JPH064208B2 - 回転動力伝達装置 - Google Patents

回転動力伝達装置

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JPH064208B2
JPH064208B2 JP60033521A JP3352185A JPH064208B2 JP H064208 B2 JPH064208 B2 JP H064208B2 JP 60033521 A JP60033521 A JP 60033521A JP 3352185 A JP3352185 A JP 3352185A JP H064208 B2 JPH064208 B2 JP H064208B2
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JP
Japan
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shaft
motor
transmission device
rotation
power transmission
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JP60033521A
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JPS61192441A (ja
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雅夫 岩見
博道 田宮
哲也 度会
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Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、モータ側の駆動軸の回転を主軸側の回転軸に
伝える一方、モータの振動を主軸に伝えないようにした
回転動力伝達装置に関するものである。
<従来の技術> 主軸の先端に取付けられたワークを主軸とともに回転さ
せ、このワークをバイトによって旋削加工を行なうよう
にした精密旋盤において、モータの振動を主軸に伝えな
いようにするために従来は、モータの回転をマグネット
カップリングを介して主軸に伝えるようにしている。
<発明が解決しようとする問題点> 前記マグネットカップリングは磁気吸引力を利用してモ
ータの回転を主軸に伝えるもので、モータの回転を急激
に上げたり下げたりすると、マグネットカップリングの
部分でスリップが生ずる問題がある。このため主軸の回
転を所定の回転数まであげるのに時間がかかり、又主軸
を停止させるのに時間がかかるといった問題があった。
<問題点を解決するための手段> 本発明は、上述した問題を解決するためになされたもの
で、第1軸にカップ形状の第1部材を取付け、この第1
部材の外周に遊嵌されるカップ形状の第2部材を2軸に
取付けるとともに第2軸の一部を第1部材の内周側へ突
出させ、第2軸の外周と第1部材の内周間に複数の摩擦
板を軸方向に並べて設け、これら摩擦板を密接又は離間
させる押圧装置を第2部材に設け、第1部材の外周と第
2部材の内周間で前記摩擦板と軸方向にオーバラップす
る位置にマグネットカップリングを設け、主軸の回転起
動時および停止時にこれら摩擦板が密接するように押圧
装置を作動させる制御装置を設けたものである。
<作用> 上述した構成により、主軸の回転起動時および停止時に
摩擦式クラッチを作動させると、モータの回転動力は摩
擦式クラッチおよびマグネットカップリングを介して主
軸に伝えられる。摩擦式クラッチの作動を停止させる
と、モータの回転動力はマグネットカップリングのみを
介して主軸に伝えられる。
<実施例> 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第2図
において10はテーブルであり、このテーブル10上に
主軸台11が設置されている。この主軸台11には主軸
12が回転可能に軸承され、主軸12の一端にはワーク
Wが着脱可能に取付けられている。
13はモータであり、このモータ13はテーブル10と
は別の固定部14に設置されている。モータ13の回転
動力は回転動力伝達装置20を介して主軸12に伝えら
れるようになっており、この回転動力伝達装置20に供
給される電流はモータ13の起動指令がでてから一定の
期間およびモータ13の停止指令がでてから一定の期間
流れるよう制御装置15によって制御されるようになっ
ている。16はワークWを加工するバイトである。
前記回転動力伝達装置20の内部構造を第1図および第
3図に示す。21は主軸12に一体的に連結された回転
軸(第1軸)であり、22はモータ13の軸に一体的に
連結された駆動軸(第2軸)である。回転軸21の一端
にはカップ形状の第1部材23が固定され、駆動軸22
には第1部材23の外周面23aより大径の内周面24
aをもつカップ形状の第2部材24が固定されている。
駆動軸22の一端は第1部材23の内周面23b側に突
出しており、この駆動軸22の一端にはアーマチュア2
5が軸動のみ可能に軸承されている。アーマチュア25
と第2部材24間の駆動軸22には駆動軸22の軸線方
向に等間隔に複数のインナーディスク(摩擦板)26が
固定され、第1部材23の内周面23bにはインナーデ
ィスク26間およびインナーディスク26とアーマチュ
ア25間で複数のアウターディスク(摩擦板)27が固
定されている。第2部材24内にはコイル28が設けら
れ、このコイル28への給電は外部からスリップリング
29を通じて行われるようになっている。コイル28に
電流が供給されると、点線で示すように磁力線が流れて
アーマチュア25がアウターディスク27側へ吸引さ
れ、インナーディスク26とアウターディスク27とが
圧着されてインナーディスク26とアウターディスク2
7が摩擦力により一体となって回転できるようになる。
上述したアーマチュア25、インナーディスク26、ア
ウターディスク27、コイル28、スリップリング29
によって摩擦式電磁クラッチ30が構成される。また、
前記アーマチュア25とコイル28によってインナーデ
ィスク26とアウターディスク27を密接若しくは離間
させる押圧装置が構成される。
第1部材23と第2部材24の内外周間にはマグネット
カップリング35が設けられており、このマグネットカ
ップリング35は第1部材23の外周面23aに固定さ
れる第1のリング36と第2部材24の内周面24aに
固定される第2のリング37とからなっている。第1の
リング36と第2のリング37はS極とN極をもつ単一
の磁石を等角度間隔に並べたものであり、第1のリング
36のS極は第2のリング37のN極に、第1のリング
36のN極は第2のリング37のS極に対応するように
なっている。第2部材24を回転させると、第1のリン
グ36と第2のリング37間に発生する吸引によって第
1部材23がつれ回わる。
次に上述した構成に基づいて作用について説明する。モ
ータ13の回転起動指令がでると制御装置15からコイ
ル28に電流が供給され、アーマチュア25がアウター
ディスク27側へ吸引されてインナーディスク26とア
ウターディスク27とが圧着(密接)される。かかる状
態でモータ13が回転すると、この回転が駆動軸22、
インナーディスク26、アウターディスク27を介して
第1部材23に伝えられるとともに駆動軸22、第2の
リング37、第1のリング36を介して第1部材23に
伝えられる。このとき第1部材23と第2部材24間は
摩擦式電磁クラッチ30によって摩擦力でもって回転動
力が伝えられるためスリップが生じにくく、モータ13
の急激な回転数の上昇が主軸12に伝えられ、短時間で
主軸12の回転が所定の回転数に達する。
モータ13の回転起動指令が出てから所定の時間が経過
すると、コイル28への電流の供給が停止し、アーマチ
ュア25がインナーディスク26およびアウターディス
ク27のもつばね力でもって回転軸21側へ移動してイ
ンナーディスク26とアウターディスク27との圧着が
解除される。インナーディスク26とアウターディスク
27との圧着が解除されるとモータ13の回転は、駆動
軸22、第2部材24、第2のリング37、第1のリン
グ36、第1部材23、回転軸21を介して主軸12に
伝えられる。第2部材24の回転は、第1部材23とは
非接触の形で磁気吸引でもって第1部材23に伝えられ
るためモータ13の振動は主軸12に伝えられない。イ
ンナーディスク26とアウターディスク27との圧着が
解除された時点においては主軸12は所定の回転数に達
しており、モータ13の回転は一定であるため第1部材
23と第2部材24間にスリップが生じない。主軸12
の回転が所定の回転数に達するとワークWはバイト16
によって旋削加工がなされる。
ワークWの加工が終了するとモータ13の回転停止指令
が出され、制御装置15からコイル28に再び電流が供
給されるようになる。コイル28への電流の供給によっ
てアーマチュア25がアウターディスク27側へ吸引さ
れ、インナーディスク26、アウターディスク27とが
圧着される。モータ13の停止しようとする力がインナ
ーディスク26、アウターディスク27を介して主軸1
2に伝えられ、主軸12が短時間で停止する。主軸12
から加工済みのワークWが取外され、主軸12に新たな
ワークWが取付けられる。
本発明は、摩擦式クラッチは摩擦式電磁クラッチに限ら
ず、2枚の摩擦板を流体力によって密接若しくは離間さ
せる摩擦式流体クラッチであっても良い。上述した実施
例は、インナーディスク26とアウターディスク27が
密着する面積が大きいので、回転伝達力が大きい。ま
た、マグネットカップリング35を用いたので、回転伝
達装置の半径を小さくできる。さらに、マグネットカッ
プリング35とディスク26,27を軸方向にオーバー
ラップさせているため、回転伝達装置の軸方向長さを短
くできる。
<発明の効果> 以上述べたように本発明は、駆動軸と回転軸との間にマ
グネットカップリングを設けるとともに摩擦式クラッチ
を設け、前記摩擦式クラッチを主軸の回転起動時および
停止時に作動させる制御装置を設けたので、主軸の回転
起動時および停止時にモータの回転が摩擦式クラッチを
介して主軸に伝えられ、主軸の回転を短時間で所定の回
転数に達成させることができ、しかも主軸を短時間で停
止させることができる利点が得られる。主軸の回転起動
時および停止時以外は摩擦式クラッチが作動していない
ためモータの振動が主軸に伝えられることがない。第1
部材の外周と第2部材の内周面にマグネットカップリン
グを設けたので、回転伝達装置の半径を小さくできる効
果が得られる。また、第2軸と第1部材間に複数の摩擦
板を軸方向に並べて設けたので、回転伝達力が向上する
効果が得られる。さらに、マグネットカップリングと摩
擦板を軸方向にオーバーラップさせたので、回転伝達装
置の軸方向長さを短くできる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は回転動力
伝達装置の断面図、第2図は回転動力伝達装置を旋盤に
適用した例を示す全体図、第3図は第1図におけるIII
−III線で断面した図。 11・・・主軸台、12・・・主軸、13・・・モー
タ、16・・・バイト、15・・・制御装置、20・・
・回転動力伝達装置、21・・・回転軸(第1軸)、2
2・・・駆動軸(第2軸)、23・・・第1部材、24
・・・第2部材、26・・・インナーディスク(摩擦
板)、27・・・アウターディスク(摩擦板)、30・
・・摩擦式電磁クラッチ、35・・・マグネットカップ
リング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1軸と第2軸の間で回転を伝達する回転
    動力伝達装置であって、前記第1軸にカップ形状の第1
    部材を取付け、この第1部材の外周に遊嵌されるカップ
    形状の第2部材を前記第2軸に取付けるとともに第2軸
    の一部を第1部材の内周側へ突出させ、第2軸の外周と
    第1部材の内周間に複数の摩擦板を軸方向に並べて設
    け、これら摩擦板を密接又は離間させる押圧装置を第2
    部材に設け、第1部材の外周と第2部材の内周間で前記
    摩擦板と軸方向にオーバラップする位置にマグネットカ
    ップリングを設け、主軸の回転起動時および停止時にこ
    れら摩擦板が密接するように押圧装置を作動させる制御
    装置を設けたことを特徴とする回転動力伝達装置。
JP60033521A 1985-02-20 1985-02-20 回転動力伝達装置 Expired - Lifetime JPH064208B2 (ja)

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JPS61192441A JPS61192441A (ja) 1986-08-27
JPH064208B2 true JPH064208B2 (ja) 1994-01-19

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JPS61192441A (ja) 1986-08-27

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