JPH0642607A - 装軌車両用変速操向装置 - Google Patents

装軌車両用変速操向装置

Info

Publication number
JPH0642607A
JPH0642607A JP21547392A JP21547392A JPH0642607A JP H0642607 A JPH0642607 A JP H0642607A JP 21547392 A JP21547392 A JP 21547392A JP 21547392 A JP21547392 A JP 21547392A JP H0642607 A JPH0642607 A JP H0642607A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sun gear
unit
gear
planetary
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21547392A
Other languages
English (en)
Inventor
Fujio Maeda
不二雄 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP21547392A priority Critical patent/JPH0642607A/ja
Publication of JPH0642607A publication Critical patent/JPH0642607A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Deflectable Wheels, Steering Of Trailers, Or Other Steering (AREA)
  • Motor Power Transmission Devices (AREA)
  • Retarders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンの出力トルクを変速機、横軸操向機
を介してファイナルドライブ装置に伝達する装軌車両に
おいて、軽量、小型で場積を取らない変速操向装置を提
供する。 【構成】 従来の変速機と横軸操向機とを一体化し、軽
量化と場積の縮小化を実現する。変速操向装置100を
エンジン入力部10、スピード変速部30、油圧モータ
入力部50、前後進変速部60、差動遊星部70,8
0、第1および第2トランスファ部20,40で構成す
る。エンジン4の出力トルクをスピード変速部30経由
前後進変速部60に入力して所望の速度段と進行方向と
を得た上、左右の差動遊星部70,80から出力する。
旋回操向時は、油圧モータ6の出力トルクを差動遊星部
70,80のリングギヤ75,85に入力し、差動遊星
部70,80のサンギヤ77,87に伝達される前後進
変速部60の出力トルクとの合成によって回転差を与え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、装軌車両用変速操向装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】左右方向への旋回動作を油圧モータで行
う油圧操向装置を備えた履帯式トラクタ等に用いられて
いる動力伝達経路の一例を図2に示す。同図において、
エンジン4の出力トルクはトルクコンバータ7あるいは
メインクラッチ、ダンパ等を介して変速機8に入力さ
れ、変速機8によって所望の速度段に減速された後、横
軸操向機9に伝達される。横軸操向機9は、変速機8の
出力トルクを左右のスプロケット91,92に分配する
とともに、装軌車両の操向動作を行うものであり、前記
トルクは一対の傘歯車11,12によって横軸93に伝
達される。横軸93の左右両端には差動遊星歯車装置9
4,95が設けられ、横軸93に伝達されたトルクを前
記差動遊星歯車装置94,95を経てファイナルドライ
ブ装置96,97に伝える動力伝達経路と、操向操作時
に差動用油圧モータ6の出力トルクを複数個の歯車を介
して前記差動遊星歯車装置94,95のサンギヤまたは
リングギヤに入力する伝達経路とが設けられ、操向操作
時には上記の二つの経路から入力されるトルクの合成に
よって左右のスプロケット91,92に回転差を与える
とともに、スプロケット91,92を互いに逆転させる
構造になっている。なお5は油圧ポンプ、98,99は
ステアリングブレーキである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の動力伝達経
路を備えた装軌車両では、変速機と横軸操向機とがそれ
ぞれ独立に構成されているため、車両重量が増大すると
ともに原価が高くなる。同時に、変速機と横軸操向機と
が占める場積も大きいため、車両構成面における自由度
が小さい。本発明は上記従来の問題点に着目してなされ
たもので、軽量、小型で場積を取らない装軌車両用変速
操向装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る装軌車両用変速操向装置は、エンジン
の出力トルクを入力する一対の傘歯車からなるエンジン
入力部と、車体の左右方向に向かう中空の第1サンギヤ
軸と、この第1サンギヤ軸上に直列に配設され、サンギ
ヤ入力、プラネットキャリア出力の複数個の遊星歯車装
置とからなるスピード変速部と、前記第1サンギヤ軸に
平行に配設した中空の第2サンギヤ軸と、この第2サン
ギヤ軸上に直列に配設され、サンギヤ入力、プラネット
キャリアまたはリングギヤ出力の2個の遊星歯車装置か
らなる前後進変速部と、前記エンジン入力部のトルクを
スピード変速部に伝達するトランスファギヤからなる第
1トランスファ部と、前記スピード変速部の出力トルク
を前後進変速部に伝達するトランスファギヤからなる第
2トランスファ部と、前記第2サンギヤ軸の中心を貫通
する第3サンギヤ軸と、この第3サンギヤ軸の両端に、
前記前後進変速部を挟むように配設され、サンギヤおよ
びリングギヤ入力、プラネットキャリア出力の2個の遊
星歯車装置からなる差動遊星部と、前記第1サンギヤ軸
の中心を貫通し、正逆回転可能な油圧モータによって駆
動される駆動軸と、この駆動軸の一端に配設され、前記
差動遊星部の一側の遊星歯車装置のリングギヤと噛み合
う第1駆動歯車と、駆動軸の他端に配設され、反転用歯
車を介して前記差動遊星部の他側の遊星歯車装置のリン
グギヤと噛み合う第2駆動歯車とからなる油圧モータ入
力部とによって構成するものとし、このような構成にお
いて、エンジンの出力トルクを一対の傘歯車と第1トラ
ンスファ部とを介してスピード変速部の第1サンギヤ軸
に伝達し、第1サンギヤ軸に配設したスピード変速部の
複数個の遊星歯車装置のうちいずれか一つのクラッチを
係合することによって、前記エンジンの出力トルクをプ
ラネットキャリヤと第2トランスファ部とを介して、ま
たはプラネットキャリヤおよび隣接する遊星歯車装置の
リングギヤ、プラネットキャリヤと第2トランスファ部
とを介して前後進変速部の第2サンギヤ軸に伝達し、第
2サンギヤ軸に配設した前後進変速部の2個の遊星歯車
装置のうちいずれか一つのクラッチを係合することによ
って、前記スピード変速部の出力トルクをプラネットキ
ャリヤを介して、またはリングギヤおよび隣接する遊星
歯車装置のプラネットキャリヤを介して第3サンギヤ軸
に伝達し、車両直進時は前記第3サンギヤ軸に配設され
た左右の差動遊星部のプラネットキャリアから左右の出
力軸にそれぞれトルクを伝達するものとした。車両旋回
時は、差動遊星部のサンギヤに入力される前後進変速部
の出力トルクと、差動遊星部のリングギヤに入力される
油圧モータの出力トルクとの合成トルクによって差動遊
星部のプラネットキャリアに回転差を与えるとともに、
前記左右のプラネットキャリアを互いに逆転させる。ま
た車両制動時は、油圧モータブレーキを作動させて油圧
モータを停止するとともに、前後進変速部の2個の遊星
歯車装置のクラッチを同時に係合させることによって、
車両の制動を行う。
【0005】
【作用】従来の装軌車両においては変速機と横軸操向機
とをそれぞれ独立に構成し、変速機で所望の速度段と車
両の進行方向とを選択した後、変速機の出力トルクを横
軸操向機によって左右のファイナルドライブ装置に分配
するとともに、操向操作時の回転差を与える構成として
いたが、本発明は変速機能と動力分配機能、差動機能と
を一体化することによって軽量化、小型化を図った。す
なわち、装軌車両の前後方向に配設された駆動軸によっ
て伝達されるエンジン出力トルクは、本変速操向装置の
一対の傘歯車によって車両の左右方向に配設された第1
サンギヤ軸に入力され、複数個の遊星歯車装置からなる
スピード変速部と前後進変速部とによって速度段と進行
方向が決められる。また車両旋回時は、前記前後進変速
部の左右にそれぞれ配設された差動遊星部に油圧モータ
の出力トルクが入力されることによって、左右のファイ
ナルドライブ装置に互いに逆方向のトルクと回転差とを
与えることができる。車両を停止する場合は、油圧モー
タブレーキの作動と、前後進変速部の2個の遊星歯車装
置に設けられたクラッチの同時係合とによって、差動遊
星部の出力回転をロックし、車両を制動することができ
る。
【0006】
【実施例】以下に本発明に係る装軌車両用変速操向装置
の実施例について、図面を参照して説明する。図1は前
後進3段の変速機能と操向機能とを備えた変速操向装置
のギヤトレーンの一例を示す図で、この変速操向装置1
00はエンジン入力部10と油圧モータ入力部50とに
対して直列に配置されたスピード変速部30と、前後進
変速部60と、前記エンジン入力部10からスピード変
速部30にトルクを伝達する第1トランスファ部20、
スピード変速部30から前後進変速部60にトルクを伝
達する第2トランスファ部40と、前後進変速部60の
両端に直列に配置された差動遊星部70および80とに
よって構成されている。
【0007】エンジン4の出力トルクはダンパ、トルク
コンバータまたはメインクラッチを介して、あるいはこ
れらを介さず直接に変速操向装置100のエンジン入力
部10に入力される。エンジン入力部10は一対の傘歯
車11,12からなり、前記傘歯車12の軸12aには
第1トランスファ部20のトランスファギヤ21が固着
され、更に変速操向装置100の外部に設けられた油圧
ポンプ5の駆動軸に連結されている。スピード変速部3
0は1速用遊星歯車装置1、2速用遊星歯車装置2およ
び3速用回転クラッチ3とによって構成され、中空の第
1サンギヤ軸31の一端には前記トランスファギヤ21
と噛み合うトランスファギヤ22が固着されている。前
記1速用遊星歯車装置1のプラネットキャリア(以下キ
ャリアという)32には、第2トランスファ部40のト
ランスファギヤ41が固着されている。本実施例では3
速用として回転クラッチ3を用いたが、これに代えて3
速用遊星歯車装置を設けてもよい。油圧モータ入力部5
0は、変速操向装置100の外部に設けられた油圧モー
タ6の出力軸に連結され、前記第1サンギヤ軸31の中
心を貫通する駆動軸51と、この駆動軸51に固着さ
れ、スピード変速部30とトランスファ部20とを挟む
ように配設された第1駆動歯車52、第2駆動歯車53
とからなる。前記油圧モータ6は油圧ポンプ5を油圧源
とし、正逆回転可能であり、前記駆動軸51は油圧モー
タブレーキ6aを備えている。この油圧モータブレーキ
6aの代わりに、油圧モータ6にブレーキを内蔵させて
もよい。
【0008】前後進変速部60は、前進用遊星歯車装置
Fと後進用遊星歯車装置Rとによって構成され、前進用
遊星歯車装置Fのクラッチ62は係合時リングギヤ63
を固定する。また、後進用遊星歯車装置Rのクラッチ6
5は係合時キャリア66を固定する。これらの遊星歯車
装置F,Rの中空の第2サンギヤ軸61の一端に前記ト
ランスファギヤ41と噛み合うトランスファギヤ42が
固着されている。差動遊星部70,80は前後進変速部
60と第2トランスファ部40とを挟むように配設さ
れ、両者に共通の第3サンギヤ軸71は前記前後進変速
部60の第2サンギヤ軸61を貫通している。差動遊星
部70のキャリア72には、駐車ブレーキ73と図示し
ないファイナルドライブ装置に接続される出力軸74と
が装着され、差動遊星部80のキャリア82には、駐車
ブレーキ83と図示しないファイナルドライブ装置に接
続される出力軸84とが装着されている。また、前記差
動遊星部70のリングギヤ75は前記第1駆動歯車52
と噛み合い、差動遊星部80のリングギヤ85は反転用
歯車86を介して前記第2駆動歯車53と噛み合ってい
る。
【0009】装軌車両が前進または後進するとき、エン
ジンの出力トルクはエンジン入力部10と第1トランス
ファ部20とを介してスピード変速部30の第1サンギ
ヤ軸31に入力される。1速、2速または3速の速度段
は、それぞれ1速用クラッチ33、2速用クラッチ34
または3速用回転クラッチ3を係合することによって得
られる。1速ではサンギヤ35入力、リングギヤ36固
定となり、トルクはキャリア32からトランスファギヤ
41に伝えられ、2速ではサンギヤ37入力、リングギ
ヤ38固定となり、トルクはキャリア39,32を介し
てトランスファギヤ41に伝えられる。また3速では、
第1サンギヤ軸31に入力されたトルクがキャリア3
9,32を介してトランスファギヤ41に伝えられ、ト
ランスファギヤ42から前後進変速部60に入力され
る。そして、前進時は前進用遊星歯車装置Fのクラッチ
62が係合され、トルクはキャリア64から第3サンギ
ヤ軸71と左右の差動遊星部70,80とを介して出力
軸74,84に伝達される。このとき油圧モータ6は、
油圧モータブレーキ6aの作動により回転を停止してい
るため、第1駆動歯車52、第2駆動歯車53はともに
回転せず、従って差動遊星部70,80のリングギヤ7
5,85は固定された状態である。後進時は、後進用遊
星歯車装置Rのクラッチ65が係合されることによって
キャリア66が固定されるので、トルクはリングギヤ6
7とキャリア64とを介して第3サンギヤ軸71に伝達
される。これ以降は前進時と同様である。
【0010】装軌車両を左右いずれかに旋回させる場
合、操向レバー操作により油圧モータブレーキ6aが開
放されて油圧モータ6が駆動し、左ファイナルドライブ
装置に対する出力トルクは駆動軸51から第1駆動歯車
52、差動遊星部70を介して出力軸74に伝達され、
右ファイナルドライブ装置に対する出力トルクは駆動軸
51から第2駆動歯車53、反転用歯車86、差動遊星
部80を介して出力軸84に伝達される。従って旋回時
は、前記差動遊星部70,80のサンギヤ77,87に
入力されるトルクと、リングギヤ75,85に入力され
るトルクとの合成トルクがキャリア72,82に伝達さ
れるとともに、前記リングギヤ75,85が互いに逆回
転するためキャリア72,82も互いに逆回転する。キ
ャリア72,82の回転差は油圧モータ6の回転数すな
わち操向レバーの操作量を加減することにより変えるこ
とができ、油圧モータ6の回転方向を変えることにより
装軌車両の旋回方向を反転させることが可能である。
【0011】表1は、車両走行時の各速度段および車両
制動時におけるクラッチの係合状態、油圧モータブレー
キの作動状態についてまとめたもので、表中の○印は係
合するクラッチ、油圧モータブレーキの作動を示す。
【表1】
【0012】表2は、車両旋回操向時における油圧モー
タの回転方向の一例と、油圧モータブレーキの作動状態
についてまとめたものである。なお、旋回操向時の係合
クラッチについては表1による。
【表2】
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、従
来から独立に構成されていた変速機と横軸操向機とを一
体化した装軌車両用変速操向装置としたので、変速機能
および動力分配、操向、制動の各機能を従来通り維持し
つつ装置の軽量化、小型化が可能となり、これらの装置
が占める場積を大幅に縮小することができる。従って、
車両構成面における自由度が広がるとともに、原価低減
に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】前後進3段の変速機能と操向機能とを備えた装
軌車両用変速操向装置のギヤトレーンを示す図である。
【図2】従来の技術による装軌車両の動力伝達経路を示
す説明図である。
【符号の説明】
1 1速用遊星歯車装置 2 2速用遊星歯車装置 3 3速用回転クラッチ 4 エンジン 6 油圧モータ 6a 油圧モータブレーキ F 前進用遊星歯車装置 R 後進用遊星歯車装置 10 エンジン入力部 11,12 傘歯車 20 第1トランスファ部 21,22,41,42 トランスファギヤ 30 スピード変速部 31 第1サンギヤ軸 32,39,64,66,72,82 プラネットキャ
リア 33 1速用クラッチ 34 2速用クラッチ 35,37,77,87 サンギヤ 36,38,63,67,75,85 リングギヤ 40 第2トランスファ部 50 油圧モータ入力部 51 駆動軸 52 第1駆動歯車 53 第2駆動歯車 60 前後進変速部 61 第2サンギヤ軸 62,65 クラッチ 70,80 差動遊星部 71 第3サンギヤ軸 74,84 出力軸 86 反転用歯車 100 変速操向装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン4の出力トルクを入力する一対
    の傘歯車11,12からなるエンジン入力部10と、 車体の左右方向に向かう中空の第1サンギヤ軸31と、
    この第1サンギヤ軸31上に直列に配設され、サンギヤ
    入力、プラネットキャリア出力の複数個の遊星歯車装置
    1,2,・・・とからなるスピード変速部30と、 前記第1サンギヤ軸31に平行に配設した中空の第2サ
    ンギヤ軸61と、この第2サンギヤ軸61上に直列に配
    設され、サンギヤ入力、プラネットキャリアまたはリン
    グギヤ出力の2個の遊星歯車装置F,Rからなる前後進
    変速部60と、 前記エンジン入力部10のトルクをスピード変速部30
    に伝達するトランスファギヤ21,22からなる第1ト
    ランスファ部20と、 前記スピード変速部30の出力トルクを前後進変速部6
    0に伝達するトランスファギヤ41,42からなる第2
    トランスファ部40と、 前記第2サンギヤ軸61の中心を貫通する第3サンギヤ
    軸71と、この第3サンギヤ軸71の両端に、前記前後
    進変速部60を挟むように配設され、サンギヤおよびリ
    ングギヤ入力、プラネットキャリア出力の2個の遊星歯
    車装置からなる差動遊星部70および80と、 前記第1サンギヤ軸31の中心を貫通し、正逆回転可能
    な油圧モータ6によって駆動される駆動軸51と、この
    駆動軸51の一端に配設され、前記差動遊星部70,8
    0の一側の遊星歯車装置のリングギヤ75と噛み合う第
    1駆動歯車52と、駆動軸51の他端に配設され、反転
    用歯車86を介して前記差動遊星部の他側の遊星歯車装
    置のリングギヤ85と噛み合う第2駆動歯車53とから
    なる油圧モータ入力部50とによって構成することを特
    徴とする装軌車両用変速操向装置。
  2. 【請求項2】 エンジンの出力トルクを一対の傘歯車と
    第1トランスファ部とを介してスピード変速部の第1サ
    ンギヤ軸に伝達し、第1サンギヤ軸に配設したスピード
    変速部の複数個の遊星歯車装置のうちいずれか一つのク
    ラッチを係合することによって、前記エンジンの出力ト
    ルクをプラネットキャリヤと第2トランスファ部とを介
    して、またはプラネットキャリヤおよび隣接する遊星歯
    車装置のリングギヤ、プラネットキャリヤと第2トラン
    スファ部とを介して前後進変速部の第2サンギヤ軸に伝
    達し、第2サンギヤ軸に配設した前後進変速部の2個の
    遊星歯車装置のうちいずれか一つのクラッチを係合する
    ことによって、前記スピード変速部の出力トルクをプラ
    ネットキャリヤを介して、またはリングギヤおよび隣接
    する遊星歯車装置のプラネットキャリヤを介して第3サ
    ンギヤ軸に伝達し、車両直進時は前記第3サンギヤ軸に
    配設された左右の差動遊星部のプラネットキャリアから
    左右の出力軸にそれぞれトルクを伝達することを特徴と
    する請求項1の装軌車両用変速操向装置。
  3. 【請求項3】 車両旋回時は、差動遊星部のサンギヤに
    入力される前後進変速部の出力トルクと、差動遊星部の
    リングギヤに入力される油圧モータの出力トルクとの合
    成トルクによって差動遊星部のプラネットキャリアに回
    転差を与えるとともに、前記左右のプラネットキャリア
    を互いに逆転させることを特徴とする請求項1の装軌車
    両用変速操向装置。
  4. 【請求項4】 車両制動時は、油圧モータブレーキを作
    動させて油圧モータを停止するとともに、前後進変速部
    の2個の遊星歯車装置のクラッチを同時に係合すること
    を特徴とする請求項1の装軌車両用変速操向装置。
JP21547392A 1992-07-21 1992-07-21 装軌車両用変速操向装置 Pending JPH0642607A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21547392A JPH0642607A (ja) 1992-07-21 1992-07-21 装軌車両用変速操向装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21547392A JPH0642607A (ja) 1992-07-21 1992-07-21 装軌車両用変速操向装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0642607A true JPH0642607A (ja) 1994-02-18

Family

ID=16672959

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21547392A Pending JPH0642607A (ja) 1992-07-21 1992-07-21 装軌車両用変速操向装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0642607A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002235831A (ja) * 2001-02-13 2002-08-23 Sauer-Danfoss-Daikin Ltd 無段変速機
US6544135B2 (en) * 2000-03-16 2003-04-08 Renk Aktiengesellschaft Tracked vehicle with shiftable lateral intermediate transmission
CN109442009A (zh) * 2018-12-20 2019-03-08 潍柴动力股份有限公司 一种变速传动机构及轮式驱动机械
CN110979001A (zh) * 2019-11-25 2020-04-10 北京理工大学 履带车辆机电复合传动装置及其复合传动控制方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6544135B2 (en) * 2000-03-16 2003-04-08 Renk Aktiengesellschaft Tracked vehicle with shiftable lateral intermediate transmission
JP2002235831A (ja) * 2001-02-13 2002-08-23 Sauer-Danfoss-Daikin Ltd 無段変速機
CN109442009A (zh) * 2018-12-20 2019-03-08 潍柴动力股份有限公司 一种变速传动机构及轮式驱动机械
CN110979001A (zh) * 2019-11-25 2020-04-10 北京理工大学 履带车辆机电复合传动装置及其复合传动控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4164156A (en) Full reversing hydromechanical steering transmission with multi-range synchronous shifting concentric gear train package
EP2189683B1 (en) Speed change transmission system
US4624154A (en) Drive unit for motor vehicle
US4164155A (en) All concentric multi-range synchronous shifting hydromechanical transmission including a multi-range concentric gear train package
US3538790A (en) Power train
US4997412A (en) Non-synchronous shifting hydromechanical steering transmission
JP2005516168A (ja) 連続可変変速装置
JPH057227B2 (ja)
JPH0415153B2 (ja)
US3820418A (en) Planetary gear transmission for automotive vehicles
EP0684153A1 (en) Transfer construction
US4215755A (en) Power transmission mechanisms
JPH0642607A (ja) 装軌車両用変速操向装置
JPS6119860B2 (ja)
JP7318630B2 (ja) 動力伝達装置
SU1458255A1 (ru) Реверс-редуктор самоходной машины
JP2003083420A (ja) ホイール式車両の機械−油圧トランスミッション
US3580109A (en) Planetary-gear transmission with interconnected sun gears and ring gears
JP2001187586A (ja) 装軌車の走行装置
JPS6249048A (ja) 車両用自動変速機
GB2100373A (en) Power transmission mechanisms
JPH0518445A (ja) 自動変速機
JPS6347308Y2 (ja)
JPS6256653A (ja) 車両用自動変速機
JPS6249055A (ja) 車両用自動変速機