JPH0643237A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JPH0643237A
JPH0643237A JP3056703A JP5670391A JPH0643237A JP H0643237 A JPH0643237 A JP H0643237A JP 3056703 A JP3056703 A JP 3056703A JP 5670391 A JP5670391 A JP 5670391A JP H0643237 A JPH0643237 A JP H0643237A
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JP3056703A
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Inventor
Isamu Yamada
勇 山田
Atsuo Iida
安津夫 飯田
Akira Shinami
章 司波
Takuya Noda
拓也 野田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】人体等の被測定媒体の不均一音速、不均一減衰
が原因で劣化する画像を、受信信号に基づいて補正して
表示する機能を備えた超音波診断装置に関し、補正によ
る画質改善を一目で認識できるようにする。 【構成】受信信号を使って算出した補正遅延量及び補正
荷重と予め定めた原遅延量及び原荷重を、ライン同期信
号或いはフレーム同期信号に同期して切換えて求めた補
正画像データと原画像データを同一画面上に表示する。
また第1受信回路で補正なしの原画像データを合成し、
第2受信回路で受信信号を使って算出した補正遅延量及
び補正荷重に基づいて補正画像データを合成し、補正画
像と原画像を同一画面上に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人体等の被測定媒体の
不均一音速、不均一減衰が原因で劣化する画像を、受信
信号に基づいて補正して表示する機能を備えた超音波診
断装置に関する。
【0002】医療用の超音波診断装置にあっては、被測
定媒体の不均一音速が原因で超音波画像の画質が劣化す
ることが知られており、この画質の劣化を防ぐために電
気音響変換素子から受信された信号を使って送受信の補
正遅延量及び荷重(振幅)を補正している。しかし、遅
延量及び荷重の補正が行われた場合、どの程度画質が改
善されたかは判らず、補正による効果を確認できるよう
することが望まれる。
【0003】
【従来の技術】従来、医療用の超音波診断装置にあって
は、被測定媒体の不均一音速が原因で超音波画像の画質
が劣化することが知られており、これを補正する技術が
知られている。即ち、超音波診断装置においては、送信
時に各電気音響変換素子に対する信号の振幅(荷重)と
遅延時間を制御することで、任意の深さにフォーカスし
た超音波パルスを被測定媒体内に送波する。
【0004】また、受信時に同様に、各電気音響変換素
子からの信号の振幅(荷重)と遅延時間を制御した上で
加算することで、任意の方向の任意の深さにフォーカス
した受信信号を得ることができるように構成されてい
る。ここで、フォーカスするための遅延時間及び振幅
は、被測定媒体の音速と減衰が一定であると仮定して決
定されている。
【0005】被測定媒体が不均一音速、不均一減衰を持
つ場合、超音波ビームは理想的な形状からずれ、画質が
劣化することになる。これを補正するために、各電気音
響変換素子から受信した信号に基づいて、各素子に対す
る信号の振幅と遅延時間を制御すると、画質を向上させ
ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の超音波診断装置にあっては、補正済みの画像
を表示するようにしてたため、補正によって画像がどの
程度向上したかを認識することはできず、補正機能を備
えたことによる装置性能の良さが判らないという不具合
があった。
【0007】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、補正による画質改善を一目で認識で
きるようにした超音波診断装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図であり、図(a)の第1発明と図1(b)の第2発明
から成る。まず図1(a)の第1発明は、複数の電気音
響変換素子4を有し、各電気音響変換素子4毎に受信さ
れた信号を使って送受信回路部100,200における
遅延量TD,RDと荷重TA,RAを制御する補正部3
00を備えた超音波診断装置を対象とする。
【0009】このような超音波診断装置につき第1発明
では、各電気音響変換素子4から受信された信号R1〜
Rnを使って算出した補正遅延量及び補正荷重と予め定
めた原遅延量及び原荷重を、ライン同期信号或いはフレ
ーム同期信号に同期して切換えるフォーカス切換え部1
7と、補正遅延量及び補正荷重に基づいて合成した補正
画像データと、原遅延量及び原荷重に基づいて合成した
原画像データをそれぞれ格納する格納部400とを備
え、複数の画像データを基に生成した補正画像と原画像
を、補正の有無を識別する記号と共に表示することを特
徴とする。
【0010】ここで補正部300は、電気音響変換素子
4から受信された信号を使って遅延量又は荷重のいずれ
か一方または両方を補正するように構成する。一方、図
1(b)の第2発明は、複数の電気音響変換素子4から
受信された信号を使って送受信回路部における遅延量と
荷重を制御する機能を備えた超音波診断装置を対象と
し、少くとも第1及び第2受信回路500,600を備
え、第1受信回路500は予め定めた原遅延量及び原荷
重に基づいて原画像データを合成し、第2受信回路60
0は各電気音響変換素子4から受信された信号を使って
算出した補正遅延量及び補正荷重に基づいて補正画像デ
ータを合成し、第1及び第2の受信回路500,600
で得られた補正画像及び原画像を、補正の有無を識別す
る記号と共に表示することを特徴とする。
【0011】この第2発明にあっても第2受信回路60
0は、各電気音響変換素子4から受信された信号を使っ
て遅延量又は荷重のいずれか一方または両方を補正する
ように構成する。
【0012】
【作用】このような構成を備えた本発明によれば次の作
用が得られる。まず本願の第1発明は、補正しない原画
像と、補正した画像を表示する手段を提供するために、
予め与えた原遅延量(遅延時間)及び又はは原荷重(振
幅)と、各電気音響変換素子で受信された信号に基づい
て算出した補正遅延量及び又は補正荷重を、ライン同期
信号或いはフレーム同期信号に同期して切り換える。
【0013】これによって、各フレーム毎に、或いは複
数フレーム毎に、原画像データと補正画像データを得る
ことができる。この2つのデータをディジタルスキャン
コンバータに入力することで、2つの画像を同一画面上
に表示することが可能となる。また本願の第2発明は、
少なくとも2つの受信回路を持ち、一方は予め定めた原
遅延量及び原荷重に基づいて原画像データを合成し、も
う一方は各電気音響変換素子から受信された信号を使っ
て算出した補正遅延量及び又は補正荷重に基づいて補正
画像データを合成するように構成する。
【0014】これによって、それぞれの受信回路部から
原画像データと補正画像データを得ることができる。こ
の2つのデータをディジタルスキャンコンバータに入力
することで、2つの画像を同一画面上に表示することが
可能となる。その結果、第1発明および第2発明のいず
れについても、同一画面上に補正しない画像と補正した
画像を表示することができ、超音波診断装置を使用する
者(医師等)は、一目でそれらの画質の違いを認識し、
補正効果を認識しながら診断できる。
【0015】
【実施例】図1は本願の第1発明の実施例構成図であ
る。尚、図2において送受信回路部の各回路要素は電気
音響変換素子の数nに応じて複数設けられるが、紙面の
都合上、第1番目のみを図示している。従って、任意の
回路要差の番号、例えば送信遅延回路2については、第
1番目のみを2−1として示しているが、実際には2−
1〜2−nが設けられることになる。
【0016】図1において、1は送信超音波パルスを発
生するための送信パルス発生部であり、複数の送信回路
部(図1(a)の100)に対し共通に設けられる。2
−1は送信回路部側に設けられる送信遅延部(TDL)
であり、フォーカスのための送信時間遅延TD1を制御
するものである。3−1は同じく送信回路部側に設けた
送信重付け回路(一般には、アポダイズという)であ
り、送信時に電気音響変換素子4−1に対する信号振幅
を決める重み付けをする。
【0017】4−1は電気音響変換素子であり、送信の
電気信号を超音波に、また、図示しない媒体から反射し
て来る超音波を電気信号に変換する素子として使用さ
れ、これ以外に電気音響変換素子4−2〜4−nが設け
らている。次に受信回路部(図1(a)の200)側を
説明する。5−1は受信重付け回路であり、プリアン
プ、TGC回路(タイム・ゲインコントロール回路)か
らなる。6−1はAD変換器、7−1は受信遅延部でF
IFO等で構成できる。
【0018】8−1は平均振幅算出部であり、関心領域
の受信信号の平均振幅を算出する。10は各電気音響変
換素子4−1〜4−nに対し共通に設けられた荷重制御
信号算出部であり、各電気音響変換素子4−1〜4−n
から受信された信号R1(t)〜Rn(t)の平均振幅
D1〜Dnを基に、送信重付け回路3−1〜3−n及び
受信重付け回路5に対する各荷重TA1〜TAn,RA
1〜RAnを算出する。
【0019】9−1は時間遅延算出部であり、自己の受
信信号R1(t)と隣接する電気音響変換素子4−2か
らの受信信号R2(t)を基に、関心領域の2つの信号
R1(t),R2(t)の時間的なずれを算出する。1
1は各電気音響変換素子4−1〜4−nに対し共通に設
けられた遅延制御信号算出部であり、時間遅延算出部9
−1〜9−nで算出され隣接素子間の時間的なずれΔτ
1〜Δτn−1から、送信遅延部2−1〜2−nの遅延
量TD1〜TDn及び受信遅延部7−1〜7−nの受信
遅延量RD1〜RDnを制御するための信号を発生す
る。
【0020】12は加算器であり、重付け及び遅延時間
が制御された各電気音響変換素子4−1〜4−nからの
受信信号R1(t)〜Rn(t)を加算する。13はロ
グ検波部であり、加算器12からの信号をログ特性に変
換した上で検波する。15−1及び15−2は検波信号
を格納するためのメモリであり、メモリ15−1には受
信信号の振幅と時間遅延を補正しない時の検波信号を格
納し、メモリ15−2には受信信号の振幅と時間遅延を
補正した時の検波信号を格納する。
【0021】14はアドレス発生部であり、メモリ15
−1,15−2への書込アドレスや書込信号、更には出
力イネーブル等の信号を発生する。16はスキャンコン
バータ(DSC)であり、メモリ15−1,15−2に
格納された検波信号を画像データに変換する。17はフ
ォーカス切換部であり、荷重制御信号算出部10及び遅
延制御信号算出部11に対し、荷重及び遅延量として補
正値を用いるか予め与えた値を用いるかの制御信号の発
生を切換える。
【0022】18は画像を表示するためのディスプレ
イ、19は全体の制御信号を発生するための制御部、更
に20は操作部であり、キーボードやポインティングデ
バイスにより関心領域を指定したり、フリーズ等の指示
を行う。尚、図1(a)の原理説明図における補正部3
00は平均振幅算出部8−1、時間遅延算出部9−1、
荷重制御信号算出部10及び遅延制御信号算出部11で
構成され、また格納部400は、メモリ15−1,15
−2及びアドレス発生部14で構成される。
【0023】図3は図2の実施例においてフォーカス切
換えをライン同期信号に基づいて行った時の信号波形及
び画面を示した動作説明図である。まず図3(a)はラ
イン同期信号であり、図3(b)は走査線番号を示し、
同一走査線番号の範囲では、同一方向に超音波を送受信
することを意味し、この例では、同一走査線番号の間に
図3(a)に示すように同期信号を3回発生しているこ
とから、同一方向に3度超音波を送受している。
【0024】更に図3(c)は、遅延量及び或いは荷重
を補正する場合をON、補正しない場合をOFFとして
フォーカス切換えのタイミングを示したもので、同一送
受信方向となる同一走査線の期間に補正ありと無しを切
換えることを意味している。具体的には、図3(a)の
ライン同期信号に同期して2度OFFを繰返し、3度目
はONとしている。
【0025】ONの場合、例えばライン同期信号の(1
−1)区間で得られた信号を使って、(1−2)区間の
間に補正遅延量及び荷重を計算し、(1−3)区間で補
正した時の受信信号を得ることができる。これをm回繰
り返すことで、1フレームで走査線数mとなる画像を得
ることができる。
【0026】図3(d)は、ディスプレイ18の表示画
面における表示例を示し、左の画像が補正なしの場合の
画像、右が補正ありの場合の画像である。更に補正あ
り、なしの各画像に加えて、補正なしを示す識別表示
「off」と、補正ありを示す識別表示「on」が表示
され、更に単位時間当りのフレーム数も表示される。
【0027】図4は図2の実施例においてフォーカス切
換えをフレーム同期信号に基づいて行った時の信号波形
及び画面を示した動作説明図である。まず図4(a)は
フレーム同期信号であり、図4(b)は、遅延量及び或
いは荷重を補正する場合をON、補正しない場合をOF
Fとしてフォーカス切換えのタイミングを示し、更に図
4(c)は各フレーム毎に走査線番号1〜mを示す。
【0028】具体的には、図3(a)のフレーム同期信
号に同期して2度OFFを繰返し、3度めはONとして
いる。ONの場合、例えばフレーム同期信号k−1の区
間で得られた信号を使って、フレーム同期信号kの区間
の間に補正遅延量及び荷重を計算し、フレーム同期信号
k+1の区間で補正した時の受信信号を得ることがで
き、これを繰り返す。
【0029】図4(d)は、ディスプレイ18の表示画
面における表示例を示し、左の画像が補正なしの場合の
画像、右が補正ありの場合の画像である。更に補正あ
り、なしの各画像に加えて、補正なしを示す識別表示
「off」と、補正ありを示す識別表示「on」が表示
され、更に単位時間当りのフレーム数も表示される。
【0030】このフレーム切換えにあっては、フレーム
周期の3回に1回、補正を行うので、単位時間当りのフ
レーム数は、補正なしに対し補正ありは半分となる。図
5は本願の第2発明の実施例を示した実施例構成図であ
り、補正を行わない受信回路と補正を行う受信回路を個
別に設けたことを特徴とする。図5において、500は
補正を行わない第1受信回路であり、600は補正を行
う第2受信回路である。
【0031】まず補正を行う第2受信回路600は、図
2の実施例と同様に、受信重み付け回路5−1,AD変
換器6−1,受信遅延部7−1,平均振幅算出部8−
1,時間遅延算出部9−1,荷重制御信号算出部10、
遅延制御信号算出部11、加算器12及びログ検波部1
3を備える。これに対し第1受信回路500は補正を行
わないことから、受信重付け回路30−1、AD変換器
31−1、受信遅延部32−1、加算器33及びログ検
波部34だけであり、更に受信重付け回路30−1の重
み及び受信遅延部32−1の遅延時間は固定的に決めら
れている。
【0032】このような構成によってログ検波部13か
らは補正した信号が得られ、同時にログ検波部34から
は補正しない信号が得られ、スキャンコンバータ16に
より画像信号に変換されてディスプレイ18に補正なし
の画像と補正ありの画像が同一画面上に表示され、併せ
て補正の有無を示す識別表示が行われる。尚、電気音響
変換素子4−1〜4−nを送信駆動する送信パルス発生
部1、送信遅延部2−1〜2−n及び送信重付け回路3
−1〜3−nも図2と同じであるが、この送信側の重み
及び遅延時間は固定的に設定している。
【0033】また、図2及び図5の実施例にあっては、
受信信号に基づき荷重及び遅延時間の両方を補正する場
合を例にとるものであったが、いずれか一方を補正する
ようにしてもよい。図6(a)は図2、図5の実施例に
示した平均振幅算出部8−1の具体的構成の一例を示し
たもので、i番目の素子から得られた信号Ri(t)
は、絶対値算出部81によって信号の絶対値に変換さ
れ、次にFIRフィルタ82によって平均したものがD
iとして次段の荷重制御信号算出部10の入力となる。
【0034】図6(b)は図2、図5に示した荷重制御
信号算出部10−1の構成を示す。即ち、平均振幅算出
部8−iで算出された平均振幅Diと、予め受信時のア
ボダイズのために与えておいて振幅Giがメモリ101
から読出され、除算器102でGi/Diの演算がなさ
れる。加算器103ではΣGi/Diとして、 {Gi/Di}i=1,2,・・・,n が加算される。また加算器104では、ΣGiとして、 {Gi}i=1,2,1/1/1/,n が加算される。そして最終的に正規化手段105によ
り、 Gi/Di×ΣGi/Σ{Gi/Di] の演算を行って、補正した荷重{RAi}i=1,2,
・・・,nを得る。
【0035】ここでは受信時の補正荷重{RAi}i=
1,2,・・・,nを得る方法を示しているが、同様
に、送信時の補正荷重{TAi}i=1,2,・・・,
nは、予め設定する荷重Giを送信用の荷重とすれば算
出できる。図7は図6の動作を説明するための図であ
り、図7(a)は予め設定した荷重Giと、受信信号か
ら計算した平均振幅Diの関係を、横軸を素子番号して
表現したものである。ここでは、全素子数を128とし
て表現している。
【0036】各素子で受信される信号の平均振幅は、不
均一な減衰の影響で図示のように各素子で大きく異なる
ように表現されている。図7(b)は図6(b)の正規
化手段105によって出力される補正した荷重Ai(R
Ai或いはTAi)である。更に図7(c)は補正効果
をビーム形状で示したものである。こで太線が補正した
荷重Aiで超音波ビームを生成した場合であり、細線が
補正前のGiでビームを生成した場合である。このビー
ム形状から信号振幅に応じて振幅を補正することにより
サイドローブが軽減することが判る。
【0037】図8(a)は図2、図5の時間遅延算出部
9−1の具体的な構成例を示したもので、隣接素子から
得られた信号R1(t)、R2(t)から、まず相互相
関器91−1で相互相関関数を計算する。図8(b)は
相互相関関数の形状を概念的に示したものである。ラグ
算出部92−1は図9(b)において相関値が最大にな
る時間を遅延時間Δτ1として出力する。この{Δτ
i}i=1,2,・・・,nを次段の遅延制御信号算出
部11(図2、図5参照)において積分することで、補
正遅延量{TDi,RDi}i=1,2,・・・,nを
算出することができる。
【0038】図9(a)は、横軸に素子番号を取った時
のラグ算出部92−iで算出される遅延時間Δτiを概
念的に図示したもので、また図9(b)は遅延制御信号
算出部11で算出される遅延量を概念的に示したもので
ある。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、同
一画面上に、被測定媒体の不均一音速及び不均一減衰を
補正しない画像と補正した画像を表示することができる
ので、医師等の超音波診断装置を使用する者は、一目で
補正のありなしによる画質の違いを認識することがで
き、補正効果を確認しながら診断できるというメリット
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本願の第1発明の実施例構成図
【図3】図2の実施例におけるライン同期信号に基づく
フォーカス切換えの動作説明図
【図4】図2の実施例におけるフレーム同期信号に基づ
くフォーカス切換えの動作説明図
【図5】本願の第2発明の実施例構成図
【図6】本発明で用いる平均振幅算出部及び荷重制御信
号算出部の実施例構成図
【図7】図6の動作説明図
【図8】本発明で用いる時間遅延算出部の実施例構成図
【図9】図8のラグ算出部で算出される遅延時間及び遅
延制御信号算出部で算出される遅延量の概念説明図
【符号の説明】
1:送信パルス発生部 2−1〜2−n:送信遅延部 3−1〜3−n:送信重付け回路 4−1〜4−n:電気音響変換素子 5−1〜5−n,30−1〜30−n:受信重付け回路 6−1〜6−n,31−1〜31−n:AD変換器 7−1〜7−n,32−1〜32−n:受信遅延部 8−1〜8−n:返金振幅算出部 9−1〜9−n:時間遅延算出部 10:荷重制御信号算出部 11:遅延制御信号算出部 12,33:加算器 13,34:ログ検波部 15−1,15−2:メモリ 16:スキャンコンバータ 17:フォーカス切換え部 18:ディスプレイ 19:制御部 20:操作部(キーボード等) 100:送信回路部 200:受信回路部 300:補正部 400:格納部 500:第1受信回路 600:第2受信回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野田 拓也 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の電気音響変換素子(4)を有し、各
    電気音響変換素子(4)毎に受信された信号を使って送
    受信回路部(100,200)における遅延量(TD,RD) と荷重(T
    A,RA) を制御する補正部(300) を備えた超音波診断装置
    において、 各電気音響変換素子(4)から受信された信号を使って
    算出した補正遅延量及び補正荷重と予め定めた原遅延量
    及び原荷重を、ライン同期信号或いはフレーム同期信号
    に同期して切換えるフォーカス切換え部(17)と、 前記補正遅延量及び補正荷重に基づいて合成した補正画
    像データと、該原遅延量及び該原荷重に基づいて合成し
    た原画像データをそれぞれ格納する格納部(400 )とを
    備え、 複数の該画像データを基に生成した補正画像と原画像
    を、補正の有無を識別する記号と共に表示することを特
    徴とする超音波診断装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の超音波診断装置に於いて、 前記補正部(300)は、電気音響変換素子から受信された
    信号を使って遅延量又は荷重のいずれか一方または両方
    を補正することを特徴とする超音波診断装置。
  3. 【請求項3】複数の電気音響変換素子(4)から受信さ
    れた信号を使って送受信回路部における遅延量と荷重を
    制御する機能を備えた超音波診断装置に於いて、 少くとも第1及び第2受信回路(500,600) を備え、前記
    第1受信回路(500) は予め定めた原遅延量及び原荷重に
    基づいて原画像データを合成し、前記第2受信回路(60
    0) は各電気音響変換素子(4)から受信された信号を
    使って算出した補正遅延量及び補正荷重に基づいて補正
    画像データを合成し、 前記第1及び第2受信回路(500,600) で得られる補正画
    像と原画像を、補正の有無を識別する記号と共に表示す
    ることを特徴とする超音波診断装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の超音波診断装置に於いて、 前記第2受信回路部(600) は、各電気音響変換素子
    (4)から受信された信号を使って遅延量又は荷重のい
    ずれか一方または両方を補正することを特徴とする超音
    波診断装置。
JP3056703A 1991-03-20 1991-03-20 超音波診断装置 Withdrawn JPH0643237A (ja)

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JP3056703A JPH0643237A (ja) 1991-03-20 1991-03-20 超音波診断装置

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JP3056703A JPH0643237A (ja) 1991-03-20 1991-03-20 超音波診断装置

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