示面
上に位置識別パターン96を、各画素対応のマイクロレ
ンズアレイ97を形成した基板の表面に位置識別パター
ン98を、それぞれ設け、顕微鏡等によって両者を精度
良く合わせることにより、図10に示すように、透過型
液晶パネル本体とマイクロレンズアレイ形成基板との位
置を精度良く合わせることが出来る。
【0065】最後に、図6に示した透過型液晶パネルに
おいて、透過型液晶パネル本体の表示面に、マイクロレ
ンチキュラーレンズアレイを成形または注型により直接
形成する方法について説明する。
【0066】図11は図6における透過型液晶パネル本
体の表示面にマイクロレンチキュラーレンズアレイを成
形または注型により直接形成する方法を説明するための
説明図であり、(a)は透過型液晶パネル本体90を示
す正面図、(b)は金型91を示す斜視図、(c)は
(a)に示す透過型液晶パネル本体90と(b)に示す
金型91を合わせた状態を示す側面図である。
【0067】成形による方法では、まず、硬化反応後透
明になるレジン(図示せず)を透過型液晶パネル本体9
0と金型91の間に挾み込み、透過型液晶パネル本体9
0に設けられた位置識別パターン92を、金型91に設
けられた位置識別パターン93に合わせ固定する。その
後、加熱、または光94の照射によりそのレジンを硬化
させ、透明なマイクロレンチキュラーレンズアレイを透
過型液晶パネル本体90の表示面上に形成する。
【0068】また、注型による方法では、透過型液晶パ
ネル本体90と金型91を合わせた後、その合わせ目に
前記レジンを注入し、加熱、または光94の照射により
そのレジンを硬化させ、透明なマイクロレンチキュラー
レンズアレイを透過型液晶パネル本体90の表示面上に
形成する。
【0069】このように、透過型液晶パネル本体90の
表示面にマイクロレンチキュラーレンズアレイを成形ま
たは注型により直接形成する際に、透過型液晶パネル本
体90の他、金型91にも位置識別パターンを設けてお
くことにより、液晶パネル本体90と金型91との正確
な位置合わせを容易に行うことが出来る。
【0070】なお、マイクロレンチキュラーレンズアレ
イでなく、各画素対応のマイクロレンズアレイを透過型
液晶パネル本体の表示面に成形または注型により直接形
成する場合にも、同様にして、位置識別パターンを設け
ておくようにすれば、正確な位置合わせを行うことが出
来る。
【0071】さて、以上の説明においては、液晶パネル
として透過型液晶パネルを例に挙げ説明したが、これに
限るものではなく、反射型液晶パネルでも同様の構成や
方法により、同様の効果が期待できる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、第一
及び第二のマイクロレンチキュラーレンズアレイを、互
いのレンズストライプがほぼ直交し互いの凸形状が対向
するよう、互いにほぼ密着させつつ、液晶パネル本体の
表示面に密接または近接して配置している。従って、第
一及び第二のマイクロレンチキュラーレンズアレイは、
従来のように屈折率分布方式でなく、成形または注型等
により形成されるので、マイクロレンチキュラーレンズ
の焦点距離を任意の値に容易に設定することが出来る。
また、第一及び第二のマイクロレンチキュラーレンズア
レイは、従来のように一枚の基板の両面に形成されるの
ではなく、互いに異なる基板の一方の面にそれぞれ形成
され、しかも、マイクロレンチキュラーレンズの焦点距
離は、第一及び第二のマイクロレンチキュラーレンズア
レイでほぼ同一になるので、マイクロレンチキュラーレ
ンズアレイを従来に比べ容易に形成することが出来る。
【0073】また、上記したように、前記第一及び第二
のマイクロレンチキュラーレンズアレイは、従来のよう
に一枚の基板の両面に形成されるのではなく、互いに異
なる基板の一方の面にそれぞれ形成され、互いにほぼ密
着されるので、より広い角度からの入射光を集光透過さ
せることが出来る。従って、透過型液晶パネルにおいて
はその実効的な開口率を、反射型液晶パネルにおいては
その反射効率を、それぞれ大幅に向上させることが出
来、かかる液晶パネルを投写型液晶表示装置に適用した
場合は、投写画面を高輝度化することが出来る。
【0074】また、液晶パネル本体の表示領域の外部周
辺等、そして、マイクロレンチキュラーレンズアレイの
周辺部等に、位置識別パターンを設けておくことによ
り、液晶パネル本体とマイクロレンチキュラーレンズア
レイとを正確に位置合わせすることが出来る。また、マ
イクロレンチキュラーレンズアレイを二つ重ね合わせる
場合も、それらに位置識別パターンを設けておくことに
より、両者の正確な位置合わせを容易に行うことが出来
る。
【0075】さらに、マイクロレンチキュラーレンズア
レイではなく、各画素対応のマイクロレンズアレイを液
晶パネル本体の表示面に配置する場合も、そのマイクロ
レンズアレイの周辺部等に位置識別パターンを設けてお
くことにより、両者の正確な位置合わせを容易に行うこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての透過型液晶パネルを
示す斜視図である。
【図2】図1の透過型液晶パネルを側面から見て示した
側面図である。
【図3】図1の透過型液晶パネルを分解して示した斜視
図である。
【図4】図1の透過型液晶パネルにおけるマイクロクロ
スレンチキュラーレンズアレイによる集光作用を説明す
るための説明図である。
【図5】図1の透過型液晶パネルにおける一画素相当部
分の入射光の透過状況を説明するための説明図である。
【図6】図1の透過型液晶パネルの一変形例の要部を示
す斜視図である。
【図7】図6の透過型液晶パネルを既提案例の透過型液
晶パネルとの比較の上で説明するための説明図である。
【図8】図6の透過型液晶パネルを適用した投写型液晶
表示装置における光学系の一例を概略的に示した構成図
である。
【図9】図1における透過型液晶パネル本体とマイクロ
レンチキュラーレンズアレイの形成された透明ガラス基
板との相互の位置合わせを説明するための説明図であ
る。
【図10】透過型液晶パネル本体とマイクロレンズアレ
イ形成基板との相互の位置合わせを説明するための説明
図である。
【図11】図6における透過型液晶パネル本体の表示面
にマイクロレンチキュラーレンズアレイを成形または注
型により直接形成する方法を説明するための説明図であ
る。
【図12】従来の透過型液晶パネルに用いられていたマ
イクロレンチキュラーレンズアレイの形成された透明ガ
ラス基板を示す斜視図である。
【符号の説明】
5、90、95…透過型液晶パネル本体、10…表示
面、20…基板、21…第一のマイクロレンチキュラー
レンズアレイ、24、34…マイクロレンチキュラーレ
ンズ、30…透明ガラス基板、31…第二のマイクロレ
ンチキュラーレンズアレイ、35…入射光、40…ブラ
ックマトリクス、45…画素開口部、48…透過光、1
00、101…ガラス基板、83、84、87、88、
92、93…位置識別パターン、91…金型。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透過型液晶パネル本体の各画素列と各々
    対応する複数の、凸形状をなすマイクロレンチキュラー
    レンズを並べて構成される第一のマイクロレンチキュラ
    ーレンズアレイと、前記透過型液晶パネル本体の各画素
    行と各々対応する複数の、凸形状をなすマイクロレンチ
    キュラーレンズを並べて構成される第二のマイクロレン
    チキュラーレンズアレイと、を有し、前記第一及び第二
    のマイクロレンチキュラーレンズアレイを、互いのレン
    ズストライプがほぼ直交し互いの凸形状が対向するよ
    う、互いにほぼ密着させつつ、前記透過型液晶パネル本
    体の光源側の表示面に密接または近接して配置して成る
    ことを特徴とする透過型液晶パネル。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の透過型液晶パネルにお
    いて、前記第一及び第二のマイクロレンチキュラーレン
    ズアレイの両者またはいずれか一方は、そのほぼ中央付
    近に、前記透過型液晶パネル本体のブラックマトリクス
    の幅以下の線幅を有する第一の位置識別パターンが形成
    されていることを特徴とする透過型液晶パネル。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の透過型液晶パネルにお
    いて、前記透過型液晶パネル本体は、画素が配置された
    有効表示領域内のほぼ中央付近の前記ブラックマトリク
    ス内に、該ブラックマトリクスの幅より狭いパターン部
    分を有する図形パターンから成る第二の位置識別パター
    ンが形成されていると共に、前記第一の位置識別パター
    ンと第二の位置識別パターンとが、ほぼ同一位置になっ
    ていることを特徴とする透過型液晶パネル。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の透過型液晶パネルにお
    いて、前記第一及び第二のマイクロレンチキュラーレン
    ズアレイの両者またはいずれか一方は、その周辺部分
    に、前記透過型液晶パネル本体のほぼ一画素の幅より狭
    い線パターンを含む図形パターンから成る第一の位置識
    別パターンが形成されていることを特徴とする透過型液
    晶パネル。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の透過型液晶パネルにお
    いて、前記透過型液晶パネル本体は、画素が配置された
    有効表示領域の外部周辺に、ほぼ一画素の幅より狭いパ
    ターン部分を有する図形パターンから成る第二の位置識
    別パターンが形成されていると共に、前記第一の位置識
    別パターンと第二の位置識別パターンとが、ほぼ同一位
    置になっていることを特徴とする透過型液晶パネル。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の透過型液晶パネルにお
    いて、前記第一及び第二のマイクロレンチキュラーレン
    ズアレイの両者またはいずれか一方は、そのほぼ中央付
    近に、前記透過型液晶パネル本体のブラックマトリクス
    の幅以下の線幅を有する位置識別パターンが形成されて
    いると共に、前記第一及び第二のマイクロレンチキュラ
    ーレンズアレイの両者またはいずれか一方は、その周辺
    部分に、前記透過型液晶パネル本体のほぼ一画素の幅よ
    り狭い線パターンを含む図形パターンから成る位置識別
    パターンが形成されていることを特徴とする透過型液晶
    パネル。
  7. 【請求項7】 液晶層を保持する基板の一方をブラック
    マトリクス形成基板で構成してなる透過型液晶パネルに
    おいて、画素が配置された有効表示領域内のほぼ中央付
    近のブラックマトリクス内に、ブラックマトリクスの幅
    より狭いパターン部分を有する図形パターンから成る位
    置識別パターンが形成されていることを特徴とする透過
    型液晶パネル。
  8. 【請求項8】 液晶層を保持する基板の一方をブラック
    マトリクス形成基板で構成して成る透過型液晶パネルに
    おいて、画素が配置された有効表示領域の外部周辺に、
    ほぼ一画素の幅より狭いパターン部分を有する図形パタ
    ーンから成る位置識別パターンが形成されていることを
    特徴とする透過型液晶パネル。
  9. 【請求項9】 請求項7または8に記載の透過型液晶パ
    ネルにおいて、前記位置識別パターンは、前記ブラック
    マトリクス形成基板のブラックマトリクス形成面と同一
    面に形成されていることを特徴とする透過型液晶パネ
    ル。
  10. 【請求項10】 請求項7または8に記載の透過型液晶
    パネルにおいて、前記位置識別パターンは、前記ブラッ
    クマトリクス形成基板のブラックマトリクス形成面の反
    対面に形成されていることを特徴とする透過型液晶パネ
    ル。
  11. 【請求項11】 複数のマイクロレンズを配列して構成
    されるマイクロレンズアレイを有し、該マイクロレンズ
    アレイを透過型液晶パネル本体の光源側の表示面に密接
    または近接して配置して成る透過型液晶パネルにおい
    て、前記マイクロレンズアレイは、そのほぼ中央部もし
    くは周辺部、またはそれら両部分に、第一の位置識別パ
    ターンが形成されていると共に、前記透過型液晶パネル
    本体は、そのほぼ中央部のブラックマトリクス内もしく
    は表示部外部周辺、またはそれら両部分に、第二の位置
    識別パターンが形成されていることを特徴とする透過型
    液晶パネル。
  12. 【請求項12】 光源、透過型液晶パネル、投写レンズ
    等から成る投写型液晶表示装置において、前記透過型液
    晶パネルとして、請求項1乃至11のうちの任意の一つ
    に記載の透過型液晶パネルを使用したことを特徴とする
    投写型液晶表示装置。
  13. 【請求項13】 複数のマイクロレンチキュラーレンズ
    を並べて構成されるマイクロレンチキュラーレンズアレ
    イにおいて、そのほぼ中央部もしくは周辺部、またはそ
    れら両部分に、前記マイクロレンチキュラーレンズの幅
    に相当する幅から該マイクロレンチキュラーレンズの幅
    の約1/50の幅までの範囲に含まれる線幅を有する位
    置識別パターンが形成されていることを特徴とするマイ
    クロレンチキュラーレンズアレイ。
  14. 【請求項14】 複数のマイクロレンズを配列して構成
    されるマイクロレンズアレイにおいて、そのほぼ中央部
    もしくは周辺部、またはそれら両部分に、前記マイクロ
    レンズの縦幅または横幅に相当する幅から該マイクロレ
    ンズの縦幅または横幅の約1/50の幅までの範囲に含
    まれる線幅を有する位置識別パターンが形成されている
    ことを特徴とするマイクロレンズアレイ。
  15. 【請求項15】 反射型液晶パネル本体の各画素列と各
    々対応する複数の、凸形状をなすマイクロレンチキュラ
    ーレンズを並べて構成される第一のマイクロレンチキュ
    ラーレンズアレイと、前記反射型液晶パネル本体の各画
    素行と各々対応する複数の、凸形状をなすマイクロレン
    チキュラーレンズを並べて構成される第二のマイクロレ
    ンチキュラーレンズアレイと、を有し、前記第一及び第
    二のマイクロレンチキュラーレンズアレイを、互いのレ
    ンズストライプがほぼ直交し互いの凸形状が対向するよ
    う、互いにほぼ密着させつつ、前記反射型液晶パネル本
    体の表示面に密接または近接して配置して成ることを特
    徴とする反射型液晶パネル。
  16. 【請求項16】 複数のマイクロレンズを配列して構成
    されるマイクロレンズアレイを有し、該マイクロレンズ
    アレイを反射型液晶パネル本体の表示面に密接または近
    接して配置して成る反射型液晶パネルにおいて、前記マ
    イクロレンズアレイは、そのほぼ中央部もしくは周辺
    部、またはそれら両部分に、第一の位置識別パターンが
    形成されていると共に、前記反射型液晶パネル本体は、
    そのほぼ中央部のブラックマトリクス内もしくは表示部
    外部周辺、またはそれら両部分に、第二の位置識別パタ
    ーンが形成されていることを特徴とする反射型液晶パネ
    ル。
JP4199596A 1992-07-27 1992-07-27 透過型液晶パネル、それを用いた投写型液晶表示装置、前記透過型液晶パネルに用いるマイクロレンチキュラーレンズアレイ及びマイクロレンズアレイ、並びに反射型液晶パネル Pending JPH0643447A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001174940A (ja) * 1999-12-20 2001-06-29 Hamamatsu Photonics Kk 立体像再生装置
WO2010058741A1 (ja) * 2008-11-21 2010-05-27 コニカミノルタオプト株式会社 光学素子の製造方法
JP2011013679A (ja) * 2010-07-20 2011-01-20 Hamamatsu Photonics Kk 立体像再生装置
JP2011053469A (ja) * 2009-09-02 2011-03-17 Hitachi Displays Ltd 液晶表示装置

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