JPH0643269Y2 - 便器用脱臭装置 - Google Patents

便器用脱臭装置

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JPH0643269Y2
JPH0643269Y2 JP11909489U JP11909489U JPH0643269Y2 JP H0643269 Y2 JPH0643269 Y2 JP H0643269Y2 JP 11909489 U JP11909489 U JP 11909489U JP 11909489 U JP11909489 U JP 11909489U JP H0643269 Y2 JPH0643269 Y2 JP H0643269Y2
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deodorizing
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fan
discharge
toilet
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JP11909489U
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JPH0358372U (ja
Inventor
英司 齋藤
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株式会社イナックス
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、便鉢内の臭気を外部に排出するための便器用
脱臭装置の改良に関する。
【従来の技術】
従来、便器用脱臭装置7は、第9図に示す如く、便鉢1
の捕臭域2と便鉢1外の排出域3とを連通する通気路4
に、脱臭フアン5及び逆流防止弁6の別個独立に設けた
ものである。 この便器用脱臭装置7は、便器の不使用時には逆流防止
弁6を閉状態にし且つ脱臭フアン5を停止し、便器の使
用時には逆流防止弁6を開状態にし且つ脱臭フアン5を
起動して捕臭域2内の臭気を排出域3へ強制排気する。
【考案が解決しようとする課題】
前記便器用脱臭装置7は、通気路4に脱臭フアン5と逆
流防止弁6とを別個独立に設けてあるため、次の如き欠
点がある。 (a)脱臭フアン5と逆流防止弁6とを別々に組込むた
め、組込み工数が多くなる。 (b)脱臭フアン5と逆流防止弁6とを組込むスペース
が大きくなり、脱臭装置全体が大型化する。 (c)組込む前には脱臭フアン5と逆流防止弁6とを別
々に製造管理する必要があるため、製造管理費が増大す
る。 本考案は、上記欠点を解決するために、1個のケースに
脱臭フアンローター及び逆流防止弁を組込んで全体を一
体化した便器用脱臭装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
本考案に係る便器用脱臭装置(以下、「本案装置」とい
う)が採用した手段は、便鉢内の補臭域と便鉢外の排出
域とを連通する通気路に配置される脱臭フアン及び逆流
防止弁を備えた便器用脱臭装置において、吸引口と吐出
口とを設けたケースの内部に、前記脱臭フアンのフアン
ロータを収納したフアンロータ収納空間と、フアンロー
タ収納空間の吸引域と吸引口とを連通する吸引路と、フ
アンロータ収納空間の吐出域と吐出口とを連通する吐出
路とを仕切壁で劃成し、ケースの内部に吸引路又は吐出
路を開閉する逆流防止弁を設けたことである。
【作用】
本案装置は、便鉢内の捕臭域に吸引口を連通させ且つ排
出域に吐出口を連通させるように組込むだけで通気路を
形成する。捕臭域の臭気は、脱臭フアンが起動し且つ逆
流防止弁が開動作すると、吸引口に導かれた後、吸引路
を通過してフアンロータ収納空間の吸引域に吸引されて
フアンロータで送気され、続けてフアンロータ収納空間
の吐出域及び吐出路を通過して吐出口に導かれ排出域に
排出される。本案装置は、便器使用の終了に伴ない脱臭
フアンが停止し且つ逆流防止弁が閉動作すると、脱臭動
作を停止する。
【実施例】
以下、本案装置を図面に示す実施例に基づいて説明す
る。 (第1実施例) 第1図乃至第3図は第1実施例の本案装置10を示すもの
であり、第4図及び第5図は本案装置10を便器に組込ん
だ状態を示すものである。 本案装置10は、第1図(A)(B)に示す如く、ケース
11の内部に遠心式の脱臭フアン12のフアンロータ12a及
び逆流防止弁13を配置してある。ケース11は、合成樹脂
又は金属素材から成形した突合せ分割体14,15の間に中
仕切体16を挟んで組立てられ、吸引口17と吐出口18とを
開設してある。ケース11の内部は、仕切壁22で劃成さ
れ、フアンロータ収納空間19と、フアンロータ収納空間
19の吸引域19aと吸引口17とを連通する吸引路20と、フ
アンロータ収納空間19の吐出域19bと吐出口18とを連通
する吐出路21とを形成してある。仕切壁22は、分割体14
の内側面14aから立設した立壁14bと、前記中仕切体16の
蓋部16aと、この蓋部16aから立設して上記立壁14bに接
合する立壁16bと、この蓋部16aから立設して前記分割体
15の内側面15aに当接する立壁16cとからなる。前記中仕
切体16は、蓋部16aに吸引口16dを開設してある。前記吐
出路21には、仕切壁22の開口部に弁口23が形成されてい
る。前記逆流防止弁13は、弁口23に着座する弁体24と、
弁体24から延設され且つ前記仕切壁22の切欠き開口部22
aを貫通して前記分割体14に枢支25した揺動操作片26
と、揺動操作片26に連結27したソレノイド等からなる開
閉操作具28とからなる。逆流防止弁13は、常閉式のもの
で、開閉操作具28に通電したときに弁口23を開くもので
ある。前記分割体14の外側面には、前記フアンロータ12
aを駆動する電気式モータ29が取着されている。モータ2
9と前記逆流防止弁13の開閉操作具28とは、モータ29の
起動・停止動作と逆流防止弁13の弁体24の開・閉動作と
が連動するように配線してある。 本案装置10の組立ては、次の手順で行なわれる。先ず、
第2図(A)(B)に示す如く、分割体14のフアンロー
タ収納空間19にフアンロータ12aを収納すると共にフア
ンロータ12aをモータ29の出力軸に固着30し、逆流防止
弁13の揺動操作片29の枢支25する共に開閉操作具28を分
割体14の内側面14aに固定する。次に、フアンロータ収
納空間19を、第3図に示す如く、中仕切体16で覆蓋す
る。最後に、第1図に示す如く、分割体14と15とを突合
せ接合してケース11を組立て、ケース11の外部に引出し
たモータ29のリード線(図示は省略)と開閉操作具28の
リード線を結線する。 本案装置10を便器等に組込む構造は、便器等の構造によ
り異なるが、例えば第4図に示すものがある。この組込
み構造は、便器本体31の後部空間31a及び洗浄水タンク
カバー32内の空間32aの適所に本案装置10を配置し、便
器本体31の捕臭域31bに開口した吸引口31cと本案装置10
の吸引口17とを通気管33aで連通し、便器本体31の排水
路31dと本案装置10の吐出口18とを通気管33bで連通した
ものである。通気管33a,33b及び本案装置10は、捕臭域3
1bと排水路31dとを連通する通気路33を形成する。組込
み構造の別態様としては、第5図に示す如く、便器本体
34に配置した便座ヒンジボツクス35の内部35aに本案装
置10を配置し、便器本体34の貫通孔34aに挿入した本案
装置10の吸引口17を捕臭域34bに臨ませ、便所室外と本
案装置10の吐出口18を通気管33cで連通したものがあ
る。 本案装置10の動作態様を第4図に示す組込み例に基づい
て説明す。便器本体31の使用に伴ない本案装置10を起動
させる。この起動は、着座スイツチ(図示は省略)で行
なうのが一般的である。本案装置10は、この起動に伴な
い、第1図(A)(B)に示す脱臭フアン12のフアンロ
ータ12aが回転すると共に逆流防止弁13の弁体24が弁口2
3から離脱して弁口23を開く。捕臭域31d(第4図参照)
の臭気は、本案装置10の起動に伴ない、通気管33aを介
して本案装置10の吸引口17に導かれた後、吸引路20を通
過してフアンロータ収納空間19の吸引域19aに吸引され
てフアンロータ12aで送気され、続けてフアンロータ収
納空間19の吐出域19b及び吐出路21を通過して吐出口18
に導かれ、通気管33bを介して排出域である排水路31dに
排出される。本案装置10は、便器使用の終了に伴ない脱
臭フアン12が停止し且つ逆流防止弁13が閉動作すると、
脱臭動作を停止し、便器本体31の排水路31d内の臭気を
捕臭域31bへ逆流させることはない。 (第2実施例) 第6図乃至第8図は、第2実施例の本案装置40を示すも
のである。本案装置40が前記第1実施例の本案装置10と
大きく異なる所は、吸引路50側に逆流防止弁13を配置し
た点である。 本案装置40は、ケース41の内部に遠心式の脱臭フアン12
のフアンロータ12a及び逆流防止弁13を配置してある。
ケース41は、合成樹脂又は金属素材から成形した突合せ
分割体44,45の間に中仕切体46を介在して組立てられ、
外部に吸引口47と吐出口48とを開設してある。ケース41
の内部は、仕切壁52で劃成され、フアンロータ収納空間
49と、フアンロータ収納空間49の吸引域49aと吸引口47
とを連通する吸引路50と、フアンロータ収納空間49の吐
出域49bと吐出口48とを連通する吐出路51とを形成して
ある。仕切壁52は、分割体44の内側面44aから立設した
立壁44bと、前記中仕切体46の蓋部46aと、この蓋部46a
から立設して上記立壁44aに接合する立壁46bとからな
る。前記中仕切体46は、蓋部46aに吸引口46bを開設して
ある。前記吐出路51には、仕切壁52の開口部に弁口53が
形成されている。前記逆流防止弁13は、常閉式のもの
で、開閉操作具28に通電したときに弁口53を開くもので
ある。前記分割体44の外側には、前記フアンロータ12a
を駆動する電気式モータ29が取着されている。 本案装置40の組立ては、次の手順で行なわれる。先ず、
第7図に示す如く、分割体44のフアンロータ収納空間49
にフアンロータ12aを収納すると共にフアンロータ12aを
モータ29の出力軸に固着30し、逆流防止弁13の揺動操作
片26を枢支25する共に開閉操作具28を分割体44の内側面
44aに固定する。次に、第8図に示す如く、フアンロー
タ収納空間49を中仕切体46で覆蓋する。最後に、第6図
に示す如く、分割体44と45とを突合せ接合してケース41
を組立て、ケース41の外部に引出したモータ29のリード
線(図示は省略)と開閉操作具28のリード線を結線す
る。 本案装置40を便器等に組込む構造及び本案装置40の動作
態様は、前記第1実施例のものと同様であるため省略す
る。
【考案の効果】
以上詳述の如く、本案装置は、脱臭フアンと逆流防止弁
とをケースで一体化してあるために、便器等に組込む工
数が少なくなると共に、装置全体が小型化し、更に製造
管理費が減少する等の実用的効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本案装置の第1実施例を示すもので
あり、第1図(A)は全体の左側面図、第1図(B)は
全体の正面図、第2図(A)はケースを構成する一方の
分割体及び中仕切体を除去した状態の左側面図、第2図
(B)は同上の正面図、第3図(A)は一方の分割体を
除去した状態の左側面図、第3図(B)は同上の正面図
である。 第4図は第1実施例の本案装置を便器に組込んだ状態の
左側面図、第5図は第1実施例の本案装置を便器に組込
んだ状態の背面断面図である。 第6図乃至第8図は本案装置の第2実施例を示すもので
あり、第6図(A)は全体の左側面図、第6図(B)は
全体の正面図、第7図(A)はケースを構成する一方の
分割体及び中仕切体を除去した状態の左側面図、第7図
(B)は同上の正面図、第8図(A)は一方の分割体を
除去した状態の左側面図、第8図(B)は同上の正面図
である。 第9図は従来の便器用脱臭装置を示す左側面図である。 11(41)…ケース、12…脱臭フアン 12a…フアンロータ、13…逆流防止弁 17(47)…吸引口、18(48)…吐出口 19(49)…フアンロータ収納空間 20(50)…吸引路、21(51)…吐出路 22(52)…仕切壁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】便鉢内の補臭域と便鉢外の排出域とを連通
    する通気路に配置される脱臭フアン及び逆流防止弁を備
    えた便器用脱臭装置において、吸引口と吐出口とを設け
    たケースの内部に、前記脱臭フアンのフアンロータを収
    納したフアンロータ収納空間と、フアンロータ収納空間
    の吸引域と吸引口とを連通する吸引路と、フアンロータ
    収納空間の吐出域と吐出口とを連通する吐出路とを仕切
    壁で劃成し、ケースの内部に吸引路又は吐出路を開閉す
    る逆流防止弁を設けたことを特徴とする便器用脱臭装
    置。
JP11909489U 1989-10-11 1989-10-11 便器用脱臭装置 Expired - Lifetime JPH0643269Y2 (ja)

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JPH0358372U JPH0358372U (ja) 1991-06-06
JPH0643269Y2 true JPH0643269Y2 (ja) 1994-11-09

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