JPS607850B2 - 音響表面波トランスジュ−サ - Google Patents

音響表面波トランスジュ−サ

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JPS607850B2
JPS607850B2 JP53089273A JP8927378A JPS607850B2 JP S607850 B2 JPS607850 B2 JP S607850B2 JP 53089273 A JP53089273 A JP 53089273A JP 8927378 A JP8927378 A JP 8927378A JP S607850 B2 JPS607850 B2 JP S607850B2
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ユリ−・ヴアシリエヴイツチ・グルヤエフ
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INSUCHICHUUTO RAJIOTEFUNIKII II EREKUTORONIKII EE ENU ESU ESU ESU AARU
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INSUCHICHUUTO RAJIOTEFUNIKII II EREKUTORONIKII EE ENU ESU ESU ESU AARU
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    • H03H9/1455Transducers of particular shape or position constituted of N parallel or series transducers

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、音響表面波で作動する信号処理装置に係り、
特に、音響表面波トランスジューサ並びにかかるトラン
スジユーサをベースとしたフイルタに係る。
本発明は、例えばレーダや通信システムや自動装置やコ
ンピュ−タ等のような色々な技術分野に於いて分散型及
び非分散型の遅延線フィル夕として成功裡に適用できる
圧電基体に配置された第1接点領域と第2接点領域を備
え、且つ圧電基体に配置された電極の列を更に備え、然
してこの電極の列は上記第1接点領域に電気的に接続さ
れた第1群の電極と、該第1群の電極に平行であってこ
れらの間に配置された第2群の電極より成り、そして両
群の電極の重畳部分を形成し、そして第2群の電極が上
記第2接点領域に電気的に接続されたような、指を交互
に組み合わせた形式の音響表面波トランスジューサが知
られている。
音響表面波トランスジューサの振中一周波数応答がその
ィンパルス応答のフーリエ変換体であるということが知
られている。
これについては、1977年、3月、Pra.lEEE
第59登第3号、の393乃至409頁に記載されたR
.HTancrell氏及びM.G.Holland氏
の“音響表面波フィル夕”を参照されたい。かかるトラ
ンスジューサを設計する場合には一般にそのィンパルス
応答の計算を行なうのが第1段階であり、これによって
形状がその椿定応答に最も近似した振中一周波数応答曲
線が与えられる。特定のィンパルス応答を得るためには
、各々の隣接電極対による音響表面波の励起の強さを重
み付けしなければならない。上記したトランスジューサ
では、ィンパルス応答の振中を調整する所与の法則に従
って第1群及び第2群の隣接電極の重畳部分の長さを変
えることによってこの重み付けが達成される。
かかるトランスジューサがアポダィズ型(apodjz
ed)トランスジューサとして知られている。入力及び
出力の音響表面波トランスジューサが1つの音響チャン
ネルに配置され、そしてその一方のトランスジューサ例
えば入力のトランスジューサがアポダィズ型トランスジ
ューサとして形成されたフィル夕が知られている。
アポダーィズ型トランスジューサではビームアパ、一チ
ャに沿って非均一な波頭で音響表面波が励起される。
というのは、重畳した隣接電極の各対がその重畳領域の
長さに相当するビーム中で音響表面波を励起するからで
ある。従ってフィル夕の入力トランスジューサの電極重
畳の変化を歪を生じることなくインパルス応答の振中変
化に変えるためにはフィル夕の出力トランスジューサが
同じ長さの重畳部分を有していなければならない。かく
て既知のフィル夕では、一方のトランスジューサによっ
て振中一周波数応答が与えられるだけであり、従ってフ
ィル夕の通過帯城以外のところで著しい信号抑制を与え
ることができない。更に、アポダィズ型トランスジュ−
サではその隣接電極の重畳部分の面積が小さい場合に回
折作用が現われて、これら電極により励起された音響表
面波の波頭が平らなものから丸いものに変えられる。こ
れがフィル夕のインパルス応答を歪ませそしてその通過
帯城でのェネルギ損失を高めることになる。フィル夕の
通過帯域以外のところでの信号抑制レベルを高めるため
には、入力及び出力の両トランスジューサで振中一周波
数応答を整形することが望ましい。これは、両トランス
ジューサがアポダィズ型でありそして電極のマルチスト
リップ系を経て相互接続された平行な音響チャンネルに
両トランスジューサが配置されたようなフィル夕によっ
て達成することができる。これについては1973年、
81ecU.Let.第9巻第10号235頁のJ.M
.Deacon,J.Ho雌way,J.A.Jenk
ins氏の“音響表面波フィル夕に於けるマルチストリ
ップ型カプラー”を参照されたい。かかるフィル夕の振
中一周波数応答は入力トランスジューサと出力トランス
ジューサの振中一周波数応答の積であり、これはフィル
夕の通過帯域以外のところで良好に信号を抑制する。
然し乍ら、このフィル夕では回折作用やそれに関連した
欠点が解消されない。又、かかるフィル夕では入力トラ
ンスジューサの音響チャンネルから出力トランスジュー
サの音響チャンネルへと音響表面波を転送する間にその
通過帯域内で付加的なェネルギ損失が生じる。トランス
ジューサの電極を接点領域に結合する容量を変えること
によって音響表面波の励起強度の重み付けを行なうよう
な音響表面波トランスジューサも知られている(米国特
許第3904996号参照)。
かかるトランスジューサの1実施例に於いては、各接点
領域が誘電体の表面層を有し、その上にそれに対応する
群の電極の部分が配置され、従って各々の電極とそれに
対応する接点領域との間にキャパシタが作られる。
このキヤパシタの容量は電極の上記部分の面積によって
決定され「そしてトランスジューサの特定のィンパルス
応答に従ってこれら部分の面積を電極ごとに変えること
によって容量が変えられる。このような重み付け技術は
トランスジューサの全長に沿って同じ重畳長さを持った
トランスジューサ電極を得ることができるようにし、従
って隣接電極の全ての対が同じビーム中で然も異なった
振中で音響表面波を励起する。このようなトランスジュ
ーサをフィル夕に用いた時には第2のトランスジューサ
もアポター・ィズでき、これは両トランスジューサに於
いてフィル夕の振中一周波数応答を整形できるようにす
る。然し乍ら、前記したようなトランスジューサ設計で
は接点領域に誘電体の層が存在するために多数の重大な
欠点が生じる。先ず、トランスジュ−サの製造プロセス
が著しく複雑化される。というのは、接点領域を作り、
その上に誘電体の層を添着しつつその厚みを正確にチェ
ックし、そして電極を作るというように多数の工程段階
が含まれるからである。写真平版技術を用いて電極を作
った時には、電極の中にふさわしい厚みをした誘電体の
層にフオトステンシルを置かねばならない。その結果、
フオトステンシルと基体との間にギャップが形成される
。これは電極の縁を侵食せしめそして前記したトランス
ジューサに比べてトランスジューサの最高の作動周波数
に制約を与える。更に、譲露体層のパンクやその他の欠
陥が考えられ、これは電極を接点領域に橋絡する結果と
なり「それ故適当な製品の出力を低下することになる。
圧電基体に配置された第1及び第2の接点領域と、圧電
基体に配置された電極の主列とを備え、然してこの主列
が上記第1接点領域に電気的接続された第1群の電極と
、該第1群の電極に平行で且つそれらの間に配置された
第2群の電極とを備えtそれにより両群の電極の同じ長
さの重畳部分が形成され、そして更に第2群の電極はキ
ャパシタを経て上記第2接点領域に接続され、該キャパ
シタの容量がトランスジューサの特定インパルス応答に
より定められるような、指を交互に組ませた形状の音響
表面波トランスジューサの使用が提案されている(米国
特許第3904996号参照)。
かかるトランスジューサに於いては、第1接点領域への
第1群の電極の電気的接続もキャパシタを経て行なわれ
、該キャパシタの容量もトランスジューサの特定のィン
パルス応答によって決定される。これらのキャパシタは
接点領域の凹鏡とこれら凹高に入る電極の端とによって
形成される。各キャパシタの容量は対応電極の端と接点
領域との間のギャップの中と、凹穂の深さとに左右され
る。トランスジューサの長さに沿ってキャパシ夕の容量
を変えるのに必要とされる法則は、対応電極の端と接点
領域との間のギャップの中と凹喬の深さとの2つのパラ
メータを変えることによって与えられる。これはトラン
スジューサの計算を著しくわずらわしいものにする。ト
ランスジュ−サのこのような設計は、相当のェネルギ損
失を生じ且つこの装置の通過帯域内で振中一周波数応答
の歪を生じ「然もこの通過帯域以外のところでの信号抑
制レベルを低いものにする。
これらは全て、トランスジューサの通過帯域内の音響表
面波が第1及び第2群の電極の重畳点で励起されるだけ
でなく、接点領域とそれに対応する群の電極との間のギ
ャップでも励起されるということによって生じる。この
場合、上記した回折作用は浅い凹窟を持った部分に現わ
れる。これらの作用はトランスジューサのィンパルス応
答の歪を生じ、それ故トランスジューサの通過帯域内で
の振中一周波数応答に歪を生じ、且つ通過帯域以外のと
ころでの信号の抑制を不充分なものにする。指を交互に
組ませた形状の入力トランスジュ−サと出力トランスジ
ューサとを備えた音響表面波フィル夕が提案されており
、この場合は電極の主列が圧電基体上で1つの音響チャ
ンネルに配置されている(米国特許第3904996号
参照)。
かかるフィル外こ於いては一方のトランスジューサ例え
ば入力トランスジューサが前記したように作られ、そし
て出力トランスジューサがアポダィズ型である。一方、
出力トランスジュ−サが入力トランスジューサと同じに
作られてもよい。このフィル夕は上記した音響表面波ト
ランスジューサに本来あるあらゆる欠点を有している。
そこで本発明の目的は、ェネルギ損失が低く且つ通過帯
域内での振中一周波数応答の歪が少ないような、指を交
互に組ませた形状の音響表面波トランスジューサを提供
することである。本発明の別の目的は、このトランスジ
ューサを設計する際に計算を著しく簡単化できるような
、指を交互に組ませた形状の音響表面波トランスジュー
サを提供することである。
本発明の更に別の目的は、トランスジューサの通過帯域
以外のところでの信号抑制レベルを高めることのできる
、指を交互に組ませた形状の音響表面波トランスジュー
サを提供することである。
本発明のなお別の目的は上記トランスジューサをベース
としたフィル夕を提供することである。本発明のこれら
の目的及び他の目的は、指を交互に組ませた形状の音響
表面波トランスジューサであって、圧電基体に配置され
た第1及び第2の接点領域を備えそして圧電基体に配置
された電極の主列を備え、然してこの主列は上記第1接
点領域に電気的に接続された第1群の電極と、この第1
群の電極に平行であり且つそれらの間に配置された第2
群の電極とを備え、それによりこれら両群の電極の重畳
部分が形成されそしてこの部分は同じ長さを有し、そし
て又第2群の電極はキャパシ夕を経て上記第2接点領域
に薮続され、該キャパシタの容量がトランスジューサの
特定のィンパルス応答によって決定されるようなトラン
スジューサに於いて、このトランスジューサは上記電極
の主列と上記第2接点領域との間で上記圧電基体に配置
された電極の第1補助列を備え、この第1補助列は上記
第2接点領域に電気的接続された第3群の電極と、この
第3群の電極に平行で上記主列の上記第2群の対応電極
に直結された第4群の電極とを備え、そしてこの第4群
の電極は上記第3群の電極間に配置されそして第4群の
電極の少なくとも1部は第3群の電極とでもつてこれら
両群電極の重畳部分を形成し、この重畳部分は可変の長
さを有し、上記第4群の各電極は上記第3群の隣接電極
と上記第2接点領域の隣接部分とでもつて、上記主列の
第2群の対応電極と上記第2接点領域との容量性結合を
与え、この場合上記第1補助列の第3及び第4群の隣接
電極の長手軸間の距離は上記主列の第1及び第2群の電
極の長手軸間の距離と異なるように選択されることを特
徴とするトランスジューサを提供することによって達成
される。上記トランスジューサは上記電極の主列と上記
第1接点領域との間で圧電基体に配置された電極の第2
補助列を更に備え、然してこの第2補助列は上記第1接
点領域に電気的接続された第5群の電極と、この第5群
の電極に平行で且つ上記主列の第1群の対応電極に連結
された第6群の電極とを備え、この第6群の電極は第5
群の電極間に配置され従って第6群の電極の少なくとも
1部は第5群の電極との重畳部分を有し、この重畳部分
は可変長さを有し、そして第6群の各電極は第5群の隣
接電極及び第1接点領域の隣接部分とでもつてキャパシ
タを形成し、このキャパシ夕は主列の第1群の対応電極
を第1接点領域に結合し、このキャパシタの容量はトラ
ンスジューサの特定のィンパルス応答によって決定され
、そしてこの第2補助列の第5及び第6群の隣接電極の
長手藤間の距離は主列の第1及び第2群の電極の長手鞠
問の距離並びに第1補助列の第3及び第4群の電極の長
手鞠問の距離と異なるように選択されるのが好ましい。
少なくとも1つの補助列の隣接電極の長手軸間の距離は
、この補助列の電極により励起される音響表面波の周波
数帯域が王列の電極により励起される音響表面波の特定
の周波数帯城から外れるように選択されるのが好ましい
少なくとも1つの補助列の隣接電極の長手軸間の距離は
、この補助列の電極により励起される音響表面波の周波
数帯城がトランスジューサの振中一周波数応答のバース
トに対応する周波数レンジと重畳し、然してこのバース
トが主列の電極により励起される音響表面波の特定の周
波数帯域から外れたところに位置される様に更に選択さ
れるのが好ましい。
少なくとも1つの補助列の隣接電極の長手軸間の距離は
、この補助列の電極により励起された音響表面波の周波
数帯域がトランスジューサの振中一周波数応答の側部ロ
ーブに対応する周波数帯城に重畳するように更に選択さ
れるのが好ましい。
これらの目的及び他の目的は、指を交互に組ませた形状
の入力及び出力音響表面波トランスジューサより成り、
電極の主列が圧電基体上で1つの音響チャンネルに配置
されたような音響表面波フィル外こ於いて、少なくとも
1つの音響表面波トランスジューサを前記したように形
成したことを特徴とするフィル夕を提供することによっ
て達成される。入力及び出力の音響表面波トランスジュ
ーサに1つの電極補助列が設けられた時には、両トラン
スジューサの電極の補助列を上記音響チャンネルの各々
の側に配置することができる。
上記音響表面波トランスジューサを前記したように形成
した時は「入力トランスジューサの少なくとも1つの補
助列の隣接電極の長手軸間の距離が「出力トランスジュ
ーサの少なくとも1つの補助列の隣接電極の長手軸間の
距離と異なるように選択されるのが好ましい。
上記フィル夕は、少なくとも1つの補助列の電極により
励起された音響表面波を吸収するようにこの補助列に対
して配置された少なくとも1つの音響表面波吸収装置を
備えるのが好ましい。
この音響表面波吸収装置は電極の補助列に直接配置され
るのが望ましい。この音響表面波吸収装置は電極の補助
列から或る距離だけ離れたところで入力トランスジュー
サと出力トランスジューサとの間に配置されるのが望ま
しい。
本発明による音響表面波トランスジューサ及びこのトラ
ンスジユーサをベースとしたフィル夕のこのような設計
により、ェネルギの損失を減らすことができ且つトラン
スジユーサ(フィル夕)の通過帯域内で振中一周波数応
答の歪を減らすことができ、トランスジューサ(フィル
夕)の通過帯城以外のところでの信号抑制レベルを高め
ることができ、然もトランスジューサを設計する過程に
含まれる計算を簡単にすることができる。
以下添付図面を参照して本発明を詳細に説明する。
本発明によれば、指を交互に組ませた形状の音響表面波
トランスジューサ1(第1図)は圧電基体2を備えてお
り、その上に第1接点領域3と、第2接点領域4と、電
極6,7の主列5と、該主列と第2接点領域4との間に
配置された電極9,10の第1補助列8とが置かれてい
る。
電極6,7の主列5は接点領域3に電気的接続された第
1群の電極6と、該電極6に平行で且つそれらの間に配
置された第2群の電極7より成り、従って電極6,7の
重畳部分が形成され、該重畳部分は等しい長さ1を有し
ている。
電極9,10の補助列8は接点領域4に電気的接続され
た第3群の電極9と、該電極9に平行で且つ主列5の対
応電極7に直結された第4群の電極10とを備え「然し
て第4群の電極1川ま可変長さ1,の重畳部分を形成す
るように電極9間に配置される。
電極9,10のこの重畳部分の可変長さ1,は第1図に
示したように色々な長さの電極10‘こよって形成して
もよいし、及び/又は色々な長さの電極9によって形成
してもよいということに注意されたい。この場合には、
補助列8の若干の電極9,10のみが重畳部分を持つよ
うにすることもできるという点を考慮することも必要で
ある。第4群の各電極1川ま第3群の隣接電極9及び第
2接点領域4の隣接部分mとでもつてキャパシタ11を
形成し、このキャパシタは主列5の第2群の対応電極7
を第2接点領域4に接続する。
各キャパシタ11の容量は電極9,10の重畳部分の長
さ1,に左右され「そしてトランスジューサの特定のィ
ンパルス応答によって決定される。本発明によれば、ト
ランスジューサについての計算は補助列8の電極9,1
0の重畳部分の長さ1,をトランスジューサに沿って変
えるという一定の法則まで簡略化される。本発明によれ
ばこの計算はトランスジューサの主列5の隣接電極対6
及び7の等価回路を基礎として行なうことができる。こ
の目的のため、先ず、等価容量C,(第2図)の大きさ
を計算するが、この容量は音響表面波の所要振中を得る
ために放射抵抗Rと直列に等価回路に挿入しなければな
らないものである。中心作動周波数ら‘こ於いてトラン
スジューサの電極対6及び7により励起される音響表面
波の振中は電圧V(第2図)に比例する。電圧Vの大き
さは等価回路に基き次式より求められる。但し、Vgは
高周波信号発生器の電圧であり、R は主列5の隣接電
極対6及び7の放射抵抗であり、 Co は主列の第2群の電極7と第2接 点領域4との間の容量11である。
従って容量C,は比V/Vgを設定することによって上
記式より求められ、これが所与の電極対により励起され
る音響表面波の所菱振中を与える。
その後、この計算された容量値を実現する、補助列8の
隣接電極9及び10の重畳部分の長さ1,の計算を行な
う。・.:鼻 (2) 但し、C,,は隣接電極9及び10の単位長さ当たりの
容量値である。
この容量値C,1は次の関係から求められる。
CII工2(ご1十・)〔6‐5(暑)2十・‐。
8(旨)十2‐37〕X・び2‘3’但し、ご,は圧電
基体2の材質の等価比誘電率であり、これは次式によっ
て決定される。
ど・=」」<ご1・ご33−パ3)・/2
(4)ど○但し、zo は真空の比譲亀率であり、 ご,,,ご33,ご,3は基体の材質の比譲露率のテン
ソル成分であり‐(方向2は音響表面波の伝搬方向に一
致する)、 a/bは補助列8の2つの隣接電極9及 び10の長手軸間の距離bに対するこ れら電極9又は10の電極中a(第1 図)の比である。
本発明によるトランスジューサのここに示す実施例に於
いて、補助列8の第3及び第4群の隣接電極9及び10
の長手軸間の距離bは、主列5の第1及び第2群の電極
6及び7の長手軸間の距離0と異なる様に選択される。
主列5の隣接電極6及び7の長手軸間の距離qは主列の
全長に亘つて一定であってもよいし、所与の法則に基い
て変えてもよい。前者の場合には、この距離はトランス
ジューサの中心作動周波数foによって決定され、そし
て広=衆 (5) に等しい。
但し、vは音響表面波の伝搬速度である。後者の場合に
は、この距離はトランスジューサの中心周波数及び通過
帯域を用いて既知の方法で決定される。トランスジュー
サの周波数帯域内でのェネルギ損失を減少するために、
補助列8の隣接電極9及び10の長手軸間の距離bは、
この補助列8の電極9及び1川こより励起される音響表
面波の周波数帯城が、主列5の電極6及び7により励起
される音響表面波の所与の周波数帯城f,一f2(第3
図)から外れる様に選択されるのが好ましい。
従って、第1図に示したトランスジューサに対しては、
トランスジューサの振中一周波数応答にバーストが存在
しそしてこれらバーストがトランスジューサの周波数帯
城を越えたところに位置され且つこれらバーストが音響
表面波の高調波乃至は寄生体積波の励起によって生じた
場合、補助列8の隣接電極9及び10の長手軸間の距離
bは、この補助列8の電極9及び1川こより励起される
音響表面波の周波数帯域ら−f4(第3図)がトランス
ジューサの振中一周波数特性の上記バーストの1つ(例
えばバーストb)に対応する周波数帯城に重畳する様に
選択されるのが好ましい。第3図に於いては横軸に周波
数fを示しそして縦軸に音響表面波の強度A(単位船)
を示してある。他の場合には、第1図に示したトランス
ジューサの振中一周波数特性の側部ローブを著しく抑制
することが必要な時に、補助列8の電極9及び10の長
手鞠問の距離bは、この補助列8の電極9及び101こ
より励起される音響表面波の周波数帯城f3−L(第4
図)が上記側部ローブe又はelに対応する周波数帯城
に重畳する様に選択される。第4図に於いても機軸に周
波数fを示し、そして縦軸に音響表面波の強度A(単位
dB)を示してある。2列の電極を持った音響表面波ト
ランスジューサの形態で本発明の実施例を説明した。
周波数帯城以外のところの信号抑制レベルが大きいこと
を必要とする装置に好ましく用いられる本発明の別の実
施例について以下に説明する。
このトランスジューサ1(第5図)は第1図に示したも
のと同様である。このトランスジューサの顕著な特徴は
、電極亀5,16の主列5と第1接点領域3との間で圧
電基体2上に配置された電極13,14の第2補助列亀
2を更に備えたという点である。この補助列12は第1
接点領域3に接続された第5群の電極13と、該電極1
3に平行で且つ主列5の対応電極15に直結された第6
群の電極14とを備え、然してこの第6群の電極14は
電極13との重畳部分を有する様に電極13間に配置さ
れ、この重畳部分は可変長さ12を有している。
電極13,貴4の重畳部分の可変長さ12は第5図に示
した様に色々な長さの電極13によって形成することも
できるし及び/又は色々の長さの電極14によって形成
することもできるということを考慮されたい。この場合
、第2補助列12の或る電極13及び14のみに重畳部
分を持たせる様にすることもできるという点を考慮する
ことも必要である。第6群の各電極14は、第5群の隣
接電極亀3及び第1接点領域3の隣接部分nとでもつて
キャパシタ】7を形成し、このキャパシ夕は主列5の第
1群の対応電極亀5を第1接点領域3に接続し、そして
その容量はトランスジューサの特定ィンパルス応答によ
って決定される。
このトランスジューサの計算は前記と同様に行なわれる
この場合「第2図による等価回路の容量C,は主列5の
電極15及び16を各々接点領域3及び4へ接続する2
つの直列接続されたキャパシタ17及び11の和である
。第5図に示した本発明の実施例に於いて、補助列8の
電極亀8,19の重畳部分の可変長さ1,はこの補助列
の第3群の電極18の色々な長さによって形成される。
第2補助列12の隣接電極13及び14の長手軸間の距
離広は、主列5の電極15及び16の長手軸間の距離0
とも第1補助列8の電極18,19の長手藤間の距離b
とも異なる様に選択される。
ここに説明するトランスジューサの実施例に於いて、距
離b,q,Qの選択は第1図に示したトランスジューサ
の距離b,bの選択と同様に行なわれる。
このトランスジューサの場合、補助列12及び8の電極
13,14及び18,19の長手軸間の距離Q,bは、
これらの補助列8及び12の電極18テー9及び13,
14により各々励起される音響表面波の周波数帯城f3
−f4及びf5−ら(第6図)が、トランスジューサの
振中一周波数応答の側部ローブe及びe′(中心周波数
らの各側に位置された)に対応する周波数帯域に重畳す
る様に選択されるのが好ましい。
第6図の横軸及び縦軸には第3図及び4図の機軸及び縦
軸と同様の大きさで周波数及び強度がプロットされてい
る。又、本発明は上記した音響表面波トランスジューサ
をベースとして作られたフィル夕も備えている。
従って第7図は第1図によって作られた指を交互に組ま
せた形状の入力音響表面波トランスジューサーと、指を
交互に組ませた形状の既知のアポタ、.ィズ型出力音響
表面波トランスジューサ21とをベースとして形成され
た本発明による音響表面波フィル夕を示しており、そし
てトランスジューサーの接点領域3及び4は高周波信号
発生器20に接続されそしてトランスジューサ21は負
荷24に接続された接点領域22及び23を有している
トランスジューサ21は接点領域22及び23に各々電
気的接続された電極26及び27の主列25を備えてい
る。トランスジューサー及び2亀の電極6,7及び26
,27の各々の主列5及び25は圧電基体28上で1つ
の音響チャンネル29に配置される。第8図は入力の音
響表面波トランスジューサ1及び出力の音響表面波トラ
ンスジューサ30の両方を第1図によって作った場合の
本発明によるフィルタの1例を示している。
これらトランスジューサの電極9,10及び9′,10
′の補助列8及び8′は上記音響チャンネル29の両側
に配置され、一方電極6,7及び6′,7′の主列5及
び5′はこのチャンネルに配置されている。この実施例
に於いて、入力トランスジューサ1の補助列8の隣接電
極9及び10の長手軸間の距離bは、出力トランスジュ
ーサ30の補助列8′の隣接電極9′及び10′の長手
軸間の距離b′と異なる様に選択される。
特に、それらの距離b及びb′は、補助列8及び8′の
電極9,10及び9′,10′により各々励起される音
響表面波の周波数帯城f3−f4及びr3−f′4(第
4図)が、中心周波数もの各側に位置された振中一周波
数応答の側部ロープe及びe′に対応する周波数帯城に
重畳する様に選択することができる。
第8図に示されたフィル外ま、補助列8及び8′の電極
9,10及び9′,10′により励起される音響表面波
を吸収する様にこれら補助列の各々に対して配置された
音響表面波吸収装置31を備えている。
所与の場合にはこの吸収装置31は電極9,10及び9
′10′の補助列8及び8′に直接配置される。かかる
吸収装置は高い誘電率を持った物質、例えば充填剤とし
てチタン酸バリウム粉末を持ったェポキシ樹脂で作るこ
とができる。この場合は、補助列8及び8′の電極9,
10及び9′,10′の重畳部分の単位長さ当たりのキ
ャパシタ11の容量が増加し、そしてこれはトランスジ
ューサの横寸法を小なくできる様にする。第9図に示さ
れた本発明によるフィル夕の実施例に於いては、入力の
音響表面波トランスジューサー及び出力の音響表面波ト
ランスジューサ32が第3図によって作られたものであ
る。
本発明のこの実施例に於いては第8図によるフィル夕の
顕著な特徴が全て保持されている。従って電極15,1
6及び15′,16′の主列5及び5′は1つの音響チ
ャンネル29に配置される。電極18,19及び18′
,19′の第1補助列8及び8′は音響チャンネル29
の両側に配置されそして電極13,14及び13′,1
4′の第2補助列12及び12′も音響チャンネル29
の両側に配遣されている。第8図の場合との相違点は、
補助列8及び12の電極により励起される音響表面波の
伝搬路に沿ってこれら補助列から或る距離だけ離れたと
ころに且つ入力トランスジューサーと出力トランスジュ
ーサ32との間に音響表面波吸収装置33が配置される
という点である。
ここまで説明したのは、補助列ごとに音響表面波吸収装
置を持った本発明によるフィル夕の実施例である。
然し乍ら、補助列の電極により励起される音響表面波の
吸収装置を持たない様な本発明の実施例も考えられる。
かかるフィルタ設計では、音響チャンネルの1方の側に
配置された入力及び出力トランスジューサの補助列の電
極の長手軸間の距離は、入力トランスジューサの補助列
の電極により励起される音響表面波の周波数帯城が、出
力トランスジューサの補助列の電極により励起される音
響表面波の周波数帯城から外れる様に選択される。
トランスジューサ及びこれをベースとしたフィル夕の上
記した全ての実施例に於いては、補助列の電極が主列の
電極に対して平行に配置されてもよいし平行に配置され
なくてもよいということに注意されたい。
平行に配置されない場合には、1方のトランスジューサ
の補助列の電極により励起される音響表面波が他方のト
ランスジューサの主列及び補助列に達しない様な角度に
補助列の電極を主列の電極に対して配置しなければなら
ない。本発明による音響表面波トランスジューサの作動
原理を、このトランスジューサをベースに形成したフィ
ル夕の例に塞いて考えることにしよう。本発明により形
成されそして第7図に示されたフィル夕は次の様に働く
。高周波信号発生器20(第7図)からの信号が主列5
の第1及び第2群の隣接電極6と7との間で第1接点領
域3及び第2接点領域4に送られた時は、第1群の電極
6と第1接点領域3との抵抗性結合により、且つ第2群
の電極7と第2接点領域4との容量性結合により、交流
電位が現われる。
各電極対間の電圧、従って各電極対間の電界強度は第2
群の対応電極7と第2接点領域4との間の容量に左右さ
れ、即ち補助列8の第4群及び第3群の対応電極10及
び9の重畳部分の長さ1,に左右される。その結果、圧
電基体2では、フィルタの通過帯城の中心周波数ら‘こ
接近した周波数帯城にある音響表面波が励起される。主
列6の隣接電極6及び7の各対により励起される音響表
面波の振中はこれら電極間の電界強度に比例し〜従って
補助列8の対応隣穣電極9及び10の重畳部分の長さ1
,に左右される。それ故、主列5の電極による音響表面
波の励起強度の重み付け、従って特定のィンパルス応答
の整形は、補助列8の電極を重畳するという一定の法則
を与えることによって行なわれる。この場合には主列5
の電極により励起される音響表面波がビームアパーチャ
に沿って均一の波頭を有している。というのは、この主
列5の電極は全て同じ長さ1の重畳部分を有しているか
らである。それ故、主列5はその電極により整形された
ィンパルス応答を歪ませる様な回折作用がない。補助列
8の電極9及び10も同様に音響表面波を励起する。
というのは、この補助列8の第3群の電極9が第2接点
領域4に抵抗性結合され、一方その第4群の電極10が
第1接点領域に誘導性結合されるからである。この場合
、補助列8の電極9,10もこより励起される音響表面
波の周波数帯城はフィル夕の通過帯城から外れたところ
にあり、これはこの補助列8の隣接電極9,10の長手
軸間の距離を上託した様に選択することによって決めら
れる。それ故、上記音響表面波はフィル夕の通過帯域内
で付加的なェネルギ損失を生じず且つ主列5の電極6,
7により整形されるィンパルス応答を歪ませない。入力
トランスジューサーの主列5の電極6及び7により励起
される音響表面波は音響チャンネル29に沿って伝搬し
、出力トランスジューサ21に到達し、そしてこの出力
トランスジューサの電極25,27によって電気信号に
変換されて負荷24に供給される。補助列8の電極9,
1川こより励起された音響表面波は分散される。出力ト
ランスジューサ21はアポダイズ型であるから、電極2
6,27の各対に現われる電気信号の振中はこれら電極
の重畳部分の長さに比例し、即ち出力トランスジューサ
21はその電極を重畳する特定の法則に塞いてィンパル
ス応答を作り出す。かくて、上記したフィル夕に於いて
は、入力及び出力の両トランスジューサに於いてインパ
ルス応答が整形され、そしてそれにより生じるフィル夕
の振中一周波数応答は入力トランスジューサ1の振中一
周波数応答と出力トランスジューサ21の振中一周波数
応答との積である。補助列8の電極9,10‘こより励
起される音響表面波の周波数帯城f2−f4(第3図)
が、トランスジューサの振中一周波数応答のバーストd
に対応する周波数帯城に重畳するように、補助列8の電
極9,10の長手軸間の距離bを選択した時は、これら
の音響表面波が上記周波数帯城f3−f4にェネルギ分
散消失を生じさせる。
従って、トランスジューサの主列5の電極6,7により
周波数帯域f3一f4で励起された音響表面波の振中は
減少される。これはフィル夕の振中一周波数応答に生じ
るバーストdを減少する結果となる。同様に、補助列8
の電極9,1川こより励起される音響表面波の周波数帯
城f3−f4が、トランスジューサの振中一周波数応答
のローブe(第4図)に対応する周波数帯城に重畳する
様に、補助列8の電極9,10の長手藤間の距離bを選
択した時には、フィル夕の振中一周波数応答の側部ロー
ブeのレベルも減少される。
第8図に示したフィル夕も上記フィル夕と同様に作動す
るが、これらの相違点は、入力トランスジューサーの主
列5から供給される音響表面波により作動される出力ト
ランスジューサ30の主列5′の各電極対6′,7′間
に現われる電気信号の振中が、出力トランスジューサ3
0の補助列8′の電極9′,10′の重畳部分の長さ1
,に比例するという点である。
従って、このフィル夕の特定のインパルス応答は入力ト
ランスジューサー及び出力トランスジューサ30の補助
列8及び8′の電極9,10及び9′,10′を重畳す
るという一定の法則を設定することによって与えられる
。出力トランスジューサ30の主列5′の全ての電極6
′,7′は同じ長さ12の重畳部分を有しているので、
回折作用がなく、そして又入力トランスジューサ1の主
列5にも回折作用は存在しない。これは所望の特性に接
近したフィル夕の振中一周波数応答を得ることができる
様にする。入力トランスジューサー及び出力トランスジ
ユーサ30の補助列8及び8′の電極9,10及び9′
,10′により励起される音響表面波は吸収装置31に
よって吸収される。
補助列8及び8′の電極9,10及び9′,I0′によ
り励起される音響表面波の周波数帯城f3−L及びf3
′−fで(第4図)が、フィル夕の振中−周波数応答の
側部ロープe及びe′に対応する周波数帯城に重畳する
様に、入力トランスジューサ1及び出力トランスジュー
サ30の補助列8及び8′のこれらの電極9,10及び
9′,10′の長手軸間の各々の距離b及びb′を選択
した時は、上記音響表面波が周波数帯城も−f4及びf
3′−ム′にェネルギ分散消失を与えるためにこれら側
部ローブのレベルが減少される。
第9図に示したフィル夕も第8図に示したフィル夕と同
様に作動するが、これらの相違点は、入力トランスジュ
ーサ1の補助列12及び8の電極13,14及び18,
19により励起される音響表面波が入力トランスジュー
サーと出力トランスジューサ32との間に配置された吸
収装置33によって吸収されるという点である。
この様にフィルタを設計すれば、入力トランスジユーサ
1及び出力トランスジューサ32の補助列8,12及び
12′,8′の電極18及び19、13及び14、18
′及び19′、13′及び14′の長手軸間の距離b,
巧及びb′,Q′を上記した様に選択した時に、フィル
夕の通過帯域から外れたところで信号を良好に抑制する
ことができる。特に、両トランスジューサ1及び32の
補助列8,12及び8′,12′の上記電極により励起
される音響表面波の周波数帯城が、第6図に示したフィ
ル夕の通過帯城 f,一f2に対して配置される様に、
上記距離b,Q,b′,ら′を選択した場合には、フィ
ル夕の振中一周波数応答の側部ローフe及びeに対応す
る周波数レンジにある信号を良好に抑制することができ
る。
ここに提案したトランスジューサの効果は、ビームアパ
ーチャに沿って均一な波頭を持った励起された音響表面
波の強度を重み付けできることより成る。
それにより、ここに提案したトランスジューサを本発明
によるフィル夕に用いた時には、フィル夕の通過帯域に
著しいェネルギ損失を生じることのない振中一周波数応
答を入力トランスジューサ及び出力トランスジューサの
両方で作ることができる。というのは、トランスジュー
サの補助列の電極がその通過帯城に付加的なェネルギ損
失を生じないからである。ここに提案したトランスジュ
ーサ、或いはこのトランスジューサをベースとして作ら
れたフィル夕によって与れられる振中一周波数応答の形
状は、トランスジューサ(フィル夕)の通過帯城以外の
ところでの信号抑制レベルを増加することによって更に
改善することができ、これはトランスジューサの補助列
電極に周波数選択性のェネルギ分散消失を生じさせるこ
とによって達成される。
ここに提案したトランスジューサについての計算及び設
計は非常に簡単なものである。このトランスジューサ及
びそれをベースとして作られるフィル夕の製造は、指を
交互に組ませた形状のこれまでの音響表面波トランスジ
ューサ及びそれをベースに作られるフィル夕の標準的な
製造技術と同じである。
【図面の簡単な説明】
第1図は指を交互に組ませた形状の本発明による音響表
面波トランスジューサを示す上面図であり、電極の補助
列を1つ備えたトランスジューサの図、第2図は第1図
に示したトランスジューサの等価回路図、第3図は第1
図に示したトランスジューサの振中一周波数応答を示し
た図、第4図は第1図に示したトランスジューサの振中
一周波数応答を示した別の図、第5図は指を交互に組ま
せた形状の本発明による音響表面波トランスジューサの
上面図であって、電極の補助列を2つ持ったトランスジ
ューサを示す図、第6図は第5図に示したトランスジュ
ーサの振中一周波数応答を示す図、第7図は第1図に示
したトランスジューサをベースとして作った本発明によ
るフィル夕の上面図、第8図は第1図に示したトランス
ジューサをベースとした本発明によるフィル夕の別の実
施例を示す上面図、第9図は第5図に示したトランスジ
ューサをベースとしたフィル夕の上面図である。 1・・・・・・音響表面波トランスジューサ、2・・・
…圧電基体、3・・・・・・第1接点領域、4…・・・
第2接点領域、5……電極の主列、6,7……電極、8
,8′……電極の第1補助列、9,9′,10,10′
…・・・電極、11・・・・・・キヤパシタ、12・・
・・・・電極の第2補助列、13,14・・・・・・電
極、15,16・・・…電極、17・・・…キャパシタ
、18,19・・・・・・電極、21・…・・トランス
ジューサ、25・・・・・・主列、26,27・・・・
・・電極、28・・・・・・圧電基体、29・・・・・
・音響チャンネル、30・・・・・・出力の音響表面波
トランスジューサ、31・・・・・・音響表面波吸収装
置、32・・…・出力の音響表面波トランスジューサ、
33・・・・・・音響表面吸収装置、1…・・・等しい
長さ、1,,12・・・・・・可変の長さ、b,b,,
b2,b′・・・・・・距離、d・・・・・・バスト〜
e・・・・・0側部ローフ。 凡畑兄坊2 凡呪J W佐4 HB6 凡伍占 兄G7 仏冴8 仇佐夕

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 指を交互に組ませた形状の音響表面波トランスジユ
    ーサに於いて、圧電基体2に配置された第1の接点領域
    3および第2の接点領域4と、上記圧電基体に配置され
    上記第1接点領域3に電気的接続された第1群の電極6
    および第1群の電極6に平行で且つそれらの間に配置さ
    れた第2群の電極7を備え、それにより同じ長さlを有
    する両群の電極6,7の重畳部分を形成するような電極
    6,7の主列5と、上記電極6,7の主列5と上記第2
    接点領域4との間で圧電基体2に配置され上記第2接点
    領域4に電気的に接続された第3群の電極9および該電
    極9に平行であり且つ上記主列5の第2群の対応電極7
    に直結された第4群の電極10を備えた電極9,10の
    第1の補助列8とを備え、そしてこの第4群の電極10
    は上記第3群の電極9間に配置され、そしてこの第4群
    の電極の少なくとも1部が上記第3群の電極9との重畳
    部分を有し、この重畳部分はこれらの電極9,10の可
    変長さl_1を有し、上記第4群の各電極10は上記第
    3群の隣接電極9及び上記第2接点領域4の隣接部分と
    でもってキヤパシタ11を形成し、このキヤパシタは上
    記主列5の第2群の対応電極7を上記第2接点領域4へ
    接続し、このキヤパシタの容量は上記トランスジユーサ
    の特定のインパルス応答によって決定され、そして上記
    第1の補助列8の上記第3群及び第4群の隣接電極9,
    10の長手軸間の距離bは上記主列5の上記第1群及び
    第2群の電極6,7の長手軸間の距離b_1と異なるよ
    うに選択されることを特徴とする音響表面波トランスジ
    ユーサ。 2 上記第1の補助列8の隣接電極9,10の長手軸間
    の距離bは、この補助列8の電極9,10により励起さ
    れる音響表面波の周波数帯域が、上記主列5の電極6,
    7により励起される音響表面波の特定の周波数帯域の外
    側にあるように選択される特許請求の範囲第1項記載の
    トランスジユーサ。 3 上記第1の補助列8の隣接電極の長手軸間の距離b
    は、この補助列8の電極9,10により励起される音響
    表面波の周波数帯域が上記トランスジユーサの振巾−周
    波数応答のバーストdに対応する周波数レンジと重畳す
    るように更に選択され、然して上記バーストは主列5の
    電極6,7により励起された音響表面波の特定の周波数
    帯域から外れている特許請求の範囲第2項記載のトラン
    スジユーサ。 4 上記第1の補助列8の隣接電極9,10の長手軸間
    の距離bは、この補助列8の電極9,10により励起さ
    れる音響表面波の周波数帯域が上記トランスジユーサの
    振巾−周波数応答の側部ローブeに対応する周波数帯域
    と重畳するように更に選択される特許請求の範囲第2項
    記載のトランスジユーサ。 5 指を交互に組ませた形状の音響表面波トランスジユ
    ーサに於いて、圧電基体2に配置された第1の接点領域
    3および第2の接点領域4と、上記圧電基体に配置され
    上記第1接点領域3に電気的接続された第1群の電極1
    5および第1群の電極15に平行で且つそれらの間に配
    置された第2群の電極16を備え、それにより同じ長さ
    lを有する両群の電極15,16の重畳部分を形成する
    ような電極15,16の主列5と、上記電極15,16
    の主列5と上記第2接点領域4との間で圧電基体2に配
    置され上記第2接点領域4に電気的に接続された第3群
    の電極18および該電極18に平行であり且つ上記主列
    5の第2群の対応電極16に直結された第4群の電極1
    9を備えた電極18,19の第1の補助列8とを備え、
    そしてこの第4群の電極19は上記第3群の電極18間
    に配置され、そしてこの第4群の電極の少なくとも1部
    が上記第3群の電極18との重畳部分を有し、この重畳
    部分はこれらの電極18,19の可変長さl_1を有し
    、更に、上記電極15,16の主列5と上記第1接点領
    域3との間で上記圧電基体2に配置され上記第1接点領
    域3に電気的に接続された第5群の電極13と、該電極
    13に平行であり且つ上記主列5の第1群の各電極15
    に直結された第6群の電極14とを備えた電極13,1
    4の第2の補助列12を備え、そしてこの第6群の電極
    14は上記第5群の電極13間に配置されそしてこの第
    6群の電極の少なくとも1部分が上記電極13との重畳
    部分を有し、この重畳部分はこれら両群の電極13,1
    4の可変長さl_2を有し上記第4群の各電極19は、
    上記第3群の隣接電極18及び上記第2接点領域4の隣
    接部分とでもってキヤパシタ11を形成し、このキヤパ
    シタは上記主列5の第2群の対応電極16を上記第2接
    点領域へ接続し、このキヤパシタ11の容量は上記トラ
    ンスジユーサの特定のインパルス応答によって決定され
    、そして、上記第1の補助列8の上記第3群及び第4群
    の隣接電極18,19の長手軸間の距離bは、上記主列
    5の上記第1群及び第2群の電極15,16の長手軸間
    の距離b_1と異なるように選択されており、上記第6
    群の各電極14は、上記第5群の隣接電極13及び上記
    第1接点領域3の隣接部分とでもってキヤパシタ17を
    形成し、このキヤパシタ17は上記主列5の第1群の対
    応電極15を上記第1接点領域3に接続し、このキヤパ
    シタ17の容量は上記トランスジユーサの特定のインパ
    ルス応答によって決められ、この場合この第2補助列1
    2の第5及び第6群の隣接電極13,14の長手軸間の
    距離b_2は上記主列5の第1及び第2群の電極15,
    16の長手軸間の距離b_1並びに上記第1の補助列8
    の第3及び第4群の電極18,19の長手軸間の距離b
    と異なるように選択されることを特徴とする音響表面波
    トランスジユーサ。 6 上記第1及び第2の補助列8及び12のうちの少な
    くとも一方の隣接電極18,19又は13,14の長手
    軸間の距離b又はb_2は、その補助列8又は12の電
    極18,19又は13,14により励起される音響表面
    波の周波数帯域が、上記主列5の電極15,16により
    励起される音響表面波の特定の周波数帯域の外側にある
    ように選択される特許請求の範囲第5項記載のトランス
    ジユーサ。 7 上記第1及び第2の補助列8及び12のうちの少な
    くとも一方の隣接電極の長手軸間の距離b又はb_2は
    、その補助列8又は12の電極18,19又は13,1
    4により励起される音響表面波の周波数帯域が、上記ト
    ランスジユーサの振巾−周波数応答のバーストdに対応
    する周波数レンジと重畳するように更に選択され、然し
    て上記バーストは主列5の電極15,16により励起さ
    れた音響表面波の特定周波数帯域から外れている特許請
    求の範囲第6項記載のトランスジユーサ。 8 上記第1及び第2の補助列8及び12のうちの少な
    くとも一方の隣接電極18,19又は13,14の長手
    軸間の距離b又はb_2は、その補助列8又は12の電
    極18,19又は13,14により励起される音響表面
    波の周波数帯域が上記トランスジユーサの振巾−周波数
    応答の側部ローブeに対応する周波数帯域と重畳するよ
    うに更に選択される特許請求の範囲第6項記載のトラン
    スジユーサ。
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