JPH0642795B2 - 無整流子電動機 - Google Patents

無整流子電動機

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JPH0642795B2
JPH0642795B2 JP61304341A JP30434186A JPH0642795B2 JP H0642795 B2 JPH0642795 B2 JP H0642795B2 JP 61304341 A JP61304341 A JP 61304341A JP 30434186 A JP30434186 A JP 30434186A JP H0642795 B2 JPH0642795 B2 JP H0642795B2
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JP
Japan
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switching
rotor
filter circuit
rotation speed
phase
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JP61304341A
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JPS63157687A (ja
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勘治 井崎
敬人 西川
欣司 谷腰
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Panasonic Ecology Systems Co Ltd
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Matsushita Seiko Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ファン等の駆動用に使用され、巻線に誘起さ
れる逆起電力を利用して回転子の位置を検出する無整流
子電動機に関するものである。
従来の技術 従来この種の無整流子電動機は第7図および第8図に示
すような構成であった。図において1〜6はスイッチン
グ素子であり、それらの出力端が3相ブリッジ接続さ
れ、中性点非接地スター結線された3相の固定子巻線7
〜12に接続されている。13は4極に着磁された磁極
をもつ回転子である。回転子13の固定子巻線7〜12
に対する相対的な位置を、所定の回転数にてその位相遅
れが である一次フィルター回路42〜44の各出力を相互に
比較する比較器45〜47にて検出し、この比較器45
〜47の出力状態に応じて、制御手段48がスイッチン
グ素子1〜6にゲート信号を出力し、所定の固定子巻線
相に対する通電を制御し回転子13を回転させている。
第8図は固定子巻線端子電圧Vと比較器45の出力の
関係を示した図であり、図におけるAは所定の回転数に
て一次フィルター回路42の位相が 遅れた場合であり、出力が変化する電気角 の時点で固定子巻線通電相を切換えており、正確な回転
子位置検出ができている。BはAに対して回転数が低く
なった場合であり、一次フィルター回路42の位相遅れ
より図における電気角Qだけ小さくなるため、Aより
早い状態で比較器45の出力が変化し、固定子巻線通電
相の切換えタイミングもAの正確な状態に対して早くな
っている。またCはAに対して回転数が高くなった場合
であり、一次フィルター回路42の位相遅れが より図における電気角Qだけ大きくなるため、Aより
遅れた状態で比較器45の出力が変化し、固定子巻線通
電相の切換えタイミングもAの正確な状態に対して遅れ
ている。
発明が解決しようとする問題点 このような従来の構成では、所定の回転数にて一次フィ
ルターの位相遅れ角度を としているため、所定の回転数以外の回転状態では一次
フィルターの位相遅れ角度が変化するため、固定子巻線
に対する通電切換タイミングがずれることになり、電動
機の効率低下や騒音発生の原因となったり、運転不能状
態となる問題があった。
本発明はこのような問題点を解決するもので、回転数に
かかわりなく、騒音発生や効率低下の少ない状態で運転
できる無整流子電動機を提供することを目的とするもの
である。
問題点を解決するための手段 この問題点を解決するために本発明は、中性点非接地ス
ター結線された3相の固定子巻線の中性点でない各相端
子に接続され、定数切換可能なフィルター回路と、回転
子の回転数を検出する回転数検出手段と、前記回転子の
回転数に応じて前記フィルター回路の定数を切り換える
切換手段と、前記フィルター回路の各出力を相互に比較
して前記回転子の位置を検出する比較器と、この比較器
の出力に応じて前記3相の固定子巻線の所定の相に通電
する制御手段を設けたものである。
作用 この構成により、回転子回転数が変化しても、回転数検
出手段によって回転数を検出し、回転数に応じてフィル
ター回路の定数を切換え、フィルター回路の位相遅れガ
一定となるよう調整するため、回転数にかかわりなく、
比較器による正確な回転子の位置検出が可能となり、騒
音発生や効率低下の少ない状態での無整流子電動機の運
転が可能となる。
実施例 以下本発明の一実施例について第1図〜第6図にもとづ
き説明する。図において18〜20は巻線スイッチング
ノイズを低減させるフィルター回路で、抵抗とコンデン
サより構成され、切換手段15〜17によって定数切換
可能であり、定数が変化するとともに位相遅れ角度も変
化する。14は回転子の回転数を検出する回転数検出手
段で、切換手段15〜17は回転数検出手段14が検出
した回転数に応じてフィルター回路18〜20の定数を
切り換える。21〜23は比較器で、比較器21は固定
子巻線端子電圧VとVの一次フィルター回路18と
19通過後の出力電圧,比較器22は同様にVとV
の一次フィルター回路19と20通過後の出力電圧,比
較器23も同様にVとVの一次フィルター回路20
と18通過後の出力電圧を比較して、回転子13の位置
検出情報を出力している。制御手段24は比較器21〜
23の出力状態をもとに回転子13の位置を判定し、通
電すべき固定子巻線相を決定し、導通させるスイッチン
グ素子のゲート信号を出力している。第2図は一次フィ
ルター回路18〜20の位相遅れ角が1/3πのときの、
正確な回転子13の位置検出が行なわれている状態で
の、固定子巻線7〜12の各相の端子電圧(図における
破線で示された台形波状の電圧)V〜Vと、その一
次フィルター回路18〜20を通過後の出力電圧(図に
おける実線で示された三角波状の電圧)の関係、および
比較器21〜23の出力電圧とスイッチング素子1〜6
の導通状態の関係を示した図である。スイッチング素子
は図におけるON部分が導通区間を示しており、電気角 ごとに導通状態を変化させ通電相を切換えている。第3
図は切換手段15〜17および一次フィルター回路18
〜20の概略構成図であり、切換手段15〜17は回転
数によってON,OFF制御可能なスイッチSおよび
から構成されている。また、一次フィルター回路1
8〜20は、3個の抵抗R,R,Rとコンデンサ
Cから構成されており、スイッチSとSのONおよ
びOFFによって全体の抵抗値を変化させることによっ
て、回路定数を3種類切換え、位相遅れ角度を変化させ
ている。第4図は第3図の構成において、R=2.0
(KΩ),R=1.4(KΩ),R=6.9(KΩ),C
=1.0(μF)として、一次フィルター回路の3種類の
定数についてそれぞれ通電相切換えタイミングの進み角
度を演算した図である。
図において、一次フィルター回路18〜20の位相遅れ
角度は =tan-1ωCR(ω:2πf,f:入力信号周波数)で
計算され、この位相遅れ角度がちょうど であれば、第2図に示すように比較的21〜23の出力
状態変化タイミングとスイッチング素子の導通状態変化
タイミング、つまり通電相切換えタイミングが一致する
ため、比較器の出力状態に応じて通電相を切換えていけ
ば、良好な運転が可能となる。しかしながら、一次フィ
ルター回路の位相遅れ角度は、その回路定数が一定であ
れば入力信号の周波数,本実施例では固定子巻線7〜1
2の各相端子電圧V〜Vの周波数、つまり回転子の
回転数によって変化するため、回転数によって一次フィ
ルター回路の定数を第3図に示すように、回路の抵抗値
を切換えて変更している。実際に第4図に示すような抵
抗値とコンデンサ容量で、回転子の回転数が1200rpm,10
00rpm,800rpmのときの通電相切換えタイミングの進み角
度を演算すると第4図のようになる。スイッチSおよ
びSを利用して一次フィルタ回路の定数を変更した場
合は、通電相切換えタイミングのずれが−4〜6度であ
るのに対して、定数変更しない場合は−9〜11度であ
り大きくずれていることがわかる。そのため回転子の回
転数を検出し、1000rpmでスイッチSをONとし、8
00rpmでスイッチSをONとすれば通電切換タイミ
ングのずれの少ない運転が可能となる。
第5図に要部の具体的な回路の一例を示す。フィルター
回路18は抵抗26〜28とコンデンサー29,フィル
ター回路19は抵抗26′〜28′とコンデンサー2
9′,フィルター回路20は抵抗26″〜28″とコン
デンサー29″から構成されている。切換え手段15〜
17は、スイッチング素子30〜30″,31〜31″
と32,33およびマイクロコンピュータ25から構成
されている。また制御手段24と回転数検出手段14は
マイクロコンピュータ25および周辺回路から構成され
ている。マイクロコンピュータ25によって検出した回
転子の回転数が低い場合、マイクロコンピュータ25は
スイッチング素子32および33に対するゲート信号を
出力しないため、スイッチング素子32,33および3
0〜30″,31〜31″は非導通の状態であり、第3
図におけるスイッチSおよびSがOFFの状態に対
応する。次に回転子回転数が高くなり800rpm以上と
なると、その回転数を検出したマイクロコンピュータ2
5は、スイッチング素子32を導通させるためのゲート
信号を出力する。スイッチング素子32が導通すると、
同時にスイッチング素子30〜30″も導通状態とな
り、抵抗26〜26″の両端が短絡され、フィルター回
路の抵抗はそれぞれ2個の抵抗27と28,27′と2
8′,27″と28″から構成された状態となる。これ
は第3図におけるスイッチSがON,SがOFFの
状態に対応する。次にさらに回転数が高くなり、1000rp
m以上となると、マイクロコンピュータ25はスイッチ
ング素子33を導通させるためのゲート信号を出力す
る。スイッチング素子33が導通すると、同時にスイッ
チング素子31〜31″も導通状態となり、抵抗26と
27,26′と27′および26″と27″の両端が短
絡され、フィルター回路の抵抗はそれぞれ1個の抵抗2
8,28′,28″から構成された状態となる。これは
第3図におけるスイッチSおよびSがONの状態に
対応する。このように回転数によってフィルタ回路の抵
抗値が変化し、フィルター回路の定数を切換えることが
可能となる。その他の部分は第1図と同様であり、比較
器21〜23の出力が直接マイクロコンピュータ25に
入力され、マイクロコンピュータ25は、比較器21〜
23の出力状態を判断して、スイッチング素子1〜6へ
のゲート信号を出力し、固定子巻線7〜12に対する通
電を制御している。
次に上記のように構成した無整流子電動機の動作を第6
図のフローチャートを用いて説明する。電動機の電源を
投入するとマイクロコンピュータ25のROMに記憶さ
れた第6図のフローチャートに示すプログラムの手順に
したがって電動機が回転する。まずステップ34でゲー
ト信号を出力して回転子13を回転させる。その後ただ
ちにステップ35で比較器21〜23の出力信号の取り
込みを開始するとともに、ステップ36で回転子回転数
を検出するため、比較器21〜23の出力状態が変化す
るまでの時間tの測定を始める。時間tは回転数に比例
するため、時間tの測定によって回転数の検出が可能と
なる。次にステップ37で比較器21〜23の出力状態
の観察を続け、信号が変化すれば、ステップ38で時間
tの測定を終了したのちステップ39で時間tの大きさ
を判断する。時間tが小さければ回転数が高いため、ス
テップ40でフィルター回路の定数を切り換えるための
スイッチング素子32もしくは33のゲート信号を出力
する。その後ステップ37での比較器21〜23の変化
後の出力状態からステップ41で固定子巻線の通電相を
決定する。回転数が低く時間tが大きい場合は、ステッ
プ39の後ただちにステップ41を実行する。次に再び
ステップ34でステップ41で決定された通電相に応じ
たゲート信号を出力し回転子13の回転を続行させる。
以後はこの繰り返して運転が続行される。比較器21〜
23の出力状態に応じてどの固定子巻線相を通電させる
かは、あらかじめマイクロコンピュータ25のROMに
記憶されており、本実施例では比較器21〜23の出力
状態の6種類の変化に対応して、6種類の通電パターン
が記憶されている。
なお本実施例では、フィルター回路の定数を3種類切り
換えているが、3種類である必要はなく、必要に応じて
決定すればよい。
以上のように本実施例によれば、回転子回転数に応じて
フィルター回路の抵抗値を変更し、フィルター回路定数
を切換えているので、回転数が変化しても、通電切換タ
イミングのずれの少ない無整流子電動機の運転が可能と
なる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、回転数検出手段が電動機
の回転数を検出し、その検出した回転数に応じて切換手
段がフィルター回路の定数を切り換えるため、回転数が
変化しても、通電切換タイミングのずれの少ない運転が
可能となり、効率低下や騒音発生の少ない無整流子電動
機を構成することが可能となる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例における無整流子電動機の概
略構成図、第2図は同巻線端子電圧とフィルター回路の
出力電圧と比較器の出力電圧およびスイッチング素子の
導通状態を示す説明図、第3図は同フィルター回路と切
換え手段の概略構成図、第4図は第3図の回路を具体的
に運転した場合の通電相切換え進み角度を示した図、第
5図は同要部回路図、第6図は同運転のプログラムの一
例を示すフローチャート、第7図は従来の無整流子電動
機の概略構成図、第8図は同端子電圧と比較的の出力電
圧の関係を示した説明図である。 7,8,9,10,11,12……固定子巻線、13…
…回転子、14……回転数検出手段、15,16,17
……切換え手段、18,19,20……フィルター回
路、21,22,23……比較器、24……制御手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中性点非接地スター結線された3相の固定
    子巻線の中性点でない各相端子に接続され、定数切換可
    能なフィルター回路と、回転子の回転数を検出する回転
    数検出手段と、前記回転子の回転数に応じて前記フィル
    ター回路の定数を切換える切換手段と、前記フィルター
    回路の各出力を相互に比較して前記回転子の位置を検出
    する比較器と、この比較器の出力に応じて前記3相の固
    定子巻線の所定の相に通電する制御手段を備えた無整流
    子電動機。
JP61304341A 1986-12-19 1986-12-19 無整流子電動機 Expired - Lifetime JPH0642795B2 (ja)

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JPS63157687A JPS63157687A (ja) 1988-06-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0670577A (ja) * 1992-08-19 1994-03-11 Fujitsu General Ltd 無整流子電動機の回転子位置検出回路

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JPS63157687A (ja) 1988-06-30

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