JPH0643347A - 軸状部材の防塵シール - Google Patents
軸状部材の防塵シールInfo
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- JPH0643347A JPH0643347A JP4215805A JP21580592A JPH0643347A JP H0643347 A JPH0643347 A JP H0643347A JP 4215805 A JP4215805 A JP 4215805A JP 21580592 A JP21580592 A JP 21580592A JP H0643347 A JPH0643347 A JP H0643347A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 可動部材とこれを可動自在に支持する軸状部
材間に介装される防塵シールを、簡単な構造によってほ
こりよけの性能を発揮できるように構成する。 【構成】 摺動または回動動作される可動部材4とこれ
を支持する軸状部材5との間に介装されこれら両部材の
摺動面間へのほこり10a〜10hの侵入を防ぐ防塵シ
ール8を備えている。この防塵シールは、全体が多孔質
の弾性体によって形成されている。さらに、この防塵シ
ールは、互いにつながって形成される多孔質の穴8a,
8bが軸状部材との摺動面側に開いている。さらに、こ
の防塵シールは、これを保持する部材または軸状部材と
の径寸法関係により、その摺動面が常に弱い押付け力で
軸状部材の被摺動面に押付けられている。この防塵シー
ルは、多孔質の弾性体として軟質性合成樹脂材により形
成されている。
材間に介装される防塵シールを、簡単な構造によってほ
こりよけの性能を発揮できるように構成する。 【構成】 摺動または回動動作される可動部材4とこれ
を支持する軸状部材5との間に介装されこれら両部材の
摺動面間へのほこり10a〜10hの侵入を防ぐ防塵シ
ール8を備えている。この防塵シールは、全体が多孔質
の弾性体によって形成されている。さらに、この防塵シ
ールは、互いにつながって形成される多孔質の穴8a,
8bが軸状部材との摺動面側に開いている。さらに、こ
の防塵シールは、これを保持する部材または軸状部材と
の径寸法関係により、その摺動面が常に弱い押付け力で
軸状部材の被摺動面に押付けられている。この防塵シー
ルは、多孔質の弾性体として軟質性合成樹脂材により形
成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばレンズ鏡筒に
おける可動レンズ群等といった回動または摺動動作され
る可動部材を精密にしかも円滑に可動させるためのガイ
ド軸や送りねじ等のような軸状部材の防塵シールに関す
る。
おける可動レンズ群等といった回動または摺動動作され
る可動部材を精密にしかも円滑に可動させるためのガイ
ド軸や送りねじ等のような軸状部材の防塵シールに関す
る。
【0002】
【従来の技術】たとえば精密な送りを必要とする精密機
械の一つであるカメラに使用される可動レンズ群のガイ
ド軸または送りねじによる軸状部材では、ベアリング等
の摺動面または摺動支持手段であるボールの軌道面にほ
こりが付着すると、精度や耐久性の低下を引き起こして
しまう。特に、大きなほこりや繊維状のほこりは、隙間
に詰まる形で動作不良を引き起こす虞れがあった。
械の一つであるカメラに使用される可動レンズ群のガイ
ド軸または送りねじによる軸状部材では、ベアリング等
の摺動面または摺動支持手段であるボールの軌道面にほ
こりが付着すると、精度や耐久性の低下を引き起こして
しまう。特に、大きなほこりや繊維状のほこりは、隙間
に詰まる形で動作不良を引き起こす虞れがあった。
【0003】そこで、従来から、上述した軸状部材とこ
れに支持される可動レンズ群のレンズ枠との摺動部への
ほこりの入り込みを防止するように設けられる防塵シー
ルとして、オイルシールまたはフェルトが一般に用いら
れていた。
れに支持される可動レンズ群のレンズ枠との摺動部への
ほこりの入り込みを防止するように設けられる防塵シー
ルとして、オイルシールまたはフェルトが一般に用いら
れていた。
【0004】その一例として、図5に示したオイルシー
ルを防塵シールとして用いている場合を簡単に説明する
と、図中符号51はたとえば可動レンズ枠等の可動部材
52を摺動自在または回動自在に支持する軸状部材とし
てのガイド軸、53は前記可動部材52の一端側でのガ
イド軸51の支持部に介在して設けられたオイルシール
である。さらに、53aはオイルシール53の一端側に
形成されているガイド軸51との摺動部であり、この摺
動部53aはオイルシール53の一端側でガイド軸51
の摺動面に強く押し付けられている。
ルを防塵シールとして用いている場合を簡単に説明する
と、図中符号51はたとえば可動レンズ枠等の可動部材
52を摺動自在または回動自在に支持する軸状部材とし
てのガイド軸、53は前記可動部材52の一端側でのガ
イド軸51の支持部に介在して設けられたオイルシール
である。さらに、53aはオイルシール53の一端側に
形成されているガイド軸51との摺動部であり、この摺
動部53aはオイルシール53の一端側でガイド軸51
の摺動面に強く押し付けられている。
【0005】また、55a,55bはガイド軸51の摺
動面に付着されるほこりである。そして、オイルシール
53の外側にあるほこり55aは、通常はオイルシール
53の摺動部53aで除去される。
動面に付着されるほこりである。そして、オイルシール
53の外側にあるほこり55aは、通常はオイルシール
53の摺動部53aで除去される。
【0006】一方、その一部のほこり55bは、前記オ
イルシール53の摺動部53aとガイド軸51との間に
入り込んだ状態で、押付けられて保持されている。そし
て、このほこり55bは、オイルシール53の摺動部5
3aによって強くガイド軸51の外周部に押付けられる
ため、簡単には外れず、ガイド軸51への摺動部53a
の押付け部分に保持されて、長期間にわたってこの状態
が維持される。したがって、このほこり55bが軸状部
材51よりも硬い場合にあっては、このガイド軸51の
外周部は長期間にわたって傷付けられることになる。
イルシール53の摺動部53aとガイド軸51との間に
入り込んだ状態で、押付けられて保持されている。そし
て、このほこり55bは、オイルシール53の摺動部5
3aによって強くガイド軸51の外周部に押付けられる
ため、簡単には外れず、ガイド軸51への摺動部53a
の押付け部分に保持されて、長期間にわたってこの状態
が維持される。したがって、このほこり55bが軸状部
材51よりも硬い場合にあっては、このガイド軸51の
外周部は長期間にわたって傷付けられることになる。
【0007】すなわち、上述したオイルシール53は、
一般にゴム材等の材質で形成され、その形状はガイド軸
51を締め付ける寸法で成形され、数μm程度のほこり
に対して前記摺動部53aの摺動面での長手方向の長さ
が数mmであり、その摺動面はガイド軸51に緊密に密
着している。そして、このようなオイルシール53の摺
動部53aによって、ほこりを除去する効果を得てい
る。
一般にゴム材等の材質で形成され、その形状はガイド軸
51を締め付ける寸法で成形され、数μm程度のほこり
に対して前記摺動部53aの摺動面での長手方向の長さ
が数mmであり、その摺動面はガイド軸51に緊密に密
着している。そして、このようなオイルシール53の摺
動部53aによって、ほこりを除去する効果を得てい
る。
【0008】しかし、このようなオイルシール53によ
れば、ガイド軸51との間に相対移動が生じると、摺動
部53aによる摩擦が大きく、摩擦損失が大きい。さら
に、オイルシール53の摺動部53aとガイド軸51と
の間に、ほこり55bが入り込むと、ほこり55bはそ
の部分にそのままの状態で保持され、このオイルシール
53の摺動部53aによってガイド軸51に強く押付け
られる状態が長く続くことになる。そして、このほこり
55bがガイド軸51よりも硬いと、ガイド軸51が傷
付けられるという問題を生じる。
れば、ガイド軸51との間に相対移動が生じると、摺動
部53aによる摩擦が大きく、摩擦損失が大きい。さら
に、オイルシール53の摺動部53aとガイド軸51と
の間に、ほこり55bが入り込むと、ほこり55bはそ
の部分にそのままの状態で保持され、このオイルシール
53の摺動部53aによってガイド軸51に強く押付け
られる状態が長く続くことになる。そして、このほこり
55bがガイド軸51よりも硬いと、ガイド軸51が傷
付けられるという問題を生じる。
【0009】一方、上述したオイルシールと同様に防塵
シールとして従来から用いられているフェルトは、加
工、入手が容易で、しかも安価であり、またガイド軸等
の軸状部材との摺動部での摩擦損失が小さく、駆動損失
が小さくできる。しかし、このようなフェルトでは、大
きなほこりを除去することはある程度可能であるが、数
μm程度のほこりを除去することは不可能であった。
シールとして従来から用いられているフェルトは、加
工、入手が容易で、しかも安価であり、またガイド軸等
の軸状部材との摺動部での摩擦損失が小さく、駆動損失
が小さくできる。しかし、このようなフェルトでは、大
きなほこりを除去することはある程度可能であるが、数
μm程度のほこりを除去することは不可能であった。
【0010】さらに、上述したような単純なガイド軸の
代わりに棒状部材として、精密な送りねじ、特にボール
ねじを用いた場合にあっても、上述したガイド軸と同様
に、摺動面またはボールの軌道面にほこりが付着する
と、送り精度や耐久性の低下を引き起こしていた。特
に、大きなほこりや繊維状のほこりは、摺動面部分での
隙間に詰まる状態となり易く、動作不良を引き起こすこ
とがあった。
代わりに棒状部材として、精密な送りねじ、特にボール
ねじを用いた場合にあっても、上述したガイド軸と同様
に、摺動面またはボールの軌道面にほこりが付着する
と、送り精度や耐久性の低下を引き起こしていた。特
に、大きなほこりや繊維状のほこりは、摺動面部分での
隙間に詰まる状態となり易く、動作不良を引き起こすこ
とがあった。
【0011】また、上述したボールねじを用いた場合に
は、特に低いトルクで駆動することが必要な場合は、耐
久性を犠牲にして防塵シールを使用しないか、あるいは
耐久性が必要な場合は、摩擦損失は大きいが摺動ねじに
グリースを大量に塗布することによってほこりの影響を
なくして使用していた。
は、特に低いトルクで駆動することが必要な場合は、耐
久性を犠牲にして防塵シールを使用しないか、あるいは
耐久性が必要な場合は、摩擦損失は大きいが摺動ねじに
グリースを大量に塗布することによってほこりの影響を
なくして使用していた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たようにオイルシールを防塵シールとして用いるにあた
って、次のような不具合を避けられないものであった。
すなわち、ほこりよけとしての性能を充分引き出そうと
すると、軸状部材としてのガイド軸や送りねじと防塵シ
ールとの接触圧を充分に取る必要があり、これにより摩
擦抵抗が大きく、ガイド軸上を移動するために必要な駆
動力よりも摩擦による損失の方が大きくなることがあっ
た。
たようにオイルシールを防塵シールとして用いるにあた
って、次のような不具合を避けられないものであった。
すなわち、ほこりよけとしての性能を充分引き出そうと
すると、軸状部材としてのガイド軸や送りねじと防塵シ
ールとの接触圧を充分に取る必要があり、これにより摩
擦抵抗が大きく、ガイド軸上を移動するために必要な駆
動力よりも摩擦による損失の方が大きくなることがあっ
た。
【0013】したがって、ガイド軸等の棒状部材を用い
て移動機構を構成する場合に、その制御が、加速、減速
の性能も含めて、駆動力に比較して大きく制限されるも
のであった。その結果、機構の駆動源やその駆動関連機
構の構造が大型化し、製品の小型、軽量化の妨げになっ
ていた。また、駆動源の大型化に伴ない、その制御回路
も負担が増え、しかも電力消費も大きいという問題があ
った。
て移動機構を構成する場合に、その制御が、加速、減速
の性能も含めて、駆動力に比較して大きく制限されるも
のであった。その結果、機構の駆動源やその駆動関連機
構の構造が大型化し、製品の小型、軽量化の妨げになっ
ていた。また、駆動源の大型化に伴ない、その制御回路
も負担が増え、しかも電力消費も大きいという問題があ
った。
【0014】また、上述したオイルシールを用いている
従来の構造では、長期間にわたって使用していると、シ
ールとガイド軸あるいは送りねじとの間にほこりが侵入
することがあった。そして、この場合に、特に送りねじ
とシールとの接触圧が大きいため、その間に入り込んだ
ほこりは、ガイド軸に強く押付けられ、ガイド軸が傷付
くことが多く、その結果シール効果が低下し、また耐久
性の面でも悪影響であった。
従来の構造では、長期間にわたって使用していると、シ
ールとガイド軸あるいは送りねじとの間にほこりが侵入
することがあった。そして、この場合に、特に送りねじ
とシールとの接触圧が大きいため、その間に入り込んだ
ほこりは、ガイド軸に強く押付けられ、ガイド軸が傷付
くことが多く、その結果シール効果が低下し、また耐久
性の面でも悪影響であった。
【0015】一方、防塵シールとしてフェルトを用いた
場合には、その摩擦損失が少なく、繊維状のほこりは容
易に除去できるものの、数μm程度の微細なほこりを取
ることは不可能であり、これらの問題点を一掃できる何
らかの対策を講じることが望まれている。
場合には、その摩擦損失が少なく、繊維状のほこりは容
易に除去できるものの、数μm程度の微細なほこりを取
ることは不可能であり、これらの問題点を一掃できる何
らかの対策を講じることが望まれている。
【0016】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、軸状部材とこれに支持される可動部材との
間の摺動部でのほこりよけとしての性能を損なわず、し
かも軸状部材の摺動面で生じていた従来の一般的なシー
ルとの摩擦による損失を小さくし、さらにほこりの入り
込みによるガイド軸等の軸状部材の傷付きを少なくし、
可動部材の動きの精度や耐久性を向上させることができ
る軸状部材の防塵シールを得ることを目的としている。
ものであり、軸状部材とこれに支持される可動部材との
間の摺動部でのほこりよけとしての性能を損なわず、し
かも軸状部材の摺動面で生じていた従来の一般的なシー
ルとの摩擦による損失を小さくし、さらにほこりの入り
込みによるガイド軸等の軸状部材の傷付きを少なくし、
可動部材の動きの精度や耐久性を向上させることができ
る軸状部材の防塵シールを得ることを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】このような要請に応える
ために本発明に係る軸状部材の防塵シールは、摺動また
は回動動作される可動部材とこれを支持する軸状部材と
の間に介装されてこれら両部材の摺動面間へのほこりの
侵入を防ぐものであって、全体が多孔質の弾性体によっ
て形成され、かつ互いに内部でつながっている多孔質の
穴が、軸状部材との摺動面側に開いて形成されるととも
に、この多孔質の弾性体を保持する部材や軸状部材との
径寸法関係によって得られる弾撥力によって、前記摺動
面が常に弱い押付け力をもって軸状部材側の摺動面に押
付けられるように構成したものである。
ために本発明に係る軸状部材の防塵シールは、摺動また
は回動動作される可動部材とこれを支持する軸状部材と
の間に介装されてこれら両部材の摺動面間へのほこりの
侵入を防ぐものであって、全体が多孔質の弾性体によっ
て形成され、かつ互いに内部でつながっている多孔質の
穴が、軸状部材との摺動面側に開いて形成されるととも
に、この多孔質の弾性体を保持する部材や軸状部材との
径寸法関係によって得られる弾撥力によって、前記摺動
面が常に弱い押付け力をもって軸状部材側の摺動面に押
付けられるように構成したものである。
【0018】また、本発明に係る軸状部材の防塵シール
は、これを構成する多孔質の弾性体が、たとえば軟質性
合成樹脂材によって形成され、軸状部材を分解すること
なしに交換可能となるように分割可能に構成されたり、
紐状材料によって形成されかつ軸状部材に巻き付けられ
て用いられたり、あるいは軟質性合成樹脂材によって所
定形状をもつ成形品として形成されたりする。
は、これを構成する多孔質の弾性体が、たとえば軟質性
合成樹脂材によって形成され、軸状部材を分解すること
なしに交換可能となるように分割可能に構成されたり、
紐状材料によって形成されかつ軸状部材に巻き付けられ
て用いられたり、あるいは軟質性合成樹脂材によって所
定形状をもつ成形品として形成されたりする。
【0019】
【作用】本発明によれば、軸状部材との摺動面が多孔質
の弾性体として形成され、かつその多孔質の穴が前記摺
動面に開いており、しかもほこりを取り込んで摺動面以
外の部分で保持する室を連通した状態で有していること
から、可動部材と軸状部材との間の摺動面部分へのほこ
りの侵入を防ぐことができる。
の弾性体として形成され、かつその多孔質の穴が前記摺
動面に開いており、しかもほこりを取り込んで摺動面以
外の部分で保持する室を連通した状態で有していること
から、可動部材と軸状部材との間の摺動面部分へのほこ
りの侵入を防ぐことができる。
【0020】また、本発明によれば、多孔質の弾性体に
よる防塵シールを用いることによって、従来のオイルシ
ール等に比べて接触面積を相対的に小さくし、このシー
ルの棒状部材に対しての摺動面での摩擦抵抗、摩擦損失
を小さくでき、駆動源やその駆動関連機構の小型化が図
れる。
よる防塵シールを用いることによって、従来のオイルシ
ール等に比べて接触面積を相対的に小さくし、このシー
ルの棒状部材に対しての摺動面での摩擦抵抗、摩擦損失
を小さくでき、駆動源やその駆動関連機構の小型化が図
れる。
【0021】
【実施例】図1ないし図3は本発明に係る軸状部材の防
塵シールの一実施例を示し、本実施例では、本発明を図
3に示したようなカメラのレンズ鏡筒におけるレンズ移
動装置に適用した場合を説明する。これらの図におい
て、まず、本発明を適用して好適なカメラのレンズ鏡筒
におけるレンズ移動装置を、図3を用いて簡単に説明す
ると、1,2,3はレンズ鏡筒において光軸方向に移動
可能に配置される可動レンズ群を構成するレンズ、4は
これらのレンズ1,2,3を保持する可動レンズ枠であ
る。
塵シールの一実施例を示し、本実施例では、本発明を図
3に示したようなカメラのレンズ鏡筒におけるレンズ移
動装置に適用した場合を説明する。これらの図におい
て、まず、本発明を適用して好適なカメラのレンズ鏡筒
におけるレンズ移動装置を、図3を用いて簡単に説明す
ると、1,2,3はレンズ鏡筒において光軸方向に移動
可能に配置される可動レンズ群を構成するレンズ、4は
これらのレンズ1,2,3を保持する可動レンズ枠であ
る。
【0022】5は可動レンズ群の可動レンズ枠4を光軸
方向に移動可能に支持するようにレンズ鏡筒(図示せ
ず)等の固定部に設けられた軸状部材としてのガイド軸
で、このガイド軸5には、前記レンズ枠4の外周部の一
部に光軸方向に沿って設けられたガイド孔4aが摺動自
在に嵌合している。なお、図中4bはこのレンズ枠4の
外周部の一部から突設されたアーム部で、このアーム部
4bが図示しない駆動部材で押し引きされることによ
り、レンズ1,2,3が、可動レンズ枠4によりガイド
軸5に沿って光軸方向に進退動作されるようになってい
る。
方向に移動可能に支持するようにレンズ鏡筒(図示せ
ず)等の固定部に設けられた軸状部材としてのガイド軸
で、このガイド軸5には、前記レンズ枠4の外周部の一
部に光軸方向に沿って設けられたガイド孔4aが摺動自
在に嵌合している。なお、図中4bはこのレンズ枠4の
外周部の一部から突設されたアーム部で、このアーム部
4bが図示しない駆動部材で押し引きされることによ
り、レンズ1,2,3が、可動レンズ枠4によりガイド
軸5に沿って光軸方向に進退動作されるようになってい
る。
【0023】また、前記可動レンズ枠4においてガイド
孔4aが形成されるガイド部の両端部4c,4dには、
ホルダ6,7が嵌合して一体的に固定されており、これ
らのホルダ6,7の内側には、ガイド軸5を摺動自在に
保持することによりガイド軸5をこれに摺動自在に保持
される可動部材となる可動レンズ枠4におけるガイド孔
4aとの摺動部へのほこりの侵入を防ぐための防塵シー
ル8,9が嵌合して保持されている。
孔4aが形成されるガイド部の両端部4c,4dには、
ホルダ6,7が嵌合して一体的に固定されており、これ
らのホルダ6,7の内側には、ガイド軸5を摺動自在に
保持することによりガイド軸5をこれに摺動自在に保持
される可動部材となる可動レンズ枠4におけるガイド孔
4aとの摺動部へのほこりの侵入を防ぐための防塵シー
ル8,9が嵌合して保持されている。
【0024】これらの防塵シール8,9は本発明を特徴
づける部分であり、その詳細を図1に示している。な
お、この図1では片側の防塵シール8を介装した部分の
みを拡大して示し、この片側の防塵シール8についての
み説明する。
づける部分であり、その詳細を図1に示している。な
お、この図1では片側の防塵シール8を介装した部分の
みを拡大して示し、この片側の防塵シール8についての
み説明する。
【0025】すなわち、防塵シール8は、図1から明ら
かなように、全体が多孔質の弾性体、たとえば多孔質な
軟質性合成樹脂材によってガイド軸5を嵌装して保持す
るような略円筒状を呈する成形品として形成されてい
る。そして、この防塵シール8は、ガイド軸5との摺動
面に多孔質の穴8a,8bが開いて形成されるととも
に、これらの多孔質の穴8a,8bによって形成される
内室は、シール8内部でつながって連通状態となるよう
に形成されている。
かなように、全体が多孔質の弾性体、たとえば多孔質な
軟質性合成樹脂材によってガイド軸5を嵌装して保持す
るような略円筒状を呈する成形品として形成されてい
る。そして、この防塵シール8は、ガイド軸5との摺動
面に多孔質の穴8a,8bが開いて形成されるととも
に、これらの多孔質の穴8a,8bによって形成される
内室は、シール8内部でつながって連通状態となるよう
に形成されている。
【0026】なお、この防塵シール8を形成する多孔質
の軟質性合成樹脂材としては、たとえばポリエチエン
系、ポリエステル系等の合成樹脂材を用いるとよいこと
が、実験により確認されている。しかし、これに限ら
ず、要は多孔質の軟質性材料であって、ほこりの出難い
材料であればよい。
の軟質性合成樹脂材としては、たとえばポリエチエン
系、ポリエステル系等の合成樹脂材を用いるとよいこと
が、実験により確認されている。しかし、これに限ら
ず、要は多孔質の軟質性材料であって、ほこりの出難い
材料であればよい。
【0027】また、8c〜8hはこの防塵シール8にお
ける多孔質の壁で、これらの壁8c〜8hの一端側で前
記ガイド軸5に摺動する面は細長くつながっている。そ
して、このような細長い摺動面によれば、ガイド軸5
を、円周方向にも、軸線方向にも多数の摺動面で取り巻
いた状態とすることが可能で、これによりその全ての多
孔質の壁8c〜8hによる摺動面でほこりを除去するよ
うに作用させることができ、ほこりよけとしての性能を
効果的に発揮させることができる。
ける多孔質の壁で、これらの壁8c〜8hの一端側で前
記ガイド軸5に摺動する面は細長くつながっている。そ
して、このような細長い摺動面によれば、ガイド軸5
を、円周方向にも、軸線方向にも多数の摺動面で取り巻
いた状態とすることが可能で、これによりその全ての多
孔質の壁8c〜8hによる摺動面でほこりを除去するよ
うに作用させることができ、ほこりよけとしての性能を
効果的に発揮させることができる。
【0028】ここで、図中10a〜10hはガイド軸5
上で防塵シール8部分に溜まっているほこりで、これら
のほこりのうち、ほこり10d〜10hが防塵シール8
における多孔質の穴8bのいずれかに入り込んで保持さ
れている。また、ほこり10a〜10cは、防塵シール
8の外側に位置し、この防塵シール8、その多孔質の壁
のうち最も外側に位置する壁8cによって入り込みが妨
げられ、ほこりよけとして機能している。
上で防塵シール8部分に溜まっているほこりで、これら
のほこりのうち、ほこり10d〜10hが防塵シール8
における多孔質の穴8bのいずれかに入り込んで保持さ
れている。また、ほこり10a〜10cは、防塵シール
8の外側に位置し、この防塵シール8、その多孔質の壁
のうち最も外側に位置する壁8cによって入り込みが妨
げられ、ほこりよけとして機能している。
【0029】また、上述した細長い多孔質の壁8c〜8
hを有する防塵シール8が弾性体で形成されていること
から、ガイド軸5との接触を常に保つようにすることが
可能で、上述したほこりよけとしての性能をより一層効
果的に発揮させることができる。さらに、これらの多孔
質の壁8c〜8hによる個々の摺動面の接触圧を、弾性
体による弾撥力を利用して高く設定することで、ほこり
よけとしての性能をさらに高めることが可能となる。
hを有する防塵シール8が弾性体で形成されていること
から、ガイド軸5との接触を常に保つようにすることが
可能で、上述したほこりよけとしての性能をより一層効
果的に発揮させることができる。さらに、これらの多孔
質の壁8c〜8hによる個々の摺動面の接触圧を、弾性
体による弾撥力を利用して高く設定することで、ほこり
よけとしての性能をさらに高めることが可能となる。
【0030】また、本発明による防塵シール8によれ
ば、従来のようなオイルシールの摺動部による平面接触
よりは面圧を高くし、しかもその細長くなっている接触
摺動面の総面積を、従来に比べて相対的に狭くなるよう
に形成している。したがって、このような防塵シール8
では、そのガイド軸5に対する接触力を、上記二点の理
由から、従来のオイルシールでのガイド軸等との接触力
と比較して小さく抑えることができ、これによりガイド
軸5との摩擦力を減少させることができる。
ば、従来のようなオイルシールの摺動部による平面接触
よりは面圧を高くし、しかもその細長くなっている接触
摺動面の総面積を、従来に比べて相対的に狭くなるよう
に形成している。したがって、このような防塵シール8
では、そのガイド軸5に対する接触力を、上記二点の理
由から、従来のオイルシールでのガイド軸等との接触力
と比較して小さく抑えることができ、これによりガイド
軸5との摩擦力を減少させることができる。
【0031】さらに、上述した防塵シール8によれば、
従来に比べて接触力を小さくできることから、摩擦によ
る損失を少なくできるため、駆動トルクの低減化が可能
となり、駆動源やその駆動関連機構の小型化、省エネル
ギ化、製品全体の小型化が可能となる。
従来に比べて接触力を小さくできることから、摩擦によ
る損失を少なくできるため、駆動トルクの低減化が可能
となり、駆動源やその駆動関連機構の小型化、省エネル
ギ化、製品全体の小型化が可能となる。
【0032】また、上述した多孔質の弾性体による防塵
シール8によれば、このシール8とガイド軸5との間に
入り込んだほこり10d〜10hが、多孔質の穴8a,
8b等に入り込み、ガイド軸5に強く押しつけられるこ
とがないので、ガイド軸5の摺動面での傷付きを抑える
ことが可能になる。
シール8によれば、このシール8とガイド軸5との間に
入り込んだほこり10d〜10hが、多孔質の穴8a,
8b等に入り込み、ガイド軸5に強く押しつけられるこ
とがないので、ガイド軸5の摺動面での傷付きを抑える
ことが可能になる。
【0033】ここで、多孔質の穴8a,8bより大きい
ほこり10b,10cが入り込んだ場合には、そのほこ
りは多孔質の壁8c〜8hによる細い摺動面でガイド軸
5側に押付けられる。しかし、細長い接触面であるため
に、ほこり10b,10cを押付ける力は弱くなり、ガ
イド軸5を傷付けることを少なく、ガイド軸5の摺動面
の傷付きを必要最小限に抑え、ガイド軸5や防塵シール
8の耐久性を向上させることができる。
ほこり10b,10cが入り込んだ場合には、そのほこ
りは多孔質の壁8c〜8hによる細い摺動面でガイド軸
5側に押付けられる。しかし、細長い接触面であるため
に、ほこり10b,10cを押付ける力は弱くなり、ガ
イド軸5を傷付けることを少なく、ガイド軸5の摺動面
の傷付きを必要最小限に抑え、ガイド軸5や防塵シール
8の耐久性を向上させることができる。
【0034】さらに、このような防塵シール8では、そ
の摺動面が多孔質であって、しかも弾性体からなり、ま
たガイド軸5との摺動部分を多数の細長い接触面で構成
しているため、そのいずれかでガイド軸5との接触を常
に保つことができ、たとえその摺動面が摩耗しても、別
の摺動面が接触するように常に更新されるため、ガイド
軸5との接触状態を長く維持することが可能となる。
の摺動面が多孔質であって、しかも弾性体からなり、ま
たガイド軸5との摺動部分を多数の細長い接触面で構成
しているため、そのいずれかでガイド軸5との接触を常
に保つことができ、たとえその摺動面が摩耗しても、別
の摺動面が接触するように常に更新されるため、ガイド
軸5との接触状態を長く維持することが可能となる。
【0035】たとえば上述したガイド軸5と可動レンズ
枠4のガイド孔4aとの摺動部に生じている隙間に、も
し、ほこり10が入ったとすると、可動レンズ枠4の円
滑な移動が不可能になり、これが高じるとロック状態と
なってしまう場合もある。そのため、従来は、耐久性を
確保するためにガイド軸5とガイド孔4aとの隙間を大
きめに開けるか、耐久性を犠牲にして隙間を少なくして
高精度の位置決めを確保するしか、対策はなかったが、
本発明によれば、多孔質の弾性体による防塵シール8の
有するほこりを拭う作用により、可動レンズ枠4を、高
精度にしかも正常に移動させることが可能となるばかり
でなく、長期間にわたってその動作を正常に保つことが
でき、耐久性の向上も図れる。
枠4のガイド孔4aとの摺動部に生じている隙間に、も
し、ほこり10が入ったとすると、可動レンズ枠4の円
滑な移動が不可能になり、これが高じるとロック状態と
なってしまう場合もある。そのため、従来は、耐久性を
確保するためにガイド軸5とガイド孔4aとの隙間を大
きめに開けるか、耐久性を犠牲にして隙間を少なくして
高精度の位置決めを確保するしか、対策はなかったが、
本発明によれば、多孔質の弾性体による防塵シール8の
有するほこりを拭う作用により、可動レンズ枠4を、高
精度にしかも正常に移動させることが可能となるばかり
でなく、長期間にわたってその動作を正常に保つことが
でき、耐久性の向上も図れる。
【0036】ここで、上述した防塵シール8を構成する
多孔質の壁8c〜8hは、ガイド軸5に押付けられてい
るが、これらの摺動面は、各摺動面での接触圧は高圧と
なるも、全体としての押圧力は弱くしておくとよい。
多孔質の壁8c〜8hは、ガイド軸5に押付けられてい
るが、これらの摺動面は、各摺動面での接触圧は高圧と
なるも、全体としての押圧力は弱くしておくとよい。
【0037】このような押圧力は、たとえば図2の(a),
(b) から明らかなように、ガイド軸5の外径φdより防
塵シール8の内径φD(<φd)が小径となるように予
め形成しておき、このようなガイド軸5を防塵シール8
内部に押込み、嵌合させて組合わせることによって簡単
に得ることができる。
(b) から明らかなように、ガイド軸5の外径φdより防
塵シール8の内径φD(<φd)が小径となるように予
め形成しておき、このようなガイド軸5を防塵シール8
内部に押込み、嵌合させて組合わせることによって簡単
に得ることができる。
【0038】しかし、これに限定されず、たとえば防塵
シール8の組込み前の内径はガイド軸5の外径程度にし
ておき、一方防塵シール8の外周部を保持するホルダ6
側の内径を予め小さく形成しておき、これに防塵シール
8を押込んでシール8を縮径させることによって得ても
よい。この場合には、特に防塵シール8での内径側の公
差を緩くすることが可能になる。
シール8の組込み前の内径はガイド軸5の外径程度にし
ておき、一方防塵シール8の外周部を保持するホルダ6
側の内径を予め小さく形成しておき、これに防塵シール
8を押込んでシール8を縮径させることによって得ても
よい。この場合には、特に防塵シール8での内径側の公
差を緩くすることが可能になる。
【0039】以上の構成による防塵シール8は、図1に
示すように、多孔質の弾性体からなり、その穴8a、8
b等が内径側、つまりガイド軸5への摺動面側に多数開
いており、しかもその穴8a,8bは細長くつながって
おり、袋状にふさがってはいないことから、可動レンズ
枠4がガイド軸5に沿って左右に摺動動作しても、ガイ
ド軸5の摺動面に付着したほこり10a〜10cは、防
塵シール8の外方端寄りの壁8cによって拭われ、可動
レンズ枠4のガイド孔4a部分まで達しない。さらに、
このような外方端側の壁8cによって拭われなかったほ
こり10d〜10hも、それぞれ多孔質の壁8d〜8h
によって拭われるため、可動レンズ枠4のガイド孔4a
部分までは達しない。
示すように、多孔質の弾性体からなり、その穴8a、8
b等が内径側、つまりガイド軸5への摺動面側に多数開
いており、しかもその穴8a,8bは細長くつながって
おり、袋状にふさがってはいないことから、可動レンズ
枠4がガイド軸5に沿って左右に摺動動作しても、ガイ
ド軸5の摺動面に付着したほこり10a〜10cは、防
塵シール8の外方端寄りの壁8cによって拭われ、可動
レンズ枠4のガイド孔4a部分まで達しない。さらに、
このような外方端側の壁8cによって拭われなかったほ
こり10d〜10hも、それぞれ多孔質の壁8d〜8h
によって拭われるため、可動レンズ枠4のガイド孔4a
部分までは達しない。
【0040】すなわち、本発明によれば、防塵シール8
が多孔質の弾性体によって構成されるため、ガイド軸5
に摺動する部分(壁8c〜8h)が多数でき、外方端側
での拭う作用が弱くても、全体としての拭う効果を発揮
させることができる。また、防塵シール8が弾性体で構
成されていることから、上述した多孔質による壁8c〜
8hによる摺動面が摩耗しても、その一部が、常にガイ
ド軸5に押付けられており、ほこりを拭う効果を長期間
にわたって維持できる。
が多孔質の弾性体によって構成されるため、ガイド軸5
に摺動する部分(壁8c〜8h)が多数でき、外方端側
での拭う作用が弱くても、全体としての拭う効果を発揮
させることができる。また、防塵シール8が弾性体で構
成されていることから、上述した多孔質による壁8c〜
8hによる摺動面が摩耗しても、その一部が、常にガイ
ド軸5に押付けられており、ほこりを拭う効果を長期間
にわたって維持できる。
【0041】また、たとえばほこり10dが図1の位置
に達する途中で防塵シール8の壁8cと壁8dをくぐり
抜けるが、その時にほこり10dはシール壁8c,8d
によってガイド軸5に押付けられることになる。しか
し、このような押付け状態は長くなく、ほこり10dは
直ちに防塵シール8の穴8a,8b内に入り込んでしま
う。さらに、たとえ穴8a,8bよりも大きいほこりが
入り込み、押付けられる状態が長く継続したとしても、
その壁8c〜8hによる押圧力は小さく、ガイド軸5を
傷付けることは少ない。
に達する途中で防塵シール8の壁8cと壁8dをくぐり
抜けるが、その時にほこり10dはシール壁8c,8d
によってガイド軸5に押付けられることになる。しか
し、このような押付け状態は長くなく、ほこり10dは
直ちに防塵シール8の穴8a,8b内に入り込んでしま
う。さらに、たとえ穴8a,8bよりも大きいほこりが
入り込み、押付けられる状態が長く継続したとしても、
その壁8c〜8hによる押圧力は小さく、ガイド軸5を
傷付けることは少ない。
【0042】ここで、図1において符号11は繊維状の
ほこりであり、この繊維状のほこり11もほこり10と
同様に防塵シール8によってその内側に入り込むことは
できない。また、このような繊維状のほこり11のみを
除去するには、シール8の長さを短くしてもよいため、
ガイド軸5とシール8の摩擦をより一層低減することが
可能になる。
ほこりであり、この繊維状のほこり11もほこり10と
同様に防塵シール8によってその内側に入り込むことは
できない。また、このような繊維状のほこり11のみを
除去するには、シール8の長さを短くしてもよいため、
ガイド軸5とシール8の摩擦をより一層低減することが
可能になる。
【0043】なお、上述した実施例での説明は、片側の
防塵シール8についてのみを上げて説明したが、他方の
防塵シール9においても、ほこりの入り込み方向が異な
るものの、全く同様に作用することは言うまでもない。
すなわち、このような防塵シール9によっても、ガイド
軸5に付着したほこりを拭い、ほこりよけとしての機能
を発揮させることができる。
防塵シール8についてのみを上げて説明したが、他方の
防塵シール9においても、ほこりの入り込み方向が異な
るものの、全く同様に作用することは言うまでもない。
すなわち、このような防塵シール9によっても、ガイド
軸5に付着したほこりを拭い、ほこりよけとしての機能
を発揮させることができる。
【0044】したがって、本発明によれば、図1におい
てガイド軸5に付着したほこり10および11は、ガイ
ド軸5のガイド孔4aに支持される両端側での防塵シー
ル8,9によって確実に拭われ、レンズ枠4のガイド孔
4aとの摺動部に入り込むことがない。そのため、レン
ズ枠4の摺動動作を確実とし、動き精度を向上させ、耐
久性を向上させることが可能となる。
てガイド軸5に付着したほこり10および11は、ガイ
ド軸5のガイド孔4aに支持される両端側での防塵シー
ル8,9によって確実に拭われ、レンズ枠4のガイド孔
4aとの摺動部に入り込むことがない。そのため、レン
ズ枠4の摺動動作を確実とし、動き精度を向上させ、耐
久性を向上させることが可能となる。
【0045】図4は本発明の別の実施例を示すものであ
り、図において上述した実施例と同一または相当する部
分には同一番号を付して、具体的な説明は省略する。こ
こで、この実施例では、図3との比較において明らかな
通り、可動部材としての可動レンズ枠4のガイド孔4a
部分を、軸線方向にのみ摺動自在に支持するリニアボー
ルベアリング20に置き換えた場合を示している。そし
て、このようなリニアボールベアリング20で可動レン
ズ枠4をガイド軸5を摺動自在に支持している場合にお
いて、その両端側の防塵シール8,9の存在によって、
リニアボールベアリング20による支持部へのほこりの
侵入を、確実に防止できることは言うまでもない。
り、図において上述した実施例と同一または相当する部
分には同一番号を付して、具体的な説明は省略する。こ
こで、この実施例では、図3との比較において明らかな
通り、可動部材としての可動レンズ枠4のガイド孔4a
部分を、軸線方向にのみ摺動自在に支持するリニアボー
ルベアリング20に置き換えた場合を示している。そし
て、このようなリニアボールベアリング20で可動レン
ズ枠4をガイド軸5を摺動自在に支持している場合にお
いて、その両端側の防塵シール8,9の存在によって、
リニアボールベアリング20による支持部へのほこりの
侵入を、確実に防止できることは言うまでもない。
【0046】なお、本発明は上述した実施例構造には限
定されず、各部の形状、構造等を適宜変形、変更し得る
ことは言うまでもない。たとえば上述した実施例では、
軸状部材として丸棒形状によるガイド軸5を例示した
が、本発明はこれに限定されず、これに類する軸状部
材、たとえば送りねじや筒状ガイド部材であっても、さ
らに角ロッド形状によるガイドキーであってもよい。勿
論、防塵シールの形状は、これら軸状部材の形状、構造
に合わせて形成される。
定されず、各部の形状、構造等を適宜変形、変更し得る
ことは言うまでもない。たとえば上述した実施例では、
軸状部材として丸棒形状によるガイド軸5を例示した
が、本発明はこれに限定されず、これに類する軸状部
材、たとえば送りねじや筒状ガイド部材であっても、さ
らに角ロッド形状によるガイドキーであってもよい。勿
論、防塵シールの形状は、これら軸状部材の形状、構造
に合わせて形成される。
【0047】また、上述した実施例では、防塵シール
8,9を、可動レンズ枠4のガイド部両端側に組み付け
られるホルダ6,7によって保持している場合を説明し
たが、このようなホルダ6,7を省略することは自由
で、適宜の変形例が考えられることは勿論である。
8,9を、可動レンズ枠4のガイド部両端側に組み付け
られるホルダ6,7によって保持している場合を説明し
たが、このようなホルダ6,7を省略することは自由
で、適宜の変形例が考えられることは勿論である。
【0048】さらに、上述した実施例では、軟質性合成
樹脂材による成形品である防塵シール8,9を、ガイド
軸5に対するガイド部を挾んで両端側に一個づつ設けて
いるが、本発明はこれに限定されず、たとえばガイド軸
5側を分解することなくシールの交換を行なえるよう
に、それぞれを複数個に分割構成し、これらを組込んで
配設するようにしてもよい。特に、従来のオイルシール
では、これを分割した場合には、その突き合わせ面から
ほこりが侵入したが、本発明による防塵シール8,9で
は、多孔質を互いに入り込むようにしておけば、その突
き合わせ面からほこりが入り込むことはない。
樹脂材による成形品である防塵シール8,9を、ガイド
軸5に対するガイド部を挾んで両端側に一個づつ設けて
いるが、本発明はこれに限定されず、たとえばガイド軸
5側を分解することなくシールの交換を行なえるよう
に、それぞれを複数個に分割構成し、これらを組込んで
配設するようにしてもよい。特に、従来のオイルシール
では、これを分割した場合には、その突き合わせ面から
ほこりが侵入したが、本発明による防塵シール8,9で
は、多孔質を互いに入り込むようにしておけば、その突
き合わせ面からほこりが入り込むことはない。
【0049】また、本発明を特徴づける防塵シールとし
ては、上述した実施例のような樹脂成形品に限らず、た
とえば紐状材料によるものを、軸状部材の組付け位置に
巻き付けることによって設けてもよいことは勿論であ
る。
ては、上述した実施例のような樹脂成形品に限らず、た
とえば紐状材料によるものを、軸状部材の組付け位置に
巻き付けることによって設けてもよいことは勿論であ
る。
【0050】さらに、本発明に係る軸状部材の防塵シー
ルとしては、上述した実施例で示したカメラにおけるレ
ンズの移動装置に限定されず、各種の分野における機
器、相違において、摺動または回動動作しながら案内さ
れる可動部材とこれを支持する軸状部材との摺動部への
防塵を行なうための防塵シールであれば適用して効果を
発揮できる。
ルとしては、上述した実施例で示したカメラにおけるレ
ンズの移動装置に限定されず、各種の分野における機
器、相違において、摺動または回動動作しながら案内さ
れる可動部材とこれを支持する軸状部材との摺動部への
防塵を行なうための防塵シールであれば適用して効果を
発揮できる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る軸状部
材の防塵シールによれば、摺動または回動される可動部
材とこれを支持する軸状部材との間の摺動面間へのほこ
りの侵入を防ぐにあたって、全体が多孔質の弾性体によ
って形成されかつ互いにつながっている多孔質の穴が軸
状部材との摺動面側に開いて形成されるとともにこの多
孔質の弾性体を保持する部材や軸状部材との径寸法関係
によって得られる弾撥力によって、前記摺動面が常に弱
い押付け力をもって軸状部材の摺動面に押付けられるよ
うに構成しているので、簡単かつ安価な構造にもかかわ
らず、以下に列挙する優れた効果を奏する。
材の防塵シールによれば、摺動または回動される可動部
材とこれを支持する軸状部材との間の摺動面間へのほこ
りの侵入を防ぐにあたって、全体が多孔質の弾性体によ
って形成されかつ互いにつながっている多孔質の穴が軸
状部材との摺動面側に開いて形成されるとともにこの多
孔質の弾性体を保持する部材や軸状部材との径寸法関係
によって得られる弾撥力によって、前記摺動面が常に弱
い押付け力をもって軸状部材の摺動面に押付けられるよ
うに構成しているので、簡単かつ安価な構造にもかかわ
らず、以下に列挙する優れた効果を奏する。
【0052】すなわち、本発明によれば、防塵シールの
材質が多孔質であることから、軸状部材に対して細長い
摺動面を多数形成でき、ほこり除去の効果のある摺動面
を多数とすることによって、ほこりよけとしての効果を
高めることができる。
材質が多孔質であることから、軸状部材に対して細長い
摺動面を多数形成でき、ほこり除去の効果のある摺動面
を多数とすることによって、ほこりよけとしての効果を
高めることができる。
【0053】また、本発明によれば、防塵シールとして
の接触圧は従来に比べて相対的に小さく維持する一方、
個々の摺動面の面圧を高くできるため、ほこりよけとし
ての機能をより一層効果的に作用させることができる。
の接触圧は従来に比べて相対的に小さく維持する一方、
個々の摺動面の面圧を高くできるため、ほこりよけとし
ての機能をより一層効果的に作用させることができる。
【0054】さらに、本発明によれば、防塵シールによ
る摺動面の総面積とその面圧の積を小さくすることによ
って、接触力を小さく押さえているため、軸状部材との
関係において全体としての摩擦抵抗を小さくし、摩擦損
失を小さくでき、結果として駆動力を小さくできるとい
う効果がある。また、駆動力を小さくできるため、駆動
源やその駆動関連機構の小型化を始めとして、製品全体
を小型、軽量にでき、省エネルギ化が可能になるという
利点がある。
る摺動面の総面積とその面圧の積を小さくすることによ
って、接触力を小さく押さえているため、軸状部材との
関係において全体としての摩擦抵抗を小さくし、摩擦損
失を小さくでき、結果として駆動力を小さくできるとい
う効果がある。また、駆動力を小さくできるため、駆動
源やその駆動関連機構の小型化を始めとして、製品全体
を小型、軽量にでき、省エネルギ化が可能になるという
利点がある。
【0055】特に、このような本発明による利点は、従
来一般に用いられているオイルシールでは、摺動部のみ
で一個所を押付けることによって、ほこりの侵入を防い
でいるために、ほこりよけとしての機能が劣るばかりで
なく、軸状部材に対しての接触圧もかなり大きく、その
負荷によって駆動力を大きくしなければならず、摩擦損
失やこれによる耐久性劣化という問題を生じている場合
に比べて、大きい。
来一般に用いられているオイルシールでは、摺動部のみ
で一個所を押付けることによって、ほこりの侵入を防い
でいるために、ほこりよけとしての機能が劣るばかりで
なく、軸状部材に対しての接触圧もかなり大きく、その
負荷によって駆動力を大きくしなければならず、摩擦損
失やこれによる耐久性劣化という問題を生じている場合
に比べて、大きい。
【0056】また、本発明によれば、多孔質であって多
数の穴があるために、防塵シールと軸状部材との間に入
り込んだほこりを、穴内に取り込むことができ、これに
より軸状部材に傷付け難く、耐久性を向上させることが
できるという効果もある。
数の穴があるために、防塵シールと軸状部材との間に入
り込んだほこりを、穴内に取り込むことができ、これに
より軸状部材に傷付け難く、耐久性を向上させることが
できるという効果もある。
【0057】さらに、本発明によれば、防塵シールが柔
らかい材質で形成されることから、変形を大きく取れる
ため、形状寸法の公差を緩くできる効果がある。
らかい材質で形成されることから、変形を大きく取れる
ため、形状寸法の公差を緩くできる効果がある。
【0058】また、本発明によれば、トルク損失が小さ
いため、従来トルク損失を防ぐためにシールを使用して
いなかった個所に対しての使用も可能になり、精度、耐
久性等を向上させることができる。
いため、従来トルク損失を防ぐためにシールを使用して
いなかった個所に対しての使用も可能になり、精度、耐
久性等を向上させることができる。
【0059】また、本発明によれば、多孔質の弾性体に
よる防塵シールを軟質性合成樹脂材で形成し、軸状部材
を分解することなしに交換可能となるように分割可能に
構成したり、紐状材料によって形成しこれを軸状部材に
巻き付けて用いたり、あるいは軟質性合成樹脂材によっ
て所定形状をもつ成形品として形成したりすることが可
能で、加工性や組立性に優れ、コスト低減化も図れると
いう利点もある。
よる防塵シールを軟質性合成樹脂材で形成し、軸状部材
を分解することなしに交換可能となるように分割可能に
構成したり、紐状材料によって形成しこれを軸状部材に
巻き付けて用いたり、あるいは軟質性合成樹脂材によっ
て所定形状をもつ成形品として形成したりすることが可
能で、加工性や組立性に優れ、コスト低減化も図れると
いう利点もある。
【図1】本発明に係る軸状部材の防塵シールの一実施例
を示す要部を拡大した概略断面図である。
を示す要部を拡大した概略断面図である。
【図2】図1に示した軸状部材の防塵シールにおいて軸
状部材との組合わせ状態を説明するためのものであっ
て、(a) は軸状部材と防塵シールとの組合わせ前の関係
を示す概略分解斜視図、(b) はその組合わせ状態を示す
概略斜視図である。
状部材との組合わせ状態を説明するためのものであっ
て、(a) は軸状部材と防塵シールとの組合わせ前の関係
を示す概略分解斜視図、(b) はその組合わせ状態を示す
概略斜視図である。
【図3】本発明を適用して好適なレンズ鏡筒における可
動レンズ枠の移動装置を例示する概略断面図である。
動レンズ枠の移動装置を例示する概略断面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す要部構成の概略断面
図である。
図である。
【図5】従来の防塵シールとして一般に用いられている
オイルシールを例示する概略断面図である。
オイルシールを例示する概略断面図である。
4 レンズ枠(可動部材) 4a ガイド孔 4c ガイド部端部 4d ガイド部端部 5 ガイド軸(軸状部材) 6 ホルダ 7 ホルダ 8 防塵シール 8a 穴 8b 穴 8c 壁 8d 壁 8e 壁 8f 壁 8g 壁 8h 壁 9 防塵シール 10a ほこり 10b ほこり 10c ほこり 10d ほこり 10e ほこり 10f ほこり 10g ほこり 10h ほこり 20 リニアボールベアリング
Claims (8)
- 【請求項1】 摺動または回動動作される可動部材とこ
れを支持する軸状部材との間に介装されこれら両部材の
摺動面間へのほこりの侵入を防ぐ防塵シールであって、 全体が多孔質の弾性体によって形成されかつ多孔質の穴
が前記軸状部材との摺動面側に開くとともにこの摺動面
が常に弱い押付け力をもって軸状部材の被摺動面に押付
けられていることを特徴とする軸状部材の防塵シール。 - 【請求項2】 請求項1記載の軸状部材の防塵シールに
おいて、 多孔質の弾性体からなる防塵シールは、軸状部材との摺
動面側に開いている穴がつながって形成されていること
を特徴とする軸状部材の防塵シール。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の軸状部材
の防塵シールにおいて、 多孔質の弾性体からなる防塵シールによる軸状部材の被
摺動面に対しての押付け力は、この防塵シールの外側を
保持する保持部材を、防塵シールよりも小さく形成する
ことにより発生する弾撥力によって得られることを特徴
とする軸状部材の防塵シール。 - 【請求項4】 請求項1または請求項2記載の軸状部材
の防塵シールにおいて、 多孔質の弾性体からなる防塵シールによる軸状部材の被
摺動面に対しての押付け力は、この防塵シールの内径部
を前記軸状部材の外径よりも小径に形成することにより
発生する弾撥力によって得られることを特徴とする軸状
部材の防塵シール。 - 【請求項5】 請求項1、請求項2、請求項3または請
求項4記載の軸状部材の防塵シールにおいて、 防塵シールを構成する多孔質の弾性体は、軸状部材を分
解することなしに交換可能となるように分割可能に構成
されていることを特徴とする軸状部材の防塵シール。 - 【請求項6】 請求項1、請求項2、請求項3、請求項
4または請求項5記載の防塵シールにおいて、 防塵シールを構成する多孔質の弾性体は紐状材料によっ
て形成され、かつ軸状部材に巻き付けられて用いられる
ことを特徴とする軸状部材の防塵シール。 - 【請求項7】 請求項1、請求項2、請求項3、請求項
4、請求項5または請求項6記載の防塵シールにおい
て、 防塵シールを構成する多孔質の弾性体は、軟質性合成樹
脂材によって形成されていることを特徴とする軸状部材
の防塵シール。 - 【請求項8】 請求項1、請求項2、請求項3、請求項
4または請求項5記載の防塵シールにおいて、 防塵シールを構成する多孔質の弾性体は、軟質性合成樹
脂材からなる成形品として形成されていることを特徴と
する軸状部材の防塵シール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4215805A JPH0643347A (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | 軸状部材の防塵シール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4215805A JPH0643347A (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | 軸状部材の防塵シール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0643347A true JPH0643347A (ja) | 1994-02-18 |
Family
ID=16678552
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4215805A Pending JPH0643347A (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | 軸状部材の防塵シール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0643347A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001255444A (ja) * | 2000-03-10 | 2001-09-21 | Canon Inc | 光学鏡筒および光学装置 |
US7723883B2 (en) | 2005-12-09 | 2010-05-25 | Ntn Corporation | Motor built-in magnetic bearing device |
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CN113257445A (zh) * | 2021-07-01 | 2021-08-13 | 中国核动力研究设计院 | 一种用于高温高压工况下瞬时测量中子通量的系统 |
-
1992
- 1992-07-22 JP JP4215805A patent/JPH0643347A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2001255444A (ja) * | 2000-03-10 | 2001-09-21 | Canon Inc | 光学鏡筒および光学装置 |
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