JPH0642338A - 内燃エンジンの触媒劣化検出装置 - Google Patents

内燃エンジンの触媒劣化検出装置

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JPH0642338A
JPH0642338A JP4218630A JP21863092A JPH0642338A JP H0642338 A JPH0642338 A JP H0642338A JP 4218630 A JP4218630 A JP 4218630A JP 21863092 A JP21863092 A JP 21863092A JP H0642338 A JPH0642338 A JP H0642338A
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JP
Japan
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catalyst
engine
sensor
deterioration
answer
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Application number
JP4218630A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Maruyama
洋 丸山
Kazutomo Sawamura
和同 澤村
Kenichi Maeda
健一 前田
Masayoshi Yamanaka
將嘉 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Testing Of Engines (AREA)
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 触媒の劣化判定を行う際に必要となる各種セ
ンサやデバイスが異常状態にあるとき、その異常状態下
の劣化判定の誤検知を防止する内燃エンジンの触媒劣化
検出装置を提供することを目的とする。 【構成】 各種センサ(ステップS251)、バルブタ
イミング機構(ステップS252)、TDCパルスまた
はCRKパルス(ステップS253),燃料噴射弁(ス
テップS254)、燃料供給系(ステップS255)、
及び排気還流(EGR)装置(ステップS256)のい
ずれか1つでも異常が検出された場合は、多重故障チェ
ックの結果NG(ステップS259)としてモニタを禁
止する。また、失火(ステップS257)が検出された
ときも同様にモニタを禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排気ガスを浄化すべく
内燃エンジンの排気系に設けられた内燃エンジンの触媒
劣化検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃エンジンの排気ガスを浄化する触媒
の劣化を判定する手段として、触媒の上流および下流に
2センサを設け、予め設定された走行条件の中で、上
流側O2センサの出力と下流側O2センサの出力に応じて
吸気系への供給空燃比を調整し、吸気系供給空燃比の反
転から下流側O2センサの出力の反転までの時間を計測
することは公知である(例えば、特開平2−30915
号公報、特開平2−33408号公報、特開平2−20
7159号公報参照)。また触媒の劣化を判定する手段
として、上流側O2センサと下流側O2センサの出力を比
較する手法、例えば出力比法(特開昭63−23125
2号公報参照)、応答比法(特開平3−57862号公
報参照)、位相差時間計測法(特開平2−310453
号公報参照)等が提案されている。
【0003】これらの手法はいずれも触媒の有するO2
ストレージ能力に着目し、このO2ストレージ能力を定
量化することにより、触媒の劣化判定を行っている。
【0004】また、本願出願人は、上流側O2センサの
出力を使用せずに下流側O2センサの出力のみを使用し
て劣化判定を行い、これによって上流側O2センサの単
体特性や劣化による制御空燃比の理論空燃比からのずれ
の影響を受けることがなく、安定した下流側O2センサ
の出力に基づいて正確な触媒の劣化判定を行う手法(特
願平3−271204号)を提案している。
【0005】さらに、この改良技術として本願出願人
は、触媒のO2ストレージ能力が温度によって変化する
場合がある点を考慮し、触媒の温度に対応する判定値を
例えば判別値テーブルから検索して決定し、この検索さ
れた判定値とO2センサの出力とに基づき触媒の劣化を
判定する手法(特願平4−86284)も提案してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来手法における触媒の劣化判定を行うに際し、これに必
要となる各種センサやデバイスが故障したり劣化したり
して異常状態にあると、正確な劣化判定ができないとい
う問題があった。
【0007】本発明は上記従来の問題点に鑑み、触媒の
劣化判定を行う際に必要となる各種センサやデバイスが
異常状態にあるとき、その異常状態下の劣化判定の誤検
知を防止する内燃エンジンの触媒劣化検出装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、内燃エンジンの排気系に設けられ排気中の
有害成分を浄化する触媒手段と、該触媒手段の少なくと
も下流に設けられ排気中の酸素濃度を検出する酸素濃度
検出手段とを備え、該酸素濃度検出手段の出力に基づき
前記触媒手段の劣化検出を行う内燃エンジンの触媒劣化
検出装置において、前記エンジンの運転状態を検出する
運転状態検出手段と、前記運転状態検出手段により検出
されたエンジンの運転状態に基づき、該エンジンの所定
の異常状態を検出する異常検出手段と、前記異常検出手
段が前記所定の異常状態を検出したときに前記触媒手段
の劣化検出を禁止する劣化検出禁止手段とを備えたもの
である。
【0009】
【作用】本発明は上記構成により、運転状態検出手段
は、例えば各種センサやデバイスの出力によりエンジン
の運転状態を監視し、異常検出手段は該各種センサやデ
バイスの出力の異常値に基づきエンジンの所定の異常状
態を検出し、劣化検出禁止手段はその所定の異常が検出
されたときに触媒手段の劣化検出を禁止するので、前記
各種センサやデバイスが異常状態にある場合において、
触媒手段の劣化判定の誤検知が防止される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0011】図1は、本発明の一実施例に係る内燃エン
ジン及びその制御装置の全体構成図であり、例えば4気
筒のエンジン1の吸気管2の途中にはスロットル弁3が
設けられている。スロットル弁3にはスロットル弁開度
(θTH)センサ4が連結されており、当該スロットル
弁3の開度に応じた電気信号を出力してエンジン制御用
電子コントロールユニット(以下「ECU」という)5
に供給する。
【0012】燃料噴射弁6はエンジン1とスロットル弁
3との間且つ吸気管2の図示しない吸気弁の少し上流側
に各気筒毎に設けられており、各噴射弁は図示しない燃
料ポンプに接続されていると共にECU5に電気的に接
続されて当該ECU5からの信号により燃料噴射の開弁
時間が制御される。
【0013】一方、スロットル弁3の直ぐ下流には吸気
管内絶対圧(PBA)センサ7が設けられており、この
絶対圧センサ7により電気信号に変換された絶対圧信号
は前記ECU5に供給される。また、その下流には吸気
温(TA)センサ8が取付けられており、吸気温TAを
検出して対応する電気信号を出力してECU5に供給す
る。
【0014】エンジン1の本体に装着されたエンジン水
温(TW)センサ9はサーミスタ等から成り、エンジン
水温(冷却水温)TWを検出して対応する温度信号を出
力してECU5に供給する。エンジン回転数(NE)セ
ンサ10及びCRKセンサ11はエンジン1の図示しな
いカム軸周囲又はクランク軸周囲に取付けられている。
エンジン回転数センサ10はエンジン1のクランク軸の
180度回転毎に所定のクランク角度位置でパルス(以
下「TDC信号パルス」という)を出力し、CRKセン
サ11は所定のクランク角毎、例えば45度のクランク
角度位置で信号パルス(以下「CRK信号パルス」とい
う)を出力するものであり、これらの各信号パルスはE
CU5に供給される。
【0015】排気管12における触媒Cの上流位置に
は、排気成分濃度検出器としての上流側O2センサFS
が装着されているとともに、触媒Cの下流位置には下流
側O2センサRSが装着され、それぞれ排気ガス中の酸
素濃度を検出してその検出値に応じた電気信号(F
02,RV02)がECUに供給される。また触媒Cには
その温度を検出する触媒温度(TCAT)センサ13が装
着され、検出された触媒温度TCATに対応する電気信号
はECUに供給される。
【0016】また、エンジン1の本体には、バルブタイ
ミング切換機構14が設けられており、この切換機構1
4は、エンジン1の吸・排気弁の開閉タイミングをエン
ジン1の運転状態に応じて低速バルブタイミングと高速
バルブタイミングとに切り換えるための機構である。バ
ルブタイミング切換機構14の油圧は油圧センサ15に
よって検出され、その検出信号がECU5へ供給され
る。さらに、エンジン1の各気筒には、吸入された燃料
混合気を点火するための点火プラグ16が設けられてい
る。
【0017】ECU5には更に、エンジン1が搭載され
た車両の速度を検出する車速センサ(VH)17、大気
圧(PA)センサ18が接続されており、これらのセン
サの検出信号がECU5に供給される。
【0018】次に、排気還流(EGR)機構20につい
て説明する。EGR機構20は、エンジン1の排気ガス
の一部を吸気通路に還流させ、エンジン1から発生する
有毒ガスの1つである窒素酸化物(NOx)を低減させ
る装置であり、この機構20の排気還流路21は、一端
21aが排気管13の三元触媒14上流側に、他端21b
が吸気管2のスロットル弁3下流側に夫々連通してい
る。この排気還流路21の途中には排気還流量を制御す
る排気還流弁22及び容積室21Cが介設されている。
そして、この排気還流弁22はソレノイド22aを有す
る電磁弁であり、ソレノイド22aはECU5に接続さ
れ、その弁開度がECU5からの制御信号によってリニ
アに変化させることができるように構成されている。排
気還流弁22には、その弁開度を検出するリフトセンサ
23が設けられており、その検出信号はECU5に供給
される。
【0019】ECU5は上述の各種センサからのエンジ
ンパラメータ信号等に基づいてエンジン運転状態を判別
し、吸気管内絶対圧PBAとエンジン回転数NEとに応
じて設定される排気還流弁22の弁開度指令値LCMD
とリフトセンサ23によって検出された排気還流弁22
の実弁開度値LACTとの偏差を零にするようにソレノ
イド22aに制御信号を供給する。
【0020】ECU5は各種センサからの入力信号波形
を整形し、電圧レベルを所定レベルに修正し、アナログ
信号値をデジタル信号値に変換する等の機能を有する入
力回路5a、中央演算処理回路(以下「CPU」とい
う)5b、CPU5bで実行される各種演算プログラム
及び演算結果等を記憶する記憶手段5c、前記燃料噴射
弁6に駆動信号を供給する出力回路5d等から構成され
る。なお、ECU5は、点火コイルの電圧等を用いて失
火検出を行う機能を有している。
【0021】CPU5bは上述の各種エンジンパラメー
タ信号に基づいて、後述するようにフィードバック制御
領域やフィードバック制御を行わない複数の特定運転領
域(以下「オープンループ制御領域」という)の種々の
エンジン運転状態を判別するとともに、該判別されたエ
ンジン運転状態に応じ、次式(1)に基づき、前記TD
C信号パルスに同期する燃料噴射弁6の燃料噴射時間T
OUTを演算する。
【0022】 TOUT=Ti×K02×KLS×K1+K2 …(1) ここに、Tiは燃料噴射弁5の基本燃料噴射時間であ
り、エンジン回転数NE及び吸気管内絶対圧PBAに応
じて決定される。
【0023】K02はO2フィードバック補正係数(以
下、単に「補正係数」という)であり、フィードバック
制御時、排気ガス中の酸素濃度に応じて求められ、更に
オープンループ制御領域では各運転領域に応じて設定さ
れる。
【0024】KLSはエンジンEがオープンループ制御領
域のうち、リーン化領域又はフューエルカット領域、す
なわち所定の減速運転領域にあるとき値1.0未満の所
定値(例えば0.95)に設定されるリーン化係数であ
る。
【0025】K1及びK2は夫々各種エンジンパラメータ
信号に応じて演算される補正係数および補正変数であ
り、エンジン運転状態に応じた燃費特性、エンジン加速
特性等の諸特性の最適化が図れるような所定値に決定さ
れる。
【0026】CPU5bは上述のようにして求めた燃料
噴射時間TOUTに基づいて燃料噴射弁6を開弁させる駆
動信号を出力回路5dを介して燃料噴射弁6に供給す
る。
【0027】図2および図3はエンジン1がフィードバ
ック制御領域および複数のオープンループ制御領域のい
ずれかの運転状態にあるかを判別するとともに、判別さ
れた運転状態に応じて補正係数K02を設定するプログラ
ムのフローチャートを示す。本プログラムは、TDC信
号パルスの発生時に、これと同期して実行される。
【0028】まず、ステップ101においてフラグn02
が値1に等しいか否かを判別する。該フラグn02は上流
側O2センサFSおよび下流側O2センサRSが活性化状
態にあるか否かを判別するためのもので、前記ステップ
101の答が(Yes)である場合、すなわち両O2
ンサFS,RSが活性化状態にあると判別されたときに
は、ステップ102で冷却水温Twが所定水温TW02
り高いか否かを判別する。この答が(Yes)、すなわ
ちTw>Tw02が成立し、エンジンEが暖機を完了して
いるときには、ステップ103でフラグFLGWOTが値
1に等しいか否かを判別する。このフラグFLGWOT
は、図示しないプログラムにより、エンジンEが供給燃
料量を増量すべき高負荷領域にあると判別されたときに
値1にセットされるものである。
【0029】前記ステップ103の答が(No)、すな
わちエンジン1が前記高負荷領域にないときには、ステ
ップ104でエンジン回転数Neが高回転側の所定回転
数NHOPより大きいか否かを判別し、この答が(No)
のときには更に、ステップ105でエンジン回転数Ne
が低回転側の所定回転数NLOPより大きいか否かを判別
する。この答が(Yes)、すなわちNLOP<Ne≦NH
OPが成立するときには、ステップ106でリーン化係数
KLSが値1.0未満であるか否か、すなわちエンジン1
が所定の減速運転領域にあるか否かを判別する。このス
テップ106の答が(No)のときには、ステップ10
7でエンジン1がフューエルカットの実行中であるか否
かの判別をする。この答が(No)のときには、エンジ
ン1がフィードバック制御領域にあると判別し、更にス
テップ108でエンジン運転状態が触媒Cのモニタを許
可する状態にあるか否かを判別する。この答が(Ye
s)、すなわちモニタが許可されれば、ステップ109
で下流側O2センサRSの出力電圧RV02に基づいて前
記補正係数K02を制御するとともに、触媒Cの劣化をモ
ニタし、本プログラムを終了する。
【0030】一方、前記ステップ108の答が(N
o)、すなわち触媒Cのモニタが許可されないときに
は、ステップ110で前回モニタ中であるか否かを判別
する。その答が(No)、すなわち継続してモニタが行
われていないときには、ステップ111で上流側O2
ンサFSとリーン化側O2センサRSの出力FV02,R
02に基づいて前記補正係数K02を制御するとともに、
補正係数K02の平均値KREFを算出して本プログラムを
終了する。
【0031】前記ステップ105の答が(No)、すな
わちNe≦NLOPが成立しエンジン1が低回転領域にあ
るとき、前記ステップ106の答が(Yes)、すなわ
ちエンジン1が所定の減速運転領域にあるとき、または
前記ステップ107の答が(Yes)、すなわちエンジ
ン1がフューエルカットの実行中であるときにはステッ
プ112に進む。このステップ1112では、当該ルー
プを所定時間tD継続したか否かを判別し、この答が
(No)のときには、ステップ113で補正係数K02
当該ループへ移行する直前の値にホールドする一方、答
が(Yes)のときには、ステップ114で補正係数K
02を値1.0に設定してオープンループ制御を行い、本
プログラムを終了する。すなわち、前記ステップ105
〜107のいずれかの条件によってエンジン1がフィー
ドバック制御領域からオープンループ制御領域へ移行し
た場合、補正係数K02は、該移行後所定時間tDが経過
するまでは該移行直前のフィードバック制御時に算出さ
れた値にホールドされる一方、所定時間tDが経過した後
は値は1.0に設定される。
【0032】前記ステップ102の答が(No)、すな
わちエンジン1が暖機を完了していないとき、前記ステ
ップ103の答が(Yes)、すなわちエンジン1が高
負荷領域にあるとき、または前記ステップ104のの答
が(Yes)、すなわちエンジン1が高回転領域にある
ときには、前記ステップ114に進み、オープンループ
制御を実行して本プログラムを終了する。
【0033】前記ステップ101の答が(No)、すな
わち両O2センサFS,RSが不活性状態にあると判別
されたとき、および前記ステップ110の答が(Ye
s)、すなわち今回初めてモニタが不許可になったとき
には、ステップ115に進み、エンジン1がアイドル領
域にあるか否かを判別する。この判別は、例えばエンジ
ン回転数Neが所定回転数以下で且つスロットル弁開度
θTHが所定開度以下であるか否かを判別することにより
行われる。このステップ115の答が(Yes)、すな
わちエンジン1がアイドル領域にあるときには、ステッ
プ116で補正係数K02をアイドル領域用の平均値KRE
F0に設定し、オープンループ制御を実行して本プログラ
ムを終了する。
【0034】前記ステップ115の答が(No)、すな
わちエンジン1がアイドル領域以外の運転領域(以下
「オフアイドル領域」という)にあるときには、ステッ
プ117に進み、補正係数K02をオフアイドル領域用の
平均値KREF1に設定する。
【0035】次に、触媒の劣化について説明する。
【0036】前述のように、図2のフローチャートにお
いて、ステップ108で触媒Cのモニタ許可がなされな
いときには、上流側O2センサFSの出力電圧FV02
下流側O2センサRSの出力電圧RV02とに基づき、フ
ィードバック制御が行われる。一方、前記ステップ10
8で触媒Cのモニタが許可されると、ステップ109で
触媒Cのモニタモードが実行される。以下、その内容を
図4〜図8のフローチャートを参照して詳述する。
【0037】この触媒Cの劣化モニタを行う場合のフィ
ードバック制御は下流側O2センサRSの出力電圧RV
02のみに基づいて行われる。そして補正係数K02を理論
空燃比に対してリッチ側からリーン側にスキップさせる
ためのスペシャルP項PLSPが発生してから、O2濃度の
リッチ→リーンの反転が確認されるまでの時間TLが検
出されるとともに、補正係数K02を理論空燃比に対して
リーン側からリッチ側にスキップさせるためのスペシャ
ルP項PRSPが発生してから、O2濃度のリーン→リッチ
の反転が確認されるまでの時間TRが検出され、これら
時間TL,TRに基づいて触媒Cの劣化が判定される。
【0038】図4のフローチャートに基づいて触媒劣化
モニタの概略構成を説明する。
【0039】図4において、最初にステップ201で触
媒の劣化検出のために前提条件が成立しているか否かが
判別され、その答が(No)の場合には、ステップ20
2において、NTL(TL計測回数、すなわち前記時間T
Lが計測された合計回数)、nTR(TR計測回数、すな
わち前記時間TRが計測された合計回数)、TLSUM
(TL合計値、すなわち複数回計測されたTLの合計時
間)、TRSUM(TR合計値、すなわち複数回計測され
たTRの合計時間)がゼロにセットされる。続いてステ
ップ203で前述の通常のフィードバック制御が行われ
る。なお、触媒Cの劣化モニタ実行中に前提条件を外れ
た場合には、フィードバック制御の初期値としてKREF
が用いられる。
【0040】前記ステップ201の答が(Yes)のと
き、すなわち触媒Cの劣化モニタの前提条件が成立して
いるときには、ステップ204で前記TR計測回数nTR
が所定値以上であるかが判別される。ステップ204の
答が(Yes)の場合には、触媒Cの劣化判定のためのデ
ータが準備されたとして、ステップ205の劣化判定処
理Bが実行され、ステップ206でモニタを終了して通
常のフィードバック制御に復帰する。この場合にも、フ
ィードバック制御の初期値としてKREFが用いられる。
【0041】前記ステップ204の答が(No)の場合
には、触媒Cの劣化判定のためのデータが準備されてい
ないとして、以下のステップ207〜213が実行され
る。すなわち、先ずステップ207でモニタが許可され
てから最初のスペシャルP項PLSP,PRSPが発生したか
が判別される。モニタが未だスタートしていない場合に
は答が(No)となり、ステップ208でモニタスター
ト処理が実行される。一方、前記ステップ207の答が
(Yes)であって既に最初のスペシャルP項PLSP,P
RSPが発生していれば、ステップ209で下流側O2セン
サRSの出力電圧RV02が反転したかが判別される。ス
テップ209の答が(Yes)であれば、ステップ21
0でRV02反転時の処理、すなわちTL計測回数nTLあ
るいはTR計測回数nTRのインクリメント、リーンディ
レイタイマtLD(RV02が反転してからスペシャルP項
PRSPを発生させるまでの時間を計測)あるいはリッチ
ディレイタイマtRD(RV02が反転してからスペシャル
P項PLSPを発生させるまでの時間を計測)のスター
ト、およびスペシャルP項PLSP,PRSPの発生が実行さ
れる。
【0042】一方、前記ステップ209の答が(No)
の場合には、ステップ214で劣化判定処理Aが開始さ
れ、続くステップ215で触媒Cの正常を確認し、その
答が(Yes)、即ち触媒Cの正常が確認されると、前
記ステップ206に移行してモニタを終了する。一方、
前記ステップ215の答が(No)で正常が確認できな
ければ、ステップ211に移行する。
【0043】ステップ211ではモニタが許可されてか
ら一度でも下流側O2センサRSの出力電圧RV02が反
転したか否かが判別される。前記ステップ211の答が
(No)の場合、すなわちモニタが許可されてから最初
の反転が行われる前であれば、ステップ212でスター
ト後の反転待ち処理が行われる一方、ステップ211の
答が(Yes)の場合、すなわちスタート後に1回以上
の反転を経た後であれば、ステップ213でRV02反転
待ち処理が実行される。これらステップ212,213
では、いずれも補正係数K02に対してスペシャルI項I
RSPの加算あるいはスペシャルI項IRSPの減数が行われ
る。しかしながら、ステップ213で前記時間TL,T
Rの計測が行われるのに対し、ステップ212ではその
計測が行われない。これは、スタート後の反転待ちの継
続時間が、モニタが許可されるタイミングにより左右さ
れるため、前記時間TL,TRを計測しても無意味であ
るためである。
【0044】図5は前記図4のフローチャートのステッ
プ201のモニタ前条件を示すもので、先ずステップ3
00でモニタ開始のために、後述する多重故障チェック
を行った後、エンジン1の運転状態が確認される(ステ
ップ301)。すなわち、吸気温センサ8の出力Taが
60℃〜100℃の範囲にあるか、冷却水温センサ9の
出力Twが60℃〜100℃の範囲にあるか、エンジン
回転数センサ10の出力Neが2800rpm〜320
0rpmの範囲にあるか、吸気管内絶対圧力センサ7の
出力Pbが−350mmHg〜−250mmHgの範囲
にあるか、車速センサ11の出力Vhが32km/h〜
80km/hの範囲にあるか、触媒温度センサ13の出
力TCATが350℃〜800℃の範囲にあるかがチェッ
クされる。続いてステップ302で車速が一定状態にあ
るか、すなわち車速センサ11の出力Vhの変動が0.
8km/sec以下の状態が所定時間(例えば2秒)継
続したかが判別される。次にステップ303でモニタが
許可される前の所定時間(例えば10秒)間フィードバ
ック制御が行なわれていたかが判別される。更にステッ
プ304で所定時間(例えば2秒)経過したかが判別さ
れる。
【0045】而して、上記ステップ301〜304の答
が全て(Yes)の場合に、ステップ305でモニタが
許可されて図4のフローチャートのステップ204に移
行し、いずれかの答が(No)の場合に、ステップ30
6でモニタが不許可とされて図4のフローチャートのス
テップ202に移行する。
【0046】次に、前記モニタ前条件で実行される本発
明の特徴部分を成す多重故障チェック処理について図6
を用いて説明する。
【0047】図6において、先ずステップ251で各種
センサが異常か否かを判別する。すなわち、上流側O2
センサFS、下流側O2センサRS、PBAセンサ7、
θTHセンサ4、TAセンサ8、TWセンサ9、TCATセ
ンサ13、VHセンサ17、またはPAセンサ18が異
常か否かを判別する。
【0048】ここで、これら各センサの異常とは次によ
うなものをいう。上流側O2センサFSでは、この出力
電圧値に基づいて判断される断線/短絡及び劣化であ
り、さらにO2センサFSには、冷間時等におけるセン
サ活性化に要する時間を短縮するはためにヒータが設け
られている場合があるが、このようなヒータ付きの場合
はその断線/短絡をも含む。下流側O2センサRSで
は、チェッカーサーキット、つまり所定の電圧を印加し
て測定した内部インピーダンスが所定範囲を逸脱してい
る場合であり、ヒータ付きの場合はその断線/短絡をも
含む。また、PBAセンサ7、θTHセンサ4、TAセン
サ8、TWセンサ9、TCATセンサ13、VHセンサ1
7、及びPAセンサ18では、同様に出力電圧値に基づ
いて判断される断線/短絡である。このステップS25
1の答が否定(NO)、即ちこれら各センサ全てに異常
がないと判別された場合はステップS252へ進む。
【0049】ステップS252では、バルブタイミング
切換機構14に異常があるか否かを判別する。この切換
機構14の異常は、その切換えがECUの指令通りに行
われない場合、あるいは切換機構駆動用の油圧が使用レ
ベルに満たない場合などである。このステップS252
の答が否定(NO)、即ちバルブタイミング機構に異常
がないと判別された場合は、ステップS253へ進む。
【0050】ステップS253では、TDCパルスまた
はCRKパルスに異常があるか否かを判別し、その答が
否定(NO)、即ちTDCパルス及びCRKパルスに異
常がない場合は、ステップS254へ進む。
【0051】ステップS254では、燃料噴射弁5に異
常があるか否かを判別し、その答が否定(NO)、即ち
燃料噴射弁5に詰まりや異物噛み等による異常がない場
合はステップS255へ進み、燃料ポンプや燃料供給パ
イプ等の燃料供給系に異常があるか否かを判別する。そ
の答が否定(NO)、即ち、燃料供給系に燃料供給量の
制御可能範囲からの逸脱等の異常がない場合は、ステッ
プ256へ進む。
【0052】ステップS256では、排気還流機構20
に異常があるか否かを判別し、その答が否定(NO)、
即ちEGR機構20に異常がない場合はステップS25
7へ進む。
【0053】ステップS257では、失火が検出された
か否かを判別し、その答が否定(NO)、即ち各点火プ
ラグ16において、点火が正常に行われている場合は、
ステップS258へ進んで多重故障チェックの結果OK
と判断する。
【0054】すなわち、これらステップS251〜25
8の答が全て否定(NO)、即ち上記の各種センサやデ
ィバイスに異常がないと判断された場合は多重故障チェ
ックの結果OKと判断して、前記ステップS300の答
が肯定(YES)となり、続くステップS301へ進む
ことになる。
【0055】一方、これらステップS251〜258の
答のいずれか1つでも肯定(YES)、即ち上記の各種
センサやディバイスのうちいずれか1つでも異常状態に
ある場合は、ステップS259へ進み、多重故障チェッ
クの結果NGと判断して、前記ステップS300の答が
否定(NO)となり、前記ステップS306でモニタ不
許可となる。
【0056】次に、前記図4のフローチャートのステッ
プ208のモニタスタート処理を説明する。下流側O2
センサRSの検出したO2濃度がリ−ン状態である場合
には、補正係数Ko2の直前値にスペシャルP項PRSPを
加算する比例制御が行われ、これにより空燃比をリッチ
側にステップ状に増加させる。下流側O2センサRSの
検出したO2濃度がリッチ状態である場合には、補正係
数Ko2の直前値からスペシャルP項PLSPを減算する比
例制御が行われ、これにより空燃比をリーン側にステッ
プ状に減少させる。
【0057】前記図4のフローチャートのステップ21
2のスタート後の反転待ち処理は、次のようにして行
う。この処理は前述のモニタスタート処理の後に引き続
いて実行されるものである。下流側O2センサRSの検
出したO2濃度がリ−ン状態であるときには、補正係数
Ko2の直前値にスペシャルI項IRSPを加算する積分制
御が行われ、これにより空燃比をリッチ側に段階的に増
加させる。一方、下流側O2センサRSの検出したO2
度がリッチ状態であるときには、補正係数Ko2の直前値
からスペシャルI項ILSPを減算する積分制御が行わ
れ、これにより空燃比をリーン側に段階的に減少させ
る。
【0058】前記図4のフローチャートのステップ21
3の下流側O2センサ反転待ち処理は、次のようにして
行う。この処理は下流側O2センサRSの出力電圧RVo
2の反転を前程として実行されるものである。まず、リ
ッチディレイタイマtRDがカウントダウン中であるかタ
イムアップ後であるかが判別される。リッチディレイタ
イマtRDは減算カウンタから構成され、下流側O2セン
サRSの出力電圧RVo2が理論空燃比に対してリーンか
らリッチに反転した瞬間にカウントダウンを開始し、所
定の時間が経過するとタイムアップしてカウント値がゼ
ロとなるものである。該リッチディレイタイマtRDがカ
ウントダウン中であるときには、前述補正係数Ko2の直
前値にスペシャルI項IRSPを加算する積分制御が行わ
れ、これにより空燃比をリッチ側に段階的に増加させ
る。
【0059】一方、今回初めてリッチディレイタイマt
RDのカウント値がゼロになったときには、TLの計測を
開始するとともに、補正係数Ko2からスペシャルP項P
LSPを減算する比例制御を行って空燃比をリーン側にス
テップ状に減少させる。また、リッチディレイタイマt
RDのカウント値が継続的にゼロである場合にTLの計測
中である場合、補正係数Ko2からスペシャルI項ILSP
を減算する積分制御を行って空燃比をリーン側に段階的
に減少させる。
【0060】該リーンディレイタイマtLDがカウントダ
ウン中である場合には、補正係数Ko2の直前値からスペ
シャルI項ILSPを減算する積分制御が行われ、これに
より空燃比をリーン側に段階的に減少させる。
【0061】さらに、今回初めて該リーンディレイタイ
マtLDのカウント値がゼロになったときには、TRの計
測を開始するとともに、補正係数Ko2にスペシャルP項
PRSPを加算する比例制御を行って空燃比をリッチ側に
ステップ状に増加させる。また、リーンディレイタイマ
tLDのカウント値が継続的にゼロであるときのTRの計
測中には、補正係数Ko2にスペシャルI項IRSPを加算
する積分制御を行って空燃比をリッチ側に段階的に増加
させる。
【0062】前記図4のフローチャートのステップ21
0の下流側O2センサ反転時処理は次のように行う。こ
の処理は下流側O2センサRSの反転後に実行されるも
のである。まず、前回TLの計測中であるときには、T
Lの計測を中止し、TL合計値TLSUMに今回計測した
TLを加算するとともに、TL計測数nTLをインクリメ
ントする。
【0063】一方、前回TRの計測中であるときに前回
TRの計測中であるときには、TRの計測を中止し、T
R合計値TRSUMに今回計測したTRを加算するととも
に、TR計測数nTRをインクリメントする。
【0064】そして、nTRが1であって、且つnTLが0
である場合には、TRSUMをゼロにセットする。これ
は、TL→TRの順で計測を行うために、若しもTRが
最初に計測された場合にそのTRをキャンセルするため
である。
【0065】続いて、出力電圧RVo2が基準電圧VREF
を下回っているとき、リーンディレイタイマtLDのカウ
ントダウンを開始するとともに、補正係数Ko2の直前値
からスペシャルI項ILSPを減算する積分制御が行わ
れ、これにより空燃比をリーン側に段階的に減少させ
る。
【0066】一方、出力電圧RVo2が基準電圧VREF以
上であるとき、リッチディレイタイマtRDのカウントダ
ウンを開始するとともに、補正係数Ko2の直前値からス
ペシャルI項IRSPを加算する積分制御が行われ、これ
により空燃比をリッチ側に段階的に増加させる。
【0067】図7は図4のステップ214のサブルーチ
ンを示すもので、まずステップ401でスペシャルP項
が発生してから次の反転が無いまま限界時間tSTRGが経
過したか否かが判別される。ここで前記限界時間tSTRG
と比較される時間Tとして、TLとTRの平均値(TL
+TR)/2が用いられる。そして、この平均値(TL
+TR)/2が限界時間tSTRGよりも長い場合には、触
媒CのO2ストレージ能力が大であるとされ、前述の劣
化判定処理装置Bを実行することなくステップ402で
触媒Cが良品であると判定される。
【0068】上記劣化判定処理Aで触媒Cが良品である
と判定できる理由は以下の通りである。すなわち、触媒
Cの劣化の程度が小さくてO2ストレージ能力が高い
程、下流側O2センサRSの出力信号のみを使用してフ
ィードバック制御を行ったときに下流側O2センサRS
の反転周期が延びる。したがって、下流側O2センサR
Sが反転するまでの時間TL,TRの平均値が限界時間
tSTRGよりも大きければ、触媒Cが良品であると判定す
ることができる。また、触媒Cが良品であって前記反転
周期が長くなると、ドライバビリティの悪化や排気ガス
中の有害物質の増加が起きることが知られている。した
がって、触媒Cが良品である場合にはモニタモードを即
座に中止し通常のフィードバック制御を切り換えること
により、前記不都合を回避することができる。
【0069】図8は、前記図4のフローチャートのステ
ップ205の劣化判定処理Bを示すもので、このフロー
はTR計測数nTRが所定回数を越えたときに実行される
ものである。まず、ステップ501では、触媒温度セン
サ13により検出された触媒温度に対応する判定値TCH
KGを判定値テーブルによって検索する。ここで、判定値
テーブルは、触媒の温度特性に応じて作成され、触媒温
度TCATO(例えば350℃)〜TCAT1(例えば600
℃)の範囲で右上がりの傾斜を持つものである。次に、
ステップ502でTL合計値をTL計測数で割った値
(TLSUM/nTL)とTR合計値をTR計測数で割った
値(TRSUM/nTR)との平均値を演算して時間TCHKを
求める。
【0070】続いて、ステップ503で前記時間TCHK
が、前記ステップ501で検索された判定値TCHKGより
も大きいか否かを判別し、その答が(Yes)であると
きには、触媒CのO2ストレージ能力が基準を上回って
いるとし、ステップ504で排気ガス浄化システムが正
常であると判定する。一方、前記ステップ503の答が
(No)であるときには、触媒CのO2ストレージ能力
が基準を下回っているとし、ステップ505で排気ガス
浄化システムが異常であると判定する。
【0071】このように前記判定テーブルを用いること
で、触媒の温度特性に対応して劣化判定値を補正でき、
どの触媒温度で劣化モニタしても誤判定を防止できる。
【0072】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、エンジンの運転状態を検出する運転状態検出手段
と、この運転状態検出手段により検出されたエンジンの
運転状態に基づき、該エンジンの所定の異常状態を検出
する異常検出手段と、該異常検出手段が前記所定の異常
状態を検出したときに触媒手段の劣化検出を禁止する劣
化検出禁止手段とを備えたので、前記各種センサやデバ
イスが異常状態にあるとき、触媒手段の劣化検出が禁止
され、触媒手段の劣化判定の誤検知が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る燃料供給装置の全体の構
成図である。
【図2】補正係数を設定するプログラムのフローチャー
トである。
【図3】補正係数を設定するプログラムの続きフローチ
ャートである。
【図4】触媒劣化モニタの概略構成を説明するためのフ
ローチャートである。
【図5】図4中のモニタ前条件の処理を示すフローチャ
ートである。
【図6】図5中の多重故障チェックの処理を示すフロー
チャートである。
【図7】図4中の劣化判定処理Aを示すフローチャート
である。
【図8】図4中の劣化判定処理Bを示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1 エンジン C 触媒 FS 上流側O2センサ RS 下流側O2センサ 5b CPU(運転状態検出手段、異常検出手段、劣化
検出禁止手段)
フロントページの続き (72)発明者 山中 將嘉 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃エンジンの排気系に設けられ排気中
    の有害成分を浄化する触媒手段と、該触媒手段の少なく
    とも下流に設けられ排気中の酸素濃度を検出する酸素濃
    度検出手段とを備え、該酸素濃度検出手段の出力に基づ
    き前記触媒手段の劣化検出を行う内燃エンジンの触媒劣
    化検出装置において、 前記エンジンの運転状態を検出する運転状態検出手段
    と、 前記運転状態検出手段により検出されたエンジンの運転
    状態に基づき、該エンジンの所定の異常状態を検出する
    異常検出手段と、 前記異常検出手段が前記所定の異常状態を検出したとき
    に前記触媒手段の劣化検出を禁止する劣化検出禁止手段
    とを備えたことを特徴とする内燃エンジンの触媒劣化検
    出装置。
JP4218630A 1992-07-24 1992-07-24 内燃エンジンの触媒劣化検出装置 Pending JPH0642338A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0681636A (ja) * 1992-09-02 1994-03-22 Mitsubishi Electric Corp 触媒加熱制御装置
US5979160A (en) * 1996-07-05 1999-11-09 Mazda Motor Corporation System for detecting deterioration of exhaust gas purifying catalyst for automobile engine

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0681636A (ja) * 1992-09-02 1994-03-22 Mitsubishi Electric Corp 触媒加熱制御装置
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