JPH0642557U - 履帯式走行装置における異物除去装置 - Google Patents

履帯式走行装置における異物除去装置

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JPH0642557U
JPH0642557U JP7731292U JP7731292U JPH0642557U JP H0642557 U JPH0642557 U JP H0642557U JP 7731292 U JP7731292 U JP 7731292U JP 7731292 U JP7731292 U JP 7731292U JP H0642557 U JPH0642557 U JP H0642557U
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JP
Japan
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track frame
foreign matter
wheel
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rolling wheel
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JP7731292U
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Inventor
和彦 江澤
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】履帯式走行装置における、履帯14を支持する
ための転輪19の環状凹部29に泥土や雪が詰ったのを
簡単に除去する。 【構成】トラックフレーム16の側面に支軸20を介し
て支持された転輪19における外周部28と支軸ボス部
27と間に環状凹部29に向けて、トラックフレームの
側面から突出させた異物除去棒体30,31の先端を臨
ませる。これにより、人手を借りることなく走行中に自
動的に各転輪の環状凹部から泥土や雪の塊を除去でき
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、農作業や土木工事に使用される履帯式トラクタ、雪上車等に使用さ れる履帯式走行装置に泥や雪が詰まった場合に、それらの異物を除去するための 装置に関し、より詳しくは、履帯の内周面側に位置する下部転輪または上部転輪 等に対する異物除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば自走自脱式コンバイン等の走行装置として適用されている履帯式 走行装置の先行技術として、特開平1−291719号公報や、実開平4−37 085号公報に開示されているように、無限軌道としての履帯の上側内周面を支 持する上部転輪は、トラックフレームの側面から突出する片持ち式支軸に回転自 在に軸支され、また、履帯の接地側(下側)内周面を支持する下部転輪は、トラ ックフレームの上部側面から突出する支軸に回動可能に軸支された揺動アームの 側面下端側に軸支するように構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
そして、これらの転輪の軽量化のため、当該転輪の内外両側面が開放された碗 型の断面形状にしてあると、野外走行中に、その各転輪の碗型の凹部に泥や雪が 詰まり易いし、一旦溜まった泥や雪は脱落し難い。特に、トラックフレームの側 面と対面する内側面の碗型の凹部に溜まった泥や雪に石等の固い異物が挟まって いると、回転するこの転輪内側側面とトラックフレームの側面との隙間に前記異 物が咬んで、トラックフレームや転輪を破損するおそれが多くなるという問題が あった。
【0004】 従来、この泥や雪を除去するには、農作業機等の走行を停止した状態にて人手 にて実行しなければならず、しかも、前述のように、トラックフレームと転輪と の隙間が小さく、且つ車体の下部に位置する転輪の内側の凹部には作業者の手や 工具が届き難い箇所であるので、清掃するのに手間取り、また作業に危険が伴う 等という問題があった。
【0005】 本考案は、これらの問題を解決するためになされたものであって、前記転輪に 詰まった泥や雪を人手を介することなく除去できる装置を提供することを目的と するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案の異物除去装置は、トラックフレームに、履 帯の内周面を支持する転輪を回転自在に支持させてなる履帯式走行装置において 、前記トラックフレームの側面と対面する転輪の円周部に、その外周部と支軸ボ ス部と間に環状凹部を形成する一方、前記トラックフレームの側面には、前記転 輪における環状凹部内に先端を臨ませる異物除去棒体を突設したことを特徴とす るものである。
【0007】
【実施例】
次に本考案を自走自脱式コンバインにした実施例について説明する。コンバイ ンの走行機体1は、その下方の左右一対の履帯式走行装置2,2に支持されてお り、走行機体1における機体フレーム3の前端には機枠4に取付く刈取前処理装 置5が昇降用油圧シリンダ6を介して昇降動可能に装着されている。刈取前処理 装置5は公知構造の分草体7や穀稈刈取刃及び穀稈引き起こし装置、掻込みホイ ール、穀稈搬送装置8を備え、機体フレーム3に搭載した脱穀部9におけるフイ ードチェン10に刈取り穀稈を搬送し、扱胴11にて脱穀し、該扱胴11の下方 に配置された揺動及び風選別機構(図示せず)にて穀粒選別し、脱穀部9に隣接 し、且つ操縦室12の後方に配置された籾タンクに蓄積される。
【0008】 走行機体1に搭載した図示しないエンジンからの動力は、ミッションケースを 介して前記刈取前処理装置5に伝達する一方、前記履帯式走行装置2,2におけ る前端の駆動スプロケット13を駆動させて履帯14を回動させる。機体フレー ム3に昇降調節機構15を介して取付けられた断面矩形中空状の前後長手のトラ ックフレーム16は前記各履帯14の内周側に配置され、トラックフレーム16 の後端の図示しない緊張力調節機構を介して後向きに付勢された緊張スプロケッ ト17にて前記履帯14に適度の緊張力を付与する。
【0009】 前記トラックフレーム16の側面には、外向きに突設した支軸20に回転自在 支持された下部転輪19が履帯14の下側内周面に接当するように、複数配置さ れている。また、トラックフレーム16の上部ブラケット21に外向きに突設し た中心軸22には略逆V字状の揺動アーム23を回動可能に装着し、該揺動アー ム23の下部寄り部位には、イコライザ転輪24,24を支軸25にて回転自在 に軸支する。このイコライザ転輪24,24は地面の凹凸に応じて履帯14の上 下変位を吸収しつつ、履帯14を下向きに押圧するもので、図5の実線状態の揺 動アーム23は平衡状態を示し、二点鎖線の状態は前方向に揺動アーム23が角 度θだけ回動したときを示す。この揺動出力23は図示しないが前記と反対側( 後側)にも角度θ回動可能である。なお、図2に示す符号26は、上部転輪であ る。
【0010】 そして、前記下部転輪19及びイコライザ転輪24は、図2及び図4に示すよ うに、支軸ボス部27と外周部28との間に環状凹部29を形成した横向き碗型 の断面形状を呈した略鼓状である。これら転輪19,24はその内側面側の環状 凹部29がトラックフレーム16の側面と対面するように配置されている。 図2〜図5に示す異物除去棒体30,31は、トラックフレーム16の側面に 基端を溶接、ボルト止め等より固定し、各異物除去棒体30,31の先端を、前 記下部転輪19及びイコライザ転輪24における環状凹部29内に臨ませるよう に突出させる。なお、イコライザ転輪24は、図5に示すように、揺動アーム2 3の回動にて位置の変化があるから、その回動変位による環状凹部29の軌跡範 囲内に異物除去棒体30,31を設ける必要がある。
【0011】 この構成により、コンバインが圃場等を走行中に、下部転輪19及びイコライ ザ転輪24における環状凹部29内に詰まった泥土や雪は、当該下部転輪19及 びイコライザ転輪24の回転中に前記異物除去棒体30,31にて自動的に掻き 出される。特にトラックフレーム16の側面に対する環状凹部29の軌跡が変化 しない下部転輪19においては、環状凹部29の半径の異なる箇所に異物除去棒 体を2本突出させることにより、泥土等を細かく粉砕することが容易になる。ま た、前記揺動アーム23の回動につれてトラックフレーム16の側面に対する環 状凹部29の軌跡が変化するので、イコライザ転輪24に対しては一本の異物除 去棒体であっても前記の下部転輪19に対するものと同様の効果を奏することが できる。
【0012】 本考案は、履帯14の上側内周を支持する上部転輪が前記のように環状凹部を 有するときにも適用でき、また、農作業機ばかりでなく各種土木作業機や雪上車 にも適用できることはいうまでもない。
【0013】
【考案の作用・効果】
以上詳述したように、本考案の履帯式走行装置における異物除去装置は、トラ ックフレームに、履帯の内周面を支持する転輪を回転自在に支持させてなる履帯 式走行装置に適用でき、前記トラックフレームの側面と対面する転輪の円周部に 、その外周部と支軸ボス部と間に環状凹部を形成する一方、前記トラックフレー ムの側面には、前記転輪における環状凹部内に先端を臨ませる異物除去棒体を突 設したものであるから、人手を借りることなく走行中に自動的に各転輪の環状凹 部から泥土や雪の塊を除去できる。従って、作業者には前記泥土等の除去のため の労力が係らず、また、危険を伴うことがないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの側面図である。
【図2】図1のII−II線矢視拡大断面図である。
【図3】下部転輪と異物除去棒体の配置位置関係を示す
側面図である。
【図4】図1のIV−IV線矢視拡大断面図である。
【図5】揺動アーム及びイコライザ転輪の回動と異物除
去棒体の配置位置関係を示す側面図である。
【符号の説明】
2 履帯式走行装置 14 履帯 16 トラックフレーム 19 下部転輪 20,25 支軸 23 揺動アーム 24 イコライザ転輪 27 支軸ボス部 28 外周部 29 環状凹部 30,31 異物除去棒体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラックフレームに、履帯の内周面を支持
    する転輪を回転自在に支持させてなる履帯式走行装置に
    おいて、前記トラックフレームの側面と対面する転輪の
    円周部に、その外周部と支軸ボス部と間に環状凹部を形
    成する一方、前記トラックフレームの側面には、前記転
    輪における環状凹部内に先端を臨ませる異物除去棒体を
    突設したことを特徴とする履帯式走行装置における異物
    除去装置。
JP7731292U 1992-11-10 1992-11-10 履帯式走行装置における異物除去装置 Pending JPH0642557U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7731292U JPH0642557U (ja) 1992-11-10 1992-11-10 履帯式走行装置における異物除去装置

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JP7731292U JPH0642557U (ja) 1992-11-10 1992-11-10 履帯式走行装置における異物除去装置

Publications (1)

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JPH0642557U true JPH0642557U (ja) 1994-06-07

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ID=13630404

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JP7731292U Pending JPH0642557U (ja) 1992-11-10 1992-11-10 履帯式走行装置における異物除去装置

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JP (1) JPH0642557U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010052596A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械の回転装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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