JPH0642618B2 - 弾性表面波フィルタ - Google Patents
弾性表面波フィルタInfo
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- JPH0642618B2 JPH0642618B2 JP59036977A JP3697784A JPH0642618B2 JP H0642618 B2 JPH0642618 B2 JP H0642618B2 JP 59036977 A JP59036977 A JP 59036977A JP 3697784 A JP3697784 A JP 3697784A JP H0642618 B2 JPH0642618 B2 JP H0642618B2
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- surface acoustic
- wave filter
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- H03H9/02—Details
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- H03H9/02779—Continuous surface reflective arrays
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- Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、斜め電極指を有する弾性表面波フィルタに係
り、特に伝搬路において周波数特性を制御するようにし
た弾性表面波フィルタに関する。
り、特に伝搬路において周波数特性を制御するようにし
た弾性表面波フィルタに関する。
従来の方法では、所望の周波数特性を弾性表面波フィル
タで実現する場合、所望の周波数特性を逆フーリェ変換
し、その時間関数を電極配置で形成するアポダイズ法な
どで行っている。しかしながら、この方法では所望周波
数特性が矩形を呈するような簡単なものには適用可能で
あるが、所望周波数特性が複雑な場合には実現が困難で
あった。
タで実現する場合、所望の周波数特性を逆フーリェ変換
し、その時間関数を電極配置で形成するアポダイズ法な
どで行っている。しかしながら、この方法では所望周波
数特性が矩形を呈するような簡単なものには適用可能で
あるが、所望周波数特性が複雑な場合には実現が困難で
あった。
また第１図に示すものは斜め電極指を有する従来の弾性
表面波フィルタであるが、図において、１は圧電基板
（圧電薄膜）、２，３はトランスジューサー、２１，３
１は共通電極、２２，３２は斜め電極指である。このフ
ィルタは、時間軸と周波数軸の直交する２軸で基板上に
構成される２次元的フィルタである。斜め電極指を伝搬
方向Ｔと平行なチャンネルで分割した時、各々のチャン
ネルでは中心周波数の異なる正規形電極と考えられ、斜
め電極指全体の周波数特性は各々のチャンネルを並列に
接続した特性になる。
表面波フィルタであるが、図において、１は圧電基板
（圧電薄膜）、２，３はトランスジューサー、２１，３
１は共通電極、２２，３２は斜め電極指である。このフ
ィルタは、時間軸と周波数軸の直交する２軸で基板上に
構成される２次元的フィルタである。斜め電極指を伝搬
方向Ｔと平行なチャンネルで分割した時、各々のチャン
ネルでは中心周波数の異なる正規形電極と考えられ、斜
め電極指全体の周波数特性は各々のチャンネルを並列に
接続した特性になる。
第１図に示した従来の弾性表面波フィルタの周波数特性
は第５図（Ａ）のように、斜め電極指の最大ピッチと最
小ピッチで決まる単純な矩形特性となる。しかしなが
ら、もっと複雑な周波数が所望される場合には、それを
実現するのが著しく困難であった。
は第５図（Ａ）のように、斜め電極指の最大ピッチと最
小ピッチで決まる単純な矩形特性となる。しかしなが
ら、もっと複雑な周波数が所望される場合には、それを
実現するのが著しく困難であった。
また、例えば、くし形フィルタのように周波数特性が複
雑なものについては、アポダイズ法でひとつの電極にそ
の特性を持たせることは不可能になり、異なる周波数特
性を持つ電極をいくつか基板上に並べ、それを組み合わ
せて所望周波数特性を得ているのが現状である。
雑なものについては、アポダイズ法でひとつの電極にそ
の特性を持たせることは不可能になり、異なる周波数特
性を持つ電極をいくつか基板上に並べ、それを組み合わ
せて所望周波数特性を得ているのが現状である。
このように、従来の弾性表面波フィルタは、電極形状だ
けで所望周波数特性を実現するものであるから、周波数
特性が複雑なものになると数個の異なった周波数特性を
持つ電極を組み合わせねばならず、また外部回路などを
使って実現しなければならなかった。従って、素子形状
が複雑で大きくなり、また外部回路を必要とするなどの
欠点があった。
けで所望周波数特性を実現するものであるから、周波数
特性が複雑なものになると数個の異なった周波数特性を
持つ電極を組み合わせねばならず、また外部回路などを
使って実現しなければならなかった。従って、素子形状
が複雑で大きくなり、また外部回路を必要とするなどの
欠点があった。
かかる従来技術の欠点を解消せんとして、第２図及び第
３図に示す方法がある。第２図に示す例は、斜め電極指
を有する弾性表面波フィルタの伝搬路上において、上部
から３番目のチャンネルに感光性のポリイミド樹脂（例
えば東レ（株）製造のフォトニース）９を配置したもの
である。これによって、上から第３番目のチャンネル内
を伝搬する表面波を一部吸収することが可能である。そ
の結果、第５図（Ｂ）に示すように、そのチャンネルの
中心周波数を阻止するノッチフィルタ特性となる。この
ようにして、チャンネルを細かく分けて吸収物を配置す
れば、くし形フィルタなどの複雑な周波数特性も一般的
なフォトリゾグラフィー技術で簡単に実現可能である。
またその時、第３図のように、フォトマスク上で基板端
面からの反射抑圧のための吸収物９Ａを同時に配置する
こともある。
３図に示す方法がある。第２図に示す例は、斜め電極指
を有する弾性表面波フィルタの伝搬路上において、上部
から３番目のチャンネルに感光性のポリイミド樹脂（例
えば東レ（株）製造のフォトニース）９を配置したもの
である。これによって、上から第３番目のチャンネル内
を伝搬する表面波を一部吸収することが可能である。そ
の結果、第５図（Ｂ）に示すように、そのチャンネルの
中心周波数を阻止するノッチフィルタ特性となる。この
ようにして、チャンネルを細かく分けて吸収物を配置す
れば、くし形フィルタなどの複雑な周波数特性も一般的
なフォトリゾグラフィー技術で簡単に実現可能である。
またその時、第３図のように、フォトマスク上で基板端
面からの反射抑圧のための吸収物９Ａを同時に配置する
こともある。
これに対して、本発明は、圧電基板もしくは圧電薄膜上
に形成された送信側トランスジューサーもしくは受信側
トランスジューサーまたはそれぞれに、斜め電極指を有
する弾性表面波フィルタにおいて、前記送信側トランス
ジューサーと受信側トランスジューサーとの間の弾性表
面波伝搬路の前記圧電基板もしくは圧電薄膜上に、表面
波伝搬方向に平行に複数段に分割される帯状伝搬路に沿
って、該帯状伝搬路の幅にほぼ等しく、複数の電極指を
有する帯状の表面波吸収用電極対を配置して、通過周波
数帯域特性を制御可能としたものである。
に形成された送信側トランスジューサーもしくは受信側
トランスジューサーまたはそれぞれに、斜め電極指を有
する弾性表面波フィルタにおいて、前記送信側トランス
ジューサーと受信側トランスジューサーとの間の弾性表
面波伝搬路の前記圧電基板もしくは圧電薄膜上に、表面
波伝搬方向に平行に複数段に分割される帯状伝搬路に沿
って、該帯状伝搬路の幅にほぼ等しく、複数の電極指を
有する帯状の表面波吸収用電極対を配置して、通過周波
数帯域特性を制御可能としたものである。
以下、第４図に示す本発明の実施例につき詳説する。
第４図に示す例は、伝搬路上の２つのチャンネルに、複
数の電極指を有する帯状の表面波吸収用電極対４Ａ，４
Ｂを伝搬方向Ｔに平行に配置し、さらに、それぞれの電
極対にそれぞれ負荷抵抗５Ａ，５Ｂを接続したものであ
る。本発明は、このような構成によって表面波の一部を
吸収し、周波数特性を制御するものである。
数の電極指を有する帯状の表面波吸収用電極対４Ａ，４
Ｂを伝搬方向Ｔに平行に配置し、さらに、それぞれの電
極対にそれぞれ負荷抵抗５Ａ，５Ｂを接続したものであ
る。本発明は、このような構成によって表面波の一部を
吸収し、周波数特性を制御するものである。
以上述べたように、本発明によれば、圧電基板もしくは
圧電薄膜上の伝搬路上に表面波吸収用電極を配置するこ
とによって、通過周波数帯域特性を制御することが可能
であり、簡単な構成ながら複雑な周波数特性も容易に実
現し得る効果が達成される。
圧電薄膜上の伝搬路上に表面波吸収用電極を配置するこ
とによって、通過周波数帯域特性を制御することが可能
であり、簡単な構成ながら複雑な周波数特性も容易に実
現し得る効果が達成される。
第１図は従来の斜め電極指を有する弾性表面波フィルタ
の平面図、第２図及び第３図は伝搬路上に表面波吸収物
質を配置した例を示す平面図、第４図は本発明の一実施
例を示す平面図、第５図（Ａ），（Ｂ）はそれぞれ第１
図に示す従来の弾性表面波フィルタと本発明の実施例に
よる弾性表面波フィルタの周波数特性を示すグラフであ
る。 １…圧電基板（圧電薄膜）、２，３…トランスジューサ
ー、２１，２３…共通電極、２２，３２…斜め電極指、
４Ａ，４Ｂ…表面波吸収用電極、５Ａ，５Ｂ…可変抵
抗、９，９Ａ…表面波吸収物、Ｔ…伝搬方向。
の平面図、第２図及び第３図は伝搬路上に表面波吸収物
質を配置した例を示す平面図、第４図は本発明の一実施
例を示す平面図、第５図（Ａ），（Ｂ）はそれぞれ第１
図に示す従来の弾性表面波フィルタと本発明の実施例に
よる弾性表面波フィルタの周波数特性を示すグラフであ
る。 １…圧電基板（圧電薄膜）、２，３…トランスジューサ
ー、２１，２３…共通電極、２２，３２…斜め電極指、
４Ａ，４Ｂ…表面波吸収用電極、５Ａ，５Ｂ…可変抵
抗、９，９Ａ…表面波吸収物、Ｔ…伝搬方向。
フロントページの続き 審判の合議体 審判長 細谷 博 審判官 菅澤 洋二 審判官 長浜 義憲 (56)参考文献 特開 昭53−139949（ＪＰ，Ａ) 特開 昭54−111256（ＪＰ，Ａ) 特公 昭47−31878（ＪＰ，Ｂ１) 特公 昭51−28372（ＪＰ，Ｂ１) 特公 昭55−5887（ＪＰ，Ｂ２)
Claims (2)
- 【請求項１】圧電基板もしくは圧電薄膜上に形成された
送信側トランスジューサーもしくは受信側トランスジュ
ーサーまたはそれぞれに、斜め電極指を有する弾性表面
波フィルタにおいて、前記送信側トランスジューサーと
受信側トランスジューサーとの間の弾性表面波伝搬路の
前記圧電基板もしくは圧電薄膜上に、表面波伝搬方向に
平行に複数段に分割される帯状伝搬路に沿って、該帯状
伝搬路の幅にほぼ等しく、複数の電極指を有する帯状の
表面波吸収用電極対を配置して、通過周波数帯域特性を
制御可能としたことを特徴とする弾性表面波フィルタ。 - 【請求項２】特許請求の範囲第１項の弾性表面波フィル
タにおいて、前記表面波吸収用電極対に可変負荷抵抗が
接続され、該可変負荷抵抗の調整によって表面波の吸収
が制御されることを特徴とする弾性表面波フィルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59036977A JPH0642618B2 (ja) | 1984-02-28 | 1984-02-28 | 弾性表面波フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59036977A JPH0642618B2 (ja) | 1984-02-28 | 1984-02-28 | 弾性表面波フィルタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60180318A JPS60180318A (ja) | 1985-09-14 |
| JPH0642618B2 true JPH0642618B2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=12484812
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59036977A Expired - Lifetime JPH0642618B2 (ja) | 1984-02-28 | 1984-02-28 | 弾性表面波フィルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0642618B2 (ja) |
Families Citing this family (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0763131B2 (ja) * | 1985-03-13 | 1995-07-05 | 株式会社村田製作所 | 表面波装置の周波数調整方法 |
| JPS6324708A (ja) * | 1986-07-16 | 1988-02-02 | Japan Radio Co Ltd | 弾性表面波フイルタ |
| GB2193060B (en) * | 1986-07-16 | 1991-04-03 | Japan Radio Co Ltd | Surface elastic wave filter |
| JPS6441310A (en) * | 1987-08-06 | 1989-02-13 | Mitsubishi Electric Corp | Surface acoustic wave device |
| US4931752A (en) * | 1987-09-30 | 1990-06-05 | Hewlett-Packard Company | Polyimide damper for surface acoustic wave device |
| JPH01168110A (ja) * | 1987-12-24 | 1989-07-03 | Japan Radio Co Ltd | 弾性表面波フィルタ |
| JPH0214611A (ja) * | 1988-07-01 | 1990-01-18 | Koji Toda | トランスバーサル型信号処理素子 |
| US5113115A (en) * | 1991-06-19 | 1992-05-12 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army | Saw slanted array correlator with amplitude error compensating polymer reflective array grating |
| JP4707902B2 (ja) * | 2001-09-19 | 2011-06-22 | 日本無線株式会社 | 弾性表面波フィルタ |
| JP5581859B2 (ja) * | 2009-09-04 | 2014-09-03 | 日本電波工業株式会社 | 弾性波フィルタ |
| CN113527883A (zh) * | 2021-08-30 | 2021-10-22 | 西安聚安光科物联网科技有限公司 | 新型声表面波滤波器用吸声散热材料及其制备方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5128372A (en) * | 1974-09-03 | 1976-03-10 | Japan Storage Battery Co Ltd | Hijoyokeikoto no kyudenhoshiki |
| JPS53139949A (en) * | 1977-05-13 | 1978-12-06 | Fujitsu Ltd | Filter for elastic surface wave |
| CA1110022A (en) * | 1978-06-28 | 1981-10-06 | Robert A. Dubois | Method of blow molding an all plastic drum and compression molding a projection theron |
-
1984
- 1984-02-28 JP JP59036977A patent/JPH0642618B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60180318A (ja) | 1985-09-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |