JPH0643033Y2 - 貯水槽 - Google Patents
貯水槽Info
- Publication number
- JPH0643033Y2 JPH0643033Y2 JP1989076223U JP7622389U JPH0643033Y2 JP H0643033 Y2 JPH0643033 Y2 JP H0643033Y2 JP 1989076223 U JP1989076223 U JP 1989076223U JP 7622389 U JP7622389 U JP 7622389U JP H0643033 Y2 JPH0643033 Y2 JP H0643033Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- packing
- shell
- lower shell
- brim
- concave grooves
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Gasket Seals (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、下面が開放し、その下縁周囲に鍔を有する
上殻と、上面が開放し、その上縁周囲に鍔を有する底付
きの下殻を備え、上記下殻の鍔と、上殻の鍔を軟質の板
パッキンを挟んで重ね、締付けたFRP製貯水槽に関す
る。
上殻と、上面が開放し、その上縁周囲に鍔を有する底付
きの下殻を備え、上記下殻の鍔と、上殻の鍔を軟質の板
パッキンを挟んで重ね、締付けたFRP製貯水槽に関す
る。
〈従来の技術〉 上記した貯水槽は従来から公知であって、上殻、下殻を
共にFRPで成形し、上殻には上壁にマンホールが設けて
ある。そして、上殻の鍔と、下殻の鍔は一般に同形同大
で、軟質の板パッキンを挟んで対面するようになってい
る。
共にFRPで成形し、上殻には上壁にマンホールが設けて
ある。そして、上殻の鍔と、下殻の鍔は一般に同形同大
で、軟質の板パッキンを挟んで対面するようになってい
る。
〈考案が解決しようとする課題〉 上殻と下殻とによって水洩れのない貯水槽を組立てるた
め、上殻の鍔と、下殻の鍔をシールパッキンを挟んで重
ね、鍔沿いに該両鍔と、シールパッキンにボルトを点々
と貫通し、その各ボルトにナットをねじ込み、ボルトの
頭部とナットで両鍔と、その間に介在するシールパッキ
ンを締付けるのであるが、シールパッキンは各鍔の外向
き張出し量にほゞ等しい幅を有するため上下の鍔で圧縮
されて厚さを減少し、厚さの減少分だけ幅が拡がり、両
鍔の外縁、及び上下の殻で形成される槽内にはみ出し、
外観を損じる。
め、上殻の鍔と、下殻の鍔をシールパッキンを挟んで重
ね、鍔沿いに該両鍔と、シールパッキンにボルトを点々
と貫通し、その各ボルトにナットをねじ込み、ボルトの
頭部とナットで両鍔と、その間に介在するシールパッキ
ンを締付けるのであるが、シールパッキンは各鍔の外向
き張出し量にほゞ等しい幅を有するため上下の鍔で圧縮
されて厚さを減少し、厚さの減少分だけ幅が拡がり、両
鍔の外縁、及び上下の殻で形成される槽内にはみ出し、
外観を損じる。
〈課題を解決するための手段〉 そこで本考案は、下面が開放し、その下縁周囲に鍔を有
する上殻と、上面が開放し、その上縁周囲に鍔を有する
底付きの下殻を備え、上記下殻の鍔と、上殻の鍔を軟質
板パッキンを挟んで重ね、締付けたFRP製の貯水槽にお
いて、前記上殻と下殻の鍔の平坦なパッキン接触面の少
なくとも一方に、当該接触面の内外縁に沿った内外の凹
溝がめぐらされており、上記軟質板パッキンの内外両縁
は当初、上記内外の凹溝の中心線相互間の内側にあり、
両鍔の締付けにより上記各溝内でパッキンの被圧縮量を
受入れて肥厚部となっていることを特徴とする。
する上殻と、上面が開放し、その上縁周囲に鍔を有する
底付きの下殻を備え、上記下殻の鍔と、上殻の鍔を軟質
板パッキンを挟んで重ね、締付けたFRP製の貯水槽にお
いて、前記上殻と下殻の鍔の平坦なパッキン接触面の少
なくとも一方に、当該接触面の内外縁に沿った内外の凹
溝がめぐらされており、上記軟質板パッキンの内外両縁
は当初、上記内外の凹溝の中心線相互間の内側にあり、
両鍔の締付けにより上記各溝内でパッキンの被圧縮量を
受入れて肥厚部となっていることを特徴とする。
〈実施例〉 図示の実施例において、1は下面が開放した上殻で、そ
の上壁には蓋2で塞がれたマンホールを設け、下縁周囲
から外向きに鍔3が張出している。又、4は上面が開放
し、底5を備えた下殻で、上縁周囲から外向きに鍔6が
張出す。上殻1、下殻4は共にFRPで成形され、鍔3と
6は相対向してその間に軟質板状のシールパッキン7を
挟み、鍔沿いに点々と両鍔3,6及びシールパッキン7に
貫通したボルト8にナット9をねじ込んで締付け、上下
の殻1,4により貯水槽を構成するようになっている。こ
のため、各鍔3と6及びシールパッキン7にはボルト8
を通すための一連の孔10が点々と開設してある。
の上壁には蓋2で塞がれたマンホールを設け、下縁周囲
から外向きに鍔3が張出している。又、4は上面が開放
し、底5を備えた下殻で、上縁周囲から外向きに鍔6が
張出す。上殻1、下殻4は共にFRPで成形され、鍔3と
6は相対向してその間に軟質板状のシールパッキン7を
挟み、鍔沿いに点々と両鍔3,6及びシールパッキン7に
貫通したボルト8にナット9をねじ込んで締付け、上下
の殻1,4により貯水槽を構成するようになっている。こ
のため、各鍔3と6及びシールパッキン7にはボルト8
を通すための一連の孔10が点々と開設してある。
シールパッキン7に接触する鍔3と6の平坦な接触面
3′と6′のどちらか一方、又は双方にシールパッキン
7の内縁部7aと外縁部7bに沿う凹溝11a,11bをめぐらせ
て設けてある。
3′と6′のどちらか一方、又は双方にシールパッキン
7の内縁部7aと外縁部7bに沿う凹溝11a,11bをめぐらせ
て設けてある。
従って、シールパッキン7を、内縁部7aと外縁部7bが各
凹溝に位置するように鍔3と6の間に挟み、前述したよ
うに一連の孔10にボルト8を通し、ナット9をボルト8
にねじ込んで締付けることによりシールパッキンを鍔3
と6の接触面3′と6′で圧縮すると、パッキン7の圧
縮量のほゞ全量は幅方向に逃げ、各凹溝11a,11b内に入
り込んで内外縁部7a,7bを筋状に膨らまし、肥厚部12a,1
2bを形成する。
凹溝に位置するように鍔3と6の間に挟み、前述したよ
うに一連の孔10にボルト8を通し、ナット9をボルト8
にねじ込んで締付けることによりシールパッキンを鍔3
と6の接触面3′と6′で圧縮すると、パッキン7の圧
縮量のほゞ全量は幅方向に逃げ、各凹溝11a,11b内に入
り込んで内外縁部7a,7bを筋状に膨らまし、肥厚部12a,1
2bを形成する。
凹溝11a,11bは鍔3と6の接触面3′と6′の双方に設
けても、接触面3′又は6′のどちらか一方に設けるだ
けでもよいが、接触面3′と6′との双方に設けるとき
は両面3′,6′にある二条宛の凹溝11a同志と、11b同志
の各合計容量はパッキン7の内縁部7a側と、外縁部7b側
の被圧縮量がパッキンの肥厚部12a,12bで満たされるよ
うに定め、又、接触面3′と6′のどちらか一方に設け
る場合は、その一条の凹溝11a及び11bがパッキンの内縁
部側と、外縁部側の被圧縮量が夫々パッキンの肥厚部12
a,12bで満たされるように各凹溝11a,11bの容量を定め
る。尚、シールパッキン7の幅Wは、第2図に示すよう
に内縁部7aと外縁部7bが夫々凹溝11aと11bの中心線の少
し内側に位置するように定めて置くことが好ましい。
けても、接触面3′又は6′のどちらか一方に設けるだ
けでもよいが、接触面3′と6′との双方に設けるとき
は両面3′,6′にある二条宛の凹溝11a同志と、11b同志
の各合計容量はパッキン7の内縁部7a側と、外縁部7b側
の被圧縮量がパッキンの肥厚部12a,12bで満たされるよ
うに定め、又、接触面3′と6′のどちらか一方に設け
る場合は、その一条の凹溝11a及び11bがパッキンの内縁
部側と、外縁部側の被圧縮量が夫々パッキンの肥厚部12
a,12bで満たされるように各凹溝11a,11bの容量を定め
る。尚、シールパッキン7の幅Wは、第2図に示すよう
に内縁部7aと外縁部7bが夫々凹溝11aと11bの中心線の少
し内側に位置するように定めて置くことが好ましい。
〈考案の効果〉 以上で明らかなように本考案によれば、上殻の鍔3と、
下殻の鍔6の間に介在するシールパッキン7がボルト
8、ナット9の締付けによってはみ出る不体裁を解消で
きる。なお本考案によらなくても、パッキン7の幅を十
分狭くすれば、はみ出しを防ぐことは出来る。そのかわ
り鍔3とパッキン7との当初からの接触面積が過小にな
って、肝心の水密機能が低下する。
下殻の鍔6の間に介在するシールパッキン7がボルト
8、ナット9の締付けによってはみ出る不体裁を解消で
きる。なお本考案によらなくても、パッキン7の幅を十
分狭くすれば、はみ出しを防ぐことは出来る。そのかわ
り鍔3とパッキン7との当初からの接触面積が過小にな
って、肝心の水密機能が低下する。
本考案は上記接触面積が十分な幅のパッキンを使い、そ
のパッキンのはみ出しを内外の凹溝によって防いだので
ある。
のパッキンのはみ出しを内外の凹溝によって防いだので
ある。
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は分解斜
視図、第2図は第1図の要部の拡大断面図、第3図は同
上の締付け状態の拡大断面図である。 図中、1は上殻、2はマンホール蓋、3は鍔、4は下
殻、5は底、6は鍔、7はシールパッキン、8はボル
ト、9はナット、11a,11bは凹溝、12a,12bはパッキンの
肥厚部を示す。
視図、第2図は第1図の要部の拡大断面図、第3図は同
上の締付け状態の拡大断面図である。 図中、1は上殻、2はマンホール蓋、3は鍔、4は下
殻、5は底、6は鍔、7はシールパッキン、8はボル
ト、9はナット、11a,11bは凹溝、12a,12bはパッキンの
肥厚部を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】下面が開放し、その下縁周囲に鍔を有する
上殻と、上面が開放し、その上縁周囲に鍔を有する底付
きの下殻を備え、上記下殻の鍔と、上殻の鍔を軟質板パ
ッキンを挟んで重ね、締付けたFRP製の貯水槽におい
て、前記上殻と下殻の鍔の平坦なパッキン接触面の少な
くとも一方に、当該接触面の内外縁に沿った内外の凹溝
がめぐらされており、上記軟質板パッキンの内外両縁は
当初、上記内外の凹溝の中心線相互間の内側にあり、両
鍔の締付けにより上記各溝内でパッキンの被圧縮量を受
入れて肥厚部となっていること、を特徴とする貯水槽。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989076223U JPH0643033Y2 (ja) | 1989-06-30 | 1989-06-30 | 貯水槽 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989076223U JPH0643033Y2 (ja) | 1989-06-30 | 1989-06-30 | 貯水槽 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0317095U JPH0317095U (ja) | 1991-02-20 |
JPH0643033Y2 true JPH0643033Y2 (ja) | 1994-11-09 |
Family
ID=31617495
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989076223U Expired - Lifetime JPH0643033Y2 (ja) | 1989-06-30 | 1989-06-30 | 貯水槽 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0643033Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TW200819878A (en) * | 2006-10-19 | 2008-05-01 | Hannspree Inc | sealing mechanism of flat panel display |
JP4840429B2 (ja) * | 2008-09-25 | 2011-12-21 | パナソニック電工株式会社 | マッサージ機 |
JP7247505B2 (ja) * | 2018-09-26 | 2023-03-29 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 粉体通路部品及びこれを用いた粉体処理装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5147127Y2 (ja) * | 1972-03-29 | 1976-11-13 | ||
JPS6345484U (ja) * | 1986-09-12 | 1988-03-26 |
-
1989
- 1989-06-30 JP JP1989076223U patent/JPH0643033Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0317095U (ja) | 1991-02-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |