JPH0134162Y2 - - Google Patents

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JPH0134162Y2
JPH0134162Y2 JP8984483U JP8984483U JPH0134162Y2 JP H0134162 Y2 JPH0134162 Y2 JP H0134162Y2 JP 8984483 U JP8984483 U JP 8984483U JP 8984483 U JP8984483 U JP 8984483U JP H0134162 Y2 JPH0134162 Y2 JP H0134162Y2
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annular
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、カメラのレンズ鏡筒、特にそのトル
ク調節装置の改良に関する。
カメラのレンズ鏡筒には種々の形式のものが知
られているが、一従来例を示す第1図及び第2図
をもとにその構成及び欠点を説明する。
両図において固定環10には交換レンズ取付け
マウント、絞り環、直進キー及びレンズ着脱環等
(何れも図示せず)が形成されている。固定環1
0にはまた、大径及び小径の筒状部12及び14
が形成されており、大径の筒状部12の内周面に
はヘリコイドねじ16が形成されている。大径の
筒状部12の内側には第1の移動環20が配設さ
れ、その内周面及び外周面には各々ヘリコイドね
じ22及び24が形成されている。このうち外周
面のヘリコイドねじ24は、上記筒状部12のヘ
リコイドねじ16に螺合されている。移動環20
にはまた、操作環26が、筒状部12の外側に位
置して形成されており、軸方向の末端部(第1図
中右端部)にはノブ30が軸方向と直交する方向
に進退可能に螺合されている。ノブ30の末端部
には金属製等の押圧部材32が固定され、固定環
10の大径筒状部12の外周面に接触可能とされ
ている。さらに、第1の移動環20の内側には第
2の移動環40が配設され、その外周面に形成さ
れたヘリコイドねじ42が、第1の移動環20の
ヘリコイドねじ22に螺合されるとともに、内方
に延びるフランジ部44に形成された孔(図示せ
ず)を、前記固定環10の小径の筒状部14が貫
通している。
ヘリコイドねじ16,24とヘリコイドねじ2
2,42とはピツチが異なつており、操作環26
即ち移動環20を回動操作することにより、移動
環40に保持されたレンズ(図示せず)が光軸方
向に進退される。
ところで、かかるレンズ鏡筒は種々の目的、用
途のために使用され、目的、用途に応じて操作環
24を操作する際の最適の抵抗の大きさは異な
る。例えば、レンズ鏡筒が水平向きで使用される
時には移動環20,40の自重による回動は問題
とならないが、垂直下向きで使用されるときに
は、この自重による回動を考慮する必要がある。
また、モータドライブ装置が内蔵されたカメラで
使用される時と、内蔵されていないカメラで使用
される時とでは、レンズ鏡筒にモータドライブ装
置から衝撃が加わるか否かを考慮する必要があ
る。
第2図において、ノブ30の円板部30aの内
端面30bと操作環26の螺合部26aの外端面
26bとの間には間隙Aが、又押圧部材32の円
板部32aの内端面32と固定環10の外周面1
2aとの間には間隙Bが各々保たれており、理想
的には間隙Aの方が間隙Bよりも大きくされてい
る。ノブ30の締付量即ち押圧部材32による筒
状部12の押圧力を調節することにより、移動環
20の制動力を所望の大きさに調節できなくはな
いが、この調節は容易なことではない。本来ノブ
30は、その締付により操作環26と固定環10
とを固定する目的のために設けられたものである
からである。
つまり、ノブ30のストロークの大部分におい
て押圧部材32は筒状部12に非接触であり、ノ
ブ30の最終の僅かなストロークで押圧部材32
の筒状部12への押圧強さを調節せねばならな
い。しかし、上記間隙A,Bの大きさを製造過程
において厳しく管理することは難しく、間隙Aと
Bとが同じような大きさであつたり、極端な場合
には、間隙Bの方がAよりも大きくなつたりし
て、上記細かい調節が困難となることがある。
また、強い締付力を得るべく押圧部材32が筒
状部12に接触した後もさらにノブ30を回動さ
せれば、筒状部12と操作環24との間に拡開力
が発生してこれらが内方又は外方に変形したり、
金属から成る押圧部材32によつて筒状部12に
傷がつけられ、この傷は移動環20の移動量が大
きい時には外からみえて外観を損ねることとな
る。
なお、従来から使用されているレンズ鏡筒に
は、第1図及び第2図に示したものの他にも種々
の形式のものがあり、移動環が2つ以外(例えば
1つ)とされたものや、移動環が操作環の回動操
作でなく、光軸方向の直進操作によつて移動され
るものや、基準となる部材(上記固定筒10)が
可動とされたものがある。しかしながら、レンズ
を保持した移動環の移動を許容又は阻止する機構
は上述したものとほぼ同様であり、それ故上述し
たのと同様の欠点があつた。
本考案は、上述した事情を背景にして、従来技
術における欠点を解消すること、即ち、レンズ系
を光軸方向に進退させる第1環状部材を、これを
支持する第2の環状部材に対して、所望の大きさ
の制動力で制動し得るように改良されたレンズ鏡
筒を提供することを目的としてなされたものであ
る。
上記目的を達成するために、本考案において
は、前記第2の環状部材と前記第1の環状部材と
の間の円周方向の間隙内に、半径方向に弾性変形
可能な弾性部材を配設し、前記第1の環状部材上
に、半径方向に進退可能でかつ前記弾性部材に当
接して該弾性部材を前記第1の環状部材上に押圧
する締付部材を配設したのである。
このようにすれば、締付部材の締付ストローク
の全長にわたつて、しかも締付量に応じた量だけ
弾性部材が弾性変形され、その復元力によつて第
2の環状部材に対する第1の回動部材の作動を所
望の大きさの力で制動することができる。
以下、本考案の実施例を示す図面(第3図〜第
6図)をもとに説明する。なお、本実施例におい
て、前記従来例に対応する部分には同一の番号を
付して示し、詳しい説明は省略する。
第3図及び第6図から明らかなように、操作環
26の末端部(両図中右端部)には、円周方向に
長溝50が形成されており、その中に板ばね52
が収容されている。板ばね52は一定幅で操作環
26と同程度の曲率半径を有して操作環24と筒
状部12との間の円周方向のすきまに位置すると
ともに中間部の一側面には半円状の突起54が形
成されており、当該突起54は、操作環26に形
成された半円状の凹所(これについては後述す
る)62に嵌合されている。従つて、板ばね52
は第6図中矢印C方向(光軸方向)にもD方向
(円周方向)にも移動できない。板ばね52の両
端部の内周面には、スウエード、スポンジ等から
なるブロツク状の緩衝部材56が固着され、その
内面が固定環10の大径の筒状部12の外周面に
接触されている。
操作環26の長溝50上に架橋された架橋部5
8には、リング状の螺合部60が形成されるとと
もに、内周面側には円形の凹所62が形成されて
いる。螺合部60にはノブ30の柱状部64が螺
合され、その内端部にはリング状の抜け止め部材
66が固定されている。抜け止め部材66は上記
凹所62内に位置しており、従つてノブ30は回
転につれてレンズ鏡筒70の半径方向(第4図中
上下方向)に進退可能で、かつ抜け止めを防止さ
れる。なお、前述した如く、板ばね52の突出部
54がこの凹所62内に嵌入している。
次に、本実施例の作動について説明する。
レンズ鏡筒を例えば水平向きで使用する時には
移動筒20,40の自重による回動は考えなくて
良いので、ノブ30は緩めておく。この状態で
は、抜け止め部材66が凹所62の天井面に接触
してノブ30は外方寄り(第4図中上方寄り)の
位置にあり、ノブ30と螺合部60との間には間
隙Eが保たれている。また、柱状部64は板ばね
52に接触しないか、極く僅かに接触している
(実質的に接触していない)。従つて、板ばね52
は全く変形せず、弾性体56から筒状部12に押
圧力が加えられないので、操作環26を小さな力
で回動操作することができ、移動環20,40が
移動してレンズが光軸方向に進退することとな
る。
次に、例えばレンズ鏡筒70を垂直下向きで使
用する場合には、移動筒20,40の自重による
回動を考えなくてはならないので、ノブ30をす
きまEで半分程度つまるまで回す。このノブ30
の内方への移動により、板ばね52の中間部が柱
状部64によつてノブ30の移動量と同量だけ内
方にたわまされる。その結果、弾性体56を半径
方向内方に押圧する力が発生し、弾性体56は板
ばね52によつて筒状部12に弾性的に押圧され
ることとなる。なお、その際弾性体56自身もあ
る程度弾性変形する。
これに対して、例えばレンズ鏡筒70が垂直下
向きでしかもモータドライブ装置内蔵のカメラに
使用される時には、間隙Eがつまるまでノブ30
を回動させる。間隙Eがつまると、ノブ30は最
早回動不可能となるが、間隙E分だけノブ30が
内方に移動することにより、板ばね52は中間部
が柱状部64によつて一定量だけ内方にたわまさ
れる(但し、この時、板ばね52の中間部が筒状
部12に接触することはない)。その結果、弾性
体56が上述の場合の約2倍程度の大きさで筒状
部12に弾圧され、摩擦力によつて固定環10に
対する操作環20の回動が制動されることにな
る。
この制動力は相当に大きなものであり、移動環
20,40が自重や、モータドライブ装置の衝撃
や、または誤つて手を触れた時にも回らない。し
かしながら、合焦のために操作環24を回せば、
回すことができることは勿論である(これより明
らかなように、上記ノブ30が間隙Eの半分程度
締め付けられた時にも、操作環24をより小さい
力で回して合焦動作が可能である)。なお、この
時弾性体56は自身が圧縮されるとともにかなり
大きな力で筒状部12に押圧されるが、スポン
ジ、スウエード等の柔い材料でできているため、
固定環10、移動環20が変形されることもな
く、また筒状部12が傷つくこともない。
また、操作環26の長溝50内に収容された板
ばね52は、長溝50の両側壁によつて光軸方向
の移動を、また突出部54と抜け止め部材66用
の凹所62との嵌合によつて円周方向の移動を
各々防止されていることから、組立時には板ばね
52の位置ずれが防止され、かつ作動時にも常時
安定して本来の位置に保持される。そのために、
板ばね52の組込みが容易になるとともに、板ば
ね52は作動時にはノブ30の移動量に対応した
量だけたわみ、そのたわみ量に応じた力で弾性体
56を筒状部12に押し付けるのである。
なお、上述したのはあくまで本考案の一実施例
に過ぎないのであり、本考案は決して上記実施例
に限定して解釈されるべきでないことは言うまで
もない。例えば、第7図に示すように、操作環2
6の内周面上の、ノブ30に対向する位置に長細
い弾性体72を固着すれば、ノブ30の締付時に
板ばね52及び弾性体56を通して筒状部12に
第7図中下方の押圧力が加えられても、筒状部1
2は弾性体72を介して操作環26に接触するの
で、筒状部12が操作環26によつて傷がつくこ
とが防止される。
また、上記実施例における突部54及び凹所6
2や、弾性体72は不可欠なものではない。
さらに、操作環26は回動ではなく光軸方向は
直進されるようになつていても良く(例えばズー
ムレンズのように)、レンズ鏡筒70全体の構造
についても、移動環を一つ又は三つにするとか、
固定環10を可動にする等の変更、改良が可能で
ある。
以上述べてきたように、本考案によれば、第1
及び第2の環状部材間の制動力の大きさを、細か
くしかも正確に調節できることから、レンズ鏡筒
を種々の用途、目的に応じて最適の状態で使用す
ることができ、またそのことがレンズ鏡筒の構
造、外観を崩すことなく行なえる効果が奏され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来例を示し、第1図は全
体正面断面図、第2図は第1図における−拡
大断面図である。第3図〜第6図は本考案の第1
実施例を示し、第3図は正面断面図、第4図は第
3図における−拡大断面図、第5図は第4図
の動作説明図、第6図は第4図における−断
面図である。第7図は本考案の第2実施例を示す
要部側面断面図である。 主要部分の符号の説明、10……固定環(第1
の環状部材)、{20……移動環、26……操作
環}(第2の環状部材)、30……ノブ(締付部
材)、52……板ばね、56……弾性体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 第一の環状部材と、 該第一の環状部材のまわりに嵌合され、撮影
    光学系を移動させる為に外部操作力を受けて光
    軸を中心に回動または光軸方向に変位される第
    二の環状部材と、 円周方向に細長い形状の板ばねと、該板ばね
    の両端部の内周面に固着された弾性体とから成
    り、前記第一及び第二の環状部材の間の空隙内
    に配設され、半径方向に弾性変形可能な弾性部
    材と、 該弾性部材の板ばねの中間部の外周面に当接
    してこれを弾性変形させて前記弾性部材の一対
    の弾性体を前記第一の環状部材上に押圧し、そ
    の押圧力の調節が外部操作により自在にできる
    ように前記第二の環状部材上に取り付けられた
    締付部材とを有することを特徴とするレンズ鏡
    筒。 2 締付部材は、外部操作可能なノブ部と、第二
    の環状部材にあけられたねじ孔に螺合する螺子
    部と、該螺子部の先端に設けられ、前記第二の
    環状部材に開けられたねじ孔を貫通して板ばね
    を押圧する押圧部とから構成され、 弾性部材の板ばねは、前記第二の環状部材の
    内周面に周方向に長く形成された長溝に嵌合す
    る本体部と、該長溝の一部に形成された切欠部
    に嵌合する該本体部中間部に形成された突出部
    とから構成され、前記第二の環状部材に対して
    位置決めされることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載のレンズ鏡筒。
JP8984483U 1983-06-14 1983-06-14 レンズ鏡筒 Granted JPS59194712U (ja)

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JP8984483U JPS59194712U (ja) 1983-06-14 1983-06-14 レンズ鏡筒

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JP8984483U JPS59194712U (ja) 1983-06-14 1983-06-14 レンズ鏡筒

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JP2008003258A (ja) * 2006-06-21 2008-01-10 Fujinon Corp レンズ鏡筒
JP5229609B2 (ja) * 2007-11-19 2013-07-03 株式会社ニコン 鏡筒
JP2010014766A (ja) * 2008-07-01 2010-01-21 Cosina Co Ltd レンズ装置及び光学機器
WO2015194409A1 (ja) * 2014-06-18 2015-12-23 コニカミノルタ株式会社 レンズ鏡筒及びルーペ

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