JPH064252U - シーリング剤の充填ガン - Google Patents

シーリング剤の充填ガン

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JPH064252U
JPH064252U JP4202392U JP4202392U JPH064252U JP H064252 U JPH064252 U JP H064252U JP 4202392 U JP4202392 U JP 4202392U JP 4202392 U JP4202392 U JP 4202392U JP H064252 U JPH064252 U JP H064252U
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JP
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piston
case portion
extruded
case
sealing agent
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JP4202392U
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眞二 松尾
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日東商事株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シーリング作業時に押出体22がカートリッ
ジ2のケース部20内で詰まって移動できなくなったり
するのを防止して、押出体22で充填包装物3内のシー
リング剤31を円滑に押出すことができ、また、ケース
部20内に充填包装物3を詰め替えるようなときに、押
出体22のケース部20内での移動を抵抗少なく容易に
行えるようにする。 【構成】 シーリング剤31の充填包装物3を収容可能
とした筒状ケース部20と、ノズル体21と、ピストン
13及び操作具14を備えたシーリング剤の充填ガンに
おいて、ピストン13の前方部に、該ピストン13の径
方向外方に延びる弾性変形可能な複数のひれ体22aを
放射状に突設した皿状押出体22を設けると共に、押出
体22の全体外径を筒状ケース部20の内径より大径と
して、押出体22の各ひれ体22aを縮径状態で筒状ケ
ース部20内に挿嵌させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、建築物における内外装の目地やコンクリートなどの亀裂補修を行う ような場合に使用されるシーリング剤の充填ガンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種シーリング剤の充填ガンは、上部が開放した所定長さのカートリ ッジ保持部と、該保持部の前部側に位置するカートリッジ受部と、前記保持部の 後部側に位置し、前記保持部内を前方に向かって移動するピストン、及び、該ピ ストンの操作具とを備えている。また、以上の充填ガンは、その使用時にシーリ ング剤装填用のカートリッジをセットするのであって、このカートリッジは、長 さ方向前後端部が開口され、シーリング剤をフィルムなどから成るチューブ状包 装袋内に充填包装した充填包装物を収容可能な筒状ケース部と、該ケース部の前 端開口部に設けられたノズル体と、前記ケース部の内部で前記充填包装物の後部 側に挿嵌される有底筒状の押出体とから構成されている。
【0003】 そして、前記充填ガンを用いてシーリング作業を行うときには、前記カートリ ッジのケース部内に前記充填包装物を装填し、かつ、該充填包装物の後部側に前 記押出体を挿嵌させて、前記カートリッジを前記充填ガンのカートリッジ保持部 にセットし、前記操作具によるピストンの押動操作で前記押出体を前方側へと移 動させ、この押出体で前記ケース部に装填された充填包装物の後部側を押圧する ことにより、該充填包装物内のシーリング剤を前記ノズル体から押出して、建築 物内外装の目地やコンクリートなどの亀裂補修を行うのである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、以上のような充填ガンでは、前記カートリッジのケース部内に前記 充填包装物を装填して、前記ピストンの押動操作による前記押出体の前方側への 移動により、該押出体を介して前記充填包装物内のシーリング剤を前記ノズル体 から押出すとき、前記押出体に当接される充填包装物における包装袋の後方一部 が、前記ケース部の内壁と前記押出体の外周部との間に巻き込まれて、該押出体 がケース部内に詰まって移動できなくなったりして、前記シーリング剤の前記ノ ズル体からの円滑な押出しができなくなるなどの問題があった。
【0005】 本考案は以上のような問題に鑑みてなしたもので、その目的は、押出体がケー ス部内で詰まって移動できなくなったりするのを確実に防止して、前記押出体に よる充填包装物内のシーリング剤を円滑に押出すことができ、また、前記ケース 部内に前記充填包装物を詰め替えるようなときに、前記押出体のケース部内での 移動を抵抗少なく容易に行うことができる充填ガンを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するため、本考案は、長さ方向前端部及び後端部が開口し、 シーリング剤の充填包装物を収容可能とした筒状ケース部20と、該ケース部2 0の前端開口部20aに設けるノズル体21と、前記ケース部20の後端開口部 20b側に位置し、前記ケース部20内を前端部に向かって移動するピストン1 3及び該ピストン13の操作具14とを備えたシーリング剤の充填ガンにおいて 、前記ピストン13の前方部に、該ピストン13の径方向外方に延びる弾性変形 可能な複数のひれ体22aを放射状に突設した皿状押出体22を設けると共に、 該押出体22の外径を前記筒状ケース部20の内径より大径として、前記押出体 22の各ひれ体22aを縮径状態で前記筒状ケース部20内に挿嵌させたのであ る。
【0007】
【作用】
以上の充填ガンを用いてシーリング作業を行うときには、前記ケース部20内 にシーリング剤の充填包装物を装填し、かつ、該充填包装物の後部側に前記押出 体22を挿嵌させて、この押出体22を前記操作具14によるピストン13の押 動操作で前方側へと移動させ、前記押出体22で前記ケース部20に装填された 充填包装物の後部側を押圧することにより、該充填包装物内のシーリング剤を前 記ノズル体21から押出して、建築物内外装の目地やコンクリートなどの亀裂補 修を行うのである。
【0008】 そして、以上のシーリング作業時に、前記押出体22は、全体が皿状とされ、 前記ピストン13の径方向外方に延びる弾性変形可能な複数のひれ体22aが放 射状に突設され、また、前記押出体22に設ける各ひれ体22aの外径は前記筒 状ケース部20の内径よりも大径とされて、前記各ひれ体22aを縮径状態とし て前記ケース部20内に密接に挿嵌させるようにしているため、前記ピストン1 3の押動操作に伴う前記押出体22の移動時に、該押出体22の外周部と前記ケ ース部20の内壁との間に前記充填包装物の一部が巻き込まれたりするのを、前 記ケース部20の内壁に弾接される前記各ひれ体22aで防止できて、前記押出 体22がケース部20内で詰まって移動できなくなったりするのを確実に阻止で きる。従って、前記押出体22で充填包装物内のシーリング剤を前記ノズル体2 1から円滑に押出すことができ、しかも、前記押出体22に設けた各ひれ体22 aは、前記ケース部20の内壁に沿って弾性変形されながら移動されるため、前 記各ひれ体22aが前記押出体22の大きな移動抵抗となったりすることなく、 該押出体22の円滑な移動が可能となって、良好なシーリング作業が行えるので ある。
【0009】 また、前記ケース部20内に前記充填包装物を詰め替えるような場合で、前記 押出体22をケース部20の押出終了位置から押出開始位置に復帰移動させると き、該押出体22には、弾性変形可能とされた前記各ひれ体22aが設けられ、 これら各ひれ体22aが弾性変形して縮径しながら前記ケース部20内を移動す るため、前記押出体22のケース部20の押出終了位置から押出開始位置への復 帰移動も容易に行うことができる。
【0010】
【実施例】
図3〜図5は、既存のカートリッジ式手動充填ガンを示しており、この充填ガ ン1は、上部が開放する所定長さの半円筒形状とされたカートリッジ保持部11 と、該保持部11の前部側に位置し、ノズル受溝12aを備えたカートリッジ受 部12と、前記保持部11の後部側に位置し、該保持部11の内部を前方に向か って移動するピストンロッド13aを備えたピストン13と、該ピストン13の 操作具14とから構成されている。また、前記操作具14は、前記保持部11の 前方に向かって所定量ずつ移動させるための引き金15をもつ押出機構(図示せ ず)と、前記ピストン13を前後方向に自由に移動させるための解除レバー16 をもつ解除機構(図示せず)とを備えている。尚、本考案では、既存のカートリ ッジ式充填ガン1を使用し、その構造は公知であるため、前記操作具14の押出 機構及び解除機構についての詳細な説明は省略する。
【0011】 また、以上のカートリッジ式手動充填ガン1には、その使用時にシーリング剤 装填用のカートリッジ2をセットするのであって、このカートリッジ2は、長さ 方向前後端部を開口した筒状ケース部20と、該ケース部20の前端開口部20 aに着脱可能に設けられたノズル体21とを備え、前記ケース部20の内部には 、シーリング剤の充填包装物3を装填させるようにしている。この充填包装物3 は、シーリング剤31をフィルムなどから成るチューブ状包装袋32内に充填包 装して形成されており、該充填包装物3を前記ケース部20内に収容するときに は、前記ノズル体21を取外して前記ケース部20の前端開口部20aを開放さ せ、この開口部20a側から前記包装袋32の前端側を切断開放させた状態で装 填させ、この装填後には前記ノズル体21を前記ケース部20の前端開口部20 aに一体状に取付けるのである。また、以上のカートリッジ2を前記充填ガン1 にセットして、シーリング作業を行うときには、この充填ガン1に設ける前記ピ ストン13を前記ケース部20の後端開口部20bから内方側に挿入させて、前 記操作具14による押動操作で前記充填包装物3の後部側を押圧して、その包装 袋32の前端開放部から内部のシーリング剤31を前記ノズル体21を介して外 部へと押出すのである。
【0012】 しかして、本考案は以上のような充填ガンにおいて、前記カートリッジ2にお けるケース部20の内部で前記ピストン13の前方部に、該ピストン13の径方 向外方に延びる弾性変形可能な複数のひれ体22aを放射状に突設した皿状押出 体22を設けると共に、該押出体22に形成する前記各ひれ体22aの外径を前 記ケース部20の内径より大径として、前記各ひれ体22aを縮径状態で前記ケ ース部20内に挿嵌させるようにしたのである。
【0013】 さらに詳しく説明すると、図1,図2及び図3で明らかにしたなように、前記 押出体22は、全体外観を皿形状とした合成樹脂などで形成される皿形本体22 bから成り、この本体22bの径方向中央部分から外周縁部にかけて、複数のス リット22cを介して前記ケース部20の内径より大径とされた前記各ひれ体2 2aを、各々が独立した状態で弾性変形可能に一体形成すると共に、前記本体2 2bの中央部には取付用孔22dを形成する。また、前記本体22bに設ける各 スリット22cの内端側には、該各スリット22cよりも大径とした円弧形状の 孔22eをそれぞれ形成して、これら各孔22eで前記各ひれ体22aの弾性変 形を一層良好に行うようにしている。
【0014】 また、前記押出体22の移動方向後部には、合成樹脂などから成る押出体保持 用の保持体23を設けるのであって、この保持体23は、図1,図4で明らかな ように、筒状体23aと、該筒状体23aの前部側に閉鎖状に設けられる前壁2 3bとを備え、前記筒状体23aの外周複数箇所に、前記ケース部20の内壁と ほぼ同一径とされ、このケース部20の内壁に摺接しながら移動される大径部2 3cと、前記ケース部20の内径よりも小径とされた小径部23dとを設け、前 記ケース部20内における前記保持体23の移動時に、該保持体23の移動抵抗 をできるだけ少なくするようにしている。さらに、前記保持体23における前壁 23bの中央部には、前方に向かって突出する突起23eを一体状に設けて、該 突起23eに前記押出体22に形成した取付用孔22dを挿入係合させることに より、該押出体22を前記保持体23に保持させるのである。
【0015】 前記保持体23は、前記押出体22と共に前記ケース部20の内部に移動可能 に挿嵌させるのであり、つまり、各図で明らかにしたように、前記保持体23が 前記ケース部20の後部側に位置されて前記ピストン13と対向され、かつ、前 記押出体22が前記保持体23の前部側に位置されて前記ケース部20内の充填 包装物3と対向されるように挿嵌される。また、前記ケース部20の後端開口部 20bには、前記保持体23の抜止用突部20cが形成されている。
【0016】 次に、以上の構成とした充填ガンの作用について説明する。先ず、建築物にお ける内外装の目地やコンクリートの亀裂補修などのシーリング作業を行うような 場合には、先ず、図3で示したように、前記カートリッジ2におけるケース部2 0の内部に、一体状に結合された前記押出体22と保持体23とを、該保持体2 3が前記ケース部20の後部側で前記ピストン13と対向され、かつ、前記保持 体23の前部側に前記押出体22が位置されるように、しかも、該押出体22に 設ける各ひれ体22aを縮径させた状態で、前記ケース部20の前端開口部20 a側から内部へと挿嵌させて置く。そして、前記ケース部20の内部に前記充填 包装物3を、その後部側が前記押出体22と当接されるように装填し、つまり、 前記ノズル体21を取外して前記ケース部20の前端開口部20aを開放させ、 この開口部20a側から前記充填包装物3における包装袋32の前端側を切断開 放させた状態で装填させるのであり、この装填後には前記ノズル体21を前記ケ ース部20の前端開口部20aに一体状に取付ける。
【0017】 次に、以上のように、前記充填包装物3が装填されたカートリッジ2を前記充 填ガン1のカートリッジ保持部11にセットして、前記充填ガン1に備えた操作 具14で前記ピストン13を押動操作することにより、図4で示したように、前 記保持体23を介して前記押出体22が前方側へと移動され、この押出体22で 前記ケース部20に装填された前記充填包装物3の後部側が押圧されて、該充填 包装物3内のシーリング剤31が前記ノズル体21から押出されてシーリング作 業が行われる。
【0018】 そして、以上のようなシーリング作業時に、前記ケース部20に内装される前 記押出体22は、全体が皿状とされ、前記ピストン13の径方向外方に延びる弾 性変形可能な複数のひれ体22aが放射状に突設され、また、前記押出体22に 設ける各ひれ体22aの外径は前記筒状ケース部20の内径よりも大径とされ、 前記各ひれ体22aが縮径状態とされて前記ケース部20内に密接状に挿嵌させ ているため、前記ピストン13の押動操作に伴う前記押出体22の移動時に、該 押出体22の外周部と前記ケース部20の内壁との間に前記充填包装物3におけ る包装袋32の一部が巻き込まれたりするのを、前記ケース部20の内壁に弾接 される前記各ひれ体22aで防止することができて、前記押出体22がケース部 20内で詰まって移動できなくなったりするのを確実に阻止できる。従って、前 記押出体22で前記充填包装物3内のシーリング剤31を前記ノズル体21から 円滑に押出すことができ、しかも、前記押出体22に設けた各ひれ体22aは、 前記ケース部20の内壁に沿って弾性変形されながら移動されるため、前記各ひ れ体22aが前記押出体22の大きな移動抵抗となったりすることなく、該押出 体22の円滑な移動が可能となって、良好なシーリング作業が行える。
【0019】 特に、図1,図2で示したように、前記押出体22を構成する前記皿形本体2 2bの径方向中央部分から外周縁部にかけて、複数のスリット22cを介して前 記各ひれ体22aを各々が独立した状態で一体形成し、また、前記各スリット2 2cの内端側に、該各スリット22cよりも大径とした円弧形状の孔22eをそ れぞれ形成するときには、前記各ひれ体22aの弾性変形を一層良好に行うこと ができて、前記押出体22の一層円滑な移動が可能となって、良好なシーリング 作業が行えるのである。また、前記保持体23に設ける前記筒状体23aの外周 複数箇所に、前記ケース部20の内壁とほぼ同一径とされ、このケース部20の 内壁に摺接しながら移動される大径部23cと、前記ケース部20の内径よりも 小径とされた小径部23dとを設けるときには、前記ケース部20内における前 記保持体23の移動時に、該保持体23の移動抵抗を一層少なくできて、前記押 出体22の円滑な移動と相俟って、さらに良好なシーリング作業が行えるのであ る。
【0020】 また、前記ケース部20内に前記充填包装物3を詰め替えるような場合には、 解除レバ−16を操作して前記ピストン13を最後方に移動させて、カートリッ ジ2をカートリッジ保持部11から取外し、筒状ケース部20の前端開口部20 aからノズル部21を外して使用済みの充填包装物3を取出す一方、前記ケース 部20の前端開口部20aから棒材などを差し込んで、前記押出体22をケース 部20内の押出終了位置から押出開口位置に復帰移動させ、該ケース部20内に 新たな充填包装物3を挿入すると共に、前記ケース部20の前端開口部20aに ノズル部21を取付け、該カートリッジ2を前記充填ガン1にセットして繰り返 し使用するのである。そして、前記押出体22をケース部20内の押出終了位置 から押出開始位置に復帰移動させるときにも、前記押出体22には、弾性変形可 能とされた前記各ひれ体22aが設けられ、これら各ひれ体22aが弾性変形し て縮径しながら前記ケース部20内を移動するのであり、更に、前記保持体23 における筒状体23aの外周部位には、前記大径部23cと小径部23dとが設 けられて、前記ケース部20内での移動抵抗が小とされているため、前記押出体 22の押出終了位置から押出開始位置への復帰移動も容易に行うことができる。
【0021】 また、以上の実施例では、前記カートリッジ2のケース部20内に前記充填包 装物3を詰め替え可能としたカートリッジ式手動充填ガンものについて説明した が、本考案に用いる押出体22は、カートリッジ式手動充填ガンにかぎらず、吸 込式手動充填ガンや吸込式エアー充填ガン、カートリッジ式エアー充填ガンなど すべての充填ガンにも利用することもできる。
【0022】 この場合、例えば前記注入式バンド充填ガンの場合は、図6及び図7で明らか にしたように、前記ピストンロッド13aの先端ねじ部13bに前記ピストン1 3を挿嵌させて、該ピストン13の前後部位を前記ねじ部13bに螺合される2 つのボルトB,Bで固定するようにしている。従って、以上のピストンロッド1 3aにおける前記ピストン13の先端側に、複数のひれ体22aをもつ前記押出 体22を挿嵌させて、該押出体22の前端側における前記ねじ部13bにボルト Bを螺締することにより、前記ピストンロッド13aを介して前記押出体22を ピストン13と一体状に組付けるのである。斯く構成する場合にも、充填ガン1 の筒状収容部10内に吸込みによりシーリング剤を吸込ませずに充填包装物3を 装填して使用することにより前記したカートリッジ式充填ガンの場合と同様の作 用効果が得られるのである。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は、長さ方向前端部及び後端部が開口し、シーリ ング剤の充填包装物を収容可能とした筒状ケース部20と、該ケース部20の前 端開口部20aに設けるノズル体21と、前記ケース部20の後端開口部20b 側に位置し、前記ケース部20内を前端部に向かって移動するピストン13及び 該ピストン13の操作具14とを備えたシーリング剤の充填ガンにおいて、前記 ピストン13の前方部に、該ピストン13の径方向外方に延びる弾性変形可能な 複数のひれ体22aを放射状に突設した皿状押出体22を設けると共に、該押出 体22の外径を前記筒状ケース部20の内径より大径として、前記押出体22の 各ひれ体22aを縮径状態で筒状ケース部20内に挿嵌させるようにしたから、 建築物内外装の目地やコンクリートの亀裂補修などのシーリング作業を行う場合 で、前記ピストン13の押動操作に伴い前記押出体22を移動させるとき、該押 出体22の外周部と前記ケース部20の内壁との間に前記充填包装物の一部が巻 き込まれたりするのを、前記ケース部20の内壁に弾接される前記各ひれ体22 aで防止できて、前記押出体22がケース部20内で詰まって移動できなくなっ たりするのを確実に阻止できるのであり、従って、前記押出体22で充填包装物 内のシーリング剤を前記ノズル体21から円滑に押出すことができ、しかも、前 記押出体22に設けた各ひれ体22aは、前記ケース部20の内壁に沿って弾性 変形されながら移動されるため、前記各ひれ体22aが前記押出体22の大きな 移動抵抗となったりすることなく、該押出体22の円滑な移動が可能となって、 良好なシーリング作業を行うことができる。
【0024】 また、前記ケース部20内に前記充填包装物を詰め替えるような場合で、前記 押出体22を前記ケース部20の押出終了位置から押出開始位置に復帰移動させ て取出すときにも、該押出体22には、弾性変形可能とされた前記各ひれ体22 aが設けられ、これら各ひれ体22aが弾性変形して縮径しながら前記ケース部 20内を移動するため、前記押出体22のケース部20の押出終了位置から押出 開始位置への復帰移動も容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる充填ガンの要部である押出体の
側面図である。
【図2】同押出体の正面図である。
【図3】同充填ガンの全体構造を示す一部切欠側面図で
ある。
【図4】同充填ガンの作用状態を示す拡大断面図であ
る。
【図5】同充填ガンの全体構造を示す斜視図である。
【図6】他の実施例を示す一部切欠側面図である。
【図7】同要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 充填ガン 13 ピストン 14 操作具 20 筒状ケース部 20a 前端開口部 20b 後端開口部 21 ノズル体 22 押出体 22a ひれ体 3 充填包装物 31 シーリング剤

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長さ方向前端部及び後端部が開口し、シ
    ーリング剤の充填包装物を収容可能とした筒状ケース部
    20と、該ケース部20の前端開口部20aに設けるノ
    ズル体21と、前記ケース部20の後端開口部20b側
    に位置し、前記ケース部20内を前端部に向かって移動
    するピストン13及び該ピストン13の操作具14とを
    備えたシーリング剤の充填ガンであって、前記ピストン
    13の前方部に、該ピストン13の径方向外方に延びる
    弾性変形可能な複数のひれ体22aを放射状に突設した
    皿状押出体22を設けると共に、該押出体22の外径を
    前記筒状ケース部20の内径より大径として、前記押出
    体22の各ひれ体22aを縮径状態で筒状ケース部20
    内に挿嵌していることを特徴とするシーリング剤の充填
    ガン。
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Cited By (2)

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