JPH0643106Y2 - 砕岩機等の巻取りドラム制御装置 - Google Patents

砕岩機等の巻取りドラム制御装置

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JPH0643106Y2
JPH0643106Y2 JP7555489U JP7555489U JPH0643106Y2 JP H0643106 Y2 JPH0643106 Y2 JP H0643106Y2 JP 7555489 U JP7555489 U JP 7555489U JP 7555489 U JP7555489 U JP 7555489U JP H0643106 Y2 JPH0643106 Y2 JP H0643106Y2
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JP
Japan
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drum
hoisting
lowering
clutch
take
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JP7555489U
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JPH0315883U (ja
Inventor
範之 西山
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、巻取りドラムの制御装置、殊に浚渫船等に
設置したウインチ等の巻取りドラムを利用して海底の岩
を砕く砕岩棒の巻揚げ・巻下げに好適な巻取りドラムの
制御装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、浚渫船等に設置したウインチ等の巻取りドラムを
利用して砕岩棒の巻揚・巻下を行うことにより海底の岩
を砕く場合、作業者がクラッチ、ブレーキ及びアクセル
を操作することにより砕岩棒の巻揚げ、巻下げを行なっ
ていた。
(考案が解決しようとする課題) このため、従来の方法による場合、砕岩棒が海底の岩に
到達したか否かは作業者の経験と勘に頼る結果となり正
確、且つ効率的な砕岩作業ができないと共に、作業者は
常に高速でくり出されるワイヤーが必要以上に緩まない
様にタイミング良くブレーキを掛ける為、緊張した状態
で両手と足を使って作業しなければらず大変な疲労を伴
う作業を強いられる結果となっていた。
この考案は、簡単な操作により素人で容易、且つ正確に
砕岩棒を海底の岩等に命中させることが可能な砕岩機等
の巻取りドラム制御装置を得る事にある。
(課題を解決するための手段) この考案によれば速度制御可能な電動機4或は油圧モー
タ等の駆動装置によりクラッチ2を介して巻揚・巻下用
コントローラ11からの指令により巻取りドラム1を駆動
するようにした砕岩機等の巻取りドラム制御装置におい
て、巻取りドラム1の回転数を検出する回転数検出器
(パルスジェネェレータ)7と、巻揚・巻下用ドラム1
を制動するブレーキ6を設けると共に、フリーホイール
指令スイッチ(クラッチ開放ペダル)12及び停止位置設
定器13を設け、フリーホイール指令スイッチ12からの指
令により、クラッチ2をOFFし、巻揚、巻下用ドラム1
を自由に回転させると共に、前記回転数検出器7により
検出した巻揚・巻下用ドラム1の回転数と停止位置設定
器13に設定した設定値とを比較し、両者が一致した時巻
揚・巻下用ドラム1を制動するようにした砕岩機等の巻
取りドラム制御装置が得られる。
(実施例) 以下、この考案を図面に示した実施例に沿い説明する。
1は巻揚・巻下用ドラムで、該ドラム1はクラッチ2、
減速機3を介して電動機4或は油圧モータ(図示せず)
に接続されている。
そして、前記巻揚・巻下用ドラム1には、該ドラム1と
一体に固定したフランジ部5にドラムブレーキ6設ける
と共に巻揚・巻下用ドラム1の外周面端部に設けた歯車
等の凹凸面に対向してパルスジェネェレータ(回転数検
出器)7が設けられている。
また、前記減速機3と電動機4とを接続する軸8には電
動機を制動するブレーキ9が設けられている。
なお、このブレーキ9は電動機4に組み込んだ一体型の
ものであっても良いことは言うまでもない。
10は制御用シーケンサ或は中央演算装置(CPU)等の制
御装置で、該制御装置10はコントローラ11,クラッチ開
放ペダル12,及び停止位置設定器13に接続され、これら
からの指令信号が入力されると共に、パルスカウンタ14
を介して前記パルスジェネェレータ7に接続されてお
り、該パルスジェネェレータ7により検出した前記巻揚
・巻下用ドラム1の回転検出値が入力されるようになっ
ている。
一方、前記制御装置10はクラッチ2,ドラムブレーキ6及
びブレーキ9に接続されており、これらに指令信号を出
力すると供に、モータ制御装置15を介して前記電動機4
に接続されており、該電動機4に指令信号を出力するよ
うになっている。
なお、16は砕岩棒、17は砕岩棒吊り下げ用のワイヤロー
プである。
a)巻揚げ操作 クラッチ2をON(クラッチ開放ペダル12を操作せず)し
てコントローラ11を巻揚げ又は巻下げ方向に操作する
と、制御装置10からの指令信号によりモータ制御装置15
を介して電動機4を駆動し、減速機3およびクラッチ2
を介して巻揚・巻下用ドラム1をコントローラ11の指令
に応じた速度で回転する。
なお、このときドラムブレーキ5は開放されている。
そして、所定の巻揚げ又は巻下げ操作を完了すると、コ
ントローラ11を停止操作し、制御装置10の指令信号によ
り電動機4を停止し、ブレーキ9を掛け減速機3および
クラッチ2を介して巻揚・巻下用ドラム1を停止位置に
保持して砕岩機16を吊り下げ用のワイヤロープ17を介し
て保持する。
b)フリーホイール操作 クラッチ開放ペダル12を踏むと、制御装置10からの指令
信号によりクラッチ2がOFFされ、巻揚・巻下用ドラム
1はフリーになり、砕岩機16は自重により落下を開始す
る。
そして、クラッチ開放ペダル12を離すか、或は予め設定
した停止位置設定器13の設定値とパルスカウンタ14を介
して入力されるパルスジェネェレータ7の回転数が一致
すると制御装置10からの指令信号によりドラムブレーキ
6により巻揚・巻下用ドラム1が制動される。
従って、停止位置設定器13に設定する設定値を最適に選
択することにより、運転者が巻揚げ或は巻下げの停止位
置を感覚的に検知して停止操作することなく自動的に所
定の位置に正確に停止させる事が出来る。
c)巻揚げ、巻下げ操作の準備 制御装置10が、該装置にパルスカウンタ14を介して入力
されるパルスジェネェレータ7からの回転入力の変化が
ないこと検知することにより巻揚・巻下用ドラム1の停
止と判断し、クラッチ2をONすると共に、ドラムブレー
キ6を開放してコントローラ11による次の操作を可能に
する。
(考案の効果) この考案によれば、停止位置設定器に予め巻揚げ及び/
又は巻下げ停止位置を設定するという簡単な操作によ
り、運転者の勘や経験に頼ることなく正確な巻揚げ或は
巻下げの停止制御が可能となる。
しかも、操作はコントローラとクラッチ開放ペダルのみ
でよいから熟練を必要とすることもなく素人でも容易に
操作可能となる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の制御系統を示す概略図である。 1:巻揚・巻下用ドラム、2:クラッチ 4:駆動装置(電動機)、6:ブレーキ 7:回転数検出器(パルスジェネェレータ) 12:フリーホイール指令スイッチ(クラッチ開放ペタ
ル) 13:停止位置設定器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】速度制御可能な電動機或は油圧モータ等の
    駆動装置によりクラッチを介して巻揚・巻下用コントロ
    ーラからの指令により巻取りドラムを駆動するようにし
    た砕岩機等の巻取りドラム制御装置において、巻取りド
    ラムの回転数を検出する回転数検出器と、巻揚・巻下用
    ドラムを制動するブレーキを設けると共に、フリーホイ
    ール指令スイッチ及び停止位置設定器を設け、フリーホ
    イール指令スイッチからの指令により、クラッチをOFF
    し、巻揚・巻下用ドラムを自由に回転させると共に、前
    記回転数検出器により検出した巻揚・巻下用ドラムの回
    転数と停止位置設定器に設定した設定値とを比較し、両
    者が一致した時巻揚・巻下用ドラムを制動するようにし
    たことを特徴とする砕岩機等の巻取りドラム制御装置。
JP7555489U 1989-06-29 1989-06-29 砕岩機等の巻取りドラム制御装置 Expired - Lifetime JPH0643106Y2 (ja)

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JPH0315883U JPH0315883U (ja) 1991-02-18
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018123104A1 (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 株式会社日立産機システム 巻上機の位置設定装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018123104A1 (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 株式会社日立産機システム 巻上機の位置設定装置
CN109476469A (zh) * 2016-12-27 2019-03-15 株式会社日立产机系统 曳引机的位置设定装置

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JPH0315883U (ja) 1991-02-18

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