JPH0643176B2 - シ−トフレ−ムの上下機構 - Google Patents
シ−トフレ−ムの上下機構Info
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- JPH0643176B2 JPH0643176B2 JP653286A JP653286A JPH0643176B2 JP H0643176 B2 JPH0643176 B2 JP H0643176B2 JP 653286 A JP653286 A JP 653286A JP 653286 A JP653286 A JP 653286A JP H0643176 B2 JPH0643176 B2 JP H0643176B2
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- JP
- Japan
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- seat frame
- down mechanism
- pins
- pin
- disc member
- Prior art date
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- Seats For Vehicles (AREA)
- Chairs Characterized By Structure (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車用バケットシートの上下機構に関するも
のである。
のである。
従来の技術 従来より自動車座席、ことに運転者の座席の高さ位置を
調整し、その運転者にとって運転に最適な姿勢を確保し
ようとすることは提案されており、現実に上下機構付の
座席があった。しかしこれらの従来の上下機構は、レバ
ー、リンク、ギヤなどによりなるものであった。
調整し、その運転者にとって運転に最適な姿勢を確保し
ようとすることは提案されており、現実に上下機構付の
座席があった。しかしこれらの従来の上下機構は、レバ
ー、リンク、ギヤなどによりなるものであった。
発明が解決しようとする課題 このような座席では、乗員がその上に座った状態、すな
わち体重がその上に加わった状態で、上述のレバー、リ
ンク、ギヤなどから成る上下機構を自分で操作して座席
を自分ごと上下動せしめることとなる。すなわち上下操
作するためのレバーは体重を直接受けるので、操作する
ために強い腕力が必要としていた。乗員の体重を或る程
度想定して操作レバーを操作する力を設定しているので
あるが、この想定体重からの差があっても操作する力を
変えることはできない。このため、身長が低く現実に上
下位置調節を必要とする女性などの腕力の弱い人にとっ
てはレバー操作は逆に困難であった。さらに所望高さ位
置い調節後、シートフレームを保持するためには、特別
の摩擦力によるブレーキ機構などが必要であった。さら
にこれらのため、装置全体が複雑で、重量が重く、しか
もコスト高のものとなる欠点があった。
わち体重がその上に加わった状態で、上述のレバー、リ
ンク、ギヤなどから成る上下機構を自分で操作して座席
を自分ごと上下動せしめることとなる。すなわち上下操
作するためのレバーは体重を直接受けるので、操作する
ために強い腕力が必要としていた。乗員の体重を或る程
度想定して操作レバーを操作する力を設定しているので
あるが、この想定体重からの差があっても操作する力を
変えることはできない。このため、身長が低く現実に上
下位置調節を必要とする女性などの腕力の弱い人にとっ
てはレバー操作は逆に困難であった。さらに所望高さ位
置い調節後、シートフレームを保持するためには、特別
の摩擦力によるブレーキ機構などが必要であった。さら
にこれらのため、装置全体が複雑で、重量が重く、しか
もコスト高のものとなる欠点があった。
問題点を解決するための手段 上述の従来の上下機構の諸欠点を解決しようとするのが
本発明の目的であり、本発明は、シートフレームとこの
シートフレームを装架するスライドレールとの間に配設
されてシートフレームを上下移動せしめるシートフレー
ムの上下機構において、前記シートフレームに対して横
方向に延在し、渦巻状の案内溝を有する円板部材を固定
すると共に操作ハンドルを設けた軸を、前記シートフレ
ーム側かスライドレール側のいずれか一方に装架し、他
方の側には前記円板部材の案内溝中を案内されるピンを
装架して、前記操作ハンドルを回動せしめることで前記
円板部材を回動せしめてその渦巻溝における前記ピンの
位置を変更することでシートフレームを上下させるよう
にしたことを特徴とするものである。
本発明の目的であり、本発明は、シートフレームとこの
シートフレームを装架するスライドレールとの間に配設
されてシートフレームを上下移動せしめるシートフレー
ムの上下機構において、前記シートフレームに対して横
方向に延在し、渦巻状の案内溝を有する円板部材を固定
すると共に操作ハンドルを設けた軸を、前記シートフレ
ーム側かスライドレール側のいずれか一方に装架し、他
方の側には前記円板部材の案内溝中を案内されるピンを
装架して、前記操作ハンドルを回動せしめることで前記
円板部材を回動せしめてその渦巻溝における前記ピンの
位置を変更することでシートフレームを上下させるよう
にしたことを特徴とするものである。
作用 本発明によれば、円板部材の渦巻溝とピンとのゆるやか
な斜角係合により、弱い力でもシートフレームを上下さ
せることができるのである。
な斜角係合により、弱い力でもシートフレームを上下さ
せることができるのである。
実施例 第1図の組立斜視図に示すように、本発明によれば、自
動車用の座席のための1対のスライドレール7、7とこ
れに装架されるシートフレーム3との間に上下機構が組
込んである。この実施例ではシートフレーム3の前後部
に横方向に2本の平行の軸2、2が回動可能に装架して
ある。これらの軸のそれぞれはシートフレーム3を貫通
して外方に延び、シートフレームの外側において円板部
材1が取付けてある。図面左側ではかげになっているの
で見えないが、こちらにも同様な円板部材1が取付けて
ある。これらの円板部材1はピン5と協働するものであ
るが、これに関しては他の図に基づいて後述する。
動車用の座席のための1対のスライドレール7、7とこ
れに装架されるシートフレーム3との間に上下機構が組
込んである。この実施例ではシートフレーム3の前後部
に横方向に2本の平行の軸2、2が回動可能に装架して
ある。これらの軸のそれぞれはシートフレーム3を貫通
して外方に延び、シートフレームの外側において円板部
材1が取付けてある。図面左側ではかげになっているの
で見えないが、こちらにも同様な円板部材1が取付けて
ある。これらの円板部材1はピン5と協働するものであ
るが、これに関しては他の図に基づいて後述する。
軸2にはまた片側において円板部材1のさらに先に操作
ハンドル6が固定してある。
ハンドル6が固定してある。
またこれらの軸2の中間、すなわち実質的にシートフレ
ームの中央部には、位置ぎめ筒10が回転ピン12でシ
ートフレームに取付けてあり、この位置ぎめ筒10の下
端は、スライドレール7に固定した位置ぎめ軸11に嵌
合し、両者の間に体重支え用のコイルスプリング13が
設けてある。この位置ぎめ筒も図示のようにシートフレ
ームの左右対称に配設してある。
ームの中央部には、位置ぎめ筒10が回転ピン12でシ
ートフレームに取付けてあり、この位置ぎめ筒10の下
端は、スライドレール7に固定した位置ぎめ軸11に嵌
合し、両者の間に体重支え用のコイルスプリング13が
設けてある。この位置ぎめ筒も図示のようにシートフレ
ームの左右対称に配設してある。
円板部材1とピン5との係合関係について第2図および
第3図を参照しつつ次に述べる。
第3図を参照しつつ次に述べる。
第2図に示す実施例では、円板部材1は軸受孔1Cで軸
2に取付けてあり、この軸2の端部には同様に操作ハン
ドル6が溶接で取付けてある。この軸2は軸受部8に回
転可能に装架してあり、この軸受部8がシートフレーム
3に溶接で取付けてある。
2に取付けてあり、この軸2の端部には同様に操作ハン
ドル6が溶接で取付けてある。この軸2は軸受部8に回
転可能に装架してあり、この軸受部8がシートフレーム
3に溶接で取付けてある。
この円板部材1には、第2受および第3図から明かなよ
うな渦巻溝1Bにより長い1本の渦巻溝1Aが形成され
ている。この渦巻溝1AはO(第3図)を中心として外
周に向って連続して形成されている。この渦巻溝1A内
に2本のピン5、5が継合する。ピン5、5は第3図に
示すように中心垂直線X−Xに線対称に、水平に配設し
てあり、第2図に示すようにピン軸受4で受けられ、こ
のピン軸受4はピン軸受台7Aで支持されている。ピン
軸受台7Aは床9に取付けたスライドレール7に固定し
てある。
うな渦巻溝1Bにより長い1本の渦巻溝1Aが形成され
ている。この渦巻溝1AはO(第3図)を中心として外
周に向って連続して形成されている。この渦巻溝1A内
に2本のピン5、5が継合する。ピン5、5は第3図に
示すように中心垂直線X−Xに線対称に、水平に配設し
てあり、第2図に示すようにピン軸受4で受けられ、こ
のピン軸受4はピン軸受台7Aで支持されている。ピン
軸受台7Aは床9に取付けたスライドレール7に固定し
てある。
この例では、今操作ハンドル6により円板部材1を右巻
に回転させると、ピン5、5の位置は床9に対して常に
一定であるから、渦巻溝1Aはピン5、5に接して回転
する。従ってピン5、5は相対的に渦巻溝1Aの内側か
ら外側に移動して最後には点線で示す位置となる。これ
は円板部材1すなわちシートフレーム3が距離Hだけ上
ったことになる。この状態から反対に操作ハンドル6を
廻すと、シートフレーム3は降下し、距離Hが短くな
り、ピン5、5は実線位置まで戻る。この距離Hは、乗
員の要求する高さ調節範囲であり、水平のふたつのピン
による安定構造のため、操作ハンドル6の回転を止めれ
ば、その高さ位置で安定している。すなわち第3図にお
いて2個のピン5、5はX−X線に対して左右に位置
し、これら2個のピン5、5に対するX−X方向からの
荷重に対してはピン5、5は渦巻溝1Bの曲線に接し、
その接点はこの曲線の上りぎわ(又は下りぎわ)の内側
に位置するので、円板部材1は左にも右にも回転するこ
とができないのである。
に回転させると、ピン5、5の位置は床9に対して常に
一定であるから、渦巻溝1Aはピン5、5に接して回転
する。従ってピン5、5は相対的に渦巻溝1Aの内側か
ら外側に移動して最後には点線で示す位置となる。これ
は円板部材1すなわちシートフレーム3が距離Hだけ上
ったことになる。この状態から反対に操作ハンドル6を
廻すと、シートフレーム3は降下し、距離Hが短くな
り、ピン5、5は実線位置まで戻る。この距離Hは、乗
員の要求する高さ調節範囲であり、水平のふたつのピン
による安定構造のため、操作ハンドル6の回転を止めれ
ば、その高さ位置で安定している。すなわち第3図にお
いて2個のピン5、5はX−X線に対して左右に位置
し、これら2個のピン5、5に対するX−X方向からの
荷重に対してはピン5、5は渦巻溝1Bの曲線に接し、
その接点はこの曲線の上りぎわ(又は下りぎわ)の内側
に位置するので、円板部材1は左にも右にも回転するこ
とができないのである。
このようにこの実施例では2本のピンの水平配置を好適
なものとして示したが、場合によっては第1図の前後の
軸2、2の円板部材1、1のそれぞれに1個のみのピン
5を、その位置がX−X線に関して互いに反対側になる
ように配置すれば、円板部材1と係合するピン5がひと
つでもその自転現象は回避することができる。
なものとして示したが、場合によっては第1図の前後の
軸2、2の円板部材1、1のそれぞれに1個のみのピン
5を、その位置がX−X線に関して互いに反対側になる
ように配置すれば、円板部材1と係合するピン5がひと
つでもその自転現象は回避することができる。
又、渦巻溝1Aは一重溝として例示したが、図示は省略
するが二重以上の溝であれば、ひとつの渦巻溝に係合す
るピンがひとつであっても、多重分の数のピン5を設置
することにより、円板部材1の自転はさけることができ
る。
するが二重以上の溝であれば、ひとつの渦巻溝に係合す
るピンがひとつであっても、多重分の数のピン5を設置
することにより、円板部材1の自転はさけることができ
る。
さらに、第3図の実施例では、ピン5、5はY−Y線の
下方にあるが、これはY−Y線の上方に配置してもよ
い。またピン5、5はX−X線に対してY−Y線の上下
に各ひとつずつ(従って斜め位置)としてもよい。
下方にあるが、これはY−Y線の上方に配置してもよ
い。またピン5、5はX−X線に対してY−Y線の上下
に各ひとつずつ(従って斜め位置)としてもよい。
さらにまた、もしピン5が3本であれば3個の円に接す
る円は1個に限るので、第3図のように渦巻壁の曲率半
径が部分的に異なる場合は使用できないが、図示は省略
するものの、3個以上のピンでも曲率半径の変化に対応
してピンの位置が変えられる機構であれば、実現可能で
ある。
る円は1個に限るので、第3図のように渦巻壁の曲率半
径が部分的に異なる場合は使用できないが、図示は省略
するものの、3個以上のピンでも曲率半径の変化に対応
してピンの位置が変えられる機構であれば、実現可能で
ある。
さて、第1図に戻って説明を続けると、シートフレーム
3の前後に横方向に軸2が2本設けてあり、それぞれ操
作ハンドル6を有するのは、シートフレーム3の前側と
後ろ側とを別々に上下させて、乗員の好みに応じてシー
トの座角を調節できるようにもするためである。この座
角調節を望まない仕様の場合には、2本の軸2の間をた
とえば図示しないベルト、プーリなどで結合することに
より、1個だけの操作ハンドル6で前後を同時に上下で
きる。
3の前後に横方向に軸2が2本設けてあり、それぞれ操
作ハンドル6を有するのは、シートフレーム3の前側と
後ろ側とを別々に上下させて、乗員の好みに応じてシー
トの座角を調節できるようにもするためである。この座
角調節を望まない仕様の場合には、2本の軸2の間をた
とえば図示しないベルト、プーリなどで結合することに
より、1個だけの操作ハンドル6で前後を同時に上下で
きる。
第2図において軸2はシートフレーム側に取付けてある
が、これとは逆に軸2をスライドレール側に取付け、ピ
ン5をシートフレーム側に取付けるようにしても上下調
節は同じようにできる。
が、これとは逆に軸2をスライドレール側に取付け、ピ
ン5をシートフレーム側に取付けるようにしても上下調
節は同じようにできる。
上述において前後の軸2、2を各別に調節することを述
べたが、この場合第6図に示すように水平時の軸間距離
をLとすれば、片方の軸2の上昇(または下降)に伴な
ってlだけ軸間距離を短くしなければならない。これに
対処するため、図示は省略したがたとえば第2図の軸受
部8は軸径dよりも水平方向にlだけ長い長孔とする。
べたが、この場合第6図に示すように水平時の軸間距離
をLとすれば、片方の軸2の上昇(または下降)に伴な
ってlだけ軸間距離を短くしなければならない。これに
対処するため、図示は省略したがたとえば第2図の軸受
部8は軸径dよりも水平方向にlだけ長い長孔とする。
あるいは第4図の変形例に示すように、第2図の軸受部
8に代え、上方に突出部を有する軸受部8Aを用い、こ
の突出部を回転軸16でシートフレーム3に枢支する。
このようにすることによりlの逃しをはかることができ
る。
8に代え、上方に突出部を有する軸受部8Aを用い、こ
の突出部を回転軸16でシートフレーム3に枢支する。
このようにすることによりlの逃しをはかることができ
る。
さらに第5図に示す変形例では、ピン5、5のためにピ
ン軸受4Aがピン軸受台7A内を左右に矢印で示すよう
に移動可能に遊嵌した構造とすることにより、前記のl
をかわすようにしてある。この第5図の実施例ではさら
に、第3図で渦巻溝1Aが軸2の中心Oからの距離によ
って曲率半径が異なるので、軸2の中心Oに対する回転
モーメントがバランスするように、第5図のgを間をあ
けて、ピン5、5の位置が左右に移動してy−y′の位
置が変えられる機構とすることができる。また、図示は
省略したものの、移動可能なピン軸受4Aのかわりにピ
ン軸受台7Aにピン5、5の軸受孔を設け、該軸受孔を
水平方向の長穴として前記lをかわしてもよい。
ン軸受4Aがピン軸受台7A内を左右に矢印で示すよう
に移動可能に遊嵌した構造とすることにより、前記のl
をかわすようにしてある。この第5図の実施例ではさら
に、第3図で渦巻溝1Aが軸2の中心Oからの距離によ
って曲率半径が異なるので、軸2の中心Oに対する回転
モーメントがバランスするように、第5図のgを間をあ
けて、ピン5、5の位置が左右に移動してy−y′の位
置が変えられる機構とすることができる。また、図示は
省略したものの、移動可能なピン軸受4Aのかわりにピ
ン軸受台7Aにピン5、5の軸受孔を設け、該軸受孔を
水平方向の長穴として前記lをかわしてもよい。
次に、第1図で略述した回転ピン12を設けた位置ぎめ
筒10の関係について第7図を参照しながら詳述する。
筒10の関係について第7図を参照しながら詳述する。
シートフレーム3の下面に円筒形の短い軸受15が溶接し
てあり、この軸受15内に位置ぎめ筒10が遊嵌してあ
り、両者を水平方向に延びる回転ピン12で枢動可能に
連結してある。この位置決め筒10の下部は、スライド
レール7に溶接した位置ぎめ軸11に摺動自在に嵌めて
あり、その外側にはコイルスプリング13を、下端はス
ライドレール7に、上端は位置ぎめ筒10の外面に形成
したネジ10Aに螺合するスプリング受け兼調整ナット
14に張設してある。コイルばね13は座者の体重を支
えてシートフレームを上方に押し上げる力を働かせるも
ので、その強さはスプリング受兼調整ナット14を回動
させてネジ10Aとの関係位置を変えることにより調整
することができる。シートフレーム3は、前後の軸2の
高さ調節時に、この回転ピン12を中心として安定して
動くことができる。
てあり、この軸受15内に位置ぎめ筒10が遊嵌してあ
り、両者を水平方向に延びる回転ピン12で枢動可能に
連結してある。この位置決め筒10の下部は、スライド
レール7に溶接した位置ぎめ軸11に摺動自在に嵌めて
あり、その外側にはコイルスプリング13を、下端はス
ライドレール7に、上端は位置ぎめ筒10の外面に形成
したネジ10Aに螺合するスプリング受け兼調整ナット
14に張設してある。コイルばね13は座者の体重を支
えてシートフレームを上方に押し上げる力を働かせるも
ので、その強さはスプリング受兼調整ナット14を回動
させてネジ10Aとの関係位置を変えることにより調整
することができる。シートフレーム3は、前後の軸2の
高さ調節時に、この回転ピン12を中心として安定して
動くことができる。
次に第8a図および第8b図に示した変形例について述
べる。これまでの実施例はピン5、5の位置がX−X軸
方向に相対移動する場合であったが、第8a図および第
8b図の変形例はピン5、5の位置がVIIIb−VIIIb軸
方向(またはVIIIb−VIIIbとX−Xの中間方向でもよ
い)に相対移動する場合である。ピン5、5は横方向に
延びるリンク17に取付けられ、このリンク17はリンク
18に接続してあり、リンク18は回転ピン21を介し
てリンク19に連結してある。このリンク19の他端に
は軸20が固着してある。
べる。これまでの実施例はピン5、5の位置がX−X軸
方向に相対移動する場合であったが、第8a図および第
8b図の変形例はピン5、5の位置がVIIIb−VIIIb軸
方向(またはVIIIb−VIIIbとX−Xの中間方向でもよ
い)に相対移動する場合である。ピン5、5は横方向に
延びるリンク17に取付けられ、このリンク17はリンク
18に接続してあり、リンク18は回転ピン21を介し
てリンク19に連結してある。このリンク19の他端に
は軸20が固着してある。
このような構成であるので、円板部材1の回転により、
ピン5、5に従ってリンク17はVIIIb−VIIIb方向に
移動する。この運動はリンク19に伝わり、軸20を回
転せしめて上下機構の駆動力となる。図示は省略する
が、第1図の軸2と同方向に軸20を、シートフレーム
3又はスライドレール7に取付け、この軸20に、リン
ク19以外のシートフレーム3を上下させるためのレバ
ー、リンク、ギヤ、スプリングその他の部品を取付れ
ば、上記駆動力を利用した上下機構となる。
ピン5、5に従ってリンク17はVIIIb−VIIIb方向に
移動する。この運動はリンク19に伝わり、軸20を回
転せしめて上下機構の駆動力となる。図示は省略する
が、第1図の軸2と同方向に軸20を、シートフレーム
3又はスライドレール7に取付け、この軸20に、リン
ク19以外のシートフレーム3を上下させるためのレバ
ー、リンク、ギヤ、スプリングその他の部品を取付れ
ば、上記駆動力を利用した上下機構となる。
この第8a図の構成は、第8b図に示すようにピン5、
5の両側がそれぞれ渦巻溝1Aに案内されるように、円
板部材1を2ケ設けると好適である。
5の両側がそれぞれ渦巻溝1Aに案内されるように、円
板部材1を2ケ設けると好適である。
第9a図および第9b図に示すラックピニオン機構は、
第1図の前後の軸2、2の左側(図でかくれている側)
の円板部材1に代って用いられるものである。第9a図
に示すように軸2の他端にピニオン22Aを取付け、こ
のピニオン22Aをラック22とかみ合わせてある。ラ
ック22の一端はシートフレーム3又はスライドレール
7に取付けられている。この場合第6図で説明したl対
策としては回転軸16を設けて第4図の回転軸16と同じ
機能を果させる。
第1図の前後の軸2、2の左側(図でかくれている側)
の円板部材1に代って用いられるものである。第9a図
に示すように軸2の他端にピニオン22Aを取付け、こ
のピニオン22Aをラック22とかみ合わせてある。ラ
ック22の一端はシートフレーム3又はスライドレール
7に取付けられている。この場合第6図で説明したl対
策としては回転軸16を設けて第4図の回転軸16と同じ
機能を果させる。
最後に、第11a図、第11b図および第11c図に示
す実施例では、第7図のコイルスプリング13の代り
に、板バネ23を使用し、シートフレーム3とはリベッ
ト24で固定してある。板バネ23の両端はスライドレ
ール7に、第11b図に示すように取付けられる。第1
1b図ではスライドレール7と押え板25が固定軸で固
定されている。板バネ23にピン軸受台4Bが固定され
ている。円板部材1の回転によってシートフレーム3と
スライドレール7との間隔が変わる場合は、板バネ23
が圧縮又は伸長されて第11b図に示す矢印の方向に移
動する。板バネ23にピン軸受台4Bが固定されている
のでピン5も左右方向に移動し、第6図のlの変化に対
応する。板バネ23は第7図のコイルスプリング13と
同様に予め圧縮しておく。
す実施例では、第7図のコイルスプリング13の代り
に、板バネ23を使用し、シートフレーム3とはリベッ
ト24で固定してある。板バネ23の両端はスライドレ
ール7に、第11b図に示すように取付けられる。第1
1b図ではスライドレール7と押え板25が固定軸で固
定されている。板バネ23にピン軸受台4Bが固定され
ている。円板部材1の回転によってシートフレーム3と
スライドレール7との間隔が変わる場合は、板バネ23
が圧縮又は伸長されて第11b図に示す矢印の方向に移
動する。板バネ23にピン軸受台4Bが固定されている
のでピン5も左右方向に移動し、第6図のlの変化に対
応する。板バネ23は第7図のコイルスプリング13と
同様に予め圧縮しておく。
第11a図において板バネ23はリベット24によって
スライドレール7側に取付けてもよい。第11a図では
板バネ23がシートフレーム(又はスライドレール)に
加わる力を4か所で受けるので乗員の着座位置が変って
も円板部材1に加わる力が安定し、シートフレームとス
ライドレールの相互位置が安定して保たれる。
スライドレール7側に取付けてもよい。第11a図では
板バネ23がシートフレーム(又はスライドレール)に
加わる力を4か所で受けるので乗員の着座位置が変って
も円板部材1に加わる力が安定し、シートフレームとス
ライドレールの相互位置が安定して保たれる。
第11b図においてピン軸受台4Bは板バネに取付けて
あるが、これはスライドレール7に直接取付けてもよ
い。
あるが、これはスライドレール7に直接取付けてもよ
い。
第11c図は、第7図におけるスプリング受け兼調整ナ
ット14に相当するものが、板バネ調整ネジ27である
ことを示す。ボルト部分27aを回転させるとネジ部2
3aによって板バネ23が上下するのである。
ット14に相当するものが、板バネ調整ネジ27である
ことを示す。ボルト部分27aを回転させるとネジ部2
3aによって板バネ23が上下するのである。
発明の効果 本発明の上下機構とその操作力との関係を第10図を参
照しつつ従来機構と比較して説明する。
照しつつ従来機構と比較して説明する。
第10図に示すように乗員の体重が円板部材にかかる
と、ピン5は渦巻壁1Bの上側又は下側(あるいは上側
下側同時)に接しているので荷重W(W/2、W′/
2)を受け、接点では各々F・F′、f・f′の分力を
生ずる。円板部材1ではf・f′の反対方向の力の差を
F・F′による摩擦力との差と、これらがy・y、の距
離との回転中心Oに対する回転モーメントがバランスし
て動かない適正なy・y′が存在する。従来の上下機構
では、乗員体重による自転を防止するために別個のブレ
ーキ機構又は歯のかみ合いなどの複雑高価な装置を必要
としたが、上述のように本発明によればその必要は全く
なくなる。
と、ピン5は渦巻壁1Bの上側又は下側(あるいは上側
下側同時)に接しているので荷重W(W/2、W′/
2)を受け、接点では各々F・F′、f・f′の分力を
生ずる。円板部材1ではf・f′の反対方向の力の差を
F・F′による摩擦力との差と、これらがy・y、の距
離との回転中心Oに対する回転モーメントがバランスし
て動かない適正なy・y′が存在する。従来の上下機構
では、乗員体重による自転を防止するために別個のブレ
ーキ機構又は歯のかみ合いなどの複雑高価な装置を必要
としたが、上述のように本発明によればその必要は全く
なくなる。
また、従来の上下機構ではシートフレームを上下させる
のに、乗員体重に対してレバー、リンク、ギヤなどで荷
重Wに対して直接反力を加えて操作しているので、腕力
の弱い乗員では非常に操作しにくい。ところが本発明に
よれば、上下させる操作力は上述の摩擦力だけに対する
反力を加えるのみであるので、操作力を極めて少なくて
すむ。
のに、乗員体重に対してレバー、リンク、ギヤなどで荷
重Wに対して直接反力を加えて操作しているので、腕力
の弱い乗員では非常に操作しにくい。ところが本発明に
よれば、上下させる操作力は上述の摩擦力だけに対する
反力を加えるのみであるので、操作力を極めて少なくて
すむ。
さらに、従来の上下機構の上下運動のストッパ機構では
(たとえば上述の別個のブレーキ機構では)ストッパが
1か所だけとなる。これに対し本発明によれば、渦巻溝
を有する円板部材1とピン5とがストッパ機構兼用であ
り、これが4か所(第1図参照)にあるわけであるの
で、フレーム強度としては従来機構に比べ、非常に強大
となり、その上フレームと上下機構を大幅に軽量化でき
る。本発明によれば部品点数も少く、簡単で重量も軽
く、コストも安いのである。
(たとえば上述の別個のブレーキ機構では)ストッパが
1か所だけとなる。これに対し本発明によれば、渦巻溝
を有する円板部材1とピン5とがストッパ機構兼用であ
り、これが4か所(第1図参照)にあるわけであるの
で、フレーム強度としては従来機構に比べ、非常に強大
となり、その上フレームと上下機構を大幅に軽量化でき
る。本発明によれば部品点数も少く、簡単で重量も軽
く、コストも安いのである。
更に付言すれば、第7図に示す機構において、乗員の体
重による荷重とコイルスプリング13の反力の差が上下
機構に加わる荷重Wとなる。これはWを少くして乗員の
操作力を少なくする。従来もコイルスプリング13は予
じめ圧縮しスプリングの反力を大きくして体重との差を
少なくしている。ところが従来のスプリングを予じめ圧
縮する場合は平均体重の人に合せて一定の反力としてい
るため、体重の軽い人はシートフレームを下げる時大き
な腕力を必要とする。ところが本発明によれば、乗員の
体重によってスプリング受け兼調整ナット14の位置を
変えてコイルスプリング13の反力を調整できるので、
例えば女子の乗員にとって非常に上下調節が楽となる。
第7図に示すように、位置ぎめ筒10、軸受12、位置
ぎめ軸11などは、シートフレームの前後方向の振れ止
めに元来必要であるが、これらの部品を利用して若干部
品を追加するだけで、反力調整ができるのである。
重による荷重とコイルスプリング13の反力の差が上下
機構に加わる荷重Wとなる。これはWを少くして乗員の
操作力を少なくする。従来もコイルスプリング13は予
じめ圧縮しスプリングの反力を大きくして体重との差を
少なくしている。ところが従来のスプリングを予じめ圧
縮する場合は平均体重の人に合せて一定の反力としてい
るため、体重の軽い人はシートフレームを下げる時大き
な腕力を必要とする。ところが本発明によれば、乗員の
体重によってスプリング受け兼調整ナット14の位置を
変えてコイルスプリング13の反力を調整できるので、
例えば女子の乗員にとって非常に上下調節が楽となる。
第7図に示すように、位置ぎめ筒10、軸受12、位置
ぎめ軸11などは、シートフレームの前後方向の振れ止
めに元来必要であるが、これらの部品を利用して若干部
品を追加するだけで、反力調整ができるのである。
以上本発明を実施例について詳述したが、本発明はこれ
らの特定の実施例に限定されれものではなく、本発明の
精神を逸脱しないで幾多の変化変形がなし得ることはも
ちろんである。
らの特定の実施例に限定されれものではなく、本発明の
精神を逸脱しないで幾多の変化変形がなし得ることはも
ちろんである。
第1図は本発明の上下機構の実施例を示すシートフレー
ムとスライドレールとの組立体の斜視図、第2図は第1
図の上下機構に採用した円板部材、操作ハンドルおよび
軸などをスライドレール、シートフレームと共に示す拡
大縦断面図で、第3図のX−O−P線に沿う断面図、第
3図は第2図のIII−III線に沿う断面図、第4図はシー
トフレームと軸との連結の変形例を示す拡大縦断面図、
第5図は第2図のV−V線に沿う断面図、第6図は前後
の軸を各別に調節する場合の水平距離の変化を説明する
線図、第7図は位置ぎめ機構の1実施例の縦断面図、第
8a図は円板部材とピンとの別例を示す要部立面図、第
8b図は第8a図のVIIIb−VIIIb線に沿う断面図、第
9a図は第1図の軸の左側の端部に用い得るラックピニ
オン機構の立面図、第9b図はそのIXb−IXb線に沿う
断面図、第10図は本発明機構の作用を説明する線図、第
11a図は第7図の位置ぎめ機構に代えて用いる実施例
の正面図、第11b図はその要部の拡大断面図、第11
c図は別の要部の拡大断面図である。 1……円板部材、1A……渦巻溝、1B……渦巻壁、1
C……軸受孔、2……軸、3……シートフレーム、4,
4A……ピン軸受、4B……ピン軸受台、5……ピン、
6……操作ハンドル、7……スライドレール、7A……
ピン軸受台、8,8A……軸受部、9……床、10……
位置ぎめ筒、10A……ネジ、11……位置ぎめ軸、1
2……回転ピン、13……コイルスプリング、14……
スプリング受け兼調整ナット、15……軸受、16……
回転軸、17,18,19……リンク、20……軸、2
1……回転ピン、22……ラック、22A……ピニオ
ン、23……板バネ、23a……ネジ部、24……リベ
ット、25……押え板、26……固定軸、27……板バ
ネ調整ネジ、27a……ボルト部分。
ムとスライドレールとの組立体の斜視図、第2図は第1
図の上下機構に採用した円板部材、操作ハンドルおよび
軸などをスライドレール、シートフレームと共に示す拡
大縦断面図で、第3図のX−O−P線に沿う断面図、第
3図は第2図のIII−III線に沿う断面図、第4図はシー
トフレームと軸との連結の変形例を示す拡大縦断面図、
第5図は第2図のV−V線に沿う断面図、第6図は前後
の軸を各別に調節する場合の水平距離の変化を説明する
線図、第7図は位置ぎめ機構の1実施例の縦断面図、第
8a図は円板部材とピンとの別例を示す要部立面図、第
8b図は第8a図のVIIIb−VIIIb線に沿う断面図、第
9a図は第1図の軸の左側の端部に用い得るラックピニ
オン機構の立面図、第9b図はそのIXb−IXb線に沿う
断面図、第10図は本発明機構の作用を説明する線図、第
11a図は第7図の位置ぎめ機構に代えて用いる実施例
の正面図、第11b図はその要部の拡大断面図、第11
c図は別の要部の拡大断面図である。 1……円板部材、1A……渦巻溝、1B……渦巻壁、1
C……軸受孔、2……軸、3……シートフレーム、4,
4A……ピン軸受、4B……ピン軸受台、5……ピン、
6……操作ハンドル、7……スライドレール、7A……
ピン軸受台、8,8A……軸受部、9……床、10……
位置ぎめ筒、10A……ネジ、11……位置ぎめ軸、1
2……回転ピン、13……コイルスプリング、14……
スプリング受け兼調整ナット、15……軸受、16……
回転軸、17,18,19……リンク、20……軸、2
1……回転ピン、22……ラック、22A……ピニオ
ン、23……板バネ、23a……ネジ部、24……リベ
ット、25……押え板、26……固定軸、27……板バ
ネ調整ネジ、27a……ボルト部分。
Claims (20)
- 【請求項1】シートフレームとこのシートフレームを装
架するスライドレールとの間に配設されてシートフレー
ムを上下移動せしめるシートフレームの上下機構におい
て、前記シートフレームに対して横方向に延在し、渦巻
状の案内溝を有する円板部材を固定すると共に操作ハン
ドルを設けた軸を、前記シートフレーム側かスライドレ
ール側のいずれか一方に装架し、他方の側には前記円板
部材の案内溝中を案内されるピンを装架して、前記操作
ハンドルを回動せしめることで前記円板部材を回動せし
めてその渦巻溝における前記ピンの位置を変更すること
でシートフレームを上下させるようにしたことを特徴と
する、シートフレームの上下機構。 - 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の上下機構にお
いて、前記円板部材を支持する軸受部を前記シートフレ
ームに取付け、前記ピンを前記スライドレール上に支持
せしめたことを特徴とする、シートフレームの上下機
構。 - 【請求項3】特許請求の範囲第1項記載の上下機構にお
いて、前記円板部材を支持する軸受部を前記スライドレ
ールに取付け、前記ピンを前記シートフレームに取付け
たことを特徴とする、シートフレームの上下機構。 - 【請求項4】特許請求の範囲第1項記載の上下機構にお
いて、前記軸を前記シートフレームの前後に2本配設し
これらの軸のそれぞれの両端において前記円板部材と前
記ピンとを配設したことを特徴とする、シートフレーム
の上下機構。 - 【請求項5】特許請求の範囲第4項記載の上下機構にお
いて、前記前後の軸を各別に制御するようにしたことを
特徴とする、シートフレームの上下機構。 - 【請求項6】特許請求の範囲第4項記載の上下機構にお
いて、前記前後の軸を連動制御するようにしたことを特
徴とする、シートフレームの上下機構。 - 【請求項7】特許請求の範囲第1項記載の上下機構にお
いて、前記ピンを前記渦巻溝の中心垂直線に関し対称に
2本設けたことを特徴とする、シートフレームの上下機
構。 - 【請求項8】特許請求の範囲第1項記載の上下機構にお
いて、前記ピンを3本とし、少なくともそのうちのひと
つの位置が変化し得るようにしたことを特徴とする、シ
ートフレームの上下機構。 - 【請求項9】特許請求の範囲第4項記載の上下機構にお
いて、前記ピンをそれぞれの円板部材について1本と
し、このピンの位置を前後の円板部材においてその中心
垂直線に関しそれぞれ逆の位置に配設したことを特徴と
する、シートフレームの上下機構。 - 【請求項10】特許請求の範囲第1項記載の上下機構に
おいて、前記ピンを前記ひとつの円板部材に2本用い、
これをこの円板部材の中心に関し点対称となる斜めの位
置に配置して成ることを特徴とする、シートフレームの
上下機構。 - 【請求項11】特許請求の範囲第1項記載の上下機構に
おいて、前記ピンを2本垂直線に沿って配設し、これら
ピンをリンク機構に連結してこのリンク機構により作動
軸の回動を生ぜしめ、この回転力を変換して上下方向の
駆動力に利用したことを特徴とする、シートフレームの
上下機構。 - 【請求項12】特許請求の範囲第11項記載の上下機構
において、前記2本のピンに連結したリンクの両側に前
記渦巻溝を有する円板部材を配置し、前記ピンを両円板
部材の渦巻溝に係合せしめたことを特徴とする、シート
フレームの上下機構。 - 【請求項13】特許請求の範囲第1項記載の上下機構に
おいて、前記円板部材の渦巻溝を二重の渦巻溝としたこ
とを特徴とする、シートフレームの上下機構。 - 【請求項14】フレームの前後に2本の軸を配置し、そ
れぞれの軸の両端に上下機構を設けて各別に制御するシ
ートフレームの上下機構において、前記シートフレーム
の前後方向の実質的に中央部を回転ピンを介して支持
し、この回転ピンを中心に前記シートフレームが回動で
きるようにしたことを特徴とする、シートフレームの上
下機構。 - 【請求項15】特許請求の範囲第14項記載の上下機構
において、前記回転ピンの下方に、異なる乗員の体重差
に対応し調整できるコイルスプリング装置を配設したこ
とを特徴とする、シートフレームの上下機構。 - 【請求項16】特許請求の範囲第5項記載の上下機構に
おいて、前記円板部材を固定した軸の軸受部を回転軸を
介して前記シートフレームに取付けたことを特徴とす
る、シートフレームの上下機構。 - 【請求項17】特許請求の範囲第5項記載の上下機構に
おいて、前記ピンを前記渦巻溝の中心垂直線に関し対称
に2本設け、これら2本のピンを受けるピン軸受を左右
動可能にピン軸受台に支承したことを特徴とする、シー
トフレームの上下機構。 - 【請求項18】特許請求の範囲第5項記載の上下機構に
おいて、前記ピンを前記渦巻溝の中心垂直線に関し対称
に2本設け、それらピンの軸受孔を長穴としたことを特
徴とする、シートフレームの上下機構。 - 【請求項19】特許請求の範囲第1項記載の上下機構に
おいて、前記軸を前記シートフレームの前後に2本配設
し、これらの軸のそれぞれの一端に前記円板部材および
前記ピンを配設し、他端にラックピニオン機構を配設し
たことを特徴とする、シートフレームの上下機構。 - 【請求項20】特許請求の範囲第4項記載の上下機構に
おいて、前記シートフレームの前後方向の実質的に中央
部を板バネにより支持したことを特徴とする、シートフ
レームの上下機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP653286A JPH0643176B2 (ja) | 1986-01-17 | 1986-01-17 | シ−トフレ−ムの上下機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP653286A JPH0643176B2 (ja) | 1986-01-17 | 1986-01-17 | シ−トフレ−ムの上下機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62166127A JPS62166127A (ja) | 1987-07-22 |
JPH0643176B2 true JPH0643176B2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=11640963
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP653286A Expired - Lifetime JPH0643176B2 (ja) | 1986-01-17 | 1986-01-17 | シ−トフレ−ムの上下機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0643176B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0860924A (ja) * | 1994-08-24 | 1996-03-05 | Takigen Mfg Co Ltd | 解錠位置拘束型ラッチ装置 |
-
1986
- 1986-01-17 JP JP653286A patent/JPH0643176B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0860924A (ja) * | 1994-08-24 | 1996-03-05 | Takigen Mfg Co Ltd | 解錠位置拘束型ラッチ装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62166127A (ja) | 1987-07-22 |
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