JPH0643080Y2 - ロール紙の保持装置 - Google Patents

ロール紙の保持装置

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JPH0643080Y2
JPH0643080Y2 JP1988141025U JP14102588U JPH0643080Y2 JP H0643080 Y2 JPH0643080 Y2 JP H0643080Y2 JP 1988141025 U JP1988141025 U JP 1988141025U JP 14102588 U JP14102588 U JP 14102588U JP H0643080 Y2 JPH0643080 Y2 JP H0643080Y2
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holder shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えばプリンタ等で使用されているロール紙
を定位置に保持するための保持装置に関するものであ
る。
[従来の技術] ロール紙を使用できる状態で定位置に保持しておくため
の装置としては、例えば第6図に示すようなものがあ
る。この装置によれば、ロール紙100の中心孔に挿通さ
れたホルダ軸101の両端に周溝部102が形成されており、
ケース103の両側壁部にそれぞれ形成されたスリット部1
04,104に、ホルダ軸101の周溝部102を落し込む構成にな
っている。
第7図は、従来の他の保持装置を示している。
この装置は、第6図の装置においてケース103の両側壁
部にフランジ105を設け、さらに断面L字形の固定板106
を該フランジ105に設けて、ケース103に取付けられたホ
ルダ軸101の周溝部102に該固定板106を当接させたもの
である。なお、第8図に示すように、この固定板106は
フランジ105に対してねじ107で着脱自在に取付けられて
いる。このような固定板106を設けることにより、ロー
ル紙100の紙を引く力によってホルダ軸101がケース103
のスリット部104から抜けるのが防止される。
[考案が解決しようとする課題] 第6図に示した保持装置によれば、ホルダ軸101がケー
ス103から外れやすいという問題があった。
第7図に示した保持装置によれば、ホルダ軸101がケー
ス103から外れることはないが、ケース103のスリット部
104と固定板106の間でホルダ軸101が上下にがたつきや
すく、またケース103の両側壁の間でもホルダ軸101が軸
方向に移動しやすいという問題があった。また、この装
置によれば、ねじ107で固定板106を取付ける構造なの
で、ホルダ軸101及びロール紙100のケース103に対する
着脱に手間がかかるという問題があった。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係るロール紙の保持装置は、ロール紙7を保持
するとともに、両端に周溝部27,28が形成されたホルダ
軸14と、 各々同一方向に開口され、前記ホルダ軸14の周溝部27,2
8を支持する支持溝15,16が形成された側壁10,11と、 該一方の側壁11に設けられ、前記支持溝16と同一方向に
開口形成された支持部23により前記ホルダ軸14の一方の
周溝部28の溝面を軸方向で他方の周溝部27側に押出する
バネ性の押え部材17と、 前記押え部材17上に設けられ、前記ホルダ軸14の該周溝
部28の内周面に当接する突起部26とを具備することを特
徴としている。
〔作用〕
ホルダ軸14にはロール紙7が挿通され、このホルダ軸14
の周溝部27,28は、側壁10,11に開口形成された支持溝1
5,16により回転自在に支持される。
押え部材17は、ホルダ軸14を軸方向に押圧するので、こ
の軸方向にがたつくことがない。
また、ホルダ軸14の周面に突起部26が当接するため、ホ
ルダ軸14が押え部材14から外れるのが防止されている。
[実施例] 本考案の一実施例を第1図〜第5図によって説明する。
本実施例に係るロール紙の保持装置1は、第4図及び第
5図に示すように、プリンタ2を有する電子機器3に設
けられている。機器3の筐体4の内部には、プリンタカ
バ5の下方にプリンタ取付板6があり、その上にプリン
タ2が取付けられている。そして、該プリンタ2に隣接
して、プリンタ取付板6の端部にはロール紙7の保持装
置1がガイド板8を介して設けられている。
第1図に示すように、本実施例の保持装置1は、上面と
ガイド板8側の前面が開口した箱形のケース9を有して
いる。ケース9の左右両側壁10,11の上端には、外方に
向けて水平となるようにフランジ10a,11aが設けられて
いる。両フランジ10a,11a及び両側壁10,11には、それぞ
れ切欠き12,13が設けられている。そして、後述するロ
ール紙7のホルダ軸14を支える垂直な支持溝15,16が、
各切欠き12,13に連続して両側壁10,11にそれぞれ形成さ
れている。この支持溝15,16と切欠き12,13との接続部分
は三角形に切取られており、ホルダ軸14が導入しやすい
ようになっている。また支持溝15,16の下端は、支持す
べきホルダ軸14に形成された周溝部27,28の形状に合せ
て半円形になっている。
次に、ケース9の一方の側壁11の内面には押え部材17が
設けられている。本実施例の押え部材17は、金属製の板
ばねである。第1図〜第3図に示すように、この押え部
材17は数箇所で折曲げ加工された矩形状であり、ボルト
18で側壁11に取付けられた固定板19と、押え板20とが斜
板部21で連続している。第3図中に想像線で示すように
押え板20はケース9の内部へ傾斜しており、ホルダ軸14
を装置したさいに側壁11にほぼ平行となる。そして押え
板20の上には、導入板22が外方へ角度をもって連続して
いる。押え板20には、相対する側壁11の支持溝16と同形
の支持部23が形成されている。押え板20の支持部23に連
続して、導入板22には先端に向けて幅が広がる導入溝24
が形成されている。そして、導入板22の上端に設けられ
た操作フランジ25は、ホルダ軸14の設定時に、第3図に
示すように切欠き13からケース9の外へ半分突出した状
態となっている。次に、支持部23をはさんだ押え板20の
内面側の2箇所には、円形の突起26がそれぞれ設けられ
ており、後述するホルダ軸14の周面14aに係止するよう
になっている。
次に、前記ケース9内に支持されるホルダ軸14について
説明する。第1図〜第3図に示すように、ホルダ軸14の
両端には周溝部27,28がそれぞれ設けられており、前記
両側壁10,11の支持溝15,16及び押え部材17の支持部23に
係合するようになっている。周溝部27,28における軸径
は、前記支持溝15,16及び支持部23の溝幅とほぼ同じで
ある。また、一方の周溝部27は、側壁10の支持溝15のみ
に係合するので、その軸方向の長さは側壁10の板厚より
も若干大きい程度となっている。また、他方の周溝部28
は、側壁11の支持溝16と押え部材17の支持部23の両方に
係合するので、その軸方向の長さは前記一方の周溝部27
よりも長くなっている。従って、ホルダ軸14をケース9
内に設定して該周溝部28内に押え部材17を係合させた
際、押え部材17がケース9の側壁11側にたわんで、該周
溝部28内の端面28aが押え部材17によって軸方向に押圧
されるようになっている。次に、ホルダ軸14の一方の周
溝部27の近傍には、ロール紙7を位置決めするための円
板29が設けられている。円板29の直径は、未使用のロー
ル紙7の外径と同じか、これよりも若干大きい程度とな
っている。
次に、以上の構成における作用を説明する。
プリンタカバ5を外し、ロール紙7を保持したホルダ軸
14をケース9内に設定する。この時、ロール紙7と円板
29を持つと操作しやすい。まず、ホルダ軸14の一方の周
溝部27を一方の側壁10の支持溝15に係合させる。次に、
操作フランジ25を指で押えて、押え部材17を外側にたわ
ませる。この状態で、ホルダ軸14の他方の周溝部28を導
入板22の導入溝24に沿って支持部23に挿入し、押え部材
17の支持部23と他方の側壁11の支持溝16に他方の周溝部
28を係合させる。押え部材17の導入板22は外方に傾斜し
ており、その導入溝24も上方に拡幅されているので、上
記ホルダ軸14の設定は円滑に行なうことができる。
また、押え部材17は、ある程度たわむと側壁11の内面側
にあたり、それ以上はたわまないので、上記の操作にお
いて押え部材17を回復不能なまでに変形させてしまう恐
れはない。また、上記の操作では、指で押え部材17を外
方へたわませた状態でホルダ軸14を設定したが、押え部
材17の導入溝24に沿ってホルダ軸14を下方に押込み、ホ
ルダ軸14に加える力によって強制的に押え部材17を外方
へたわませるようにして設定してもよい。
ホルダ軸14の両端が、支持部23及び支持溝15,16によっ
て支持された状態では、該ホルダ軸14は他方の周溝部28
内の端面28aを押え部材17で内方に押圧されている。こ
れによって、ホルダ軸14は軸方向に関する動きが規制さ
れ、位置決めされる。また、押え部材17の弾性力をもっ
て軸方向に位置決めされれば、ホルダ軸14は、支持溝1
5,16及び支持部23に沿った上下方向の動きもある程度規
制されることになる。次に、押え部材17の内方におい
て、ホルダ軸14の周面14aには押え部材17の突起26が係
止している。これによって、ホルダ軸14の上下方向の動
き、とりわけホルダ軸14の他方の円周溝28側の上下のが
たつきはより完全に規制され、ロール紙7を引く力によ
ってホルダ軸14が軸線と略垂直方向の力を受けても、ホ
ルダ軸14が支持部23及び支持溝15,16に沿って上下する
ことはない。なお、ホルダ軸14を取り外す際の手順は、
前述した手順の逆を行なえばよい。
次に、前述のようにしてホルダ軸14及びロール紙7の設
定が終ると、第4図及び第5図に示すようにロール紙7
をガイド板8に沿ってプリンタ2に挿入し、さらにプリ
ンタカバ5を筐体4に取付けて、ロール紙7の先端をプ
リンタカバ5のスリット5aから外へ導き出す。この状態
では、プリンタカバ5の突起部5bが円板29に上から当接
し、ホルダ軸14の一方の周溝部27側が上下方向にがたつ
くことは防止される。そして、ロール紙7は、この円板
29と押え部材17の押え板20との間において、ホルダ軸14
に対して回転自在に位置決めされる。ロール紙7の一端
面はほぼ全面が円板29に接しているが、他端面は比較的
小さい面積で押え部材17に接しているだけなので、ロー
ル紙7を供給するために回転する場合の抵抗は小さい。
本実施例では、両端を支持されるホルダ軸14の他端側だ
けに押え部材17を設け、一端側には、プリンタカバ5で
押圧される円板29を設けているが、一端側は円板29を設
けずに単に側壁10の支持溝15に落し込んで支えるだけで
もよい。その場合、軸方向の位置決めは押え部材17の弾
力で行なわれるが、ロール紙7に加わる引張り力に対し
ては、この軸方向のすき間を適宜に設定することで十分
に対向することができ、ホルダ軸14が支持溝15,16に沿
って上下にがたつくことはほとんどない。もちろん、実
施例のように押え部材17に突起部26を設けることによっ
て上下のがたつきをより完全に防止するようにしてもよ
い。また、押え部材17の弾力によってホルダ軸14が回転
しなくても、ホルダ軸14に対してロール紙7が回転でき
れば使用上何の問題もない。また、ホルダ軸14が所定位
置にガタつくことなく位置決めされた状態で回転しうる
ように、押え部材17の弾力を設定することもできる。
本実施例では、ケース9の一対の支持溝15,16と押え部
材17にあるひとつの支持部23によってホルダ軸14の両端
を支えている。この例においては、押え部材17が設けら
れている側の側壁11の支持溝16を省略し、各1つづつの
支持溝15と支持部23でホルダ軸14の両端を支えるように
してもよい。または、押え部材17を2つにして、ホルダ
軸14の両端を、それぞれ支持溝15,16と2つの支持部23,
23によって2箇所づつで支えるようにしてもよい。ある
いは、ホルダ軸14の両端を2個の押え部材17,17のみに
よって支持するようにしてもよい。
本実施例では、押え部材17に円形の突起部26を設けた
が、支持溝15,16又は支持部23に沿ったホルダ軸14のが
たつきを防止するためならば、必ずしも円形である必要
はない。例えば、断面三角形状の突条をもってホルダ軸
14の周面14aに係止する突起部としてもよい。
本実施例では、押え部材17として板ばねを用いたが、ホ
ルダ軸14の円周溝内の端面に当接する板材と、これを所
定方向に付勢するコイルばね等の付勢手段によって、押
え部材を構成してもよい。
本実施例の装置がプリンタに実装されるのは、一適用例
にすぎない。本考案は、ロール紙を保持するためにあら
ゆる技術分野を用いることができる。
〔考案の効果〕
本考案のロール紙の保持装置によれば、ホルダ軸の一方
の周溝部が押え部材で軸方向に押圧される構成であるた
め、ホルダ軸ががたつくことがない。
また、ホルダ軸の両端の周溝部は、それぞれ同一方向に
開口形成された支持溝で支持される構成であり、ホルダ
軸をこの開口部から挿通するのみの操作で容易に装着で
きる。
さらに、ホルダ軸の周面には、押え部材の突起部が係止
する構成であるため、ホルダ軸装着後においてこのホル
ダ軸が抜けることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2図はホル
ダ軸と直交する方向に切断した同実施例の断面図、第3
図は第2図のIII-III切断線における断面図、第4図は
同実施例を電子機器のプリンタに実装した状態を示す部
分平面図、第5図は第4図のV−V切断線における断面
図、第6図は従来のロール紙の保持装置の一構成例を示
す斜視図、第7図は従来のロール紙の保持装置の他の構
成例を示す斜視図、第8図は第7図におけるホルダ軸の
固定構造を示す断面図である。 1……ロール紙の保持装置、 7……ロール紙、14……ホルダ軸、 17……押え部材、26……突起部、 27,18……周溝部、28a……端面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロール紙(7)を保持するとともに、両端
    に周溝部(27,28)が形成されたホルダ軸(14)と、 各々同一方向に開口され、前記ホルダ軸の周溝部を支持
    する支持溝(15,16)が形成された側壁(10,11)と、 該一方の側壁に設けられ、前記支持溝と同一方向に開口
    形成された支持部(23)により前記ホルダ軸の一方の周
    溝部(28)の溝面を軸方向で他方の周溝部(27)側に押
    圧するバネ性の押え部材(17)と、 前記押え部材上に設けられ、前記ホルダ軸の該周溝部の
    内周面に当接する突起部(26)と、 を具備することを特徴とするロール紙の保持装置。
JP1988141025U 1988-10-31 1988-10-31 ロール紙の保持装置 Expired - Lifetime JPH0643080Y2 (ja)

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JPH0261853U JPH0261853U (ja) 1990-05-09
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JPS583801U (ja) * 1981-06-29 1983-01-11 石川 愛子 サンダル

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