JPH0642535Y2 - リニアモータ式カーテン開閉装置 - Google Patents

リニアモータ式カーテン開閉装置

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JPH0642535Y2
JPH0642535Y2 JP4387088U JP4387088U JPH0642535Y2 JP H0642535 Y2 JPH0642535 Y2 JP H0642535Y2 JP 4387088 U JP4387088 U JP 4387088U JP 4387088 U JP4387088 U JP 4387088U JP H0642535 Y2 JPH0642535 Y2 JP H0642535Y2
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JP
Japan
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curtain
movable coil
linear motor
motor type
coil
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JP4387088U
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JPH01150086U (ja
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健一 上村
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Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、カーテン開閉用のリニアモータ式カーテン開
閉装置に関する。
「従来の技術」 電動のリニアモータ式カーテン開閉装置において、使用
するカーテンの重量が重かったり、カーテンプリーツ形
状が影響して、カーテンが完全に端部まで開閉できない
場合がある。カーテンを閉じる際、可動コイルの推力が
最も要求されるのはカーテン素材の張力が最大となる全
閉時である。次に、閉じたカーテンを開く際、可動コイ
ルの推力が最も要求されるのは、畳まれつつあるカーテ
ンの復元力が最大となる全開時である。このようなカー
テンの全開時および/または全閉時に、充分な推力を確
保することは、カーテンが長大化,重量化するに従い、
より重要となる。
また、自動車用のリニアモータ式カーテン開閉装置で、
加減速の際にカーテンの慣性力により不用意に作動して
しまうのを防止するための、可動コイル保持機構を備え
たものの場合、可動コイルは、カーテン全閉時および/
または全開時に、カーテンそれ自体による抵抗力に加え
て、前記の可動コイル保持機構による抵抗力にも打ち勝
たねばならない。
従来、全閉時および/または全開時の確実な作動のため
に、可動コイルの推力を向上させるための手段として
は、可動コイル内に巻回されたコイルの線径を増大する
ことや、前記コイルの個数を増やすことによりカーテン
を端部まで完全に押しきって、カーテンの納まり幅を小
さくすることなどが行われてきた。
「考案が解決しようとする課題」 上記の手段のうち、コイルの線径を増大することについ
ては、可動コイルの形状がレールによって決定されてい
る以上、コイルの容積が制限されてしまうから、著しい
効果は得られなかった。
また、コイルの個数を増やすと、可動コイルの全長が増
し、カーテン全閉時に、折り畳まれたカーテンのおさま
り寸法よりも長くなってしまうという問題があった。
さらに、可動コイルの推力を増大する必要があるのは、
主に全閉時および/または全開時であって、その中間に
おいては通常の推力で充分であるから、上記のような消
費電流が常に増大するような手段は、節電の見地からも
得策ではなかった。
そこで本考案は、上記の諸問題を解決し、長尺,重量カ
ーテンをも円滑に開閉できるようなリニアモータ式カー
テン開閉装置を提供することを課題とする。
「課題を解決するための手段」 上記課題を解決するために、本考案は、全長にわたって
複数の永久磁石を止着された固定子レールと、該固定子
レール内を走行する可動コイルとからなり、該可動コイ
ルの走行によってカーテンを開閉するリニアモータ式カ
ーテン開閉装置において、前記永久磁石のうち、カーテ
ンの全開時および/または全閉時の可動コイル位置に合
わせて配設される永久磁石を、開閉途中の可動コイル位
置に合わせて配設される永久磁石に対し、相対的に強力
な永久磁石とすることを特徴とする。
また、本考案のリニアモータ式カーテン開閉装置のう
ち、カーテンの全開時および/または全閉時に、係止爪
部によって可動コイルを係止する可動コイル保持機構を
有するものにおいては、前記の相対的に強力な永久磁石
は、可動コイル保持機構の係止爪部に合わせて、少なく
とも着磁3極分を配設することを特徴とする。
「作用」 上記構成による、本考案のリニアモータ式カーテン開閉
装置によれば、強力な磁石を配設したカーテンの全開時
および/または全閉時の位置において高い磁束密度の磁
界が発生されるため、この磁束と可動コイルの電流との
ベクトル積によるフレミングの左手則に従った強い推力
が可動コイルに発生する。また、着磁3極分の強力な磁
石は可動コイルの推力発生能力をフルに引き出すから、
可動コイルが係止爪部を通り切るときに必要な強い推力
が得られる。
「実施例」 本考案の第一の実施例として、請求項(1)に記載のも
のについて第1図を参照して説明する。
第1図(a)は、住宅用のリニアモータ式カーテン開閉
装置であり、第1図(b)にそのカーテンレール1の構
成を示す。固定子レール11は、下部に開口を有した略逆
U字型断面形状をなし、上部内型の一方には給電パター
ン13および第1のヨーク13bが係止され、他の一方に
は、永久磁石12および第2のヨーク12bが係止されてい
る。永久磁石12は厚さ方向に着磁され、隣接する磁石の
着磁方向が逆になるように一列に配設されている。
略コ字状断面を持った可動コイル15は、第1図(c)に
示すように、2巻のコイル17を内蔵し、先端下方のラン
ナ保持部18に遊嵌されたカーテンランナ20に、図示略の
カーテンが吊り下げられている。
第1図(d)はカーテンの全閉時、第1図(e)はカー
テンの全開時におけるカーテンレール1の断面を上から
みた状態を示す。固定子レール11の内側にはフェライト
磁石12と、同寸法ながらより強力な希土類磁石12sとが
止着されている。可動コイル15の内部に巻回された2巻
のコイル17は断面で示し、図示略のランナ保持部に遊嵌
されたカーテンランナにカーテン19が吊り下げられてい
る。
次に、本考案の第二の実施例として、請求項(2)に記
載のものについて第2図を参照して説明する。
第2図(a)は自動車用のリニアモータ式カーテン開閉
装置のうち、両開きのタイプを示す。カーテンレール1
の内部の構成は、第一の実施例である第1図(b)とモ
ータ構造は略同一であるが、第2図(c)に示すよう
に、可動コイル15にカーテン吊着部16が前後の2個所に
設けられていることと、カーテンレール1の中央部およ
び両端部に、次に述べる可動コイル保持機構4を有する
点とが異なる。
可動コイル保持機構4は、第2図(b)に示すように、
係止ばね41,ばねホルダ42,固定子レール11に穿設された
長穴46とにより構成される。係止ばね41の先端部には係
止爪部41aを有し、他端はばねホルダ42に保持されてい
る。なお、図はカーテンレール1の中央部を示している
ため、ばねホルダ42の両端に係止ばね41が保持されてい
るが、第2図(a)に示した両端部のばねホルダ42に
は、片側のみに係止爪部41aを中央部に向けてばね41が
保持されている。
また第2図(b)においては、フェライト磁石12と、同
寸法ながらより強力な希土類磁石12sとが、隣接する磁
石の着磁方向が逆になるように止着されている。これら
各永久磁石の全長は可動コイルの全長の1/3であって、
図示の如く3個並設された希土類磁石12sの全長の合計
は可動コイル15の全長と一致する。中央部および両端部
にはストッパ14が止着されている。
「作動」 まず、第1図(c)において、可動コイル15には、その
内部に巻回された2個のコイル17の上下方向の導線に流
れる電流に、永久磁石12の磁界が作用し、フレミング左
手則による推力が発生する。そして、可動コイル15の進
行に従い、コイル17に対し、常に同一方向の推力が発生
するように、給電パターンによりコイル17に流れる電流
の方向を変換されつづけて、可動コイル15が固定子レー
ル内を滑動する。
ここで、第1図(d)に示すようなカーテンの全閉時の
可動コイル15の位置に合わせて希土類磁石12sを配設し
たことにより、コイル17の上下方向の導線に流れる電流
に作用する磁界が強大になるため、発生する推力も強大
となり、カーテンの張力に打ち勝って確実に全閉状態に
することができる。
また、第1図(e)に示すようなカーテンの全開時につ
いても同様に、可動コイル15のコイル17の推力が強大と
なり、折り畳まれたカーテンの復元力に打ち勝って確実
に全開状態にすることができる。
次に、自動車用として可動コイル保持機構を備えたリニ
アモータ式カーテン開閉装置の作動について説明する。
第2図(b)にカーテン全閉時の状態を示すように、固
定子レール11に止着されたばねホルダ42に保持された係
止ばね41の先端部に設けられた係止爪部41aは、固定レ
ール11に穿設された長穴46を通り、固定子レール11の内
部に突出し、可動コイル15の端部を押さえているため、
この係止部41aが自動車の加減速の際にカーテンの慣性
力によって可動コイル15が動くのを機械的に防止してい
る。次に図示の状態からカーテンを開いて行く際には、
可動コイル15が通電されると、その推力によって係止爪
部41aを上方に押し上げ、係止ばね41を二点鎖線にて示
す位置まで変形させて第2図(b)図示の矢印A,Bのよ
うに左右の外側に通過する。
ここで、希土類磁石12sを係止爪部41aの近傍に、可動コ
イル15の全長に合わせて少なくとも3個は配設したこと
により、可動コイル15と係止爪部41aとが接触している
間は、より強力な推力を得る。
また、カーテンを閉じ切る際も同様に、通電された可動
コイル15は、希土類磁石により強力な推力を得て係止爪
部41aを押し上げ、第2図(b)図示矢印C,Dのように左
右の内側に通過する。
「効果」 以上にのべたような、本考案によるリニアモータ式カー
テン開閉装置のうち、レール内に配設された永久磁石の
うちカーテンの全開時および/または全閉時の可動コイ
ル位置に合わせて配設されるものを、相対的に強力な永
久磁石としたものは、カーテンの全開時および/または
全閉時において、可動コイルの電流を変化することなく
推力を増大できるので、長尺,重量化するカーテンに対
し、作動の安定化のみならず、節電にも寄与するもので
ある。
次に、可動コイル保持機構を有するものは、前記の相対
的に強力な永久磁石を、可動コイル保持機構の係止爪部
に合わせて、少なくとも着磁3極分を配設したことによ
り、可動コイルが確実に可動コイル保持機構の係止爪部
を押しのけて滑動することができる。
そして、いずれの場合においても、強力な永久磁石を通
常の永久磁石と同一寸法のものとすることにより、従来
の固定子レールと可動コイルとに対し、設計変更するこ
となく容易に実施できる。また、すべての永久磁石を強
力なものとはせず、その使用を一部に止めたことによ
り、安価に実施できる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(e)は本考案の実施例のうち、住宅用
で片開きタイプのリニアモータ式カーテン開閉装置を示
し、第1図(a)は全体を示す斜視図、第1図(b)は
カーテンレールを示す断面図、第1図(c)は可動コイ
ルを示す斜視図、第1図(d)はカーテン全閉時のカー
テンレールを示す断面図、第1図(e)はカーテン全開
時のカーテンレールを示す断面図である。第2図(a)
〜(c)は本考案の実施例のうち、自動車用で両開きタ
イプのリニアモータ式カーテン開閉装置を示し、第2図
(a)は全体を示す斜視図、第2図(b)はカーテン全
閉時のカーテンレール中央部を示す断面図、第2図
(c)は可動コイルを示す斜視図である。 1……カーテンレール、11……固定子レール、 12……永久磁石、12s……強力永久磁石、 15……可動コイル、4……可動コイル保持機構、 41……係止ばね、41a……係止爪。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】全長にわたって複数の永久磁石を止着され
    た固定子レールと、該固定子レール内を走行する可動コ
    イルとからなり、該可動コイルの走行によってカーテン
    を開閉するリニアモータ式カーテン開閉装置において、 前記永久磁石のうち、カーテンの全開時および/または
    全閉時の可動コイル位置に合わせて、配設される永久磁
    石を、開閉途中の可動コイル位置に合わせて配設される
    永久磁石に対し、相対的に強力な永久磁石とすることを
    特徴とするリニアモータ式カーテン開閉装置。
  2. 【請求項2】カーテンの全開時および/または全閉時に
    係止爪部によって可動コイルを係止する可動コイル保持
    機構を有し、前記の相対的に強力な永久磁石を、可動コ
    イル保持機構の係止爪部に合わせて、少なくとも着磁3
    極分を配設してなる、請求項(1)記載のリニアモータ
    式カーテン開閉装置。
JP4387088U 1988-03-31 1988-03-31 リニアモータ式カーテン開閉装置 Expired - Lifetime JPH0642535Y2 (ja)

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JPH01150086U JPH01150086U (ja) 1989-10-17
JPH0642535Y2 true JPH0642535Y2 (ja) 1994-11-09

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