JP3620932B2 - 粘稠液体の押出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、接着剤、シーラント、コーキング材等の粘稠液体の押出装置に関し、特に、粘稠液体を封入した容器を変形させてノズルから粘稠液体を押し出す押出部材を備えた手動式の押出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、構造物の継目に防水、耐候、防塵等の目的で適用されるシーラントやコーキング材、独立した物体を相互に固着するホットメルト接着剤等の接着剤、等の高い粘度を有する液体材料すなわち粘稠液体を、対象物表面に塗着する際には、粘稠液体を封入した容器をハウジングに収容し、手動式又は電気、油圧、空圧等の動力式に作動可能な押出部材により容器を圧縮変形させて、ノズルから所望量の粘稠液体を押し出す押出装置が広く使用されている。
【0003】
特に手動式の押出装置では、押出部材を作動するために、手動操作可能な引金式、釦式等の作動部材が、押出部材に連動可能にハウジングに設けられている。そして、一般に作業者が片手でハウジングを担持しつつ指で作動部材を操作すると、1回の操作で、押出部材がハウジング内で容器に接近する方向へ所定距離だけ前進し、容器を所定寸法だけ圧縮して、所定量の粘稠液体をノズルから押し出すようになっている。
【0004】
作動部材の操作を解除する(すなわち作動部材から指を離す)と、作動部材は押出部材から独立して、例えばばね等の付勢作用により初期位置に復帰する。このとき、押出部材が自由運動可能な状態にあれば、圧縮された容器内の粘稠液体の内圧(例えば粘稠液体に含まれる気泡等に起因する)により粘稠液体及び容器が膨張し、押出部材が初期位置に向かって押し戻される傾向がある。ここで、押出部材が例えば慣性により粘稠液体の膨張量を超えて押し戻されると、それに伴い容器内にノズルから空気が侵入して粘稠液体に巻き込まれ、次の塗着作業に際して、作動部材の指操作ストロークに無駄が生じて1回の操作で所定量の粘稠液体を押し出すことが困難になったり、押し出された粘稠液体に巻き込み空気によるむらが生じたりする問題があった。
【0005】
そこで、従来の手動式の押出装置では、作動部材の操作時に容器を圧縮する方向への押出部材の移動を許容する一方で、作動部材の操作解除時に初期位置に復帰する方向への押出部材の移動を係止するロック手段、すなわち一方向クラッチ手段が設けられていた(例えば実開昭57−95266号公報、実開昭63−90476号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、一方向クラッチ手段により、作動部材の操作解除時に押出部材の復帰方向への移動を係止すると、圧縮された容器内の粘稠液体の内圧により、ノズルから粘稠液体が漏出する問題が生じる。漏出した粘稠液体は、塗着対象物を汚損したり、塵埃の付着により粘稠液体自体のシール能力や接着能力を低下させたりする危惧がある。このような漏出を防止するために、従来の手動式押出装置では、作動部材の操作を解除した直後に一方向クラッチ手段の復帰移動係止作用を一時的に解除し、ノズルからの侵入空気が粘稠液体に巻き込まれない程度に容器の膨張を許容する方法が、便宜的に行われていた。しかしながらこのような方法は、経験に基づく判断のもとで正確な操作タイミングを必要とするので、作業者に熟練を課すことになっていた。
【0007】
本発明の目的は、作動部材の操作解除後にノズルから粘稠液体が漏出することを、熟練を要さず容易に防止でき、しかも安価に製造できる操作性に優れた粘稠液体の手動式押出装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、粘稠液体を封入した容器を収容するハウジングと、ハウジングの一端で容器に連結されるノズルと、ハウジングの他端に軸線方向移動可能に支持され、一端に向かう第1方向へ移動したときに容器を変形してノズルから粘稠液体を押し出す押出部材と、押出部材に係合可能にハウジングに装備され、押出部材の第1方向への移動を許容するとともに他端に向かう第2方向への移動を制限する一方向クラッチ手段と、ハウジングに装備され、手動操作により押出部材を第1方向へ移動させる作動部材とを具備した粘稠液体の押出装置において、一方向クラッチ手段は、押出部材と作動部材との間に機能的に介在され、作動部材に連動して、ハウジング内で押出部材の移動方向に平行な第1及び第2方向へ選択的に移動可能な一方向クラッチ部材からなり、一方向クラッチ部材が、第1方向へ移動するときに押出部材に係合して、押出部材を第1方向へ移動させるとともに、第2方向へ移動するときに押出部材を解放して、少なくともクラッチ部材自体が停止するまでの間、押出部材の第2方向への移動を許容するように構成されたことを特長とする粘稠液体の押出装置を提供する。
【0009】
さらに本発明は、上記した粘稠液体の押出装置において、一方向クラッチ部材は、軸線に対して傾斜する切頭錐体状内面を備えて作動部材に連結される外筒と、外筒の内側に配置され、押出部材を軸線方向移動可能に受容する軸線方向貫通孔及び貫通孔に連通して径方向へ貫通する複数の空洞部を備えた内筒と、内筒の複数の空洞部のそれぞれに転動可能に収容される転動体とを具備し、外筒の切頭錐体状内面の拡張側がハウジングに収容された容器に対向するようにハウジング内に配置され、以て、一方向クラッチ部材が第1方向へ移動するときに、転動体が外筒の切頭錐体状内面の収縮側で押出部材と外筒との間に挟持されて、クラッチ部材が押出部材に係合し、クラッチ部材が第2方向へ移動するときに、転動体が押出部材と外筒との間で実質的に自由状態になって、クラッチ部材が押出部材を解放するように構成された押出装置を提供する。
【0010】
さらに本発明は、上記した粘稠液体の押出装置において、押出部材は、内筒の軸線方向貫通孔に受容される軸棒を備え、軸棒が、同一円筒面上に周方向へ等間隔に配置される複数の円弧周面と、それら円弧周面を相互に連結する複数の平周面とを備える押出装置を提供する。
さらに本発明は、上記した粘稠液体の押出装置において、押出部材の軸線方向移動を摩擦力により制動する制動部材をさらに備えた押出装置を提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明をその好適な実施の形態に基づき詳細に説明する。図面において、同一又は類似の構成要素には共通の参照符号を付す。
図面を参照すると、図1は本発明の一実施形態による粘稠液体の押出装置10を示す。押出装置10は、中空筒状の本体部分12と、本体部分12から側方へ延長される中空のグリップ部分14とから本質的に構成されたハウジング16を備える。ハウジング16の本体部分12には、粘稠液体Vを封入した筒状の容器18が着脱可能に収容される。容器18は、本体部分12に連結された支壁20を介して所定位置に支持される。
【0012】
容器18は、全体に例えばアルミニウム等の金属材料から形成され、内圧の変化では容易には変形しない強度を付与されたカップ状周壁22と、カップ状周壁22の内周面に液密式摺動可能に装着される可動端壁24とを備える。可動端壁24は、カップ状周壁22の開口側を封鎖して、容積可変の液体封入空間を容器18内に画成する。
【0013】
カップ状周壁22の底端(図で左端)には、例えばバルブ26を介して、液体封入空間に液体流通可能に連通されたノズル28が設置される。ノズル28は、容器18内に封入した粘稠液体Vを所定塗幅で吐出できるようになっている。容器18は、ハウジング16の本体部分12の一端12aに設けた穴30からノズル28を外部に突出させた状態で、本体部分12に収容される。
【0014】
容器18に最大体積の粘稠液体Vが封入されているときには、可動端壁24はカップ状周壁22の開口端22a近傍に配置され、その位置から可動端壁24を周壁22に沿って容器18内に押し込むことにより、粘稠液体Vがノズル28から押し出される。したがって粘稠液体Vの吐出量は、可動端壁24の移動量に比例する。
【0015】
容器18に封入される粘稠液体Vは、例えばポリ酢酸ビニル等からなるホットメルト接着剤や、シリコーン系、ポリウレタン系、アクリル系等のシーラントのような、比較的高い粘度(例えばホットメルト接着剤(溶融時)で数千〜数万センチポアズ、シーラントで数十万センチポアズ)を有するものである。押出装置10をホットメルト接着剤の塗着装置として使用する場合には、例えば面状発熱体等の加熱構造を容器18のカップ状周壁22の外面に装備して、容器18を外側から加熱して接着剤を溶融しつつ塗着できるようにすることが望ましい。
【0016】
なお押出装置10は、このような構造の容器に限らず、例えば可撓性の袋状容器等、様々な形態の容器を使用できる。また、ハウジング16の本体部分12の一端12aに予めノズルを設置しておき、容器を本体部分12の所定位置に収容したときに容器内部とノズルとが連通されるような構成とすることもできる。
【0017】
ハウジング16の本体部分12の他端12bには、他端12bを揺動式に開閉可能な蓋部材32が装着される。蓋部材32は、ハウジング16の一部分を構成すべく、ヒンジ34を介して本体部分12に連結される。蓋部材32は、図示の閉鎖位置では、後述する押出部材36による押出作業を可能にする一方で、図示しない開放位置では、容器18の着脱及び交換を可能にする。
【0018】
押出部材36は、蓋部材32に設けた貫通孔38に軸線方向移動可能に受容支持される軸棒40と、軸棒40の一端に固定され、軸線に略直交する押圧面42を有する押出板44と、軸棒40の他端に形成されるハンドル46とを備える。押出部材36及び貫通孔38は、蓋部材32が図示の閉鎖位置にあるときに、軸棒40が本体部分12に収容された容器18と略同心に配置されるように、蓋部材32上で位置決めされる。また軸棒40は、ハンドル46を蓋部材32に係合させることなく、容器18内の粘稠液体Vを略完全に押し出す位置まで押出板44を移動できるだけの長さを有する。
【0019】
さらに軸棒40は、同一円筒面上に周方向へ等間隔に配置される4つの円弧周面40aと、それら円弧周面40aを相互に連結する4つの平周面40bとを備えることが好ましい。このような軸棒40の周面形状は、後述する一方向クラッチ部材74の係止作用を意図的に解除できるようにするためのものであり、これについては後に詳述する。
【0020】
蓋部材32の貫通孔38には、側方に凹部48が連通形成され、凹部48内に制動部材50が配置される。制動部材50は、ばね52により凹部48から突出する方向へ付勢され、貫通孔38に受容された軸棒40の表面に常に接触して、所定の摩擦力で軸棒40の移動を制動する。
押出部材36は、軸棒40の軸線に沿って押出板44がハウジング本体部分12の一端12aに向かう方向(以下、第1方向(図1に矢印Aで示す)と称する)へ移動するときに、押圧面42が容器18の可動端壁24に当接されて、押出板44が可動端壁24を周壁22に沿って容器18内に押し込み、それによりノズル28から粘稠液体Vを押し出すように作用する。
【0021】
押出装置10は、手動操作により押出部材36を第1方向Aへ移動させるための作動部材54を備える。作動部材54は、ハウジング16のグリップ部分14に隣接して、支軸56に関し揺動可能に本体部分12に取着される引金58と、基端で支軸60により引金58に枢着され、本体部分12に設けたガイド62に沿って直線状に移動可能なリンク64と、蓋部材32に支軸66に関し揺動可能に取着され、リンク64の自由端64aが係合可能な位置に一端の爪68を配置するレバー70と、レバー70と蓋部材32との間に設置され、爪68がリンク64の自由端64aに接近する方向へレバー70を回動付勢するばね72とを備える。支軸56、60、66は、互いに平行に配置される。なお、引金58とハウジング16との間には、リンク64の自由端64aがレバー70の爪68から離れる方向へ引金58を回動付勢するばね等の付勢手段をさらに設けることもできる。
【0022】
作業者は、片手でグリップ部分14を担持して所望の指を引金58に掛け、図1に示す初期位置(休止位置)から図2に示す作用位置まで引金58を引き絞る(操作する)ことにより、リンク64の自由端64aをレバー70の爪68に係合させ、ばね72の付勢に抗してレバー70を図で反時計方向へ揺動させることができる(操作時の各構成要素の移動方向を図2に矢印で示す)。作業者が引金58から指を離す(操作解除する)と、ばね72の付勢によりレバー70が図の時計方向へ揺動し、レバー70、リンク64及び引金58が、図1の初期位置に復帰する。
【0023】
さらに押出装置10は、押出部材36の第1方向Aへの移動を許容する一方で、押出部材36の初期位置に復帰する方向すなわちハウジング本体部分12の他端12bに向かう方向(以下、第2方向(図1に矢印Bで示す)と称する)への移動を制限する一方向クラッチ手段として、一方向クラッチ部材74を備える。一方向クラッチ部材74は、図3及び図4に示すように、レバー70の他端に支軸76を介して枢着される外筒78と、外筒78に収容される筒状部分80及び筒状部分80の軸方向一端で径方向へ延設されるフランジ部分82を有した内筒84と、内筒84の筒状部分80に形成された4つの空洞部86のそれぞれに転動可能に収容される球状の転動体88と、フランジ部分82の反対側で内筒84に例えばボルト(図示せず)により固定され、フランジ部分82との間に外筒78を固定的に挟持する端板90とを備える。支軸76は、支軸56、60、66に平行に配置される。
【0024】
外筒78は、内筒84の筒状部分80に対向する内面92が、軸線に対して傾斜する切頭錐体(円錐台又は角錐台)状の表面として形成される。好ましくは外筒78の切頭錐体状内面92の収縮側(円錐台状内面の場合はその小径側)の端縁は、内筒84のフランジ部分82に隣接する筒状部分80の表面に当接され、外筒78と内筒84との間のがたつきが防止される。内筒84及び端板90には、押出部材36の軸棒40を軸線方向移動可能及び回動可能に受容する円筒状の軸線方向貫通孔94、96がそれぞれ形成される。また、内筒84の各空洞部86は、軸線に平行な平面に関して長円形断面を有し、周方向等間隔位置で筒状部分80に径方向へ貫通形成されて、それぞれ軸線方向貫通孔94に連通される。
【0025】
したがって、組立てた一方向クラッチ部材74を軸棒40に装着すると、内筒84の複数の空洞部86に、径方向寸法が端板90側から内筒84のフランジ部分82側へ徐々に減少する長円形断面の空間S(図5)が画成され、それら空間S内に転動体88が転動可能に収容される。ここで、軸棒40の各円弧周面40aを各空洞部86に対応配置したときには、各空間Sを画成する軸棒40の円弧周面40aと外筒78の内面92との間の距離は、端板90に近接した側(すなわち切頭錐体状内面92の拡張側)で各転動体88の直径よりも僅かに大きく設定され、フランジ部分82に近接した側(すなわち切頭錐体状内面92の収縮側)で各転動体88の直径よりも僅かに小さく設定される。また、軸棒40を回転して各平周面40bを各空洞部86に対応配置したときには、各空間Sを画成する軸棒40の平周面40bと外筒78の内面92との間の距離は、フランジ部分82に近接した側でも各転動体88の直径よりも僅かに大きく設定される。
【0026】
このような構成を有する一方向クラッチ部材74では、軸棒40の各円弧周面40aを各空洞部86に対応配置した状態で、内筒84の貫通孔94に受容された軸棒40が端板90からフランジ部分82に向かう方向へ内筒84に対して移動すると、各転動体88が、各空間S内で転動してフランジ部分82に近接した側に移動し、軸棒40の各円弧周面40aと外筒78の内面92との間に固定的に挟持される(図5(a)、(b)参照)。その結果、クラッチ部材74に対する軸棒40の、端板90からフランジ部分82に向かう方向への移動が係止される。
【0027】
これに対し、軸棒40の各円弧周面40aを各空洞部86に対応配置した状態で、内筒84の貫通孔94に受容された軸棒40がフランジ部分82から端板90に向かう方向へ内筒84に対して移動すると、各転動体88が、各空間S内で転動して端板90に近接した側に移動し、軸棒40の各円弧周面40aと外筒78の内面92との間で自由に運動できるようになる(図6参照)。その結果、クラッチ部材74に対する軸棒40の、フランジ部分82から端板90に向かう方向への移動が自由となる。
【0028】
さらに、軸棒40の各平周面40bを各空洞部86に対応配置した状態では、軸棒40の移動方向に関わらず各転動体88が各空間S内で自由に運動する。その結果、軸棒40はクラッチ部材74に対し、フランジ部分82及び端板90のいずれに向かう方向へも自由に移動できる(図7(a)、(b)参照)。
【0029】
なお、外筒78の内面92の軸線に対する傾斜角度は、好ましくは10°〜30°である。この場合、空洞部86の軸線方向寸法は、図示のように転動体88よりもかなり大きく設定する必要はなく、理論的にはクラッチ解除時(図6及び図7)にごく微小な隙間が軸棒40の周面40a、40bと転動体88と外筒78の内面92との間に形成されさえすれば、上記のような一方向クラッチ部材74の作用が得られる。動力伝達要素として好ましい外筒78及び内筒84の材料は、ステンレス鋼等の機械的強度に優れた材料である。また、軸棒40及び転動体88は、焼入れ鋼からなることが好ましい。端板90は、軽量化のため、アルミニウム等の軽量材料からなることが好ましい。或いは、外筒、内筒及び端板を同一材料から一体的に形成してなる一方向クラッチ部材を使用することもできる。
【0030】
一方向クラッチ部材74は、押出部材36の押出板44が端板90側に配置されるように、軸棒40に装着される。したがって一方向クラッチ部材74は、端板90をハウジング16の一端12a側(すなわち容器18側)に向けて、レバー70を介して蓋部材32内に移動可能に設置される(図1参照)。好ましくは蓋部材32には、一方向クラッチ部材74を軸棒40の軸線方向へ案内するガイド(図示せず)が設けられ、レバー70が支軸66に関して揺動する際に、一方向クラッチ部材74が軸棒40に平行に、第1方向A及び第2方向Bへ移動できるようになっている。
【0031】
上記構成を有する押出装置10の作用を、以下に説明する。まず、押出部材36のハンドル46を操作して、軸棒40の各円弧周面40aが一方向クラッチ部材74の各空洞部86に対応配置する位置に、押出部材36を設定する。このとき、各円弧周面40aが各空洞部86に対応配置されたことを触感で感知できるとともに、その状態に押出部材36を保持できるような、ボールプランジャ等の保持構造(図示せず)を、例えば蓋部材32に設置することが望ましい。
【0032】
次いで、図1の初期位置から作動部材54を操作して、引金58及びリンク64を介してレバー70を支軸66に関し反時計方向へ揺動させ、一方向クラッチ部材74を第1方向Aへ移動させる。このとき、軸棒40と一方向クラッチ部材74との相対移動方向は、上述した軸棒40が端板90からフランジ部分82に向かう方向となるので、一方向クラッチ部材74において各転動体88が軸棒40と外筒内面92との間に固定的に挟持され、軸棒40が一方向クラッチ部材74に係止される。その結果、押出部材36は、軸棒40に及ぼす制動部材50の摩擦力に抗して、一方向クラッチ部材74と共に第1方向Aへ移動する。
【0033】
ここで押出部材36すなわち押出板44の第1方向Aへの移動距離は、引金58を引き絞る長さによって決まり、それに従って容器18の可動端板24が移動して、所定量の粘稠液体Vがノズル28から押し出される(図2)。引金58を引き絞る長さは、例えばハウジング16の本体部分12に設けたガイド62に、リンク64が初期位置から所定距離移動したときにリンク64に係合するストッパの機能を付与すれば、ガイド62の位置を変更することによって適宜調整できる。
【0034】
図2の作用位置から作動部材54の操作を解除すると、ばね72の付勢によりレバー70が支軸66に関して時計方向へ揺動し、一方向クラッチ部材74が第2方向Bへ移動する。このとき、押出部材36の軸棒40は制動部材50により所定の摩擦力で制動されているので、軸棒40と一方向クラッチ部材74との間に、上述した軸棒40がフランジ部分82から端板90に向かう方向への相対移動が生じ、各転動体88が軸棒40と外筒内面92との間で自由になり、軸棒40が一方向クラッチ部材74から解放される。その結果、一方向クラッチ部材74は、押出部材36から独立して第2方向Bへ移動し、初期位置に復帰する。
【0035】
このようにして、作動部材54の1回の操作で所定量の粘稠液体Vがノズル28から押し出され、次の操作に備えて作動部材54及び一方向クラッチ部材74が初期位置に復帰する。押出部材36による押出作用が解除される(つまり粘稠液体Vに加わる外圧が排除される)と、容器18内では粘稠液体Vがそれ自体の内圧により膨張することが予測される。本発明に係る押出装置10では、粘稠液体Vの膨張により可動端板24を介して押出部材36が第2方向Bへ押し戻されることを、下記のように自動的に許容する構成としたので、粘稠液体Vが内圧により膨張したときにもノズル28から漏出することは効果的に防止される。
【0036】
すなわち、一方向クラッチ部材74が第2方向Bへ移動している最中は、軸棒40が上記したように一方向クラッチ部材74から解放されるので、押出部材36は、可動端板24から受ける力と制動部材50の摩擦力とによって軸線方向移動を制御される。したがって、粘稠液体Vの膨張により可動端板24に加わる力が制動部材50の摩擦力を上回ると、押出部材36は自動的に第2方向Bへ移動することになる。
【0037】
押出部材36と一方向クラッチ部材74との相対動作を説明すると、押出部材36は一方向クラッチ部材74に対し、常に第1方向Aに移動可能であるが、第2方向Bへは実質的に移動できない。ここで「実質的」と述べたのは、一方向クラッチ部材74の空洞部86内で転動体88が図6の自由位置から図5の挟持位置まで移動する間に、空洞部86の軸線方向寸法に対応して押出部材36の第2方向Bへの微小な移動が許容されることを説明したものである。
【0038】
したがって、一方向クラッチ部材74が第2方向Bへ移動している間は、通常、粘稠液体Vの膨張による押出部材36の移動速度が一方向クラッチ部材74の移動速度より遅いので、押出部材36は一方向クラッチ部材74に対し第1方向Aに相対移動しつつ、押出装置10内で第2方向Bへ移動する。そして、一方向クラッチ部材74が図1の初期位置に到達して停止したとき、粘稠液体Vの膨張が継続している場合は、転動体88が図6の自由位置から図5の挟持位置まで移動する僅かな時間を経て、押出部材36が一方向クラッチ部材74によって係止される。このようにして、作動部材54の操作解除後に粘稠液体Vの膨張に起因したノズル28からの漏出が低減され又は防止されるとともに、ノズル28からの侵入空気の粘稠液体Vへの巻き込みが防止される。一方向クラッチ部材74の停止時に粘稠液体Vの膨張が既に終息している場合は、押出部材36の第2方向Bへの付加的な移動が一方向クラッチ部材74によって係止される。その結果、ノズル28からの侵入空気の粘稠液体Vへの巻き込みが防止される。
【0039】
また、例えば作業者が引金58を解放する手指の操作速度を調整する等により、一方向クラッチ部材74の移動速度を押出部材36の移動速度に略等しく制御したときには、押出部材36は一方向クラッチ部材74と一体的に第2方向Bへ移動する。そして通常は、一方向クラッチ部材74が図1の初期位置に到達する前に粘稠液体Vの膨張が終息し、一方向クラッチ部材74が初期位置で停止したときに、押出部材36の第2方向Bへの付加的な移動が一方向クラッチ部材74によって防止される。このようにして、作動部材54の操作解除後に粘稠液体Vの膨張に起因したノズル28からの漏出が防止されるとともに、ノズル28からの侵入空気の粘稠液体Vへの巻き込みが防止される。
【0040】
このように、作動部材54の操作解除後に、押出部材36が第2方向Bへ移動できる時間は、一方向クラッチ部材74が作用位置から初期位置まで移動するに要する時間によって制限される。また、押出部材36が第2方向Bへ移動できる距離は、一方向クラッチ部材74の作用位置から初期位置までの移動距離及び移動時間によって制限される。そこで押出装置10では、作動部材54の操作解除後に、予測される粘稠液体Vの膨張により粘稠液体Vがノズル28から漏出することなく可動端板24を移動できる程度に、また粘稠液体Vの膨張終息後の押出部材36の付加的な第2方向Bへの移動を防止できる程度に、一方向クラッチ部材74の第2方向Bへの移動速度、及び軸棒40に対する制動部材50の摩擦力を調整しさえすれば、作業者が何らの特別な(熟練を要する)操作を行うことなく、自動的にノズル28からの粘稠液体Vの漏出を低減又は防止できる。
【0041】
なお押出装置10では、ノズル28からの粘稠液体Vの漏出を効果的に防止するために、一方向クラッチ部材74から解放された押出部材36は、軸線方向へ可及的に自由に移動できることが好ましい。したがって制動部材50により軸棒40に加わる摩擦力は、作動部材54の操作解除時に軸棒40を一方向クラッチ部材74から容易に解放できる範囲で、可及的に小さいことが望ましい。また同じ理由で、一方向クラッチ部材74の第2方向Bへの移動速度は、粘稠液体Vの膨張に起因した可動端板24及び押出部材36の第2方向Bへの移動速度よりも大きいことが好ましい。
【0042】
上記したように押出部材36は、粘稠液体Vの膨張が所定量生じた後、常時作用している制動部材50の摩擦力、及び最終的に一方向クラッチ部材74の作用により停止する。このとき容器18内の粘稠液体Vは、外力の影響を受けることなく自然に膨張しているので、ノズル28から空気を侵入させず、次の押し出し作業で直ちにノズル28から適正に押し出される状態になっている。そこで、再び作動部材54を操作して、一方向クラッチ部材74を介して押出部材36を第1方向Aへ移動させると、作動部材54の操作に実質的にロスを生じることなく、押出部材36の移動起点から直ちに粘稠液体Vに押出圧力が加わり、所定量の粘稠液体Vがノズル28から正確に押し出される。
【0043】
このようにして、作動部材54の操作(引金58の引き絞り)を繰り返すことにより、1回の操作で所定量ずつ、容器18内の粘稠液体Vを略完全に押し出すことができる。作動部材54の操作が不能になった時点で、容器18が空になったことが感知される。そこで作業者は、押出部材36のハンドル46を操作して軸棒40を約45°回転させ、軸棒40の各平周面40bが一方向クラッチ部材74の各空洞部86に対応配置する位置に、押出部材36を設定する。それにより押出部材36は、一方向クラッチ部材74から独立して、第1方向A及び第2方向Bのいずれの方向にも移動できるようになる。そこで押出部材36を、押出板44が蓋部材32に最も近接する位置まで移動すれば、ヒンジ34に関して蓋部材32を回動し、ハウジング16の本体部分12の他端12bを開放することが可能となる。それにより、使用済の容器18をハウジング16から取り出して、新しいものに交換することができる。
【0044】
なお、押出部材36の軸棒40の周面形状は、上記のように容器18の着脱及び交換を可能にするためのものである。したがって、例えば蓋部材32をハウジング16の本体部分12から分離できるようにする等、容器18の着脱及び交換を可能にする他の手段を設けた場合には、略円筒状の軸棒を使用することができるのは、言うまでもない。また、一方向クラッチ部材74の外筒78の外面及び内面92並びに内筒84の筒状部分80の外面は、図示のような円形断面の形状に限らず、多角形や楕円形断面を有する形状とすることもできる。
【0045】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明は、押出部材の軸線方向移動を制御する一方向クラッチ部材が、ハウジング内で作動部材に連動して軸線方向移動可能であり、第1方向へ移動するときに押出部材に係合し、押出部材により容器を変形させて粘稠液体を押し出すとともに、第2方向へ移動するときに押出部材を解放し、一方向クラッチ部材自体が停止するまでの間、押出部材の第2方向への移動を許容するように構成したので、作動部材の操作解除後にノズルから粘稠液体が漏出することを、作業者のいかなる特別な操作をも必要とせずに自動的に防止することが可能となった。したがって本発明によれば、作動部材の操作解除後にノズルからの粘稠液体の漏出を作業者の熟練を要さず容易に防止でき、しかも安価に製造できる操作性に優れた粘稠液体の手動式押出装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による粘稠液体の押出装置の断面側面図で、作動部材が初期位置にある状態を示す。
【図2】図1の押出装置の断面側面図で、作動部材が作用位置にある状態を示す。
【図3】図1の押出装置に使用される一方向クラッチ部材の分解斜視図である。
【図4】組立時の図3の一方向クラッチ部材を切り欠いて示す斜視図である。
【図5】図3の一方向クラッチ部材の軸棒係止時の図で、(a)断面側面図、及び(b)線V−Vに沿った断面正面図、である。
【図6】図3の一方向クラッチ部材の軸棒解放時の断面側面図である。
【図7】図3の一方向クラッチ部材の軸棒解放時の図で、(a)断面側面図、及び(b)線 VII−VII に沿った断面正面図、である。
【符号の説明】
16…ハウジング
18…容器
24…可動端板
28…ノズル
32…蓋部材
36…押出部材
40…軸棒
44…押出板
46…ハンドル
50…制動部材
54…作動部材
58…引金
64…リンク
70…レバー
72…ばね
74…一方向クラッチ部材
78…外筒
84…内筒
88…転動体
92…内面

Claims (4)

  1. 粘稠液体を封入した容器を収容するハウジングと、該ハウジングの一端で該容器に連結されるノズルと、前記ハウジングの他端に軸線方向移動可能に支持され、前記一端に向かう第1方向へ移動したときに前記容器を変形して前記ノズルから粘稠液体を押し出す押出部材と、該押出部材に係合可能に前記ハウジングに装備され、該押出部材の前記第1方向への移動を許容するとともに前記他端に向かう第2方向への移動を制限する一方向クラッチ手段と、前記ハウジングに装備され、手動操作により前記押出部材を前記第1方向へ移動させる作動部材とを具備した粘稠液体の押出装置において、
    前記一方向クラッチ手段は、
    前記押出部材と前記作動部材との間に機能的に介在され、該作動部材に連動して、前記ハウジング内で該押出部材の移動方向に平行な前記第1及び第2方向へ選択的に移動可能な一方向クラッチ部材からなり、
    該一方向クラッチ部材が、
    該第1方向へ移動するときに該押出部材に係合して、該押出部材を該第1方向へ移動させるとともに、
    該第2方向へ移動するときに該押出部材を解放して、少なくとも該クラッチ部材自体が停止するまでの間、該押出部材の該第2方向への移動を許容する、
    ように構成されたことを特長とする粘稠液体の押出装置。
  2. 前記一方向クラッチ部材は、軸線に対して傾斜する切頭錐体状内面を備えて前記作動部材に連結される外筒と、該外筒の内側に配置され、前記押出部材を軸線方向移動可能に受容する軸線方向貫通孔及び該貫通孔に連通して径方向へ貫通する複数の空洞部を備えた内筒と、該内筒の該複数の空洞部のそれぞれに転動可能に収容される転動体とを具備し、該外筒の該切頭錐体状内面の拡張側が前記ハウジングに収容された前記容器に対向するように該ハウジング内に配置され、以て、前記一方向クラッチ部材が前記第1方向へ移動するときに、前記転動体が前記外筒の該切頭錐体状内面の収縮側で前記押出部材と該外筒との間に挟持されて、該クラッチ部材が該押出部材に係合し、該クラッチ部材が前記第2方向へ移動するときに、該転動体が該押出部材と該外筒との間で実質的に自由状態になって、該クラッチ部材が該押出部材を解放するように構成された請求項1に記載の粘稠液体の押出装置。
  3. 前記押出部材は、前記内筒の前記軸線方向貫通孔に受容される軸棒を備え、該軸棒が、同一円筒面上に周方向へ等間隔に配置される複数の円弧周面と、それら円弧周面を相互に連結する複数の平周面とを備える請求項2に記載の粘稠液体の押出装置。
  4. 前記押出部材の軸線方向移動を摩擦力により制動する制動部材をさらに備えた請求項1〜3のいずれか1項に記載の粘稠液体の押出装置。
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