JP3553475B2 - 画像表示装置とその製造方法、及びマイクロレンズアレイ基板とその製造方法 - Google Patents

画像表示装置とその製造方法、及びマイクロレンズアレイ基板とその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、液晶表示パネルによる投影画面の高輝度化を目的として、該パネルにマイクロレンズアレイを装荷してなる画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示パネルの高輝度化を目的にマイクロレンズアレイを該液晶表示パネルに装荷した従来の画像表示装置について、図1を参照して説明する。液晶表示パネル(以下、液晶パネルという)1は、TFT(薄膜トランジスタ)11が形成されたTFT透明基板3と、これに対向する透明基板4と、液晶5とから構成されている。そして、この液晶パネル1にマイクロレンズアレイ2が装荷されている。TFT透明基板3には、電極6が複数個、整列して配置されている。この電極6は光が透過し得るように透明になっていて、以下では、この電極6のことを液晶パネル1の開口ともいう。この開口は画素の形状に対応して略長方形状となっている。
【0003】
液晶パネル1の構成を、図2、図3、図4に示す。TFT透明基板3の上には、透明電極6、ゲート24、絶縁膜27、TFT11、ソース22、ドレイン23が設けられている。また、液晶5を挟んで、対向する透明基板4側には、絶縁膜29、対向電極20が設けられている。図5は液晶パネル1の開口6及び配線7を顕微鏡で見たときの図である。図6は液晶パネル1の開口6を透過した光のパターン(白色部)を示す。図7は液晶プロジェクタの光学系を示す。光源31から出た光は反射鏡32で反射され、光軸L上のコンデンサレンズ33により集光され、マイクロレンズアレイ2を装着した液晶パネル1を透過した光は投影レンズ37によってスクリーン38上に結像投影される。液晶パネル1の前後には偏光板35,36が配置されている。
【0004】
次に、マイクロレンズアレイ2を液晶パネル1に装荷しない場合と装荷した場合の画像表示について、図8及び図9により説明する。装荷しない場合、図8 (a)に示すように、入射光は液晶パネル1の開口6の部分のみを透過し、投影レンズ37によってスクリーン38上に、図9(a)に示すごとく、液晶パネル1の略長方形状をした開口パターンの拡大投影像が形成される。一方、マイクロレンズアレイ2を液晶パネル1に装荷した場合、図8(b)に示すように、入射光はマイクロレンズアレイ2によって液晶パネル1の開口6位置に集光され、集光スポットが形成され、液晶パネル1を透過し、投影レンズ37によってスクリーン38上に、図9(b)に示すごとく、集光スポットが拡大投影される。マイクロレンズアレイ2のマイクロレンズの曲率は等方性を持っているため、集光スポットの形状は円形となる。
【0005】
ところで、液晶パネルの高輝度、高効率化を効果的に実現させるためには、この集光スポット形状を液晶パネルの開口形状(開口の短辺長)以下にする必要がある。このとき、開口形状は集光スポット形状と等価になる。従って、スクリーン上に投影される開口パターン(集光スポットパターン)の形状は、マイクロレンズアレイを液晶パネルに装荷しない場合と比較して小さくなる。このため、画像に寄与しない領域が増加し、画像の質が低下して、画像にザラツキが生じる。上記問題点を解決する例としては、集光スポット形状を開口形状以上にすることが考えられる。しかしながら、液晶パネルの高効率化に対しては、集光スポットが開口にケラレるため効率が低下する。
【0006】
また、投影画面の高輝度化を目的に、液晶パネルの光源側にマイクロレンズアレイが装荷されてある。ここで、マイクロレンズアレイ2のピッチは液晶パネル1のピッチと等しく設定されている。しかしながら、マイクロレンズアレイ2のピッチと液晶パネル1のピッチとが等しい従来の構成においては、液晶プロジェクタの光軸Lから離れるにしたがって、マイクロレンズと液晶パネル1の開口6の位置がずれるため、画面の輝度が低下するといった問題点があった。図17に、この画面輝度低下の原理を示す。コンデンサレンズ33によって集光された光がマイクロレンズアレイ2に入射するため、液晶プロジェクタの光軸Lから離れる程マイクロレンズに入射する光は液晶プロジェクタの光軸Lに対して角度をもってくる。すなわち、各マイクロレンズの光軸はコンデンサレンズ33の焦点Fの方向を向くことになる。従って、各マイクロレンズの集光スポットはそれぞれの光軸上に形成されるため、マイクロレンズによって集光される光は液晶パネル1の開口6を通過しなくなり、画面の輝度が低下するといった問題がある。
【0007】
また、図1に示したような画像表示装置においては、マイクロレンズアレイ2は一般に2次元的な曲率構造をもつものが用いられている。このようなマイクロレンズアレイ2を液晶パネル1に実装する場合、マイクロレンズアレイ2が形成された基板の裏面の平坦面と液晶パネル1の透明基板4の平坦面とを接着固定する方法がある。この方法によれば、互いに平坦面を合わせて接着しているため、接着用の樹脂を全面に充填でき、接着強度が高いといった利点がある。一方、マイクロレンズアレイ2を液晶パネル1に装荷する最大の目的は液晶パネル1の高効率化にある。液晶パネル1の高効率化の原理を図20に示す。図20の(a)はレンズ形成面が開口面に近くない従来例を示し、(b)は後述する本発明の実施例で、レンズ形成面が開口面に近い場合を示す。同図(a)の従来の場合、マイクロレンズアレイ2の厚さが0.7μm、基板8の厚さが1.1mmあり、マイクロレンズアレイ2の1つのマイクロレンズ102を通過した光は、液晶パネル1の開口6にとどくまでに分散され、光の強度が弱められる。マイクロレンズアレイ2の形成面と液晶パネル1の開口面との光学距離はマイクロレンズアレイ2が構成された基板の厚みだけ離れた位置にあり、液晶パネル1の高効率化に対する効果は望めない。
【0008】
また、上述したような液晶パネルにおいて、TFT透明基板3と対向基板4の位置合わせは、それぞれの基板上の所定位置に形成されたアライメントマークの相対位置ズレを画像処理を用いて検出し、このズレを修正することで行われている。このときの位置合わせ精度は数μm程度である。アライメントマークには、画像としての認識特性を高めるために、光学的に不透明で、かつパネル作製プロセスラインで作製が容易であるCr等の無機材料が用いられている。この位置合わせの概略手順を図32に示しており、画像上において両者のアライメントマークが重なり合うことで調整が終了する。
【0009】
図33は2P法を用いて作製したマイクロレンズアレイ2のレプリカ構造を示す。マイクロレンズアレイ2と液晶パネル1との位置合わせ精度は、上述の液晶パネル1のTFT透明基板3と対向基板4の位置合わせ精度と同等レベル(数μm程度)が要求される。マイクロレンズアレイ2と液晶パネル1とを高精度に実装する方法として、上述の画像処理を用いた液晶パネル1の位置合わせ方法と同様の方法が考えられる。この方法を用いたマイクロレンズの位置合わせ法として、図34に示すような以下のプロセスが考えられる。
【0010】
図34(a)に示すように、まず、液晶パネル1の場合と同様に、透明基板8上にCr等を用いてアライメントマーク73を形成する。次に、図34(b)に示すように、透明基板8上のアライメントマーク73とスタンパ71上のアライメントマークとの位置合わせを行う。次に、透明基板8上に光硬化性樹脂を塗布して、レンズパターンを硬化形成させる。次に、図34(c)に示すように、液晶パネル1との位置合わせを透明基板8上のアライメントマーク73を用いて行う。
【0011】
しかしながら、図34に示すような位置合わせプロセスにおいては、次のような3つの問題点がある。▲1▼マイクロレンズアレイ2と液晶パネル1との位置合わせ精度を数μm程度にするためには、スタンパ71とガラス基板8との位置合わせ精度をサブミクロン程度にする必要があり、実現性に欠ける。▲2▼スタンパ71材は光学的に不透明で、かつCrと光反射強度が同程度であるNiが主流である。そのため、画像のコントラストがとれず、スタンパ71とガラス基板8との位置合わせを行うのは非常に困難である。▲3▼新たに、ガラス基板8とスタンパ71の位置合わせ工程が付加されるため液晶パネル1のトータルコストが上がる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述したような従来の問題点に着目してなされたもので、マイクロレンズアレイ形成面を液晶パネル側に向けて実装可能な構成とし、液晶パネルの画素へ効率よく光を集光させることができ、また、そのような構成にあって、液晶パネルへのマイクロレンズアレイの接着強度を高くすることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1の発明は、有限の大きさを有する光源と、各画素の開
口形状が略長方形形状である画素群を有する液晶パネルと、上記光源からの光を上記液晶
パネルの各画素に集光させるマイクロレンズアレイとを備えた画像表示装置において、上
記マイクロレンズアレイは、レンズ構成が上記液晶パネルに向けて配置されると共に、
上記マイクロレンズアレイによる上記光源の像が上記各画素の開口を通過する際の集光ス
ポット径が、上記各画素の開口の長辺長以下となるように焦点距離、および上記各画素と
の間隔が定められ、上記イクロレンズアレイの周辺部には上記間隔に基づいて高さを定
められ、かつ上記マイクロレンズアレイと一体形成されたスペーサが配置され、上記スペ
ーサを介して上記マイクロレンズアレイを上記液晶パネルに配置したものである。
請求項2の発明は、請求項1記載の画像表示装置において、上記集光スポット径が、上記
各画素の開口の短辺長を超え、かつ上記各画素の開口の長辺長以下であるものである。
請求項3の発明は、有限の大きさを有する光源と、各画素の開口形状が略長方形形状であ
画素群を有する液晶パネルと、上記光源からの光を上記液晶パネルの各画素に集光させ
るマイクロレンズアレイとを備えた画像表示装置の製造方法において、レンズ構成面が上
記液晶パネルに向けて配置されると共に、上記マイクロレンズアレイによる上記光源の像
が上記各画素の開口を通過する際の集光スポット径が、上記各画素の開口の長辺長以下と
なるように焦点距離、および上記各画素との間隔が定められた上記マイクロレンズアレイ
と、上記マイクロレンズアレイを上記液晶パネルに配置する際に、上記マイクロレンズア
レイと上記液晶パネルが上記間隔に基づいて配置されるよう高さを定められ、かつ上記マ
イクロレンズアレイの周辺部に配置されたスペーサとを、同一の成形工程で一体形成する
ものである。
請求項4の発明は、請求項3記載の画像表示装置の製造方法において、上記集光スポット
径が、上記各画素の開口の短辺長を超え、かつ上記各画素の開口の長辺長以下であるもの
である。
請求項5の発明は、各画素の開口形状が略長方形形状である画素群を有する装置に備えら
れた各画素に、有限の大きさを有する光源からの光を集光させるべく、基板表面にマイク
ロレンズアレイが形成されたマイクロレンズアレイ基板において、上記マイクロレンズア
レイは、レンズ構成面が上記画素群を有する装置に向けて配置されると共に、上記マイク
ロレンズアレイによる上記光源の像が上記各画素の開口を通過する際の集光スポット径が
、上記各画素の開口の長辺長以下となるように焦点距離、および上記各画素との間隔が定
められ、上記マイクロレンズアレイの周辺部には上記間隔に基づいて高さを定められ、か
つ上記マイクロレンズアレイと一体形成したスペーサを備え、上記スペーサを介して上記
画素群を有する装置に配置するものである。
請求項6の発明は、請求項5記載のマイクロレンズアレイ基板において、上記集光スポッ
ト径が、上記各画素の開口の短辺長を超え、かつ上記各画素の開口の長辺長以下であるも
のである。
請求項7の発明は、基板表面に形成され、各画素の開口形状が略長方形形状である画素群
を有する装置に備えられた各画素に、上記マイクロレンズアレイによる上記光源の像が上
記各画素の開口を通過する際の集光スポット径が、上記各画素の開口の長辺長以下となる
ように焦点距離、および上記各画素との間隔が定められ、かつレンズ構成面が上記画素群
を有する装置に向けて配置されたマイクロレンズアレイと、上記マイクロレンズアレイを
上記画素群を有する装置に配置する際に、上記マイクロレンズアレイと上記画素群を有す
る装置が上記間隔に基づいて配置されるよう高さを定められ、かつ上記マイクロレンズア
レイの周辺部に配置されたスペーサとを、同一の成形工程で一体形成するマイクロレンズ
アレイ基板の製造方法である。
請求項8の発明は、請求項7記載のマイクロレンズアレイ基板の製造方法において、上記
集光スポット径が、上記各画素の開口の短辺長を超え、かつ上記各画素の開口の長辺長以
下であるものである。
【0014】
【作用】
本発明によれば、マイクロレンズアレイ形成面が液晶パネル開口面に近いので、液晶パネルの画素へ効率よく光を集光させることができる。また、スペーサを介してマイクロレンズアレイを液晶パネルに配置するので、液晶パネルのガラス基板の平坦面とマイクロレンズアレイの平坦面とを接着固定することができ、接着強度が高くなる。また、マイクロレンズアレイとスペーサとを一体形成するので、位置合わせが容易になる。
【0015】
【実施例】
本発明の第1実施例による、曲率の非対称性を持つマイクロレンズアレイ202を液晶パネル1に装荷した光学系を図10に示す。同図(b)は同図(a)のA−A線断面、(c)は同図(a)のB−B線断面を示す。図示のように、マイクロレンズアレイ202は、A−A線断面でのレンズ曲率と、B−B線断面でのレンズ曲率とが異なった構成とされている。
マイクロレンズアレイ2の設計例を図11を参照して説明する。いま、コンデンサレンズ33とマイクロレンズの合成焦点距離l´を求める。コンデンサレンズ33の焦点距離をFc、マイクロレンズの焦点距離をf、コンデンサレンズ33とマイクロレンズとの主平面間隔をlとすると、コンデンサレンズ33とマイクロレンズの合成焦点距離l´は以下の計算式で求められる。
【0016】
【数1】
Figure 0003553475
【0017】
以上から、コンデンサレンズ33とマイクロレンズの合成焦点距離l´は近似的にマイクロレンズの焦点距離fと等しいものとして取扱えばよいことがわかる。実際に用いられる例としては、Fc=160mm、l=10mm、f=0、5mmが上げられる。
【0018】
図12はマイクロレンズによる光源の結像径を示す。光源とマイクロレンズによって結像される光源31の像は、反射鏡32とマイクロレンズを介してコリメート型に接続されている。光源31径をD、光源31から反射鏡32の主平面までの光軸Lにそった距離をFr、コンデンサレンズ33とマイクロレンズの合成焦点距離をf、また液晶パネルの開口径をa×b(a:短辺、b:長辺)、マイクロレンズの開口径をc×dとする。マイクロレンズの曲率が等方性を持つ場合の集光スポット径Wは、
W=D×f/Fr
となる。
【0019】
ここで、まず、W>aの場合におけるマイクロレンズの焦点距離を、図13、図15、図16を参照しながら示す。ここで、laはマイクロレンズの主平面から液晶パネル1の開口6までの光学距離、fx,fyはそれぞれ2軸対称性を持つマイクロレンズに対して、座標軸を対応させたときのx方向,y方向の焦点距離を表す。y方向の焦点位置でのx方向の集光スポット径の増加量ΔWxは、ΔWx=d/fx×(fx−fy)となる。このとき、x方向の集光スポット径を開口6のx方向の長さbと等しくするためには、ΔWx=b−Wとすればよい。従って、マイクロレンズの焦点距離fxは、
fx=d/(d−b+W)×fy
fy=la
となる。
【0020】
次に、W<aの場合におけるマイクロレンズの焦点距離を、図14、図15、図16を参照しながら示す。y方向の焦点距離fy´(≠la)のときの集光スポット径の増加量ΔWyは、ΔWy=c/fy´×(fy´−la)となる。このとき、y方向の集光スポット径を開口6のy方向の長さaと等しくするためには、ΔWy=a−Wとすればよい。従って、焦点距離fy´は、fy´=c×la/(c−a+W)となる。また、このとき、x方向の集光スポット径を開口径のx方向と等しくするためには、ΔWx=d/fx´×(fx´−fy´)、ΔWx=b−aの2式より、マイクロレンズの焦点距離fy´は、
fy´=c×la/(c−a+W)
fx´=d/(d+a−b)×fy´
となる。
なお、本実施例は、液晶パネル1の画素形状とマイクロレンズアレイ2の開口形状が等しいと仮定して計算している。
【0021】
上記のような焦点距離のマイクロレンズを用いたマイクロレンズアレイ202を、液晶パネル1に装荷することにより、マイクロレンズアレイ202の集光スポットの形状を液晶パネル1の開口形状とほぼ等しくすることができるため、マイクロレンズアレイ202を装荷した場合の、スクリーンに投影される液晶パネル1の開口パターンを、マイクロレンズアレイ202を液晶パネル1に装荷しない場合の開口パターンと同形状にできる。これにより、画像に寄与しない領域が少なくなり、画質の低下を抑えることができる。なお、マイクロレンズの開口は矩形、円形、楕円形等で、長辺、短辺方向によって焦点距離が異なっていればよい。レンズの開口自体が楕円状で、光スポットが楕円状のまま集光されるものが考えられる。また、マイクロレンズアレイ2を液晶パネル1に装荷する向きはどちらでもよい。
【0022】
次に、第2実施例について図18を参照して説明する。この実施例は液晶パネル全面にわたりマイクロレンズの光軸と液晶開口の光軸を一致させたものである。液晶パネル1の開口6位置、及びマイクロレンズアレイ52の形成面からコンデンサレンズ33の焦点Fまでの光学距離をそれぞれL1,L2とする。また、液晶パネル1のピッチ及びマイクロレンズアレイ52のピッチをそれぞれΛ1,Λ2とすると、
Λ2/Λ1=L2/L1
の関係を満足するように構成することにより、マイクロレンズの全ての集光スポットを有効に液晶パネル1の開口6に透過させることができる。これにより、投影画面全域にわたり高輝度化を実現することができる。なお、レンズの開口、集光スポットはどのような形でもよく、マイクロレンズアレイ52を液晶パネル1に装荷する向きはどちらでもよい。
【0023】
次に、本発明の第3の実施例を説明する。液晶プロジェクタの結像光学系を図19に示し、液晶パネルの高効率化の原理を図20に示す。同図(b)に示すように、この実施例では、マイクロレンズアレイ2のレンズ形成面を開口面に近くしている。この図20(b)の場合、従来の図20(a)の構成に比べて、マイクロレンズ102を通過した光は分散されず、光の強度が弱められることはない。従って、支持基板8上に形成されているマイクロレンズアレイ2の位置する面が液晶パネル1の開口面に近い方がより集光スポット径が小さくなり、高効率化に対して有利であることが分かる。それ故、図21に示すように、マイクロレンズアレイ2をそのレンズ構成面が液晶パネル1に向かうように配置することにより、液晶パネル1の高効率化が図れる。なお、レンズの開口、集光スポットはどんな形でもよい。
【0024】
ここで、前述した図12を用いて、従来の図20(a)の構成の場合の集光スポット径について説明する。光源径をD=2mm、反射鏡の焦点距離をFr=13mm、液晶パネル1のガラス基板厚みをdp=1.1mm、マイクロレンズアレイ2の基板厚みをdm=1.1mmとする。また、基板の屈折率をn=1.5とすると液晶パネル1の開口面での集光スポット径Wは、
W=D×(dp+dm)/(Fr×n)=225μm
となる。液晶パネル1の開口形状a×b=120×94μmとすると、集光スポット径W=225μmに対して開口径が大きいため、効率は改善されないことになる。液晶パネル1のガラス基板の厚みは近年薄型化の傾向にあるが、研磨の困難さから生じる基板の平面度の低下、また液晶パネル1の製造プロセスでのハンドリング、搬送時での基板のたわみから生じる洗浄ムラ等により、薄型基板の実現は困難である。マイクロレンズアレイ2の基板も同様に、平面度、洗浄の難易度、強度から考えて、薄型基板化は困難である。以上から従来の構成では、液晶パネルの高効率化は困難であることが分る。
【0025】
それに対して、本発明では、上記のようにマイクロレンズアレイ2をそのレンズ構成面が液晶パネル1に向かうように実装可能な構造として、上記問題を解決している。以下、この実装例として、スペーサ部材を用いた場合のスペーサ部材の構成例を説明する。図22には、液晶パネル1とマイクロレンズアレイ2の間に、スペーサ部材61を設けた例を示す。このスペーサ部材61は、平板、枠構造を持ち、枠の内径がマイクロレンズアレイ2の形成されている領域よりも大きく、かつ枠の外径が実装される液晶パネル1のガラス基板の外径よりも小さい。このようにすることにより、液晶パネル1のガラス基板の平坦面とマイクロレンズアレイ2の平坦面を接着固定できるため、接着強度を高くできる。図23、図24には、スペーサ部材61がマイクロレンズアレイ2の基板8面に固定されているものを示す。
【0026】
図25にはスペーサ部材62の枠構造の少なくとも1つの領域が切断された例を示す。この図では液晶パネルを省略している。マイクロレンズアレイ2を液晶パネル1に実装した構成において、液晶パネル1とマイクロレンズアレイ2の形成面の間に空気層ができるが、上記のように、スペーサ部材62に部分的に隙間を設けることにより、この空気層は大気圧と等しくなるため、外圧変化に伴うマイクロレンズアレイ2の基板のソリをなくすことができる。
【0027】
図26には、スタンパを用いてスペーサ部材61を設けたマイクロレンズアレイ2の複製を作製する方法を示す。この作製法は、スペーサ部材61を設けたマイクロレンズアレイ2を原盤として(a)、上からスタンパ71材を堆積させ(b)、スタンパ71を作製する(c)。このスタンパ71を上下逆転させ、上から溶融樹脂72を注入して、さらに支持基板8を載せる(d)。以上の方法でレプリカを作製する(e)。こうすることにより、スペーサ部材61が基板8上に一体に形成されたマイクロレンズアレイ2を作製できるため、実装時の位置合わせプロセスの省力化、部品点数の低減によるローコスト化が図れる。また、マイクロレンズアレイとスペーサとが一体形成されることで、位置合わせや焦点位置調整が容易になる。
【0028】
図27には、基板8の平面内にスペーサ部材61の枠を少なくとも2枚以上設けた例を示す。こうすることにより、2−P法を用いて複製を行う場合、基板外への樹脂のはみだしを効果的に防ぐことができる。すなわち、溶融樹脂の充填法を示す図28(a)のように、マイクロレンズ面を上に向けてスタンパ71と支持基板8の間に溶融樹脂72を充填した場合、溶融樹脂72がはみだす可能性があるが、図28(b)のように、マイクロレンズ面を下に向けて溶融樹脂72を充填した場合、溝が2つ以上あるので、溶融樹脂72のはみだしを防止することができる。
【0029】
次に、上記のようなスペーサ部材を用いての実装プロセスを説明する。上述した図24などに示されるように、液晶パネル1のガラス基板の平坦面とマイクロレンズアレイ2の基板8の平坦面が、スペーサ部材61を介してスペーサ部材61の厚み分だけ離れて接着された構成において、両者間に形成される隙間に硬化性樹脂を充填する。こうすることにより、互いに平坦面を接着できるため、接着強度を高くできる。このとき、スペーサ部材61が硬化性樹脂のレンズ形成面への浸透を防ぎ、歩留まりよく実装可能となる。
【0030】
図29に示す実装構成においては、実装の仮固定として光硬化性樹脂74、本固定として、光硬化性樹脂74の上面を覆うようにエポキシ系硬化性樹脂75を用いて、液晶パネル1とマイクロレンズアレイ2を接着する。光硬化性樹脂74は硬化時間は短いが、接着強度は他の硬化性樹脂と比較して相対的に弱い。一方、エポキシ系硬化性樹脂75は硬化時間は長いが、接着強度は強い。そこで、光硬化性樹脂74を仮固定に、エポキシ系硬化性樹脂75を本固定に用いることにより、両者の長所を積極的に用いることができるため、硬化時間が短く、かつ強度的にも安定した接着実装が実現できる。
【0031】
次に、図30及び図31を用いて、液晶パネル1とマイクロレンズアレイ2の間に充填材を充填した場合の作用を説明する。液晶パネル1とマイクロレンズアレイ2の間に、マイクロレンズアレイ2を形成している材料の屈折率よりも小さい屈折率を持つ材料74を充填する。この場合、液晶パネル1とマイクロレンズアレイ2の間に、スペーサ部材61があっても(図31の場合)、なくても(図30の場合)よい。このようにスペーサ部材61は必ずしも必要なものではなく、上記のように充填材を充填すると、実装時の接着用樹脂として機能するため、接着材として散布する方が周囲に塗付する場合よりも容易であり、かつ強度も強い。また、樹脂で充填することにより、気圧差によるレンズ、液晶基板のソリを防止できる。屈折率の低い材料74を充填するわけは、レンズ形状が凸の場合、周囲の屈折率がレンズ屈折率よりも小さくなければ、集光機能を持たないからである。
【0032】
本発明の第4実施例を説明する。図35はマイクロレンズアレイ2の構成を示す。光の進行方向を変化させる機能を持つ光路変換素子80が、原盤作製時にガラス基板8上の、液晶パネル1のアライメントマークに対応した位置に形成されている。光路変換素子80は、図36に示すように、上述したマイクロレンズアレイ2の作製と同様に、半導体作製プロセスを用いて作製する。従って、光路変換素子80とマイクロレンズアレイ2との相対位置はサブミクロン以下の精度を持つ程、正確なものとなる。
【0033】
図37、図38には位置合わせプロセス原理を示す。マイクロレンズアレイ2の上方には光量を測定するカメラ90が設けられている。光路変換素子80に照明された光はその進行方向が変化する。これによって、カメラ90に取り込まれる光量は光路変換素子80とその周囲とでは異なり、画像としてのコントラストが得られることになるので、この光路変換素子80の画像と液晶パネル1のアライメントマークの画像との位置合わせを容易に行えるようになる。
【0034】
このように光路変換素子80を設けることにより、光路変換素子80(アライメントマーク)とマイクロレンズアレイ2との位置合わせ精度をサブミクロン以下で実現できるため、液晶パネル1とマイクロレンズアレイ2との位置合わせ精度を結果として低下させることなく実装できる。また、光路変換素子80(アライメントマーク)とマイクロレンズアレイ2とを同時に作製するため、位置合わせプロセスが簡略化され、液晶パネル1のローコスト化、歩留まり向上が可能となる。
【0035】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、
(1)液晶パネルの画素へ効率よく光を集光させることができ、液晶パネルの高効率化を
図ることができる。
(2)液晶パネルのガラス基板の平坦面とマイクロレンズアレイの平坦面を接着固定でき
るため、接着強度を高くできる。
(3)マイクロレンズアレイとスペーサを一体成形するので、位置合わせのプロセスの省
力化と部品点数の低減が図れ、低コスト化が図れる。
(4)スペーサがマイクロレンズアレイと一体にあることで、焦点位置の調整とレンズの
破損防止効果が得られる。
(5)マイクロレンズアレイは、光源の像が各画素の開口を通過する際の集光スポット径
が、各画素の開口の長辺長以下となるように焦点距離、および各画素との間隔が定められ
ており、また、スペーサは、マイクロレンズアレイと各画素との間隔基いて高さを定め
られ、かつマイクロレンズと一体形成されているので、光源からの入射光が理想的な平行
光ではなく、所定の角度範囲で入射する広がり光であっても、液晶パネルの画素に光を集
めることができ、効率の良い液晶パネルを実現することが可能になる。
(6)マイクロレンズアレイとスペーサを一体形成することによって、マイクロレンズア
レイの焦点距離とスペーサの高さを精度良く定めることができるので、マイクロレンズア
レイと画素との間隔を厳密に制御することができ、広がり光を確実に画素に集めることが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の液晶パネル及びマイクロレンズアレイの斜視図である。
【図2】液晶パネルの透明基板の平面図である。
【図3】透明電極の平面図である。
【図4】図2のA−A線断面図である。
【図5】液晶パネルの開口及び配線を示す顕微鏡で見た図である。
【図6】液晶パネルの開口透過光のパターンを示す図である。
【図7】液晶プロジェクタの光学系を示す図である。
【図8】光学系を示す図で、(a)はマイクロレンズアレイを液晶パネルに装荷していない場合、(b)はマイクロレンズアレイを液晶パネルに装荷した場合を示す。
【図9】スクリーン上の開口拡大パターンを示す図で、(a)はマイクロレンズアレイを液晶パネルに装荷していない場合、(b)はマイクロレンズアレイを液晶パネルに装荷した場合を示す。
【図10】本発明の第1実施例についての液晶パネル及びマイクロレンズアレイを示す図で、(a)は斜視図、(b)はA−A線断面図、(c)はB−B線断面図である。
【図11】コンデンサレンズとマイクロレンズの合成焦点距離を導き出すための図である。
【図12】マイクロレンズによる光源径を導き出すための図である。
【図13】集光スポットと液晶パネルの開口径との関係を示す図である。
【図14】集光スポットと液晶パネルの開口径との関係を示す図である。
【図15】焦点距離に非対称性を持つ場合の集光特性を示す図である。
【図16】焦点距離に非対称性を持つ場合の集光特性を示す図で、(a)はx方向、(b)はy方向の集光状態を示す。
【図17】従来の画面輝度低下の原理を説明する図である。
【図18】本発明の第2実施例についての液晶パネル及びマイクロレンズアレイを示す図である。
【図19】液晶プロジェクタの結像光学系を示す図である。
【図20】液晶パネルの高効率化の原理を説明する図で、(a)は従来例、(b)は本発明の第3実施例を示す。
【図21】上記第3実施例におけるマイクロレンズアレイの配置を示す図で、(a)は斜視図、(b)は(a)のB−B線断面図である。
【図22】第3実施例において、スペーサを用いる場合の液晶パネル及びマイクロレンズアレイの斜視図である。
【図23】スペーサを用いる場合のマイクロレンズアレイの斜視図である。
【図24】スペーサを用いる場合の液晶パネル及びマイクロレンズアレイの斜視図である。
【図25】変形実施例によるマイクロレンズアレイの斜視図である。
【図26】マイクロレンズアレイの作製法を説明する図である。
【図27】マイクロレンズアレイの変形例を示す斜視図である。
【図28】溶融樹脂の充填方法を示す図である。
【図29】マイクロレンズアレイと液晶パネルの接着構成の他の例を示す図である。
【図30】液晶パネルとマイクロレンズアレイの間に充填材を充填した状態を示す側断面図である。
【図31】スペーサを用い液晶パネルとマイクロレンズアレイの間に充填材を充填した状態を示す側断面図である。
【図32】従来の液晶パネルの各ガラス基板の位置合わせのプロセスを示すフローチャートである。
【図33】マイクロレンズアレイの斜視図である。
【図34】マイクロレンズアレイの位置合わせを説明する図である。
【図35】本発明の第4実施例におけるマイクロレンズアレイの斜視図である。
【図36】マイクロレンズアレイの作製プロセスを説明する図である。
【図37】上記実施例におけるマイクロレンズアレイの位置合わせを説明するための斜視図である。
【図38】上記実施例におけるマイクロレンズアレイの位置合わせを説明するための側断面図である。
【符号の説明】
1 液晶パネル
2,52,202 マイクロレンズアレイ
31 光源
61,62 スペーサ部材

Claims (8)

  1. 有限の大きさを有する光源と、各画素の開口形状が略長方形形状である
    画素群を有する液晶パネルと、上記光源からの光を上記液晶パネルの各画素に集光させる
    マイクロレンズアレイとを備えた画像表示装置において、
    上記マイクロレンズアレイは、レンズ構成が上記液晶パネルに向けて配置されると共に
    上記マイクロレンズアレイによる上記光源の像が上記各画素の開口を通過する際の集光
    スポット径が、上記各画素の開口の長辺長以下となるように焦点距離、および上記各画素
    との間隔が定められ、
    上記イクロレンズアレイの周辺部には上記間隔に基づいて高さを定められ、かつ上記マ
    イクロレンズアレイと一体形成されたスペーサが配置され、
    上記スペーサを介して上記マイクロレンズアレイを上記液晶パネルに配置したことを特徴
    とする画像表示装置。
  2. 上記集光スポット径が、上記各画素の開口の短辺長を超え、かつ上記各
    画素の開口の長辺長以下であることを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  3. 有限の大きさを有する光源と、各画素の開口形状が略長方形形状である
    画素群を有する液晶パネルと、上記光源からの光を上記液晶パネルの各画素に集光させる
    マイクロレンズアレイとを備えた画像表示装置の製造方法において、
    レンズ構成面が上記液晶パネルに向けて配置されると共に、上記マイクロレンズアレイに
    よる上記光源の像が上記各画素の開口を通過する際の集光スポット径が、上記各画素の開
    口の長辺長以下となるように焦点距離、および上記各画素との間隔が定められた上記マイ
    クロレンズアレイと、
    上記マイクロレンズアレイを上記液晶パネルに配置する際に、上記マイクロレンズアレイ
    と上記液晶パネルが上記間隔に基づいて配置されるよう高さを定められ、かつ上記マイク
    ロレンズアレイの周辺部に配置されたスペーサとを、同一の成形工程で一体形成すること
    を特徴とする画像表示装置の製造方法。
  4. 上記集光スポット径が、上記各画素の開口の短辺長を超え、かつ上記各
    画素の開口の長辺長以下であることを特徴とする請求項3記載の画像表示装置の製造方法
  5. 各画素の開口形状が略長方形形状である画素群を有する装置に備えられ
    た各画素に、有限の大きさを有する光源からの光を集光させるべく、基板表面にマイクロ
    レンズアレイが形成されたマイクロレンズアレイ基板において、
    上記マイクロレンズアレイは、レンズ構成面が上記画素群を有する装置に向けて配置さ
    れると共に、上記マイクロレンズアレイによる上記光源の像が上記各画素の開口を通過す
    る際の集光スポット径が、上記各画素の開口の長辺長以下となるように焦点距離、および
    上記各画素との間隔が定められ、
    上記マイクロレンズアレイの周辺部には上記間隔に基づいて高さを定められ、かつ上記マ
    イクロレンズアレイと一体形成したスペーサを備え、
    上記スペーサを介して上記画素群を有する装置に配置することを特徴とするマイクロレン
    ズアレイ基板。
  6. 上記集光スポット径が、上記各画素の開口の短辺長を超え、かつ上記各
    画素の開口の長辺長以下であることを特徴とする請求項5記載のマイクロレンズアレイ基
    板。
  7. 基板表面に形成され、各画素の開口形状が略長方形形状である画素群を
    有する装置に備えられた各画素に、上記マイクロレンズアレイによる上記光源の像が上記
    各画素の開口を通過する際の集光スポット径が、上記各画素の開口の長辺長以下となるよ
    うに焦点距離、および上記各画素との間隔が定められ、かつレンズ構成面が上記画素群を
    有する装置に向けて配置されたマイクロレンズアレイと、
    上記マイクロレンズアレイを上記画素群を有する装置に配置する際に、上記マイクロレン
    ズアレイと上記画素群を有する装置が上記間隔に基づいて配置されるよう高さを定められ
    、かつ上記マイクロレンズアレイの周辺部に配置されたスペーサとを、同一の成形工程で
    一体形成することを特徴とするマイクロレンズアレイ基板の製造方法。
  8. 上記集光スポット径が、上記各画素の開口の短辺長を超え、かつ上記各
    画素の開口の長辺長以下であることを特徴とする請求項7記載のマイクロレンズアレイ基
    板の製造方法。
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