JPH0642397Y2 - 放電灯用インバータ装置のシールド構造 - Google Patents

放電灯用インバータ装置のシールド構造

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JPH0642397Y2
JPH0642397Y2 JP1988140932U JP14093288U JPH0642397Y2 JP H0642397 Y2 JPH0642397 Y2 JP H0642397Y2 JP 1988140932 U JP1988140932 U JP 1988140932U JP 14093288 U JP14093288 U JP 14093288U JP H0642397 Y2 JPH0642397 Y2 JP H0642397Y2
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shield plate
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育也 菅生
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池田電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、放電灯用インバータ装置のシールド構造に関
する。
(従来の技術) 螢光灯等の点灯装置では、第4図に示すようにインバー
タ回路を構成する回路部品1をプリント基板2に装着
し、このプリント基板2を器具本体等の接地ケース3内
に収納しているが、インバータ回路の高周波回路部分で
雑音が発生するため、これを防止すべくプリント基板2
と接地ケース3との間にシールド板4を介装し、インバ
ータ回路の発振トランスのセンタータップの電位をシー
ルド板に印加するようにしたものがある(例えば実開昭
57−17294号公報)。
インバータ回路は、第5図に示すように構成されてい
る。即ち、5は交流電源、6,7は入力端子、8はコンデ
ンサ、9は電流回路、10は平滑コンデンサ、11はインダ
クタンス、12,13はトランジスタである。14は発振トラ
ンスで、1次巻線15,16と2次巻線17と帰還巻線18とを
有する。19,20はバイアス抵抗、21は共振コンデンサ、2
2は螢光灯である。
このインバータ回路において、今、入力端子6,7間に交
流入力が印加すると、整流回路9、抵抗19,20を介して
トランジスタ12,13のベースに電流が流れ、これらトラ
ンジスタ12,13の何れかがアンバランスにより先にオン
する。仮りに、トランジスタ12が先にオンしたと仮定す
ると、発振トランス14の1次巻線15に電流が流れ、2次
巻線17に起電力が誘起する。すると発振トランス14のイ
ンダクタンスと共振コンデンサ21とによる共振振動電圧
によりトランジスタ12,13が交互にオン・オフし、自励
発振を生じる。従って、発振トランス14を介して螢光灯
22に高周波電力が与えられることになる。
一般に、この種のインバータ回路は、プリント基板2に
プリント配線される。しかし、第5図の点線で囲む部
分、即ち、高周波回路部分は、高周波を発生し、雑音電
位の高い部分があるので、プリント基板2を器具本体等
の接地ケース3にそのまま収容すると、他の機器に雑音
障害を及ぼすことがある。
これは、第6図に示すインバータ回路における雑音系の
等価回路からも判る。第6図において、e12,e13はトラ
ンジスタ12,13のスイッチングにより発生する高周波雑
音電圧、C1,C2は共振コンデンサ32を発振トランス14の
1次巻線15,16間に等価に置換えた容量、Zは電源線と
大地間のインピーダンス(又は雑音妨害機器の対地イン
ピーダンス)、C3,C4,C5はプリント基板2の銅箔と大
地(接地ケース3)間との分布容量である。Lはインダ
クタンスである。
この等価回路から明らかなように、特に雑音電位の高い
ラインと大地間の分布容量C3,C4,C5により、インダク
タンスL→インピーダンスZ→大地→分布容量C3,C4
C5→インダクタンスLを通る雑音閉ループが形成され、
インピーダンスZに大きな雑音電位が発生することにな
る。
そこで、従来、プリント基板2と接地ケース3との間
に、絶縁板23,24で挟んだ導電性のシールド板4を介在
し、これを電源側、例えば入力端子6又は7、整流回路
9の正側端子又は負側端子等に接続し、雑音電位の高い
ラインと大地間に挿入することにより分布容量を低減
し、雑音障害を防止するようにしている。
(考案が解決しようとする課題) しかし、従来では、インバータ回路の各回路部品の配置
が考慮されていなかったので、シールド板(4)を高周
波回路部分以外にもわたるように、プリント基板2の全
範囲に対応すべく設ける必要があり、従って、非常に大
きなシールド板4を用いなければならないと云う欠点が
あった。
本考案は、このような従来の課題に鑑み、小さなシール
ド板を使用しながら、確実に雑音防止効果が得られるよ
うにすることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、課題解決のための手段として、インバータ回
路を構成する回路部品を装着したプリント基板25が接地
ケース26内に収容され、該プリント基板25と接地ケース
26との間にシールド板38が介装され、インバータ回路は
交流電源5を整流する整流回路9の正側端子に発振トラ
ンス14の1次巻線15,16の共通接続点が、負側端子にイ
ンダクタンス11を介してトランジスタ12,13のエミッタ
が夫々接続されると共に、該トランジスタ12,13のコレ
クタが前記1次巻線15,16の他端に、ベースがバイアス
抵抗19,20を介して前記共通接続点に夫々接続され、前
記1次巻線15,16の両端間に共振コンデンサ21が接続さ
れ、発振トランス14の帰還巻線18がトランジスタ12,13
のベース間に接続されて成り、前記シールド板38は整流
回路9の正側端子又は負側端子に接続された放電灯用イ
ンバータ装置のシールド構造において、トランジスタ1
2,13、共振コンデンサ21、帰還巻線18がプリント基板25
上に近接して配置されると共に、プリント基板25の下面
に、これらに接続された雑音電位の高い銅箔31〜35が他
の銅箔27〜30と区分して近接して配置され、前記銅箔31
〜35にのみ対応し他の銅箔27〜30から外れるようにシー
ルド板38が設けられたものである。
(作用) 雑音電位の高い銅箔31〜35を集中させ、これら銅箔31〜
35にのみ対応し他の銅箔27〜29から外れるようにシール
ド板38が設けられているので、シールド板38は必要最小
限度の大きさのもので良く、小さなシールド板38を使用
しながらも確実に雑音防止効果が得られる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明すると、
第1図乃至第3図において、25はプリント基板で、螢光
灯の器具本体等から成る接地ケース26に合わせて長方形
状に形成され、接地ケース26内に収容されている。この
プリント基板25上には、インバータ回路を構成するコン
デンサ8,10,21、整流回路9、インダクタンス11、発振
トランス14、トランジスタ12,13、抵抗19,20がリードピ
ンを介して半田付けされ、また下面にはこれらの各部品
を接続する銅箔27〜37のパターンが形成されている。コ
ンデンサ8,10、整流回路9、及びインダクタンス11はプ
リント基板25の長手方向の一端側に、発振トランス14は
プリント基板25の長手方向の他端側に夫々配置されてお
り、また長手方向の中央部にトランジスタ12,13、抵抗1
9,20、コンデンサ21が近接して集中的に配置されてい
る。発振トランス14は1次巻線15,16及び帰還巻線18が
プリント基板25の長手方向の中央部側に位置し、かつト
ランジスタ12,13、コンデンサ21等と近接するように配
置されている。
プリント基板25の下面の銅箔27〜37は第3図に示すよう
に形成されている。銅箔27,28には入力端子6,7、コンデ
ンサ8、整流回路9が接続されている。銅箔29には整流
回路9、コンデンサ10、抵抗19,20、1次巻線15,16の共
通接続点が接続され、銅箔30には整流回路9、コンデン
サ10、インダクタンス11が接続されている。銅箔31には
コンデンサ21、1次巻線15、トランジスタ12のコレクタ
が、銅箔32にはトランジスタ12のベース、抵抗19、帰還
巻線18が、銅箔33にはトランジスタ13のベース、抵抗2
0、帰還巻線18が、銅箔34にはトランジスタ13のコレク
タ、コンデンサ21、1次巻線16が、銅箔35にはインダク
タンス11、トランジスタ12,13のエミッタが夫々接続さ
れている。そして、銅箔31〜35は高周波回路部分の雑音
電位の高いラインであるため、他の銅箔27〜30と区分し
て集中的に配置されている。銅箔36,37は出力端子用で
ある。38はプリント基板25と接地ケース26との間に介在
されたシールド板で、絶縁板39の下面全体に銅箔40を装
着して成る。このシールド板38は雑音電位の高い銅箔31
〜35にのみ対応し、他の銅箔27〜30から外れるように設
けられている。そして、このシールド板38の銅箔40は、
リード線41を介して銅箔29に接続されている。なお、銅
箔30に接続しても良い。
インバータ回路には、制御回路等が付加される。
(考案の効果) 本考案によれば、トランジスタ12,13、共振コンデンサ2
1、帰還巻線18がプリント基板25上に近接して配置され
ると共に、プリント基板25の下面に、これらに接続され
た雑音電位の高い銅箔31〜35が他の銅箔27〜30と区分し
て近接して配置され、前記銅箔31〜35にのみ対応し他の
銅箔27〜30から外れるようにシールド板38が設けられて
いるので、小さなシールド板38を使用しながら、確実な
雑音防止効果が得られる。従って、シールド板38を極力
小にできると同時に、特別な加工、例えばプリント基板
の両面化、ケースの加工が不要であり、効率よく雑音を
低下できて安価に製造できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す平面図、第2図は同正
面断面図、第3図はプリント基板の底面図、第4図は従
来例を示す断面正面図、第5図はインバータ回路の回路
図、第6図は等価回路図である。 5…交流電源、9…整流回路、11…インダクタンス、1
2,13…トランジスタ、14…発振トランス、15,16…1次
巻線、18…帰還巻線、19,20…バイアス抵抗、25…プリ
ント基板、26…接地ケース、27〜37…銅箔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】インバータ回路を構成する回路部品を装着
    したプリント基板(25)が接地ケース(26)内に収容さ
    れ、該プリント基板(25)と接地ケース(26)との間に
    シールド板(38)が介装され、インバータ回路は交流電
    源(5)を整流する整流回路(9)の正側端子に発振ト
    ランス(14)の1次巻線(15)(16)の共通接続点が、
    負側端子にインダクタンス(11)を介してトランジスタ
    (12)(13)のエミッタが夫々接続されると共に、該ト
    ランジスタ(12)(13)のコレクタが前記1次巻線(1
    5)(16)の他端に、ベースがバイアス抵抗(19)(2
    0)を介して前記共通接続点に夫々接続され、前記1次
    巻線(15)(16)の両端間に共振コンデンサ(21)が接
    続され、発振トランス(14)の帰還巻線(18)がトラン
    ジスタ(12)(13)のベース間に接続されて成り、前記
    シールド板(38)は整流回路(9)の正側端子又は負側
    端子に接続された放電灯用インバータ装置のシールド構
    造において、トランジスタ(12)(13)、共振コンデン
    サ(21)、帰還巻線(18)がプリント基板(25)上に近
    接して配置されると共に、プリント基板(25)の下面
    に、これらに接続された雑音電位の高い銅箔(31)〜
    (35)が他の銅箔(27)〜(30)と区分して近接して配
    置され、前記銅箔(31)〜(35)にのみ対応し他の銅箔
    (27)〜(30)から外れるようにシールド板(38)が設
    けられたことを特徴とする放電灯用インバータ装置のシ
    ールド構造。
JP1988140932U 1988-10-27 1988-10-27 放電灯用インバータ装置のシールド構造 Expired - Lifetime JPH0642397Y2 (ja)

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JPH0265090U JPH0265090U (ja) 1990-05-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5717294U (ja) * 1980-06-25 1982-01-28
JPH054311Y2 (ja) * 1985-02-26 1993-02-02

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JPH0265090U (ja) 1990-05-16

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