JPH0642464A - 円筒形電磁振動ポンプ - Google Patents

円筒形電磁振動ポンプ

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JPH0642464A
JPH0642464A JP19376192A JP19376192A JPH0642464A JP H0642464 A JPH0642464 A JP H0642464A JP 19376192 A JP19376192 A JP 19376192A JP 19376192 A JP19376192 A JP 19376192A JP H0642464 A JPH0642464 A JP H0642464A
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cylindrical
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JP19376192A
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Ikuo Oya
郁夫 大家
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TAKATSUKI DENKI SEISAKUSHO KK
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TAKATSUKI DENKI SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁石をユニット化して量産性を向上させる
とともに外径寸法を増加させることなくユニットを軸方
向に並べるだけで容量を増大させることができる円筒形
電磁振動ポンプを提供する。 【構成】 円環状コア内にコイルが円筒状に捲回された
円筒形電磁コイルと、該電磁コア内に配設されており、
永久磁石を備えたロッド状振動子と、該振動子に連結さ
れたダイヤフラムとからなる。前記円環状コアは一対の
断面略C字状のコア部材を線対称に突き合わせて構成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は円筒形電磁振動ポンプに
関する。さらに詳しくは、電磁石をユニット化すること
により、量産性を向上させることができ、ユニット数を
増やすだけで簡単に大容量化に対応することができる円
筒形電磁振動ポンプに関する。
【0002】本発明のポンプは低圧のポンプとして、浄
化槽用、養魚用、理化学用などの空気や水を供給する分
野に適用が可能である。
【0003】
【従来の技術】従来より、電磁石と永久磁石との磁気的
相互作用に基づく、該永久磁石を備えた振動子の振動を
利用して流体を吸引、吐出する振動型ポンプとして、図
5に示される形のものが用いられている。
【0004】図5に示されるポンプは、一対のステータ
ヨーク31と、該ステータヨーク31間に挟持されたセンタ
ーヨーク32と、前記ステータヨーク31内に円筒状に捲回
されたコイル33とからなる電磁石34を備えている。電磁
石34内には両端にサイドプレート35が固着された永久磁
石36を備えた振動子37が配設されている。そして、コイ
ル33に交流電流を流すと交流電流の変化に同期して前記
ヨーク31、32はN極またはS極に磁化され、これと永久
磁石36両端のサイドプレート35との吸引または反発力に
よって振動子37が左右に振動して、ダイヤフラム(図示
せず)を押し引きするのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図5に示さ
れるポンプは、電磁石がステータヨークとセンターヨー
クとからなっており、構造が複雑であり、余分の部材が
必要であるという問題があった。また、ポンプ容量をア
ップさせたいばあい、コイルの巻数を増やすことが考え
られるが、このばあいポンプの外径が大きくなり装置が
大型化するという問題がある。
【0006】本発明は、叙上の事情に鑑み、量産性を向
上させることができるとともにポンプ外径を大きくする
ことなくポンプ容量をアップさせることができる円筒形
電磁振動ポンプを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の円筒形電磁振動
ポンプは、電磁石と永久磁石との磁気的相互作用に基づ
く、前記永久磁石を備えた振動子の電磁振動によって、
前記振動子に連結されたダイヤフラムを駆動する円筒形
電磁振動ポンプであって、円環状コア内にコイルが円筒
状に捲回された円筒形電磁コイルと、該電磁コア内に配
設されており、永久磁石を備えたロッド状振動子と、該
振動子に連結されたダイヤフラムとからなり、前記円環
状コアが一対の断面略C字状のコア部材を線対称に突き
合わせて構成されてなることを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明のポンプにおいては、電磁コイルのコア
が半割タイプであり、一対の断面略C字状コア部材を線
対称に突き合わせて構成されている。このため、同一形
状の部材を用いることができ、しかもプレス加工により
つくることができるので生産性に優れている。また、コ
アを振動子の軸方向に並べるだけで、ポンプ外径を大き
くすることなくポンプ容量をアップさせることができ
る。
【0009】
【実施例】以下、添付図面に基づき本発明の円筒形電磁
振動ポンプ(以下、単にポンプという)を詳細に説明す
る。
【0010】図1は本発明のポンプの一実施例の断面説
明図である。
【0011】図1において、1は金属やプラスチックな
どで作製された円筒形フレームであり、該フレーム1内
に後述する電磁コイルや振動子が配置されている。2は
円環状コアであり、該コア2内に円筒状に捲回されたコ
イル3とともに電磁コイルを構成している。前記円環状
コア2は、いわゆる半割タイプであり、図2に示される
ような断面略C字状コア部材4が線対称に突き合わされ
たものである。前記コア部材4は厚さ2〜3mm程度の普
通鉄板、電磁鋼板などを成形加工することによりえられ
る。このため、製造が簡単であり、コストダウンを図る
ことができる。また、同一形状のものを用いることがで
きるので、大量生産によるコストダウンを図ることもで
きる。コア部材4としては一枚物以外に厚さ0.5 〜1mm
程度の鉄板、硅素鋼板などを2〜数層積層したものを用
いることもできる。かかる積層体を用いたばあい鉄損が
低減して、効率を向上させることができる。
【0012】前記フレーム1の中央には振動子5(図3
参照)が配設されている。該振動子5は円筒状の永久磁
石6を有しており、永久磁石6の両端面には断面C字状
のカップ型ポールピース(磁極片)7が固定されてい
る。なお、図1に示される実施例では、永久磁石6およ
びポールピース7は、直接に振動子5のシャフト5aに
固定されておらず、スリーブ8を介してシャフト5aに
固定されている。このスリーブ8は省略してもよい。そ
して、スリーブ8の両端には止め輪9が固着されてい
る。また、図1に示されるポールピース7は断面C字状
であり、凹所10を有しているので、この凹所10内振動子
5の重さ調整のための重りないしは部材を配設すること
ができる。永久磁石6としてはフェライト磁石や希土類
磁石などを用いることができる。
【0013】振動子5のシャフト5aの両端部は、ブラ
ケット11の凹所12内に設けられた樹脂または金属系のス
ライド軸受13を貫通し、センタープレート14を介してE
PDMなどからなるダイヤフラム15に連結されている。
センタープレート14は、ダイヤフラム15の両面に設けら
れており、該ダイヤフラム15を押し引きして左右(図1
において)に変位させる要素である。センタープレート
14とダイヤフラム15とは、ナット16と取付け座17とのあ
いだに介装されており、ナット16により締め付けられる
ことにより振動子5の先端部に固定されている。ダイヤ
フラム15の周縁はダイヤフラム台18に装着されている。
【0014】左右のダイヤフラム15の外側には、それぞ
れポンプ圧縮室(図示せず)が設けられており、この圧
縮室内に弁を備えた吸引室および吐出室を経由して流体
が出入りするようになっている。
【0015】つぎに本実施例のポンプの動作について簡
単に説明する。
【0016】電磁コイルに交流電流を流すと交流電流の
変化に同期して電磁コイルの両端にN極およびS極の磁
極が交互に生じ、これにより磁性体であるコア2も交流
電流の変化に同期して磁化され、それらの先端にはそれ
ぞれ異なる極性の磁極が交互にあらわれる。こうして、
コア2の先端と永久磁石6の両端に設けられたポールピ
ース7の外周面のあいだの引力および斥力によって振動
子5は図1において左右方向に往復運動を行ない、これ
に連動してダイヤフラム15が左右に振動する。そしてダ
イヤフラム15の振動(変位)によってポンプ圧縮室の容
積が変化して、空気や水などの流体が吸入、吐出され
る。
【0017】なお、図1に示される実施例では、振動子
の軸方向に電磁コイルが2ユニットまたは2個配置され
ているが、ポンプ容量を大きくしたいばあいにはユニッ
ト数を増やせばよい。このばあい、振動子軸方向のサイ
ズは大きくなるがポンプのフレーム1の外径は一定に保
つことができる。図4はユニット数が3のばあいの振動
子と電磁コイルの一例をあらわす図である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明のポンプに
おいては電磁コイルのコアが半割タイプであり、断面略
C字状のコア部材を突き合わせた構成となっている。こ
のため、コアをプレス加工により製造できるので生産性
を向上させることができる。また、ユニット数を振動子
軸方向に増加するだけでポンプ容量を大きくすることが
できる。さらに、ポンプ容量の大小にかかわらず同一の
ユニット、すなわち部材を使用することができるので、
部品種類を減らすことができ、また大量生産によるコス
トダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のポンプの一実施例の断面説明図であ
る。
【図2】円環状コアを構成する断面略C字状のコア部材
の断面図である。
【図3】図1に示されるポンプの振動子の説明図であ
る。
【図4】ユニット数が3である電磁コイルと振動子の一
例をあらわす図である。
【図5】従来のポンプの断面説明図である。
【符号の説明】
1 コア 3 コイル 4 コア部材 5 振動子 6 永久磁石 15 ダイヤフラム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁石と永久磁石との磁気的相互作用に
    基づく、前記永久磁石を備えた振動子の電磁振動によっ
    て、前記振動子に連結されたダイヤフラムを駆動する円
    筒形電磁振動ポンプであって、円環状コア内にコイルが
    円筒状に捲回された円筒形電磁コイルと、該電磁コア内
    に配設されており、永久磁石を備えたロッド状振動子
    と、該振動子に連結されたダイヤフラムとからなり、前
    記円環状コアが一対の断面略C字状のコア部材を線対称
    に突き合わせて構成されてなることを特徴とする円筒形
    電磁振動ポンプ。
  2. 【請求項2】 前記電磁コイルが振動子の軸方向に2組
    以上配列されてなる請求項1記載の円筒形電磁振動ポン
    プ。
  3. 【請求項3】 前記円環状コアを構成する部材が磁性体
    を積層したものである請求項1または2記載の円筒形電
    磁振動ポンプ。
  4. 【請求項4】 前記ロッド状振動子は永久磁石の両端面
    に断面C形のカップ状磁極片を有してなる請求項1、2
    または3記載の円筒形電磁振動ポンプ。
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JP2004029017A (ja) * 2002-06-05 2004-01-29 General Electric Co <Ge> 動的燃焼器センサのための較正方法及びシステム
CN110005849A (zh) * 2019-04-12 2019-07-12 山东朗高计量泵科技有限公司 用于驱动双泵头计量泵的电磁组件

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