JPH0642325Y2 - 高周波コイル - Google Patents
高周波コイルInfo
- Publication number
- JPH0642325Y2 JPH0642325Y2 JP1982175001U JP17500182U JPH0642325Y2 JP H0642325 Y2 JPH0642325 Y2 JP H0642325Y2 JP 1982175001 U JP1982175001 U JP 1982175001U JP 17500182 U JP17500182 U JP 17500182U JP H0642325 Y2 JPH0642325 Y2 JP H0642325Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal
- high frequency
- terminal plate
- frequency coil
- magnetic core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、鼓形高周波磁心に銅線を巻線した高周波コイ
ルに関する。
ルに関する。
従来の構成とその問題点 従来の高周波コイルは、第1図に示すように、端子1を
鼓形高周波磁心2の鍔3に設けた凹部4に接着剤5によ
り固定し、巻線6を施しリード線7により端子1へ配線
したものであるが、端子1と鼓形高周波磁心2との接着
部分は強力な接着強度が得られないと同時に、端子1と
リード線7を電気的に接続するために、ハンダ8により
接続すれば、熱ストレスが加わり、接着剤5と端子1と
の熱膨張係数差によりクラック等を生じ、強度が低下
し、端子引抜強度や回転に対し劣化することになり、リ
ード線7が断線する等の事故が多発していた。このよう
なことを改善するために、第2図に示すように端子1を
端子板9に挿入し、鼓形高周波磁心2を接着剤10で端子
板9に接着し巻線6を施しリード線7により端子1に配
線しハンダ8により電気的に接続すれば、端子1は端子
板9に熱硬化性樹脂等を使用すれば、ハンダ付等により
端子1の保持強度は劣化することなく断線対策をした構
成とできるが、端子板9の厚みにより背が高くなる欠点
が生じることになる。
鼓形高周波磁心2の鍔3に設けた凹部4に接着剤5によ
り固定し、巻線6を施しリード線7により端子1へ配線
したものであるが、端子1と鼓形高周波磁心2との接着
部分は強力な接着強度が得られないと同時に、端子1と
リード線7を電気的に接続するために、ハンダ8により
接続すれば、熱ストレスが加わり、接着剤5と端子1と
の熱膨張係数差によりクラック等を生じ、強度が低下
し、端子引抜強度や回転に対し劣化することになり、リ
ード線7が断線する等の事故が多発していた。このよう
なことを改善するために、第2図に示すように端子1を
端子板9に挿入し、鼓形高周波磁心2を接着剤10で端子
板9に接着し巻線6を施しリード線7により端子1に配
線しハンダ8により電気的に接続すれば、端子1は端子
板9に熱硬化性樹脂等を使用すれば、ハンダ付等により
端子1の保持強度は劣化することなく断線対策をした構
成とできるが、端子板9の厚みにより背が高くなる欠点
が生じることになる。
考案の目的 本考案は、上記従来の欠点である、背の高さを低くし、
かつ端子保持強度を向上することを目的とするものであ
る。
かつ端子保持強度を向上することを目的とするものであ
る。
考案の構成 この目的を達成するために本考案は、鼓形高周波磁心の
一部に凹部を設け、この凹部に端子付端子板を埋設嵌合
させたものである。
一部に凹部を設け、この凹部に端子付端子板を埋設嵌合
させたものである。
この構成によって、端子は端子板によって保持され、背
の高さは端子板を埋設嵌合させることにより高くなら
ず、かつ端子板と鼓形高周波磁心との接着面積が増大
し、ハンダ付により強度劣化は接着面の端子周辺にのみ
発生することになり、接着強度劣化の発生により断線は
防げることになる。
の高さは端子板を埋設嵌合させることにより高くなら
ず、かつ端子板と鼓形高周波磁心との接着面積が増大
し、ハンダ付により強度劣化は接着面の端子周辺にのみ
発生することになり、接着強度劣化の発生により断線は
防げることになる。
実施例の説明 以下本考案の実施例を説明する。
本考案は、第3図に示すように鼓形高周波磁心11の鍔12
の下面に凹部13を設け、第4図の端子板14に端子15をか
しめた端子付端子板を第5図に示すように、上記鼓形高
周波磁心11の鍔12に設けた凹部13に接着剤16により、埋
設するように接着固定するもので、第6図に示すように
鼓形高周波磁心11に巻線17を施しリード線18により端子
15に配線しハンダ19により接続すれば、ハンダ付時に端
子15の引張強度は端子板14により保持されるので大巾な
強度劣化は発生せず、一方端子板14と鼓形高周波磁心11
との接着強度は端子15周辺においては、膨張係数差によ
る劣化は発生するものの接着面積が大きいため部分的な
劣化となり、十分な強度は確保できることになる。また
背の高さは端子板14を鼓形高周波磁心11の凹部13に埋設
嵌合するため背の高さを変えずに低くすることができ、
しかも鍔12は凹部13で厚みが薄くなっていても端子板14
を埋設嵌合することで補強されるため高信頼性の高周波
コイルとすることができる。なお、第7図のように端子
15の上部に頭部を形成すれば、下方への引抜き強度がさ
らに強固なものになる。
の下面に凹部13を設け、第4図の端子板14に端子15をか
しめた端子付端子板を第5図に示すように、上記鼓形高
周波磁心11の鍔12に設けた凹部13に接着剤16により、埋
設するように接着固定するもので、第6図に示すように
鼓形高周波磁心11に巻線17を施しリード線18により端子
15に配線しハンダ19により接続すれば、ハンダ付時に端
子15の引張強度は端子板14により保持されるので大巾な
強度劣化は発生せず、一方端子板14と鼓形高周波磁心11
との接着強度は端子15周辺においては、膨張係数差によ
る劣化は発生するものの接着面積が大きいため部分的な
劣化となり、十分な強度は確保できることになる。また
背の高さは端子板14を鼓形高周波磁心11の凹部13に埋設
嵌合するため背の高さを変えずに低くすることができ、
しかも鍔12は凹部13で厚みが薄くなっていても端子板14
を埋設嵌合することで補強されるため高信頼性の高周波
コイルとすることができる。なお、第7図のように端子
15の上部に頭部を形成すれば、下方への引抜き強度がさ
らに強固なものになる。
考案の効果 以上のように本考案は、高周波磁心の鍔の下面に凹部を
設け、この凹部に端子付端子板を嵌合固着したもので、
接着強度が向上し、背の高さを高くすることなく端子引
抜き強度も端子板との嵌合によるものであるので接着強
度の改善効果があるとともに鍔の強度も端子板の埋設嵌
合で補強できることになり信頼性の高いものである。
設け、この凹部に端子付端子板を嵌合固着したもので、
接着強度が向上し、背の高さを高くすることなく端子引
抜き強度も端子板との嵌合によるものであるので接着強
度の改善効果があるとともに鍔の強度も端子板の埋設嵌
合で補強できることになり信頼性の高いものである。
第1図は従来の端子板を使用しない高周波コイルの半断
面正面図、第2図は従来の端子板を使用した高周波コイ
ルの半断面正面図、第3図は本考案の高周波コイルに使
用する高周波磁心の断面正面図、第4図は本考案の高周
波コイルに使用する端子板の半断面正面図、第5図は第
3図の高周波磁心と第4図の端子板を嵌合した半断面正
面図、第6図は本考案の高周波コイルの半断面正面図、
第7図は本考案の高周波コイルに使用する端子板の他の
例の半断面正面図である。 11……高周波磁心、12……鍔、13……凹部、14……端子
板、15……端子、16……接着剤、17……巻線、18……リ
ード線、19……ハンダ。
面正面図、第2図は従来の端子板を使用した高周波コイ
ルの半断面正面図、第3図は本考案の高周波コイルに使
用する高周波磁心の断面正面図、第4図は本考案の高周
波コイルに使用する端子板の半断面正面図、第5図は第
3図の高周波磁心と第4図の端子板を嵌合した半断面正
面図、第6図は本考案の高周波コイルの半断面正面図、
第7図は本考案の高周波コイルに使用する端子板の他の
例の半断面正面図である。 11……高周波磁心、12……鍔、13……凹部、14……端子
板、15……端子、16……接着剤、17……巻線、18……リ
ード線、19……ハンダ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−166017(JP,A) 実開 昭51−8448(JP,U) 実公 昭44−27558(JP,Y1)
Claims (2)
- 【請求項1】巻線を施した鼓形高周波磁心の鍔の下面に
凹部を設け、この凹部に端子を有する端子板を接着剤を
介在させて埋設嵌合し、上記巻線を上記端子に接続して
なる高周波コイル。 - 【請求項2】端子板の端子が頭部を有している実用新案
登録請求の範囲第(1)項記載の高周波コイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1982175001U JPH0642325Y2 (ja) | 1982-11-18 | 1982-11-18 | 高周波コイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1982175001U JPH0642325Y2 (ja) | 1982-11-18 | 1982-11-18 | 高周波コイル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5978613U JPS5978613U (ja) | 1984-05-28 |
JPH0642325Y2 true JPH0642325Y2 (ja) | 1994-11-02 |
Family
ID=30380839
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1982175001U Expired - Lifetime JPH0642325Y2 (ja) | 1982-11-18 | 1982-11-18 | 高周波コイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0642325Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4211849Y1 (ja) * | 1965-01-29 | 1967-07-04 | ||
JPS4310890Y1 (ja) * | 1966-06-13 | 1968-05-13 | ||
JPS4427558Y1 (ja) * | 1967-01-23 | 1969-11-17 | ||
JPS4873747U (ja) * | 1971-12-17 | 1973-09-13 |
-
1982
- 1982-11-18 JP JP1982175001U patent/JPH0642325Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5978613U (ja) | 1984-05-28 |
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